JP2564254Y2 - 気化式燃焼装置 - Google Patents

気化式燃焼装置

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JP2564254Y2
JP2564254Y2 JP9053692U JP9053692U JP2564254Y2 JP 2564254 Y2 JP2564254 Y2 JP 2564254Y2 JP 9053692 U JP9053692 U JP 9053692U JP 9053692 U JP9053692 U JP 9053692U JP 2564254 Y2 JP2564254 Y2 JP 2564254Y2
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reservoir
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三智男 北爪
直人 鈴木
秀康 上岡
康史 斎藤
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サンデン株式会社
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  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、気化器への燃料供給路
に、燃料を一時的に保留するリザーブタンクを設けた新
しいタイプの気化式燃焼装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】消火時あるいは適時に行われる(たとえ
ば季節的に行われる)気化器クリーニング時に、気化器
内をクリーニングできるようにした気化式燃焼装置とし
て、燃料貯留器から気化器への燃料供給路の途中と燃料
貯留器とを燃料戻し管で接続し、該燃料戻し管に電磁ポ
ンプよりなる戻しポンプを設けたものが知られている。
しかし、この気化式燃焼装置においては、クリーニング
専用の動力設備が必要であり、その制御も複雑になると
いう問題があった。
【0003】この問題に対処するために、まだ出願未公
開の段階にあるが、先に本出願人により図6に示すよう
に、燃料供給ポンプ21と気化器22との間の燃料供給
管23に燃料を一時的に保留するリザーブタンク24を
介装し、該リザーブタンク24内の底部を燃料戻し管2
5により主燃料貯留26に接続した気化式燃焼装置が提
案されている。
【0004】この装置においては、消火時等に燃料戻し
管25に設けられた電磁弁からなる開閉弁27を開くこ
とにより、リザーブタンク24内の燃料を重力すなわち
自然落下により主燃料貯留器26に戻し、それに伴って
気化器22から空気を引き込んで気化器22内の残渣ガ
スを吸引し、気化器22をクリーニングするようになっ
ているので、クリーニングのための動力設備を不要とし
て効率よく気化器22をクリーニングできる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記提案装置において
は、主燃料貯留器26に、油面を一定にコントロールで
きる定油面器が用いられ、該定油面器には、通常、油面
の上限レベルとしてリセット位置が設定されている。し
かし、消火時等において、リザーブタンク24内の燃料
が一時的に全て主燃料貯留器26に戻されると、場合に
よっては主燃料貯留器26のリセット位置を超えてしま
い、不要にリセット機能を作動させてしまうおそれがあ
った。
【0006】本考案は、このようなおそれを除去するた
めに上記先に提案した装置を改良しようとするものであ
り、リザーブタンクを設けて効率よく気化器をクリーニ
ングできるようにすると同時に、リザーブタンクからの
落下燃料により主燃料貯留器のリセット機能が不要に作
動しないようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本考案の
気化式燃焼装置は、主燃料貯留器内の液体燃料を、燃料
供給ポンプにより、燃料を一時的に保留するリザーブタ
ンクを介して気化器に給送し、気化器にて気化された燃
料をノズルを介してバーナに給送しバーナで燃焼させる
とともに、リザーブタンクの底部と主燃料貯留器とを燃
料戻し路で接続し、該燃料戻し路に開閉弁を設けた気化
式燃焼装置において、前記燃料戻し路に、前記開閉弁と
主燃料貯留器との間に、前記リザーブタンクからの落下
燃料を一時的に溜めつつ主燃料貯留器に落下させるサブ
タンクを設けたものから成る。
【0008】
【作用】このような気化式燃焼装置においては、消火時
等に燃料供給ポンプを停止させ、開閉弁を開にすると、
リザーブタンク中の液体燃料は重力により、サブタンク
内に落下し、一時的に貯留されつつ主燃料貯留器へと戻
される。このようにサブタンクを設けて該サブタンク内
に落下燃料の一部が一時的に溜められる構成とすること
により、リザーブタンクが空になった状態にあっても、
サブタンク内に燃料が貯留されている状態を作り出すこ
とができる。
【0009】この状態でサブタンク上方に位置する開閉
弁を閉じることにより、サブタンク内上部空間を密閉空
間に形成して、サブタンクから主燃料貯留器への燃料の
落下を一旦停止させることができる。
【0010】したがって、リザーブタンク中の燃料が一
度に全て主燃料貯留器内に戻されると主燃料貯留器の油
面の上限であるリセット位置を超えるような場合でも、
リザーブタンクからの落下燃料の一部をサブタンク内に
一時的に貯留でき、サブタンク内に貯留された分主燃料
貯留器の油面上昇は抑えられるので、消火時においてリ
セット機能が不要に動作することは防止される。
【0011】サブタンク内に燃料が貯留されても、リザ
ーブタンクは空になるまでその中の燃料が落下されるの
で、該燃料落下に伴い、気化器のノズルから空気が吸入
され、気化器内の残留ガスが該空気と共にリザーブタン
ク側に引き込まれ回収される。したがって、空気の引き
込みに伴う気化器のクリーニング作用はそのまま確保さ
れる。
【0012】点火時においては、燃料供給ポンプが運転
され、該ポンプによる燃料供給によって主燃料貯留器の
油面が低下すると、サブタンクからの燃料戻し路の下部
開放端と前記低下する油面との間に隙間が生じこの部分
から空気が進入して前述の密閉構造がくずれ、サブタン
ク内の貯留燃料は主燃料貯留器内へと流入する。
【0013】この燃料落下により主燃料貯留器内の油面
が上昇し始め、再びサブタンクからの燃料戻し路の下部
開放端のレベルまで上昇すると、再び前述のような密閉
構造が生じる。このような動作をくり返すことにより、
サブタンク内の燃料は、やがてその全量が主燃料貯留器
内に戻され、空になったサブタンクが次の消火、クリー
ニング動作に備えられる。
【0014】
【実施例】以下に、本考案の望ましい実施例を、図面を
参照して説明する。図1において、1は液体燃料を貯留
している主燃料貯留器を示しており、主燃料貯留器1
は、油面Aが常に一定に調整されている定油面器をなし
ている。2は液体燃料を気化する気化器、3は電磁ポン
プよりなり主燃料貯留器1から気化器2に燃料を供給す
る燃料供給ポンプ、4は燃料供給管、5は気化された燃
料を燃焼させるバーナをそれぞれ示している。気化器2
はヒータ6を用いて加熱され、液体燃料を気化してノズ
ル7からバーナ5に気化燃料を供給する。8は気化器2
の温度を検出するサーミスタである。
【0015】11は供給燃料を一時的に保留するリザー
ブタンクで、燃料供給ポンプ3側の燃料供給管4(燃料
供給路)が接続され、そして頂部に気化器2側の燃料供
給管4が接続されている。このリザーブタンク11は、
開閉弁12を備えた燃料戻し路により主燃料貯留器1へ
と接続され、該燃料戻し路の開閉弁12よりも下方位置
に、サブタンク20が設けられている。
【0016】すなわち、リザーブタンク11の底部は、
開閉弁12を有する燃料戻し管10a(燃料戻し路)に
よりサブタンク20の頂部に接続されている。サブタン
ク20の底部は、下端が開放端になっている燃料戻し管
10b(燃料戻し路)により主燃料貯留器1へと接続さ
れている。更にサブタンク20の上部には、該サブタン
ク20内の上部空間に空気を導入可能な空気導入管19
が接続され、該空気導入管19の別の一端は主燃料貯留
器1内に開放されている。そして、燃料戻し管10b
(燃料戻し路)と空気導入管19の各々の下部開放端
は、定油面位置Aよりも上方でかつ、油面上限としての
リセット位置Dよりも下方の位置C(作動位置)にレベ
ル設定されている。
【0017】また、燃料戻し管10bの管径d2は、燃
料戻し管10aの管径d1 よりも小に形成されている。
さらに、空気導入管19の下端部は、拡径部19aに形
成されている。
【0018】13は制御装置を示しており、制御装置1
3には、サーミスタ8から気化器2の温度検出信号が送
られる。また、制御装置13は、駆動装置14を介し
て、気化器2のヒータ6、開閉弁12、燃料供給ポンプ
3の加熱、開閉、駆動を制御する。
【0019】上記のように構成された実施例装置の作用
について説明する。消火時等においては、燃料供給ポン
プ3が停止され、開閉弁12が開とされると、図2に示
すようにリザーブタンク11内の液体燃料は、その重力
により実線矢印で示すように、燃料戻し管10aを介し
てサブタンク20内に流入する。この動作は図5に示す
ようにリザーブタンク11内が空になるのに十分な時間
t、分(t1 − t0 )継続された後、開閉弁12が閉と
される。
【0020】液体燃料はさらに燃料戻し管10bを通っ
て主燃料貯留器1内へと落下、流入し、油面位置Bを白
ヌキ矢印で示すように上昇させる。このとき燃料戻し管
10aの径d1 よりも燃料戻し管10bの径d2 を小と
なるよう設定しているので、リザーブタンク11→サブ
タンク20→主燃料貯留器1へと流入する液体燃料は一
時的にサブタンク20に溜められる状態になる。
【0021】リザーブタンク11内の燃料が全量サブタ
ンク20側に落下すると、つまりリザーブタンク11が
空になると、開閉弁12が閉じられる。開閉弁12閉の
状態でサブタンク20から主燃料貯留1内に液体燃料が
流入すると、油面位置Bがさらに上昇し、作動位置Cま
で達すると(B=C)、図3に示すように、油面位置B
が空気導入管19の下部開放端のレベルに達し、サブタ
ンク20内の上部空間は密閉構造となって、主燃料貯留
器1への燃料の落下が一旦停止し、実質的に図3の状態
になる。つまり本考案の装置によるときは、油面位置B
が作動位置Cまで上昇したとき、サブタンク20からの
燃料落下は実質的にストップする。
【0022】従って、消火時等に油面位置Bがリセット
位置Cまで上昇し不要にリセット機能が働くことが確実
に防止される。
【0023】点火時等においては、燃料供給ポンプ3が
運転されると、該ポンプ3によるリザーブタンク11側
への燃料供給により、油面位置Bは図4白ヌキ矢印で示
すように下降し始め、前記密閉構造が解除される。この
結果、空気導入管19の下部開放端が開放され、そこか
ら空気が導入されて、再びサブタンク20内の燃料が燃
料戻し管10bを介して落下し始める。つまり、空気が
一点鎖線矢印で示すように空気導入管19の下部開放端
からサブタンク20内へ流入するので、サブタンク20
からの燃料の落下が促進される。
【0024】燃料供給ポンプ3による燃料供給が継続さ
れることにより、上記のような動作がくり返されること
になり、サブタンク20内の燃料はやがて主燃料貯留器
1内へと全量戻される。そして初期状態、つまりサブタ
ンク20が空の状態とされ、次の消火、クリーニング動
作に備えられる。
【0025】なお、上記実施例装置を示した図において
は、燃料戻し管10bの下部開放端のレベルを、空気導
入管19の下部開放端のレベルに合わせて図示してある
が、燃料戻し管10bの下部開放端のレベルは、空気導
入管19の下部開放端のレベルより上でも下でもよい。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の気化式燃
焼装置によるときは、リザーブタンクからの落下燃料を
一時的に溜めつつ主燃料貯留器に落下させるサブタンク
を設けたので、消火時等に燃料が主燃料貯留器内に戻る
際に、リセット機能が不要に作動することを防止でき、
かつ気化器のクリーニングについては、先に提案した気
化式燃焼装置同様良好な機能を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る気化式燃焼装置の概略
構成図である。
【図2】図1の装置の消火時等における燃料戻りを示す
部分拡大図である。
【図3】図1の装置のサブタンク内の密閉状態を示す部
分拡大図である。
【図4】図1の装置の点火時の燃料の流れを示す部分拡
大図である。
【図5】図1の装置の消火時等の開閉弁の開閉動作を示
すタイムチャートである。
【図6】従来の装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 主燃料貯留器 2 気化器 3 燃料供給ポンプ 4 燃料供給管(燃料供給路) 5 バーナ 6 ヒータ 7 ノズル 8 サーミスタ 10a 燃料戻し管(燃料戻し路) 10b 燃料戻し管(燃料戻し路) 11 リザーブタンク 12 開閉弁 13 制御装置 14 駆動装置 19 空気導入管 20 サブタンク
フロントページの続き (72)考案者 斎藤 康史 群馬県伊勢崎市寿町20番地 サンデン株 式会社内 (56)参考文献 特開 平4−356610(JP,A) 実開 平1−169937(JP,U)

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主燃料貯留器内の液体燃料を、燃料供給
    ポンプにより、燃料を一時的に保留するリザーブタンク
    を介して気化器に給送し、気化器にて気化された燃料を
    ノズルを介してバーナに給送しバーナで燃焼させるとと
    もに、リザーブタンクの底部と主燃料貯留器とを燃料戻
    し路で接続し、該燃料戻し路に開閉弁を設けた気化式燃
    焼装置において、前記燃料戻し路に、前記開閉弁と主燃
    料貯留器との間に、前記リザーブタンクからの落下燃料
    を一時的に溜めつつ主燃料貯留器に落下させるサブタン
    クを設けたことを特徴とする気化式燃焼装置。
  2. 【請求項2】 前記主燃料貯留器を、油面を一定レベル
    にコントロール可能な定油面器に構成し、該主燃料貯留
    器の前記定油面位置上方に、油面の上限としてのリセッ
    ト位置を設定し、前記サブタンクから主燃料貯留器への
    燃料戻し路の下部開放端の位置を前記定油面位置とリセ
    ット位置との間に設定した請求項1の気化式燃焼装置。
  3. 【請求項3】 前記サブタンク内の上部空間に空気を導
    入可能な空気導入管を、該サブタンクの上部に接続し、
    該空気導入管の他方の開放端を、主燃料貯留器内におい
    て、前記定油面位置とリセット位置との間に位置させた
    請求項2の気化式燃焼装置。
  4. 【請求項4】 前記サブタンク下方の燃料戻し路の流路
    径を、前記リザーブタンクとサブタンクの間の燃料戻し
    路の流路径よりも小さくした請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の気化式燃焼装置。
  5. 【請求項5】 前記空気導入管の下端部が拡径部に形成
    されている請求項3又は4の気化式燃焼装置。
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JPH0655034U JPH0655034U (ja) 1994-07-26
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