JPH0754364A - 地下階の施工方法 - Google Patents

地下階の施工方法

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JPH0754364A
JPH0754364A JP5216876A JP21687693A JPH0754364A JP H0754364 A JPH0754364 A JP H0754364A JP 5216876 A JP5216876 A JP 5216876A JP 21687693 A JP21687693 A JP 21687693A JP H0754364 A JPH0754364 A JP H0754364A
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Yoji Moroi
諸井陽児
Yoichi Seki
洋一 関
Takeshi Sano
武 佐野
Yonosuke Hosaka
保坂陽之助
Yutaka Saito
豊 斉藤
Yoshiji Hattori
服部由二
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スラブコンクリートの打設に際して、後打ち
となる地下外壁のコンクリート打設を上部から行い得る
開口部を確保し、これにより地下外壁の順打ち施工を可
能とする。 【構成】 地中に建込んだ柱に、地下の根切りを行って
1階及び地下階の大梁の架設とスラブの打設等を行い、
最後に地下外壁の打設を行う場合に、スラブコンクリー
トの打設を地下山留壁19から所要の空間を隔てた位置
に制限して、地下山留壁19とスラブ15との間に地下
外壁20のコンクリート打設用の開口部23を形成し、
その開口部23から地下外壁20の順打ちを可能とす
る。スラブ15内から地下山留壁19に支柱25を横架
してスラブ15による山留荷重の支持を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地中の基礎杭に柱を
建込んだのち、地下の根切りを行って1階及び地下階の
大梁の架設と床付け等を行い、最後に地下外壁の打設を
行う地下階の施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に逆打工法と称されている地下階の
施工方法では、図4に示すように、地中1に打設した基
礎杭2に柱3を建込んだのち、地面を一次掘削して露出
した柱3に1階の大梁4を架設し、さらにスラブ5を打
設している。このスラブ5のコンクリート強度が発現し
たら、地下の根切りを行って、図5に示すように、地下
階の大梁6及びスラブ7の施工と、最下階スラブ8の施
工を行い、最後に地下の山留壁9の横矢板9aに沿いコ
ンクリートを打設して地下外壁10を完成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の地下
階の施工法では、地下外壁10より先に施工している各
階のスラブコンクリートを山留壁9の際まで打設してい
ることから、地下外壁20のコンクリート打設部10a
の上部10bは、スラブ5の梁部分のコンクリートによ
り塞がれた状態となっており、先行打設されたコンクリ
ートとの打継面は逆打面となる。このため外壁コンクリ
ートの打設は逆打ちとなるので、施工が順打ちに比べて
難しく、また打継部に隙間が生じ易いことから無収縮コ
ンクリートを打設する必要があり、図では省略したが、
外壁内面に残ったコンクリート投入口の跡をはつりとる
作業も要するなどの課題があった。
【0004】この発明は上記従来の課題を解決するため
に考えられたものであって、その目的は、スラブコンク
リートの打設に際して、後打ちとなる地下外壁のコンク
リート打設を上部から行い得る開口部を確保し、これに
より地下外壁の順打ち施工を可能とする新たな地下階の
施工方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的によるこの発明
の特徴は、地中に建込んだ柱に、地下の根切りを行って
1階及び地下階の大梁の架設とスラブの打設等を行い、
最後に地下外壁の打設を行うにあたり、スラブコンクリ
ートの打設を地下山留壁から所要の空間を隔てた位置に
制限して、地下山留壁とスラブとの間に地下外壁コンク
リート打設用の開口部を形成するとともに、スラブ内か
ら地下山留壁に支柱を横架し、該支柱を介して山留荷重
をスラブにより支持してなることにある。
【0006】
【作 用】上記方法では、スラブ打設時に地下外壁のコ
ンクリートを打設する開口部を地下山留壁とスラブとの
間に形成するので、地下外壁の打設は下部から上部へと
順打にて施工することができ、これにより逆打ちによる
課題が解決される。またスラブが地下の山留壁から離さ
れて打設されても、支柱を経て山留荷重がスラブにより
支持されるので、山留壁に加わる土圧はスラブコンクリ
ートを介して相対する山留壁の土圧とバランスする。
【0007】
【実施例】図1から図3はこの発明の地下階の施工方法
の1例を示すものである。この実施例においても、図3
に示すように、地中11に打設した基礎杭12に柱13
を建込んだのち、地面を一次掘削して露出した柱13に
1階の大梁14を架設し、さらにスラブ15を打設して
のち、スラブ15のコンクリート強度が発現したら、地
下の根切りを行って、地下階の大梁16及びスラブ17
の施工と、最下階スラブ18の施工を行い、最後に地下
の山留壁19の横矢板19aに沿いコンクリートを打設
して地下外壁20を完成する一連の工程は、従来と同じ
くするが、各階のスラブの打設に際して、スラブコンク
リートの打設を山留壁から所要の空間を隔てた位置に制
限して、山留壁とスラブとの間に地下外壁コンクリート
打設用の開口部を形成する。
【0008】図1は1階のスラブ15の場合を例示する
もので、柱13に1階の大梁14を架設したのち、大梁
14の上部内側に突設したデッキプレート受21にデッ
キプレート22をセットし、さらにデッキプレート22
の端部に、スラブコンクリートの打設を山留壁19から
所要の空間を隔てた位置に制限して、山留壁19とスラ
ブ15との間に地下外壁20のコンクリート打設用の開
口部23を形成する止型枠24を枠組みする。
【0009】上記枠組みの完了後に、止型枠24を貫通
させて鋼製の支柱25を、スラブコンクリートの打設部
から山留壁19の親杭部分に横架する。またスラブ15
と地下外壁20とを一体化する差筋26を、スラブコン
クリートの打設部側から山留壁19の近くまで配筋して
スラブ15の打設を行う。これにより開口部23が生
じ、また上記支柱25の一端部は打設されたスラブ中間
部に貫入される。
【0010】スラブ15のコンクリートの強度が発現す
ると、支柱25を経て山留荷重が圧縮力に余裕のあるス
ラブ15により支持されようになり、山留壁19に加わ
る土圧はスラブコンクリートを介して相対する山留壁の
土圧とバランスする。そこでスラブ15を構台及び切梁
に利用して最下階スラブ18の打設部まで地中を掘削し
て根切りを完了させる。
【0011】掘削完了後、最下階スラブ18のコンクリ
ートから打設を行い、最後に地下外壁20のコンクリー
トの打設を下部から順に行う。このコンクリートの打設
に先立って、予め形成した上記開口部23の下側に地下
外壁20と外周梁27の型枠28を枠組みし、その型枠
内に上部の開口部23からコンクリートを投入して、地
下外壁20と外周梁27とを打設するとともに、上記支
柱25をコンクリート中に残設する。このため支柱25
の撤去または盛り替えは不要となる。
【0012】
【発明の効果】この発明は上述のように、スラブコンク
リートの打設時に、スラブと地下山留壁との間に地下外
壁のコンクリート打設用の開口部を形成し、その開口部
から地下外壁を下部より順打ちに打設することができる
ようにしたことから、下記効果を奏する。
【0013】・ スラブコンクリートの打設を先行して
も、後打ちの地下外壁とスラブの打継部は通常の打継ぎ
と同様に垂直面となり、従来のような逆打面による打設
の困難さが改善され、打設後に打継部に隙間が生ずるこ
とはないので、無収縮コンクリートの打設を必要とせ
ず、またコンクリート投入口を特に設ける必要もない。
【0014】・ 鉄筋や型枠の施工は通常と同様な作業
できるので、特に施工に手数が掛かることもなく、コン
クリートの打設も本設された1階のスラブを作業床とし
て利用できるため、足場や型枠上での作業がなくなり、
これまでよりも作業を安全に実施できる。
【0015】・ スラブが地下の山留壁から離されて打
設されても、支柱を経て山留荷重がスラブにより支持さ
れるので、スラブを切梁に利用して最下階のスラブ打設
位置まで根切りを行うことができ、その位置から地下外
壁までコンクリートの打設を順打ちで行えるので、作業
効率が著しく向上し、工期が短縮化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る地下階の施工方法の1例を示
す要部の断面図である。
【図2】 同じくスラブと地下外壁との打継部の断面図
である。
【図3】 この発明に係る施工方法による地下階の略示
断面図である。
【図4】 従来工法の1例を示す略示断面図である。
【図5】 従来工法による地下階の略示断面図である。
【符号の説明】
11 地中 13 柱 14 1階の大梁 15 1階のスラブ 18 最下階のスラブ 19 地下の山留壁 20 地下外壁 22 デッキプレート 23 開口部 24 スラブの止型枠 25 支柱 26 差筋 27 外周梁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 保坂陽之助 東京都港区芝浦一丁目2番3号清水建設株 式会社内 (72)発明者 斉藤 豊 東京都港区芝浦一丁目2番3号清水建設株 式会社内 (72)発明者 服部由二 東京都港区芝浦一丁目2番3号清水建設株 式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に建込んだ柱に、地下の根切りを行
    って1階及び地下階の大梁の架設とスラブの打設等を行
    い、最後に地下外壁の打設を行うにあたり、スラブコン
    クリートの打設を地下山留壁から所要の空間を隔てた位
    置に制限して、地下山留壁とスラブとの間にコンクリー
    ト打設用の開口部を形成するとともに、スラブ内から地
    下山留壁に支柱を横架し、該支柱を介して山留荷重をス
    ラブにより支持してなることを特徴とする地下階の施工
    方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100531385B1 (ko) * 2004-09-17 2005-11-29 주식회사 한빛구조엔지니어링 매립형 철골띠장과 슬래브 강막작용을 이용하여 지하외벽의 연속시공이 가능하도록 한 지하 구조물 시공방법
KR100593203B1 (ko) * 2004-06-25 2006-06-28 유진오 측압지지보 형성용 데크 지지프레임 및 상기 측압지지보형성용 데크 지지프레임을 이용한 지하구조물의 시공방법
KR100694762B1 (ko) * 2004-09-11 2007-03-14 (주)엠씨에스공법 테두리보가 생략된 지하층의 슬래브-외벽 동시 타설구축방법
KR100694763B1 (ko) * 2004-09-11 2007-03-14 (주)엠씨에스공법 콘크리트 복합 형강보를 이용한 지하 구조물의 시공 방법
KR100766956B1 (ko) * 2005-04-11 2007-10-15 (주)에스피에스 지하 흙막이벽의 지지구조 및 이를 적용한 건축물 지하 합벽의 구축공법
CN107975064A (zh) * 2017-11-27 2018-05-01 上海市基础工程集团有限公司 用于地下工程的整体预制装配式施工工艺

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