JP2579071B2 - ダイヤモンド膜形成方法及びその形成装置 - Google Patents

ダイヤモンド膜形成方法及びその形成装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気相合成を用いたダイ
ヤモンド被覆の形成方法及びその形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイヤモンドは、ビッカース硬度が10
000で、地球上で最も硬い材料である。また、ヤング
率も高く、耐磨耗性、化学的安定性にも優れている。こ
れらの優れた性質を有するダイヤモンドは、いわゆる高
度先端技術産業に用いられる優れた工具用材料として、
必要不可欠な存在である。さらに、気相合成によるダイ
ヤモンド膜として、耐磨耗性コーティング、スピーカの
振動板、光学部品の透明コーティング等への応用も期待
されている。
【0003】しかしながら、気相合成により形成される
ダイヤモンド膜は、その密着力が極めて弱いため、上記
応用分野の製品に十分な応用ができないという問題点を
有している。ダイヤモンドの核発生密度を増加させた
り、炭化物等の中間層を設けたりして、密着性の改善を
図ろうとする試みがなされているが、十分な成果は得ら
れていなかった。
【0004】本願発明者達は、ダイヤモンドの高速気相
合成法であるDCプラズマジェットCVD法(特開昭6
4−33096号)を発展させ、DCプラズマジェット
CVD法によるダイヤモンド合成時に、プラズマ中に金
属やセラミックスの粉末を供給して、ダイヤモンドを含
む溶射膜を形成させる方法を発明しており(特開平2−
22471号)、この方法で溶射膜とダイヤモンド膜の
間に溶射材とダイヤモンドからなる中間層を形成するこ
とにより、高い密着力を得ることに成功している。
【0005】図5に従来のダイヤモンド膜形成装置を示
す。DC電源104の陰極に接続されたカソード102
の周囲に、DC電源104の陽極に接続されたアノード
101が形成され、カソード102及びアノード101
間にダイヤモンド合成用ガス103が流れる流路が形成
されている。アノード101の外周囲に粉末供給ノズル
105が形成され、アノード101及び粉末供給ノズル
105間に、金属やセラミックスの粉末を含むキャリア
ガス106が流れる流路が形成されている。
【0006】この装置において、ダイヤモンド合成用ガ
ス103及び粉末を含むキャリアガス106は粉末供給
ノズル105出口で混合され、プラズマジェット110
となって高速に基板107に照射される。照射の初期段
階はダイヤモンド合成用ガス103及び粉末を含むキャ
リアガス106の混合割合を高めることにより溶射膜1
08を形成し、徐々に混合比を低下させ、ダイヤモンド
合成用ガス103の比率を高めることによりダイヤモン
ド膜109を形成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この方法は、溶射膜1
08とダイヤモンド膜109の間に溶射材とダイヤモン
ドからなる中間層が形成され、密着性の高いダイヤモン
ド膜を連続に、しかも高速に形成できる優れた方法であ
るが、DCアーク放電を利用しているため、アノード1
01及びカソード102の電極材料が、ダイヤモンド膜
109中に不純物として混入してしまうという問題があ
る。
【0008】本発明の目的は、不純物が混入することな
く、高純度、高品質で密着性のよいダイヤモンド膜を高
速で形成することができるダイヤモンド膜形成方法及び
その形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の原理を説明す
る。本発明は、燃焼炎を利用したダイヤモンド合成法を
基本的に利用する。燃焼を利用したダイヤモンド合成
は、広瀬らにより開発されたもので(NEW DIAMOND,No.1
0,p.34(1988))、アセチレンと酸素の燃焼炎の内炎に水
冷された基板を置くことにより、基板上面にダイヤモン
ド膜を成長させる方法である。
【0010】本願発明者達は、この従来の方法に改良を
加え、加圧燃焼により発生させた高速のガスフレームを
基板に照射してダイヤモンドを合成する方法(特願平2
−1367号)、さらに、トーチ内の燃焼室で燃焼反応
を起こし、発生した高温高圧の燃焼ガスをノズルより噴
出させて基板に照射してダイヤモンドを合成する方法
(特願平2−402541号;平成2年12月15日出
願)を開発している。
【0011】本発明は、これらの方法でダイヤモンドを
合成させながら、フレームに金属或いはセラミックスの
粉末または線材を供給し、これらを溶射させることによ
り、ダイヤモンドと溶射材との混合層を形成することを
特徴とする。図1に、本発明の基本原理である燃焼炎を
利用してダイヤモンド合成と溶射を行う装置を示す。
【0012】トーチ111内に燃料ガス112、酸素ガ
ス113、そして金属やセラミックスの粉末を含むキャ
リアガス(パウダガス)114を流すための流路が形成
されている。上記ガスは、トーチ111先端で混合さ
れ、加速されてフレーム115として、基板118に照
射される。
【0013】このとき、パウダガス114の混合比を徐
々に低下させることにより、基板118上に溶射膜11
7が形成され、次に溶射材とダイヤモンドからなる中間
層が形成され、その上にダイヤモンド膜116が形成さ
れる。密着力が極めて高いダイヤモンド膜を得るには、
溶射材を基板118と同一材料とし、基板118側から
ダイヤモンド膜116表面に向けて、溶射材からダイヤ
モンドに連続的に組成が変化するような膜構造とする
(傾斜機能材料)とよい。
【0014】燃料ガス112としては、炭素化合物ガ
ス、または炭素化合物ガスと水素の混合ガスを主成分と
するガスを用いる。しかし、速い製膜速度でダイヤモン
ド膜を合成しようとすれば、高い燃焼温度が得られるガ
スを用いる必要があり、例えばアセチレン、プロパン
(C38 )、プロピレン(C36 )、マップ(C3
4 )、水素と炭化水素ガスの混合ガス等が最も適して
いる。
【0015】この方法でダイヤモンド膜を合成するに
は、フレーム115が還元性で炭素リッチである必要が
ある。つまり、燃料ガス112と酸素ガス113の組成
が、炭素原子数が酸素原子数より多くなくてはならな
い。ダイヤモンド膜合成時の基板118表面温度は50
0〜1200℃でなくてはならない。この温度範囲より
高いとグラファイトが生じ易く、低いと非晶質になりや
すいからである。
【0016】また、ダイヤモンド膜の合成は大気圧下で
も可能だが、減圧下で合成させれば窒素の混合を防止す
ることができ、速い製膜速度が得られ、さらに溶射膜1
17の密度を高くすることができる。
【0017】
【作用】本発明によれば、不純物が混入することなく、
高純度、高品質で密着性のよいダイヤモンド膜を高速で
形成することができる。
【0018】
【実施例】本発明の第1の実施例によるダイヤモンド膜
形成方法及びその形成装置を図2を用いて説明する。本
実施例によるダイヤモンド膜形成装置について説明す
る。寸法が20×20×5mmの超硬合金(WC−12
%Co)製基板124が、水冷基板ホルダ125A上に
固定されている。基板124の上方に、マニピュレータ
126端部に支持され、移動可能なトーチ119が設け
られている。トーチ119内に、アセチレンの燃料ガス
120、酸素ガス121、及びパウダガス122を流す
ための流路が形成されている。トーチ119内で燃焼し
たこれらのガスは、トーチ119先端の噴出ノズルから
フレーム123となって、基板124表面を照射するこ
とができる。
【0019】次に、本実施例によるダイヤモンド膜形成
方法について説明する。トーチ119内のガス流路に、
燃料ガス120としてアセチレンを20l/min、酸
素ガス121を20l/minの割合で流しつつ点火
し、フレーム123を基板124表面に照射する。基板
124の表面温度が1000℃になるまでトーチ119
を基板124に近づける。
【0020】基板124の基板材料と同一材料のWC−
12%Coの粉末を窒素キャリアガスと共にパウダガス
122としてトーチ119内の流路から供給して10分
間の溶射を行い、溶射膜を形成する。次に、30分間
で、パウダガス122をゼロ流量にまで徐々に減少させ
ると共に、酸素ガス121の流量を20l/minから
17l/minにまで減少させて、混合層を形成する。
【0021】次に、パウダガス122の供給を停止し、
酸素ガス121の流量は17l/minの条件で、フレ
ーム123を基板124表面に1時間照射して、ダイヤ
モンド膜を形成する。基板124表面に形成されたダイ
ヤモンド被膜(溶射膜、混合層、及びダイヤモンド膜)
125をSEM、X線回折、EPMA、SIMSで分析
すると共に、引っ張り試験により密着力を調べた。
【0022】断面のSEM観察から、ダイヤモンド被膜
125の厚さは約150μmであり、EPMAの分析か
ら、溶射膜が約50μm、溶射材とダイヤモンドの混合
層が約50μm、ダイヤモンド膜が約50μmであっ
た。表面のX線回折ではダイヤモンドだけが検出され、
断面のX線回折からはダイヤモンド、WC、及びCoが
検出され、グラファイトは全く検出されなかった。
【0023】ダイヤモンド膜のSIMS分析では、Cと
微少量のN、及び検出限界に近いレベルでOとHが検出
された。密着力は、引っ張り試験の測定限界である15
0kg/cm2 を越える値が得られた。従来のDCアー
クプラズマ法では、形成されたダイヤモンド膜中に電極
材のW、及びCuが混入してしまうが、本実施例のダイ
ヤモンド膜形成方法及びその形成装置発明によれば、高
純度のダイヤモンド膜を得ることができる。また、優れ
た密着力を有するダイヤモンド膜を得ることができる。
【0024】本発明の第2の実施例によるダイヤモンド
膜形成方法及びその形成装置を図3を用いて説明する。
本実施例は、排気系を伴う減圧チャンバ内で、減圧雰囲
気下でダイヤモンド被膜の形成を行うことを特徴として
いる。本実施例によるダイヤモンド膜形成装置について
説明する。
【0025】寸法が20×20×5mmのモリブデン製
基板132が、水冷基板ホルダ134上に固定されてい
る。基板132の上方に、マニピュレータ135端部に
支持され、移動可能なトーチ127が設けられている。
トーチ127、水冷基板ホルダ134、基板132、マ
ニピュレータ135、はチャンバ136内に設置され、
チャンバ136内の雰囲気は排気口137から排気する
ことができる。
【0026】チャンバ136外からトーチ127に、プ
ロピレンの燃料ガス128、酸素ガス129、及びパウ
ダガス130供給用のパイプが接続され、トーチ127
内にこれらのガスを流すためのそれぞれの流路が形成さ
れている。トーチ127内で燃焼したこれらのガスはト
ーチ127先端の噴出ノズルからフレーム131となっ
て、基板132表面を照射することができる。
【0027】次に、本実施例によるダイヤモンド膜形成
方法について説明する。トーチ127内のガス流路に、
燃料ガス128として圧力6気圧のプロピレンを20l
/min、同じく6気圧の酸素ガス129を30l/m
inの割合で流しつつ点火し、フレーム131を基板1
32表面に照射する。基板132の表面温度が1000
℃になるまでトーチ127を基板132に近づける。
【0028】基板132の基板材料と同じモリブデンの
粉末をArキャリアガスと共にパウダガス130として
トーチ127内の流路から供給して5分間の溶射を行
い、溶射膜を形成する。次に、10分間で、パウダガス
130をゼロ流量にまで徐々に減少させると共に、酸素
ガス129の流量を30l/minから24l/min
にまで減少させて、混合層を形成する。
【0029】次に、パウダガス130の供給を停止し、
酸素ガス129の流量は24l/minの条件で、フレ
ーム131を基板132表面に30分間照射して、ダイ
ヤモンド膜を形成する。基板132表面に形成されたダ
イヤモンド被膜(溶射膜、混合層、及びダイヤモンド
膜)133をSEM、X線回折、EPMA、SIMSで
分析すると共に、引っ張り試験により密着力を調べた。
【0030】断面のEPMAによる分析から、溶射材と
ダイヤモンドの混合層が約20μm、ダイヤモンド膜が
約50μmであった。表面のX線回折ではダイヤモンド
だけが検出され、断面のX線回折からはダイヤモンド、
Mo、及びMoC2 が検出され、グラファイトは全く検
出されなかった。
【0031】ダイヤモンド膜のSIMS分析では、検出
限界に近いレベルでO、H、及びNが検出された。密着
力は、引っ張り試験の測定限界である150kg/cm
2 を越える値が得られた。
【0032】このように、本実施例においても、従来得
ることのできなかった、高純度で密着力に優れたダイヤ
モンド膜を得ることができる。さらに、排気系を伴う減
圧チャンバ内で、減圧雰囲気下でダイヤモンド被膜の形
成を行うので、製膜速度を高速にすることができるとい
う利点を有する。本発明の第3の実施例によるダイヤモ
ンド膜形成方法及びその形成装置を図4を用いて説明す
る。
【0033】本実施例によるダイヤモンド膜形成装置に
ついて説明する。寸法が20×20×5mmの銅製基板
144が、水冷基板ホルダ146上に固定されている。
基板144の上方に、マニピュレータ147端部に支持
され、移動可能な内燃式トーチ138が設けられてい
る。内燃式トーチ138、水冷基板ホルダ146、基板
144、マニピュレータ147、は真空チャンバ148
内に設置され、真空チャンバ148内の雰囲気は排気口
149から排気することができる。
【0034】真空チャンバ148外から内燃式トーチ1
38に、プロパンの燃料ガス139、酸素ガス140、
及びパウダガス141供給用のパイプが接続され、内燃
式トーチ138内部に設けられた燃焼室142内にこれ
らのガスを送込むためのそれぞれの流路が形成されてい
る。
【0035】内燃式トーチ138内部の燃焼室142で
燃焼したこれらのガスは、トーチ138先端の噴出ノズ
ルからフレームジェット143となって、基板144表
面を照射することができる。
【0036】次に、本実施例によるダイヤモンド膜形成
方法について説明する。内燃式トーチ138内の燃焼室
142内に、燃料ガス139として圧力5気圧でプロパ
ンを20l/min、同じく5気圧で酸素ガス140を
30l/minの割合で送込みながら点火し、フレーム
ジェット143を基板144表面に照射する。基板14
4の表面温度が900℃になるまで内燃式トーチ138
を基板144に近づける。
【0037】基板144の基板材料と同一材料の銅粉末
をArキャリアガスと共にパウダガス141として内燃
式トーチ138内の燃焼室142内に供給して5分間の
溶射を行い、溶射膜を形成する。次に、10分間で、パ
ウダガス141をゼロ流量にまで徐々に減少させると共
に、酸素ガス140の流量を30l/minから24l
/minにまで減少させて、混合層を形成する。
【0038】次に、パウダガス141の供給を停止し、
酸素ガス140の流量は24l/minの条件で、フレ
ームジェット143を基板144表面に1時間照射し
て、ダイヤモンド膜を形成する。基板144表面に形成
されたダイヤモンド被膜(溶射膜、混合層、及びダイヤ
モンド膜)145をSEM、X線回折、EPMA、SI
MSで分析すると共に、引っ張り試験により密着力を調
べた。
【0039】断面のEPMAによる分析から、溶射材と
ダイヤモンドの混合層が約25μm、ダイヤモンド膜が
約120μmであった。表面のX線回折ではダイヤモン
ドだけが検出され、断面のX線回折からはダイヤモンド
とCuが検出され、グラファイトは全く検出されなかっ
た。
【0040】ダイヤモンド膜のSIMS分析では、検出
限界に近いレベルでO、H、及びNが検出された。密着
力は、引っ張り試験の測定限界である150kg/cm
2 を越える値が得られた。
【0041】このように、本実施例においても、従来得
ることのできなかった、高純度で密着力の優れたダイヤ
モンド膜を得ることができる。本実施例も、排気系を伴
う減圧真空チャンバ内で、減圧雰囲気下でダイヤモンド
被膜の形成を行うので、製膜速度を高速にすることがで
きるという利点を有する。
【0042】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、高純度で
優れた密着性を有するダイヤモンド膜を形成でき、ダイ
ヤモンド膜の品質、信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例によるダイヤモンド膜形
成装置を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例によるダイヤモンド膜形
成装置を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施例によるダイヤモンド膜形
成装置を示す図である。
【図5】従来のダイヤモンド膜形成装置を示す図であ
る。
【符号の説明】
101…アノード 102…カソード 103…ダイヤモンド合成用ガス 104…DC電源 105…粉末供給ノズル 106…粉末を含むキャリアガス 107…基板 108…溶射膜 109…ダイヤモンド膜 110…プラズマジェット 111…トーチ 112…燃料ガス 113…酸素ガス 114…粉末を含むキャリアガス(パウダガス) 115…フレーム 116…ダイヤモンド膜 117…溶射膜 118…基板 119…トーチ 120…燃料ガス 121…酸素ガス 122…パウダガス 123…フレーム 124…基板 125…ダイヤモンド被膜 125A…水冷基板ホルダ 126…マニピュレータ 127…トーチ 128…燃料ガス 129…酸素ガス 130…パウダガス 131…フレーム 132…基板 133…ダイヤモンド被膜 134…水冷基板ホルダ 135…マニピュレータ 136…チャンバ 137…排気口 138…内燃式トーチ 139…燃料ガス 140…酸素ガス 141…パウダガス 142…燃焼室 143…フレームジェット 144…基板 145…ダイヤモンド被膜 146…水冷基板ホルダ 147…マニピュレータ 148…真空チャンバ 149…排気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−282193(JP,A) 特開 平2−22471(JP,A) 特開 平1−264998(JP,A)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧酸素ガスと加圧燃料ガスとをトーチ
    内で混合させ、発生した燃焼炎を前記トーチ先端に設け
    られた噴出ノズルからフレームジェットとして基板に照
    射して、前記基板上にダイヤモンド膜を形成するダイヤ
    モンド膜形成方法であって、 前記燃焼炎中に、溶射材を含むパウダガスを供給して前
    記溶射材を混合し、 前記パウダガスの供給量を変化させることにより、 前記基板及び前記ダイヤモンド膜の間に、ダイヤモンド
    と前記溶射材の混合層を形成することを特徴とするダイ
    ヤモンド膜形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のダイヤモンド膜形成方法
    において、 前記トーチは内燃式トーチであり、 前記加圧酸素ガス及び前記加圧燃料ガスは、前記トーチ
    の内部に設けられた燃焼室で混合燃焼する ことを特徴と
    するダイヤモンド膜形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のダイヤモンド膜形
    成方法において、 前記燃料ガスと前記酸素ガスの組成は、炭素原子数が酸
    素原子数より多いことを特徴とするダイヤモンド膜形成
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のダイ
    ヤモンド膜形成方法において、 前記ダイヤモンド膜の形成は、減圧雰囲気下で行われる
    ことを特徴とするダイヤモンド膜形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至のいずれかに記載のダイ
    ヤモンド膜形成方法において、 前記燃焼炎中に前記パウダガスの代りに前記溶射材を含
    む線材を供給し、前記線材を押出して前記溶射材を混合
    することを特徴とするダイヤモンド膜形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至のいずれかに記載のダイ
    ヤモンド膜形成方法において、 前記基板上の前記溶射膜から前記ダイヤモンド膜間に形
    成される前記混合層内の前記溶射材の割合は、前記溶射
    膜から前記ダイヤモンド膜方向に向かって連続的に低下
    するように、前記溶射材の混合比を調整することを特徴
    とするダイヤモンド膜形成方法。
  7. 【請求項7】 ダイヤモンド形成用の加圧燃料ガスを供
    給する加圧燃料ガス供給口と、加圧酸素ガスを供給する
    加圧酸素ガス供給口と、前記加圧燃料ガス及び加圧酸素
    ガスの燃焼により発生する燃焼炎をフレームジェットと
    して噴出する噴出ノズルと、前記燃焼炎に溶射材を供給
    する溶射材供給装置とを有するトーチと、 前記燃焼炎が照射される基板を保持する基板保持機構
    と、 前記基板と前記トーチ間の距離を変化させる基板・トー
    チ間距離変化機構とを備えたことを特徴とするダイヤモ
    ンド膜形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項記載のダイヤモンド膜形成装置
    において、 前記トーチと前記基板保持機構と前記基板・トーチ間距
    離変化機構は、排気系を伴う減圧チャンバ内に設けられ
    ていることを特徴とするダイヤモンド膜形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項又は記載のダイヤモンド膜形
    成装置において、前記トーチは、前記燃料ガスと前記酸
    素ガスを燃焼させる燃焼室を有していることを特徴とす
    るダイヤモンド膜形成装置。
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