JPH0755018Y2 - ケースの取付構造 - Google Patents
ケースの取付構造Info
- Publication number
- JPH0755018Y2 JPH0755018Y2 JP6686290U JP6686290U JPH0755018Y2 JP H0755018 Y2 JPH0755018 Y2 JP H0755018Y2 JP 6686290 U JP6686290 U JP 6686290U JP 6686290 U JP6686290 U JP 6686290U JP H0755018 Y2 JPH0755018 Y2 JP H0755018Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- panel
- front edge
- bent portion
- mounting structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は筐体に取付けるケースの取付構造に係り、特
に取付工数を低減するのに好適なケースの取付構造に関
する。
に取付工数を低減するのに好適なケースの取付構造に関
する。
(ロ)従来技術・考案が解決しようとする問題点 従来より、ケースの取付構造は第5図及び第6図に示す
ものが多く提供されていた。
ものが多く提供されていた。
第5図はケースの背面を示した斜視図、第6図は要部の
断面図であり、図において、10は略コの字形のケース、
10aはケース10の取付穴、10bはケース10側面に設けた絞
り穴、10cはケース10の上面前縁に設けた係止部、11は
パネル、11aはパネル11上部の溝部、12は取付ビスであ
る。
断面図であり、図において、10は略コの字形のケース、
10aはケース10の取付穴、10bはケース10側面に設けた絞
り穴、10cはケース10の上面前縁に設けた係止部、11は
パネル、11aはパネル11上部の溝部、12は取付ビスであ
る。
ケース10はパネル11や背面パネル、シャーシ(図示せ
ず)などの筐体に上部より被せ、ケース10上面前縁の係
止部10cがパネル11の溝部11aに係合して取り付けられ、
ケース10上部の膨らみを無くしていた。
ず)などの筐体に上部より被せ、ケース10上面前縁の係
止部10cがパネル11の溝部11aに係合して取り付けられ、
ケース10上部の膨らみを無くしていた。
更に、ケース10背面の複数の取付穴10aより取付ビス12
でシャーシ又は背面パネルに取り付け、更に、ケース10
側面に複数の絞り穴10bを設け、この絞り穴10bからシャ
ーシ側面に取付ビス12で取り付けていた。
でシャーシ又は背面パネルに取り付け、更に、ケース10
側面に複数の絞り穴10bを設け、この絞り穴10bからシャ
ーシ側面に取付ビス12で取り付けていた。
しかし、上記した従来のケースの取付構造はパネル11か
らケース10への前後方向の押えがないため、ケース10に
対し前方向に衝撃が加わると、パネル11がケース10から
外れてしまうという欠点があった。
らケース10への前後方向の押えがないため、ケース10に
対し前方向に衝撃が加わると、パネル11がケース10から
外れてしまうという欠点があった。
また、ケース10背面及び両側面より取付ビス12で取り付
けているため、組立作業上、筐体を回転させて取り付け
るなど作業工数のアップになるという欠点もあった。
けているため、組立作業上、筐体を回転させて取り付け
るなど作業工数のアップになるという欠点もあった。
この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは従来例の欠点を解消し、ケース上
面及び側面前縁に折曲部などを設け、この折曲部がパネ
ルの穴やサブパネルのフック部などと嵌合してケースを
取付けるよう構成したケースの取付構造を提供するとこ
ろにある。
の目的とするところは従来例の欠点を解消し、ケース上
面及び側面前縁に折曲部などを設け、この折曲部がパネ
ルの穴やサブパネルのフック部などと嵌合してケースを
取付けるよう構成したケースの取付構造を提供するとこ
ろにある。
(ハ)問題を解決するための手段 この考案のケースの取付構造はパネルとサブパネル及び
シャーシなどで形成した機器筐体に取り付けるケースの
取付構造において、ケース上面前縁に設けた上面折曲部
と、この上面折曲部に設けた凸部と、ケース側面前縁に
設けた突出部と、ケース側面下部に設けた側面折曲部と
を備え、上記凸部がパネル上桁に設けた角穴に嵌合し、
上記突出部がパネル側面部に圧入し、上記側面折曲部に
サブパネルに設けたフック部が係合するよう構成したも
のである。
シャーシなどで形成した機器筐体に取り付けるケースの
取付構造において、ケース上面前縁に設けた上面折曲部
と、この上面折曲部に設けた凸部と、ケース側面前縁に
設けた突出部と、ケース側面下部に設けた側面折曲部と
を備え、上記凸部がパネル上桁に設けた角穴に嵌合し、
上記突出部がパネル側面部に圧入し、上記側面折曲部に
サブパネルに設けたフック部が係合するよう構成したも
のである。
(ニ)作用 この考案によれば、筐体にケースを取付け場合、ケース
上面前縁に剛性を持たせるために設けた上面折曲部に複
数個の凸部を設け、この凸部がパネル上桁の角穴に嵌合
してケース上面を取付け、またケース側面前縁にバネ性
を持たした形状の突出部を設け、この突出部がパネル側
面部に圧入してケース側面を固定し、更に、ケース側面
下部に略L字形に曲げた側面折曲部を設け、この側面折
曲部にサブパネルに設けたフック部が係合してケースを
固定し、ケース背面を従来例同様取付ビスで取り付け
る。
上面前縁に剛性を持たせるために設けた上面折曲部に複
数個の凸部を設け、この凸部がパネル上桁の角穴に嵌合
してケース上面を取付け、またケース側面前縁にバネ性
を持たした形状の突出部を設け、この突出部がパネル側
面部に圧入してケース側面を固定し、更に、ケース側面
下部に略L字形に曲げた側面折曲部を設け、この側面折
曲部にサブパネルに設けたフック部が係合してケースを
固定し、ケース背面を従来例同様取付ビスで取り付け
る。
この様に構成したケースの取付構造は取付ビス数を減ら
し(側面取付ビスを無くした)、組立作業の効率を向上
させ、しかもケースとパネルは堅固に取り付けられて衝
撃などにも強く、ケースの機能を十分に果たすことがで
きる。
し(側面取付ビスを無くした)、組立作業の効率を向上
させ、しかもケースとパネルは堅固に取り付けられて衝
撃などにも強く、ケースの機能を十分に果たすことがで
きる。
(ホ)実施例 この考案に係るケースの取付構造の実施例を第1図乃至
第4図に基づいて説明する。
第4図に基づいて説明する。
第1図はケースの斜視図、第2図はケース上面前縁とパ
ネル上桁とが嵌合した時の断面図、第3図はケース側面
前縁がパネル側面部に圧入した時の断面図、第4図はケ
ース側面下部にサブパネルのフック部が係合した時の断
面図である。
ネル上桁とが嵌合した時の断面図、第3図はケース側面
前縁がパネル側面部に圧入した時の断面図、第4図はケ
ース側面下部にサブパネルのフック部が係合した時の断
面図である。
図において、1は略コの字形のケース、2はケース1上
面前縁に設けた上面折曲部、2aは上面折曲部2に設けた
凸部、3はケース1側面前縁に設けバネ性形状に構成し
た突出部、4はケース1側面下部に略L字形に形成した
側面折曲部、5はパネル、5aはパネル5上桁に設けた角
穴、5bはパネル5の側面部、6はサブパネル、6aはサブ
パネル6に設けたフック部、7はシャーシである。
面前縁に設けた上面折曲部、2aは上面折曲部2に設けた
凸部、3はケース1側面前縁に設けバネ性形状に構成し
た突出部、4はケース1側面下部に略L字形に形成した
側面折曲部、5はパネル、5aはパネル5上桁に設けた角
穴、5bはパネル5の側面部、6はサブパネル、6aはサブ
パネル6に設けたフック部、7はシャーシである。
ケース1上面前縁に上面折曲部2を設けてケース1上面
前縁に剛性を持たせ、この上面折曲部2に複数の凸部2a
を形成し(第2図では2個の凸部2aを形成)、一方パネ
ル5上桁に設けた角穴5aに上記凸部2aを嵌め込んでケー
ス1を固定し、パネル5からケース1への前後方向の押
えを行なうことができ、パネル5が前方向の衝撃に対し
てもケース1の脱却を防止することができる。
前縁に剛性を持たせ、この上面折曲部2に複数の凸部2a
を形成し(第2図では2個の凸部2aを形成)、一方パネ
ル5上桁に設けた角穴5aに上記凸部2aを嵌め込んでケー
ス1を固定し、パネル5からケース1への前後方向の押
えを行なうことができ、パネル5が前方向の衝撃に対し
てもケース1の脱却を防止することができる。
また、ケース1側面前縁に突出部3を設け、この突出部
3をパネル5の側面部5bに圧入してケース1側面を固定
し、ケース1側面の膨らみを防ぐことができる。
3をパネル5の側面部5bに圧入してケース1側面を固定
し、ケース1側面の膨らみを防ぐことができる。
更に、ケース1側面下部に側面折曲部4を設け、この側
面折曲部4がシャーシ7側部に突き当たり、サブパネル
6に設けたフック部6aが上記側面折曲部4に係合して取
付けられ、ケース1側面下部の膨らみを抑え、ケース1
のビリツキなどを無くすことができ、またケース1が衝
撃などにより筐体上面に外れることを防止している。
面折曲部4がシャーシ7側部に突き当たり、サブパネル
6に設けたフック部6aが上記側面折曲部4に係合して取
付けられ、ケース1側面下部の膨らみを抑え、ケース1
のビリツキなどを無くすことができ、またケース1が衝
撃などにより筐体上面に外れることを防止している。
この様にケース1の上面前縁部、側面前縁部がパネル5
やサブパネル6、シャーシ7などに嵌合又は係合して組
立てられ、更にケース1背面から従来例同様取付ビスで
取付けられる。
やサブパネル6、シャーシ7などに嵌合又は係合して組
立てられ、更にケース1背面から従来例同様取付ビスで
取付けられる。
(ヘ)考案の効果 この考案に係るケースの取付構造は前述のように、ケー
スに上面及び側面前縁部がパネルやサブパネルなどに嵌
合又は係合して組み立てられ、更にケース背面は取付ビ
スで取り付けられるので、ケースとパネルの前後方向の
固定が堅固になり、振動や衝撃などによるケースの脱却
を無くすことができるという効果がある。
スに上面及び側面前縁部がパネルやサブパネルなどに嵌
合又は係合して組み立てられ、更にケース背面は取付ビ
スで取り付けられるので、ケースとパネルの前後方向の
固定が堅固になり、振動や衝撃などによるケースの脱却
を無くすことができるという効果がある。
また、従来例のケース側面の取付ビスは不要となるの
で、取付ビス数の削減ができ、組立工程での側面ビス止
め作業の筐体の回転作業が無くなるという効果もある。
で、取付ビス数の削減ができ、組立工程での側面ビス止
め作業の筐体の回転作業が無くなるという効果もある。
しかも、構造が簡単であって、また、安価に構成するこ
とができるため実施も容易であるなどの優れた特長を有
している。
とができるため実施も容易であるなどの優れた特長を有
している。
第1図乃至第4図はこの考案に係るケースの取付構造の
実施例を示し、第1図はケースの斜視図、第2図はケー
ス上面前縁部とパネル上桁部との断面図、第3図はケー
ス側面前縁部とパネル側面部の断面図、第4図はケース
側面下部とサブパネルのフック部の断面図である。 第5図及び第6図は従来例を示し、第5図はケースの背
面を示した斜視図、第6図はケース上面前縁部とパネル
溝部の断面図である。 主な符号の説明 1:ケース、2:ケース上面前縁の上面折曲部、2a:上面折
曲部の凸部、3:ケース側面前縁の突出部、4:ケース側面
下部の側面折曲部、5:パネル、5a:パネル上桁の角穴、5
b:パネルの側面部、6:サブパネル、6a:サブパネルのフ
ック部、7:シャーシ。
実施例を示し、第1図はケースの斜視図、第2図はケー
ス上面前縁部とパネル上桁部との断面図、第3図はケー
ス側面前縁部とパネル側面部の断面図、第4図はケース
側面下部とサブパネルのフック部の断面図である。 第5図及び第6図は従来例を示し、第5図はケースの背
面を示した斜視図、第6図はケース上面前縁部とパネル
溝部の断面図である。 主な符号の説明 1:ケース、2:ケース上面前縁の上面折曲部、2a:上面折
曲部の凸部、3:ケース側面前縁の突出部、4:ケース側面
下部の側面折曲部、5:パネル、5a:パネル上桁の角穴、5
b:パネルの側面部、6:サブパネル、6a:サブパネルのフ
ック部、7:シャーシ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鈴木 隆文 東京都渋谷区渋谷2丁目17番5号 株式会 社ケンウッド内 (72)考案者 簗瀬 一郎 東京都渋谷区渋谷2丁目17番5号 株式会 社ケンウッド内 (72)考案者 梅津 悦生 東京都渋谷区渋谷2丁目17番5号 株式会 社ケンウッド内 (72)考案者 福田 泰徳 東京都渋谷区渋谷2丁目17番5号 株式会 社ケンウッド内 審査官 川端 修
Claims (1)
- 【請求項1】パネルとサブパネル及びシャーシなどで形
成した筐体に取付けるケースの取付構造において、 ケース上面前縁に設けた上面折曲部と、この上面折曲部
に設けた凸部と、ケース側面前縁に設けた突出部と、ケ
ース側面下部に設けた側面折曲部とを備え、上記凸部が
パネル上桁に設けた角穴に嵌合し、上記突出部がパネル
側面部に圧入し、上記側面折曲部にサブパネルに設けた
フック部が係合するよう構成したことを特徴とするケー
スの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6686290U JPH0755018Y2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | ケースの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6686290U JPH0755018Y2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | ケースの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0426575U JPH0426575U (ja) | 1992-03-03 |
JPH0755018Y2 true JPH0755018Y2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=31599936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6686290U Expired - Lifetime JPH0755018Y2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | ケースの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0755018Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-26 JP JP6686290U patent/JPH0755018Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0426575U (ja) | 1992-03-03 |
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