JPH0752573B2 - 情報信号の磁気再生装置 - Google Patents

情報信号の磁気再生装置

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JPH0752573B2
JPH0752573B2 JP25918586A JP25918586A JPH0752573B2 JP H0752573 B2 JPH0752573 B2 JP H0752573B2 JP 25918586 A JP25918586 A JP 25918586A JP 25918586 A JP25918586 A JP 25918586A JP H0752573 B2 JPH0752573 B2 JP H0752573B2
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index signal
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祐二 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段(第1図) F 作用 G 実施例 G1 第1の実施例(第1図〜第3図) G2 他の実施例(第4図、第5図) H 発明の効果 A 産業上の利用分野 この発明は情報信号の磁気再生装置に関する。
B 発明の概要 この発明は、例えば、8ミリビデオのような情報信号の
磁気再生装置において、その情報信号の記録トラックに
対して、その情報信号とは別にインデックス信号として
消去コードが記録されているとき、この消去コードが確
実に作用するようにしたものである。
C 従来の技術 8ミリビデオにおける磁気テープのトラックフォーマッ
トは、第6図に示すように定められている。
すなわち、同図において、(1)は磁気テープ、(2)
は磁気トラックを示し、このトラック(2)は、互いに
180°の角間隔を有する2つの回転磁気ヘッドにより、
テープ(1)に対して斜めに、かつ、その回転ヘッドの
221°の回転角に相当する長さに形成ないし走査され
る。そして、トラック(2)の先端から、回転ヘッドの
36°の回転角に相当する区間(2S)が音声信号用とさ
れ、残る185°の回転角に相当する区間(2V)が映像信
号用とされている。
そして、音声トラック(2S)は、図のような配分で区間
(21)〜(25)に分割され、区間(21)は回転ヘッドの
走査開始区間(ヘッド突入区間)、区間(22)はクロッ
クランインの記録再生されるプリアンブル区間、(23)
はPCM音声信号の記録再生される音声データ区間、(2
4)はアフターレコーディング時におけるバックマージ
ン用のポストアンブル区間、区間(25)はトラック(2
S),(2V)に対するガード区間とされている。
また、この場合、区間(23)のPCM音声データは、1フ
ィールド期間分のステレオ音声信号が時間軸圧縮及びPC
M信号化されるとともに、エラー訂正コード及びIDコー
ドなどを有する信号とされる。そして、区間(22)〜
(24)の信号は、その値が“0"のときには2.9MHz、“1"
のときには5.8MHzのバイフェイズマーク信号に変換され
てから記録されている。
さらに、映像トラック(2V)は、ガード区間(25)に続
く180°の回転角に相当する区間(28)と、残る5°の
回転角に相当する区間(29)とに分割され、区間(28)
には、輝度信号により変調されたFM信号と、低域変換さ
れた搬送色信号と、モノラル音声信号により変調された
FM信号と、パイロット信号との周波数多重化信号の1フ
ィールドが記録再生される。また、区間(29)は回転ヘ
ッドの走査終了区間(ヘッド離間区間)である。
このようなフォーマットによれば、音声データ区間(2
3)に、音声信号と同時にIDコードが記録されるので、
このIDコードとして各種のデータ、例えば記録年月日,
絶対位置,プログラム番号などを記録でき、再生時の頭
出しや編集などにきわめて便利である。
ところが、IDコードは、音声データ区間(23)に記録さ
れるとき、PCM音声データとともにインターリーブによ
り区間(23)内に分散されて記録される。したがって、
IDコードを正しく再生するには、区間(23)をかなりの
長さにわたって回転ヘッドが正しく走査する必要があ
る。
しかし、サーチ再生時には、テープ(1)が記録時の例
えば30倍の速度で走行するので、回転ヘッドは区間(2
3)を斜めに横切って走査することになり、したがっ
て、サーチ再生時には、IDコードをかなりの期間にわた
って正しく再生できないことがある。
そこで、音声トラック(2S)のポストアンブル区間(2
4)にIDコードなどのインデックス信号を記録再生する
こが考えられている。
すなわち、この区間(24)は、回転ヘッドの2.06°に相
当する長さであるが、これを時間の長さに換算すると、
回転角の180°が262.5H(1Hは1水平期間)に等しいの
で、区間(24)の時間長は、 となる。
そこで、例えば第7図A,Bに示すように、区間(24)は
前半の1.5H区間(241)と、残る後半の1.5H区間(242)
とに分割される。そして、同図B、Cに示すように、区
間(241)には区間(23)のPCM音声データに対するオー
ル“1"のポストアンブル信号が記録され、区間(242)
は、その先端から0.5Hの区間にオール“1"のプリアンブ
ル信号が記録され、残る1Hの区間にコーディングインデ
ックス信号CDIXが記録される。
そして、コーディングインデックス信号CDIXであるが、
これは、同図Dに示すように、ブロックBLK1〜BLK6及び
予備ブロックBAUXに等分され、さらに、同図Eに示すよ
うに、ブロックBLK1〜BLK6は3ビットのマークコード
と、8ビットのIDコードID0〜ID4と、それらのための8
ビットのCRCコードとに分割される。
この場合、ブロックBLK1〜BLK6は、PCM音声データ区間
(23)に記録されるIDコードID0〜ID4が属するモード1
〜モード6に対応し、IDコードID0〜ID4は、区間(23)
に記録されるIDコードID0〜ID4と同一のものであり、テ
ープ(1)上の絶対位置,記録内容の各カットにおける
カット番号,記録の行われた年月日及び時分秒などの信
号である。
また、インデックス信号CDIXを消去する場合、あるいは
不要な場合には、インデックス信号CDIXとして所定のビ
ットパターン、例えばオール“1"の消去コドIERSが記録
される。
そして、区間(242)におけるインデックス信号CDIX
は、音声トラック(2S)における信号と同様、“0"のと
きには2.9MHz、“1"のときには5.8MHzとなるバイフェイ
ズマーク信号に変換されてから記録される。
このようなインデックス信号CDIXの記録フォーマットに
よれば、変速再生時、回転ヘッドはトラック(2)を斜
めに横切ることになるが、区間(242)は1.5水平区間と
短いので、例えば30倍速のサーチ再生時でも区間(24
2)に対して回転ヘッドはほぼ平行に、あるいはほぼ正
しくトラッキングして走査することになり、インデック
ス信号CDIX(IDコード)を確実に再生することができ
る。
また、IDコードは、モード1〜6によりその意味が異な
るので、区間(23)にPCM音声データとともに記録され
ているIDコードを使用する場合には、6本のトラックを
再生しなければならず、6フィールド期間を必要とする
が、上述のフォーマットによれば、1つの区間(242)
にすべてのモード1〜6のIDコードがインデックス信号
CDIXとして記録されているので、区間(242)の1水平
区間を再生するだけでよく、必要なIDコードを直ちに得
ることができる。
さらに、映像信号Sc及び音声信号L,Rの記録後、インデ
ックス信号CDIXだけを単独に記録することができ、例え
ば編集済みのテープ(1)に対してチャプタ番号などを
つけることができる。あるいは、編集後、それまでのイ
ンデックス信号CDIXが不要なときには、消去コードIERS
とすることができる。
(文献:特願昭60-64554号及び特願昭60-161438号な
ど) D 発明が解決しようとする問題点 ところが、上述のようにポストアンブル区間(24)にイ
ンデックス信号CDIXが記録されていると、そのインデッ
クス信号CDIXを消去するとき、すなわち、区間(242)
のインデックス信号CDIXを消去コードIERSに書き換える
場合、トラブルを生じることがある。
すなわち、第8図Aは、第6図及び第7図Aの音声トラ
ック(2S)及び映像トラック(2V)の始端付近を再掲し
たものであるが、これはあくまでも基準となる記録フォ
ーマットである。そして、実際のVTRにおいては、PCM音
声信号をアフターレコーディングしたとき、メカニズム
の誤差や信号のタイミングの誤差などにより、同図Bに
示すように、区間(22)〜(24)が全体的にトラック
(28)側にずれたり、同図Cに示すように、区間(22)
〜(24)が逆にトラック(2)の始端側にずれてしまう
ことがある。また、PCM音声信号を映像信号と同時に記
録する場合も、同様の誤差により同図B,Cに示すよう
に、区間(22)〜(24)の位置がずれることがある。
したがって、今、区間(22)〜(24)が同図Bに示すよ
うにずれて記録の行われているトラック(2)に対し
て、区間(22)〜(24)が同図Cに示すようにずれて記
録の行われるVTRを使用してPCM音声信号をアフターレコ
ーディングするとともに、消去コードIERSを記録する
と、その記録結果は同図Dに示すようになる。すなわ
ち、アフターレコーディングにより新しく区間(22)〜
(24)が形成されるが、このとき、新しい区間(24)
と、映像トラック(28)との間に、消去コードIRESを有
する区間(242)が残ってしまう。
そして、このようなトラック(2)を回転ヘッドが走査
すると、新しい区間(242)により消去コードIERSが得
られ、続いて古い区間(242)により古いインデックス
信号CDIXが得られるので、インデックス信号CDIXを使用
して各種の制御を行っている場合、トラブルを生じてし
まう。
さらに、同図Cに示すように記録されたトラック(2)
に対して、同図Bに示すようにずれて記録を行うVTRを
使用して消去コードIERSだけを単独に記録した場合に
は、同図Eに示すように、インデックス信号CDIXを有す
る古い区間(241),(242)に続いて消去コードIERSを
有する新しい区間(241),(242)が形成されることも
ある。そして、この場合にも、新しい区間(242)から
消去コードIERSが得られ、古い区間(242)からインデ
ックス信号CDIXが得られるので、再生時、やはりトラブ
ルを生じてしまう。
この発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、アフターレコーディングのずれに
よって、インデックス信号上に消去コードが上書きでき
ずに1つのトラックにインデックス信号と消去コードが
並存する場合において、当該トラックのインデックス信
号を無効にでき、消去されるべきインデックス信号の残
存に基づく誤動作を事前に防止することができる磁気再
生装置を提供することにある。
E 問題点を解決するための手段 この発明に係る磁気再生装置は、情報信号が所定の期間
分づつ斜めの1本の磁気トラック(2)として順次記録
されているとともに、該磁気トラック(2)において情
報信号の記録されていない位置にインデックス区間(24
2)を有し、このインデックス区間(242)にインデック
ス信号CDIXが記録されている磁気テープ(1)から回転
磁気ヘッド(34A)及び(34B)により情報信号を再生す
るヘリカルスキャン型の磁気再生装置において、新たに
書き込まれたインデックス信号CDIXの消去コードIERSが
再生されたことを検出する検出信号(再生処理回路(5
3)中の検出回路(91))と、消去コードIERSの再生が
検出されたとき、この検出出力により同一磁気トラック
(2)上のインデックス区間(242)に記録されている
インデックス信号CDIXを無視するように制御する制御手
段(再生処理回路(53)中のチェック回路(87)及び制
御回路(92))とを設けて構成する。
F 作用 この発明に係る情報信号の磁気再生装置においては、ま
ず、回転磁気ヘッド(34A)及び(34B)の回転周面に対
して磁気テープ(1)が所定の角範囲にわたって斜めに
一定の速度で走行され、情報信号が回転磁気ヘッド(34
A)及び(34B)に所定期間分づつ供給されて磁気テープ
(1)に斜めの磁気トラック(2)として順次記録され
る。
このとき、磁気トラック(2)の上記情報信号の記録さ
れていない位置のインデックス区間にインデックス信号
CDIXが記録されることになる。
そして、新たに上記インデックス信号の消去コードが記
録された場合において、当該トラックが回転磁気ヘッド
によって再生された場合、検出手段によって消去コード
が検出されることになる。
この場合、上記検出手段からの消去コードの検出に基づ
く検出出力により同一磁気トラック上のインデックス区
間に記録されているインデックス信号が制御手段によっ
て無視されることになる。即ち、当該インデックス信号
に基づく各種制御は行なわれないこととなる。
従って、アフターレコーディングのずれによって、イン
デックス信号上に消去コードが上書きできずに1つのト
ラックにインデックス信号と消去コードが並存する場合
において、当該トラックのインデックス信号を無効にで
き、消去されるべきインデックス信号の残存に基づく誤
動作を事前に防止することができることとなる。
G 実施例 G1 第1の実施例 第1図において、(34A),(34B)は回転磁気ヘッドを
示し、このヘッド(34A),(34B)は、互いに180°の
角間隔を有し、回転軸(61)を通じてモータ(62)によ
りフレーム周波数で回転させられるとともに、その回転
周面に対して磁気テープ(1)がほぼ221°の角範囲に
わたって斜めに一定の速度で走行させられている。そし
て、この場合、図示はしないが、ヘッド(34A),(34
B)の回転位相は、記録時にはその記録される映像信号
に同期するように、再生時にはトラック(2)を正しく
走査するようにサーボ制御される。
したがって、第2図A及び第6図に示すように、一つお
きのフィールド期間Taには、ヘッド(34A)がトラック
(2)の区間(28)を走査するとともに、期間Taの前の
1/5フィールド期間にヘッド(34A)が区間(28)の前の
区間(2S)を走査し、また、残る1つおきのフィールド
期間Tbには、ヘッド(34B)がトラック(2)の区間(2
8)を走査するとともに期間Tbの前の1/5フィールド期間
にヘッド(34B)が区間(28)の前の区間(2S)を走査
することになる。
そして、記録時には、カラー映像信号Sc及びモノラル音
声信号Smが、記録処理回路(31)に供給されて上述した
FM輝度信号と、低域変換された搬送色信号と、FM音声信
号と、パイロット信号との周波数多重化信号Sfが第2図
Bに示すように連続して取り出され、この信号Sfがスイ
ッチ回路(32)に供給される。
また、例えば回転軸(61)にパルス発生手段(63)が設
けられてヘッド(34A),(34B)の1回転ごとにヘッド
(34A),(34B)の回転位相を示すフレーム周期のパル
スPgが取り出され、このパルスPgが整形アンプ(64)を
通じて信号形成回路(65)に供給されて同図Cに示すよ
うに期間Ta,Tbごとに反転する矩形波信号Swが取り出さ
れ、この信号Swがスイッチ回路(32)にその制御信号と
して供給され、スイッチ回路(32)は期間TaとTbとで、
図の状態と図とは逆の状態とに切り換えられる。したが
って、スイッチ回路(32)からは同図Dに示すように信
号Sf,Sfが期間Ta,Tbごとに交互に取り出される。
そして、この信号Sf,Sfが記録アンプ(33A),(33B)
を通じ、さらに、スイッチ回路(67A),(67B)の記録
側接点Rを通じてヘッド(34A),(34B)に供給され
る。したがって、第9図に示すようにテープ(1)には
期間Ta,Tbごとに信号Sf,Sfが映像信号区間(28),(2
8)として順次記録されていく。
さらに、ステレオ音声信号L,Rが記録処理回路(41)に
供給されるとともに、IDコード(インデックス信号CDI
X)が、これを管理するコントローラ(52)から処理回
路(41)に供給される。また、信号Swが形成回路(66)
に供給されて第2図Eに示すように信号Swの変化点を基
準にしてヘッド(34A),(34B)が区間(22)及び(2
3)を走査している期間に“H"レベルとなるパルスPsが
形成され、このパルスPsが処理回路(41)に供給されて
同図Fに示すように、1フィールド期間分の信号L,R及
びIDコードが、Ps=“H"の期間に時間軸圧縮されるとと
もにPCM信号化され、区間(22)のプリアンブル信号が
付加されたのち、バイフェイズマーク信号Spに変換され
て取り出される。
そして、この信号Spが、フィールド期間Taには、オア回
路(42)→スイッチ回路(32)→アンプ(33B)→スイ
ッチ回路(67B)の接点Rの信号ラインを通じてヘッド
(34B)に供給され、期間Tbには、オア回路(42)→ス
イッチ回路(32)→アンプ(33A)→スイッチ回路(67
A)の接点Rの信号ラインを通じてヘッド(34A)に供給
される。したがって、トラック(2)には、映像信号区
間(28)に信号Sfが記録されるのに先立って区間(22)
及び(23)に信号Sp、すなわち、プリアンブル信号及び
PCM音声データが記録される。
また、コントローラ(52)からインデックス信号CDIX
(IDコード)が記録処理回路(51)に供給されるととも
に、形成回路(66)においてパルスPsの立ち上がり点
(または信号Swの変化点)を基準にしてヘッド(34
A),(34B)が区間(242)を走査している1.5水平期間
に“H"レベルになるパルスPiが形成され、このパルスPi
が処理回路(51)に供給されて同図Hに示すように、Pi
=“H"の期間にプリアンブル信号及びインデックス信号
CDIXがバイフェイズマーク信号Siに変換されて取り出さ
れる。
そして、この信号Siが、フィールド期間Taには、オア回
路(42)→スイッチ回路(32)→アンプ(33B)→スイ
ッチ回路(67B)の接点Rの信号ラインを通じてヘッド
(34B)に供給され、フィールド期間Tbには、オア回路
(42)→スイッチ回路(32)→アンプ(33A)→スイッ
チ回路(67A)の接点Rの信号ラインを通じてヘッド(3
4A)に供給される。したがって、トラック(2)には、
PCM音声データ区間(23)に信号Spが記録されたのに続
いて区間(242)に信号Si、すなわち、プリアンブル信
号及びインデックス信号CDIXが記録される。
したがって、トラック(2)には、第7図に示すような
フォーマットで各信号が記録される。
一方、再生時には、ヘッド(34A),(34B)によりトラ
ック(2)から信号Sp,Si及び信号Sfが、同図Iに示す
ように交互に再生され、この再生された信号Sp,Si及びS
fがスイッチ回路(67A),(67B)の再生側接点Pを通
じ、さらに再生アンプ(35A),(35B)を通じてスイッ
チ回路(36)に供給されるとともに、信号Swがスイッチ
回路(36)にその制御信号として供給され、スイッチ回
路(36)からは信号Sfが連続して取り出されるととも
に、信号Sp,Siが各フィールド期間ごとに取り出され
る。
そして、スイッチ回路(36)からの信号Sfが再生処理回
路(37)に供給されてもとのカラー映像信号Sc及びモノ
ラル音声信号Smが取り出される。
また、スイッチ回路(36)からの信号Sp,Siが再生処理
回路(43)に供給されるとともに、パルスPsが処理回路
(43)にウインドウ信号として供給されて信号Spからも
とのステレオ音声信号L,Rが取り出される。
さらに、スイッチ回路(36)からの信号Sp,Siが再生処
理回路(53)に供給されて信号Siからインデックス信号
CDIXが取り出される。ただし、この場合、処理回路(5
3)においては、詳細は後述するが、再生されたインデ
ックス信号CDIXが消去コードIERSであるかどうかが検出
され、消去コードIERSではないときには、そのインデッ
クス信号CDIXはコントローラ(52)に供給され、消去コ
ードIERSのときには、第8図D、Eの状態に対応してこ
のコードIERS自身及び前後の数水平期間の信号が無視さ
れる。
そして、コントローラ(52)においては、処理回路(5
3)からインデックス信号CDIXが得られたときには、こ
のインデックス信号CDIXを使用して、頭出し、絶対位
置、カット番号などの処理が行われる。
第3図は、処理回路(51),(53)の一例を示すもの
で、これは鎖線で示す部分が1チップIC化されている。
すなわち、同図において、(45)はクロック形成回路を
示し、これにより形成されたクロックが処理回路(4
1),(43)に供給されるとともに、処理回路(51),
(53)に供給される。また、(55)は制御信号形成回路
を示し、この形成回路(55)においてパルスPiを基準に
して所定のタイミングで各種の制御信号が形成され、こ
れら制御信号及び形成回路(45)のクロックがそれぞれ
の回路に供給される。
そして、記録時には、ヘッド(34A),(34B)が区間
(242)を走査していない期間に、コントローラ(52)
からインデックス信号CDIXが出力され、このインデック
ス信号CDIXがスイッチ回路(72)を通じてバッファ用の
RAM(71)に供給されるとともに、アドレス信号がコン
トローラ(73)からスイッチ回路(74)を通じてRAM(7
1)に供給され、したがって、RAM(71)には記録される
べきインデックス信号CDIXがストアされる。
そして、ヘッド(34A),(34B)が区間(242)の始端
に達すると、このとき、パルスPiが“H"になるので、0.
5水平期間にわたってプリアンブル形成回路(81)から
プリアンブル信号が出力され、このプリアンブル信号が
エンコーダ(85)に供給されてバイフェイズマーク信号
Siにエンコードされ、この信号Siがオア回路(42)へと
出力される。
次に、ヘッド(34A),(34B)が区間(242)の0.5水平
区間を通過すると、アドレス形成回路(73)からスイッ
チ回路(74)を通じてRAM(71)にアドレス信号が供給
されてインデックス信号CDIXが読み出され、このインデ
ックス信号CDIXがスイッチ回路(72)を通じてレジスタ
(83)に供給されてパラレル信号からシリアル信号に変
換され、このシリアル化されたインデックス信号CDIXが
CRCC形成回路(84)に供給されてCRCコードが付加さ
れ、このCRCコードの付加されたインデックス信号CDIX
がエンコーダ(85)に供給されて信号Siに変換され、こ
の信号Siがオア回路(42)へと出力される。また、イン
デックス信号CDIXを消去コードIERSとするときには、形
成回路(82)からその消去コードIERSがエンコーダ(8
5)に供給されて信号Siに変換され、この信号Siがイン
デックス信号CDIXによる信号Siにかわってオア回路(4
2)と出力される。
したがって、区間(242)にプリアンブル信号及びイン
デックス信号CDIXが記録される。
一方、再生時には、スイッチ回路(36)からの信号Sp,S
iがデコーダ(85)に供給されてインデックス信号CDIX
がデコードされ、このインデックス信号CDIXがCRCCチェ
ック回路(87)に供給されてCRCコードによりインデッ
クス信号CDIXのエラーチェックが行われるとともに、こ
のエラーチェックの行われたインデックス信号CDIXは、
数水平期間、すなわち、ヘッド(34A),(34B)が少な
くともガード区間(25)を走査している可能性のある期
間、チェック回路(87)にホルードないしラッチされた
ままとされる。
そして、これと同時に、デコーダ(86)の出力が検出回
路(91)に供給されてヘッド(34A),(34B)が区間
(24)、(25)を走査している期間に、デコーダ(86)
の出力に消去コードIERSが含まれているかどうかがチェ
ックされ、消去コードIERSが検出されたときには(これ
は、第8図D、Eの場合である)、その検出出力が制御
回路(92)を通じてチェック回路(87)に供給されてチ
ェック回路(87)にラッチされているインデックス信号
CDIXはクリアされ(これは同図Eの状態に対処するた
め)、かつ、検出されてからヘッド(34A),(34B)が
区間(24)、(25)を走査している可能性のある期間
は、チェック回路(86)のCRCチェックが禁止される
(これは同図Dの状態に対処するため)。
したがって、チェック回路(87)からは、区間(242)
に消去コードIERSが記録されていない場合のみインデッ
クス信号CDIXが取り出され、消去コードIERSが得られた
ときには、その前後でインデックス信号CDIXが得られて
も、これは無視され、チェック回路(87)からは出力さ
れない。
そして、チェック回路(87)からのインデックス信号CD
IXがレジスタ(88)に供給されてシリアル信号からパラ
レル信号に変換され、このパラレル化されたインデック
ス信号CDIXがスイッチ回路(72)を通じてRAM(71)に
書き込まれる。なお、このとき、形成回路(73)からス
イッチ回路(74)を通じてRAM(71)にそのアドレス信
号が供給される。
そして、インデックス信号の書き込みが終了すると、コ
ントローラ(52)からスイッチ回路(74)を通じてRAM
(71)にアドレス信号が供給されてインデックス信号CD
IXが読み出され、この読み出されたインデックス信号CD
IXがスイッチ回路(72)を通じてコントローラ(52)に
取り込まれ、以後、そのインデックス信号に対応した処
理、例えば頭出しが行われる。
こうして、この発明によれば、再生時、消去コードIERS
が再生されると、その前後のインデックス信号CDIXは無
視しているので、第8図D、Eに示すように、新しく記
録した消去コードIERSが、古いインデックス信号CDIXを
完全に消去していなくても、そのインデックス信号CDIX
は消去されたことになり、したがって、消去コードIERS
の作用が確実になる。
G2 他の実施例 第4図はインデックス信号の他の例を示す。すなわち、
フォーマットAの場合が上述の信号フォーマットであ
り、フォーマットBの場合には、区間(242)は、その
先端から0.5Hの区間にオール“1"のプリアンブル信号が
記録され、残る1Hの区間にキューインデックス信号CUIX
としてオール“0"が記録され、フォーマットCの場合に
は、フォーマットBにおけるキューインデックス信号CU
IXとしてオール“1"が記録される。
さらに、フォーマットD,Eの場合には、区間(241)がフ
ォーマットB,Cの区間(242)と等しくされるとともに、
区間(242)がフォーマットAの区間(242)と等しくさ
れる。
そして、以上のフォーマットは、VTRのグレードに対応
して第5図のタイプI〜IVのいずれかのタイプで使用さ
れる。
すなわち、同図Aに示すように、テープ(1)上の記録
が複数のカットに分割されているものとする(ここでい
う「カット」とは、チャプタなどの概念も含む)。する
と、タイプIの場合には、同図Bに示すように、各カッ
トにかかわらずフォーマットAでインデックス信号が記
録される。したがって、このタイプIは、上位機種(高
級機)においてインデックス信号CDIXのIDコードID0〜I
D5をチェックすることにより絶対位置などの情報を得る
ことができる。
さらに、タイプIIの場合には、同図Cに示すように各カ
ットの始めから例えば10秒間はフォーマットBでインデ
ックス信号が記録され、残る期間はフォーマットCでイ
ンデックス信号が記録される。したがって、このタイプ
Iは、下位機種(ローコスト機)において“0",“1"を
判別することにより各カットの頭出しを行う場合に使用
できる。
また、タイプIIの場合には、同図Dに示すように、各カ
ットの始めから例えば10秒間はフォーマットAとBとで
トラック(2)ごとに交互にインデックス信号が記録さ
れ、残る期間はフォーマットAとCとでトラック(2)
ごとに交互にインデックス信号が記録される。したがっ
て、このタイプIIIによれば、下位機種においては、イ
ンデックス信号CUIXの“0",“1"を判別することにより
各カットの頭出しができ、上位機種ではインデックス信
号CDIXのIDコードID0〜ID5をチェックすることにより絶
対位置などの情報を得ることができる。つまり、下位機
種及び上位機種に対してコンパチブルとなる。
さらに、タイプIVの場合には、同図Eに示すように、各
カットの始めから例えば10秒間はフォーマットDでイン
デックス信号が記録され、残る期間はフォーマットEで
インデックス信号が記録される。したがって、このタイ
プIIIによれば、下位機種においては、インデックス信
号CUIXの“0",“1"を判別することにより各カットの頭
出しができ、上位機種ではインデックス信号CDIXのIDコ
ードID0〜ID5をチェックすることにより絶対番地などの
情報を得ることができ、やはり、下位機種及び上位機種
に対してコンパチブルとなる。
上記第4図及び第5図に示すインデックス信号の各種組
み合せにおいても、消去コードIERSが、理想的には、こ
れらインデックス信号CDIX,CUIXを上書きするように記
録されることになるが、ポストアンブル区間(241)〜
ガード区間(25)の間に1つの消去コードIERSが記録さ
れていれば、当該トラックのインデックス信号CDIX(及
びCUIX)は無効となされるため、インデックス信号の形
態がどのように変化しようとも消去コードIERSの機能
(当該トラックのインデックス信号を無効にすること)
は確実に行なわれることになる。
なお、上述においては、8ミリビデオの場合であるが、
映像信号区間(28)を複数の区間に分割し、その分割区
間にPCM音声信号やスティル画像の映像信号のような情
報信号を記録ないし再生するマルチトラック機の場合に
も適用できる。さらに、フォーマットA〜Cにおいて区
間(241)を無信号区間としたり、他のインデックス信
号などを記録再生することもできる。また、形成回路
(82)において消去コードIERSを形成し、検出回路(9
1)及び制御回路(92)により消去コードIERSにしたが
って古いインデックス信号の処理を禁止する代わりに、
コントローラ(52)において古いインデックス信号を無
視するようにしてもよく、更に、区間(21),(22),
(29)(第6図参照)にインデックス信号を記録再生す
る場合にも、適用できる。
H 発明の効果 上述のように、この発明に係る情報信号の磁気記録再生
装置によれば、アフターレコーディングのずれによっ
て、インデックス信号上に消去コードが上書きできずに
1つのトラックにインデックス信号と消去コードが並存
する場合において、当該トラックのインデックス信号を
無効にでき、消去されるべきインデックス信号の残存に
基づく誤動作を事前に防止することができる。即ち、消
去コードの機能(インデックス信号を無効にする)を確
実に行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る磁気再生装置の実施例の構成
(特にその回路系)を示す回路図、第2図は本実施例に
係る磁気再生装置の信号処理を示すタイミングチャー
ト、第3図は本実施例に係る磁気記録再生装置の記録処
理回路及び再生処理回路の一構成例を示す回路図、第4
図は各トラックのポストアンブル区間及びインデックス
区間に記録されるインデックス信号の数種のフォーマッ
ト例を示す説明図、第5図はカット毎に記録されるイン
デックス信号のパターン例を示す説明図、第6図は8ミ
リビデオ対応の磁気記録再生装置によって磁気テープに
記録されるトラックフォーマットの一例を示す説明図、
第7図は各トラックの記録フォーマットを示す説明図、
第8図はアフターレコーディングのずれによる不都合点
を示す説明図である。 (31),(41),(51)は記録処理回路、(37),(4
3),(53)は再生処理回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報信号が所定の期間分づつ斜めの1本の
    磁気トラックとして順次記録されているとともに、 上記磁気トラックにおいて上記情報信号の記録されてい
    ない位置にインデックス区間を有し、 このインデックス区間にインデックス信号が記録されて
    いる磁気テープから回転磁気ヘッドにより上記情報信号
    を再生するヘリカルスキャン型の磁気再生装置におい
    て、 新たに書き込まれたインデックス信号の消去コードが再
    生されたことを検出する検出手段と、 上記消去コードの再生が検出されたとき、この検出出力
    により同一磁気トラック上のインデックス区間に記録さ
    れているインデックス信号を無視するように制御する制
    御手段と を有することを特徴とする磁気再生装置。
JP25918586A 1986-10-30 1986-10-30 情報信号の磁気再生装置 Expired - Lifetime JPH0752573B2 (ja)

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