JPH0753813Y2 - 制振鋼板の溶接構造 - Google Patents

制振鋼板の溶接構造

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JPH0753813Y2
JPH0753813Y2 JP1991066465U JP6646591U JPH0753813Y2 JP H0753813 Y2 JPH0753813 Y2 JP H0753813Y2 JP 1991066465 U JP1991066465 U JP 1991066465U JP 6646591 U JP6646591 U JP 6646591U JP H0753813 Y2 JPH0753813 Y2 JP H0753813Y2
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JP
Japan
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steel plate
damping steel
welded
welding
folded
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JP1991066465U
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JPH0533964U (ja
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政彦 佐藤
孝 伊藤
敏 高木
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Tokyo Radiator Manufacturing Co Ltd
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Tokyo Radiator Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は、自動車等の防音用と
して使用する制振鋼板の溶接構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等におけるパネルの振動によるノ
イズの発生を防ぐ手段の一つとして、パネル間に制振材
を介在せしめた制振鋼板、例えば薄板鋼板の中間に樹脂
材を挟んだものを使用し、振動の減衰能を高めて振動を
小さくする方法がある。
【0003】そして、このような制振鋼板同士の溶接構
造として、従来は、図5に示すように、制振鋼板1(薄
板鋼板2の中間に樹脂材3を介在させたもの)の接続端
部4を夫々直角に折曲げてL字状に形成せしめ、該接続
端部4,4を面接せしめるとゝもに、両制振鋼板1,1
の接続端部端面5,5の部分を溶接6して接続した構造
のもの(へり溶接)と、図6に示すように、一方の接続
端部4Aをこれと接続する他方の接続端部4Bより長く
突出せしめて両接続端部4A,4Bを重ね合わせ、短い
他方の前記接続端部4Bの接続端部端面5Bの部分にお
いて、長い一方の接続端部4Aと溶接7して接続した構
造のもの(重ね溶接)とがある。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】しかしながら、図5
に示すような従来の溶接構造のものは、普通鋼板の場合
は容易に溶接できるが、制振鋼板1では中間に樹脂材3
を挟んだ構成であるため、溶接の際の熱により接続端部
4,4の部分の樹脂材3が溶融するとゝもに、該接続端
部4,4における最外側の薄板鋼板2A,2Aには熱伸
長によって互いに離反する方向の力が発生する。その結
果、最外側の薄板鋼板2A,2Aが接続端部端面5,5
の部分から反り返り、口開きが生じて溶接不良となると
いった欠点がある。また、図6に示すような従来の溶接
構造のものは、前記と同様な原因により、長い方の最外
側の薄板鋼板2Aがその接続部端面5A部分から反り返
り、前記と同様な口開きが生じて、溶接不良となるとい
った欠点がある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本願考案は、上記のよ
うな従来の問題点を解決するためになされたもので、溶
接時の口開きを防止した溶接構造を提供することを目的
としたものであり、その要旨は、少なくとも一方の制振
鋼板の先端部分を片面側に折り返して接続端部の片面と
密着した折り返し部を形成するとゝもに、該折り返し部
を形成していない前記接続端部の他面にこれと接続する
他方の制振鋼板の接続端部を面接せしめ、前記折り返し
部の頂部で前記両制振鋼板を溶接したことを特徴とする
制振鋼板の溶接構造にある。
【0006】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基き詳細
に説明するに、図1及び図2において、10A,10B
は夫々溶接する二枚の制振鋼板で、各制振鋼板10A,
10Bは表裏2枚の薄板鋼板11・11の間に樹脂材1
2を挟み一体構造としたものであり、一方の制振鋼板1
0Aの接続端部13は真っ直ぐに延びている。
【0007】そして、一方の前記制振鋼板10Aと接続
する他方の制振鋼板10Bの接続端部14には、その先
端部を片面側に折り返して前記接続端部14の片面と密
着した折り返し部15を形成してある。
【0008】16は溶接金属で、図2(イ)(ロ)に図
示するように、一方の制振鋼板10Aの接続端部13
と、これと接続する他方の制振鋼板10Bの接続端部1
4とを折り返し部15を形成していない他面で面接せし
め、前記折り返し部15の頂部15A近傍の凹部におい
て溶着したたものであり、この溶接金属16により両制
振鋼板10A,10Bが一体に溶接されている。
【0009】而して、両制振鋼板10A,10Bの溶接
部分は、前記一方の接続端部14に形成した折り返し部
15の頂部15A近傍の凹部において溶着しているた
め、溶接金属16の乗りも良く、確実に溶接できる。ま
た前記溶接部は、前記両制振鋼板10A,10Bの接続
端部13,14の端面10C,10Dから夫々離れた位
置にあるため、溶接時における熱が伝わりにくい。した
がって、該接続部の端面10C,10Dの近傍における
樹脂材12が溶融することがなく、口開きが生じること
なく溶接できる。
【0010】図3に示すものは、本考案の他の実施例
で、前記実施例のものと同一構成からなる両制振鋼板1
0E,10Eの接続端部14を夫々同一方向へ直角に折
曲げ、さらに該接続端部14の先端部を夫々外側に折り
返して接続端部14の片面と密着した折り返し部15を
形成したもので、前記両接続端部14の折り返し部15
を形成していない他面で互いに面接せしめるとゝもに、
両折り返し部15の頂部15A間の凹部において溶接金
属16で溶接した構成である。
【0011】而して、両制振鋼板10E,10Eの溶接
部分は、接続端部14に形成した折り返し部15の頂部
15A,15A間の凹部において溶着せしめているた
め、溶接金属16の乗りも良く、確実に溶接できる。ま
た前記溶接部分は、前記両制振鋼板の接続部14の端面
10Dから夫々離れた位置にあるため、溶接時における
熱が伝わりにくゝ、前記接続端部の端面10D近傍にお
ける樹脂材12が溶融することがなく、口開きが生じる
ことなく溶接できる。
【0012】
【考案の効果】本考案に係る制振鋼板の溶接構造は、前
記のように、少なくとも一方の制振鋼板の先端部分を片
面側に折り返して接続端部の片面と密着した折り返し部
を形成するとゝもに、該折り返し部を形成していない前
記接続端部の他面にこれと接続する他方の制振鋼板の接
続端部を面接せしめ、前記折り返し部の頂部で前記両制
振鋼板を溶接した構成であるから、接続端部の端面が溶
接時における加熱によって口開きすることがない。従っ
て、溶接作業が容易であり、作業性が向上するとゝも
に、確実に溶接することが出来るといった諸効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る溶接構造の断面図である。
【図2】同溶接の加工工程を示す説明図である。
【図3】他の実施例の断面図である。
【図4】従来の溶接構造の断面図である。
【図5】更に他の従来例の同断面図である。
【符号の説明】
10A 制振鋼板 10B 制振鋼板 10C 接続端部の端面 10D 接続端部の端面 10E 制振鋼板 11 薄板鋼板 12 樹脂材 13 接続端部 14 接続端部 15 折り返し部 15A 同頂部 16 溶接金属

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方の制振鋼板の先端部分を
    片面側に折り返して接続端部の片面と密着した折り返し
    部を形成するとゝもに、該折り返し部を形成していない
    前記接続端部の他面にこれと接続する他方の制振鋼板の
    接続端部を面接せしめ、前記折り返し部の頂部で前記両
    制振鋼板を溶接したことを特徴とする制振鋼板の溶接構
    造。
JP1991066465U 1991-07-26 1991-07-26 制振鋼板の溶接構造 Expired - Lifetime JPH0753813Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0533964U JPH0533964U (ja) 1993-05-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61693Y2 (ja) * 1980-03-06 1986-01-10
JPS596068U (ja) * 1982-06-30 1984-01-14 いすゞ自動車株式会社 制振用鋼板材の接合装置

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JPH0533964U (ja) 1993-05-07

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