JPH0755130A - 液体燃料供給装置 - Google Patents

液体燃料供給装置

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JPH0755130A
JPH0755130A JP19706793A JP19706793A JPH0755130A JP H0755130 A JPH0755130 A JP H0755130A JP 19706793 A JP19706793 A JP 19706793A JP 19706793 A JP19706793 A JP 19706793A JP H0755130 A JPH0755130 A JP H0755130A
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liquid fuel
fuel
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valve
tank
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JP19706793A
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Takehiko Shigeoka
武彦 重岡
Hiromi Ota
碩美 大田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は石油ファンヒータなどに用いる液体
燃料供給装置に関し、シーズン初めの燃料供給を安定さ
せることを目的としたものである。 【構成】 この液体燃料供給装置は、電磁ポンプ4の液
体燃料を吸い上げる吸入パイプ25の吸入口近傍に狭隘
部25Aを設け、この狭隘部25Aを燃料の表面張力に
よって閉塞するように構成してある。従って燃料タンク
2内の燃料を抜い長期間放置していても電磁ポンプ内の
燃料は抜けることがない。よってシーズン開始時に電磁
ポンプを駆動してもポンプ内に空気が混在するようなこ
とがなくなり、安定した燃料供給が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石油ファンヒータなどに
燃料を供給する液体燃料供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の液体燃料供給装置は図
4、図5に示すように燃料を保有するタンク30に電磁
ポンプ31を設け、この電磁ポンプ31でタンク30に
供給される液体燃料を吸入パイプ32を介して吸い上げ
て、そして送油パイプ34を介してバーナ部35に供給
するようになっている。また上記電磁ポンプ31の吸入
パイプ32には液体燃料のゴミなどが吸引されないよう
に下端に網状のフィルター33が装着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の電磁ポンプはシーズンオフなどでタンク30内の燃料
が抜かれて空になった状態で保持されると、その吸入パ
イプ32内の燃料が空気と置換して抜けてしまう問題が
あり、つぎにタンク30内に燃料を給油して使用する場
合に、電磁ポンプ31がエア咬みを起こし異常燃焼を生
じ易いというような課題があった。
【0004】例えばタンク30内の液体燃料が長時間空
の状態で放置された後のシーズン初期使用時などでは、
電磁ポンプ31のその途中に弁部などの狭い間隙を有す
る送油経路34途中には燃料と空気が置換せず燃料が残
った状態となり、また吸入パイプ32内には液体燃料が
充分充填されずに空気が置換された状態となっている。
このような状態でタンク30にカートリッジタンクなど
で液体燃料を供給すると、タンク30内の油面が上昇し
ていく際に、まず吸入パイプ32内の空気は燃料とすぐ
に置換されず、空気と液体燃料が混在した状態となる。
そして電磁ポンプ31を作動させると、電磁ポンプ31
内に圧縮率が異なる空気と液体燃料が混在されたまま吸
入されてしまう。
【0005】ここで、例えば液体燃料が送油経路34先
端に残った状態で空気を吸入すると、電磁ポンプ31の
負荷が軽くなるため液体燃料を吐出させる力が強くなり
送油経路34の液体燃料が一時的に多く供給され、そし
てその次に空気が吐出され一次的に液体燃料の供給が少
なくなり、非常に不安定になる。したがって電磁ポンプ
31からの吐出量は、過大となったり過小となったりし
て、非常に不安定かつ不規則となる。そのためこの不安
定な液体燃料の供給を受けたバーナ部の燃焼も、過大と
なったり過小となったりして、多量の未燃ガス、白煙、
一酸化炭素、臭気、黄火、そしてススなどを発生すると
いう課題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、電磁
ポンプの吸入パイプ内の燃料が抜けないようにして液体
燃料の吐出量を安定させることを目的としたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、電磁ポンプは、液体燃料の流通経路を形成す
る管柱と、その管柱内上部に位置し液体燃料を吐出する
時に弁を開き吸入する時に弁を閉じる吐出部と、その下
部に位置し上下動し下方へ行くときに弁を開いて吐出部
との間に液体燃料を吸入し上方へ行くときに弁を閉じて
液体燃料を上方へ押し上げる吸入弁部をその中に有する
プランジャーと、上記管柱の周囲に位置してプランジャ
ーを上下動させるソレノイドと、上記管柱の下方に配設
しタンク内の液体燃料を吸い上げる経路となる吸入パイ
プとを備え、かつ上記吸入パイプの吸入経路途中の吸入
口近傍に狭隘部を設けた構成としてある。
【0008】
【作用】本発明は上記構成によって、シーズンオフなど
タンク内の燃料が抜かれて空になった状態で保持されて
いても、電磁ポンプの吸入パイプに設けた狭隘部に燃料
がその表面張力によって保持されたままとなっているか
ら、電磁ポンプ内の燃料は抜けるようなことがなくな
る。したがって、シーズン開始時に電磁ポンプを駆動し
てもこの電磁ポンプは空気の混在しない燃料を安定的に
供給することができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
【0010】図2から図3において、1は本体ケース、
2は本体ケース1の側部に配設した液体燃料を保有する
タンクで、その上部に着脱自在なカートリッジタンク3
が配設してある。4はタンク2の上面に配設した電磁ポ
ンプ、5は送油パイプ、6は前記電磁ポンプ4によって
吸い上げ供給される液体燃料を気化して燃焼させるバー
ナ部で、その周囲には燃焼排ガスを上方へ導く燃焼筒7
が設けてある。8は上記燃焼筒6を覆い後方へ配設した
対流用送風機9からの室内空気流と上述の燃焼排ガスを
混合して温風にするダクトである。
【0011】10は運転スイッチで、運転スイッチ10
をONすると燃焼制御部10Aへ運転開始信号が送ら
れ、予め決められたシーケンスで、駆動制御部10Bか
らの対流送風機8や電磁ポンプ4への電源供給が制御さ
れ動作するようになっている。
【0012】次に液体燃料を供給する上記電磁ポンプに
ついて説明すると、図1において、11は上記電磁ポン
プ4内に液体燃料の流通経路を形成しその先端に吐出結
合部12が接続されている管柱である。13は上記管柱
11内の上部に位置する吐出部で、液体燃料の吐出時に
吐出弁14を開き、吸入時に吐出バネ15で閉じて液体
燃料を吐出する。16は上記吐出部13の下部に位置す
るプランジャーで、上下動し、下方に行くときに吸入弁
17を開いて吐出部13との間に液体燃料を吸入し、上
方へ行くときに吸入バネ18で吸入弁17を閉じて液体
燃料を上方へ押し上げる吸入弁部19をその中に有して
おり、バネ20、21で支えられている。22は上記管
柱11の周囲に配設したソレノイドで、プランジャー部
16を上下動させるもので、上記管柱11との間にソレ
ノイド22からの磁力線を伝えプランジャー部16を上
方へ引き上げる上磁路23と、その下部に離れて磁力線
を伝える下磁路24を配設している。25は上記管柱1
1の下端に配設した吸入パイプで、その下端に狭隘部2
5Aが形成してあり、かつその斜面にゴミなどを濾過し
て中に入らないようにする網状のフィルター26を装着
してある。
【0013】上記構成において、燃料はカートリッジタ
ンク3よりタンク2内に一定油面高さを保つように供給
され、そのタンク2から電磁ポンプ4によってバーナ部
5へ吸い上げ供給される。そしてバーナ部5で燃焼さ
れ、その燃焼排ガスは燃焼筒6上方へ流れていき、ダク
ト10で対流用送風機9からの室内空気流と混合され、
温風として排出されて暖房に利用される。
【0014】また燃焼の開始は、運転スイッチ10から
の運転開始指令に基づいて燃焼制御部10Aが動作し、
予め定められたプログラムにしたがって駆動制御部10
Bへ燃焼開始指令を出し、予め決められたシーケンス
で、駆動制御部10Bからの対流送風機8や電磁ポンプ
4のソレノイド22への電源供給を制御して動作させて
燃焼を開始させるようになっている。
【0015】次に、液体燃料の供給について説明する
と、ソレノイド22に通電すると、ソレノイド22から
上磁路23を介してプランジャー部16、下磁路24そ
してソレノイド22へという磁界を生じ、プランジャー
部16は上方へ引き上げられる。このとき吐出弁14は
開き、吸入弁17は閉じられ、吐出部13とプランジャ
ー部16との間の空間にある液体燃料は吐出する。また
ソレノイド22の通電を停止すると、プランジャー部1
6はバネ20、21によって元の位置へ下がる。このと
き吐出弁14は閉じ、吸入弁17は開かれ、吐出部13
とプランジャー部16の間に液体燃料は吸入される。そ
してこのソレノイド22への通電のON/OFFの繰り
返しでタンク2内の液体燃料は、フィルター26を通過
して濾過され、そして吸入パイプ25から吸い込まれて
バーナ部5に供給される。
【0016】ここで、この電磁ポンプはシーズンオフな
どでタンク2内の液体燃料が長時間空の状態まま放置さ
れていても、その吸入パイプ29内の燃料は抜けること
がない。すなわち、上記吸入パイプ29の吸入経路途中
に設けてある狭隘部25Aは非常にせまいところからこ
の狭隘部25Aに燃料がその表面張力によって保持され
たままとなり、閉塞状態となっている。したがって、電
磁ポンプないの燃料は空気と置換はされずにそのまま保
持されるようになる。よってつぎのシーズン開示時に電
磁ポンプを駆動しても、電磁ポンプ内に空気が混在する
ようなことがなくなり、電磁ポンプ4からの燃料の吐出
は安定しバーナ部5の燃焼も異常な状態にならない。
【0017】なお、上記実施例では狭隘部25Aを吸入
パイプ25の吸入口に上下方向に設けたが、これは吸入
パイプ25の下端を閉塞して水平方向に吸入口を設け、
この吸入口を狭隘部25Aとしてもよく、この構成であ
れば吸入パイプ25ないの燃料の自重の影響を少なくす
ることができ、より効果的である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明の液体燃料供
給装置は、シーズンオフ等で長期間放置されていても、
吸入パイプ内の燃料が抜けないようにして、電磁ポンプ
内に空気が混在しないようにすることができ、長期間使
用していない後の使用開始時でも液体燃料を安定してバ
ーナ部に供給することができ、良好な燃焼を行わせるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における液体燃料供給装置の
要部断面図
【図2】同装置を用いた温風暖房機の断面図
【図3】同装置を用いた温風暖房機の制御構成を示すブ
ロック図
【図4】従来の液体燃料供給装置を用いた温風暖房機の
要部断面図
【図5】同装置の要部断面図
【符号の説明】
2 タンク 4 電磁ポンプ 6 バーナ部 11 管柱 13 吐出部 16 プランジャー 17 吸入弁部 22 ソレノイド 25 吸入パイプ 25A 狭隘部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体燃料を保有するタンクと、このタン
    ク内の液体燃料をバーナ部へ供給する電磁ポンプとから
    なり、上記電磁ポンプは、液体燃料の流通経路を形成す
    る管柱と、その管柱内上部に位置し液体燃料を吐出する
    時に弁を開き吸入する時に弁を閉じる吐出部と、その下
    部に位置し上下動し下方へ行くときに弁を開いて吐出部
    との間に液体燃料を吸入し上方へ行くときに弁を閉じて
    液体燃料を上方へ押し上げる吸入弁部をその中に有する
    プランジャーと、上記管柱の周囲に位置してプランジャ
    ーを上下動させるソレノイドと、上記管柱の下方に配設
    しタンク内の液体燃料を吸い上げる経路となる吸入パイ
    プとを備え、かつ上記吸入パイプの吸入経路途中に狭隘
    部を設けた液体燃料供給装置。
  2. 【請求項2】 上記吸入パイプの狭隘部は吸入口近傍に
    位置させた請求項1記載の液体燃料供給装置。
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WO2003044356A1 (en) * 2001-11-20 2003-05-30 Keihin Corporation Westoco type fuel pump

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