JPH0754873Y2 - 蓋付携帯時計ケース - Google Patents

蓋付携帯時計ケース

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JPH0754873Y2
JPH0754873Y2 JP14450188U JP14450188U JPH0754873Y2 JP H0754873 Y2 JPH0754873 Y2 JP H0754873Y2 JP 14450188 U JP14450188 U JP 14450188U JP 14450188 U JP14450188 U JP 14450188U JP H0754873 Y2 JPH0754873 Y2 JP H0754873Y2
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JP
Japan
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lid
front cover
watch case
portable watch
wire
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Application number
JP14450188U
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JPH0265187U (ja
Inventor
純一 山浦
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は胴と表蓋との蝶番部を支点とし、バネ部材によ
り表蓋の開閉を行う蓋付携帯時計ケースに関する。
[従来の技術] 従来の胴と表蓋との蝶番部を支点とし、バネ部材により
表蓋の開閉を行う蓋付携帯時計ケースといえば、第5図
に示す様な構造が一般的であった。即ち、第5図におい
て、51は胴、52は表蓋、53はバネ部材の板バネである。
前記板バネ53は第6図に示す様な形状をしており、これ
が胴51の内面に設けた溝51aに組み込まれている。
[考案が解決しようとする課題] しかし前述の従来技術では、表蓋52と胴51を係止するた
めに、表蓋内面に設けられたサライ部52aと板バネ53の
L字状折曲部53aを噛み合わせなければならない。ここ
で、板バネ53は十分なバネ特性を得るために、一般的に
は炭素鋼等を焼入れしており表面硬度の高い部材となっ
ている。その結果、表蓋52の開閉を繰り返すと、サライ
部52aの下部が削れてしまい表蓋52の係止力が低下する
とともに、さらに削れが進行すると表蓋52の係止が不可
能になり、常に開放状態になってしまうという問題点を
有している。
また、前述の削れの進行を抑えるためには表蓋52の材質
として、ステンレス鋼等の表面硬度の高い材質を使用し
なければならず、携帯時計ケースに一般的に使用されて
いる黄銅等にくらべ、コスト高で加工性に劣るという問
題点も有している。
そこで本考案はこのような問題点を解決するもので、そ
の目的は、繰り返し開閉の耐久性を有するとともに、低
コストの蓋付携帯時計ケースを提供するところにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の蓋付携帯時計ケースは、胴と表蓋との蝶番部を
支点とし、バネ部材により表蓋の開閉を行う蓋付携帯時
計ケースにおいて、前記表蓋の内面外周部に線材を嵌着
し、該線材とバネ部材のL字状折曲部とで表蓋と胴を係
止したことを特徴とする。
[実施例] 第1図は、本考案の実施例を示す表蓋内面の平面図であ
って、1は表蓋、2は線材、1aは表蓋内面に設けられた
サライ溝、1bは同様に切欠部である。第2図は第1図の
A-A′部の断面図であり、第3図は第1図B-B′部の断面
図である。
ここで、線材2を表蓋1に固定するために、線材2をサ
ライ溝1aに組み込んだ後に、第2図に示す様に、サライ
溝1aの下部の屋根状部分を一部上方の線材側に折り曲げ
ている。こうして表蓋1に線材2をカシメ固定すること
により、切欠部1bには線材2が露出し、第3図に示す様
に従来のサライ部と同じ役目を果す引掛部を形成してい
る。尚、線材2の固定はカシメ固定に限られるものでは
なく、ろう付,接着等の他の方法によっても可能なこと
は言うまでもない。
第4図は、本考案の実施例を示す蓋付携帯時計ケースの
要部を示す断面図であって、3は胴、4はバネ部材の板
バネである。ここで表蓋1と胴3は、線材2の上部と板
バネのL字状折曲部4aの下面が噛み合うことにより係止
されることになる。線材2の材質としてはピアノ線等の
硬度の高い材質を使用することにより、繰り返し開閉の
耐久性を上げている。
また、表蓋1と板バネ4が直接は接触しないため、表蓋
1に使用する材質としては、従来は不可能であった黄銅
あるいは亜鉛等の安価な材料を使用することが可能とな
った。
さらに、亜鉛等の材料を使用する場合には、鋳造によ
り、従来はろう付としていた蝶番部のパイプ部分を一体
に成形加工することも可能となった。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、胴と表蓋との蝶番部
を支点とし、バネ部材により表蓋の開閉を行う蓋付携帯
時計ケースにおいて、前記表蓋の内面外周部に線材を嵌
着し、該線材とバネ部材のL字状折曲部とで表蓋と胴を
係止したことにより、繰り返し開閉の耐久性が高い、蓋
付携帯時計ケースが得られる。しかも、表蓋に使用する
材質として、黄銅,亜鉛等の加工が容易で安価な材質を
選定することが可能となり、大幅なコストダウンが得ら
れる。このように本考案の実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の蓋付携帯時計ケースの実施例を示
す、表蓋内面要部の平面図。 第2図及び第3図は、本考案の蓋付携帯時計ケースの実
施例を示す、表蓋要部の断面図。 第4図は、本考案の蓋付携帯時計ケースの実施例を示す
要部の断面図。 第5図は、従来例を示す要部の断面図。 第6図は、板バネの斜視図。 1……表蓋 1a……サライ溝 1b……切欠部 2……線材 3……胴 4……板バネ 4a……L字状折曲部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴と表蓋との蝶番部を支点とし、バネ部材
    により表蓋の開閉を行う蓋付携帯時計ケースにおいて、
    前記表蓋の内面外周部に線材を嵌着し、該線材とバネ部
    材のL字状折曲部とで表蓋と胴を係止したことを特徴と
    する蓋付携帯時計ケース。
JP14450188U 1988-11-05 1988-11-05 蓋付携帯時計ケース Expired - Lifetime JPH0754873Y2 (ja)

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JP14450188U JPH0754873Y2 (ja) 1988-11-05 1988-11-05 蓋付携帯時計ケース

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Publication Number Publication Date
JPH0265187U JPH0265187U (ja) 1990-05-16
JPH0754873Y2 true JPH0754873Y2 (ja) 1995-12-18

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CN114911150A (zh) * 2022-04-26 2022-08-16 鄢立恒 一种红外物体探测器

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JPH0265187U (ja) 1990-05-16

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