JPH0752828B2 - 半導体素子の駆動方法 - Google Patents

半導体素子の駆動方法

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JPH0752828B2
JPH0752828B2 JP1154672A JP15467289A JPH0752828B2 JP H0752828 B2 JPH0752828 B2 JP H0752828B2 JP 1154672 A JP1154672 A JP 1154672A JP 15467289 A JP15467289 A JP 15467289A JP H0752828 B2 JPH0752828 B2 JP H0752828B2
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    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F3/00Non-retroactive systems for regulating electric variables by using an uncontrolled element, or an uncontrolled combination of elements, such element or such combination having self-regulating properties
    • G05F3/02Regulating voltage or current
    • G05F3/08Regulating voltage or current wherein the variable is dc
    • G05F3/10Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics
    • G05F3/16Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
    • G05F3/20Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations
    • G05F3/24Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations wherein the transistors are of the field-effect type only

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パワー半導体装置に係り、特に、制御回路と
高耐電圧大電流の出力段素子を集積化したパワーICに用
いて好適なレベルシフト回路を使用する半導体素子の駆
動方法に関する。
[従来の技術] パワー半導体装置に関する従来技術として、例えば、PC
IM'88 pp32−40に、A HIGH PERFORMANCE MONOLITHIC DM
OS BRIDGH FOR MOTORDRIVEとして記載された技術、実公
昭62−167428号公報等に記載された技術等が知られてい
る。
従来技術によるパワー半導体装置の一例として、パワー
半導体素子をブリツジ接続したインバータ回路が挙げら
れるが、この種半導体装置は、負側パワー半導体素子の
出力端子の電圧を基準電位とする駆動信号を正側パワー
半導体素子に伝達するためのレベルシフト回路が必要で
ある。このようなインバータ回路において、レベルシフ
ト回路は、正側パワー半導体素子の入力端子と負側パワ
ー半導体素子の出力端子とに印加される種電源の電圧に
等しい電圧差の間で信号伝達を行わなければならないも
のである。
近年、この種パワー半導体回路は、それまでのデイスク
リート回路とは異なり、出力段のパワー半導体素子と制
御回路とを1つの半導体基板内に集積化したパワーICと
して開発されているが、このようなパワーICにおいて
は、高電圧差の間で信号伝達を行うレベルシフト回路は
重要な回路要素である。
以下、この種従来技術によるパワーICにおけるレベルシ
フト回路の例を図面により説明する。
第14図は従来技術によるレベルシフト回路の構成を示す
回路図である。第14図において、M1〜M9はMOSトランジ
スタ、I1、I2は電流源である。
第14図に示す回路は、MOSトランジスタM7、M8のゲート
に印加される相補的な制御信号により、MOSトランジス
タ9のドレインを介して図示しないパワー半導体素子を
駆動するものである。この第14図に示す回路において、
MOSトランジスタM1とM2、及び、MOSトランジスタM3とM4
は、それぞれ、MOSトランジスタを用いたカレントミラ
ー回路を構成している。このMOSトランジスタM2とM3と
は、互いに相補動作を行い、MOSトランジスタM3がオン
となると、MOSトランジスタM3は、MOSトランジスタM4を
流れている基準電流I2に等しい電流を流し、この電流
は、電源電圧Vccに接続されているP−MOSトランジスタ
M5のゲート電流として作用し、MOSトランジスタM5をオ
ン状態とする。また、同時に、このMOSトランジスタM5
と相補動作を行つているP−MOSトランジスタM6はオフ
状態となり、この結果、電源電圧Vccに接続されたP−M
OSトランジスタM9のゲートソース間にハイレベルの信号
が印加される。
しかしながら、前述の回路構成では、MOSトランジスタM
2,M3は、それぞれ、ドレイン・ソース及びドレイン・ゲ
ート間に電源電圧Vccに対する耐電圧の特性が、また、M
OSトランジスタM5,M6のゲート・ソース間にも電源電圧V
ccに対する耐電圧の特性が必要である。一般に、MOSト
ランジスタのゲート・ソース間の耐電圧性は、ソース・
ドレイン間耐電圧性に比較して小さく、電源電圧Vccが
数十Vの場合には実現性があるが、百Vを越える耐電圧
性を持たせることは極めて難しい。
また、第14図に示す回路において、MOSトランジスタM5,
M6のゲート・ソース間に過大な耐電圧を要しないように
する方法として、例えば実開昭62−167428号公報等に記
載された従来技術が知られている。
この従来技術は、MOSトランジスタM5,M6のゲート・ソー
ス間にツエナダイオードを接続するものであるが、この
場合にはツエナーダイオードにカレントミラー回路の電
流I2が流れ続けることになり、このツエナーダイオード
で電圧損失を生じることになる。
また、第14図に示す回路において、MOSトランジスタM5,
M6を高速にターンオフするためには電流I1,I2を多く流
すことが必要であるが、これらの電流は、持続的に流れ
るため、MOSトランジスタM2,M3において、それぞれ、Vc
c・I1,Vcc・I2の電力損失を発生させる。このため、従
来技術によるパワーICは、百Vを越えるような高電圧差
の間で信号伝達を高速に行うレベルシフト回路を実現す
ることが困難であつた。
[発明が解決しようとする問題点] 前記従来技術によるレベルシフト回路は、前述したよう
に百Vを越えるような高電圧差の間で信号伝達を行う点
についての配慮がなされておらず、半導体素子の耐電圧
性或いは、信号伝達の速さと損失とがトレードオフ関係
を持つという問題点を有していた。
本発明の目的は、前述した従来技術の問題点を解決し、
高電圧差の間での信号伝達を行う用途に用いて効果的
な、高速な信号伝達と低損失化とを両立させることので
きるレベルシフト回路を用いた半導体素子の駆動方法を
提供することにある。
また、本発明の他の目的は、高耐電圧のレベルシフト回
路を前述した従来技術と同様にカレントミラーを用いて
構成する場合に、通流する電流が設定した基準電流に比
べて大きくなることによる電力損失の増加を招くことを
防止することのできるレベルシフト回路を用いた半導体
素子の駆動方法を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、高耐電圧のレベルシフト
回路を用いたインバータ等の電力変換装置の正側パワー
半導体素子の駆動方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 一般に、MOSトランジスタにおいては、信号伝達の速さ
は、ゲート・ソース間容量を流れる充電電流の値で決ま
り、この充電期間は数μSとわずかである。そこで、本
発明は、前記目的を達成するために、信号伝達時にレベ
ルシフト回路に通流する電流の値を制御可能としたもの
である。
すなわち、本発明によれば前記目的は、駆動信号の印加
時から前記ゲート・ソース間容量の充電期間よりわずか
に長い期間、レベルシフト回路に大きな電流(第1の電
流)を流し、この電流によりゲート・ソース間容量の充
電を高速に行い、ゲート・ソース間に、耐電圧を越える
過大な電圧が印加されることを防止するためにツエナダ
イオードを設けると共に、ゲート・ソース間容量の充電
後から伝達すべき信号の終了時まで、ゲート・ソース間
電圧をMOSトランジスタのオン状態を維持できる値に保
つようにしたレベルシフト回路を構成し、この回路を介
して半導体素子に対する駆動回路に駆動信号を与えるよ
うにすることにより達成される。
信号の終了時までの期間、レベルシフト回路に通流する
電流が前述した第1の電流のままであると、レベルシフ
ト回路に印加される高電圧と前記第1の電流とにより発
生する損失が大きくなる。そこで、本発明においては、
レベルシフト回路に流通させる電流を、前記第1の電流
に比べて1/10以下程度の小さな電流(第2の電流)に減
少させるものとする。そして、ゲート・ソース間に高抵
抗を並列に接続し、前記第2の電流とこの高抵抗とによ
り生成されるゲート・ソース間電圧がMOSトランジスタ
のオン状態を維持できる値に保たれるようにする。
また、カレントミラー回路を用いたレベルシフト回路に
おいて、該回路に通流する電流が基準電流より大きくな
ることを防止するために、本発明においては、カレント
ミラー回路を構成する高耐電圧MOSトランジスタのゲー
ト・ドレイン間抵抗と基準電流との積により決まる電圧
が、しきい値電圧以下になるように基準電流を設定する
ようにしている。
さらに、インバータ回路の正側パワー半導体素子の駆動
方法を実現するため、本発明においては、通流させる電
流の値を前記第1の電流又は第2の電流に制御するレベ
ルシフト回路を、1つの正側パワー半導体素子に対して
2個設けるとともに、それぞれのレベルシフト回路の動
作を相補動作となるようにするものである。
[作用] 本発明によれば、従来、1つの値に設定されていたレベ
ルシフト回路の電流を、高速な信号伝達を可能にするた
めの第1の電流と、低損失化を可能にするための第2の
電流との2つの電流値に制御することが可能となり、こ
れにより、従来トレードオフ関係にあつた高速な信号伝
達と低損失化を両立させることができる。
また、高耐電圧MOSトランジスタで構成されたカレント
ミラー回路においては、ゲート・ドレイン間抵抗の影響
により、設定した基準電流より大きな電流が流れる傾向
があるが、この傾向は、基準電流が大きくなるほど顕著
である。本発明によれば、この傾向を無視できる範囲内
で、基準電流の設定を行うことが可能となる。
さらに、本発明による半導体素子の駆動方法は、レベル
シフト回路を、インバータ回路の正側パワー半導体素子
に対して2個設け、これらのレベルシフト回路に相補動
作を行わせることにより、前記正側パワー半導体素子に
オン信号とオフ信号とを与えることができるものであ
る。
また、本発明によるレベルシフト回路を用いる半導体素
子の駆動方法は、従来技術の場合に比較して、低損失化
を実現することが可能であり、百Vを越えるような高い
電源電圧を使用する用途のパワーICにも適用することが
可能である。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面により詳細に説明する。
第1図は本発明に使用するレベルシフト回路の基本構成
である第1の例を示すブロック図、第2図はその動作を
説明する波形図である。第1図において、1はPチヤン
ネルMOSFET、2は抵抗、3はツエナーダイオード、4は
信号伝達手段、5は電流制御手段、である。
第1図に示すレベルシフト回路の第1の例において、レ
ベルシフトされた駆動信号を出力するPチヤンネルMOSF
ET1のソース・ゲート間には、抵抗R2とツエナダイオー
ドと3が並列に接続されている。また、PチヤンネルMO
SFET1のゲート端子には、信号伝達手段4の1つの端子
が接続されており、PチヤンネルMOSFET1のソース・ゲ
ート端子間には、この信号伝達手段4に流れる電流Iに
より、R・Iの駆動電圧が印加される。そして、信号伝
達手段4の最低電位にある端子とPチヤンネルMOSFET1
のソース端子との間には、電位差Eがあるものとする。
電流制御手段5は、駆動信号6の入力により信号伝達手
段4に電流Iを流すが、このとき、駆動信号6が入力さ
れた時点から予め設定されたt1の期間、信号伝達手段4
に流れる電流Iを、電流I1なる第1の電流値に維持し、
次に、期間t1の終了時から駆動信号6の終了時までの期
間t2に、信号伝達手段4に流れる電流Iを前記第1の電
流I1に比べて小さい電流I2なる第2の電流値に維持す
る。
次に、第1図に示すレベルシフト回路の第1の例の動作
を第2図に示す各部の波形を用いて説明する。第2図に
おいて、駆動信号6及び電流Iは、第1図に示したもの
と同一である。また、ゲート電流IgはPチヤンネルMOSF
ET1のソース・ゲート間容量Cgsの充電電流であり、ゲー
ト電圧Vgは、PチヤンネルMOSFET1のソース・ゲート端
子間の電圧であり、さらに、電圧Vは、PチヤンネルMO
SFET1のゲート端子と信号伝達手段4の最低電位の端子
との間の電位差を示している。
第2図に示すように、電流制御手段5は、駆動信号6が
入力された時点で信号伝達手段4に電流の通流を開始さ
せ、それ以降の期間t1の間、信号伝達手段4の、通流電
流値を第1の電流値I1に維持させる。さらに、電流制御
手段5は、期間t1の終了時から駆動信号6の終了時まで
の期間t2の間、信号伝達手段4の電流Iを第2の電流値
I2に維持させる。電流制御手段5により制御される信号
伝達手段4は、前述した期間t1,t2において、定電流特
性を持つ電流IによりPチヤンネルMOSFET1を駆動す
る。
この電流Iにより、PチヤンネルMOSFET1にはゲート電
流Igが流れ、PチヤンネルMOSFET1のソース・ゲート端
子間にはツエナダイオード3のアバランシエ電圧Vzによ
りクランプされたゲート電圧Vgが印加される。この電圧
Vzが、PチヤンネルMOSFET1のゲートのしきい値電圧に
比べて十分大きいとすれば、PチヤンネルMOSFET1はタ
ーンオンする。この場合、PチヤンネルMOSFET1のター
ンオンするまでの時間をΔt、PチヤンネルMOSFET1の
ゲート・ソース間容量をCgsとすれば、これらと前述し
た第1の電流I1との間に次式に示す関係が与えられる。
Cgs・Vz/Δt≒I1 …………(1) この式から明らかなように、電圧I1が大きいほどターン
オンするまでの時間Δtは短くなり、高速な信号伝達が
可能となる。そして、前述した期間t1は、この期間Δt
に比べてわずかに長くなるように設定しておけば良い。
次に、前述した期間t2において、PチヤンネルMOSFET1
のゲート電圧は、R・I2の値に維持される(但し、R・
I2<Vzとする)。この電圧値がしきい値電圧よりも大き
ければ、PチヤンネルMOSFET1のオン状態は持続する。
前述したようなレベルシフト回路の第1の例が印加され
る期間中における、信号伝達手段4の電圧電流時間積
は、 P=I1・(E−Vz)・t1+I2・(E−R・I2)・t2……
(2) であり、t1≪t2であるとすると信号伝達手段4に発生す
る損失は、ほぼ(2)式の第2項で決まり、さらに、I2
が小さいほどこの損失は小さくなる。すなわち、レベル
シフト回路の第1の例は(1)式、及び、(2)式で表
されるように、信号伝達手段4に対して、期間t1には大
きな電流値である第1の電流I1を流してPチヤンネルMO
SFET1のターンオンの高速化(駆動信号伝達の高速化)
を図り、期間t2には小さな電流値である第2の電流I2
流して信号伝達手段4の低損失化を図ることができるも
のであり、駆動信号伝達の高速化と低損失化のトレード
オフ関係を解決することができる。
第3図は本発明に使用するレベルシフト回路の第2の例
を示すブロツク図、第4図はその動作を説明する波形図
である。第3図において、7はゲート電圧制御手段、8
は電圧Eの電圧源、9は電圧Vccの電圧源であり、他の
符号は第1図の場合と同一である。
第3図に示すレベルシフト回路の第2の例は、第1図に
示した信号伝達手段4をNチヤンネルMOSFET(以下、N
チヤンネルMOSFET4という)により構成し、電流制御手
段5の代りに、NチヤンネルMOSFET4のゲート・ソース
間電圧制御手段(以下、ゲート電圧制御手段という)7
を設けて構成したものである。そして、前記MOSFET4
は、ドレイン・ソース端子間、及びドレイン・ゲート端
子間にそれぞれ高耐電圧の特性を持つものとする。
また、前記レベルシフト回路の第2の例は、Pチヤンネ
ルMOSFET1のソース端子とNチヤンネルMOSFET4のソース
端子との間に、電圧Eの電圧源8が接続され、また、ゲ
ート電圧制御手段7の1つの端子とNチヤンネルMOSFET
4のソース端子との間に、電圧Vccの電圧源9が接続され
ている。なお、2つの電圧源の電圧は、Vcc<Eの関係
となるように設定されているものとする。
次に、第3図のレベルシフト回路の第2の例の動作を第
4図に示す各部の波形を用いて説明する。第4図におい
て、ゲート電圧Vg2はゲート電圧制御手段7によつて制
御されるNチヤンネルMOSFET4のゲート・ソース間電圧
であり、電流IはNチヤンネルMOSFET2のドレイン・ソ
ース間に流れる電流であり、その他の波形は第2図と同
一である。
第4図に示すように、ゲート電圧制御手段7は、駆動信
号6が入力された時点で、NチヤンネルMOSFET4のゲー
ト・ソース間に電圧を印加し、それ以降期間t1の間、そ
の電圧値を電圧V1に維持する。この電圧V1は、Nチヤン
ネルMOSFET4のゲートのしきい値電圧より十分大きく設
定されており、これによりMOSFET4は、ターンする。こ
のとき、MOSFET4のドレイン・ソース端子間電圧が、MOS
FET4のゲート・ソース端子間電圧に比べて充分に大きけ
れば、MOSFET2は、飽和領域で動作し、ゲート・ソース
間電流V1で決まる一定な値の第1の電流I1をそのドレイ
ン・ソース間に通電する。
次に、ゲート電圧制御手段7は、期間t1終了時から駆動
信号6の終了までの期間t2の間、NチヤンネルMOSFET4
のゲート・ソース端子間電圧を電圧V2なる値に維持す
る。この電圧V2は、NチヤンネルMOSFET4のドレイン・
ソース端子間電圧が、そのゲート・ソース端子間電圧に
比べて充分大きいとすれば、MOSFET4は、電圧V2で決ま
る一定な第2の電流I2をそのドレイン・ソース間に通電
する。
前述したレベルシフト回路の第2の例において、第1の
電流I1を第2の電流I2に比べて大きく設定することがで
き、このレベルシフト回路の第2の例においても、前述
した本発明の第1の実施例と同様に、信号伝達の高速化
とNチヤンネルMOSFET2の低損失化を両立させたレベル
シフト回路を実現させることができる。
第5図は本発明に使用するレベルシフト回路の第3の例
の構成を示す回路図、第6図は制御回路の構成を示す回
路図である。第5図、第6図において、4−1、4−
2、13はNチヤンネルMOSFET、10は基準電流源、11はP
チヤンネルMOSFET、12、17は抵抗、15は制御回路、16−
1、16−2はインバータ、18はNAND回路である。
このレベルシフト回路の第3の例は、前述したレベルシ
フト回路の第1、第2の例における信号伝達手段4を、
NチヤンネルMOSFET4−1及び4−2で構成したもので
ある。これらのMOSFET4−1と4−2とは、そのゲート
端子がお互いに接続されると共に、これらの端子とMOSF
ET4−2のドレイン端子とが配線14で接続されて、カレ
ントミラー回路を構成している。そして、このレベルシ
フト回路の第3の例は、MOSFET4−2のドレイン端子
と、電圧Vccを有する電圧源9の正極との間には、Pチ
ヤンネルMOSFET11及び抵抗12が直列に接続されると共
に、これらに並列に電流値がI2の基準電流源10が設けら
れ、また、MOSFET4−2のゲート端子とソース端子との
間に、NチヤンネルMOSFET13が接続され、さらに、MOSF
ET11とMOSFET13をスイツチング制御する制御回路15が設
けられて構成されている。
MOSFET4−1と4−2のソース端子とPチヤンネルMOSFE
T1のソース端子の間に設けた電圧Eの電圧源8、MOSFET
1のソース・ゲート端子間に並列に接続された抵抗2及
びツエナダイオード3は、前述の第2の例の場合と同様
である。
制御回路15は、その構成の一例を第6図に示すように、
インバータ16−1,16−2、抵抗17、コンデンサ18、およ
びNAND回路19により構成される。この制御回路15は、駆
動信号6の入力に応じて、パルス幅の異なる2つの信号
20及び21を発生させるものである。
この内、信号20は、駆動信号6がハイレベルになると、
その時点でローレベルに反転し、前述した他の実施例に
おけると同一の期間t1の経過後ハイレベルに復帰するパ
ルス信号である。なお、パルス幅t1は、抵抗17とコンデ
ンサ18とにより決まる時定数で決定される。また、信号
21は、そのパルス幅が駆動信号6と同一で、駆動信号6
を反転したローレベルの信号である。
このような制御回路15に制御され、第5図に示すレベル
シフト回路の第3の例の回路は、次のような動作を行
う。
制御回路15は、駆動信号6の印加時より期間t1の間、前
述の信号20を出力するので、PチヤンネルMOSFET11は、
オン状態に駆動される。また、制御回路15は、駆動信号
6の印加により信号21を出力するので、NチヤンネルMO
SFET13はターンオフする。このとき、MOSFET11を流れる
電流をI1、基準電流源10の電流値をI2とすると、(I1
I2)の電流がMOSFET4−2に流れ込むことになる。カレ
ントミラー回路として動作するMOSFET4−1と4−2と
の素子構造が等しいとすると、カレントミラー回路の動
作によりMOSFET4−1にも(I1+I2)の電流が流れるこ
とになる。この電流(I1+I2)は、すでに第2図により
説明したように、PチヤンネルMOSFET1のソース・ゲー
ト間容量の充電電流として働き、MOSFET1を高速にター
ンオンさせる。
次に、期間t1の経過後、信号20がハイレベルに復帰する
と、PチヤンネルMOSFET11はターンオフし、電流I1が流
れなくなり、それ以降、MOSFET4−1と4−2に流れる
電流はI2に減少する。しかしながら、この場合において
も、MOSFET1のソース・ゲート間には、R・I2の電圧が
持続的に印加されることになり、MOSFET1は、オン状態
を維持することができる。
この第3の例の場合、駆動信号6が印加されている期間
中に、MOSFET4−1に発生する電圧電流時間積は、前述
の(2)式の場合と同様に、次式で表すことができる。
P={(I1+I2)・(E−Vz)・t1+I2・(E−R・
I2)・t2} ………(3) (3)式において、期間t2は、期間t1の終了から駆動信
号6の終了までの期間を示す。この(3)式からも理解
できるように、電流I1に比較して電流I2を十分小さい値
に選べば、前述したレベルシフト回路の第3の例も、前
述の第1、第2の例で述べたように、MOSFET4−1に発
生する電圧電流時間積、すなわち、MOSFET4−1に発生
する損失を低減することができる。
前述したレベルシフト回路の第3の例の動作において、
駆動信号6がローレベルに変わつた後、MOSFET13は、オ
ンとなり、MOSFET4−1及び4−2のゲート・ソース間
を短絡する。この結果、電流I2は、MOSFET13を流れるこ
とになり、MOSFET4−2には流れ込まないため、MOSFET4
−1はオフ状態となる。また、PチヤンネルMOSFET1の
ソースゲート間容量に蓄積された電荷は、抵抗2によつ
て放電され、MOSFET1もターンオフする。
第5図に示すレベルシフト回路の第3の例は、基準電流
I2がMOSFET4−1のオフ状態時においても流れ続けるも
のとしたが、回路の低損失化のためには、電流I2をオ
ン、オフ制御できることが望ましい。
第7図は、電流I2をオン、オフ制御可能とした本発明に
使用するレベルシフト回路の第4の例の構成を示す回路
図である。第7図において、11−1、11−2はPチヤン
ネルMOSFET、12−11、2−2は抵抗、22はツエナーダイ
オードの直列接続体であり、他の符号は第5図の場合と
同一である。
第7図に示すレベルシフト回路の第4の例は、MOSFET4
−2のドレイン端子と電圧Vccを有する電圧源9の正極
との間に、PチヤンネルMOSFET11−1と抵抗12−1との
直列回路と、PチヤンネルMOSFET11−2と抵抗12−2と
の直列回路とを並列に設けて構成されている。そして、
MOSFET11−1は、第6図に示すと同様に構成された制御
回路からの信号20が印加されてオンとなつたときに、電
流I1を流し、MOSFET11−2は、同様に信号21が印加され
てオンとなつたときに、電流I2を流すものである。
また、MOSFET11−2のゲート端子は、MOSFET13のゲート
端子に接続され、この端子に前述の信号21が入力され
る。この結果、MOSFET11−2とMOSFET13とは、相補動作
を行い、MOSFET13のオン時、すなわち、MOSFET4−1の
オフ時には、MOSFET11−2がオフとなつて、電流I2を遮
断することができる。
さらに、第7図に示す例は、第5図の場合とは異なり、
MOSFET4−1のドレイン端子とPチヤンネルMOSFET1のゲ
ート端子との間に、ツエナダイオードが複数個直列に接
続された直列接続体22が設けられている。この結果、こ
の実施例は、駆動信号6の印加時にMOSFET4−1のドレ
イン・ソース間に印加される電圧を減少させることがで
きる。
第8図は本発明に使用するレベルシフト回路の第5の例
を示す回路図である。第8図において、12−3は抵抗で
あり、他の符号は第3図、第7図の場合と同一である。
このレベルシフト回路の第5の例は、前述した第3図に
示す第2の例と同様に信号伝達手段4に1つのNチヤン
ネルMOSFET4を用いて構成されており、第3図と異なる
点は、第3図のゲート電圧制御手段7を抵抗分圧により
実現したことにある。
第8図において、NチヤンネルMOSFET4のゲート端子と
電圧Vccの電圧源9の正極との間には、PチヤンネルMOS
FET11−1と抵抗12−1との直列回路と、PチヤンネルM
OSFET11−2と抵抗12−2との直列回路とが、並列に設
けられている。また、MOSFET4のゲート・ソース間に
は、抵抗12−3とNチヤンネルMOSFET13とが並列に設け
られている。そして、PチヤンネルMOSFET11−1のゲー
ト端子には、前述の第6図に示した制御回路15からの信
号20が入力されると共に、PチヤンネルMOSFET11−2の
ゲート端子とNチヤンネルMOSFET13のゲート端子とが接
続され、これに第6図に示した制御回路15の信号21が入
力される。
前述のように構成されるレベルシフト回路の第5の例に
おいて、MOSFET4のゲートソース間電圧を制御して電流
Iを変化させる動作は、第3図に示す例の動作と基本的
に同一である。従つて、ここでは、第8図に示すレベル
シフト回路の第5の例の特徴である抵抗分圧によるMOSF
ET4のゲートソース間電圧の制御についてのみ説明す
る。
まず、駆動信号6の印加後、信号20により期間t1の間、
前述の第5図及び第7図に示す例の場合と同様に、MOSF
ET11−1及び11−2はいずれもオン状態に制御される。
MOSFET11−1及びMOSFET11−2のオン抵抗がそれぞれ抵
抗12−1及び12−2の抵抗値に比べて充分小さいとすれ
ば、この結果、MOSFET4のゲート・ソース間電圧は、電
圧Vccを抵抗12−1と12−2の合成抵抗値と抵抗12−3
の抵抗値で分圧した値として決まることになる。この電
圧値が第4図で既に説明した電圧V1に対応する。
次に、期間t1の終了後、MOSFET11−1はオフ状態とな
り、このときのMOSFET4のゲート・ソース間電圧は、電
圧Vccを抵抗12−2の抵抗値と抵抗12−3の抵抗値とに
より分圧した値として決まることになる。そして、この
値が第4図に示した電圧V2に対応する。この場合、第3
図に示す例で説明したV1>V2の関係は、抵抗12−1の抵
抗値を抵抗12−2に比べて小さくしておくことにより満
足させることができる。
前述したような第8図に示すレベルシフト回路の第5の
例においては、NチヤンネルMOSFET4のゲート電圧制御
手段として抵抗分圧の手段を用いたが、このゲート電圧
制御手段として容量分圧の手段を用いることもできる。
第9図は、ゲート電圧制御手段として容量分圧の手段を
用いた本発明に使用するレベルシフト回路の第6の例の
構成を示す回路図である。第9図において、23−1、23
−2はコンデンサ、24−1〜24−3はスイツチ手段であ
り、他の符号は第3図の場合と同一である。
第9図に示すレベルシフト回路の第6の例は、Nチヤン
ネルMOSFET4のゲート端子と電圧Vccを有する電圧源9の
正極との間に、スイツチ手段24−1とコンデンサ23−1
との直列直列回路と、スイツチ手段24−2とコンデンサ
23−2との直列回路とが並列に設けられ、また、MOSFET
4のゲート・ソース間に、スイツチ手段24−3が接続さ
れて構成されている。
このレベルシフト回路の第6の例において、スイツイ手
段24−1は、前述の第6図に示した制御回路15からの信
号20によつてそのオン、オフが制御され、信号20がロー
レベルになつたときにオン状態に制御され、逆に、信号
20がハイレベルになつたときにオフ状態に制御される。
また、スイツチ手段24−2と24−3とは相補動作を行
い、前述の第6図に示した制御回路からの信号21によつ
て制御される。すなわち、信号21がローレベルになる
と、スイツチ手段24−2はオン、24−3はオフ状態とな
り、逆に、信号21がハイレベルになると、スイツチ手段
24−2はオフ、24−3はオン状態となる。
このような第9図に示すレベルシフト回路の第6の例に
おいて、MOSFET4のゲート・ソース間電圧を制御して電
流Iを変化させる動作は、前述した第8図に示す例の動
作と同様である。
まず、駆動信号6の印加後、信号20により期間t1の間、
前述の第8図に示す例と同様に、スイツチ手段24−1及
び24−2がいずれもオン状態に制御される。この結果、
MOSFET4のゲート・ソース間電圧は、電圧Vccを、コンデ
ンサ23−1と23−2との合成容量値と、MOSFET4のゲー
ト・ソース間容量値で分圧した電圧値として決まる。こ
の電圧値が、第4図に示した電圧V1に対応する。
次に、期間t1の終了後、スイツチ手段24−1がオフ状態
となり、スイツチ手段24−2のみがオン状態を継続す
る。このとき、MOSFET4のゲート・ソース間電圧は、電
圧Vccをコンデンサ23−2の容量値と、MOSFET4のゲート
・ソース間容量値で分圧した値として決まる。そして、
この値が第4図に示した電圧V2に対応する。この場合、
第3図に示す例で述べたV1>V2の関係は、コンデンサ23
−1の値を23−2に比較して小さくしておくことにより
満足させることができる。
前述したレベルシフト回路の複数の例は、従来の回路に
比較して、回路全体の低損失化を図ることが可能である
ので、いずれも、同一の半導体基板上に集積回路として
構成するに好適であるという特徴を備えている。
第10図は、集積化回路化を図つたレベルシフト回路の第
7の例の構成を示す断面図、第11図はNチヤンネルMOSF
ET4−2の素子構造を示す図、第12図はNチヤンネルMOS
FET4−1、4−2によるカレントミラー回路と電流源と
を示す図である。図の符号は、他の図の場合と同一であ
る。すなわち、第10図には、第7図に示したNチヤンネ
ルMOSFET4−1、4−2及びPチヤンネルMOSFET1の素子
断面構造が示されている。
第10図に示すレベルシフト回路の第7の例は、MOSFET4
−1、4−2、及び1が同一の多結晶シリコン基板上に
形成され、それぞれの素子が誘電体SiO2からなる絶縁層
で分離されて構成されている。なお、同図に示す素子構
造、及び、集積回路の製法については公知の技術であ
り、本発明とは直接関係はないので、これらについての
説明は行わない。しかしながら、前述の製法による集積
回路は、熱伝導率の悪い誘電体層で素子を囲むため、放
熱の関係から、損失の大きい回路を形成には不適当であ
つた。従つて、このような集積回路は、特に、本発明に
よる回路動作のように、MOSFET4−1のドレイン・ソー
ス間に高電圧Eを印加した状態で、電流Iを通電するよ
うな場合には、安全動作領域を越え、熱的に素子破壊を
起こす恐れがあつた。
本発明は、第2図により説明したように、Pチヤンネル
MOSFET1の駆動の初期の期間t1に大きな電流I1を流す
が、その時間は数usとわずかである。従つて、本発明
は、このような問題に対して、過渡的な熱に対して安全
動作領域の広い特徴を持つMOSFETを用いることにより対
応することができる。次に、期間t1に続く期間t2におい
て、前述のように、電流をI1に比べて充分小さいI2に減
少して、熱の発生を低減するものである。このように本
発明は、素子破壊の要因である熱の発生を低減すること
ができるので、特に、集積回路に適した方法と言える。
第10図に示したNチヤンネルMOSFET4−2の素子構造の
詳細を表した第11図においては、Lはゲート電圧の印加
によつて形成されたチヤンネルを、また、Rdはn-層の抵
抗を表す。
この図から、ドレイン・ソース間にはn-層の抵抗Rdとチ
ヤンネルの抵抗とが直列に接続された形になることがわ
かる。本発明で用いる高耐電圧MOSFETは、ゲート・ソー
ス間に定格の電圧を与えた場合、n-層の抵抗Rdはチヤン
ネルの抵抗に比較してはるかに大きいという特徴を有す
る。そこで、本発明においては、前述の高耐電圧MOSFET
を用いたカレントミラー回路について検討し、所定の電
流を通流させるための基準電圧の上限値を求めた。
第12図は、第11図に示した高耐電圧MOSFET4−1、及び
4−2で構成されるカレントミラー回路と、電流Iを通
流する基準電流源示している。この図において、D,G、
及びSは、ドレイン、ゲート、及びソースの各端子を表
す。また、この図において、MOSFET4−1,4−2の記号
は、通常使用されるものとは異なり、ここでは、第11図
に示す高耐電圧MOSFETで、チヤンネル領域のみの等価的
なMOSトランジスタを表すものと定義する。従つて、n-
層の抵抗は、等価的に1つの抵抗Rdで表され、前述の等
価的なMOSトランジスタのドレインと、MOSFET4−1及び
4−2のドレイン端子Dとの間に直列に接続されること
になる。
第12図に示すような構成のカレントミラー回路におい
て、MOSFET4−2の等価的なMOSトランジスタは、そのド
レイン電流が、ゲート電圧に比べてRd・Iだけ大きくな
り、この値がしきい値電圧Vtに比べて大きい場合に、非
飽和領域で動作することになる。一方、前述した第7図
の実施例のように、MOSFET4−1のドレイン端子には高
電圧V′が印加される。また、カレントミラー回路の特
徴として、MOSFET4−1は、ゲート電圧が小さく絞られ
ることになるので、MOSFET4−1の等価的なトランジス
タは、飽和領域で動作することになる。このように、MO
SFET4−2及び4−1によるMOSトランジスタは、ゲート
・ソース間電圧は等しいにもかかわらず異なる領域で動
作するため、MOSFET4−1を流れる電流は、4−2を流
れる電流に比較して大きくなる。
このような現象は、本発明の特徴である回路の低損失化
にとつて支障となると共に、素子破壊を招くことも考え
られる。そこで、このような問題を解決するため、本発
明においては、基準電流の電流値Iは以下の条件を満足
するように設定するものとする。
I≦Vt/Rd …………(4) この(4)式の関係を満足すれば、MOSFET4−2と4−
1とを流れる電流はほぼ等しくなり、前述の問題を避け
ることができる。
第13図は、前述したレベルシフト回路をインバータのハ
ーフブリッジ回路に適用した本発明の一実施例を示すブ
ロツク図である。第13図において、25、26はレベルシフ
ト回路、27、28はそれぞれ正側パワー半導体素子31のオ
ン用及びオフ用駆動回路、29は負側パワー半導体素子32
の駆動回路、30はゲート保護用ツエナダイオード、31、
32はそれぞれ正側、及び負側のパワー半導体素子、33は
負荷、34、35はコンデンサ、36は正側パワー半導体素子
駆動用電源である。また、8は主電源、9は負側パワー
半導体素子駆動用電源であり、既に説明した他の実施例
における電圧源8、9と同一である。
第13図に示す本発明の実施例におけるハーフブリツジ回
路およびその駆動回路は、本発明とは直接的には関係は
ない。しかしながら、第13図の本発明の実施例の特徴
は、本発明によるレベルシフト回路25及び26を用いて、
正側パワー半導体素子31のオン用駆動回路27に駆動信号
を伝達する点にある。レベルシフト回路25及び26は、第
7図により説明したレベルシフト回路の構成とほぼ同一
でよく、両者で異なるのは、第7図におけるPチヤンネ
ルMOSFET1が、第13図のレベルシフト回路25において
は、PチヤンネルMOSFET1−1とNチヤンネルMOSFET1−
2で構成されるCMOSインバータであり、レベルシフト回
路26においては、PチヤンネルMOSFET1−3となる点で
ある。
第13図におけるレベルシフト回路25及び26の動作は相補
型であり、レベルシフト回路25のMOSFET4−1に第7図
と同様にして電流を流すと、駆動回路27にはハイレベル
の信号が印加されることになる。なお、このとき、MOSF
ET4−3はオフ状態となる。逆に、レベルシフト回路26
のMOSFET4−3に電流を流すと、駆動回路27にはローレ
ベルの信号が印加され、これにより、MOSFET4−1はオ
フ状態とされることになる。
第13図に示す本発明の一実施例は、前述したレベルシフ
ト回路を用いることにより、高速で、かつ低損失な信号
の伝達が行えると共に、MOSFET4−1、4−3の定電流
動作により、主電源8の電圧が変化するような状態にお
いても、電圧変動依存性のない安定な信号伝達が可能と
なる。
前述した第13図に示す本発明の実施例は、本発明をイン
バータ等の電力変換回路に適用したものであるが、本発
明は、パワー半導体素子を負荷に対して高電位側に接続
したハイサイドスイツチ回路を駆動する場合にも前述と
同様にして適用することができる。
なお、前述した本発明の実施例と特許請求の範囲の記載
とを対応付けると以下のようになる。
1.主電源(8)の高電位側端子と負荷(33)との間に接
続されたパワー半導体素子(31)と、前記パワー半導体
素子(31)の入力あるいは出力端子の一方に接続された
駆動電源(36)と、前記駆動電源(36)の一方の端子を
基準電位とする信号に応じて前記パワー半導体素子(3
1)の制御端子に前記駆動電源(36)の電圧を印加ある
いは除去する駆動回路(27)と、前記主電源(8)の低
電位側端子を基準電位とする駆動信号を、前記駆動電源
の一方の端子を基準電位とする信号に変換して前記駆動
回路に伝達するレベルシフト回路(25、26)とを備え、
該レベルシフト回路(25、26)を介してレベルシフトさ
れた駆動信号に基づいて前記駆動回路(27)により前記
パワー半導体素子(31)を駆動する半導体素子の駆動方
法において、 前記レベルシフト回路(25、26)は、前記駆動電源(3
6)の一方の端子と前記主電源(8)の低電位側端子と
の間に、電圧クランプ手段(3−1、3−2)と、半導
体素子(22−1、22−2)が直列に接続された構成の電
流通流手段(4−1、4−3)とを備え、該電流通流手
段の半導体素子(4−1、4−3)に、前記駆動信号の
発生時点から予め設定した第1の期間、第1の電流値を
持つ電流を持続的に通流させ、該電流により前記駆動回
路(27)に信号を伝達すると共に、 前記第1の期間の終了時から前記駆動信号の終了時まで
の第2の期間、前記第1の電流値に比較して小さい第2
の電流値を持つ電流を持続的に通流させ、該電流により
前記駆動回路(27)に伝達した信号を持続させることを
特徴とする半導体素子の駆動方法。
2.前記レベルシフト回路(25、26)は、制御端子を共通
に持続した第1、第2のトランジスタからなるカレント
ミラー回路(4−1、4−2及び4−3、4−4)を備
え、いずれか一方のトランジスタを前記電流通流手段の
半導体素子(4−1、4−3)として、電流クランプ手
段(3−1、3−2)と前記主電流(8)の低電位側端
子との間に接続し、他方のトランジスタ(4−2、4−
4)の入出力端子間に通流する電流を、前記第1及び第
2の電流値に応じた電流値に制御することを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の半導体素子の駆動方法。
3.主電源(8)の高電位側端子と負荷(33)との間に接
続されたパワー半導体素子(31)と、前記パワー半導体
素子(31)の入力あるいは出力端子の一方に接続された
駆動電源(36)と、前記駆動電源(36)の一方の端子を
基準電位とする信号に応じて前記パワー半導体素子(3
1)の制御端子に前記駆動電源(36)の電圧を印加ある
いは除去する駆動回路(27)と、前記主電源(8)の低
電位側端子を基準電位とする駆動信号を、前記駆動電源
の一方の端子を基準電位とする信号に変換して前記駆動
回路に伝達するレベルシフト回路(25、26)とを備え、
該レベルシフト回路(25、26)を介してレベルシフトさ
れた駆動信号に基づいて前記駆動回路(27)により前記
パワー半導体素子(31)を駆動する半導体素子の駆動方
法において、 前記レベルシフト回路(25、26)は、前記駆動電源(3
6)の一方の端子と前記主電源(8)の低電位側端子と
の間に、電圧クランプ手段(3−1、3−2)と、半導
体素子(22−1、22−2)が直列に接続された構成の2
つの電流通流手段(4−1、4−3)とを備え、 前記電流通流手段の一方(4−1)は、前記パワー半導
体素子(31)のオン時点から予め設定した第1の期間、
第1の電流値を持つ電流を持続的に通流させ、該電流に
より前記駆動回路(27)にオン信号を伝達すると共に、
前記第1の期間の終了時から前記パワー半導体素子のオ
ン終了時までの第2の期間、前記第1の電流値に比較し
て小さい第2の電流を持つ電流を持続的に通流させ、該
電流により前記駆動回路(27)に伝達した前記オン信号
を持続させ、 前記電流通流手段(4−3)の他方は、前記パワー半導
体素子(31)のオフ時点から予め設定した第3の期間、
第3の電流値を持つ電流を持続的に通流させ、該電流に
より前記駆動回路(27)にオフ信号を伝達すると共に、
前記第3の期間の終了時から前記パワー半導体素子のオ
フ終了時までの第4の期間、前記第3の電流値に比較し
て小さい第4の電流を持つ電流を持続的に通流させ、該
電流により前記駆動回路(27)に伝達した前記オフ信号
を持続させることを特徴とする半導体素子の駆動方法。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、半導体素子の駆動
に使用するレベルシフト回路の高電位差の間の信号伝達
において、延長時間の短い高速な信号の伝達と、回路の
低損失化が図れるという効果を奏することができる。ま
た、インバータ等の電力変換装置の駆動回路に対する信
号伝達のための用途においては、主電源の電圧変動に依
存しない安定な動作を実現することができる。さらに、
高耐電圧MOSFETのカレントミラー回路を使用しているの
で、素子の抵損失化、破壊要因の低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用するレベルシフト回路の第1の例
を示すブロツク図、第2図は第1の例の動作を説明する
各部の波形図、第3図は本発明に使用するレベルシフト
回路の第2の例を示すブロツク図、第4図は第2の例の
動作を説明する各部の波形レベルシフト回路図、第5図
は本発明に使用するレベルシフト回路の第3の例の構成
を示す回路図、第6図は制御回路の構成を示す回路図、
第7図は本発明に使用するレベルシフト回路の第4の例
を示す回路図、第8図は本発明に使用するレベルシフト
回路の第5の例を示す回路図、第9図は本発明に使用す
るレベルシフト回路の第6の例を示す回路図、第10図は
集積回路化した本発明のレベルシフト回路の第7の例を
示す断面図、第11図は高耐電圧MOSFETの素子構造を示す
断面図、第12図は高耐電圧MOSFETのカレントミラー回路
を示す図、第13図は本発明の一実施例を示すブロツク
図、第14図は従来技術の構成を示す回路図である。 1……PチヤンネルMOSFET、2……抵抗、3……ツエナ
ダイオード、4……信号伝達手段、或いはNチヤンネル
MOSFET、5……電流制御手段、6……駆動信号、7……
ゲート電圧制御手段、8……電源E,9……電源Vcc、10…
…電流源、11……PチヤンネルMOSFET、12……抵抗、13
……NチヤンネルMOSFET、14……配線、15……制御回
路、16……インバータ、17……抵抗、18……コンデン
サ、19……NAND回路、20、21……信号、22……ツエナー
ダイオード、23……コンデンサ、24……スイツチ手段、
25、26……レベルシフト回路、27、28、29……駆動回
路、30……ツエナダイオード、31、32……パワー半導体
素子、33……負荷、34、35……コンデンサ、36……駆動
用電源、M1〜M9……MOSFET、I1,I2……電流源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 恩田 謙一 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 松田 靖夫 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−281515(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主電源の高電位側端子と負荷との間に接続
    されたパワー半導体素子と、前記パワー半導体素子の入
    力あるいは出力端子の一方に接続された駆動電源と、前
    記駆動電源の一方の端子を基準電位とする信号に応じて
    前記パワー半導体素子の制御端子に前記駆動電源の電圧
    を印加あるいは除去する駆動回路と、前記主電源の低電
    位側端子を基準電位とする駆動信号を、前記駆動電源の
    一方の端子を基準電位とする信号に変換して前記駆動回
    路に伝達するレベルシフト回路とを備え、該レベルシフ
    ト回路を介してレベルシフトされた駆動信号に基づいて
    前記駆動回路により前記パワー半導体素子を駆動する半
    導体素子の駆動方法において、 前記レベルシフト回路は、前記駆動電源の一方の端子と
    前記主電源の低電位側端子との間に、電圧クランプ手段
    と、半導体素子が直列に接続された構成の電流通流手段
    とを備え、該電流通流手段の半導体素子に、前記駆動信
    号の発生時点から予め設定した第1の期間、第1の電流
    値を持つ電流を持続的に通流させ、該電流により前記駆
    動回路に信号を伝達すると共に、 前記第1の期間の終了時から前記駆動信号の終了時まで
    の第2の期間、前記第1の電流値に比較して小さい第2
    の電流値を持つ電流を持続的に通流させ、該電流により
    前記駆動回路に伝達した信号を持続させることを特徴と
    する半導体素子の駆動方法。
  2. 【請求項2】前記レベルシフト回路は、制御端子を共通
    に接続した第1、第2のトランジスタからなるカレント
    ミラー回路を備え、いずれか一方のトランジスタを前記
    電流通流手段の半導体素子として、電圧クランプ手段と
    前記主電源の低電位側端子との間に接続し、他方のトラ
    ンジスタの入出力端子間に通流する電流を、前記第1及
    び第2の電流値に応じた電流値に制御することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の半導体素子の駆動方
    法。
  3. 【請求項3】主電源の高電位側端子と負荷との間に接続
    されたパワー半導体素子と、前記パワー半導体素子の入
    力あるいは出力端子の一方に接続された駆動電源と、前
    記駆動電源の一方の端子を基準電位とする信号に応じて
    前記パワー半導体素子の制御端子に前記駆動電源の電圧
    を印加あるいは除去する駆動回路と、前記主電源の低電
    位側端子を基準電位とする駆動信号を、前記駆動電源の
    一方の端子を基準電位とする信号に変換して前記駆動回
    路に伝達するレベルシフト回路とを備え、該レベルシフ
    ト回路を介してレベルシフトされた駆動信号に基づいて
    前記駆動回路により前記パワー半導体素子を駆動する半
    導体素子の駆動方法において、 前記レベルシフト回路は、前記駆動電源の一方の端子と
    前記主電源の低電位側端子との間に、電圧クランプ手段
    と、半導体素子が直列に接続された構成の2つの電流通
    流手段とを備え、 前記電流通流手段の一方は、前記パワー半導体素子のオ
    ン時点から予め設定した第1の期間、第1の電流値を持
    つ電流を持続的に通流させ、該電流により前記駆動回路
    にオン信号を伝達すると共に、前記第1の期間の終了時
    から前記パワー半導体素子のオン終了時までの第2の期
    間、前記第1の電流値に比較して小さい第2の電流を持
    つ電流を持続的に通流させ、該電流により前記駆動回路
    に伝達した前記オン信号を持続させ、 前記電流通流手段の他方は、前記パワー半導体素子のオ
    フ時点から予め設定した第3の期間、第3の電流値を持
    つ電流を持続的に通流させ、該電流により前記駆動回路
    にオフ信号を伝達すると共に、前記第3の期間の終了時
    から前記パワー半導体素子のオフ終了時までの第4の期
    間、前記第3の電流値に比較して小さい第4の電流を持
    つ電流を持続的に通流させ、該電流により前記駆動回路
    に伝達した前記オフ信号を持続させることを特徴とする
    半導体素子の駆動方法。
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