JPH0752836Y2 - タイトフレームと緊定金具との連結構造 - Google Patents

タイトフレームと緊定金具との連結構造

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JPH0752836Y2
JPH0752836Y2 JP12455389U JP12455389U JPH0752836Y2 JP H0752836 Y2 JPH0752836 Y2 JP H0752836Y2 JP 12455389 U JP12455389 U JP 12455389U JP 12455389 U JP12455389 U JP 12455389U JP H0752836 Y2 JPH0752836 Y2 JP H0752836Y2
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良於 古内
健次郎 山川
陽祐 木下
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三晃金属工業株式会社
宗央産業株式会社
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、折板からなる屋根材を母屋に固着するために
使用されるタイトフレームに係り、更に詳しくは緊定金
具を取付けるための構造に関する。
(従来の技術) 一般に、工場、倉庫等に汎用される折板屋根は、折板か
らなる屋根材を母屋に取付けたタイトフレームにボルト
止めするのが基本であるが、最近では吊子を使って屋根
材をタイトフレームに固定し、屋根材には直接ボルトを
通さない、いわゆるボルトレスの折板屋根が多用されて
いる。従来における折板屋根は、屋根材の施工にスクリ
ューボルトを使用するが、このとき出る切粉が早期に錆
を発生させ、美観の維持、耐久性の点で問題がある。ボ
ルトレス折板屋根はこのような点を改善したもので、そ
の汎用型を第6図に示す。一般に折板屋根は、所定巾の
屋根材をけた行方向と直角に敷き並べ、これをタイトフ
レームにより母屋に固定して屋根をつくるが、ボルトレ
スタイプは屋根材の形状が工夫されていて、屋根材を吊
子を介して固定するようになっている。すなわち図のも
のについて説明すると、屋根材用折板21は第4図に示す
如く折板屋根の2山にまたがる形を基本にし、この両側
端部(山頂部)にそれぞれ逆L字形(すくい側)、下向
開放状のコ字形(かぶせ側)の断面形状をもつ取合部2
2,23が形成してある。そして、この折板21を第5図に示
す如く隣接状態に敷き並べ、隣接し合うものの、すくい
側取合部22とかぶせ側取合部23とを、それらの間にタイ
トフレーム24に取付けた吊子25を挟んで重ね合せ(第5
図参照)、この状態でかぶせ側取合部の端部26を電動シ
ーマ38ではぜ曲げして接続し、折板屋根を構成する(第
6図参照)。
タイトフレーム24は、第5図に示すように、全体が折板
21の山部27a,27bに沿う山形板状をなしており、山形上
方で折板21と係合した吊子25の水平部28を受入れるよう
山形の一方の肩29を下げて段部を形成している。そし
て、山形の左右両裾には足部32,33を備えており、母屋
の母材34に溶接等の手段で固定されている。
タイトフレーム24と吊子25との取付構造は、第6図に示
すように、吊子25の水平部28に穿設された折板長手方向
に沿う長孔35(図示せず)と、タイトフレーム肩29のボ
ルト挿通孔36とを合わせて案内用ボルト37を挿通し締結
するものである。
吊子の水平部28の長孔35は、タイトフレーム24に固定さ
れた案内用ボルト37との間で相対移動が可能になるよう
設計されたものである。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述した従来の折板屋根のタイトフレーム24
と吊子25の緊結構造においては、前記吊子25を前記タイ
トフレーム24の肩29に取着するには、前記折板21の取合
部22,23と共に屈曲されて馳締めされる吊子25の頂部25a
を、図面上左方向に向けた状態で行なわれなければなら
ない。
もし、前記タイトフレーム24を前記母材34に逆方向に固
着してしまった場合、前記タイトフレーム24の両肩29,3
0の位置が逆になり、吊子25の頂部25aも逆向きとなる。
従って、屋根材用折板21を取り付けることができなくな
り、吊子25を適宜に逆向きに取り付けることは不可能な
ので、適切に対処できないといった欠点が存在した。
本考案の目的は、上述した欠点に鑑みなされたもので、
万一前記タイトフレームを逆に固着してしまっても、適
宜に吊子の向きを変えて、該吊子を前記タイトフレーム
に固定できる、タイトフレームと緊定金具との連結構造
を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案に係るタイトフレームと緊定金具の構造の上記課
題を解決し、目的を達成するための要旨は母屋の母材と
屋根材用折板との間に介在し、前記母材に固着されると
共に、頂部に緊定金具取付部を設けてなる山形状のタイ
トフレームと、前記緊定金具取付部に締結手段で底部が
固定されるとともに、湾曲に折り曲げされた先端部に前
記屋根材用折板の端部が重ねて馳締めされる緊定金具と
で構成されるタイトフレームと緊定金具との連結構造に
おいて、前記タイトフレームの頂部を平坦に形成し、該
頂部に前記屋根材用折板の端部側を支持する補強金具を
設け、前記緊定金具をその底部に設けた位置調節手段で
タイトフレームの長手方向に移動自在にして前記タイト
フレームの頂部に着脱自在に固定し、前記母材に対して
前記タイトフレームをその長手方向に正逆自在に取付け
できるようにしたことに存する。
(作用) このように、本考案に係るタイトフレームと緊定金具と
の連結構造によれば、母材にタイトフレームを溶接して
固着し、このタイトフレームの平坦な頂部上面に補強金
具を互いの長手方向を合わせて載置する。そして、予め
ボルト・ナットで固定した緊定金具と連結金具とのアッ
センブリを前記補強金具の溝の中に置いて、前記連結金
具の長孔でこれの長手方向の取付位置を調節をしなが
ら、ボルト・ナットでタイトフレームに連結金具と補強
金具を共締めにして固定する。
これにより、前記緊締金具の取付方向は、前記連結金具
と補強金具を介してボルト・ナットでタイトフレームの
平坦な頂部上面に固定するので、前記タイトフレームの
長手方向の正逆方向のどちらでもよい。また、タイトフ
レームの山形は対称形であって、頂部は平坦で段差がな
いので、母材に固着するときに正逆方向を気づかう必要
がない。
(実施例) 以下、添付図面に従って本考案の一実施例を説明する。
第1図は、本考案の構造に係る縦断正面図であある。ま
た、第2図は同じく全体の斜視図である。本考案に係る
タイトフレーム1は、山形で両端に足部1a,1bを設け、
頂部1cは平坦に形成されている。そして、頂部1cに取付
用孔1dが穿設されている。この山形を一体に3連設して
タイトフレーム1とする。タイトフレーム全体の大きさ
は、長さが約1000mmで幅が約50mmの帯状で、頂部までの
高さが約200mmである。
次に、補強金具2は、第2図に示すように、横断面(補
強金具2の長手方向に直交する短手方向の平行に沿った
断面)形状が、上部に開口した凹溝状で、本体の上部両
端縁から略直角に屈曲されたフランジが屋根材用折板11
の端部側を支持するために延設されている。該溝2aの底
面に貫通孔2bが設けられて形成されている。また、縦断
面(連結金具3の長手方向の平行線に沿った断面)形状
がL字形のプレートで、底面3aに取付位置調整用の長孔
3bを設け、略直交して立上げた立上面3cに取付孔3dを設
けて、連結金具3を形成する。
次に、縦長の本体4aに下端4bを折曲げて2重にし、上端
から湾曲した頂部4cを延設するとともに、前記本体4aに
取付用の孔4dを穿設してなる緊定金具4を形成する。
このような構成部品を形成した後、母屋の母材34全部に
前記タイトフレーム1を溶接して固着する。このタイト
フレーム1の長手方向を母材34の長手方向に合わせて固
着するものである。
そして、前記連結金具3と緊定金具4とをボルト5,ワッ
シャ6,ナット7で固定し、1つのアッセンブリーとす
る。この連結金具3と緊定金具4とが従来例の吊子25に
対応するものである。更に、このアッセンブリーを前記
補強金具2の溝2aに嵌め込むとともに、各々の取付用の
孔3b,2b,1dを合わせてタイトフレーム1の頂部1c上面に
置き、ボルト8、ワッシャ9,ナット10で固定する。
この際、前記連結金具3の長孔3bで、その長手方向にて
位置調節することができる。
このようにして、緊定金具4を所要箇所に装着し、続い
て、屋根材用折板11の隣接するかぶせ側取合部11a,すく
い側取合部11bを湾曲した頂部4cに重ね合わせる。この
後、第3図に示すように、電動シーマ12で折板11の端部
11cを馳締め作業を行なう。これにより、折板屋根が構
築されることになる。
この施工作業中に、前記緊定金具4の頂部4cの向きを、
例えば第3図に示すのと逆向きに取付けた場合、前記ボ
ルト8・ナット10を緩めてはずし、補強金具2若しくは
連結金具3を向き直させることにより、前記緊定金具4
を正方向に取付け直すことが容易に行ない得る。
また、前記タイトフレーム1の頂部1cは平坦に形成され
ているので、このタイトフレーム1を前記母材34に固着
する際も、取付方向の正逆を気づかうこともない。従来
例のタイトフレームのようにその頂部に段差(両肩29,3
0による段差)があるために、タイトフレーム24を、母
材34の長手方向において逆向きにセットして、該母材34
に溶着してしまうと、第5図の紙面において肩29,30の
左右位置が逆に配置され、吊子25の頂部の向きが逆方向
となってしまうので、溶接したタイトフレームを取りは
ずして取付け向きを直し、再度溶接をやり直さなければ
ならない、という不都合も生じなくなる。
尚、上記タイトフレーム等の構成物品は金属製であり、
特に限定するものではない。大きさや形状等の本考案の
要旨を変更しない範囲内で変更できるのは勿論である。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案に係るタイトフレー
ムと緊定金具との連結構造を、母屋の母材と屋根材用折
板との間に介在し、前記母材に固着されると共に、頂部
に緊定金具取付部を設けてなる山形状のタイトフレーム
と、前記緊定金具取付部に締結手段で底部が固定される
とともに、湾曲に折り曲げされた先端部に前記屋根材用
折板の端部が重ねて馳締めされる緊定金具とで構成され
るタイトフレームと緊定金具との連結構造において、前
記タイトフレームの頂部を平坦に形成し、該頂部に前記
屋根材用折板の端部側を支持する補強金具を設け、前記
緊定金具をその底部に設けた位置調節手段でタイトフレ
ームの長手方向に移動自在にして前記タイトフレームの
頂部に着脱自在に固定し、前記母材に対して前記タイト
フレームをその長手方向に正逆自在に取り付けできるよ
うにしたので、、緊定金具をタイトフレームの長手方向
において移動調節が可能となり、屋根材用折板の馳締め
作業能率が向上すると言う優れた効果を奏する。
しかも、前記タイトフレームも、その頂部を平坦にした
ので母材に固着する際に正逆方向を気づかうことなく施
工作業できることになり、作業能率の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の構造に係る縦断正面図、第2図は、
同じく全体の構成部品の斜視図、第3図は、馳締めする
状態を示す正面図、第4図乃至第6図は、従来例のタイ
トフレームと緊定金具との連結構造に係り、第4図は屋
根材用折板の縦断面図、第5図は連結構造の縦断正面
図、第6図は同じく斜視図である。 1…タイトフレーム、1a,1b…足部、1c…頂部、1d…取
付用孔、2…補強金具、2a…コ字状の溝、2b…貫通孔、
3…連結金具、3b…長孔、3d…取付孔、4…緊定金具、
4a…本体、4c…頂部、4d…孔、34…母材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】母屋の母材と屋根材用折板との間に介在
    し、前記母材に固着されると共に、頂部に緊定金具取付
    部を設けてなる山形状のタイトフレームと、前記緊定金
    具取付部に締結手段で底部が固定されるとともに、湾曲
    に折り曲げされた先端部に前記屋根材用折板の端部が重
    ねて馳締めされる緊定金具とで構成されるタイトフレー
    ムと緊定金具との連結構造において、 前記タイトフレームの頂部を平坦に形成し、該頂部に前
    記屋根材用折板の端部側を支持する補強金具を設け、前
    記緊定金具をその底部に設けた位置調節手段でタイトフ
    レームの長手方向に移動自在にして前記タイトフレーム
    の頂部に着脱自在に固定し、前記母材に対して前記タイ
    トフレームをその長手方向に正逆自在に取付けできるよ
    うにしたことを特徴とするタイトフレームと緊定金具と
    の連結構造。
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JP4717026B2 (ja) * 2007-02-28 2011-07-06 株式会社高又製作所 タイトフレーム

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