JPH0754315Y2 - ミシンの刺繍枠 - Google Patents
ミシンの刺繍枠Info
- Publication number
- JPH0754315Y2 JPH0754315Y2 JP1019791U JP1019791U JPH0754315Y2 JP H0754315 Y2 JPH0754315 Y2 JP H0754315Y2 JP 1019791 U JP1019791 U JP 1019791U JP 1019791 U JP1019791 U JP 1019791U JP H0754315 Y2 JPH0754315 Y2 JP H0754315Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cloth
- embroidery
- pressing
- auxiliary
- lower frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ミシンの刺繍枠に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】刺繍布を縫製する際には、外枠と内枠か
らなる刺繍枠を用いて刺繍布を緊張状態にして縫製して
いる。この際、刺繍布を外枠と内枠で的確に固定するす
るため、実開昭60ー56788に示されている技術が
ある。この技術では、外枠の3か所以上にマグネットを
装着し、刺繍布を外枠上に置いた後他のマグネットを外
枠のマグネット上において刺繍布に緊張を与える。この
緊張を与えられた刺繍布を適宜移動して位置調整をした
後上枠を外枠に対して上から押しつけて刺繍布を固定す
る。
らなる刺繍枠を用いて刺繍布を緊張状態にして縫製して
いる。この際、刺繍布を外枠と内枠で的確に固定するす
るため、実開昭60ー56788に示されている技術が
ある。この技術では、外枠の3か所以上にマグネットを
装着し、刺繍布を外枠上に置いた後他のマグネットを外
枠のマグネット上において刺繍布に緊張を与える。この
緊張を与えられた刺繍布を適宜移動して位置調整をした
後上枠を外枠に対して上から押しつけて刺繍布を固定す
る。
【0003】
【従来技術の問題点】ところが、従来の技術では、刺繍
布をかぶせた外枠の上にマグネットを置かなければなら
ず、マグネットを適切な位置に置くことが難しく操作性
に問題があった。このため、操作に時間がかかり作業能
率を低下させていた。
布をかぶせた外枠の上にマグネットを置かなければなら
ず、マグネットを適切な位置に置くことが難しく操作性
に問題があった。このため、操作に時間がかかり作業能
率を低下させていた。
【0004】
【問題を解決するための手段】下枠と、刺繍布を押さえ
る補助押さえと、刺繍布を下枠に固定する布押さえと、
前記補助押さえと前記布押さえを前記下枠に対して押圧
・押圧解除する手段とからなるミシンの刺繍枠を設け
る。
る補助押さえと、刺繍布を下枠に固定する布押さえと、
前記補助押さえと前記布押さえを前記下枠に対して押圧
・押圧解除する手段とからなるミシンの刺繍枠を設け
る。
【0005】
【作用】下枠上に刺繍布を置いた後、補助押さえで刺繍
布を下枠に対して軽く押さえ、適切な位置に刺繍布を置
いた後、布押さえを下枠に対して固定し、下枠と補助押
さえと布押さえで刺繍布を的確に固定する。
布を下枠に対して軽く押さえ、適切な位置に刺繍布を置
いた後、布押さえを下枠に対して固定し、下枠と補助押
さえと布押さえで刺繍布を的確に固定する。
【0006】
【考案の実施例】第1図及び第2図において、8は枠ブ
ラケットで、ミシン本体の刺繍機構に係合させることに
より刺繍機構とともに前後左右方向に移動可能となって
いる。枠ブラケット8の上には一対の軸受け部5A・5
Bを持つ軸受け5が固定されている。
ラケットで、ミシン本体の刺繍機構に係合させることに
より刺繍機構とともに前後左右方向に移動可能となって
いる。枠ブラケット8の上には一対の軸受け部5A・5
Bを持つ軸受け5が固定されている。
【0007】6はレバー軸であり、軸受け部5A・5B
に回動自在に取り付けられている。また、レバー軸6に
は軸受け部5A・5Bの間に布押さえ偏心カム7と補助
押さえ偏心カム10が固定して取り付けられていて、そ
れぞれレバー軸6の回動にともなって回動する。さら
に、レバー軸6において軸受け部5Aの左側端部にはレ
バー4が固定して取り付けられ、レバー4を回すことに
より、レバー軸6を回動させる。
に回動自在に取り付けられている。また、レバー軸6に
は軸受け部5A・5Bの間に布押さえ偏心カム7と補助
押さえ偏心カム10が固定して取り付けられていて、そ
れぞれレバー軸6の回動にともなって回動する。さら
に、レバー軸6において軸受け部5Aの左側端部にはレ
バー4が固定して取り付けられ、レバー4を回すことに
より、レバー軸6を回動させる。
【0008】1は下枠であり、取り付け部1Aが布押さ
え軸受け5に固定されている。下枠1の端部1Bは環状
になっており、その外周部1B1は平面になっている。
さらに、外周部1B1の内側には凹状の溝1B2を有す
る構成になっている。2は板バネでできている補助押さ
えであり、その取り付け部2Aの右端を軸受け部5に固
定し、その端部2Bは下枠1の外周部1B1上面に対向
する環状の平面となっている。補助押さえ2は、取り付
け部2Aの軸受け5に固定された部分より左側において
自身の弾性力によって補助押さえ偏心カム10の下端面
に当接している。環状の端部2Bは自身の弾性力によっ
て通常は下枠1から上昇して遊離している。端部2B
は、補助押さえ2が下枠1に押しつけられると下枠1の
外周部1B1と接することができるようになっている。
え軸受け5に固定されている。下枠1の端部1Bは環状
になっており、その外周部1B1は平面になっている。
さらに、外周部1B1の内側には凹状の溝1B2を有す
る構成になっている。2は板バネでできている補助押さ
えであり、その取り付け部2Aの右端を軸受け部5に固
定し、その端部2Bは下枠1の外周部1B1上面に対向
する環状の平面となっている。補助押さえ2は、取り付
け部2Aの軸受け5に固定された部分より左側において
自身の弾性力によって補助押さえ偏心カム10の下端面
に当接している。環状の端部2Bは自身の弾性力によっ
て通常は下枠1から上昇して遊離している。端部2B
は、補助押さえ2が下枠1に押しつけられると下枠1の
外周部1B1と接することができるようになっている。
【0009】3は布押さえで、軸受け部5A・5Bに回
動可能に取り付けられた布押さえ軸9に固定された取り
付け部3Aと、下枠1の溝1B2に嵌合する形状の端部
3Bからなっている。また、取り付け部3Aは軸9の左
側においてコイルバネ11によって第2図の時計方向に
付勢されているので端部3Bは下枠1から上昇し、その
バネの作用力によって取り付け部3A上面が偏心カム7
に当接している。
動可能に取り付けられた布押さえ軸9に固定された取り
付け部3Aと、下枠1の溝1B2に嵌合する形状の端部
3Bからなっている。また、取り付け部3Aは軸9の左
側においてコイルバネ11によって第2図の時計方向に
付勢されているので端部3Bは下枠1から上昇し、その
バネの作用力によって取り付け部3A上面が偏心カム7
に当接している。
【0010】レバー4、レバー軸6、布押さえ偏心カム
7および補助押さえ偏心カム10は補助押さえ2と布押
さえ3を下枠1に対して押圧・押圧解除する手段を構成
する。次に、作用について説明する。枠ブラケット8を
刺繍機構に固定し、レバー4は第2図中P1の位置とす
る。この時、補助押さえ2と布押さえ3が下枠1から上
昇遊離している。
7および補助押さえ偏心カム10は補助押さえ2と布押
さえ3を下枠1に対して押圧・押圧解除する手段を構成
する。次に、作用について説明する。枠ブラケット8を
刺繍機構に固定し、レバー4は第2図中P1の位置とす
る。この時、補助押さえ2と布押さえ3が下枠1から上
昇遊離している。
【0011】この状態で、刺繍布(図示せず)を下枠1
上に置く。その後、レバー4を第2図中の反時計方向に
P2の位置まで回すと、それにともなって、レバー軸6
が回動しレバー軸6に固定された補助押さえ偏心カム1
0と布押さえ偏心カム7が反時計方向に回動する。この
時、補助押さえ偏心カム10の作用により、補助押さえ
偏心カム10の下端面が取り付け部2Aの上面を下方向
に押す。これによって、補助押さえ2が下降し、その端
部2Bは下枠1の外周部1B1上にある刺繍布を軽く押
さえる。
上に置く。その後、レバー4を第2図中の反時計方向に
P2の位置まで回すと、それにともなって、レバー軸6
が回動しレバー軸6に固定された補助押さえ偏心カム1
0と布押さえ偏心カム7が反時計方向に回動する。この
時、補助押さえ偏心カム10の作用により、補助押さえ
偏心カム10の下端面が取り付け部2Aの上面を下方向
に押す。これによって、補助押さえ2が下降し、その端
部2Bは下枠1の外周部1B1上にある刺繍布を軽く押
さえる。
【0012】この状態で、針落ち点(図示せず)に刺繍
布の縫製開始位置を合わせたり縫い方向に刺繍布を合わ
せるために刺繍布を適宜動かす。次に、レバー4を図中
P3の位置までさらに回動する。すると、布押さえ偏心
カム7の下端面が布押さえ3の取り付け部3Aの上面を
下方向に押して、布押さえ3が下降し、その凸状の端部
3Bが下枠1の凹状の溝1B2に強く押され、刺繍布が
刺繍枠に固定される。このとき、刺繍布は補助押さえ2
によってあらかじめ押さえられているので布押さえ3で
強く刺繍布を押しても刺繍布がセットされた位置からず
れることがない。
布の縫製開始位置を合わせたり縫い方向に刺繍布を合わ
せるために刺繍布を適宜動かす。次に、レバー4を図中
P3の位置までさらに回動する。すると、布押さえ偏心
カム7の下端面が布押さえ3の取り付け部3Aの上面を
下方向に押して、布押さえ3が下降し、その凸状の端部
3Bが下枠1の凹状の溝1B2に強く押され、刺繍布が
刺繍枠に固定される。このとき、刺繍布は補助押さえ2
によってあらかじめ押さえられているので布押さえ3で
強く刺繍布を押しても刺繍布がセットされた位置からず
れることがない。
【0013】刺繍縫いが終了した後、レバー4をP3か
らP1まで回すと、それにともなって補助押さえ偏心カ
ム10と布押さえ偏心カム7が時計方向に回動し、補助
押さえ偏心カム10による補助押さえ板の押圧、布押さ
え偏心カム7による布押さえ3の押圧がそれぞれ解除さ
れる。これにより、補助押さえ板2の端部2Bと布押さ
え3の端部3Bがそれぞれ下枠1の端部1Bから上昇
し、布の刺繍枠に対する固定が解除される。
らP1まで回すと、それにともなって補助押さえ偏心カ
ム10と布押さえ偏心カム7が時計方向に回動し、補助
押さえ偏心カム10による補助押さえ板の押圧、布押さ
え偏心カム7による布押さえ3の押圧がそれぞれ解除さ
れる。これにより、補助押さえ板2の端部2Bと布押さ
え3の端部3Bがそれぞれ下枠1の端部1Bから上昇
し、布の刺繍枠に対する固定が解除される。
【0014】この状態で、縫製された布を取り出す。ま
た、上記の実施例では、押圧・押圧解除手段として補助
押さえ偏心カム10と布押さえ偏心カム7によって補助
押さえ2と布押さえ3が下枠1に押しつけられるように
しているが、この手段はネジや電磁石やエアーシリンダ
ー等の他の手段でもできる。
た、上記の実施例では、押圧・押圧解除手段として補助
押さえ偏心カム10と布押さえ偏心カム7によって補助
押さえ2と布押さえ3が下枠1に押しつけられるように
しているが、この手段はネジや電磁石やエアーシリンダ
ー等の他の手段でもできる。
【0015】さらに、上記実施例では補助押さえ2を板
バネとしたが、補助押さえを剛体としてその下方にコイ
ルバネを設け、そのバネによって上方に常時付勢させて
おき、且つ、レバー4の回動によって板バネまたはコイ
ルバネをたわませて補助押さえを押すことにより下方に
回動する構成にしてもよい。
バネとしたが、補助押さえを剛体としてその下方にコイ
ルバネを設け、そのバネによって上方に常時付勢させて
おき、且つ、レバー4の回動によって板バネまたはコイ
ルバネをたわませて補助押さえを押すことにより下方に
回動する構成にしてもよい。
【0016】
【効果】この考案により、刺繍布が所定の位置に早く的
確にセットでき、操作性が向上して作業能率が向上す
る。
確にセットでき、操作性が向上して作業能率が向上す
る。
【図1】この考案の実施例の平面図である。
【図2】第1図のAーA断面図である。
1 下枠 2 補助押さえ 3 布押さえ 4 レバー 5 軸受け 6 レバー軸 7 布押さえ偏心カム 8 枠ブラケット 9 布押さえ軸 10 補助押さえ偏心カム 11 バネ
Claims (1)
- 【請求項1】 下枠と、下枠上の刺繍布を押さえる補助
押さえと、刺繍布を下枠に固定する布押さえと、前記補
助押さえと前記布押さえを前記下枠に対して押圧・押圧
解除する手段とからなるミシンの刺繍枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1019791U JPH0754315Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | ミシンの刺繍枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1019791U JPH0754315Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | ミシンの刺繍枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04106391U JPH04106391U (ja) | 1992-09-14 |
JPH0754315Y2 true JPH0754315Y2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=31900230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1019791U Expired - Fee Related JPH0754315Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | ミシンの刺繍枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0754315Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7194968B2 (en) | 2005-02-16 | 2007-03-27 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Embroidery frame |
US7255052B2 (en) | 2005-01-28 | 2007-08-14 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Embroidery frame |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP1019791U patent/JPH0754315Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7255052B2 (en) | 2005-01-28 | 2007-08-14 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Embroidery frame |
US7194968B2 (en) | 2005-02-16 | 2007-03-27 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Embroidery frame |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04106391U (ja) | 1992-09-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |