JPH0751385Y2 - スライドドアのローラアームの取付け構造 - Google Patents

スライドドアのローラアームの取付け構造

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JPH0751385Y2
JPH0751385Y2 JP701990U JP701990U JPH0751385Y2 JP H0751385 Y2 JPH0751385 Y2 JP H0751385Y2 JP 701990 U JP701990 U JP 701990U JP 701990 U JP701990 U JP 701990U JP H0751385 Y2 JPH0751385 Y2 JP H0751385Y2
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健造 川口
金吾 近藤
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車のスライドドアにおけるガイドローラ
を支持するローラアームの取付け構造に関する。
従来の技術 第5図は、自動車のスライドドアの一般的な支持構造を
示す。
同図において、1は自動車の車体、2はスライドドア、
3は、車体1の側面に設けられ、かつスライドドア2に
より開閉される開口である。
車体1における開口3の上部と下部、及び開口3より後
方における車体1の側面中位部には、前端部が車体1の
内方に向かって若干湾曲する前後方向を向く3本のガイ
ドレール4,5,6がそれぞれ固着されている。
各ガイドレール4,5,6に対応するスライドドア2の前上
部と前下部と後中位部とには、ガイドローラ装置7,8,9
がそれぞれ装着され、それらが各ガイドレール4,5,6に
沿って移動することにより、スライドドア2は、第5図
に実線で示すように、開口3を閉塞する全閉位置から、
一旦車体1の外側方に移動した後、第5図に想像線で示
す全開位置まで、車体1の側面と平行に後方に開き、ま
たその逆方向に閉じるように案内されている。
各ガイドローラ装置7,8,9は、スライドドア2の内面に
固着したローラアームに、各ガイドレール4,5,6に転動
自在に嵌合した1個又は複数個のガイドローラを、直
接、又はローラアームに上下方向を向く軸をもって枢着
された回動板を介して間接的に軸着したものよりなって
いる(図示略)。
ローラアームをスライドドア2の内面に取付けるための
従来の取付け構造としては、ローラアームをスライドド
ア2のインナパネルに直接溶接したもの、又はボルトと
ナットとを用いて締着したもの等がある。
また、ボルトとナットとを用いて締着したものには、ロ
ーラアームにおけるボルトが挿通する軸孔を長孔とする
ことにより、ローラアームの取付け位置を調節しうるよ
うにしたものもある。
考案が解決しようとする課題 ローラアームをスライドドアに溶接したものにおいて
は、スライドドアを車体に装着するときの建付け調整が
できないという問題点がある。
長孔を挿通するボルトとナットとを用いてローラアーム
をインナパネルに締着したものにおいては、スライドド
アの建付けを艤装工程で行なうとすると、特に上下方向
の調整のためにはスライドドアの自重を支えながらイン
ナパネルに対するローラアームの取付け位置を調整する
必要があり、その作業が困難で、かつ時間がかかってし
まうという問題点がある。
また、ローラアームをインナパネルに溶組工程で組付け
調整を行なうと、その後に塗装工程に入るため、ベアリ
ングや樹脂等を組込んでいるローラアームは、高温の塗
装時に、グリスが流出したりローラ転動面に塗膜が付着
して、スライドドアの開閉フィーリングを悪くするとい
う問題点がある。
本考案は、従来の技術が有するこのような問題点を解決
し、溶組工程でスライドドアの建付け調整を行なうとと
もに、艤装工程ではこの調整を必要とすることなくロー
ラアームをスライドドアに取付けできるようにしたスラ
イドドアのローラアームの組付け構造を提供することを
目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本考案のスライドドアのロー
ラアームの取付け構造は、車体に固着したガイドレール
に沿って転動するガイドローラを支持するローラアーム
を三角形の配置とした3個のボルトとナットとをもっ
て、スライドドアのドアパネルに固着してなるスライド
ドアのローラアームの取付け構造において、前記ボルト
が挿通するローラアーム側の軸孔のうち、1個をボルト
の外径とほぼ等しい内径の小径孔とし、他の1個のボル
トの外径より大径の大径孔とし、また残りの1個を、短
軸方向の寸法がボルトの外径とほぼ等しく、かつ長軸が
前記小径孔の方向を向く長孔とし、該長孔を挿通するボ
ルトに螺合するナットを、前記長孔の短軸方向に位置調
節可能としてドアパネルに締着した調整板に固着し、か
つ残りの2個のナットを、ドアパネルに固着したことを
特徴としている。
作用 調整板の締付け手段を弛めるとともに、すべてのボルト
をナットより弛めた状態で、調整板を長孔の短軸方向に
移動させると、ローラアームは、小径孔を中心として回
動する。
ローラアームがスライドドアに対して最適な位置に位置
した状態で、調整板をスライドドアのドアパネルに締着
すると、ローラアームの回動は固定される。
この状態で、すべてのボルトを締付けるだけで、ローラ
アームはスライドドアに対して常に最適な位置に確実に
固着される。
実施例 以下、本考案の一実施例を、第1図から第4図までを参
照して説明する。なお、この実施例は、本考案を、第5
図に示す下方のガイドローラ装置8におけるローラアー
ムを、スライドドア2の内面に取付ける場合に適用した
ものである。
10はローラアームで、ほぼ垂直な取付片10aの下端に、
車体の内方に向かって延出する水平片10bを連設したも
のよりなっている。
水平片10bの前端部(第1図の右方、及び第4図の左方
が前方である)上面には、回動板11の基片11aを、上下
方向を向く軸12をもって枢着し、回動板11における基片
11aの車内側の縁部より起立する垂直片11bの車内側の側
面には、垂直ローラ13を軸14をもって、また垂直片11b
の上端に連設した水平片11cの上面には、前後1対の水
平ローラ15を軸16をもってそれぞれ軸着してある。
かくして、垂直ローラ13と水平ローラ15とが車体に固着
したガイドレール5(第5図参照)に沿って転動するガ
イドローラをなし、これらとローラアーム10及び回動板
11とによりガイドローラ装置8を構成している。
ローラアーム10の取付片10aにおける前下部と、中央上
部と、後下部とには、ボルト17を挿通させるための3個
の軸孔を、ほぼ二等辺三角形の配置としてそれぞれ穿設
してある。
前下方の軸孔は、ボルト17の軸部の外径とほぼ等しい内
径の小径孔18とし、中央上部の軸孔は、ボルト17の軸部
の外径より大径の大径孔19とし、また残りの後下部の軸
孔は、短軸方向(この実施例では上下方向)の寸法がボ
ルト17の軸部の外径とほぼ等しく、かつ長軸が小径孔18
の方向、すなわちこの実施例においては前後方向を向く
長孔20としてある。
ローラアーム10の取付片10aにおける小径孔18と長孔20
との間には、後述する調整板34締着用の後方のボルト39
を締付けたり弛めたりするための作業孔21を穿設してあ
る。
22は、スライドドア2のドアパネル(インナパネル)
で、その前下部の内面には、補強板23を溶接により固着
してある。
補強板23の内面におけるローラアーム10の小径孔18及び
大径孔19に対応する部分には、リテーナナット24,25を
固着し、各リテーナナット24,25の中心に対応するドア
パネル22及び補強板23の要所には、ボルト17の軸部の外
径とほぼ等しいか、又は若干大径の軸孔26,27を穿設し
てある。
ドアパネル22及び補強板23におけるローラアーム10の長
孔20の中央に対応する部分には、長孔20の短軸方向、す
なわち上下方向を向く長孔28を穿設してあり、またこの
長孔28を挾む前後の位置には、上下方向を向く1対の長
孔29,30を穿設してある。
補強板23の内面における長孔28,29,30に対応する部分に
は、中央にリテーナナット31、その両側部にTナット3
2,33がそれぞれ固着された前後方向を向く調整板34を、
上下動可能として装着してある。すなわち、調整板34
は、その各Tナット32,33を、補強板23の内面に上端を
溶接したブラケット35における垂下片35aの両側部に切
設した縦長孔36,37に上下動可能として嵌合することに
より、補強板23に上下動可能として装着してある。
リテーナナット31は、ブラケット35の垂下片の下縁中央
に切設した逆U字状の切欠き38に嵌合してある。
また、前方のTナット32の中心、及びそれに対応する長
孔29は、ローラアーム10における作業孔21内に位置する
ようにしてある。
しかして、作業孔21より長孔29を通ってTナット32に螺
合したボルト39と、長孔30を通ってTナット33に螺合し
たボルト39とを締付けることにより、調整板34を所要位
置においてドアパネル22に固着し、かつ長孔20及び長孔
28を通って調整板34に固着されたリテーナナット31に螺
合するボルト17と、大径孔19及び軸孔27を通ってリテー
ナナット25に螺合するボルト17と、小径孔18及び軸孔26
を通ってリテーナナット24に螺合するボルト17とを締付
けることにより、ローラアーム10をドアパネル22に固着
してある。
この実施例のような構成とすると、3本のボルト17と2
本のボルト39とをそれぞれ若干弛めた状態で、調整板34
を上下動させるか、又は一方の、例えば前方のTナット
32を中心として、調整板34の後端部を上下方向に回動さ
せることにより、リテーナナット31に螺合するボルト17
を長孔28及び長孔20に沿って移動し、ローラアーム10を
小径孔18を中心として回動させ、垂直ローラ13及び水平
ローラ15の上下位置を、車体側のガイドレール5(第5
図参照)に嵌合する適正な位置に調節することができ
る。
ローラアーム10を適正な位置で保持した状態で、2本の
ボルト39を締付けると、調整板34はドアパネル22に締着
され、ローラアーム10の回動は固定される。
その後、3本のボルト17をすべて締付けると、ローラア
ーム10は最適な位置に確実に固着される。
上述したスライドドアのローラアームを有する自動車の
製造にあたっては、溶組工程においてローラアーム現品
又は治具を用いて上述した態様でスライドドアの建付け
調整を行ない、最適な位置が決まると、2本のボルト39
を締付けて調整板34をドアパネル22に締着する。次に、
ローラアーム現品又は治具が取り外され、そして車体及
びスライドドア等は塗装工程へ送られる。その後、艤装
工程において、3本のボルト17をリテーナナット24,25,
31に螺着するだけで、特に2本の下部のボルト17と小径
孔18及び長孔20との嵌合のため、ドアパネル22に対する
ローラアーム10の相対取付け位置を建付け調整時の最適
な位置に自動的に定めることができる。万一建付けの修
正が必要な場合には、2本のボルト39を弛めて、上述し
た態様で行なえばよい。
なお、上記実施例は、本考案を第5図に示す下方のガイ
ドローラ装置8におけるローラアーム10をスライドドア
2に取付ける場合に適用したものであるが、本考案は、
第5図に示す上方のガイドローラ装置7又は中位部のガ
イドローラ装置9におけるローラアーム(図示略)をス
ライドドア2に取付ける場合にも適用することが可能で
ある。
考案の効果 本考案によると、ローラアームを小径孔を中心として回
動させることにより、スライドドアの建付け調整を行な
うことができるとともに、一度調整した後は、ローラア
ームの取付け位置が狂うことはないので、自動車の製造
におけるアドレス艤装の場合のように溶組工程であらか
じめ建付け調整したスライドドアを艤装工程の最終段階
で組付ける際、3本のボルトでもってローラアームをス
ライドドアに単に取付けるだけで、建付け調整された最
適な位置に確実に固着することができ、組付け作業の簡
素化、作業時間の短縮化等を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までは、本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は、本考案の取付け構造によりローラアーム
を取付けたスライドドアの要部を車内側より見た側面
図、第2図は、第1図のII−II線に沿う断面図、第3図
は、第1図のIII−III線に沿う断面図、第4図は、要部
の分解斜視図、第5図は、従来のスライドドアの一般的
な支持構造を示す側面図である。 1……車体、2……スライドドア、4,5,6……ガイドレ
ール、7,8,9……ガイドローラ装置、10……ローラアー
ム、11……回動板、13……垂直ローラ(ガイドロー
ラ)、15……水平ローラ(ガイドローラ)、17……ボル
ト、18……小径孔(軸孔)、19……大径孔(軸孔)、20
……長孔(軸孔)、21……作業孔、22……ドアパネル、
23……補強板、24,25……リテーナナット(ナット)、2
6,27……軸孔、28,29,30……長孔、31……リテーナナッ
ト(ナット)、32,33……Tナット、34……調整板、35
……ブラケット、36,37……縦長孔、38……切欠き、39
……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に固着したガイドレールに沿って転動
    するガイドローラを支持するローラアームを、三角形の
    配置とした3個のボルトとナットとをもって、スライド
    ドアのドアパネルに固着してなるスライドドアのローラ
    アームの取付け構造において、前記ボルトが挿通するロ
    ーラアーム側の軸孔のうち、1個をボルトの外径とほぼ
    等しい内径の小径孔とし、他の1個のボルトの外径より
    大径の大径孔とし、また残りの1個を、短軸方向の寸法
    がボルトの外径とほぼ等しく、かつ長軸が前記小径孔の
    方向を向く長孔とし、該長孔を挿通するボルトに螺合す
    るナットを、前記長孔の短軸方向に位置調節可能として
    ドアパネルに締着した調整板に固着し、かつ残りの2個
    のナットを、ドアパネルに固着したことを特徴とするス
    ライドドアのローラアームの取付け構造。
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