JPH0754023B2 - 鋼板コンクリート構造物 - Google Patents
鋼板コンクリート構造物Info
- Publication number
- JPH0754023B2 JPH0754023B2 JP2031133A JP3113390A JPH0754023B2 JP H0754023 B2 JPH0754023 B2 JP H0754023B2 JP 2031133 A JP2031133 A JP 2031133A JP 3113390 A JP3113390 A JP 3113390A JP H0754023 B2 JPH0754023 B2 JP H0754023B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel plate
- concrete structure
- plate concrete
- yarn bundle
- concrete
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は鋼板を外面に用いた鋼板コンクリート構造物
より詳細には面外の剪断に対する補強を密に行なう必要
がある原子力関連の建築物等として用いて好適な鋼板コ
ンクリート構造物に関する。
より詳細には面外の剪断に対する補強を密に行なう必要
がある原子力関連の建築物等として用いて好適な鋼板コ
ンクリート構造物に関する。
〔従来の技術〕 従来、面外方向の剪断に対する補強を密に行なう必要が
ある場合は、外面を構成する鋼板に鋼板あるいは鉄筋を
溶接し、ラチス構造等を形成するのが一般的方法であっ
た。しかし、この様な方法は溶接に手間がかかり、経済
性および生産性に問題があった。
ある場合は、外面を構成する鋼板に鋼板あるいは鉄筋を
溶接し、ラチス構造等を形成するのが一般的方法であっ
た。しかし、この様な方法は溶接に手間がかかり、経済
性および生産性に問題があった。
この発明は上記問題点に着目しなされたものである。そ
の目的は加工に手間がかからず、経済性、生産性が優れ
た高強度繊維を剪断補強材とした鋼板コンクリート構造
物を提案するにある。
の目的は加工に手間がかからず、経済性、生産性が優れ
た高強度繊維を剪断補強材とした鋼板コンクリート構造
物を提案するにある。
この鋼板コンクリート構造物は、コンクリート層の少な
くとも一方の表面に鋼板を配してなる鋼板コンクリート
構造物において、前記鋼板と他方の表面側に配した鋼板
あるいは弦材との間に高強力繊維材を、鋼板あるいは鋼
板に固着したリブ材に穿設した挿通孔、または取付けた
弯曲シースを挿通し、ラチス状に配してなることを特徴
とする。
くとも一方の表面に鋼板を配してなる鋼板コンクリート
構造物において、前記鋼板と他方の表面側に配した鋼板
あるいは弦材との間に高強力繊維材を、鋼板あるいは鋼
板に固着したリブ材に穿設した挿通孔、または取付けた
弯曲シースを挿通し、ラチス状に配してなることを特徴
とする。
この発明で用いる高強力繊維材とは芳香族ポリアミド繊
維(アラミド繊維)、炭素繊維等の高引張弾性率、高引
張強度を有する繊維の連続糸条、あるいはこれら繊維を
芯材として用いたFRP(繊維強化プラスチック)材であ
る。
維(アラミド繊維)、炭素繊維等の高引張弾性率、高引
張強度を有する繊維の連続糸条、あるいはこれら繊維を
芯材として用いたFRP(繊維強化プラスチック)材であ
る。
以下、図示する実施例により説明する。
第1図はコンクリート層1の両表面に鋼板2,2を配して
なった鋼板コンクリート構造物である。鋼板2,2間には
アラミド繊維の連続糸条束3がラチス状をなし取付けて
ある。連続糸条束3は鋼板2に穿孔した2ケ1組の挿通
孔4を挿通して配置する。あるいは鋼板2に固着したリ
ブ材5に穿孔した挿通孔6を挿通して配置する。
なった鋼板コンクリート構造物である。鋼板2,2間には
アラミド繊維の連続糸条束3がラチス状をなし取付けて
ある。連続糸条束3は鋼板2に穿孔した2ケ1組の挿通
孔4を挿通して配置する。あるいは鋼板2に固着したリ
ブ材5に穿孔した挿通孔6を挿通して配置する。
鋼板2に穿孔した挿通孔4,4の位置に、第2図のように
曲率半径が大きい鋼製の弯曲シース7を嵌挿し、この弯
曲シース7等の曲率半径が大きいガイド部材を挿通し糸
条束3を配すると、折曲による糸条束の強度低下が防止
でき好適である。
曲率半径が大きい鋼製の弯曲シース7を嵌挿し、この弯
曲シース7等の曲率半径が大きいガイド部材を挿通し糸
条束3を配すると、折曲による糸条束の強度低下が防止
でき好適である。
同様にリブ材5の挿通孔6に代えて、第3図のように弯
曲シース7を固着し、糸条束3を挿通すると好適であ
る。
曲シース7を固着し、糸条束3を挿通すると好適であ
る。
第4図はコンクリート層1の一方の表面に鋼板2を配し
てなった鋼板コンクリート構造物であり、鋼板2に固着
したリブ材5とコンクリート層1内他表面側に配した鉄
筋弦材8との間に連続糸条束3をトラス状に配し構成さ
れている。糸条束3はリブ材5に穿孔した挿通孔6を挿
通し、弦材8に引掛けて配してあるが、第2、3図のよ
うに弯曲シース7等のガイド部材を用いるとより好適で
ある。
てなった鋼板コンクリート構造物であり、鋼板2に固着
したリブ材5とコンクリート層1内他表面側に配した鉄
筋弦材8との間に連続糸条束3をトラス状に配し構成さ
れている。糸条束3はリブ材5に穿孔した挿通孔6を挿
通し、弦材8に引掛けて配してあるが、第2、3図のよ
うに弯曲シース7等のガイド部材を用いるとより好適で
ある。
前記実施例はいずれもアラミド連続糸条束3を用いた
が、トラス状に配した直線部分の糸条束3にエポキシ樹
脂組成物等を塗着し、硬化せしめてFRPに転化せしめる
と、糸条の緩がなくなり好適である。
が、トラス状に配した直線部分の糸条束3にエポキシ樹
脂組成物等を塗着し、硬化せしめてFRPに転化せしめる
と、糸条の緩がなくなり好適である。
あるいは、予めエポキシ樹脂等の組成液を含浸せしめた
連続糸条束を、例えばポリエチレンフィルムチーブ等に
挿入した状態で、ラチス状に配筋し、常温硬化あるいは
加熱硬化せしめ、フィルムチーブを剥離し、コンクリー
トを注入して鋼板コンクリートとすることもできる。
連続糸条束を、例えばポリエチレンフィルムチーブ等に
挿入した状態で、ラチス状に配筋し、常温硬化あるいは
加熱硬化せしめ、フィルムチーブを剥離し、コンクリー
トを注入して鋼板コンクリートとすることもできる。
この鋼板コンクリート構造物を製造するには、2枚の鋼
板2,2にリブ材5等を溶着した後、鋼板2,2間にスペーサ
ー9を取付けて、形状を保持する。少なくとも1スパン
の全ラチスの長さがある連続糸条束3を用い、鋼板2,2
間あるいはリブ材5、鉄筋弦材8、等の間を縫うように
配筋してラチスを形成する。予め含浸せしめてあるエポ
キシ樹脂組成物、あるいは配筋後塗着した組成物の硬化
をまって、コンクリート1を打設する。コンクリートが
固まれば多少のラチスの緩みは問題とならない。
板2,2にリブ材5等を溶着した後、鋼板2,2間にスペーサ
ー9を取付けて、形状を保持する。少なくとも1スパン
の全ラチスの長さがある連続糸条束3を用い、鋼板2,2
間あるいはリブ材5、鉄筋弦材8、等の間を縫うように
配筋してラチスを形成する。予め含浸せしめてあるエポ
キシ樹脂組成物、あるいは配筋後塗着した組成物の硬化
をまって、コンクリート1を打設する。コンクリートが
固まれば多少のラチスの緩みは問題とならない。
糸条束3の端は緊結する必要があるが、応力の少ない箇
所を選ぶことができる。
所を選ぶことができる。
この発明は以上の構成からなる。この鋼板コンクリート
構造物はラチス状に配した高強度繊維材が面外方向の剪
断応力に対し高い耐力を示す。
構造物はラチス状に配した高強度繊維材が面外方向の剪
断応力に対し高い耐力を示す。
従って、部材断面の大きい鉄筋コンクリート構造であ
る、例えば原子力関連の建屋、その他一般建物で衝撃荷
重を受ける部材として用いることができる。また、この
構造物は1スパンの配筋を連続した繊維材を挿通孔また
は弯曲シースを挿通して配筋できるので、配筋の作業能
率および生産性が高く、低コスト化を達成できる。
る、例えば原子力関連の建屋、その他一般建物で衝撃荷
重を受ける部材として用いることができる。また、この
構造物は1スパンの配筋を連続した繊維材を挿通孔また
は弯曲シースを挿通して配筋できるので、配筋の作業能
率および生産性が高く、低コスト化を達成できる。
図面はこの発明の実施例を示すものであって、第1図は
両表面に鋼板を配した鋼板コンクリート構造物の断面
図、第2、3図は鋼板およびリブ材に取付けた弯曲シー
スの図面、第4図は片表面に鋼板を配した鋼板コンクリ
ート構造物の断面図である。 1……コンクリート層、2……鋼板、3……連続糸条
束、4……挿通孔、5……リブ材、6……挿通孔、7…
…弯曲シース、8……鉄筋弦材、9……スペーサー。
両表面に鋼板を配した鋼板コンクリート構造物の断面
図、第2、3図は鋼板およびリブ材に取付けた弯曲シー
スの図面、第4図は片表面に鋼板を配した鋼板コンクリ
ート構造物の断面図である。 1……コンクリート層、2……鋼板、3……連続糸条
束、4……挿通孔、5……リブ材、6……挿通孔、7…
…弯曲シース、8……鉄筋弦材、9……スペーサー。
Claims (1)
- 【請求項1】コンクリート層の少なくとも一方の表面に
鋼板を配してなる鋼板コンクリート構造物において、前
記鋼板と他方の表面側に配した鋼板あるいは弦材との間
に高強力繊維材を、鋼板あるいは鋼板に固着したリブ材
に穿設した挿通孔、または取付けた弯曲シースを挿通
し、ラチス状に配してなることを特徴とする鋼板コンク
リート構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2031133A JPH0754023B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 鋼板コンクリート構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2031133A JPH0754023B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 鋼板コンクリート構造物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03235858A JPH03235858A (ja) | 1991-10-21 |
JPH0754023B2 true JPH0754023B2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=12322932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2031133A Expired - Lifetime JPH0754023B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 鋼板コンクリート構造物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0754023B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10327466B4 (de) * | 2003-01-13 | 2008-08-07 | Jan Forster | Baukörper für Strahlenschutzbauwerke |
KR101219878B1 (ko) * | 2010-12-29 | 2013-01-09 | 전남대학교산학협력단 | 트러스 구조의 심재를 구비한 샌드위치 패널의 제조방법 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0639826B2 (ja) * | 1986-01-30 | 1994-05-25 | 清水建設株式会社 | 繊維補強コンクリ−ト構造物 |
-
1990
- 1990-02-09 JP JP2031133A patent/JPH0754023B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03235858A (ja) | 1991-10-21 |
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