JPH0753380Y2 - ジャンパー線切り離し装置 - Google Patents

ジャンパー線切り離し装置

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JPH0753380Y2
JPH0753380Y2 JP1987187762U JP18776287U JPH0753380Y2 JP H0753380 Y2 JPH0753380 Y2 JP H0753380Y2 JP 1987187762 U JP1987187762 U JP 1987187762U JP 18776287 U JP18776287 U JP 18776287U JP H0753380 Y2 JPH0753380 Y2 JP H0753380Y2
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jumper wire
electrode
insulator
jumper
conducting
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JP1987187762U
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JPH0193906U (ja
Inventor
晃 川越
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株式会社三英社製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は電柱の腕金に支持してあるジャンパー線の切
り離しを容易にする、ジャンパー線の切り離し装置に関
するものである。
(従来の技術) 第7図に示すように、従来ジャンパー線は(イ)は電柱
(ロ)の腕金(ハ)に固定した碍子(ニ)にバインド線
(ホ)によって巻き付けられて支持されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながらこのような構成を採っていると、ジャンパ
ー線(イ)の切り離し作業を行うとき、面倒、かつ煩雑
であった。即ち、ジャンパー線(イ)とケーブル(ヘ)
とを接続しているコネクター(チ)をいちいち緩めた
り、締め付けたりするため、時間、労力等を必要として
いたのである。
またジャンパー線(イ)はケーブルクランプ(ト)によ
って引き留められたケーブル(ヘ)の端部とコネクター
(チ)によって接続され、単に腕金(ハ)の上方に渡さ
れて碍子(ニ)に支持されているだけなので、異常電圧
の侵入に対して何ら対策手段を持たず、不測の損害、危
険を招く虞れもあったのである。
そこでジャンパー線の切り離し作業にあたって、極めて
容易にかつ安全な作業を実現する新しいジャンパー線の
切り離し装置のようなものが望まれていたのである。
(問題点を解決するための手段) この考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、二つ
のケーブルからの各ジャンパー線の一端を夫々固定し、
かつこれらの端部を両側に接触させた筒体を有する接続
保持具をアレスターを内蔵したジャンパー線支持碍子に
取り付け、上記二つのジャンパー線と上記アレスターと
を導通させる、上記筒体に挿脱自在な棒状の導通用電極
と、一方のジャンパー線とアレスターを接続し、他方の
ジャンパー線と自体の一端に接続した接地線を接続す
る、上記筒体に挿脱自在な棒状の接地用電極とから成る
ものである。
(作用) 略棒状の導通用電極を挿入すると、ジャンパー線が導通
し、逆にこの導通用電極を挿入筒から抜き出すとジャン
パー線は遮断されることになる。また接地用電極を挿入
すると、各ジャンパー線は夫々遮断され、その上接地さ
れる。
そして前記導通用電極によってジャンパー線が導通して
いるときには、ジャンパー線からの電流は碍子内に設定
されている放電経路にも導通しているので、ジャンパー
線は雷撃などの異常電圧の電流が流れたとき、当該異常
電流はその放電経路を経て碍子内のアレスターに流れ、
さらに腕金等を介して大地へ放出されるのである。また
導通用電極に替えて接地用電極を挿入筒に差し込むと、
一方のジャンパー線は碍子内の放電経路を経て碍子内の
アレスターに流れ、さらに腕金を介して大地へ流れる。
また他方のジャンパー線からの電流は接地用電極に接続
した接地線を経て大地へと流れるものである。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図について説明する。第1図
は第1実施例の正面一部断面図を示しており、1は中空
の碍子で、この碍子1の底面には中央部が盛り上がった
導通性のある固定キャップ2が被冠されている。この固
定キャップ2の外方には、その底面側に板パッキン3を
介してこれら固定キャップ2及び、前記板パッキン3を
被い尽くす下部キャップ4がセメント材5によって固定
されている。
そしてこの下部キャップ4の底面中央には腕金への取付
けに供する取付ボルト6が固着されているのである。碍
子1底面と固定キャップ2との間の隙間にはリング状の
パッキン材7とオーリング8が充填されている。また中
央における板パッキン3と固定キャップ2の凸部との間
にはコイルスプリング9が設けてある。而して碍子1の
中空部1a内で固定キャップ2の凸部の上に位置するのは
アレスター素子10である。
一方、碍子1の上部には上部本体11が固定されている。
即ちこの上部本体11の下部突出ボルト11aが碍子1の中
空部1aの小径部内に挿入され、この下部突出ボルト11a
の下端は中空部1aの段部に当てた座金12、バネ座金13を
通してナット14を螺着し、碍子1に固定してある。
而してアレスター素子10と座金12との間には下から順
に、接続金具15、中央が突出したギャップ電極16、さら
にその上に筒状の絶縁材からなるギャップスペーサー1
7、さらにギャップスペーサー17の上には中央が落ち込
んだギャップ電極18が設けられ、このギャップ電極18と
上記座金12との間にはコイルスプリング20が介在させて
あり、ギャップ電極18と座金12との間を短絡板19で接続
している。
なお上述の上部本体11と碍子1の上面との間にはパッキ
ン21並びにオーリング22を設けて中空部1aの気密性を保
持しているものである。
上部本体11の上部中心には凹部11bが設けてあり、この
凹部11bの中には略円錐台形の接触突起23がバネ部材24
によって取り付けられており、このバネ部材24の付勢に
よって、凹部11bの上部にある抜け防止部材11cから接触
突起23の頂上部のみが、後述する挿入筒28内へと突出す
るようになっている。
また上部本体11の上部にはジャンパー線25、26の接続保
持体27が設けられている。
この接続保持体27は両側下方にジャンパー線の接続挿入
部27a、27bを有し、さらに上部には導通電極の挿入筒28
が設けられているものである。挿入筒28は例えばエポキ
シ樹脂等からなる、比較的硬質の絶縁材からなり、その
内周には例えばゴム材などの軟質の絶縁部材29が配され
ており、略棒状の電極の密着性が確保されているもので
ある。
また挿入部27a、27bから挿入筒28の内周への各導通部に
は、環状に配される電気接触片30、31が夫々設けられて
いるものである。
なお挿入筒28の内周両側端附近には、後述する棒状の電
極を係止するための環状溝32、33が夫々設けられてい
る。
そしてこの挿入筒28に挿入する電極は二種類用意した。
即ち第3図に示した導通用電極41と、第4図に示した接
地用電極51である。
導通用電極41は一端が丸頭の略棒状のものであり、挿入
先となる先端の丸頭付近には環状の突起42、及び後端付
近にも同型、同大の環状突起43、さらにこの環状突起43
の後端側には環状の突出ストッパー44が設けてあるもの
である。そしてこの導通用電極41は先頭の絶縁部45、中
間の導通部46、後方の絶縁部47によって構成されている
ものである。
接地用電極51は全体の形状、大きさなどは上記導通用電
極41とほぼ同様である。即ち、環状突起52、53、環状の
突出ストッパー54の構成が導通用電極41のそれと同一で
あり、また先頭の絶縁部55、後端の絶縁部56の構成が同
一である。しかしこの接地用電極51の導通部には中央付
近から後方にかけて中間絶縁部57が設けてあり、その結
果、導通部は中間絶縁部57から前方の絶縁部55にかけて
の導通部58と中間絶縁部57から後端の絶縁部56の間に存
在する導通部59とからなる。したがって導通部58と導通
部59との間には中間絶縁部57が介在しているので、導通
部58と導通部59とは絶縁されている。そしてこの導通部
59の内側からは、絶縁部56の内側を経て、後端から外方
へと導出する接地線60が設けてある。
而して本実施例にかかるジャンパー線切り離し装置を使
用するときは第1図、第2図に示したように、まず取付
ボルト6を用いて、電柱71の腕金72に碍子1を固定す
る。そしてケーブル73、74のジャンパー線25、26を上部
の接続保持体27の挿入部27a、27bに接続する。そして挿
入筒28の中に導通用電極41を挿入するのである。そうす
るとジャンパー線25、26は電気接触片30、導通用電極41
の導通部46、電気接触片31、ジャンパー線26の順に導通
するのである。このとき、導通用電極41の導通部46の下
面は、接触突起23と接触しているので、この接触突起23
にもケーブル73、又は74からの電流が流れることにな
る。したがってもしケーブル73、74に異常電圧の電流が
流れた場合はこの接触突起23にも流れることになり、当
該異常電流は下部突出ボルト11a、座金12、短絡板19を
経て、上方のギャップ電極18から下方のギャップ電極16
に向けて放電され、さらに下方のギャップ電極16からア
レスター素子10へと流れていき、固定キャップ2、コイ
ルスプリング9、板パッキン3、下部キャップ4、取付
ボルト6から腕金72及び電柱71の既設のアース線へと流
れることになる。
一方、ジャンパー線25、26を切り離すときは、導通用電
極41を挿入筒28から抜き取るだけでよく、挿入筒28は絶
縁材からなっているので、ジャンパー線25、26は導通す
ることはないものである。
そして導通用電極41に替えて接地用電極51を挿入筒28に
差し込むと、一のジャンパー線からの電流は碍子1内の
アレスター素子10へと流れ、他のジャンパー線からの電
流は接地線60へと流れるようにすることができるもので
ある。
即ち、例えば第5図に示すように、接地用電極51をジャ
ンパー線26の側の方から挿入筒28へ差し込んだ場合、ジ
ャンパー線25からの電流は挿入部27aから電気接触片3
0、導通部58、接触突起23へと流れるが、他のジャンパ
ー線26からの電流は、挿入部27b、電気接触片31、導通
部59を経て、接地線60へと流れていくのである。従って
ジャンパー線25、26を切り離して活線作業を行っている
ときに、万が一異常電圧の電流がジャンパー線25、26に
流れても安全であり、碍子1が破壊する等の不測の損害
が生ずる虞れがないものである。しかも接地用電極51と
挿入筒28との関係は方向性がなく、必要に応じて左右の
いずれかから挿入することにより、接地すべきジャンパ
ー線が選べるものである。即ち接触突起23と接触してア
レスター素子10へと導通するジャンパー線を任意に選択
できるのである。また導通用電極41及び接地用電極51の
双方とも挿入筒28に嵌め込んだ際、夫々の絶縁部45、46
及び55、56が挿入筒28の両端に突出し、当該装置は絶縁
材で被われるものである。
そしてアレスター素子10の採用により、接地用電極51に
おける中間絶縁部57の絶縁も6号B以上であれば充分な
絶縁機能を発揮し、接地用電極を小さくでき、切り離し
装置全体のコンパクト化に寄与するものである。
なお、上述の第1実施例においては碍子1の上部に位置
する上部本体11、及び接続保持体27は全て一体に固着さ
れているものであったが、これに替えて、着脱自在に構
成すれば、一層利便が図れるものである。
即ち、第6図に示したように、上部本体81と接続保持体
82とは一体なものとするが、碍子1内の中空部1aへと突
出するボルト83と上部本体81とは螺着構造とすればよい
ものである。このとき突出ボルト83の下端は碍子1内で
座金84、バネ座金85及びナット86で締付固定されてお
り、また上方部は碍子1上面の凹部内にて座金87、ナッ
ト88によって固定されて碍子1と一体になっており、当
該突出ボルト83の上端部が上部本体81と螺着する構造と
なっているのである。また突出ボルト83の上部本体81へ
の螺着基部外周にはオーリング89を嵌め、さらに上部本
体81と碍子1との接触面には環状のパッキン90を配して
気密性を保持しているものである。その余の構成は第1
実施例と同様である。
(考案の効果) この考案に拠れば、ジャンパー線の切り離し、導通が導
通用電極の筒体への挿入、抜取りだけで簡単に行うこと
ができ、時間、手間が係らず、作業性が向上する。
しかもこの導通用電極は碍子内のアレスターへの放電路
へも導通しているので、異常電圧の侵入に対しても適切
に対処でき、信頼性が有り、その上安全である。
さらに上記導通用電極に代えて接地用電極を筒体へ挿入
した場合は、二つのジャンパー線を遮断すると共に接地
でき、二つのジャンパー線を切り離して活線作業を行っ
ているときに、万一異常電圧の電流が二つの各ジャンパ
ー線に流れても安全であり、碍子が破壊する等の不測の
損害を生ずるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例に導通電極を取付けた様子を示す一
部断面正面図、第2図は第1実施例の腕金への取付状況
を示す正面説明図、第3図は導通用電極の正面図、第4
図は接地用電極の正面図、第5図は第1実施例に接地用
電極を取り付けた様子を示す一部断面正面図、第6図は
他の実施例の一部正面断面図、第7図は従来の技術を示
す正面説明図である。 なお図中、1は碍子、10はアレスター素子、25、26は夫
々ジャンパー線、28は挿入筒、41は導通用電極、51は接
地用電極、73、74は夫々ケーブルである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】二つのケーブルからの各ジャンパー線の一
    端を夫々固定し、かつこれらの端部を両側に接触させた
    筒体を有する接続保持具をアレスターを内蔵したジャン
    パー線支持碍子に取り付け、上記二つのジャンパー線と
    上記アレスターとを導通させる、上記筒体に挿脱自在な
    棒状の導通用電極と、一方のジャンパー線とアレスター
    を接続し、他方のジャンパー線と自体の一端に接続した
    接地線を接続する、上記筒体に挿脱自在な棒状の接地用
    電極とから成ることを特徴とする、ジャンパー線切り離
    し装置。
JP1987187762U 1987-12-11 1987-12-11 ジャンパー線切り離し装置 Expired - Lifetime JPH0753380Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200459154Y1 (ko) 2009-11-27 2012-03-21 한전케이피에스 주식회사 송전활선 점퍼와이어 자동분리장치

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