JPH0753434A - アルデヒド類の製造方法 - Google Patents

アルデヒド類の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロジウム触媒を含む反応液より触媒を実質的
に失活させないで未反応オレフィンを回収する方法を提
供するものである。 【構成】 ヒドロホルミル化反応領域において、有機リ
ン化合物を配位子とするロジウム触媒の存在下に、オレ
フィンを一酸化炭素及び水素と反応させるアルデヒド類
の製造方法であって、前記ヒドロホルミル化反応領域よ
り取り出される未反応オレフィン、アルデヒド生成物及
び触媒を含む反応液を、一酸化炭素及び水素と向流接触
させて、ロジウム触媒を実質的に失活させないで未反応
オレフィンを該反応液から分離回収し、回収された未反
応オレフィンを一酸化炭素及び水素と共にヒドロホルミ
ル化反応領域に供給することを特徴とするアルデヒド類
の製造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒドロホルミル化反応
領域において、有機リン化合物を配位子とするロジウム
触媒の存在下に、オレフィンを一酸化炭素及び水素と反
応させるヒドロホルミル化の改良された方法に関するも
のである。更に詳しくは、本発明は経済的且つ効率的
に、ヒドロホルミル化反応領域より取り出される反応液
より、ロジウム触媒を実質的に失活させないで、未反応
オレフィンを回収し、且つ回収した未反応オレフィンを
ヒドロホルミル化反応領域に供給することを特徴とする
オレフィンのヒドロホルミル化方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】オレフィンのヒドロホルミル化反応をロ
ジウム触媒の存在下に行わせる方法は従来公知である。
また、ヒドロホルミル化反応生成液からの未反応オレフ
ィン、アルデヒド生成物及び触媒の分離方法についても
従来いくつかの方法が開示されている。
【0003】例えば、特開昭52−125103号にお
いては、1段の完全混合槽によるガスストリッピング反
応形式により、反応領域から未反応オレフィン、水素、
一酸化炭素及びアルデヒド生成物をストリッピングさ
せ、その蒸気状混合物を冷却した後、フラッシュ分離に
より未反応オレフィン、水素及び一酸化炭素とアルデヒ
ド生成物を分離させている。この分離せしめた未反応オ
レフィンを含むガス状流は、大部分反応領域へ再循環す
ることが開示されている。
【0004】しかしながら、この場合フラッシュ分離の
みでは、オレフィンの大きな蒸発潜熱を伴うためオレフ
ィンを完全に分離することができず、オレフィンの実質
的損失につながることは明らかである。こうしたオレフ
ィンの実質的損失を防ぐため、特開平3−101633
にはスクラバー設備使用によるオレフィンの回収方法を
開示しているが、これらの回収方法においては、ストリ
ップド触媒溶液にオレフィン及びアルデヒドを吸収させ
反応装置に再循環させるため、アルデヒドの自己縮合に
よる二量体及び三量体、又はエステル等の高沸点生成物
の増加につながることが予想される。
【0005】また、特開昭59−70634号には、水
溶性ロジウム−ホスフィン錯体化合物の存在下にオレフ
ィンと一酸化炭素及び水素を反応させアルデヒドを製造
する方法が開示されており、未反応オレフィンの回収方
法としては、合成ガスによるストリッビング塔を用いて
いるが、この方法ではストリッビング塔に入る前に触媒
液を水相・有機相分離工程において水槽へ分離させるた
め、実質上触媒液は含まれていない。
【0006】さらに、特公表3−502449号におい
ては、ヒドロホルミル化反応生成物流の少なくとも一部
を、一酸化炭素及び水素供給物と緊密接触させる方法が
開示されているが、この方法では反応生成物流は、反応
器の上方から蒸気流として抜き出されているため、反応
生成物流中には触媒は含まれてこない。一方、J.Ch
em.Soc.(A),1968,2660頁以下にお
いては、常圧、室温下においてRhヒドリド錯体に一酸
化炭素及び水素を接触させるとdimer体となる事が
示されており、その結果Rh触媒の活性劣化が予想され
る。
【0007】すなわち、米国特許4148830号等に
見られる液体−循環プロセスのごとく触媒液を含有する
反応生成物流から、触媒活性を低下させることなく未反
応オレフィンを回収する方法は、これまで開示されてい
なかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】反応領域から取り出さ
れる反応液が触媒液を含む液体循環プロセスにおいて、
Rh触媒の存在下にヒドロホルミル化反応を行う場合
に、向流接触塔を用いて未反応オレフィンを回収するこ
とは、Rh触媒の活性劣化がおこるため従来技術では困
難であった。本発明は、上記液体循環プロセスにおいて
も、向流接触塔内で触媒を実質上失活させないで、経済
的且つ効率的に未反応オレフィンを回収する方法を提供
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題に
つき鋭意検討した結果、ヒドロホルミル化反応領域より
取り出される反応液を、ヒドロホルミル化反応領域に導
入する一酸化炭素及び水素と、特定の操作条件下で緊密
に向流接触させることにより、上記課題を解決できるこ
とを見出し本発明を完成した。
【0010】即ち、本発明の要旨は、ヒドロホルミル化
反応領域において、有機リン化合物を配位子とするロジ
ウム触媒の存在下に、オレフィンを一酸化炭素及び水素
と反応させるヒドロホルミル化方法であって、前記ヒド
ロホルミル化反応領域より取り出される未反応オレフィ
ン、アルデヒド生成物及び触媒を含む反応液を、一酸化
炭素及び水素と向流接触させて、ロジウム触媒を実質的
に失活させないで未反応オレフィンを該反応液から分離
回収し、回収された未反応オレフィンを前記一酸化炭素
及び水素と共にヒドロホルミル化反応領域に供給するこ
とを特徴とするオレフィンのヒドロホルミル化方法に存
する。
【0011】以下に本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて用いられるオレフィンには特に臨界的な制限はな
く、単品でも混合オレフィンでも用いることができる
が、好適なオレフィンは炭素数2〜5のオレフィン又は
それらの混合物であり、最も好適なオレフィンはプロピ
レンである。また、パラフィン類等のオレフィン以外の
炭化水素を含むようなオレフィンの純度の低い原料も好
適に使用できる。
【0012】原料オレフィンは通常特別な前処理などを
することなく用いられるが、触媒毒として知られる硫黄
分やハロゲン分又はジエン、トリエン類、更には過酸化
物類等を従来公知の吸着、抽出、蒸留、熱処理、膜分離
等の方法により除去したものを用いることもできる。触
媒には有機リン化合物を配位子とするロジウム触媒が用
いられるが、有機リン化合物としては、トリブチルホス
フィン、トリオクチルホスフィン等のトリアルキルホス
フィン、トリフェニルホスフィン、トリトリルホスフィ
ン、フェニル基の水素がスルホン基やハロゲン等で置換
されたトリアリールホスフィン等のトリアリールホスフ
ィン、トリシクロヘキシルホスフィン等のトリシクロア
ルキルホスフィン、モノブチルジフェニルホスフィン、
ジプロピルフェニルホスフィン等のアルキルアリールホ
スフィン、シクロアルキルアリールホスフィン、アルキ
ルシクロアルキルホスフィン等が挙げられる。
【0013】また、トリアルキルホスファイト、置換基
を有していてもよいトリフェニルホスファイト、トリナ
フチルホスファイト等のトリアリールホスファイト及び
アルキルアリールホスファイト等も用いられ、具体的に
はUSP3415906,USP4599206,US
P4351759,USP4748261,USP45
67306,USP5235113及びUSP5227
532に開示されている化合物等が挙げられるが、本発
明は有機リン化合物の種類に限定されるものではない。
【0014】これらの有機リン化合物のうち2種以上を
混合配位子として用いることもできる。また、上記有機
リン化合物とトリフェニルホスフィンオキシド等の5価
の有機リン化合物とを混合して用いることもできる。ロ
ジウム源としては、ヒドリドカルボニルトリス(トリフ
ェニルホスフィン)ロジウム、アセトキシビス(トリフ
ェニルホスフィン)ロジウム等のロジウム錯体の他にロ
ジウムアセチルアセトネート、酢酸ロジウム等の有機
塩、硝酸ロジウム等の無機塩、酸化ロジウム等の酸化物
等も用いられる。ロジウムは直接ヒドロホルミル化反応
器にフィードしてもよいが、反応器外で有機リン化合物
配位子と共に溶媒中で高められた温度・圧力のもとで一
酸化炭素と水素とで処理し、あらかじめ触媒液を調製し
ておくこともできる。この触媒調製のための溶媒は通常
後述する反応溶媒の中から選ばれるが、反応溶媒とは同
一のものでなくてもよい。触媒の調製条件としては、通
常ロジウム濃度が数ppm〜数重量%、有機リン化合物
配位子とロジウムとの比率はモル比でP/Rh=1〜1
0000、温度は60〜200℃、圧力は常圧〜200
kg/cm2G、処理時間は数分〜十数時間の範囲で行
われる。
【0015】上記処理は回分式でも連続式でもよい。ヒ
ドロホルミル化の反応溶媒としては、オレフィン自身を
溶媒にしてもよいし、生成アルデヒドや副生する高沸点
物を使用することもできる。その他ヘキサン、オクタン
等の脂肪族炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素、ブタノー
ル、オクタノール、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール等のアルコール類、トリグライム、テ
トラグライム等のエーテル類、ジオクチルフタレート等
のエステル類、又は水等の触媒を溶解し反応に悪影響を
与えぬものが使用できる。ヒドロホルミル化反応条件と
しては、通常水素分圧0.1〜200kg/cm2G、
一酸化炭素分圧0.1〜200kg/cm2 G、全圧数
kg/cm2 G〜300kg/cm2 G、水素分圧/一
酸化炭素分圧=0.1〜10、温度60〜200℃、ロ
ジウム濃度は数重量ppm〜数重量%、有機リン化合物
配位子中のP/Rh=1〜10000(モル比)、反応
時間数分〜十数時間の範囲で行われる。
【0016】上述のごとくして取り出された反応液は、
放圧することなく、即ち、実質的に反応領域と同一の圧
力で、理論段数4〜100段を有する向流接触塔の上部
へ導入される。向流接触塔の理論段数が4段未満の場合
はアルデヒド生成物の同伴が起こり好ましくない。ま
た、100段よりも多い場合は、不必要な設備費の増加
につながるだけである。
【0017】一方、一酸化炭素及び水素を塔底部より導
入し、反応領域から取り出された上記反応液と向流接触
させ、塔頂より得られた未反応オレフィンを前記一酸化
炭素及び水素と共にヒドロホルミル化反応領域に再循環
させる。この際、向流接触塔の操作条件を向流接触塔の
滞留時間を4時間以下、好ましくは0.01〜4時間及
び塔底温度を50〜150℃以下の範囲内に維持し、且
つ下記で定義される式 F=θ×exp〔10000((1/383)−(1/
(T+273)))〕 (式中、θは滞留時間(hr)を表し、Tは塔底温度
(℃)を表す)により計算した場合のF値が0.35以
下、好ましくは0.01から0.35となるように、滞
留時間と塔底温度とを相互に調整することにより実質的
にロジウム触媒を失活させる事なく未反応オレフィンを
該反応液から分離回収することができる。(請求項2に
記載の方法)向流接触塔の塔底温度が50℃未満では未
反応オレフィンの回収率が低下することになり、150
℃を超える過度の温度は副生物の増加及びロジウム触媒
の活性低下を生じるため好ましくない。本発明における
滞留時間θとは、接触塔の塔底から出る液基準の塔底滞
留時間を示す。また、上記式により計算したF値が0.
35を超える条件を採用すると、ロジウム触媒の失活率
が大きくなり、工業的な実施において不利益を被る。
【0018】更に、ロジウム触媒の失活を防止する他の
方法として、向流接触塔の塔底にオレフィンをオレフィ
ン/Rhモル比で0.6以上、好ましくは1.0〜50
の範囲内となるよう存在させることによっても、本発明
の目的を達成できる。(請求項3に記載の方法)上記オ
レフィン/Rhモル比が0.6未満の条件を採用する
と、ロジウム触媒の活性低下がおこり、上記モル比が大
きすぎてもオレフィンが無駄に供給されるだけである。
【0019】向流接触塔の塔底にオレフィンを存在させ
る方法としては、塔底にオレフィン又はオレフィンを含
む蒸気もしくは溶液を一部塔底に供給する方法や、接触
塔塔頂から未反応オレフィンが完全に回収されるのに必
要な理論段数よりも少ない理論段数を有する向流接触塔
を用いる方法等が挙げられる。本発明方法は、請求項2
及び請求項3に記載の方法を組み合わせても実施し得る
が、いずれか単独の方法を用いることで、実質的にロジ
ウム触媒を失活させることなく、未反応オレフィンを回
収するという、本発明の目的を十分達成することができ
る。
【0020】本願発明において、ロジウム触媒を実質的
に失活させないとは、ロジウム触媒の失活率が1%/日
以下であることを示す。また、塔底部より流出するアル
デヒド生成物を含んだ触媒液は、後工程において蒸留等
の公知の方法によりアルデヒド生成物を分離し、溶媒や
触媒を含む液をヒドロホルミル化領域へ再循環すること
ができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の具体的態様を実施例により更
に詳細に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り
以下の実施例により限定されるものではない。 実施例1〜8及び比較例1〜3 図1の装置を用いてプロピレン(以下PPYと表す)の
ヒドロホルミル化反応を行った。管路(12)の触媒液
条件は、Rh330mg/l、トリフェニルホスフィン
(以下TPPと表す)21.1wt%とした。反応器
(4)は、100℃、全圧17kg/cm2 Gに維持
し、プロピレン(管路1)を7.5kg/Hで仕込んだ
ところ、ブチルアルデヒド(管路11)が11.8kg
/H生成した。プロピレン(管路1)は純度99mol
%のものを使用し、水性ガス(管路2)はH2 +CO9
8.8%、H2 /CO比1.015のガスを用い、反応
器(4)の圧力を17kg/cm2 Gに保つように補給
した。イナート及び一部の未反応物はベント(3)へ放
出した。熱交換器(18)は向流接触塔への仕込温度を
調整するために加熱冷却を行なった。向流接触塔(1
5)には塔底にプロピレンを供給できるよう管路(2
0)を、またプロピレン含有のリサイクルガスの一部を
供給できる様に管路(19)を配置した。向流接触塔の
操作条件を表1に示した様に変化させて運転した時の触
媒ロジウムの失活率は表1に示した通りである。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本願発明の方法を用いることで、ロジウ
ム触媒を含む反応液より触媒を実質的に失活させないで
未反応オレフィン分離回収し、経済的且つ効率的に反応
領域に再循環させることができるため工業的な利用価値
が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例及び比較例のフローダイヤグ
ラムを示す。
【符号の説明】
4:撹拌槽型反応器 6:気液分離器 9:アルデヒド分離塔 15:向流接触塔 18:熱交換器 C:コンプレッサー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒドロホルミル化反応領域において、有
    機リン化合物を配位子とするロジウム触媒の存在下に、
    オレフィンを一酸化炭素及び水素と反応させるアルデヒ
    ド類の製造方法であって、前記ヒドロホルミル化反応領
    域より取り出される未反応オレフィン、アルデヒド生成
    物及び触媒を含む反応液を、一酸化炭素及び水素と向流
    接触させて、ロジウム触媒を実質的に失活させないで未
    反応オレフィンを該反応液から分離回収し、回収された
    未反応オレフィンを前記一酸化炭素及び水素と共にヒド
    ロホルミル化反応領域に供給することを特徴とするアル
    デヒド類の製造方法。
  2. 【請求項2】 向流接触塔の滞留時間を4時間以下、及
    び塔底温度を50〜150℃の範囲内に維持し、且つ下
    記で定義される式 F=θ×exp〔10000((1/383)−(1/
    (T+273)))〕 (式中、θは滞留時間(hr)を表し、Tは塔底温度
    (℃)を表す)により計算した場合のF値が0.35以
    下となるように、滞留時間と塔底温度とを相互に調整す
    ることにより向流接触を行う請求項1に記載のアルデヒ
    ド類の製造方法。
  3. 【請求項3】 向流接触塔の塔底にオレフィンを、オレ
    フィン/Rhモル比で0.6以上存在させながら向流接
    触を行う請求項1又は2に記載のアルデヒド類の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 向流接触塔の塔底にオレフィンを、オレ
    フィン/Rhモル比で1.0〜50の範囲内となるよう
    存在させながら向流接触を行う請求項3に記載のアルデ
    ヒド類の製造方法。
  5. 【請求項5】 向流接触塔の塔底にオレフィンを存在さ
    せる方法が、塔底にオレフィン又はオレフィンを含むガ
    スを一部フィードすることによる請求項3又は4に記載
    のアルデヒド類の製造方法。
  6. 【請求項6】 オレフィンがエチレンであり、且つアル
    デヒド生成物がプロパナールである請求項1から5に記
    載のアルデヒド類の製造方法。
  7. 【請求項7】 オレフィンがプロピレンであり、且つア
    ルデヒド生成物がn−ブタナール及びイソブタナールで
    ある請求項1から5に記載のアルデヒド類の製造方法。
  8. 【請求項8】 オレフィンがブテンであり、且つアルデ
    ヒド生成物が直鎖状ペンタナールと分岐状ペンタナール
    との混合物である請求項1から5に記載のアルデヒド類
    の製造方法。
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