JPH10339422A - ケミカル廃液焼却炉 - Google Patents

ケミカル廃液焼却炉

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JPH10339422A
JPH10339422A JP15131297A JP15131297A JPH10339422A JP H10339422 A JPH10339422 A JP H10339422A JP 15131297 A JP15131297 A JP 15131297A JP 15131297 A JP15131297 A JP 15131297A JP H10339422 A JPH10339422 A JP H10339422A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
chemical waste
incinerator
water level
tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP15131297A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunobu Sanada
一伸 真田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASADA SHOKAI KK
Original Assignee
ASADA SHOKAI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケミカル廃液焼却炉内におけるケミカル廃液
の燃焼効率及び安全性を向上する。 【解決手段】 焼却炉内の1次燃焼室2に設置せられて
いる不燃性液体槽12と該焼却炉1の外側に設置した水
位調整タンク14とを凵字管15にて連結して不燃性液
体の液面を水位調整タンク14内に設けた水位センサー
16にて常時正確にチェックし、もし液面が下降したと
きには、該不燃性液体は自動的に補給されて安全性を確
保すると共に燃焼効率を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はケミカル廃液焼却
炉に関するものであり、特に、ガソリン、ナフサの様な
低沸点溶剤及び水溶性のアルコール等のケミカル廃液を
焼却するための焼却炉の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の此種焼却炉として特開昭55−9
2809号公報に開示されたものが知られている。而し
て、該公報に記載されている焼却炉は、被燃焼液体を1
次燃焼室に設置されている不燃性液体浴槽の上面に取付
けられている注入管を介して該不燃性液体中に注入する
ように構成され、又、該不燃性液体の水面制御装置及び
不燃性液体補充のための装置を設けることが望しいと記
載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例は、被燃焼
液体の注入管が不燃性液体浴槽の上面に配設されている
ため、該被燃焼液体が不燃性液体の液面上にて燃焼する
とき、該燃焼熱により該注入管が焼損又は破損する等の
欠陥がある。
【0004】更に又、該不燃性液体の液面の高さを一定
にするための不燃性液体の液面制御装置及び不燃性液体
補充のための装置を設けることが好しいと云う記載はあ
るが、どのような装置を設けるかについては一切開示さ
れていない。
【0005】そこで、前記被燃焼液体注入管の焼損又は
破損を可及的に低減し、且つ、不燃性液体液面を効率良
く制御して燃焼効率及び安全性を向上せしめるために解
決せらるべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明
は該課題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために提案せられたものであり、ケミカル廃液を
それより比重の大きい不燃性液体中に導入し、該不燃性
液体の液面に浮上したケミカル廃液を着火燃焼せしめる
ように構成された焼却炉に於て、該焼却炉内に設けた1
次燃焼室の底部に設置されている不燃性液体槽と、該焼
却炉外に設置されている水位調整タンクとを凵字管にて
接続して不燃性液体槽内の水位を該水位調整タンク内に
設けた水位センサーにて検知し、該不燃性液体の水位が
下降したとき、該センサーの検出値に基づいて所定量の
不燃性液体の補給が自動的に行われると共に、ケミカル
廃液を該不燃性液体槽内に注入するとき、該不燃性液体
槽の底面近傍に下方より突設されたケミカル廃液注入管
を介して該不燃性液体中に注入するように構成されたケ
ミカル廃液焼却炉を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1及び図2に従って詳述する。図に於て1は焼却炉であ
る。該焼却炉1の一側に1次燃焼室2が設けられ、之に
続いて下面開口の隔壁3を介して2次燃焼室4が設けら
れている。之等燃焼室2及び4は後述の集塵室7と共
に、溶鉱炉等に使われている超高温用耐火材が用いられ
て構築されているため、極めて耐熱性及び耐火性に優れ
ている。又、該焼却炉1の上部であって前記2次燃焼室
4の直上部位には煙突5が立設されており、更に、上面
開口の隔壁6を介して前記集塵室7が設けられ、該集塵
室7の下部に塵灰取出し口8が設けられている。更に
又、該集塵室7の上部には前記煙突5に連通する煙突分
管9が設けられ、該煙突分管9の途中に焼却炉1の外側
に取付けられているブロワー10の圧力空気を煙突5側
に向って送給するための圧力空気送給管11が取付けら
れ、該圧力空気送給管11から前記煙突分管9に煙突5
側へ向ってブロワー10からの圧力空気を送給すること
により、煙突分管9の下部が負圧状態となる。一方、前
記2次燃焼室4で燃焼されたガス又は塵灰分は該集塵室
7の高温の壁面に接触して自動的に完全燃焼され、そし
て、燃焼ガスは前記負圧により煙突5内に吸引されて大
気中に効率良く放出されることになる。
【0008】而して、前記1次燃焼室2の底部には不燃
性液体槽12が設置されている。不燃性液体としては主
として水が用いられる。従って、該不燃性液体はケミカ
ル廃液より比重が大であるので、該不燃性液体中に注入
せられるケミカル廃液は不燃性液体の液面に浮上し、そ
して、液面に沿って拡がってガス化し、点火棒等を用い
てガス化したケミカル廃液に着火せしめて燃焼させるよ
うに構成されている。
【0009】又、該不燃性液体槽12の底面と焼却炉1
の外側に設置された水位調整タンク14の底面とを凵字
管15にて連結し、不燃性液体槽12内の不燃性液体の
水位を該水位調整タンク14内に設けた水位センサー1
6によって検知できるように形成されている。従って、
前記不燃性液体槽12内の不燃性液体が蒸発して該不燃
性液体のレベルが下降すれば、前記水位センサー16に
よってその下降状態を検知し、制御部17からの指令に
よって該不燃性液体槽12内へ不燃性液体を自動的に補
給できるように構成されている。
【0010】又、安全装置として、前記不燃性液体が補
給されない場合、即ち、断水又はバルブの開け忘れ等に
よって、不燃性液体槽内の不燃性液体のレベルが最低に
なった時には、別途センサーが作動してケミカル廃液ポ
ンプ18の作動を停止させてケミカル廃液注入管19の
電磁弁を閉止させるように構成されている。
【0011】又、該不燃性液体槽12には燃焼されるべ
きケミカル廃液が注入されるのであるが、該ケミカル廃
液は、一端部を焼却炉1の外側に設置されたケミカル廃
液ポンプ18に連結されたケミカル廃液注入管19を介
して注入される。而して、該ケミカル廃液注入管19の
他端部は前記不燃性液体槽12の下方から、該不燃性液
体槽12の内底面近傍に挿入されている。従って、該ケ
ミカル廃液が該ケミカル廃液注入管19を介して不燃性
液体内に注入され、そして、該不燃性液体の液面上にて
燃焼するとき、該ケミカル廃液注入管は燃焼部位に接触
することがないので、該燃焼熱によって焼損又は破損す
ることがないように構成されている。斯くの如く、該ケ
ミカル廃液ポンプ18から送られるケミカル廃液は、該
ケミカル廃液注入管19の他端部から不燃性液体槽12
内の不燃性液体の下部から注入され、そして、ケミカル
廃液は前述せる如く、不燃性液体より比重が小であるた
め不燃性液体の液面に浮上し、液面の全面に拡がってガ
ス化して着火燃焼されるのである。
【0012】一方、該不燃性液体槽12の近傍には前記
ケミカル廃液の燃焼を助成するために、前記ブロワー1
0と連結されたファン22が設けられ、該ファン22か
ら一次燃焼室2及び2次燃焼室4へ酸素を供給して燃焼
効率を向上させるように構成されている。
【0013】又、前記ケミカル廃液ポンプ18から送ら
れるケミカル廃液の流量は該ケミカル廃液ポンプ18の
近傍に設けたコック23で調整し、不燃性液体槽12か
らケミカル廃液がオーバーフローするのを防止できるよ
うに構成されている。
【0014】又、20は高沸点ケミカル廃液の供給ポン
プであり、燃料管21を介して天井面に突設されている
パイプ13から1次燃焼室2内へ該廃液を落下せしめて
着火燃焼できるように構成されている。
【0015】更に又、前記2次燃焼室4の下部には空気
導入窓24が設けられており、且つ、該空気導入窓24
は2次燃焼室4内へ空気を調整自在に送入して前記1次
燃焼室2内の燃焼ガス中の不完全燃焼ガス分を該2次燃
焼室4内に於て再び燃焼させるとき、該燃焼効率を向上
させるように構成されている。
【0016】尚、図中符号25は焼却炉1の前面に設け
た投入口であってケミカル廃液以外の被焼却体が投入さ
れる。又、符号26は灰取出口である。尚、本発明は、
本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことが
でき、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは
当然である。
【0017】
【発明の効果】この発明は、上述せる一実施の形態に示
す如く、1次燃焼室に設置されている不燃性液体槽内へ
注入せられるケミカル廃液は、該不燃性液体槽の内底面
に挿入されているケミカル廃液注入管によって注入せら
れ、そして、該ケミカル廃液は不燃性液体の液面に浮上
し、該液面の全面に拡がって燃焼されることになるか
ら、該ケミカル廃液注入管は前記燃焼部位には全く接触
することがないので該ケミカル廃液注入管は1次燃焼室
内における前記燃焼によって焼損又は破損することはな
く、安全にケミカル廃液を送ることが可能となる。
【0018】又、該不燃性液体槽内の不燃性液体が蒸発
して液面が下降したときには、該不燃性液体槽内の液面
の高さと焼却炉外に設置されている水位調整タンク内の
液面とが同一であるため、該水位調整タンクに設けた水
位センサーにて前記液面の下降状態を的確に検知し、そ
して、この検出値に基づいて制御部からの指令により不
足分に相当する不燃性液体を自動的に補給し、ケミカル
廃液の燃焼を安全且つ極めて効率良く行うことが可能と
なる等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、その正面図。
【図2】図1の要部を断面した側面図。
【符号の説明】
1 焼却炉 2 1次燃焼室 12 不燃性液体槽 14 水位調整タンク 15 凵字管 16 水位センサー 17 制御部 18 ケミカル廃液ポンプ 19 ケミカル廃液注入管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケミカル廃液をそれより比重の大きい不
    燃性液体中に導入し、該不燃性液体の液面に浮上したケ
    ミカル廃液を着火燃焼せしめるように構成された焼却炉
    に於て、該焼却炉内に設けた1次燃焼室の底部に設置さ
    れている不燃性液体槽と、該焼却炉外に設置されている
    水位調整タンクとを凵字管にて接続して不燃性液体槽内
    の水位を該水位調整タンク内に設けた水位センサーにて
    検知し、該不燃性液体の水位が下降したとき、該センサ
    ーの検出値に基づいて所定量の不燃性液体の補給が自動
    的に行われると共に、ケミカル廃液を該不燃性液体槽内
    に注入するとき、該不燃性液体槽の底面近傍に下方より
    突設されたケミカル廃液注入管を介して該不燃性液体中
    に注入するように構成されたことを特徴とするケミカル
    廃液焼却炉。
JP15131297A 1997-06-09 1997-06-09 ケミカル廃液焼却炉 Pending JPH10339422A (ja)

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JP15131297A JPH10339422A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 ケミカル廃液焼却炉

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JP (1) JPH10339422A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011002192A (ja) * 2009-06-20 2011-01-06 Taiyo:Kk 廃液処理装置
JP2014142156A (ja) * 2013-01-25 2014-08-07 Kazunobu Sanada ゴミ類焼却炉

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