JPS5828718Y2 - 分割型イナ−トガスア−ク溶接用押え銅 - Google Patents

分割型イナ−トガスア−ク溶接用押え銅

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JPS5828718Y2
JPS5828718Y2 JP17897878U JP17897878U JPS5828718Y2 JP S5828718 Y2 JPS5828718 Y2 JP S5828718Y2 JP 17897878 U JP17897878 U JP 17897878U JP 17897878 U JP17897878 U JP 17897878U JP S5828718 Y2 JPS5828718 Y2 JP S5828718Y2
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JP
Japan
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copper
presser
base
welded
welding
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JP17897878U
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JPS55103087U (ja
Inventor
光男 酒井
博光 林田
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は溶接機用の治具に取りつけて使用される押え
銅の改良に関する。
イナートガスアーク溶接、例えばTIG溶接あるいはM
IG溶接等により薄板の溶接を行なう場合に、溶接部の
熱ひずみ等を発生させないようにするためには、被溶接
部材の溶接箇所の全長にわたって押えることが必要であ
る。
併し、例えば第7図、第8図に示すような車両のパネル
ルーフとパネルクォータとの溶接工程において、パネル
ルーフ51とパネルクォータ52とを溶接する時には、
両パネル51及び52の裏面にルーフサイドインナ53
があらかじめ溶接されている。
このためパネルルーフ51とパネルクォータ52とを溶
接するには、ル→サイドインナ53に設けた略菱形の穴
53aを通して押え銅410頭部41aを挿入し、この
頭部41aによりパネルルーフ51とパネルクォータ5
2とを押え板42に押しあてて、押え板42側から両パ
ネルを溶接していた。
この場合、ルーフサイドインナ53の穴53aはボデー
の強度上、現在の大きさより大きくすることができず、
従って、押え銅41の頭部41aの大きさは穴53aよ
り小さくしなければならず、パネルルーフ51とパネル
クォータ52との溶接線54の全長tにわたり押えるこ
とができなかった。
このため、押え銅41により押えきれない溶接部に、溶
接による熱ひずみが発生し、その手直しのために相当の
工数が必要であった。
この考案は上記にかんがみ、被溶接部品を押えるイナー
トガスアーク溶接用押え銅が、この押え銅を挿入する穴
の大きさにより制限を受ける場合においても、被溶接部
品の溶接全長にわたり押えることができ、□被溶接部品
の溶接中において熱ひずみを発生させず、従って、ひず
み取り工数を必要としない押え銅の提供を目的とするも
のである。
つぎに、この考案を図面に示す実施例にもとづいて説明
する。
第1図〜第6図において、押え銅1には、この押え銅1
を被溶接部材の方向(第1図の矢印A方向)及びその逆
方向に移動させる治具(図示しない)に取りつけるため
のベース2が設けられている。
このベース2は第2図イ及び口に示すように、長方形板
状の台板2aの上面に、長縁に近接して平行する長方形
板状の側板2bが固着されている。
右押え銅3は第3図イ及び口に示すように、従来の押え
銅41と略同−の巾をもち、その左側上部には左方に傾
斜した傾斜部4があ、す、この傾斜部4の上部から右方
に、湾曲した押面5を有する右側頭6がある。
この右押え銅3は傾斜部4の下部及び右側頭6の中央下
部が略平行な面をもつ胴部7になっており、この胴部7
の右側下端には上記平行面と略直角な当り面8がある。
この右折え胴3には、右側頭6の一部を残して、傾斜部
4側から、その巾の中心部に縦溝9があけられている。
右側頭6は縦溝9により傾刺部4と反対方向に傾斜して
削り取られて、湾曲面6aが形成されている。
又右折え銅3は胴部7の左側に軸穴10があけられてい
る。
差押え胴11は右折え胴3と同一の巾をもつ左側頭12
があり、この左側頭12の右側中央部には、右側頭3の
縦溝9に挿入可能な巾をもつ中央部13がある。
そして、左側頭12と中央部13との上面は、湾曲した
押面14になっており、中央部13の右側は右折え銅3
の右側頭6の湾曲面6aと略同じ形に形成された湾曲面
13aになっている。
差押え銅11は左側頭12と中央部13との中央下部に
、中央部13の巾と同−巾をもつ胴部15がある。
この胴部15は中心部に軸穴16があり、又下端左側に
、胴部15から後方(紙面の裏側)に突出したストツパ
17が設けられている。
この胴部15は下端右側に、胴部15に対し直角に伸び
た横腕18が設けられている。
そして、との横腕18の下部には軸穴19を有する突片
20が突出しており、又横腕18の上部には横腕18か
ら両側方に伸びるストツパ21が設けられている。
ばね受け22は板状の部材によりL型に形成されており
、第6図に示すように、取付板23がベース2の長手方
向と直角に、ベース2の右端部に取りつけられている。
ばね受22は延長板24がベース2の右方に伸びており
、延長板24の端部にはばね係止部24aがある。
ばね受け22は取付板23の端部右側にもばね係止部2
3aがある。
25,26はいづれもばね止めピンであり、ばね止めど
ン25は差押え銅11の横腕28に植設されており、ば
ね止めピン26は右折え銅3の胴部7の下端部に植設さ
れ、その向きははね止めどン25と反対になっている。
上記のように形成された差押え銅11の中央部13及び
胴部15を右折え銅3の縦溝9に挿入し、右折え銅3の
軸穴10と差押え銅11の軸穴16とにピン27を挿通
して、右折え銅3と差押え銅11とを枢着する。
ついで、差押え銅11をベース2の台板2aの前方に位
置させ(第1図の状態)、差押え銅11の軸穴19とベ
ース2の側板2bの軸穴2cとにピン28を挿通し、ベ
ース2に対し差押え銅11を枢着する。
ついで、差押え銅11のばね止めピン25とばね受け2
2のばね係止部24aとに引張りはね29を取りつけ、
又右折え銅3のばね止めピン26とばね受け22のばね
係止部23aとに引張りばね30を取りつけて、押え銅
1を組み立てる。
上記のように組み立てられた押え銅1は、差押え銅11
がばね止めピン25を引張りばね29により引かれて、
ピン28を軸としてベース2に対して時計方向に回転し
、又右折え銅3が、ばね止めピン26を引張りはね30
により引かれて、ピン27を軸として差押え銅11に対
して反時計方向に回転している。
このため、差押え銅11と右折え銅3とは、その左側頭
12と右側頭6とが接近して折り重ねられ、ルーフサイ
ドインナ53の穴53aに挿入可能な状態になっている
(第1図参照)。
つぎに、この実施例の作用について説明する。
ルーフサイドインナ53を溶着したパネルルーフ51と
パネルクォータ52とを溶接治具(図示しない)により
支持し、従来と同様にパネルルーフ51とパネルクォー
タ52との溶接部の溶接線54に沿って、その両側を上
押え42により上部から押える。
ついで、第1図に示すように折り重ねられ、かつ、ベー
ス2を介して押し上げ用の治具(図示しない)に取りつ
けられた押え銅1をルーフサイドインナ53の穴53a
に挿入する。
押え銅1は押し上げられると、右折え銅3の右側頭6が
、両パネル51,520溶接部の右側下面に押しあてら
れる。
これにより右側頭6は引張りばね30の引張り力に抗し
て、ピン27を軸として時計方向に回転する。
押え銅1がさらに上昇すると、差押、え銅11の左側頭
12が両パネル51.520溶接部り左側下面に押しあ
てられ、引張りばね29の引張り力に抗して、ピン28
を軸として反時計方向に回転する。
ついで、差押え銅11のストツパ17がベース2の側板
2bの上面に当接すると、差押え銅110回転は止まり
、又右折え銅30当り面8が差押え銅11のストツパ2
1に当接すると、右折え銅30回転が止する。
押え銅1は、上記のように差押え銅11と右折え銅3と
が左右に開くと、左・右折え銅11,3の上面は、パネ
ルルーフ51とパネルクォータ52との溶接部の下面を
均一に押すとともに、溶接長さtの略全長t2にわたっ
て押す。
なお、上記実施例においては、右押え銅3を左押え銅1
1にピン27により枢着したが、左・右の押え銅11,
3の折り重ね及び拡開ができるものであればよく、右押
え銅3を直接ベース2に枢着してもよい。
この考案は上記のように、被溶接部品を押える際に、穴
等に挿入した頭部により押えるために、被溶接部品の押
えられる溶接長さが制限されるイナートガス溶接用の押
え銅を、被溶接部材の溶接部に近接・離隔されるベース
と、相互に開き角度が拡大、縮少可能にベースに軸着さ
れ、かつ線状の溶接部に沿って拡大した時被溶接材に接
する面が溶接部に沿って連続する2個の押え銅とに分割
して、両押え銅の開き角度を所定値にセントすることと
したことにより、押え鈍の頭部を穴等に挿入する際に臥
頭部を折り重ねて縮少し、穴内においては頭部を拡張す
ることとしたので、従来の一体固定型の押え銅に比らべ
て、被溶接部品の溶接長さの全長にわたり押えることが
できるので、溶接時の冷却効果が上がり、被溶接部の熱
ひずみがほとんどなくなるので、熱ひずみを修正するた
めの手直し工数を節減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はこの考案の一実施例を示し、第1図は
押え銅の組立て時の正面図、第2図イは押え銅の台の正
面図、同口は台の平面図、第3図イは右押え銅の正面図
、同口は右押え銅の平面図、第4図イは左押え銅の正面
図、同口は左押え銅の平面図、第5図は押え銅の使用時
の頭部を拡げた状態を示す正面図、第6図は第5図の平
面図、第7図第β図は従来の押え銅の一実施例を示し、
第7図は押え銅の正面図、第8図は押え銅の平面図であ
る。 1・・・・・・押え銅、2・・・・・−ベース、3・・
・・・・右押え銅、6・・・・・・右側頭、8・・・・
・・当り面、11・・−・・・左押え銅、12・・・・
・・左側頭、17・・・・・・ストッパ、18・・・・
・・横腕、21・・・・・・ストッパ、22・・・・・
・ばね受、29゜30・・・・・・引張りばね、51・
・・・・・パネルルーフ、52・・・・・・パネルクォ
ータ、54・・・・・・溶接線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 線状に溶接される2岡の被溶接部材の溶接部に近接、離
    隔可能のベースと、相互間の開き角度が拡大、縮少可能
    に前記ベースに軸着されかつ前記線状の溶接部に沿って
    拡大した時被溶接部材に接する面が前記溶接部に沿って
    連続する2個の押え銅と、この両押え銅が所定角度以上
    に開くのを阻止するストツパとからなるを特徴とする分
    割型イナートガスアーク溶接用押え銅。
JP17897878U 1978-12-30 1978-12-30 分割型イナ−トガスア−ク溶接用押え銅 Expired JPS5828718Y2 (ja)

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JP17897878U JPS5828718Y2 (ja) 1978-12-30 1978-12-30 分割型イナ−トガスア−ク溶接用押え銅

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Publication Number Publication Date
JPS55103087U JPS55103087U (ja) 1980-07-18
JPS5828718Y2 true JPS5828718Y2 (ja) 1983-06-22

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