JPH0348352Y2 - - Google Patents

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JPH0348352Y2
JPH0348352Y2 JP19521085U JP19521085U JPH0348352Y2 JP H0348352 Y2 JPH0348352 Y2 JP H0348352Y2 JP 19521085 U JP19521085 U JP 19521085U JP 19521085 U JP19521085 U JP 19521085U JP H0348352 Y2 JPH0348352 Y2 JP H0348352Y2
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JP19521085U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、防水面材としての金属製屋根板材
に関するものであり、一層詳細には、シーム溶接
により好適に接続される屋根板材に関するもので
ある。
〔従来技術〕
従来より、シーム溶接により接続される屋根板
材としては、第4図に示すように、板状体の平坦
部1に必要に応じて補強リブを形成すると共に一
端部側に略外方に傾斜する立上り部3を設け、さ
らに他端部側にシーム溶接時に使用される立上り
部5および馳7からなる折り重ね部9を設けた屋
根板材が提案され需要者の便宜に供されている。
〔考案が解決すべき問題点〕
ところで、この型式の屋根板材は、隣接する屋
根板材を接続するに際しては、駆体に取着したス
ライド吊子の舌片に一方の屋根板材の立上り部3
を固定した後、この立上り部3に他方の屋根板材
の折り重ね部9を装着して該折り重ね部9をシー
ム溶接機の一対の電極ローラで挾持し、立上り部
5,3および馳7を一体的に溶着するものである
が、折り重ね部9、すなわち、立上り部5と馳7
とが全体としてテーパ状を呈していることから溶
接作業の進行に併つて電極ローラが脱落するのを
防止するため作業員が常時ついて監視する必要が
あり、また、電極ローラの脱落等に起因して溶接
不良個所が発生するとこの不良個所から雨水が毛
細管現象等により内部に侵入してしまうという問
題点を有していた。
〔問題点の解決手段〕
そこで、この考案は前述の問題点を解決するた
めに、平坦部の一端部側に設けた立上り部の頂部
に斜め内方に突出する水切り片を設け、一方他端
部側の折り重ね部を平坦部から立上る第1垂直部
と該垂直部に連続しかつ膨出状断面を有するキヤ
ツプ部とこのキヤツプ部に連続しかつ前記第1垂
直部と対向する第2垂直部とで構成することによ
り、シーム溶接作業の確実化と可及的な防水処理
を図ろうとするものである。
(作用) この考案に係る屋根板材では、シーム溶接機本
体は折り重ね部のキヤツプ部上に載置されると共
にその電極ローラは溶接部としての第1および第
2垂直部を挾持して自走しながら溶接を行い、ま
た、雨水等の侵入は第2スカート部および水切り
片により阻止されるものである。
〔実施例〕
次に、本考案に係る屋根板材の好適な実施例に
つき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
第1図において、本考案に係る屋根板材は、例
えば、ステンレスを素材とする板状体10の平坦
部12に補強リブ14a,14bを設けると共に
その一端部側に立上り部16を形成し、他端部側
にキヤツプ状折り重ね部18を形成することによ
り基本的に構成されている。
すなわち、立上り部16は平坦部12から略垂
直に立上ると共にその頂部に斜め内方に突出する
水切り片20が形成されている。
また、キヤツプ状折り重ね部18は、平坦部1
2に連続して斜め上方に延在する第1スカート部
22とこの第1スカート部22端部から垂直に立
上る第1垂直部24と前記第1垂直部24に連続
して水平頂部26を有する逆三角形状キヤツプ部
28とこのキヤツプ部28に連続しかつ前記第1
垂直部24と対向する第2垂直部30とさらにこ
の第2垂直部30に連続して前記第1スカート部
22と離反するように斜め下方に延在する第2ス
カート部32とを備えている。
なお、第1図において、参照符号34aおよび
34bは平坦部12と垂直立上り部16およびキ
ヤツプ状折り重ね部18の第1スカート部22と
の間に夫々形成した補助リブである。
このように構成される本考案に係る屋根板材を
屋根躯体に張設するに際しては、まず、断熱材の
有無、下地材の厚さに応じてスライド吊子36
を、例えば、600m/m間隔で躯体に固定した後、
これらのスライド吊子36の舌片38に一方の屋
根板材Aの立上り部16外側面に当接させて該舌
片38と立上り部16の所定個所とをスポツト溶
接により固着する。
次に、隣接する他方の屋根板材Bのキヤツプ状
折り重ね部18を前記立上り部16に装着して位
置決めした後、このキヤツプ状折り重ね部18の
水平頂部26上に自走式シーム溶接機本体Cを載
置して対向する電極ローラd,dを第1垂直部2
4および第2垂直部30の所定位置に臨ませ、第
1垂直部24と屋根板材Aの立上り部16と第2
垂直部30とをシーム溶接すれば良い。
なお、この場合、シーム溶接機は水平頂部26
上に沿つて自走しながら溶接部としての垂直部2
4,30をシーム溶接するので脱落等の惧れは全
くなく、しかも確実に溶接作業を達成することが
できる。
また、第3図は、折り重ね部18を平坦部12
から立上がる第1垂直部24とこの第1垂直部2
4に連続する逆三角形状キヤツプ部28と該キヤ
ツプ部28に連続しかつ第1垂直部24と対向す
る第2垂直部30とで構成した本考案に係る屋根
板材の別の実施例であるが、この場合も前述と同
様の利点を有するだけでなく、構造の簡略化によ
る製造コストの低減を図ることができる。
〔効果〕
先に述べたように、本考案に係る屋根板材によ
れば、シーム溶接機による溶接作業を確実に達成
することができので可及的な防水処理を行うこと
ができるだけでなく、例え何んらかの原因で溶接
不良個所が生じたとしても第2スカート部および
水返し片の作用により毛細管現象などによる雨水
の侵入を確実に阻止することができる。
また、キヤツプ状折り重ね部は装着ならびに位
置合わせが容易となるだけでなく補強リブとして
も作用するので強度の増強と共に熱による膨脹、
伸縮変位も吸収するので変形等の不都合も回避す
ることができ、さらには意匠上もアクセントとな
り美麗な屋根形状を得ることができる等種々の利
点を有し、その実用的効果は極めて大きい。
以上、本考案に係る屋根板材の好適な実施例に
つき説明したが、本考案はこの実施例に限定され
るものではなく、例えば、屋根板材自体にエンボ
ス加工(サザ波加工)を施して板鳴り現象や歪み
を防止するようにしたり、あるいは板材の寸法に
よつては平坦部の補強リブ数を増減する等本考案
の精神を逸脱しない範囲内において種々の改変を
なし得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る屋根板材の好適な実施例
の断面図、第2図は第1図に示す屋根板材の接続
状態を示す要部断面図、第3図は本考案に係る屋
根板材の別の実施例の要部断面図、第4図は従来
の屋根板材をシーム溶接した状態の断面説明図で
ある。 10……板状体、12……平坦部、14a,1
4b……補強リブ、16……立上り部、18……
折り重ね部、20……水切り部、22……第1ス
カート部、24……第1垂直部、26……水平頂
部、28……キヤツプ部、30……第2垂直部、
32……第2スカート部、34a,34b……補
助リブ、36……スライド吊子、38……舌片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 板状体の平坦部に一もしくはそれ以上の補強
    リブを設けると共にこの平坦部の一端部側に立
    上り部を形成しさらに他端部側にシーム溶接の
    際に使用される折り重ね部を形成してなる屋根
    板材において、立上り部の頂部に斜め内方に延
    在する水切片を設け、一方前記折り重ね部を平
    坦部から立上る第1垂直部と該垂直部に連続し
    かつ膨出状断面を有するキヤツプ部とこのキヤ
    ツプ部に連続しかつ前記第1垂直部と対向する
    第2垂直部とから構成することを特徴とする屋
    根板材。 (2) 平坦部と第1垂直部との間および第2垂直部
    の端部に斜め上方に延在する第1スカート部お
    よびこの第1スカート部と離反する斜め下方に
    延在する第2スカート部を設けることからなる
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の屋根板
    材。
JP19521085U 1985-12-20 1985-12-20 Expired JPH0348352Y2 (ja)

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JPS62103919U JPS62103919U (ja) 1987-07-02
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