JPH0753298A - ダイヤモンドの気相合成方法及び装置 - Google Patents

ダイヤモンドの気相合成方法及び装置

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JPH0753298A
JPH0753298A JP5200605A JP20060593A JPH0753298A JP H0753298 A JPH0753298 A JP H0753298A JP 5200605 A JP5200605 A JP 5200605A JP 20060593 A JP20060593 A JP 20060593A JP H0753298 A JPH0753298 A JP H0753298A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産性の高い、低コストのダイヤモンド膜
(特にスピーカなどの振動板)の製膜方法及び装置を提
供すること。 【構成】 プラズマジェットCVD法を採用すると製膜
速度が高い。基板としてダイヤモンドとの密着性の悪い
材料を用いると、冷却時にダイヤモンド膜が自動的に剥
離する。ガス利用効率が低いので再循環させる。その際
陽極点付近のガス流速を5m/s以上にすると炭素が付
着しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダイヤモンド気相合成方
法及び装置に係り、とりわけスピーカ等に使用されるダ
イヤモンド製振動板の製造方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイヤモンドはヤング率が極めて高く、
比重が小さいため、音波の伝播速度が18000km/s
と他の材料に比べて格段に高い、このためスピーカ、ヘ
ッドフォン、マイクロフォン等の振動板としてたいへん
優れた材料である。さらに気相合成で製作したダイヤモ
ンド膜は、極めて高い音速にもかかわらず内部損失が適
度にあり、まさに振動板材として究極の材料と言える。
【0003】ダイヤモンド振動板は従来、振動板の形状
(ドーム型)に成形されたSi等の基板の表面に熱フィ
ラメント法でダイヤモンド膜を形成した後、基板をエッ
チング除去するというような方法で製造されていた(ラ
ジオ技術、1991.4月号、ラジオ技術社)。図9は
従来法の熱フィラメント法によるダイヤモンド製振動板
の製造方法の概略図で、図中1はダイヤモンド膜、2は
Si基板、3はフィラメント、4はガス、5は排気系で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような方
法では以下のような問題があった。 (1)熱フィラメント法では製膜速度が1μm/h程度
と遅く、製膜に長時間を有していた。 (2)湾曲面に均一な厚さのダイヤモンド膜を形成する
ため、フィラメントの配置、支持の構造は極めて複雑と
なっていた。
【0005】(3)フィラメントの伸びや劣化(炭化)
により、頻繁にフィラメントを交換する必要があるとと
もに、製膜条件が安定せず、膜質が一定しない。 (4)ダイヤモンド製膜後、基板をエッチング除去する
工程が必要であり、このエッチングにも長時間を有す
る。 (5)ドーム状のSi基板を生産する振動板の数だけ製
造しなくてはならない。
【0006】(6)ダイヤモンド気相合成のガス効率は
数%程度と低い。このため、従来のダイヤモンド振動板
は極めて高価であり、生産性も悪かった。 本発明の目的は、上記の問題点を解決し、ダイヤモンド
振動板などを安価に生産性良く製造しうるダイヤモンド
気相合成方法および装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、所定の形状の基板を準備する工程、DCプ
ラズマジェットCVD法で基板上にダイヤモンド膜を堆
積させる工程、製膜後基板温度が下がる過程でダイヤモ
ンドと基板の熱膨張率の差によりダイヤモンド膜が自動
的に基板から剥離される工程を含むことを特徴とするダ
イヤモンド成形膜の製造方法を提供する。
【0008】本発明に従って、スピーカなどの振動板と
なるダイヤモンド膜をDCプラズマジェットCVD法
(特開昭64−33096号公報)で合成することで、
従来法に比べ、格段に安価に、短時間で、少ない工程
で、生産性良く製造することができる。DCプラズマジ
ェットCVD法は、直流アーク放電により発生させた高
温の熱プラズマをプラズマジェットとしてトーチノズル
より噴出させ、このプラズマジェットを基板に照射させ
ることで数100μm/hの製膜速度が得られるダイヤ
モンドの高速合成方法である。この方法でダイヤモンド
製膜を行うことで、
【0009】(1)製膜時間を熱フィラメント法に比
べ、数十分の一から数百分の一にすることができる。 (2)この方法はプラズマトーチから噴出させたプラズ
マジェットを基板に吹きつける方法であるため、熱フィ
ラメント法のようなフィラメントの調整や張り替え等の
複雑な作業を要しないし、連続して大量の製品を製造で
きる。 (3)基板を凸型にも凹型にもできる。凹型にすること
により、音響放出画を平滑にすることができる。また凸
型を用いるとボイスコイルボビンも一体で合成できる。
【0010】また、基板の少なくとも表面にダイヤモン
ドと密着性の悪い材料を用いることで、ダイヤモンド合
成を終了した後に基板温度を下げる際に、ダイヤモンド
と基板材料との熱膨張係数の差により、自然にダイヤモ
ンド膜が基板から剥離してくれる。このため剥離の工程
が省けるとともに一つの基板で連続してダイヤモンド製
膜できる。
【0011】基板の少なくとも表面の材料としては、ダ
イヤモンドとの結合力が弱く、熱膨張係数、熱伝導率が
大きい材料が適している。具体的には、シリコン、モリ
ブデン、タングステン等の炭化物を形成しやすい金属
は、他の材料に比べダイヤモンドとの密着性が高いので
好ましくない。鉄、ニッケル、コバルト等の炭素を固溶
しやすい金属は、良質のダイヤモンドを形成しにくいの
で好ましくない。銅、金、白金など炭素と化合物も固溶
体も作りにくい金属やセラミックスが基板材料として適
している。また超硬(WC−Co)のような複合材料
や、TiC被覆ステンレスのような被覆材料も基板とし
て有効である。なおダイヤモンドの膜厚が厚い場合は、
モリブデンなど炭化物を形成しやすい金属でも、割れや
クラックなしにダイヤモンド膜が基板から剥離させるこ
とは可能である。
【0012】また、本発明によれば、炭素化合物を原料
ガスとして化学気相合成法でダイヤモンドを合成する工
程と、ダイヤモンドの合成に使用した後のガスを原料ガ
スの一部として再循環する工程とを含むことを特徴とす
るダイヤモンドの気相合成方法が提供される。DCプラ
ズマジェットCVD法でのダイヤモンド合成では、通常
プラズマガスとしてアルゴン、水素を用い、これに炭素
源としてメタンなどの炭化水素ガスを総ガス量の数パー
セント程の量を供給しているが、炭化水素ガスのダイヤ
モンドへの変換効率は数パーセント以下であるため、ガ
スの利用効率は極めて悪い。したがって使用されるガス
を循環させて使用すれば、ダイヤモンド合成で消費され
る炭素分だけを供給すれば良いので、消費ガス量はケタ
違いに少なくなる。チャンバから排気されるガスの中の
炭化水素の組成はトーチに供給される組成と異なるが、
DCプラズマジェットCVD法では炭化水素ガスの種類
の違いによる影響は小さい。
【0013】そこで、ダイヤモンドの気相合成に用いる
ガスを再循環使用することにより、ガスの消費量を格段
に減少させ、これによりダイヤモンド合成コストを大幅
に低減することができる。この方法はスピーカなどの振
動板の製造に限らず、また広くダイヤモンドのプラズマ
CVD一般において効果がある。しかし、勿論特にDC
プラズマジェットCVD法では図9記載の方法より以上
にガスを多量に使用するので、この効果もより大きい。
【0014】DCプラズマトーチを用いたダイヤモンド
気相合成では、典型的には、不活性ガス+水素をプラズ
マトーチに供給してプラズマを発生させ、そのプラズマ
炎にトーチの外側から炭素化合物を供給してダイヤモン
ドを合成するが、ガスを再循環させる場合には、不活性
ガス、水素、炭素化合物(未反応物、反応生成物)が混
合されているので、一般的には、これを分離することな
く混合ガスの形でプラズマトーチへ供給することにな
る。この再循環ガスは再適供給ガス組成から少しズレる
ので、組成分析して不足の水素、炭素化合物などを補給
したものを原料ガスとしてプラズマトーチへ供給するこ
とが望ましい。組成分析器としてはガスクロマトグラフ
や質量分析器が適し、特に連続的分析のためには質量分
析器が好適である。
【0015】プラズマトーチへ炭素化合物を含む原料ガ
スを供給すると、プラズマトーチのアノード表面に炭素
が付着し、放電の安定性が低下し、ダイヤモンド膜の膜
質が低下する欠点がある。しかし、本発明者らの検討の
結果、DCプラズマトーチの陽極点付近のガス流速を5
m/s以上にすれば、この炭素の付着が防止できること
が見い出された。
【0016】本発明によれば、同様に、減圧チャンバ内
にDCプラズマトーチとこれに対向するダイヤモンド堆
積用基板とを有し、該基板が製品形状に符号する形状を
有しかつ炭素と化合物または固溶体をつくりにくい材料
からなることを特徴とするダイヤモンド気相合成装置
と、減圧チャンバ内にDCプラズマトーチと、これに対
向するダイヤモンド堆積用基板とを有し、かつプラズマ
トーチへの原料ガス供給系と、減圧チャンバからのガス
排出系と、ガス排出系から原料ガス供給系へガスを再循
環させるガス再循環系とを有することを特徴とするダイ
ヤモンド気相合成装置が提供される。
【0017】
【実施例】図1はプラズマジェットCVD法によるダイ
ヤモンド膜の製膜法の原理を説明する図である。プラズ
マトーチ7から炭素を含むプラズマジェット8を噴射
し、基板9上にダイヤモンド膜10を製膜する。プラズ
マジェット8は極めて高温なので冷却水11で基板9は
冷却する。ここで、基板を、所望の製品(例えばスピー
カの振動板)の形状にしておけば、ダイヤモンド膜10
は製品形状で得られる。
【0018】本発明はとりわけDCプラズマジェットC
VD法によるスピーカなどの振動板の製造に向けられて
いる。DCプラズマジェットCVD法は、前記の如く、
プラズマトーチ7で直流アーク放電により高温の熱プラ
ズマを発生させ、プラズマトーチのノズルから噴出さ
せ、基板上にダイヤモンドを高速合成する方法であり、
数100μm/hの製膜速度が得られる。
【0019】また、基板として炭素との密着性の悪い材
料を用いることにより、製膜後冷却時にダイヤモンド膜
が基板から自動的に剥離して、生産効率が極めて向上す
る。図2はガス循環系を有するプラズマジェットCVD
装置の構成を示す。図2中、12はプラズマトーチ、1
3は基板、14はチャンバ、15は基板回転移動機構、
16は電源である。基板13は固定でもよいが、製膜中
に回転や移動ができると膜厚や膜質の均一性が向上する
ので、基板回転移動機構15を設けることが好ましい。
【0020】チャンバ14はフィルタ17及びバルブ1
8を介して真空ポンプ19で排気し、この排出ガスはオ
イルトラップ20を介してコンプレッサ21で圧縮して
からタンク22に貯えられる。ここで真空ポンプとして
はオイルの混入を防ぐため、ドライポンプが好ましい、
またチャンバからの排気中にはダイヤモンドの粉などが
混入しているためフィルタを通す必要がある。トーチに
供給されるガスの流量、圧力の制御を容易にするため、
真空ポンプの他にコンプレッサおよびバッファータンク
を設けたほうが良い。
【0021】タンク22からチャンバ14へ再循環され
るガスは、安定なダイヤモンド合成を実現するために組
成が一定であることが望ましいので、クロマトグラフや
質量分析器などのガス分析器23で組成分析し、データ
処理装置24を介してそれぞれ炭化水素、水素、アルゴ
ンを含むガスボンベ25の流量コントローラ26を操作
して、循環ガスへ必要なガス27を補充してガス組成を
一定に保つようにする。
【0022】ガスとしてはアルゴン、水素、炭化水素ガ
スのほかにも、ヘリウム等の不活性ガス、一酸化炭素、
塩化炭素等の炭素化合物ガス、酸素、水蒸気等の酸化性
ガス、さらにはハロゲンガスやハロゲン化水素ガス等の
ガスを必要に応じて用いても良い。こうして組成を調整
された再循環ガスはマスフローメータ28を介してプラ
ズマトーチ12へ再供給される。
【0023】DCプラズマジェットCVD法では、従来
法に比べ多量のガスを使用するため、製膜コストにしめ
るガス代の割合が高いが、ガスを循環させて利用するこ
とでガスの使用量を大幅に低減することで、製膜コスト
をさらに低下させることができる。しかし、ここで問題
となるのは電極への炭素の付着である。通常DCプラズ
マジェットCVD法で炭化水素ガスもプラズマガスとし
てトーチのアノード、カソード間に供給すると、アノー
ド表面に炭素の固まり成長してしまい、これが放電の安
定性を低下させ、膜質を悪くさせてしまう。この問題に
対し、本発明者らは検討を重ねた結果、アークとアノー
ドとが接する陽極点が一点に固定されないようにすると
ともに、陽極点近傍のガス流速を高めることで、炭素の
付着がなくなることを見出した。
【0024】図3は本発明(図3B)と従来法(図3
A)のトーチの概略図である。図中31はカソード、3
2はアノード、33はアーク、34は陽極点、35はプ
ラズマジェットである。従来法ではトーチのノズル付近
の流速が遅い場所に陽極点があるが、本発明のトーチで
はトーチ内部の流速が速い場所に陽極点があるため、炭
素の付着が生じにくい、ところで、トーチ内および周辺
でのガス流速を知るためには、アーク放電によるガスの
分解、イオン化、温度の上昇等を考慮した流体力学的計
算が必要であるため、炭素が付着しないガス流速を定量
的に求めることは困難である。ノズル径、ガス流量を変
えた実験からは、ノズル内の平均ガス流速が放電による
温度上昇を考慮しないで5m/s以上であれば炭素の付
着が生じにくいという結果が得られた(図4)。また陽
極点を一点に固定させないようにするには、プラズマガ
スを旋回流とする方法や、アークに磁場を印加する方法
が考えられており、これらの方法を積極的に利用すると
良い。
【0025】このガスを循環させる方法は振動板以外の
ダイヤモンド製品、(例えば工具、ヒートシンク、窓
材)にも適用でき、これらのコストを下げられることは
言うまでもない。実施例1 実際にスピーカの振動板を合成するのに用いた装置のプ
ラズマトーチ部を図5に、装置全体を図6に、ガス系を
図7に示す。
【0026】図5において、40はカソード、41は第
一アノード、42は第二アノード、43は第三アノー
ド、44は磁石、45は絶縁体、46は第一プラズマガ
ス、47は第二プラズマガス、48は第一シールドガ
ス、49は第二シールドガス、50は第三電源、51は
第二電源、52は第一電源、53はアーク、54は陽極
点、55はプラズマジェットである。このプラズマトー
チは本発明者らが以前に開発した広いプラズマ照射面積
が得られる三重アノード型プラズマトーチ(特願平5−
103953号)を改良したもので、炭素の付着を防ぐ
ために、三つの陽極点付近のガス流速を高くしている。
具体的には第一アノード41は先端を鋭くしてガス流の
淀みを無くし、第二アノード42ではノズル内に陽極点
が来るように細長い形状とし、第三アノード43では陽
極点周辺にシールドガスを流している。また陽極点54
を回転移動させるため、ガスを旋回流にして流すととも
に、永久磁石を配して磁場の作用で回転を促進させてい
る。
【0027】図6および図7において、60はプラズマ
トーチ、61は基板、62は基板回転移動機構、63は
基板冷却ユニット、64はチャンバ、65はトーチ冷却
ユニット、66〜68は電源、69はデータ処理装置、
70はガス循環系、71は排気管、72はガス配管、7
3は冷却水、74は電源線、75は信号線、76は真空
計、77はフィルタ、78は圧力調整バルブ、79はメ
カニカルブースターポンプ、80はドライ真空ポンプ、
81はオイルミストトラップ、82は外部排気系、83
はコンプレッサ、84はガスボンベ、85はレギュレー
タ、86は流量コントローラ、87はバッファータン
ク、88はレギュレータ、89は流量コントローラ、9
0はガス組成分析器、91はデータ処理装置、92は配
管、93はバルブ、94は信号線である。
【0028】基板61は口径60mm、深さ15mmの凹を
有する銅製の水冷で、軸中心に回転するとともに上下方
向およびXY方向に移動できる構造となっている。チャ
ンバは水冷二重構造で、石英ガラスの窓から内部を観察
できる。ガス循環系は、チャンバ出口から粉塵用フィル
タ77、圧力計と連動した圧力調整バルブ78、メカニ
カルブースターポンプ79、ドライ真空ポンプ80、オ
イルトラップ81、コンプレッサ83、バッファータン
ク87、レギュレータ88、流量コントローラ89を通
してトーチ60に第一プラズマガス46、第二プラズマ
ガス47、第一シールドガス48、第二シールドガス4
9として供給される。バッファータンク87出口にはガ
スクロマトグラフ90が付いており常時ガス組成を分析
し、そのデータを元にデータ処理装置91を介してアル
ゴン、水素、メタンのガス供給系84〜86からバッフ
ァータンク87にガスが供給される。ガス分析ではアル
ゴン濃度、水素濃度、各種炭化水素濃度からアルゴン、
水素、炭素の原子濃度を計算し、これを元にガスの追加
供給を制御する。
【0029】この装置を用いて以下の手順でダイヤモン
ド振動板の製造を行った。 装置全体を10-3torrまで排気後、原子濃度でアル
ゴン32%、水素66%、炭素2%となるようにアルゴ
ン、水素、メタンをバッファータンクに6気圧になるま
で供給した。 第一プラズマガス20 l/min 、第二プラズマガス
60 l/min 、第一シールドガス20 l/min 、第二シ
ールドガス20 l/min 、第一アノード電流20A、第
二アノード電流60A、第三アノード電流40Aで放電
を開始し、圧力調整バルブをチャンバ内圧力50torrと
なるようにした。
【0030】 放電が安定した後、赤外線温度計で銅
製基板の温度を測定しながら基板をトーチに近づけ、9
00℃で20分ダイヤモンド合成を行い、厚さ40μm
のダイヤモンド振動板を製膜した。 放電終了3分後にチャンバをリークし、すでに基板
から剥離して基板の上に乗っているだけのダイヤモンド
振動板を取り出した。
【0031】 基板の上面、側面、チャンバ内面等を
簡単に掃除し、基板を下げて、10 -3torrまで排気した
後、上記以降を繰り返すことで、ダイヤモンド振動板
を連続して製造できる。 YAGレーザーを用いて振動板外周のバリを落とし
ダイヤモンド振動板を完成させた。
【0032】このようにして製造したダイヤモンド振動
板を用いて製作した高温用スピーカの周波数特性を調べ
たところ、高域共振周波数は約35kHz と、同様の形状
のチタン製スピーカの10kHz に比べ大幅に高い。また
ダイヤモンド振動板の製膜時間は約20分であり、従来
の熱フィラメント法の約40時間に比べ1/120であ
る。さらに基板から剥離する時間が省けるので、振動板
製造にかかる時間は1/200以下になる。製造コスト
については製造時間の短縮、工程の低減、簡素化、さら
に基板、フィラメント等補助材料の不要により、1/数
100になると考えられる。ところで、このような試算
は熱フィラメント法で合成できた場合のことであるが、
口径60mmものダイヤモンド振動板を熱フィラメント法
で製造することは、フィラメントの配置、調整の点か
ら、極めて困難であると考えられる。
【0033】実施例2 図8に示すように、基板61を超硬(WC−Cu)製の
凸型でボイスコイルボビンも一体となるものとし、トー
チ60を振動板の軸から傾けた方向から照射出来るよう
なトーチ移動機構を持つ装置を用いて振動板の製造を行
った。図中95はトーチ移動機構、96はケーブル、配
管類である。なおトーチの構造、ガス循環系、基板回転
移動機構等は実施例1と同様である。基板の凸は口径6
0mm、高さ15mm、ボイスコイルボビン部の高さは5mm
である。
【0034】 装置全体を10-3torrまで排気後、原
子濃度でアルゴン32%、水素66%、炭素2%となる
ようにアルゴン、水素、メタンをバッファータンクに6
気圧になるまで供給した。 第一プラズマガス20 l/min 、第二プラズマガス
60 l/min 、第一シールドガス20 l/min 、第二シ
ールドガス20 l/min 、第一アノード電流20A、第
二アノード電流60A、第三アノード電流40Aで放電
を開始し、圧力調整バルブをチャンバ内圧力50torrと
なるようにした。
【0035】 放電が安定した後、赤外線温度計で銅
製基板の温度を測定しながら基板をトーチに近づけ、9
00℃で20分ダイヤモンド合成を行い、厚さ40μm
のダイヤモンド振動板を製膜した。 放電終了3分後にチャンバをリークし、すでに基板
から剥離して基板の上に乗っているだけのダイヤモンド
振動板を取り出した。
【0036】 基板の上面、側面、チャンバ内面等を
簡単に掃除し、基板を下げて、10 -3torrまで排気した
後、上記以降を繰り返すことで、ダイヤモンド振動板
を連続して製造できる。 YAGレーザーを用いて振動板外周のバリを落とし
ダイヤモンド振動板を完成させた。
【0037】このようにして製造したダイヤモンド振動
板を用いて製作した高温用スピーカの周波数特性を調べ
たところ、高域共振周波数は約35kHz と、同様の形状
のチタン製スピーカの10kHz に比べ大幅に高い。また
ダイヤモンド振動板の製膜時間は約20分であり、従来
の熱フィラメント法の約40時間に比べ1/120であ
る。さらに基板から剥離する時間が省けるので、振動板
製造にかかる時間は1/200以下になる。製造コスト
については製造時間の短縮、工程の低減、簡素化、さら
に基板、フィラメント等補助材料の不要により、1/数
100になると考えられる。ところでこのような試算は
熱フィラメント法で合成できた場合のことであるが、口
径60mmものダイヤモンド振動板を熱フィラメント法で
製造することは、フィラメントの配置、調整の点から、
極めて困難であると考えられる。
【0038】実施例3 図3Bに示したシングルアノードトーチを用い、あとは
実施例1と同様な装置、手順でダイヤモンド振動板の製
造を行った。なお基板はステンレスの表面にTiCを厚
さ2μmコーティングしたもので凹みの大きさは口径3
0mm、深さ5mmである。
【0039】 装置全体を10-3torrまで排気後、原
子濃度でアルゴン33%、水素66%、炭素1%となる
ようにアルゴン、水素、メタンをバッファータンクに6
気圧になるまで供給した。 プラズマガス40 l/min 、放電電流60Aで放電
を開始し、圧力調整バルブをチャンバ内圧力50torrと
なるようにした。
【0040】 放電が安定した後、赤外線温度計で銅
製基板の温度を測定しながら基板をトーチに近づけ、9
00℃で30分ダイヤモンド合成を行い、厚さ30μm
のダイヤモンド振動板を製膜した。 放電終了3分後にチャンバをリークし、すでに基板
から剥離して基板の上に乗っているだけのダイヤモンド
振動板を取り出した。
【0041】 基板の上面、側面、チャンバ内面等を
簡単に掃除し、基板を下げて、10 -3torrまで排気した
後、上記以降を繰り返すことで、ダイヤモンド振動板
を連続して製造できる。 YAGレーザーを用いて振動板外周のバリを落とし
ダイヤモンド振動板を完成させた。
【0042】このようにして製造したダイヤモンド振動
板を用いて製作した高温用スピーカの周波数特性を調べ
たところ、高域共振周波数は約80kHz と、同様の形状
のチタン製スピーカの20kHz に比べ大幅に高い。また
ダイヤモンド振動板の製膜時間は30分であり、従来の
熱フィラメント法の約30時間に比べ1/60である。
さらに基板から剥離する時間が省けるので、振動板製造
にかかる時間は1/100以下になる。製造コストにつ
いては製造時間の短縮、工程の低減、簡素化、さらに基
板、フィラメント等補助材料の不要により、1/数10
0になると考えられる。
【0043】実施例4 実施例3と同様な装置で、ガス循環を行わずにアルゴン
と水素をプラズマガスとしてプラズマトーチに、メタン
を雰囲気ガスとして供給する方法でダイヤモンド振動板
の製造を行った。 装置全体を10-3torrまで排気後、プラズマガスと
してアルゴンを10 l/min 、水素を10 l/min 、雰
囲気ガスとしてメタン0.3 l/min 流し、放電電流6
0Aで放電を開始し、圧力調整バルブをチャンバ内圧力
50torrとなるようにした。
【0044】 放電が安定した後、赤外線温度計で銅
製基板の温度を測定しながら基板をトーチに近づけ、9
00℃で30分ダイヤモンド合成を行い、厚さ30μm
のダイヤモンド振動板を製膜した。 放電終了3分後にチャンバをリークし、すでに基板
から剥離して基板の上に乗っているだけのダイヤモンド
振動板を取り出した。
【0045】 基板の上面、側面、チャンバ内面等を
簡単に掃除し、基板を下げて、10 -3torrまで排気した
後、上記以降を繰り返すことで、ダイヤモンド振動板
を連続して製造できる。 YAGレーザーを用いて振動板外周のバリを落とし
ダイヤモンド振動板を完成させた。
【0046】このようにして製造したダイヤモンド振動
板を用いて製作した高温用スピーカの周波数特性を調べ
たところ、高域共振周波数は約80kHz で実施例3と同
様の特性であった。ダイヤモンド振動板の製造時間は実
施例2と同様で熱フィラメント法1/100以下になる
が、ガスの消費量が多いため製造コストは実施例2の約
4倍となった。それでも熱フィラメント法に比べれば1
/数10のコストである。
【0047】
【発明の効果】本発明のダイヤモンド振動板の製造方法
は、従来の熱フィラメント法を用いる方法に比べ、製造
時間、製造コストを1/数10から1/数100にする
ことができる。また熱フィラメント法では製造できない
大口径の振動板も製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプラズマジェットCVD法の原理
説明図である。
【図2】ガス循環系を含むプラズマジェットCVD装置
を示す。
【図3】従来(3A)及び本発明(3B)のプラズマト
ーチの断面図である。
【図4】プラズマトーチの陽極点付近のガス流速と炭素
付着の相関図である。
【図5】実施例で用いたDCプラズマトーチの模式図で
ある。
【図6】実施例で用いたプラズマCVD装置の全体図で
ある。
【図7】実施例で用いたプラズマCVD装置のガス系統
図である。
【図8】実施例で用いた別のプラズマCVD装置を示
す。
【図9】従来のダイヤモンド膜合成方法を示す。
【符号の説明】
1…ダイヤモンド膜 2…Si基板 3…フィラメント 4…ガス 5…排気系 12…プラズマトーチ 13…基板 14…チャンバ 15…基板回転移動機構 16…電源 17…フィルタ 18…バルブ 19…真空ポンプ 20…オイルトラップ 21…コンプレッサ 22…タンク 23…ガス分析器 24…データ処理装置 25…ガスボンベ 26…コントローラ 27…補充ガス 31…カソード 32…アノード 33…アーク 34…陽極点 35…プラズマジェット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 明石 忍 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の形状の基板を準備する工程、DC
    プラズマジェットCVD法で基板上にダイヤモンド膜を
    堆積させる工程、製膜後基板温度が下がる過程でダイヤ
    モンドと基板の熱膨張率の差によりダイヤモンド膜が自
    動的に基板から剥離される工程を含むことを特徴とする
    ダイヤモンド成形膜の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記基板の表面の材料が炭素と化合物及
    び固溶体を生成しにくい金属又はセラミックスを主成分
    とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記基板の表面の材料が銅、白金、金又
    はこれらの合金を主成分とする金属又は炭化タングステ
    ン、炭化チタン、窒化チタン又はこれらの複合材料を主
    成分とする請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ダイヤモンド膜がスピーカなどの振
    動板である請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 炭素化合物を原料ガスとして化学気相合
    成法でダイヤモンドを合成する工程と、ダイヤモンドの
    合成に使用した後のガスを原料ガスの一部として再循環
    する工程とを含むことを特徴とするダイヤモンドの気相
    合成方法。
  6. 【請求項6】 再循環する前記ガスの組成をモニターし
    て、原料ガスの組成を一定に保つ請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記化学気相合成法がDCプラズマジェ
    ットCVD法である請求項5記載の方法。
  8. 【請求項8】 プラズマトーチの陽極点付近のガス流速
    が5m/s以上である請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 減圧チャンバ内にDCプラズマトーチと
    これに対向するダイヤモンド堆積用基板とを有し、該基
    板が製品形状に符号する形状を有しかつ炭素と化合物お
    よび固溶体をつくりにくい金属又はセラミックスを主成
    分とすることを特徴とするダイヤモンド気相合成装置。
  10. 【請求項10】 前記基板の表面の材料が銅、白金、金
    又はこれらの合金を主成分とする金属又は炭化タングス
    テン、炭化チタン、窒化チタン又はこれらの複合材料を
    主成分とする請求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記基板がスピーカなどの振動板の形
    状に符号する請求項10又は11記載の装置。
  12. 【請求項12】 減圧チャンバ内にDCプラズマトーチ
    と、これに対向するダイヤモンド堆積用基板とを有し、
    かつプラズマトーチへの原料ガス供給系と、減圧チャン
    バからのガス排出系と、ガス排出系から原料ガス供給系
    へガスを再循環させるガス再循環系とを有することを特
    徴とするダイヤモンド気相合成装置。
  13. 【請求項13】 ガス循環系がコンプレッサ、バッファ
    タンクおよびガス組成分析器を有する請求項12記載の
    装置。
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