JP2522266B2 - 情報信号の磁気記録装置 - Google Patents

情報信号の磁気記録装置

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JP2522266B2 JP61259909A JP25990986A JP2522266B2 JP 2522266 B2 JP2522266 B2 JP 2522266B2 JP 61259909 A JP61259909 A JP 61259909A JP 25990986 A JP25990986 A JP 25990986A JP 2522266 B2 JP2522266 B2 JP 2522266B2
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【発明の詳細な説明】 以下の順序で説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段(第1図) F 作用 G 実施例 G1第1の実施例(第1図〜第3図) G2他の実施例 H 発明の効果 A 産業上の利用分野 この発明は情報信号の磁気記録装置に関する。
B 発明の概要 この発明は、磁気トラックにおいて情報信号形成信号
(Ps)に基づいて情報信号(23)の記録されている区間
よりも上流側に、この情報信号(23)の記録されている
区間ないしインデックス区間(242)の位置の基準とな
るように基準コード形成信号(Sr)に基づいて基準コー
ド(REFC)を記録し、磁気トラックにおいて情報信号
(23)の記録されている区間よりも下流側に設けられた
インデックス区間(242)に、情報信号形成信号(Ps)
に関連したインデックス信号(CDIX)をインデックス信
号形成信号(Si)に基づいて記録する情報信号の磁気記
録装置であり、このようにすることにより、基準コード
(REFC)を基準にして、情報信号(23)と、インデック
ス信号(CDIX)とを順次連続して記録することができる
ので、これらの信号がずれて記録されることがないもの
である。
C 従来の技術 8ミリビデオにおける磁気テープのトラックフォーマ
ットは、第4図に示すように定められている。
すなわち、同図において、(1)は磁気テープ、
(2)は磁気トラックを示し、このトラック(2)は、
互いに180゜の角間隔を有する2つの回転磁気ヘッドに
より、テープ(1)に対して斜めに、かつ、その回転ヘ
ッドの221゜の回転角に相当する長さに形成ないし走査
される。そして、トラック(2)の先端から、回転ヘッ
ドの36゜の回転角に相当する区間(2S)が音声信号用と
され、残る185゜の回転角に相当する区間(2V)が映像
信号用とされている。
そして、音声トラック(2S)は、図のような配分で区
間(21)〜(25)に分割され、区間(21)は回転ヘッド
の走査開始区間(ヘッド突入区間)、区間(22)はクロ
ックランインの記録再生されるプリアンブル区間、(2
3)はPCM音声信号の記録再生される音声データ区間、
(24)はアフターレコーディング時におけるバックマー
ジン用のポストアンプル区間、区間(25)はトラック
(2S),(2V)に対するガード区間とされている。
また、この場合、区間(23)のPCM音声データは、1
フィールド区間分のステレオ音声信号が時間軸圧縮及び
PCM信号化されるとともに、エラー訂正コード及びIDコ
ードなどを有する信号とされる。そして、区間(22)〜
(24)の信号は、その値が“0"のときには2.9MHz、“1"
のときには5.8MHzのバイフェイズマーク信号に変換され
てから記録されている。
さらに、映像トラック(2V)は、ガード区間(25)に
続く180゜の回転角に相当する区間(28)と、残る5゜
の回転角に相当する区間(29)とに分割され、区間(2
8)には、輝度信号により変調されたFM信号と、低域変
換された搬送信号と、モノラル音声信号により変調され
たFM信号と、パイロット信号との周波数多重化信号の1
フィールドが記録再生される。また、区間(29)は回転
ヘッドの走査終了区間(ヘッド離間区間)である。
このようなフォーマットによれば、音声データ区間
(23)に、音声信号と同時にIDコードが記録されるの
で、このIDコードとして各種のデータ、例えば記録年月
日,絶対位置,プログラム番号などを記録でき、再生時
の頭出しや編集などにきわめて便利である。
ところが、IDコードは、音声データ区間(23)に記録
されるとき、PCM音声データとともにインターリーブに
より区間(23)内に分散されて記録される。したがっ
て、IDコードを正しく再生するには、区間(23)をかな
りの長さにわたって回転ヘッドが正しく走査する必要が
ある。
しかし、サーチ再生時には、テープ(1)が記録時の
例えば30倍の速度で走行するので、回転ヘッドは区間
(23)を斜めに横切って走査することになり、したがっ
て、サーチ再生時には、IDコードをかなりの期間にわた
って正しく再生できないことがある。
そこで、音声トラック(2S)のポストアンブル区間
(24)にIDコードなどのインデックス信号を記録再生す
ることが考えられている。
すなわち、この区間(24)は、回転ヘッドの2.06゜に
相当する長さであるが、これを時間の長さに換算する
と、回転角の180゜が262.5H(1Hは1水平期間)に等し
いので、区間(24)の時間長は、 となる。
そこで、例えば第5図A,Bに示すように、区間(24)
は前半の1.5H区間(241)と、残る後半の1.5H区間(24
2)とに分割される。そして、同図Cに示すように、区
間(241)には区間(23)のPCM音声データに対するオー
ル“1"のポストアンブル信号が記録され、区間(242)
は、その先端から0.5Hの区間にオール“1"のプリアンブ
ル信号が記録され、残る1Hの区間にコーディングインデ
ックス信号CDIXが記録される。
そして、コーディングインデックス信号CDIXである
が、これは、同図Dに示すように、ブロックBLK1〜BLK6
及び予備ブロックBAUXに等分され、さらに、同図Eに示
すように、ブロックBLK1〜BLK6は3ビットのマークコー
ドと、8ビットのIDコードID0〜ID4と、それらのための
8ビットのCRCコードとに分割される。
この場合、ブロックBLK1〜BLK6は、PCM音声データ区
間(23)に記録されるIDコードID0〜ID4が属するモード
1〜モード6に対応し、IDコードID0〜ID4は、区間(2
3)に記録されるIDコードID0〜ID4と同一のものであ
り、テープ(1)上の絶対位置,記録内容の各カットに
おけるカット番号,記録の行われた年月日及び時分秒な
どの信号である。
また、区間(242)におけるインデックス信号CDIX
は、音声トラック(2S)における信号と同様、“0"のと
きには2.9MHz、“1"のときには5.8MHzとなるバイフェイ
ズマーク信号に変換されてから記録される。
このようなインデックス信号CDIXの記録フォーマット
によれば、変速再生時、回転ヘッドはトラック(2)を
斜めに横切ることになるが、区間(242)は1.5水平区間
と短いので、例えば30倍速のサーチ再生時でも区間(24
2)に対して回転ヘッドはほぼ平行に、あるいはほぼ正
しくトラッキングして走査することになり、インデック
ス信号CDIX(IDコード)を確実に再生することができ
る。
また、IDコードは、モード1〜6によりその意味が異
なるので、区間(23)にPCM音声データとともに記録さ
れているIDコードを使用する場合には、6本のトラック
を再生しなければならず、6フィールド期間を必要とす
るが、上述のフォーマットによれば、1つの区間(24
2)にすべてのモード1〜6のIDコードがインデックス
信号CDIXとして記録されているので、区間(242)の1
水平区間を再生するだけでよく、必要なIDコードを直ち
に得ることができる。
さらに、映像信号Sc及び音声信号L,Rの記録後、イン
デックス信号CDIXだけを単独に記録することができ、例
えば編集済みのテープ(1)に対してチャプタ番号など
をつけることができる。
第6図はインデックス信号の他の例を示す。すなわ
ち、フォーマットAの場合が上述の信号フォーマットで
あり、フォーマットBの場合には、区間(242)は、そ
の先端から0.5Hの区間にオール“1"のプリアンブル信号
が記録され、残る1Hの区間にコーディングインデックス
信号CDIXを簡略化したキューインデックス信号CUIXとし
てオール“0"が記録され、フォーマットCの場合には、
フォーマットAにおけるキューインデックス信号CUIXと
してオール“1"が記録される。
さらに、フォーマットD,Eの場合には、区間(241)が
フォーマットB,Cの区間(242)と等しくされるととも
に、区間(242)がフォーマットAの区間(242)と等し
くされる。
そして、以上のフォーマットは、VTRのグレードに対
応してタイプI〜IVのいずれかのタイプで使用される。
すなわち、第7図Aに示すように、テープ(1)上の
記録が複数のカットに分割されているものとする(ここ
でいう「カット」とは、チャプタなどの概念も含む)。
すると、タイプIの場合には、同図Bに示すように、各
カットにかかわらずフォーマットAでインデックス信号
が記録される。したがって、このタイプIは、上位機種
(高級機)においてインデックス信号CDIXのIDコードID
0〜ID5をチェックすることにより絶対位置などの情報を
得ることができる。
さらに、タイプIIの場合には、同図Cに示すように各
カットの始めから例えば10秒間はフォーマットBでイン
デックス信号が記録され、残る期間はフォーマットCで
インデックス信号が記録される。したがって、このタイ
プIは、下位機種(ローコスト機)において“0",“1"
を判別することにより各カットの頭出しを行う場合に使
用できる。
また、タイプIIIの場合には、同図Dに示すように、
各カットの始めから例えば10秒間はフォーマットAとB
とでトラック(2)ごとに交互にインデックス信号が記
録され、残る期間はフォーマットAとCとでトラック
(2)ごとに交互にインデックス信号が記録される。し
たがって、このタイプIIIによれば、下位機種において
は、インデックス信号CUIXの“0",“1"を判別すること
により各カットの頭出しができ、上位機種ではインデッ
クス信号CDIXのIDコードID0〜ID5をチェックすることに
より絶対位置などの情報を得ることができる。つまり、
下位機種及び上位機種に対してコンパチブルとなる。
さらに、タイプIVの場合には、同図Bに示すように、
各カットの始めから例えば10秒間はフォーマットDでイ
ンデックス信号が記録され、残る期間はフォーマットE
でインデックス信号が記録される。したがって、このタ
イプIIIによれば、下位機種においては、インデックス
信号CUIXの“0",“1"を判別することにより各カットの
頭出しができ、上位機種ではインデックス信号CDIXのID
コードID0〜ID5をチェックすることにより絶対番地など
の情報を得ることができ、やはり、下位機種及び上位機
種に対してコンパチブルとなる。
文献:特願昭57−15287号,特願昭60−204991号,特願
昭60−64554号及び特願昭60−161438号など D 発明が解決しようとする問題点 ところが、上述のようにポストアンブル区間(24)に
インデックス信号CDIX(ないしCUIX)が記録されている
と、古いPCM音声データの上に新しいPCM音声信号をアフ
ターレコーディングしたり、区間(242)のインデック
ス信号を書き換えたりした場合、トラブルを生じること
がある。
すなわち、第8図Aは、第4図及び第5図Aの音声ト
ラック(2S)及び映像トラック(2V)の始端付近を再掲
したものであるが、これはあくまでも基準となる記録フ
ォーマットである。そして、実際のVTRにおいては、PCM
音声信号をアフターレコーディングしたとき、メカニズ
ムの誤差や信号のタイミングの誤差などにより、同図B
に示すように、区間(22)〜(24)が全体的にトラック
(28)側にずれたり、同図Cに示すように、区間(22)
〜(24)が逆にトラック(2)の始端側にずれてしまう
ことがある。また、PCM音声信号を映像信号と同時に記
録する場合も、同様の誤差により同図B,Cに示すよう
に、区間(22)〜(24)の位置がずれることがある。
したがって、今、区間(22)〜(24)が同図Bに示す
ようにずれて記録の行われているトラック(2)に対し
て、区間(22)〜(24)が同図Cに示すようにずれて記
録の行われるVTRを使用してPCM音声信号をアフターレコ
ーディングすると、その記録結果は同図Dに示すように
なる。すなわち、アフターレコーディングにより新しく
区間(22)〜(24)が形成されるが、このとき、新しい
区間(24)と、映像トラック(28)との間に、古い区間
(24)、特に区間(242)が残っている。
そして、このようなトラック(2)を回転ヘッドが走
査すると、新しい区間(242)により新しいインデック
ス信号CDIXが得られ、続いて古い区間(242)により古
いインデックス信号CDIXが得られるので、インデックス
信号CDIXを使用して各種の制御を行っている場合、トラ
ブルを生じてしまう。
さらに、同図Cに示すように記録されたトラック
(2)に対して、同図Bに示すようにずれて記録を行う
VTRを使用してインデックス信号CDIXだけを単独に記録
した場合には、同図Eに示すように、古い区間(242)
に続いて新しい区間(242)が形成されることもある。
そして、この場合にも、新しい区間(242)と古い区間
(242)とが混在するので、再生時、やはりトラブルを
生じてしまう。
この発明は、このような問題点を解決しようとするも
のである。
E 問題点を解決するための手段 この発明は、回転磁気ヘッドの回転周面に対して磁気
テープが所定の角範囲にわたって斜めに一定の速度で走
行され、情報信号が上記回転磁気ヘッドに所定期間分づ
つ供給されて上記磁気テープに斜めに磁気トラックとし
て順次記録されていくヘリカルスキャン型の磁気記録装
置において、上記回転磁気ヘッドの回転に基づいた信号
(Pr)の立ち上がりを基準にして基準コード形成信号
(Sr)を生成する基準コード形成信号生成手段(63)、
(64)、(65)、(66)、(71)と、上記回転磁気ヘッ
ドの回転に基づいた信号(Pr)の立ち下がりを基準にし
て上記情報信号形成信号(Ps)を生成する情報信号形成
信号生成手段(67)と、上記情報信号形成信号(Ps)の
立ち下がりを基準にしてインデックス信号形成信号(S
i)を生成するインデックス信号形成信号生成手段(5
2)、(51)とを備え、上記磁気トラックにおいて上記
情報信号形成信号(Ps)に基づいて情報信号(23)の記
録されている区間よりも上流側に、この情報信号(23)
の記録されている区間ないしインデックス区間(242)
の位置の基準となるように上記基準コード形成信号(S
r)に基づいて基準コード(REFC)を記録し、上記磁気
トラックにおいて上記情報信号(23)の記録されている
区間よりも下流側に設けられたインデックス区間(24
2)に、上記情報信号形成信号(Ps)に関連したインデ
ックス信号(CDIX)をインデックス信号形成信号(Si)
に基づいて記録するようにしたことを特徴とする情報信
号の磁気記録装置である。
F 作用 PCM音声データないしインデックス信号CDIXの記録位
置にずれを生じることがない。
G 実施例 G1第1の実施例 第1図において、(34A),(34B)は回転磁気ヘッド
を示し、このヘッド(34A),(34B)は、互いに180゜
の角間隔を有し、回転軸(61)を通じてモータ(62)に
よりフレーム周波数で回転させられるとともに、その回
転周面に対して磁気テープ(1)がほぼ221゜の角範囲
にわたって斜めに一定の速度で走行させられている。そ
して、この場合、図示はしないが、ヘッド(34A),(3
4B)の回転位相は、記録時にはその記録される映像信号
に同期するように、再生時にはトラック(2)を正しく
走査するようにサーボ制御される。
したがって、第2図A及び第4図に示すように、一つ
おきのフィールド期間Taには、ヘッド(34A)がトラッ
ク(2)の区間(28)を走査するとともに、期間Taの前
の1/5フィールド期間にヘッド(34A)が区間(28)の前
の区間(2S)を走査し、また、残る1つおきのフィール
ド期間Tbには、ヘッド(34B)がトラック(2)の区間
(28)を走査するとともに期間Tbの前の1/5フィールド
期間にヘッド(34B)が区間(28)の前の区間(2S)を
走査することになる。
そして、記録時には、カラー映像信号Sc及びモノラル
音声信号Smが、記録処理回路(31)に供給されて上述し
たFM輝度信号と、低域変換された搬送色信号と、FM音声
信号と、パイロット信号との周波数多重化信号Sfが第2
図Bに示すように連続して取り出され、この信号Sfがス
イッチ回路(32)に供給される。
また、例えば回転軸(61)にパルス発生手段(63)が
設けられてヘッド(34A),(34B)の1回転ごとにヘッ
ド(34A),(34B)の回転位相を示すフレーム周期のパ
ルスPgが取り出され、このパルスPgが整形アンプ(64)
を通じて信号形成回路(65)に供給されて同図Cに示す
ように期間Ta,Tbごとに反転する矩形波信号Swが取り出
され、この信号Swがスイッチ回路(32)にその制御信号
として供給され、スイッチ回路(32)は期間TaとTbと
で、図の状態と図とは逆の状態とに切り換えられる。し
たがって、スイッチ回路(32)からは同図Dに示すよう
に信号Sf,Sfが期間Ta,Tbごとに交互に取り出される。
そして、この信号Sf,Sfが記録アンプ(33A),(33
B)を通じ、さらに、スイッチ回路(67A),(67B)の
記録側接点Rを通じてヘッド(34A),(34B)に供給さ
れる。したがって、第9図に示すようにテープ(1)に
は期間Ta,Tbごとに信号Sf,Sfが映像信号区間(28),
(28)として順次記録されていく。
また、信号Swが形成回路(66)に供給されて同図E及
び第3図A〜Cに示すように、ヘッド(34A),(34B)
が区間(21)の終わりの3水平区間(211)を走査して
いる期間に“H"レベルとなるパルスPrが、信号Swの変化
点を基準にして形成され、このパルスPrが記録処理回路
(71)に供給されて第2図F及び第3図Bに示すよう
に、ヘッド(34A),(34B)が区間(211)の前半の1.5
水平区間を走査しているときにはプリアンブル信号が形
成され、後半の1.5水平区間を走査しているときには、
特定のビットパターンとなる基準コードREFCが形成され
るとともに、これらプリアンブル信号及び基準コードRE
ECがバイファイズマーク信号Srに変換されて取り出され
る。
そして、この信号Srが、フィールド期間Taには、オア
回路(42)→スイッチ回路(32)→アンプ(33B)→ス
イッチ回路(67B)の接点Rの信号ラインを通じてヘッ
ド(34B)に供給され、期間Tbには、オア回路(42)→
スイッチ回路(32)→アンプ(33A)→スイッチ回路(6
7A)の接点Rの信号ラインを通じてヘッド(34A)に供
給される。したがって、トラック(2)には、映像信号
区間(28)に信号Sfが記録されるのに先立って第3図A,
Bに示すように区間(21)の終端に信号Sr、すなわち、
プリアンブル信号及び基準コードREFCが記録される。
さらに、ステレオ音声信号L,Rが記録処理回路(41)
に供給されるとともに、IDコード(インデックス信号CD
IX)が、これを管理するコントローラ(52)から処理回
路(41)に供給される。また、パルスPrが形成回路(6
7)に供給されて第2図G及び第3図Dに示すようにパ
ルスPrの立ち下がり点を基準にしてヘッド(34A),(3
4B)が区間(22)及び(23)を走査している期間に“H"
レベルとなるパルスPsが形成され、このパルスPsが処理
回路(41)に供給されて第2図Hに示すように、1フィ
ールド期間分の信号L,R及びIDコードが、Ps=“H"の期
間に時間軸圧縮されるとともにPCM信号化され、区間(2
2)のプリアンプル信号が付加されたのち、バイフェイ
ズマーク信号Ssに変換されて取り出される。
そして、この信号Ssが、フィールド期間Taには、オア
回路(42)→スイッチ回路(32)→アンプ(33B)→ス
イッチ回路(67B)の接点Rの信号ラインを通じてヘッ
ド(34B)に供給され、期間Tbには、オア回路(42)→
スイッチ回路(32)→アンプ(33A)→スイッチ回路(6
7A)の接点Rの信号ラインを通じてヘッド(34A)に供
給される。したがって、トラック(2)には、区間(2
1)に信号Srが記録されたのに続いて区間(22)及び(2
3)に信号Sp、すなわち、プリアンブル信号及びPCM音声
データが記録される。
また、コントローラ(52)から上述したインデックス
信号CDIX(IDコード)が記録処理回路(51)に供給され
るとともに、第2図I及び第3図Eに示すように形成回
路(66)においてパルスPrの立ち下がり点を基準にして
ヘッド(34A),(34B)が区間(242)を走査している
1.5水平期間に“H"レベルになるパルスPiが形成され、
このパルスPiが処理回路(51)に供給されて第2図Jに
示すように、Pi=“H"の期間にプリアンブル信号及びイ
ンデックス信号CDIXがバイフェイズマーク信号Siに変換
されて取り出される。
そして、この信号Siが、フィールド期間Taには、オア
回路(42)→スイッチ回路(32)→アンプ(33B)→ス
イッチ回路(67B)の接点Rの信号ラインを通じてヘッ
ド(34B)に供給され、フィールド期間Tbには、オア回
路(42)→スイッチ回路(32)→アンプ(33A)→スイ
ッチ回路(67A)の接点Rの信号ラインを通じてヘッド
(34A)に供給される。したがって、トラック(2)に
は、PCM音声データ区間(23)に信号Spが記録されたの
に続いて区間(242)に信号Si、すなわち、プリアンブ
ル信号及びインデックス信号CDIXが記録される。
したがって、トラック(2)には、第3図に示すよう
なフォーマットで各信号が記録される。
一方、再生時には、ヘッド(34A),(34B)によりト
ラック(2)から信号Sr,Ss,Si及び信号Sfが、同図Iに
示すように交互に再生され、この再生された信号Sr〜Si
及びSfがスイッチ回路(67A),(67B)の再生側接点P
を通じ、さらに再生アンプ(35A),(35B)を通じてス
イッチ回路(36)に供給されるとともに、信号Swがスイ
ッチ回路(36)にその制御信号として供給され、スイッ
チ回路(36)からは信号Sfが連続して取り出されるとと
もに、信号Sr〜Siが各フィールド期間ごとに取り出され
る。
そして、スイッチ回路(36)からの信号Sfが再生処理
回路(37)に供給されてもとのカラー映像信号Sc及びモ
ノラル音声信号Smが取り出される。
また、スイッチ回路(36)からの信号Sr〜Siが再生処
理回路(73)に供給されるとともに、パルスPrが処理回
路(73)にウインドウ信号として供給されて信号Srから
基準コードREFCが取り出され、このコードREFCが形成回
路(67)に供給されてコードREFCを時間(ヘッド(34
A),(34B)の走査位置)の基準として第3図C〜Eに
示すように、パルスPs,Piが形成される。
また、スイッチ回路(36)からの信号Ss〜Siが再生処
理回路(43)に供給されるとともに、パルスPsが処理回
路(43)にウインドウ信号として供給されて信号Saから
もとのステレオ音声信号L,Rが取り出される。また、信
号SsからIDコード(インデックス信号CDIX)も取り出さ
れてコントローラ(52)に供給される。
さらに、スイッチ回路(36)からの信号Ss〜Siが再生
処理回路(53)に供給されて信号Siからインデックス信
号CDIXが取り出されてコントローラ(52)に供給され、
コントローラ(52)においては、処理回路(53)からイ
ンデックス信号CDIXが得られたときには、このインデッ
クス信号CDIXを使用して、処理回路(53)からインデッ
クス信号CDIXが得られないときには(これは、区間(24
2)にインデックス信号CDIXが記録されていないと
き)、処理回路(43)からのインデックス信号CDIX(ID
コード)を使用して頭出し、絶対位置、カット番号など
の処理が行われる。
また、古いPCM音声データが記録されている区間(2
2),(23)に新しくPCM音声信号をアフターレコーディ
ングする場合には、ヘッド(34A),(34B)により区間
(21)から信号Srが再生されて処理回路(73)から基準
コードREFCが取り出され、このコードREFCを基準にして
処理回路(67)において第3図Dに示すようにパルスPs
が形成され、このパルスPsにしたがって信号Ssが形成さ
れるとともに、このパルスPsにより同図Fに示すように
Ps=“H"の期間だけVTRは記録モードされる。したがっ
て、区間(22)及び(23)にプリアンブル信号及びPCM
音声信号がアフターレコーディングされる。
さらに、古いインデックス信号CDIXを書き換える場合
も同様であり、区間(21)から再生された基準コードRE
FCにしたがってパルスPiが形成されて信号Siが形成され
るとともに、同図Gに示すように、Pi=“H"の期間だけ
VTRは記録モードとされ、したがって、区間(24)に新
しいインデックス信号CDIXが記録される。
なお、PCM音声信号の記録できないVTRにより映像信号
が記録されているテープ(1)に対してPCM音声信号な
いしインデックス信号を全く新しく記録する場合には、
基準コードREFCは得られないが、この場合には、形成回
路(66)からのパルスPrを使用して同様に記録が行われ
る。
こうして、この発明によれば、トラック(2)の先頭
に記録されたコードREFCを時間あるいはトラック(2)
の長さ方向における位置の基準としてPCM音声信号ない
しインデックス信号CDIXのアフターレコーディングない
し書き換えを行っているので、PCM音声信号ないしイン
デックス信号CDIXの記録される区間(22),(23)ない
し(24)がずれることがない。したがって、古いPCM音
声信号や古いインデックス信号CDIXが再生されてトラブ
ルを生じることがない。
G2他の実施例 なお、上述においては、8ミリビデオの場合である
が、映像信号区間(28)を複数の区間に分割し、その分
割区間にPCM音声信号やスティル画像の映像信号のよう
な情報信号を記録ないし再生するマルチトラック機の場
合にも適用できる。さらに、フォーマットA〜Cにおい
て区間(241)を無信号区間としたり、他のインデック
ス信号などを記録再生することもできる。また、区間
(22),(29)にインデックス信号を記録再生する場合
にも、適用できる。
H 発明の効果 この発明によれば、磁気トラックにおいて情報信号形
成信号(Ps)に基づいて情報信号(23)の記録されてい
る区間よりも上流側に、この情報信号(23)の記録され
ている区間ないしインデックス区間(242)の位置の基
準となるように基準コード形成信号(Sr)に基づいて基
準コード(REFC)を記録し、磁気トラックにおいて情報
信号(23)の記録されている区間よりも下流側に設けら
れたインデックス区間(242)に、情報信号形成信号(P
s)に関連したインデックス信号(CDIX)をインデック
ス信号形成信号(Si)に基づいて記録する情報信号の磁
気記録装置であり、このようにすることにより、基準コ
ード(REFC)を基準にして、情報信号(23)と、インデ
ックス信号(CDIX)とを順次連続して記録することがで
きるので、これらの信号がずれて記録されることがない
という効果を奏する。従って、古いPCM音声信号や古い
インデックス信号(CDIX)が再生されてトラブルを生じ
ることがないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一例の系統図、第2図〜第8図はそ
の説明のための図である。 (31),(41),(51),(71)は記録処理回路、(3
7),(43),(53),(73)は再生処理回路である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転磁気ヘッドの回転周面に対して磁気テ
    ープが所定の角範囲にわたって斜めに一定の速度で走行
    され、 情報信号が上記回転磁気ヘッドに所定期間分づつ供給さ
    れて上記磁気テープに斜めに磁気トラックとして順次記
    録されていくヘリカルスキャン型の磁気記録装置におい
    て、 上記回転磁気ヘッドの回転に基づいた信号の立ち上がり
    を基準にして基準コード形成信号を生成する基準コード
    形成信号生成手段と、 上記回転磁気ヘッドの回転に基づいた信号の立ち下がり
    を基準にして情報信号形成信号を生成する情報信号形成
    信号生成手段と、 上記情報信号形成信号の立ち下がりを基準にしてインデ
    ックス信号形成信号を生成するインデックス信号形成信
    号生成手段とを備え、 上記磁気トラックにおいて上記情報信号形成信号に基づ
    いて情報信号の記録されている区間よりも上流側に、こ
    の情報信号の記録されている区間ないしインデックス区
    間の位置の基準となるように上記基準コード形成信号に
    基づいて基準コードを記録し、上記磁気トラックにおい
    て上記情報信号の記録されている区間よりも下流側に設
    けられたインデックス区間に、上記情報信号形成信号に
    関連したインデックス信号をインデックス信号形成信号
    に基づいて記録するようにしたことを特徴とする情報信
    号の磁気記録装置。
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