JPH0754562A - 手動開閉式シャッターの後付け駆動装置 - Google Patents

手動開閉式シャッターの後付け駆動装置

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JPH0754562A
JPH0754562A JP19971593A JP19971593A JPH0754562A JP H0754562 A JPH0754562 A JP H0754562A JP 19971593 A JP19971593 A JP 19971593A JP 19971593 A JP19971593 A JP 19971593A JP H0754562 A JPH0754562 A JP H0754562A
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Mitsuru Noda
満 野田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既設の手動開閉式シャッターのカーテン巻取
部等の構成部品を取り外したり、後加工を一切必要とせ
ずに、手動開閉式シャッターを簡単かつ容易に電動化す
ることにある。 【構成】 手動開閉式シャッターが備えたカーテン巻取
部7の固定シャフト4に電動系駆動ユニット20を回転
自在に嵌込んで後付けし、この電動系駆動ユニット20
を電動機17に連動させたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、既設の手動開閉式シ
ャッターを電動化するための手動開閉式シャッターの後
付け駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図24は従来の手動開閉式シャッターを
示す概略的な正面図、図25は図24の手動開閉式シャ
ッターが備えたカーテン巻取部の断面図である。図にお
いて、1はシャッター開閉用開口の両側に起立配置され
た左右一対のガイドレールであり、これらのガイドレー
ル1は、それぞれの対向面部に縦長開口を有する中空部
材から成っている。
【0003】2は前記ガイドレール1の上部に配置され
たボックス状のカーテン収納部で、このカーテン収納部
2は左右のブラケット3を備えている。4はそれらのブ
ラケット3に横架支承された固定シャフトであり、この
固定シャフト4には左右一対のホイル5が回転自在に嵌
込まれ、これらのホイル5間には前記固定シャフト4に
平行する複数本の補助バー6が横架されている。
【0004】以上において、前記固定シャフト4に回転
自在に嵌込まれた左右一対のホイル5と前記補助バー6
はカーテン巻取部7を構成しており、このカーテン巻取
部7は、一端が固定シャフト4に連結され且つ他端がホ
イル5に連結されたコイル状のスプリング8を備えてい
る。
【0005】9は前記カーテン巻取部7で巻き取られ、
前記ガイドレール1間を開閉するスラットカーテンであ
り、このスラットカーテン9は複数のスラット9aを上
下方向に連繋した構成となっている。
【0006】以上のように構成された従来の手動開閉式
シャッターは、図24に示すシャッター全閉状態におい
て、スラットカーテン9を人為的操作で押し上げると、
その押し上げ力とスプリング8とで前記スラットカーテ
ン9がカーテン巻取部7に巻き取られる。このようなカ
ーテン巻取り状態からスラットカーテン9の下端部を引
き降せば、このスラットカーテン9でガイドレール1間
が図24に示すように閉鎖される。
【0007】図26は従来の電動開閉式シャッターの要
部断面図、図27は図26におけるカーテン巻取部の正
面図、図28は図27のF−F線矢視図、図29は図2
7のG−G線矢視図であり、図24および図25と同一
または相当部分には同一符号を付して重複説明を省略す
る。図において、10はカーテン巻取部7のドライブ側
軸受部であり、このドライブ側軸受部10は、図23に
示すように、ブラケット3に回転自在に軸支された駆動
スプロケット11と、前記カーテン巻取部7の入力側に
設けられたドライブ軸部12とを、ネジ13,14で締
付け連結した構造となっている。
【0008】15は前記カーテン巻取部7のフリー側軸
受部であり、このフリー側軸受部15では図29に示す
ように固定シャフト4をネジ16で締付け固定してい
る。17はシャッター開閉駆動用の電動機であり、この
電動機17の出力スプロケットに駆動チェーン18を介
して前記駆動スプロケット11が連動させてある。
【0009】従って、前記電動開閉式シャッターの場
合、電動機17を正逆回転起動させると、カーテン巻取
部7が正逆回転駆動され、該カーテン巻取部7によるス
ラットカーテン9の巻取り・巻戻しが行われることによ
り、シャッターの開閉が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の手
動開閉式シャッターと電動開閉式シャッターとでは、特
にカーテン巻取部7の軸受部構造が大きく異なるため、
既設の手動開閉式シャッターを電動化するためには、こ
れのカーテン巻取部7を電動開閉式シャッターのそれと
取り替え、しかも、その取り替え時には、図28に示す
ようなドライブ側軸受部10の構造としなければなら
ず、このような後加工を必要とする施工は構造上頗る困
難であると共に、大幅なコストアップを招くという課題
があった。
【0011】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、既設の手動開閉式シャッターのカ
ーテン巻取部等の構成部品を取り外したり、後加工を一
切必要とすることなく、手動開閉式シャッターを簡単か
つ容易に電動化することができる手動開閉式シャッター
の後付け駆動装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る手
動開閉式シャッターの後付け駆動装置は、シャッター開
閉用開口の両側に起立配置され上部にカーテン収納部を
備えた左右一対のガイドレールと、これらのガイドレー
ル間を昇降開閉するスラットカーテンと、前記カーテン
収納部に横架された固定シャフトと、この固定シャフト
に回転自在に組付けられたホイルを有するカーテン巻取
部と、前記ホイルに一端が連結され且つ他端に前記固定
シャフトに連結されたスプリングとから成り、このスプ
リングのバランス力を利用して前記スラットカーテンの
開閉を行う手動開閉式シャッターにおいて、前記固定シ
ャフトに電動系駆動ユニットを回転自在に嵌込んで後付
けし、この電動系駆動ユニットを電動機に連動させたも
のである。
【0013】請求項2の発明に係る手動開閉式シャッタ
ーの後付け駆動装置は、前記固定シャフトに嵌込んで前
記ホイルに止着するホイル取付具と、このホイル取付具
との離間対向位置で前記固定シャフトに嵌込まれる軸受
ブラケットと、この軸受ブラケットを前記ホイル取付具
との間で挟み込む配置として前記固定シャフトの片側端
部に嵌込まれる電動系の駆動スプロケットとを、前記固
定シャフトに平行する複数本の駆動シャフトで一体的に
連結することによって、前記請求項1における電動系駆
動ユニットを構成し、前記ホイル取付具と軸受ブラケッ
トと駆動スプロケットには、これらを前記固定シャフト
に径方向外側から嵌込み可能とする切欠部をそれぞれ同
一方向に形成し、前記駆動スプロケットが前記電動機の
出力スプロケットに駆動チェーンを介して連動する構成
としたものである。
【0014】請求項3の発明に係る手動開閉式シャッタ
ーの後付け駆動装置は、前記ホイルの周縁側には取付け
用の切欠嵌合孔部を設け、この切欠嵌合孔部を前記ホイ
ルの側面に突出しているカーテン巻取部組立用のネジ頭
部に嵌込み、該嵌込み状態において、前記固定シャフト
には前記軸受ブラケットの側面に接して前記電動系駆動
ユニットのスラスト方向の移動を規制する抜止め部材を
嵌込んで径方向に締結したものである。
【0015】請求項4の発明に係る手動開閉式シャッタ
ーの後付け駆動装置は、前記駆動スプロケットの切欠部
に、該切欠部を前記固定シャフトへの嵌込み後に塞ぐた
めのスプロケット連結ピースを取付け、このスプロケッ
ト連結ピースには、前記駆動スプロケットの歯部円弧軌
線に沿った円弧面を形成し、この円弧面に前記駆動スプ
ロケット回転時の駆動チェーンが当接支承されるように
したものである。
【0016】請求項5の発明に係る手動開閉式シャッタ
ーの後付け駆動装置は、前記スプロケット連結ピース
が、前記駆動チェーンの両側リンクを当接支承させるリ
ンク支承面部と、前記駆動チェーンのローラーピンを当
接させるローラーピン支承用凸部とを有し、これらのリ
ンク支承面部とローラーピン支承用凸部とを前記駆動ス
プロケットの歯部円弧軌線に沿った円弧面に形成したも
のである。
【0017】請求項6の発明に係る手動開閉式シャッタ
ーの後付け駆動装置は、前記スプロケット連結ピース
に、該スプロケット連結ピースの円弧面に当接した前記
駆動チェーンの両側に沿うチェーン抜止め片部を形成し
たものである。
【0018】
【作用】請求項1の発明における後付け駆動装置では、
手動開閉式シャッターが備えているカーテン巻取部の固
定シャフトに電動系駆動ユニットを嵌込み、この電動系
駆動ユニットを電動機に連動させるだけで、既設の手動
開閉式シャッターを容易に電動化できる。
【0019】請求項2の発明における後付け駆動装置で
は、前記電動系駆動ユニットを構成するホイル取付具と
軸受ブラケットと駆動スプロケットには、それぞれ同一
方向の切欠部が形成されているので、それらの切欠部を
前記固定シャフトに嵌込むだけで該固定シャフトに対す
る前記電動系駆動ユニットの取付けを簡単に手際よく行
うことができる。
【0020】請求項3の発明における後付け駆動装置で
は、ホイルの側面に突出しているネジ頭部を利用し、こ
のネジ頭部にホイル取付具の切欠嵌合孔部を嵌込むだけ
で、前記ホイルとホイル取付具とをネジ締結せずに連結
できる。従って、電動系駆動ユニットの取付け時に、前
記ホイルのスプリング側のネジを緩めることなく電動系
駆動ユニットの取付けを一層簡単に行うことができ、そ
の取付け作業性が向上すると共に、前記スプリングが外
れる等の事故発生もなく、安全に作業できる。しかも、
前記固定シャフトには前記軸受ブラケットの側面に接し
て前記電動系駆動ユニットのスラスト方向の移動を規制
する抜止め部材が嵌込まれて径方向に締結されているた
め、前記ホイルのネジ頭部から前記ホイル取付具の切欠
嵌合孔部が抜けるようなこともなく、それら両者を確実
な係合状態に維持できる。
【0021】請求項4の発明における後付け駆動装置で
は、前記駆動スプロケットの切欠部には、該切欠部を前
記固定シャフトへの嵌込み後に塞ぐスプロケット連結ピ
ースが取り付けられているので、固定シャフトから駆動
スプロケットが抜けたり、該駆動スプロケットと駆動チ
ェーンとの噛合不良が生じたりすることはない。
【0022】請求項5の発明における後付け駆動装置で
は、前記スプロケット連結ピースが駆動チェーンのリン
ク支承面部とローラーピン支承用凸部とを有し、これら
のリンク支承面部とローラーピン支承用凸部とが駆動ス
プロケットの歯部円弧軌線に沿った円弧面に形成されて
いるので、前記請求項3の場合と同様に、駆動スプロケ
ットと駆動チェーンとの噛合を常時適正状態に維持でき
る。
【0023】請求項6の発明における後付け駆動装置で
は、前記スプロケット連結ピースの両側に形成されたチ
ェーン抜止め片部によって、前記スプロケット連結ピー
ス部分での駆動チェーンの横振れを未然に防止でき、従
って、その横振れに起因して駆動チェーンが外れるよう
なこともない。
【0024】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1による手動開閉式シャ
ッターの後付け駆動装置を示す正面図、図2は図1のA
−A線矢視図、図3は図1のB−B線矢視図、図4は図
1のC−C線断面図であり、図19〜図24と同一また
は相当部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0025】図において、20は手動開閉式シャッター
を電動すべくそのカーテン巻取部7の固定シャフト4に
後付けセットされる電動系駆動ユニットであり、この電
動系駆動ユニット20は、ホイル取付具21と軸受ブラ
ケット22と駆動スプロケット11とをそれらの周縁側
で平行する複数本の駆動シャフト23で一体的に連結し
た構成となっている。
【0026】図5は電動系駆動ユニットの組立構成図、
図6は駆動スプロケットの正面図、図7は軸受ブラケッ
トの正面図、図8はホイル取付具の正面図であり、前記
ホイル取付具21と軸受ブラケット22および駆動スプ
ロケット11には、それらの軸心孔部210,220,
110を固定シャフト4に径方向外側から嵌込み可能と
するための切欠部211,221,111がそれぞれ形
成されている。
【0027】また、前記ホイル取付具21と軸受ブラケ
ット22および駆動スプロケット11には、シャフト連
結孔部212,222,112が設けられ、ホイル取付
具21と軸受ブラケット22のシャフト連結孔部21
2,222は円形孔から成り、駆動スプロケット11の
シャフト連結孔部112は切欠孔から成っている。
【0028】ここで、図1において、本発明では手動開
閉式シャッターにおけるカーテン巻取部7の固定シャフ
ト4の一端部(図中、右端部)をドライブ側とするが、
この固定シャフト4の一端部を支承しているブラケット
3の軸受部3aに前記駆動スプロケット11が当らない
ようにするため、この駆動スプロケット11の軸心孔部
110は前記軸受部3aを逃げる大径孔となっている。
かかる駆動スプロケット11の軸心孔部110の孔縁部
に前記シャフト連結孔部112が切欠形成されており、
従って、そのシャフト連結孔部112は切欠孔から成っ
ている。
【0029】そして、前記各シャフト連結孔部212,
222,112に駆動シャフト23を嵌込み、該嵌込み
部を溶接することによって、図5に示す前記電動系駆動
ユニット20が組立られ、該組立状態において、前記各
切欠部211,221,111は、それぞれの軸心孔部
210,220,110を中心として同一方向に向いて
いる。
【0030】このような電動系駆動ユニット20におい
て、軸受ブラケット22にはコロ状の2個のベアリング
24,25が回転自在に軸支され、これらのベアリング
24,25はそれぞれの一部周面が軸心孔部220に突
出している。また、前記軸受ブラケット22には、前記
固定シャフト4に対する嵌込み後の切欠部221の開放
端側を塞ぐプレート27(図2参照)が取り付けられる
ようになっており、このプレート27の中間部には、も
う1つのベアリング26が回転自在に軸支され、このベ
アリング26の一部周面も前記軸心孔部220に突出し
ている。これらのベアリング24〜26は固定シャフト
4上を転動させるためのものである。
【0031】前記駆動スプロケット11の切欠部111
は、前記固定シャフト4への嵌込み後にスプロケット連
結ピース28(図4参照)で塞がれるようになってい
る。このスプロケット連結ピース28は、図9および図
10に示すように、3枚のプレート29,30,31か
ら成っている。
【0032】これらのプレート29〜31において、両
側プレート29,30は、図11および図13に示すよ
うに、それぞれ円弧面290,300を有する同一外形
寸法に形成されたもので、それらの円弧面290,30
0は、図4で明らかなように前記駆動スプロケット11
の歯部円弧軌線に沿わせるべく、その歯部円弧軌線と略
同一曲率に形成されている。また、前記両側プレート2
9,30の長手方向には4個ずつの連結孔291〜29
4,301〜304が設けられている。ここで、片側プ
レート29の連結孔291〜294はネジ孔から成り、
反対側プレート30の連結孔301〜304は単なる打
ち抜き孔から成っている。
【0033】前記両側プレート29,30間に挟み込ま
れる中間プレート31は、前記両側プレート29,30
の場合と同じく、駆動スプロケット11の歯部円弧軌線
に沿わせる円弧面310(図15参照)が形成されてい
る。また、前記中間プレート31には、前記両側プレー
ト29,30のそれぞれの中間部の連結孔292,29
3および302,303と同一ピッチの2個の打ち抜き
連結孔311,312が設けられている。かかる中間プ
レート31は、両側プレート29,30に比して長手方
向が短く、且つ、幅方向が幅広く形成されている。
【0034】そして、両側プレート29,30で中間プ
レート31を挟み込み、この中間プレート31の連結孔
311,312と両側プレート29,30の中間部の連
結孔292,293および302,303とを合致連通
させた状態において、片側プレート30の連結孔30
2,303から中間プレート31の連結孔311,31
2を介して反対側プレート29の連結孔(ネジ孔)29
2,293に締付けネジ32(図9および図10参照)
を螺合する。これによって、前記両側プレート29,3
0と中間プレート31とから成るスプロケット連結ピー
ス28が組立られている。
【0035】このように組立られたスプロケット連結ピ
ース28は、図9および図10に示すように、中間プレ
ート31の円弧面310側が両側プレート29,30の
円弧面290,300から突出し、該突出部がローラー
ピン支承用凸部31aとなり、且つ両側プレート29,
30の円弧面290,300がリンク支承面部29a,
30aとして形成された構成となっている。即ち、前記
リンク支承面部29a,30aは、前記駆動スプロケッ
ト11に噛合した駆動チェーン18(図10参照)の両
側リンク18aを当接支承し、且つ、前記ローラーピン
支承用凸部31aは前記駆動チェーン18のローラーピ
ン18bを当接支承するためのものである。
【0036】また、前記スプロケット連結ピース28に
おいて、両側プレート29,30の相互間における長手
方向両端側には、中間プレート31が介在せずに端部の
連結孔291,294および301,304が開口した
間隙部が形成され、この間隙部は前記駆動スプロケット
11の切欠部111の両側縁部に嵌込まれるようになっ
ている。
【0037】次に、前記電動系駆動ユニット20を手動
開閉式シャッターに後付けセットする場合について説明
する。まず、手動開閉式シャッターにおけるカーテン巻
取部7の固定シャフト4に電動系駆動ユニット20を各
切欠部111,212,221から嵌込んだ後、ホイル
取付具21を前記カーテン巻取部7のホイル5にネジで
止着する。
【0038】次いで、電動系駆動ユニット20の軸受ブ
ラケット22には、該軸受ブラケット22の切欠部22
1を塞ぐプレート27をネジ止めにより止着する。これ
により、前記軸受ブラケット22に軸支されたベアリン
グ24,25と、前記プレート27に軸支されたベアリ
ング26とが前記固定シャフト4に転動可能に当接した
状態となる。
【0039】また、電動系駆動ユニット20の駆動スプ
ロケット11の切欠部111には、スプロケット連結ピ
ース28を嵌込む。この場合、該スプロケット連結ピー
ス28は、両側プレート29,30の両端側相互間に形
成された間隙部を前記切欠部111の開放端縁部に嵌込
み、この状態で前記駆動スプロケット11に対してネジ
止めにより止着される。
【0040】このようにして前記固定シャフト4に電動
系駆動ユニット20を組付けた後、この電動系駆動ユニ
ット20の駆動スプロケット11と電動機17(図17
参照)の出力スプロケット17aとに駆動チェーン18
を噛合巻回することによって、手動開閉式シャッターが
電動化される。
【0041】次に動作について説明する。電動機17を
起動させると、この回転出力が駆動チェーン18を介し
て駆動スプロケット11に伝達され、該駆動スプロケッ
ト11を一体に有する電動系駆動ユニット20と、この
電動系駆動ユニット20にホイル取付具21で連結され
たカーテン巻取部7とが回転駆動されることにより、ス
ラットカーテン9の巻取り又は巻戻しが自動的に行われ
る。
【0042】このような駆動スプロケット11の回転駆
動時において、この駆動スプロケット11の切欠部11
1はスプロケット連結ピース28で塞がれ、しかも、そ
のスプロケット連結ピース28には前記駆動スプロケッ
ト11の歯部円弧軌線と同一曲率の円弧面290,30
0から成るリンク支承面部29a,30aおよび円弧面
310を有するローラーピン支承用凸部31aが形成さ
れ、それらの円弧面290,300と310に駆動チェ
ーン18の両側リンク18aとローラーピン18bが当
接することにより、前記駆動スプロケット11と駆動チ
ェーン18とを常時適正な噛合状態に維持できる。
【0043】実施例2.図16はこの発明の実施例2に
よるスプロケット連結ピース28の構成説明図である。
この実施例によるスプロケット連結ピース28は、両側
プレート29,30のリンク支承面部29a,30a側
から駆動チェーン18の両側近傍に延びるチェーン抜止
め片部29b,30bを一体形成した構成となってい
る。この実施例2の場合、チェーン抜止め片部29b,
30bによって駆動チェーン18の横振れが防止され
る。
【0044】なお、上記実施例1,2で述べたスプロケ
ット連結ピース28は全体が一体構造のものであっても
よく、この場合も同様の効果が得られる。
【0045】実施例3.図19はこの発明の実施例3に
よる後付け駆動装置の一部正面図、図20は図19のD
−D線矢視図、図21は図19のE−E線矢視図、図2
2は図21における片側抜止め部材の正面図、図23は
図22の右側面図である。図において、40はホイル5
に本来取り付けられている電動系駆動ユニット20組立
用のネジ頭部、21aはホイル取付具21の周縁側に切
り込み形成されて前記ネジ頭部40に嵌込み係合される
切欠嵌合孔部、41,42は軸受ブラケット22の駆動
スプロケット11側の側面に接して前記固定シャフト4
に嵌込み締結される一対の抜止め部材であり、これらの
抜止め部材41,42は略半円形状のカップリング部材
から成り、それぞれの両端には締結用のフランジ41
a,42aが折曲形成されている。43,44は前記フ
ランジ41a,42a相互を締結するネジである。
【0046】次に、この実施例3による電動系駆動ユニ
ット20の取付けについて説明する。まず、実施例1の
場合と同じ要領で固定シャフト4に電動系駆動ユニット
20を嵌込んだ後、ホイル取付具21の切欠嵌合孔部2
1aをホイル5のネジ頭部40に嵌込み係合する。次い
で、その嵌込み係合状態において、一対の抜止め部材4
1,42を軸受ブラケット22の駆動スプロケット11
側の側面に接して前記固定シャフト4に嵌込み、それら
抜止め部材41,42のフランジ41a,42a相互を
ネジ43,44で締結することによって、前記電動系駆
動ユニット20の取付け作業は終了する。
【0047】このように取り付けられた電動系駆動ユニ
ット20は、ホイル5のネジ頭部40にホイル取付具2
1の軸周り方向が係合され、該係合状態において、前記
電動系駆動ユニット20のスラスト方向の移動が前記抜
止部材41,42で規制されているため、前記実施例1
の場合と同様の作用効果が得られると共に、電動系駆動
ユニット20の取付け作業性が更に一層向上する。
【0048】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、手動開閉式シャッターが備えているカーテン巻取部
の固定シャフトに電動系駆動ユニットを嵌込み、この電
動系駆動ユニットを電動機に連動させるだけで、既設の
手動開閉式シャッターを容易に電動化でき、電動化のた
めに構成部品の取り替えや後加工等を一切必要とせず、
コスト的にも有利であるなどの効果がある。
【0049】請求項2の発明によれば、前記電動系駆動
ユニットを構成するホイル取付具と軸受ブラケットと駆
動スプロケットとに形成された切欠部を前記固定シャフ
トに嵌込むだけで、該固定シャフトに対する前記電動系
駆動ユニットの取付けを簡単に手際よく行うことができ
るという効果がある。
【0050】請求項3の発明によれば、ホイルの側面に
突出しているネジ頭部を利用し、このネジ頭部にホイル
取付具の切欠嵌合孔部を嵌込むだけで、前記ホイルとホ
イル取付具とをネジ締結せずに連結でき、従って、電動
系駆動ユニットの取付け時に、前記ホイルのスプリング
側のネジを緩めることなく電動系駆動ユニットの取付け
を一層簡単に行うことができ、その取付け作業性が向上
すると共に、前記スプリングが外れる等の事故発生もな
く、安全に作業できるという効果がある。しかも、前記
固定シャフトには前記軸受ブラケットの側面に接して前
記電動系駆動ユニットのスラスト方向の移動を規制する
抜止め部材が嵌込まれて径方向に締結されているため、
前記ホイルのネジ頭部から前記ホイル取付具の切欠嵌合
孔部が抜けるようなこともなく、それら両者を確実な係
合状態に維持できるという効果がある。
【0051】請求項4の発明によれば、前記駆動スプロ
ケットの切欠部がスプロケット連結ピースで塞がれてい
るので、固定シャフトから駆動スプロケットが抜けた
り、該駆動スプロケットと駆動チェーンとの噛合不良が
生じたりすることがないという効果がある。
【0052】請求項5の発明によれば、前記スプロケッ
ト連結ピースが駆動チェーンのリンク支承面部とローラ
ーピン支承用凸部とを有し、これらのリンク支承面部と
ローラーピン支承用凸部とが駆動スプロケットの歯部円
弧軌線に沿った円弧面に形成されているので、前記請求
項3の場合と同様に、駆動スプロケットと駆動チェーン
との噛合を常時適正状態に維持できるという効果があ
る。
【0053】請求項6の発明によれば、前記スプロケッ
ト連結ピースの両側に形成されたチェーン抜止め片部に
よって、前記スプロケット連結ピース部分での駆動チェ
ーンの横振れを未然に防止でき、従って、その横振れに
起因して駆動チェーンが外れるようなこともないという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による手動開閉式シャッタ
ーの後付け駆動装置を示す部分的な正面図である。
【図2】図1のA−A線矢視図である。
【図3】図1のB−B線矢視図である。
【図4】図1のC−C線矢視図である。
【図5】図1における電動系駆動ユニットの組立構成図
である。
【図6】図5の電動系駆動ユニットの構成部品である駆
動スプロケットの正面図である。
【図7】図5の電動系駆動ユニットの構成部品である軸
受ブラケットの正面図である。
【図8】図5の電動系駆動ユニットの構成部品であるホ
イル取付具の正面図である。
【図9】スプロケット連結ピースの端面図である。
【図10】図9のスプロケット連結ピースに駆動チェー
ンが当接した状態を示す説明図である。
【図11】図9のスプロケット連結ピースの片側プレー
トを示す側面図である。
【図12】図11の正面図である。
【図13】図9のスプロケット連結ピースの反対側プレ
ートを示す側面図である。
【図14】図13の正面図である。
【図15】図9のスプロケット連結ピースの中間プレー
トを示す側面図である。
【図16】この発明の実施例2によるスプロケット連結
ピースの構成説明図である。
【図17】この発明の実施例による手動開閉式シャッタ
ーの後付け駆動装置全体の側面図である。
【図18】図17における電動機の一部を断面した平面
図である。
【図19】この発明の実施例3による後付け駆動装置の
一部正面図である。
【図20】図19のD−D線矢視図である。
【図21】図19のE−E線矢視図である。
【図22】図21における片側抜止め部材の正面図であ
る。
【図23】図22の右側面図である。
【図24】従来の手動開閉式シャッターを示す概略的な
正面図である。
【図25】図24の手動開閉式シャッターが備えたカー
テン巻取部の断面図である。
【図26】従来の電動開閉式シャッターの要部断面図で
ある。
【図27】図26におけるカーテン巻取部の正面図であ
る。
【図28】図27のF−F線矢視図である。
【図29】図22のG−G線矢視図である。
【符号の説明】
1 ガイドレール 2 パネル収納部 4 固定シャフト 5 ホイル 7 カーテン巻取部 8 スプリング 11 駆動スプロケット 17 電動機 17a 出力スプロケット 18 駆動チェーン 18a 駆動チェーンのリンク 18b 駆動チェーンのローラーピン 20 電動系駆動ユニット 21 ホイル取付具 21a 切欠嵌合孔部 22 軸受ブラケット 23 駆動シャフト 28 スプロケット連結ピース 29a,30a リンク支承面部 29b,30b チェーン抜止め片部 31a ローラーピン支承用凸部 40 ネジ頭部 41,42 抜止め部材 111,211,221 切欠部 290,300,310 円弧面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッター開閉用開口の両側に起立配置
    され上部にカーテン収納部を備えた左右一対のガイドレ
    ールと、これらのガイドレール間を昇降開閉するスラッ
    トカーテンと、前記カーテン収納部に横架された固定シ
    ャフトと、この固定シャフトに回転自在に組付けられた
    ホイルを有するカーテン巻取部と、前記ホイルに一端が
    連結され且つ他端に前記固定シャフトに連結されたスプ
    リングとから成り、このスプリングのバランス力を利用
    して前記スラットカーテンの開閉を行う手動開閉式シャ
    ッターにおいて、前記固定シャフトに電動系駆動ユニッ
    トを回転自在に嵌込んで後付けし、この電動系駆動ユニ
    ットを電動機に連動させたことを特徴とする手動開閉式
    シャッターの後付け駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記電動系駆動ユニットは、前記固定シ
    ャフトに嵌込んで前記ホイルに止着するホイル取付具
    と、このホイル取付具との離間対向位置で前記固定シャ
    フトに嵌込まれる軸受ブラケットと、この軸受ブラケッ
    トを前記ホイル取付具との間で挟み込む配置として前記
    固定シャフトの片側端部に嵌込まれる電動系の駆動スプ
    ロケットとを、前記固定シャフトに平行する複数本の駆
    動シャフトで一体的に連結して成り、前記ホイル取付具
    と軸受ブラケットと駆動スプロケットには、これらを前
    記固定シャフトに径方向外側から嵌込み可能とする切欠
    部がそれぞれ同一方向に形成され、前記駆動スプロケッ
    トが前記電動機の出力スプロケットに駆動チェーンを介
    して連動するようになっていることを特徴とする請求項
    1記載の手動開閉式シャッターの後付け駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記ホイルの周縁側には取付け用の切欠
    嵌合孔部が設けられ、この切欠嵌合孔部が前記ホイルの
    側面に突出しているカーテン巻取部組立用のネジ頭部に
    嵌込まれ、該嵌込み状態において、前記固定シャフトに
    は前記軸受ブラケットの側面に接して前記電動系駆動ユ
    ニットのスラスト方向の移動を規制する抜止め部材が嵌
    込まれて径方向に締結されていることを特徴とする請求
    項2記載の手動開閉式シャッターの後付け駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動スプロケットの切欠部には、該
    切欠部を前記固定シャフトへの嵌込み後に塞ぐスプロケ
    ット連結ピースが取付けられ、このスプロケット連結ピ
    ースには、前記駆動スプロケットの歯部円弧軌線に沿っ
    た円弧面が形成され、この円弧面に前記駆動スプロケッ
    ト回転時の駆動チェーンを当接支承させるようになって
    いることを特徴とする請求項2記載の手動開閉式シャッ
    ターの後付け駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記スプロケット連結ピースは、前記駆
    動チェーンの両側リンクを当接支承させるリンク支承面
    部と、前記駆動チェーンのローラーピンを当接させるロ
    ーラーピン支承用凸部とを有し、これらのリンク支承面
    部とローラーピン支承用凸部が前記駆動スプロケットの
    歯部円弧軌線に沿った円弧面に形成されていることを特
    徴とする請求項4記載の手動開閉式シャッターの後付け
    駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記スプロケット連結ピースには、該ス
    プロケット連結ピースの円弧面に当接した前記駆動チェ
    ーンの両側に沿うチェーン抜止め片部が形成されている
    ことを特徴とする請求項4または請求項5記載の手動開
    閉式シャッターの後付け駆動装置。
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