JP2001085988A - 信号レベル変換回路および信号レベル変換回路を備えたアクティブマトリクス型液晶表示装置 - Google Patents

信号レベル変換回路および信号レベル変換回路を備えたアクティブマトリクス型液晶表示装置

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JP2001085988A
JP2001085988A JP26225499A JP26225499A JP2001085988A JP 2001085988 A JP2001085988 A JP 2001085988A JP 26225499 A JP26225499 A JP 26225499A JP 26225499 A JP26225499 A JP 26225499A JP 2001085988 A JP2001085988 A JP 2001085988A
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Atsuhiro Yamano
敦浩 山野
Yutaka Minamino
裕 南野
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧の異なる単結晶シリコンによるMO
SFET集積回路と多結晶シリコンによるTFT集積回
路のインターフェイス回路において、薄膜トランジスタ
のしきい値がばらついても、MOSFET集積回路の低
振幅信号をTFT集積回路の高振幅信号に変換する信号
レベル変換回路を提供する。 【解決手段】 差動入力部がPチャンネル型薄膜トラン
ジスタ21,23で構成されたオペアンプ10の非反転
入力端子20に、MOSFET集積回路11からの低振
幅信号を入力し、反転入力端子22に比較電圧信号を入
力することにより、オペアンプ10のコンパレータ動作
を利用してレベル変換を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1回路と第1回
路よりも電源電圧が大きい第2回路との間に設けられ、
第1回路からの低振幅信号を入力して高振幅信号に変換
し、この高振幅信号を前記第2回路に出力する信号レベ
ル変換回路および信号レベル変換回路を備えたアクティ
ブマトリクス型液晶表示装置に関し、より詳しくは多結
晶シリコンのTFT(薄膜トランジスタ)により構成さ
れる内蔵駆動回路を備えた液晶表示装置の前記内蔵駆動
回路に設けられ、外部回路からの低振幅(例えば0〜3
V程度)の制御信号を、前記内蔵駆動回路で使用可能な
高振幅(例えば0〜12V程度)の制御信号に変換する
レベル変換回路等に好適に実施することができる信号レ
ベル変換回路および信号レベル変換回路を備えたアクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、アモルファスシリコンや多結晶
シリコン等を用いたTFT(薄膜トランジスタ)集積回
路では、薄膜トランジスタの特性が単結晶シリコンと比
べて非常に悪いので、電源電圧を単結晶シリコンを用い
たMOSFET集積回路より高く設定しなければならな
い。従って、TFT集積回路に、単結晶シリコンによる
MOSFET集積回路の出力(ディジタル信号)を入力
するには、TFT集積回路側に電源電圧の差に相当する
信号レベル変換回路が必要となる。図7に従来の単相信
号レベル変換回路の一例を、図8に従来の両相信号レベ
ル変換回路の一例を示す。これらの信号レベル変換回路
は、TFT集積回路で構成され、例えばアクティブマト
リクス型液晶表示装置などのTFT集積回路と、その制
御信号を発生する単結晶シリコンを用いたMOSFET
集積回路とのインターフェイス回路として用いられる。
【0003】図7の単相信号レベル変換回路501は、
2個のNチャンネル型薄膜トランジスタ505,506
とカレントミラー回路を構成するPチャンネル型薄膜ト
ランジスタのアクティブロード507,508から成
る。入力トランジスタ505のゲートには、ロジック信
号を発生する単結晶シリコンのMOSFET集積回路5
02が接続され、低振幅信号の入力信号503が印加さ
れる。もう一方の入力トランジスタ506のゲートに
は、一定のバイアス電圧が印加され常にオン状態にあ
る。
【0004】薄膜トランジスタは、およそ3V程度のし
きい値電圧を有しているので、このTFT集積回路の電
源電圧はおよそ10〜15V程度となっている。一方、
単結晶シリコンのMOSFET集積回路502の電源電
圧は、一般に3〜5V程度であり、従ってその出力信号
503はハイレベルでも3〜5V程度で、TFT集積回
路の電源電圧に比べて小さく、TFT集積回路内ではロ
ーレベルと認識されてしまう。そこで、MOSFET集
積回路502のハイレベル出力信号を、TFT集積回路
の電源電圧に近い値に信号レベル変換するインターフェ
イス回路が必要となる。
【0005】図7の単相信号レベル変換回路501は、
従来のレベル変換回路の一例で、入力信号503がハイ
レベルの場合には、入力トランジスタ505はオンし、
負荷トランジスタ507にドレイン電流を流してトラン
ジスタ508をオンさせる。このとき他方の入力トラン
ジスタ506には一定のゲート電圧が印加されているの
で常にオン状態であるが、トランジスタ508のチャン
ネル幅/チャンネル長をトランジスタ506のそれより
も十分大きく設定しておくと、出力信号509は信号レ
ベル変換回路の電源電圧に近い値が出力される。
【0006】また、入力信号503がローレベルの場合
には、入力トランジスタ505はオフし、負荷トランジ
スタ507にはドレイン電流が流れず、トランジスタ5
08はオフになる。このとき他方の入力トランジスタ5
06には一定のゲート電圧が印加されているので常にオ
ン状態であるので、出力信号509は信号レベル変換回
路のグランド電圧に近い値が出力される。
【0007】以上のようにして、信号レベル変換回路5
01は、MOSFET集積回路502からの低振幅信号
の入力信号503をTFT集積回路の電源電圧に近い高
振幅信号の出力信号509に変換する。出力信号509
は、他のTFT集積回路の入力として用いられる。
【0008】同様に、図8の両相信号レベル変換回路6
01は、従来のレベル変換回路の一例で、図7と同様の
機能を示すものには、図7と同じ番号を付してある。図
8の両相信号レベル変換回路601では、他方の入力ト
ランジスタ506のゲートには、ロジック信号を発生す
る単結晶シリコンのMOSFET集積回路502からの
低振幅信号の入力信号503の反転信号504が印加さ
れる。それ以外の構成は、図7の単相信号レベル変換回
路501と同一である。
【0009】図8における両相信号レベル変換回路60
1は、入力信号503がハイレベルの場合には、入力ト
ランジスタ505はオンし、負荷トランジスタ507に
ドレイン電流を流してトランジスタ508をオンさせ
る。このとき他方の入力トランジスタ506には、入力
信号503の反転信号であるローレベルが与えられ、入
力トランジスタ506をオフさせることによって、出力
信号509は信号レベル変換回路の電源電圧が出力され
る。
【0010】また、入力信号503がローレベルの場合
には、入力トランジスタ505はオフし、負荷トランジ
スタ507にはドレイン電流が流れず、トランジスタ5
08はオフになる。このとき他方の入力トランジスタ5
06には、入力信号503の反転信号であるハイレベル
が与えられ、入力トランジスタ506をオンさせること
によって、出力信号509は信号レベル変換回路のグラ
ンド電圧が出力される。
【0011】以上のようにして、図8においても、図7
と同等に、信号レベル変換回路601は、MOSFET
集積回路502からの低振幅信号の入力信号503をT
FT集積回路の電源電圧に近い高振幅信号の出力信号5
09に変換する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術である図7または図8を低振幅信号入力→高振幅信号
出力の信号レベル変換回路として、単結晶シリコン等の
MOSFET集積回路と多結晶シリコン等のTFT集積
回路のインターフェイスに用いた場合、入力部の薄膜ト
ランジスタ505,506のしきい値が入力信号振幅に
対して同程度となり、入力信号の振幅が入力トランジス
タのしきい値より小さくなると入力トランジスタをオン
させることができず、信号変換回路として機能しない。
【0013】また例えば、この信号レベル変換回路を、
アクティブマトリクス型液晶表示装置などのインターフ
ェイス回路として用いた場合、大画面全体にわたって薄
膜トランジスタのしきい値を一定値に制御するのは非常
に困難であり、しきい値がばらついて、信号変換回路が
動作しないことが十分予想される。
【0014】図9は従来の単相信号レベル変換回路によ
る信号レベル変換のシミュレーション結果である。シミ
ュレーションの条件は、以下のとおりである。
【0015】入力信号Vinの最大振幅レベル: 5V 入力信号Vinの半周期パルス幅: 62.5ms 電源電圧VDD: 12V 薄膜トランジスタのしきい値: 1V、2.5V、4V 図9(a)は薄膜トランジスタのしきい値が1Vの場合
の波形図であり、図9(b)は薄膜トランジスタのしき
い値が2.5Vの場合の波形図であり、図9(c)は薄
膜トランジスタのしきい値が4Vの場合の波形図であ
る。これら図9(a)〜図9(c)より明らかなよう
に、薄膜トランジスタのしきい値が大きい場合の出力信
号Voutは、入力信号Vinに応じたレベル変化がな
されていない。このことより、従来の単相信号レベル変
換回路では、薄膜トランジスタのしきい値がばらつく
と、オペアンプは正常に動作していないことが認められ
る。なお、このことは、従来の両相信号レベル変換回路
についても当てはまることが本発明者により確認されて
いる。
【0016】以上のような理由により、従来技術では、
MOSFET集積回路とTFT集積回路の信号レベル変
換回路に適用することができないという課題があった。
【0017】本発明は、上記課題に鑑み、薄膜トランジ
スタのしきい値がばらついても、正確に低振幅信号を高
振幅信号に変換することができる信号レベル変換回路お
よび信号レベル変換回路を備えたアクティブマトリクス
型液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のうち請求項1記載の発明は、第1回路
と、第1回路よりも電源電圧が大きい第2回路との間に
設けられ、第1回路からの低振幅信号を入力して高振幅
信号に変換する信号レベル変換手段を備え、この信号レ
ベル変換手段からの高振幅信号を前記第2回路に出力す
る信号レベル変換回路において、前記信号レベル変換手
段が一対のPチャネル型入力トランジスタで構成された
演算増幅器からなり、この演算増幅器の非反転入力端子
に、前記低振幅信号を入力し、演算増幅器の反転入力端
子に、前記低振幅信号のハイレベルとローレベルの間の
所定電圧レベルに設定された比較電圧が印加されるよう
にしたことを特徴とする。
【0019】上記構成によれば、演算増幅器の差動入力
部がPチャンネル型トランジスタで構成されているの
で、第1回路のローレベル信号もしくはハイレベル信号
が入力されても、ソース−ゲート電圧はしきい値に対し
て十分大きいので、しきい値がばらついても演算増幅器
を構成する各トランジスタはオンとなり、演算増幅器は
正常に動作する。
【0020】更に、演算増幅器の非反転入力端子には低
振幅信号が入力され、演算増幅器の反転入力端子には比
較電圧信号が入力される。これにより、低振幅信号がハ
イレベルの場合には、非反転入力端子電圧が反転入力端
子電圧より大きくなり、演算増幅器からは電源電圧(第
2回路の電源電圧と略同一の電圧レベル)に近い値(ハ
イレベル)が出力される。また、低振幅信号がローレベ
ルの場合には、演算増幅器の非反転入力端子電圧が反転
入力端子電圧よりも小さくなり、演算増幅器からはグラ
ンド電圧に近い値(ローレベル)が出力される。
【0021】以上の動作により、薄膜トランジスタのし
きい値がばらついても、演算増幅器さえ正常に動作すれ
ば、低振幅信号を正確に高振幅信号に変換することが可
能とる。
【0022】請求項2記載の発明は、第1回路と、第1
回路よりも電源電圧が大きい第2回路との間に設けら
れ、第1回路からの低振幅信号を入力して高振幅信号に
変換する信号レベル変換手段を備え、この信号レベル変
換手段からの高振幅信号を前記第2回路に出力する信号
レベル変換回路において、前記信号レベル変換手段が、
一対のNチャネル型入力トランジスタと、各入力トラン
ジスタの前段に設けられ入力信号の信号電圧に入力トラ
ンジスタのしきい値以上の電圧レベルを付加するレベル
シフタ回路と、を有する演算増幅器で構成され、この演
算増幅器の非反転入力端子に、前記低振幅信号を入力
し、演算増幅器の反転入力端子に、前記低振幅信号のハ
イレベルとローレベルの間の所定電圧レベルに設定され
た比較電圧が印加されるようにしたことを特徴とする。
【0023】上記構成により、演算増幅器の差動入力部
が薄膜トランジスタのしきい値以上のレベルシフタ回路
を有するNチャンネル型薄膜トランジスタで構成されて
いるので、第1回路からのローレベル信号もしくはハイ
レベル信号が入力されても、ゲート−ソース電圧はしき
い値に対して十分大きいので、しきい値がばらついても
演算増幅器を構成する各トランジスタはオンとなり、演
算増幅器は正常に動作する。
【0024】更に、演算増幅器の非反転入力端子には低
振幅信号が入力され、演算増幅器の反転入力端子には比
較電圧信号が入力される。これにより、低振幅信号がハ
イレベルの場合には、非反転入力端子電圧が反転入力端
子電圧より大きくなり、演算増幅器からは電源電圧(第
2回路の電源電圧と略同一の電圧レベル)に近い値(ハ
イレベル)が出力される。また、低振幅信号がローレベ
ルの場合には、演算増幅器の非反転入力端子電圧が反転
入力端子電圧よりも小さくなり、演算増幅器からはグラ
ンド電圧に近い値(ローレベル)が出力される。
【0025】以上の動作により、薄膜トランジスタのし
きい値がばらついても、演算増幅器さえ正常に動作すれ
ば、低振幅信号を正確に高振幅信号に変換することが可
能となる。
【0026】請求項3記載の発明は、請求項2記載の信
号レベル変換回路において、前記レベルシフタ回路は、
ソースフォロワーのトランジスタと、カレントミラー回
路で構成された定電流源とから構成されていることを特
徴とする。
【0027】上記構成によれば、演算増幅器のNチャン
ネル型薄膜トランジスタで構成された差動入力部には、
常に薄膜トランジスタのしきい値電圧以上が加算された
入力信号が印加されるので、第1回路のローレベル信号
が入力されても演算増幅器は動作する。
【0028】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
何れかに記載の信号レベル変換回路において、前記比較
電圧が、前記低振幅信号のハイレベルとローレベルのほ
ぼ中間レベルに設定したことを特徴とする。
【0029】上記の如く、比較電圧が、前記低振幅信号
のハイレベルとローレベルのほぼ中間レベルに設定する
ことにより、高速かつ正確なレベル変換が可能となる。
なぜなら、比較電圧を該中間レベルに設定した場合、ハ
イレベルおよびローレベルの何れに対しても、非反転入
力端子電圧と反転入力端子電圧の差を最も大きくとるこ
とができ、これによりレベル変換動が高速かつ確実とな
るからである。
【0030】請求項5記載の発明は、請求項1乃至3の
何れかに記載の信号レベル変換回路において、前記比較
電圧が、前記低振幅信号の反転値に設定したことを特徴
とする。
【0031】ここで、「低振幅信号の反転値に設定す
る」とは、低振幅信号がハイレベルのときに比較電圧を
ローレベルに設定し、低振幅信号がローレベルのときに
比較電圧をハイレベルに設定することを意味する。この
ように比較電圧を低振幅信号の反転値に設定することに
より、非反転入力端子電圧と反転入力端子電圧の差を請
求項4記載の発明の場合よりも大きくとれるので、信号
レベル変換動作をより高速でかつ正確に行うことができ
る。
【0032】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の
何れかに記載の信号レベル変換回路において、前記第1
回路は単結晶シリコンによるMOSFET集積回路であ
り、前記第2回路は多結晶シリコンによるTFT(薄膜
トランジスタ)集積回路であり、前記演算増幅器を多結
晶シリコンによるTFT(薄膜トランジスタ)で構成さ
れていることを特徴とする。
【0033】上記構成により、電源電圧の異なる単結晶
シリコンによるMOSFET集積回路(一般に電源電圧
3〜5V程度)と多結晶シリコンによるTFT集積回路
(一般に電源電圧10〜15V程度)のインターフェイ
ス回路に用いることができる。
【0034】請求項7記載の発明は、請求項6記載の信
号レベル変換回路を備えたことを特徴とするアクティブ
マトリクス型液晶表示装置である。
【0035】上記構成により、薄膜トランジスタを用い
た液晶表示装置において、TFT集積回路では扱えない
比較的高周波(数10MHz)のディジタル信号をMO
SFET集積回路で処理し分周して比較的低周波(数M
Hz)のディジタル信号に変換したのち、TFT集積回
路で処理する際に、薄膜トランジスタを用いた液晶表示
素子と前記信号レベル変換回路を同一の製造プロセスで
作ることができ、かつ、特別なインターフェイス素子を
用いず、一般的な低電源電圧のMOSFET集積回路と
の直接インターフェイスを可能にする作用を有する。
【0036】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は実施の形
態1に係る信号レベル変換回路の構成を示す回路図であ
る。この信号レベル変換回路10は、差動入力部がPチ
ャンネル型TFT(薄膜トランジスタ)で構成された演
算増幅器(以下、オペアンプと称する)により構成され
ている。
【0037】図1において、11は第1回路としての単
結晶シリコンによるMOSFET集積回路を示し、12
は第2回路としての多結晶シリコンによるTFT集積回
路を示す。また、オペアンプ10及びTFT集積回路1
2は、TFT集積回路13内に内蔵されている。従っ
て、オペアンプ10及びTFT集積回路12の各電源電
圧は、TFT集積回路13の電源電圧と同一である。な
お、TFT集積回路13は、例えば液晶表示装置の内蔵
駆動回路等である。
【0038】オペアンプ10の差動入力部は、非反転入
力端子20に接続されたゲートを有する入力トランジス
タ21と、反転入力端子22に接続されたゲートを有す
る入力トランジスタ23とで構成される。非反転入力端
子20には、MOSFET集積回路11からの低振幅信
号が入力され、また反転入力端子22には、低振幅信号
のハイレベルとローレベルの間の所定電圧レベルに設定
された比較電圧が印加される。なお、比較電圧として
は、後述すようにように低振幅信号のハイレベルとロー
レベルの中間レベルに設定するのが望ましい。
【0039】オペアンプ10の差動アンプ部は、カレン
トミラー回路を構成する一対の負荷トランジスタ24,
25と、バイアス電圧VBがゲートに印加されたトラン
ジスタ26による定電流源とから構成されている。また
オペアンプ10の出力段は、バイアス電圧VBがベース
に印加されたトランジスタ27による定電流源と、トラ
ンジスタ28によるソースフォロワー回路で構成されて
おり、差動アンプ部の出力(図のA点)は、出力段のソ
ースフォロワー回路でバッファされて、オペアンプ10
の出力端子29から出力される。
【0040】なお、前記トランジスタ21,23,2
6,27はPチャネル型薄膜トランジスタ(TFT)で
あり、前記トランジスタ24,25,28は、Nチャネ
ル型膜トランジスタ(TFT)である。また、オペアン
プ10はコンパレータとして動作させるので、動作速度
を高めるために、抵抗や容量等の位相補償用素子は接続
されていない。
【0041】本発明の実施の形態においても、従来例と
同様に、薄膜トランジスタは、およそ3V程度のしきい
値電圧を有し、このTFT集積回路13の電源電圧VDD
はおよそ10〜15V程度となっている(従って、オペ
アンプ10及びTFT集積回路12も同様の電源電圧で
ある)。一方、単結晶シリコンのMOSFET集積回路
11の電源電圧は、一般に3〜5V程度であり、従っ
て、MOSFET集積回路11からの出力信号の振幅レ
ベルは、TFT集積回路13の電源電圧に比べて小さ
い。
【0042】以下、本実施の形態1の動作について説明
する。
【0043】TFT集積回路13の電源電圧がMOSF
ET集積回路11のそれよりも十分大きい場合、MOS
FET集積回路11からの低振幅信号がローレベルであ
ろうとハイレベルであろうと、オペアンプ10の入力ト
ランジスタ21がPチャンネル型トランジスタで構成さ
れているので、トランジスタ21のソース−ゲート電圧
は、薄膜トランジスタのしきい値電圧よりも大きく、し
きい値がばらついてもトランジスタ21はオンし、オペ
アンプ10は動作する。
【0044】いま、オペアンプ10の反転入力端子22
に印加される比較電圧VCとして、MOSFET集積回
路11からの低振幅信号のハイレベルとローレベルの中
間値に設定した場合を考える。オペアンプ10の非反転
入力端子20に印加されるMOSFET集積回路11か
らの低振幅信号がハイレベルの場合、トランジスタ2
1,23の各ソース電位は等しいので、トランジスタ2
1のソース−ゲート間電圧は、トランジスタ23のソー
ス−ゲート間電圧よりも小さい。ところが、差動アンプ
には、トランジスタ24,25で構成されるカレントミ
ラー回路のアクティブロードが接続されているので、ト
ランジスタ21は、トランジスタ23とできるだけ同じ
電流を流すように動作するために、ドレイン電圧すなわ
ち差動アンプの出力(図のA点の電圧)を下げる。その
結果、オペアンプ10の出力段のソースフォロワーを構
成するトランジスタ28のゲート電圧は、薄膜トランジ
スタのしきい値より小さくなり、トランジスタ28はオ
フとなる。一方、オペアンプ10の出力段の定電流源を
構成するトランジスタ27は常にオン状態にあるので、
結果として、オペアンプ10の出力端子29からは、ハ
イレベルが出力される。
【0045】逆に、オペアンプ10の非反転入力端子2
0に印加されるMOSFET集積回路11からの低振幅
信号がローレベルの場合、トランジスタ21,23の各
ソース電位は等しいので、トランジスタ21のソース−
ゲート間電圧は、トランジスタ23のソース−ゲート間
電圧よりも大きい。従って、上記と同様、トランジスタ
21は、トランジスタ23とできるだけ同じ電流を流す
ように動作するために、ドレイン電圧すなわち差動アン
プの出力(図のA点の電圧)を上げる。その結果、トラ
ンジスタ28のゲート電圧は、薄膜トランジスタのしき
い値より大きくなり、トランジスタ28はオンとなる。
一方、トランジスタ27は常にオン状態にあるが、トラ
ンジスタ27,28のチャンネル幅/チャンネル長を適
切に設定することにより、オペアンプ10の出力端子2
9からは、ローレベルが出力される。
【0046】以上のようにして、本発明の信号レベル変
換回路は、オペアンプのコンパレータ動作により、薄膜
トランジスタのしきい値がばらついても、オペアンプが
正常に動作する範囲において、MOSFET集積回路1
1からの低振幅信号のハイレベル,ローレベルを、TF
T集積回路12の高振幅信号のハイレベル,ローレベル
に変換することができる。
【0047】次に、本発明者等が上記の図1のレベル変
換回路について行ったシミュレーションによる結果を図
2に示す。シミュレーションの条件は、以下のとおりで
ある。
【0048】入力信号Vinの最大振幅レベル: 5V 入力信号Vinの半周期パルス幅: 62.5ms 電源電圧VDD: 12V 薄膜トランジスタのしきい値: 1V、2.5V、4
V、5.5V 図2(a)は薄膜トランジスタのしきい値が1Vの場合
の波形図であり、図2(b)は薄膜トランジスタのしき
い値が2.5Vの場合の波形図であり、図2(c)は薄
膜トランジスタのしきい値が4Vの場合の波形図であ
り、図2(d)は薄膜トランジスタのしきい値が5.5
Vの場合の波形図である。これら図2(a)〜図2
(d)より明らかなように、ハイレベルとローレベルの
明確な高振幅信号の出力信号Voutが得られ、このこ
とより、薄膜トランジスタのしきい値がばらついても、
オペアンプは正常に動作していることが認められる。
【0049】上記の例では、オペアンプの反転入力端子
22に印加される比較電圧VCとして、MOSFET集
積回路11からの低振幅信号のハイレベルとローレベル
の中間値に設定した場合について説明したけれども、本
発明はこれに限定されるものではなく、比較電圧VCと
しては低振幅信号のハイレベルとローレベルの間の電圧
値であれば、十分に効果がある。但し、上記のようにハ
イレベルとローレベルの中間値に設定するのが、電圧マ
ージンを大きくとることができるので望ましい。
【0050】また、図3に示す構成により、インバータ
35により低振幅信号の入力信号の反転値(低振幅信号
がハイレベルのときローレベル、低振幅信号がローレベ
ルのときハイレベル)を比較電圧VCとして設定するよ
うにしてもよい。このようにすれば、更に電圧マージン
を大きくとることができるので望ましい。
【0051】また、オペアンプとしては、位相補償用素
子(抵抗と容量)をなくし、差動入力部の薄膜トランジ
スタのトランジスタサイズ(チャンネル幅/チャンネル
長)を、出力段の薄膜トランジスタのそれよりも十分大
きく設定することにより、信号レベル変換の高速動作も
可能となる。以下にその理由について説明する。例えば
入力トランジスタ21のトランジスタを大きくすると、
大きくしない場合に比べてA点の電位が上昇する。これ
により、出力トランジスタ28に対する駆動性能が大き
くなり、出力トランジスタ28の応答速度が速くなる。
よって、信号レベル変換の高速動作が可能となる。
【0052】(実施の形態2)図4は実施の形態2に係
る信号レベル変換回路の構成を示す回路図である。本実
施の形態2に係る信号レベル変換回路も、上記実施の形
態1と同様にオペアンプで構成されている。但し、実施
の形態1のオペアンプは差動入力がPチャネル型薄膜ト
ランジスタで構成されていたけれども、本実施の形態2
に係るオペアンプでは、差動入力部が薄膜トランジスタ
のしきい値以上のレベルシフタ回路を有するNチャンネ
ル型薄膜トランジスタで構成されている点において相違
する。以下、図4を参照して具体的な構成を説明する。
なお、実施の形態1に対応する部分には、同一の参照符
号を付す。
【0053】図4において、40は本実施の形態に係る
オペアンプであり、このオペアンプ40の非反転入力端
子20には、MOSFET集積回路11からの低振幅信
号が入力され、また反転入力端子22には、比較電圧V
Cが入力される。オペアンプ40の差動入力部は、Nチ
ャンネル型薄膜トランジスタ41,42と、トランジス
タ41に関連するレベルシフタ回路43と、トランジス
タ42に関連するレベルシフタ回路44とで構成されて
いる。レベルシフタ回路43は、定電流源45とソース
フォロワーのトランジスタ46で構成されている。ま
た、もう1つのレベルシフタ回路44は、定電流源47
とソースフォロワーのトランジスタ48で構成されてい
る。このレベルシフタ回路43,44のレベルシフト量
は、薄膜トランジスタのしきい値以上を有しており、レ
ベルシフト量は同一とされている。なお、定電流源4
5,47は、具体的にはカレントミラー回路(図示せ
ず)と、電源に接続される可変抵抗(図示せず)等とか
ら構成されている。従って、該可変抵抗の調整によりレ
ベルシフタ回路43,44のレベルシフト量を調整する
ことができる。
【0054】オペアンプ40の差動アンプ部は、カレン
トミラー回路を構成する一対の負荷トランジスタ49,
50と、バイアス電圧VBがゲートに印加されたトラン
ジスタ51による定電流源とから構成されている。また
オペアンプ40の出力段は、バイアス電圧VBを印加さ
れたトランジスタ52による定電流源と、トランジスタ
53によるソースフォロワー回路で構成されており、差
動アンプ部の出力(図のB点)は、出力段のソースフォ
ロワー回路でバッファされて、オペアンプ10の出力端
子29から出力される。
【0055】なお、前記トランジスタ41,42,5
1,52はNチャネル型薄膜トランジスタ(TFT)で
あり、前記トランジスタ46,48,49,50,53
は、Pチャネル型膜トランジスタ(TFT)である。ま
た、オペアンプ40はコンパレータとして動作させるの
で、動作速度を高めるために、抵抗や容量等の位相補償
用素子は接続されていない。
【0056】以下、本実施の形態2の動作について説明
する。
【0057】MOSFET集積回路11からの低振幅信
号は、オペアンプ40の差動入力部の非反転入力端子2
0から、薄膜トランジスタのしきい値以上のレベルシフ
タ回路43を通して、Nチャンネル型薄膜トランジスタ
41のゲートに印加されるので、低振幅信号がローレベ
ルであろうとハイレベルであろうと、トランジスタ41
のゲート−ソース電圧は、薄膜トランジスタのしきい値
よりも大きく、トランジスタ41はオンし、オペアンプ
40は動作する。
【0058】いま、オペアンプ40の反転入力端子22
に印加される比較電圧VCとして、MOSFET集積回
路11からの低振幅信号のハイレベルとローレベルの中
間値に設定した場合を考える。オペアンプ40の非反転
入力端子20に印加されるMOSFET集積回路11か
らの低振幅信号がハイレベルの場合、トランジスタ4
1,42のソース電位は等しいので、トランジスタ41
のソース−ゲート間電圧は、トランジスタ42のソース
−ゲート間電圧よりも大きい。ところが、差動アンプ部
には、トランジスタ49,50で構成されるカレントミ
ラー回路のアクティブロードが接続されているので、ト
ランジスタ41は、トランジスタ42とできるだけ同じ
電流を流すように動作するために、ドレイン電圧すなわ
ち差動アンプ部の出力(図のB点の電圧)を下げる。そ
の結果、オペアンプ40の出力段のソースフォロワーを
構成するトランジスタ53のソース−ゲート電圧は、薄
膜トランジスタのしきい値より大きくなり、トランジス
タ53はオンとなる。一方、オペアンプ40の出力段の
定電流源を構成するトランジスタ52は常にオン状態に
あるが、トランジスタ52,53のチャンネル幅/チャ
ンネル長を適切に設定することにより、オペアンプの出
力端子29からは、ハイレベルが出力される。
【0059】逆に、オペアンプの非反転入力端子20に
印加されるMOSFET集積回路11からの低振幅信号
がローレベルの場合、トランジスタ41,42のソース
電位は等しいので、トランジスタ41のゲート−ソース
間電圧は、トランジスタ42のゲート−ソース間電圧よ
りも小さい。従って、上記と同様、トランジスタ41
は、トランジスタ42とできるだけ同じ電流を流すよう
に動作するために、ドレイン電圧すなわち差動アンプの
出力(図のB点の電圧)を上げる。その結果、トランジ
スタ53のソース−ゲート電圧は、薄膜トランジスタの
しきい値より小さくなり、トランジスタ53はオフとな
る。一方、トランジスタ52は常にオン状態にあるの
で、結果として、オペアンプの出力端子29からは、ロ
ーレベルが出力される。
【0060】以上のようにして、本発明の信号レベル変
換回路は、オペアンプのコンパレータ動作により、薄膜
トランジスタのしきい値がばらついても、オペアンプが
正常に動作する範囲において、MOSFET集積回路1
1からの低振幅信号のハイレベル,ローレベルを、TF
T集積回路12の高振幅信号のハイレベル,ローレベル
に変換することができる。
【0061】次に、本発明者等が上記の図4のレベル変
換回路について行ったシミュレーションによる結果を図
5に示す。シミュレーションの条件は、以下のとおりで
ある。
【0062】入力信号Vinの最大振幅レベル: 5V 入力信号Vinの半周期パルス幅: 62.5ms 電源電圧VDD: 12V 薄膜トランジスタのしきい値: 1V、2.5V、4
V、5.5V 図5(a)は薄膜トランジスタのしきい値が1Vの場合
の波形図であり、図5(b)は薄膜トランジスタのしき
い値が2.5Vの場合の波形図であり、図5(c)は薄
膜トランジスタのしきい値が4Vの場合の波形図であ
り、図5(d)は薄膜トランジスタのしきい値が5.5
Vの場合の波形図である。これら図5(a)〜図5
(d)より明らかなように、ハイレベルとローレベルの
明確な高振幅信号の出力信号Voutが得られ、このこ
とより、薄膜トランジスタのしきい値がばらついても、
オペアンプは正常に動作していることが認められる。
【0063】また、本実施の形態2においても、上記実
施の形態1において説明したのと同様に、比較電圧VC
を、低振幅信号の入力信号の反転値(ハイレベル→ロー
レベル,ローレベル→ハイレベル)に設定するようにし
てもよい。
【0064】(実施の形態1,2の補足説明) 上記実施の形態1,2では、信号レベル変換回路はT
FT集積回路13内に内蔵され、第2回路としてのTF
T集積回路12と同一の電源電圧で駆動されたけれど
も、本発明はこれに限定されるものではなく、TFT集
積回路13の外部回路であって、第1回路としてのMO
SFET集積回路11とTFT集積回路12との間のイ
ンターフェイス回路であって、しかも、TFT集積回路
12とは別の電源で且つその電源電圧が少なくともMO
SFET集積回路11の電源電圧よりもかなり大きく設
定された信号レベル変換向回路にも好適に実施すること
ができる。
【0065】上記実施の形態1,2では、第1回路が
MOSFET集積回路であり、第2回路がTFT集積回
路であったけれども、本発明はこれに限定されるもので
はなく、その他の構成の第1回路と第2回路と間の信号
レベル変換回路にも適用することができる。
【0066】(実施の形態3)図6は実施の形態1,2
のレベル変換回路を内蔵した液晶表示装置の構成を示す
図である。図6において、60はTFTを用いた集積回
路により構成した液晶表示装置であり、61はMOSF
ETからなる液晶表示装置のコントローラであり、この
コントローラ61は液晶表示装置60に外付けされてい
る。コントローラ61からの低振幅信号である制御信号
62は、液晶表示装置60に与えられる。また、63は
液晶表示装置60の画素を駆動するTFTで構成される
画素トランジスタで、64は画素の蓄積容量、65は液
晶容量を示す。66は画素トランジスタ63のソースに
接続するソースラインで、67は画素トランジスタ63
のゲートに接続するゲートラインで、68は蓄積容量及
び液晶の対向電極につながる共通電極を示している。ま
た、69はソース駆動回路で、70はゲート駆動回路で
あり、71は上記実施の形態1または実施の形態2に係
る信号レベル変換回路である。これら、画素トランジス
タ63、ソース駆動回路69、ゲート駆動回路70及び
信号レベル変換回路71は、薄膜トランジスタからなる
集積回路として、同一ガラス基板上に、同一製造プロセ
スによって形成される。
【0067】これら、TFT集積回路は、およそ10〜
15V程度の電源電圧と信号振幅を持つ回路として動作
し、信号レベル変換回路71は、MOSFET集積回路
のコントローラ61からの3〜5V程度の振幅の低振幅
信号からなる制御信号62を、TFT集積回路内部で使
用する10〜15V程度の高振幅信号からなる制御信号
75に変換し、ソース駆動回路69及びゲート駆動回路
70に制御信号を与えるものである。
【0068】このようにして、薄膜トランジスタを用い
たアクティブマトリクス型液晶表示装置に、本発明(実
施の形態1,2)の信号レベル変換回路を内蔵すること
で、内部回路で直接制御することが可能となり、インタ
ーフェイスの簡略化を実現することができる。
【0069】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、薄膜トラ
ンジスタのしきい値電圧がばらついても演算増幅器のコ
ンパレータ動作により、第1回路からの低振幅信号を高
振幅信号に変換し、この高振幅信号を第2回路に出力す
ることができる。
【0070】また、しきい値を大画面全体にわたって一
定値に制御するのが困難である薄膜トランジスタを用い
たアクティブマトリクス型液晶表示装置に、本発明の信
号レベル変換回路を用いることで、しきい値がばらつい
てもMOSFET集積回路からの低振幅信号をTFT集
積回路の高振幅信号に変換することが可能となり、その
実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る信号レベル変換回
路の構成を示す回路図である。
【図2】本発明者等のシミュレーションにより得られた
実施の形態1に係る信号レベル変換回路の波形図であ
る。
【図3】実施の形態1に係る信号レベル変換回路の変形
例の構成を示す回路図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る信号レベル変換回
路の構成を示す回路図である。
【図5】本発明者等のシミュレーションにより得られた
実施の形態2に係る信号レベル変換回路の波形図であ
る。
【図6】実施の形態1,2のレベル変換回路を内蔵した
液晶表示装置の構成を示す図である。
【図7】従来の単相信号レベル変換回路の構成図であ
る。
【図8】従来の両相信号レベル変換回路の構成図であ
る。
【図9】本発明者等のシミュレーションにより得られた
従来の信号レベル変換回路の波形図である。
【符号の説明】
10,40 :オペアンプ(本発明の信号レベル変換回
路) 11 :MOSFET集積回路(第1回路) 12 :TFT集積回路(第2回路) 20 :オペアンプの非反転入力端子 22 :オペアンプの反転入力端子 21,23,41,42 :入力トランジスタ 24,25,49,50 :負荷トランジスタ 29 :オペアンプの出力端子 43,44 :レベルシフト回路 60 :液晶表示装置 61 :コントローラ 62 :低振幅信号からなる制御信号 69 :ソース駆動回路 70 :ゲート駆動回路 71 :信号レベル変換回路 75 :高振幅信号からなる制御信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA16 NC09 NC11 NC21 NC34 NC49 ND09 ND15 5C006 AF46 AF51 BB16 BF14 BF25 BF26 BF34 BF46 FA20 5C080 AA10 BB05 DD03 DD28 FF11 JJ02 JJ03 JJ04 5J056 AA00 AA32 BB37 CC01 CC02 CC10 CC21 DD13 DD28 FF06 FF09 KK01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1回路と、第1回路よりも電源電圧が
    大きい第2回路との間に設けられ、第1回路からの低振
    幅信号を入力して高振幅信号に変換する信号レベル変換
    手段を備え、この信号レベル変換手段からの高振幅信号
    を前記第2回路に出力する信号レベル変換回路におい
    て、 前記信号レベル変換手段が一対のPチャネル型入力トラ
    ンジスタで構成された演算増幅器からなり、 この演算増幅器の非反転入力端子に、前記低振幅信号を
    入力し、演算増幅器の反転入力端子に、前記低振幅信号
    のハイレベルとローレベルの間の所定電圧レベルに設定
    された比較電圧が印加されるようにしたことを特徴とす
    る信号レベル変換回路。
  2. 【請求項2】 第1回路と、第1回路よりも電源電圧が
    大きい第2回路との間に設けられ、第1回路からの低振
    幅信号を入力して高振幅信号に変換する信号レベル変換
    手段を備え、この信号レベル変換手段からの高振幅信号
    を前記第2回路に出力する信号レベル変換回路におい
    て、 前記信号レベル変換手段が、 一対のNチャネル型入力トランジスタと、 各入力トランジスタの前段に設けられ、入力信号の信号
    電圧に入力トランジスタのしきい値以上の電圧レベルを
    付加するレベルシフタ回路と、 を有する演算増幅器で構成され、 この演算増幅器の非反転入力端子に、前記低振幅信号を
    入力し、演算増幅器の反転入力端子に、前記低振幅信号
    のハイレベルとローレベルの間の所定電圧レベルに設定
    された比較電圧が印加されるようにしたことを特徴とす
    る信号レベル変換回路。
  3. 【請求項3】 前記レベルシフタ回路は、ソースフォロ
    ワーのトランジスタと、カレントミラー回路で構成され
    た定電流源とから構成されていることを特徴とする請求
    項2記載の信号レベル変換回路。
  4. 【請求項4】 前記比較電圧が、前記低振幅信号のハイ
    レベルとローレベルのほぼ中間レベルに設定したことを
    特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の信号レベル
    変換回路。
  5. 【請求項5】 前記比較電圧が、前記低振幅信号の反転
    値に設定したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか
    に記載の信号レベル変換回路。
  6. 【請求項6】 前記第1回路は単結晶シリコンによるM
    OSFET集積回路であり、前記第2回路は多結晶シリ
    コンによるTFT(薄膜トランジスタ)集積回路であ
    り、前記演算増幅器を多結晶シリコンによるTFT(薄
    膜トランジスタ)で構成されていることを特徴とする請
    求項1乃至5の何れかに記載の信号レベル変換回路。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の信号レベル変換回路を備
    えたことを特徴とするアクティブマトリクス型液晶表示
    装置。
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