JPH0752514A - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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Publication number
JPH0752514A
JPH0752514A JP20386493A JP20386493A JPH0752514A JP H0752514 A JPH0752514 A JP H0752514A JP 20386493 A JP20386493 A JP 20386493A JP 20386493 A JP20386493 A JP 20386493A JP H0752514 A JPH0752514 A JP H0752514A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
master
roller
plate cylinder
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP20386493A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Kobayashi
一喜 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Ricoh Co Ltd filed Critical Tohoku Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH0752514A publication Critical patent/JPH0752514A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マスタを確実に排版でき且つ、小型で安価で
騒音の少ない新規な印刷装置を提供する。 【構成】 一部に開口14を有するドラム1と、ドラム
1に対して移動可能に、開口14を通して張設された可
撓性の版胴2と、ドラム1の内部に配置され、ロール状
に巻かれたマスタ5を支持する支持ローラ16と、支持
ローラ16に隣ってドラム1の内部に配置され、マスタ
5を開口14通して版胴2の外周面へ向けて搬送するプ
ラテンローラ6と、ドラム1の内部に配置され、プラテ
ンローラ6により搬送されて版胴2の外周面に巻装され
たマスタ5を開口14を通して巻き取る巻き取りローラ
9と、ドラム1の内部の開口14に配置され、プラテン
ローラ6の周速度と略同じ周速度で版胴2をドラム1に
対して移動する駆動ローラ3と、マスタ5に印刷用紙3
2を押圧するプレスローラ30とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッド等で穿
孔したマスタを版胴に巻装し、印刷を行う孔版印刷装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタル式感熱孔版印刷装置
がよく知られている。この装置は孔版印刷用のマスタに
マスタを横切る方向に1列に配列された抵抗発熱素子か
らなるサーマルヘッドを接触させ、抵抗発熱素子の配列
方向に直交する方向へサーマルヘッドに相対的に移動さ
せ、抵抗発熱素子の選択的加熱によりドットマトリクス
式に穿孔製版を行い、この製版されたマスタを版胴の外
周面に巻き付け、そのマスタに印刷用紙をプレスローラ
等の押圧手段によって連続的に押し付けて、版胴に設け
られた開孔部、さらにマスタの穿孔部よりインキを滲み
出させて印刷を行っている。
【0003】上記マスタは、非常に薄いポリエステル等
の熱可塑性樹脂フィルム(以下、単に「フィルム」とい
う)と、多孔質の可撓性の支持体として合成繊維や和
紙、或いは和紙及び合成繊維を混抄したものとを貼り合
わせたラミネート構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記孔版印刷装置は、
印刷終了後、マスタを剥離・廃棄して新しいマスタを版
胴に巻装し、次の印刷を行っている。マスタの支持体或
いはマスタの表面に大量のインキが付着しているので、
マスタの排版時にマスタが排版部のガイド板、剥し爪等
に貼り付いてジャムが発生するという問題がある。
【0005】また、上記マスタは、その支持体として和
紙等を使用しているため和紙繊維が絡み合った部分にお
いてはインキの通過が阻害されインキが印刷用紙に転移
せずに、ベタ部に繊維模様が出たり、細線等がかすれる
俗に言う繊維目という不具合が発生する。
【0006】そこで、支持体となる和紙等を使用しない
でフィルム単体のみからなるマスタで印刷を行うように
することで繊維目を発生させないようにすることができ
るが、支持体を削除するとフィルムの厚さが数μmで有
り、マスタの腰が弱くなり、従来の孔版印刷装置では、
案内部材や、搬送ローラ等に貼り付いたり巻き付いたり
して、給排版時にジャムが発生するという問題がある。
【0007】上記孔版印刷装置は、長期にわたってこれ
を使用しないで放置した後に新たに印刷を再開すると、
版胴のインキが蒸発、或いはマスタの支持体にインキが
吸収されたりすることによりインキ量が減少し、版胴に
貼り付いているマスタが版胴より剥がれて装置内に垂れ
下がり或いは、落下し、装置内部を汚すという問題があ
った。
【0008】そこで、特開昭62−73987号公報に
示されているように、版胴上にロール状のマスタとマス
タの巻き取り部を配置し、マスタの切断部及び搬送部を
不要にした方式が紹介されている。
【0009】しかしながら、マスタの切断部及び搬送部
を不要にした方式には、ロール状のマスタと製版部とが
版胴の外周面より突出するので、押圧部材の移動距離が
長くなる。従って、押圧部材は、長い距離を高速度で作
動させられるので騒音を発生するという問題がある。ま
た、ロール状のマスタと製版部との版胴より突出した部
分と係合する凹状の変形押圧部材を用いる場合には、騒
音の発生は低くなるが、装置が大型化し、高価になると
いう問題もある。
【0010】また、版胴を三日月型にし、マスタと巻き
取り部とを版胴の外周面より突出しないように構成した
場合には、押圧部材の移動距離が短くなり騒音の発生が
低くなるが、マスタは、インキの粘着力により版胴に貼
り付いているため、マスタを版胴の外周面に沿って移動
させるには、大きな駆動力で巻き取り部を駆動する必要
があり、マスタの巻き取り時にマスタが破れるという不
具合が発生する。
【0011】従って、本発明は、マスタを確実に排版で
き且つ、小型で安価で騒音の少ない新規な印刷装置を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、孔版印刷装置
において、円筒状の多孔性のドラムと、多孔性の可撓性
の版胴と、マスタ支持手段と、プラテンローラと、巻き
取りローラと、移動手段と、プレスローラとを具備する
構成である。ドラムは、周壁の一部に開口を有する。版
胴は、ドラムの外周面に対して移動可能に、開口を通し
て略凹字型に張設される。マスタ支持手段は、ドラムの
内部に配置され、ロール状に巻かれたマスタを支持す
る。プラテンローラは、マスタ支持手段に隣ってドラム
の内部に配置され、マスタを開口を通して版胴の外周面
へ向けて搬送する。巻き取りローラは、ドラムの内部に
配置され、プラテンローラにより供給されて版胴の外周
面に巻装されたマスタを開口を通して巻き取る。駆動手
段は、ドラムの内部の開口に配置され、プラテンローラ
の周速度と略同じ周速度で版胴をドラムに対して移動す
る。プレスローラはマスタに印刷用紙を押圧する。
【0013】
【作用】マスタ支持手段に支持されたマスタは、プラテ
ンローラにより引き出され、サーマルヘッドにより穿孔
画像を書き込まれつつ、巻き取りローラと版胴との回転
により版胴の外周面に巻装される。穿孔画像が書き込ま
れ版胴外周面に巻装されたマスタは、インキ供給手段に
より版胴内周面からインキを供給され、プレスローラに
より印刷用紙が押し付けられ印刷される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1において、符号1は、円筒状のドラムを示
す。ドラム1は、剛体で形成され、その周壁の一部に開
口14を有し、図示しない筐体側板に支持され、その外
周面に版胴2を支持し、ドラム1と一体的に形成された
インキパイプ8を中心に矢印X方向へ図示しない駆動手
段により回転駆動される。図1、図3に示すように、ド
ラム1の外周面には、その略2/3の広さに亘たる凹窩
部が設けられ、この凹窩部には、インキを通過させるた
めに多数のインキ孔1aが形成され、凹窩部の外周面に
は、インキ通過性のインキ保持部材7が貼設されてい
る。インキ保持部材7は、例えば、発泡ゴム等の多孔質
の物質からなり、後述する版胴2との間に僅かな間隙を
形成するために、その厚さがドラム1の凹窩部の深さよ
りも薄く設定されている。図示しないインキ供給手段に
より、インキ保持部材7は、インキパイプ8から、イン
キ供給路8a、インキ孔1aを介してインキが供給され
る。ドラム1と版胴2とが摺接する摺接部1bは、摩擦
力を低減するためにフッ素樹脂等により被膜されてい
る。
【0015】版胴2は、ドラム1の外周面に対して移動
可能に、開口14を通して略凹字型に張設されている。
版胴2は、可撓性部材、例えば、ステンレス、ニッケル
或いは合成樹脂等により無端のベルト状に形成され、版
胴2を横切る方向に所定の幅でその全域にわたって、イ
ンキを通過させる複数の開孔2aが形成されている。更
に、版胴2の両端部には、図2に示すように、その全周
にわたって、夫々一列に回転駆動用の角孔2bが所定間
隔を保って設けられている。なお、図2には、テンショ
ンローラ4の図示を省略してある。ドラム1の内部であ
って開口14の両側縁には、版胴2をドラム1の外周面
に対して移動させる移動手段としての駆動ローラ3が夫
々配置されている。駆動ローラ3の両端部には、図1、
図2に示すように、その半径方向に突出し、上述した版
胴2の角孔2bに係合する突起15が複数設けられてい
る。各駆動ローラ3の軸3aは、ドラム1の側板に軸支
され、その一端には、プーリ20が夫々固定されてい
る。各駆動ローラ3の軸3aには、各駆動ローラ3が所
定方向へのみ回転するように、図示しないワンウェイク
ラッチが設けられている。図2に示すように、一方の駆
動ローラ3の軸3aの他端には、後述する巻き取りロー
ラ9の駆動用のプーリ25が固定されている。ドラム1
の内部であって、各駆動ローラ3と対向する位置には、
版胴2の緊張を調整するテンションローラ4が夫々配置
され、各テンションローラ4の軸4aも駆動ローラ3の
軸3aと同様にドラム1の側板に軸支されている。
【0016】ドラム1の内部であって、版胴2の外部に
は、ロール状に巻かれた熱可塑性樹脂のマスタ5を支持
する支持手段としての支持ローラ16と、支持ローラ1
6に隣って配置され、マスタ5を開口14を通して版胴
2の外周面へ向けて搬送するプラテンローラ6と、プラ
テンローラ6により搬送されて版胴2の外周面に巻装さ
れたマスタ5を開口14を通して巻き取る巻き取りロー
ラ9とが配置されている。プラテンローラ6に対向する
ドラム1の外周面近傍には、プラテンローラ6とにより
マスタ5に穿孔画像を書き込むサーマルヘッド10が配
置されている。
【0017】マスタ5は、ロール状に巻かれ、熱可塑性
樹脂のフィルムのみからなり、ドラム1の内部であっ
て、開口14の一部に支持ローラ16に繰り出し可能に
支持されている。
【0018】支持ローラ16は、インキパイプ8と平行
に延在していて、その一端がドラム1の一方の側板に固
定されている軸受23に軸支され、他端がドラム1の他
方の側板に固定されている軸受29にスプリング17を
介して軸支されている。スプリング17は、支持ローラ
16に対してその長手方向に付勢力を及ぼし、抜け止め
している。支持ローラ16は、スプリング17の付勢方
向と反対方向へ付勢することにより軸受23より着脱可
能である。支持ローラ16には、印刷時にマスタ5が繰
り出されないように、所定の制動力が作用させられてい
る。
【0019】巻き取りローラ9は、その一端の軸9aが
上述の支持ローラ16と同様にドラム1の一方の側板に
固定れた軸受24に軸支され、他端がドラム1の他方の
側板に軸支された駆動軸28に図示しない締結手段によ
り回転自在に一体的に接続されている。巻き取りローラ
9も上述の支持ローラ16と同様に軸受24より着脱自
在に構成されている。巻き取りローラ9の軸9aにも、
上述の駆動ローラ3と同様に巻き取りローラ9が所定方
向へのみ回転するように、図示しないワンウェイクラッ
チが設けられている。駆動軸28の端部には、トルクリ
ミッター26を介してプーリ29が固定され、上述した
駆動ローラ3のプーリ25とプーリ29との間には、ベ
ルト27が巻き掛けられている。トルクリミッター26
は、巻き取りローラ9の巻き取りによるマスタ5の張力
を所定の設定値以内になるように制御する。
【0020】プラテンローラ6は、その軸6aをドラム
1の側板に回転自在に支持され、図示しないステッピン
グモータにより所定の速度で回転駆動される。
【0021】図2に示すように、プラテンローラ6の軸
6aには、駆動プーリ19が嵌入固定され、軸6aの先
端部には、半径方向へ突出したピン6cが固設されてい
る。この軸6aには、図示しないステッピングモータの
駆動により回転し、先端部にピン6cと係合する凹部が
形成されたプラテン駆動軸18が図示しない接離手段に
より選択的に挿入される。駆動プーリ19と各プーリ2
0との間にはベルト21、22が夫々巻き掛けられてい
る。駆動プーリ19の直径及びプーリ20の直径は、等
しく設定されている。プラテン駆動軸18が軸6aに挿
入され、回転することにより、プラテンローラ6が回転
し、駆動プーリ19、ベルト21、プーリ20、軸3a
を介して駆動軸3が回転する。また、駆動プーリ19、
ベルト22、プーリ20、軸3aを介して駆動軸3が回
転する。更に、軸3a、プーリ25、ベルト27、プー
リ29、トルクリミッター26、駆動軸28を介して、
巻き取りローラ9が回転する。この時、上述したよう
に、駆動プーリ19の直径及びプーリ20の直径が、等
しく設定されていることにより、プラテンローラ6の周
速度と略等しい周速度で版胴2がドラム1に対して移動
する。
【0022】サーマルヘッド10は、ドラム1の外周面
近傍にプラテンローラ2と平行に延在していて、略く字
型の支持腕11の一端に固定されている。支持腕11の
他端には、加圧スプリング13が接続され、支持腕11
の一側面には、サーマルヘッド10をプラテンローラ6
にマスタ5を介して圧接した位置と、プラテンローラ6
から離間した位置とに、支軸11aを中心として変位さ
せる偏心カム12が配備されている。サーマルヘッド1
0の揺動は、図示しない駆動装置により偏心カム12の
偏心軸12aを回転させて行う。サーマルヘッド10
は、図示しない原稿読取部のA/D変換部及び製版制御
部(共に図示しない)で処理されて送出されるデジタル
画像信号に基づきマスタ5を選択的に溶融し穿孔画像を
形成する。
【0023】ドラム1の外周面の下方近傍には、印刷用
紙32を版胴1へ押し付ける版胴1に対して接離自在の
プレスローラ30と、版胴1とプレスローラ30との間
へ所定のタイミングで印刷用紙32を送るレジストロー
ラ対31とが配置されている。 プレスローラ30の図
1において右側には、排紙部が配設されている。排紙部
は、印刷済みの印刷用紙を順次積載する排紙トレイ34
と、版胴1の近傍に配置され印刷済みの印刷用紙(図示
しない)を版胴1から剥離する剥し爪33とを有する。
【0024】次に、この孔版印刷機の動作について以下
に記す。図1において、ドラム1はプラテンローラ6と
サーマルヘッド10とが対向する位置で停止している。
原稿がセットされ、製版指令が出されることにより、ス
テッピングモータによって駆動されるプラテン駆動軸1
8が図示しない接離手段によりプラテンローラ6の軸6
aの先端部に挿入される。この時、製版指令が偏心カム
12の偏心軸12aに接続されている駆動機構に送出さ
れ、偏心カム12が偏心軸12aを中心に加圧スプリン
グ13に抗して回転し、サーマルヘッド10をマスタ5
を挾んでプラテンローラ6に圧接する。
【0025】プラテンローラ6の回転と同時に、共に図
示しないA/D変換部及び製版制御部にて処理されて送
出されるデジタル画像信号によって、サーマルヘッド1
0の抵抗発熱素子が選択的に発熱され、マスタ5が選択
的に溶融され穿孔画像が形成される。マスタ5は、穿孔
画像が形成されつつプラテンローラ6が矢印方向へ回転
することにより、版胴2の外周面に搬送されながら、版
胴2が上述したようにベルト21、22を介して回転す
る各駆動ローラ3によりドラム1に対して移動し、同時
に、巻き取りローラ9が駆動ローラ3、プーリ25、ベ
ルト27、プーリ29、トルクリミッター26を介して
回転し、使用済みのマスタが所定の張力で巻き取られな
がら、新たに製版されたマスタが版胴2とともにドラム
1の外周面に巻着される。
【0026】版胴2がドラム1の外周面にマスタ5と共
に所定長さ送られ、プラテンローラ6の回転が停止し、
偏心カム12が回転してサーマルヘッド10をプラテン
ローラ6より離間させ、プラテン駆動軸18が接離手段
により軸6aから抜脱させられ、製版が完了し、印刷工
程が開始される。
【0027】図示しない給紙装置により1枚の印刷用紙
32がレジストローラ対31に給送され、このレジスト
ローラ対31によりドラム1の回転と同期した所定のタ
イミングで版胴2とプレスローラ30との間に印刷用紙
32が挿入される。そして、版胴2の外周面から離間し
ていたプレスローラ30が上方に移動し、矢印X方向に
回転する版胴2の外周面に巻装されたマスタ5に印刷用
紙32が押圧されることにより、インキ保持部材7のイ
ンキが版胴2の開孔部2a、マスタ5の穿孔部より印刷
用紙32の表面に転移されて印刷される。そして、印刷
された印刷用紙32は剥し爪33によって版胴2の外周
面から剥離され排紙トレイ34に排出されて、最初の1
枚目の印刷が終了する。次に上記動作と同様の動作によ
り所定枚数の印刷が順次連続的に行われる。
【0028】なお、本実施例に於いて、サーマルヘッド
6をドラム1の外部に配置したが、ドラム1の内部の適
宜の位置に配置するようにしても良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
版胴の内部に、支持ローラと巻き取りローラとを配置し
たので、版胴の外周面から突出する部材がなくなり、装
置をコンパクトに構成でき、更に、プレスローラをドラ
ムに接近させて配置でき、プレスローラの移動距離が短
くなるので、騒音の発生が低くなる。また、マスタを巻
き取りローラにより巻き取り排版するので、ジャムが発
生しなくなる。版胴を給版時にドラムに対して移動させ
るようにしたので、マスタの巻き取り時の負荷が低減さ
れ、強度の低いマスタでもジャムしたり、破れたりする
ことがなく、更には、巻き取りローラを駆動する駆動手
段を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す孔版印刷装置の断面図
である。
【図2】図1に示す孔版印刷装置の要部の平面図であ
る。
【図3】図2に示す孔版印刷装置の要部の断面図であ
る。
【符号の説明】 1 ドラム 2 版胴 3 移動手段としての駆動ローラ 4 テンションローラ 5 マスタ 6 プラテンローラ 7 インキ保持部材 8 インキパイプ 9 巻き取りローラ 10 サーマルヘッド 14 開口 16 支持ローラ 18 プラテン駆動軸 21、22、27 ベルト 26 トルクリミッター 28 駆動軸 30 プレスローラ 31 レジストローラ 32 印刷用紙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周壁の一部に開口を有する円筒状の多孔性
    のドラムと、 上記ドラムの外周面に対して移動可能に、上記開口を通
    して略凹字型に張設された多孔性の可撓性の版胴と、 上記ドラムの内部に配置され、ロール状に巻かれたマス
    タを支持するマスタ支持手段と、 上記マスタ支持手段に隣って上記ドラムの内部に配置さ
    れ、上記マスタを上記開口を通して上記版胴の外周面へ
    向けて搬送するプラテンローラと、 上記ドラムの内部に配置され、上記プラテンローラによ
    り搬送されて上記版胴の外周面に巻装された上記マスタ
    を、上記開口を通して巻き取る巻き取りローラと、 上記ドラムの内部の上記開口に配置され、上記プラテン
    ローラの周速度と略同じ周速度で上記版胴を上記ドラム
    に対して移動する移動手段と、 上記マスタに印刷用紙を押圧するプレスローラと、 を具備する孔版印刷装置。
JP20386493A 1993-08-18 1993-08-18 孔版印刷装置 Pending JPH0752514A (ja)

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