JPH0751267B2 - ダイカスト機における給湯装置の湯量調整方法 - Google Patents

ダイカスト機における給湯装置の湯量調整方法

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JPH0751267B2
JPH0751267B2 JP3222991A JP3222991A JPH0751267B2 JP H0751267 B2 JPH0751267 B2 JP H0751267B2 JP 3222991 A JP3222991 A JP 3222991A JP 3222991 A JP3222991 A JP 3222991A JP H0751267 B2 JPH0751267 B2 JP H0751267B2
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hot water
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ladle
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JP3222991A
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山内率旨
石田人志
岩国信夫
三輪朋良
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Ryobi Ltd
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Ryobi Ltd
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイカスト機における
自動給湯装置の湯量調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の湯量調整機構あるいは湯量調整方
法は、例えば、特開平2−6043号公報,特公昭52
−49404号公報,特公昭59−8468号公報,特
開昭57−47569号公報に開示されている。特開平
2−6043号公報では、数回の溶湯汲み取りによって
湯面が下降しても、ラドルを短時間で湯面下に浸漬させ
給湯サイクルのサイクルタイムを一定に維持する溶湯給
湯方法を開示している。また、特公昭52−49404
に開示のある従来技術においては、上下及び横方向に移
動可能な縦軸の下端に、下方にノズルを設けたラドルを
固着し、このノズルに密着又は離反可能なバルブを設け
ている。そして電極棒(湯面検知センサ)が湯面を検知
したのちにバルブを作動させてノズルを閉鎖するよう構
成されている。更に特公昭59−8468号公報や特開
昭57−47569号公報では、ラドルの傾動角度を調
整することで所望の給湯量を確保する技術が開示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、特公昭59−
8468号公報及び特開昭57−47569に開示され
た技術は、ラドルの傾斜角度を調節する機構が必要であ
り、また湯量と傾斜角度とが必ずしも比例していないた
め給湯量の調整精度が低いという欠点を有する。従っ
て、正確な給湯量を確保するために微調整が必要とさ
れ、その結果装置全体が複雑化するという欠点を伴う。
【0004】また特開平2−6043号公報及び特公昭
52−49404号公報に開示された技術においては、
給湯量の調整を湯面検知センサのみによって行ってお
り、当該湯面検知センサを下降した湯面まで移動しなけ
ればならないが、該センサの位置調整は一般に困難であ
る。特に高熱の作業環境の下でセンサを移動しなければ
ならず、調整が困難となる。
【0005】本発明は、上記の従来技術における問題点
に鑑みてなされたものであり、ダイカスト機の自動給湯
装置において湯面からのラドル降下移動量を制御する機
構を設けることにより、給湯すべき湯量の設定を容易に
し、かつ湯量精度の向上を図ることが可能なダイカスト
機における自動給湯装置の湯量調整方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、ラドルの上昇下降を行う駆動手段に、該駆動
手段の駆動量に比例した数のパルス信号を出力するエン
コーダを設けると共に、該エンコーダからのパルス信号
の数を計数するカウンタを設けたダイカスト機における
給湯装置の湯量調整機構において、所望の給湯量を確保
するためのラドルの移動量に相当するカウント数を該カ
ウンタに設定する工程と、湯面検知手段により湯面を検
知し検知信号を発生する工程と、該検知信号により該カ
ウンタにおいて該エンコーダからのパルス信号の計数を
開始する工程と、該パルス信号数が設定された該カウン
ト数に達したときに該駆動手段の駆動を停止させ所望の
給湯量を該ラドル内に確保する工程とを有するダイカス
ト機における給湯装置の湯量調整方法を提供している。
【0007】
【作用】駆動手段の作動はラドルの下降運動をもたら
し、その結果ラドル内に溶湯が侵入することとなるが、
本発明では駆動手段の駆動量を出力信号例えばパルス出
力信号に変換し、該出力信号数が設定カウント数に達し
たときに駆動手段の駆動を停止させることで、所望量の
溶湯がラドル内に存在することになる。従って、設定カ
ウント数とは結果的に所望の溶湯量を意味する。ラドル
の下降により湯面検知手段が湯面を検知したとき出力信
号数の計数が開始され、この出力信号数が設定されたカ
ウント数に達すると駆動手段の駆動が停止されるので、
ラドル内には給湯すべき所望量の溶湯が侵入することと
なる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係るダイカスト機における自
動給湯装置の湯量調整方法を実現するための湯量調整機
構の1実施例について、添付図面を用いて詳細に説明す
る。図1は、本実施例によるダイカスト機の自動給湯装
置用湯量調整機構の概略図である。
【0009】 本実施例では炉1内の溶湯1aを検知
するため2個の湯面検知ピン2が用いられている。そし
て溶湯を取り込むための給排口3aが形成されたラドル
3が、溶湯1a内に浸漬可能に設けられている。湯面検
知ピン2とラドル3は3本の支持部材11に固着されて
おり、当該支持部材11は昇降装置12に接続されてい
る。該昇降装置12はスライダ4と、該スライダー4と
螺合するボールねじ5と、該ボールねじ5を回転駆動す
るモータ6とを有する。該支持部材11は昇降装置12
のスライダ4に固着されており、モータ6によってボー
ルねじ5を回転することにより、スライダー4を上昇あ
るいは下降させ、もってラドル3並びに湯面検知ピン2
を上下に駆動させている。ラドル3は図示しない大気連
通遮断手段と接続されており、ラドル内の空間は大気と
選択的に連通遮断可能にされている。
【0010】次に本発明の湯面調整機構について説明す
る。湯面調整機構13はモータ6に連結棒8を介して接
続されたエンコーダ7と、エンコーダ7と接続されたカ
ウンタ9と、モータ6、カウンタ9、湯面検知ピン2と
電気的に接続された制御部10とから構成されている。
エンコーダ7はモータ6の回転角度に比例したパルス数
を出力するよう構成されている。即ちパルス信号はラド
ル3の鉛直方向の移動量を表す。エンコーダ7はカウン
タ9と接続され、エンコーダ7のパルス出力信号がカウ
ンタ9の入力端子に入力される。カウンタ9には入力キ
ー9aが接続されており所望の給湯量に相当するパルス
数を、プリセット値として入力する。またカウンタ9の
出力端子は制御部10に接続されており、カウント値が
所定数(プリセット値)に達すると、カウントアップ出
力信号を制御部10に出力する。一方、カウンタ9のゲ
ート端子及びリセット端子は共に制御部10に接続され
ており、制御部10により印加されるゲート信号に応答
してカウンタ9はイネーブル状態となり、エンコーダ7
からのパルス数のカウントを開始する。又制御部10よ
り、リセット端子にリセット信号が印加されるとカウン
タ9のカウント値はクリアされる。
【0011】制御部10は、モータ制御出力信号を出力
する出力端子、及び外部からのスタート信号、停止信号
並びに湯面検知ピン2で発生した湯面検知信号を入力す
る入力端子を有している。又制御部10には、カウンタ
9がカウント可能な状態になるまでの時間を補償すると
共に給湯時間を制御する内部タイマTが設けられてい
る。
【0012】次に以上の構成によるダイカスト機におけ
る自動給湯装置の湯量調整方法を図2に示されるフロー
チャートに基づいて説明する。まずステップS101
で、カウンタ9の入力キー9aを用いてカウンタ9にラ
ドル3の下降量に相当するプリセット値を設定する。即
ち、ラドル内に侵入する溶湯量がプリセット値として表
される。次にステップS102で外部からのスタート信
号が入力されたか否かが判断される。外部からのスター
ト信号が入力されると、ステップS103において制御
部10はモータ駆動信号を出力してモータ6を駆動し、
湯面検知ピン2及びラドル3を下降させる。湯面検知ピ
ン2及びラドル3の下降は、湯面検知ピン2からの湯面
検知信号が出力されるまで継続される(ステップS10
4)。
【0013】スライダー4の下降に伴い、湯面検知ピン
2が湯面に接すると、湯面検知ピン2からの湯面検知信
号が出力され、制御部10に入力される。湯面検知信号
に応答してステップS105でモータ駆動信号の出力が
停止され、ラドル3の下降が一時的に中断する。更に湯
面検知信号に応答して、ステップS106でカウンタ9
に対しゲート信号及びリセット信号が出力される。リセ
ット信号がカウンタ9に入力すると、カウンタ9はカウ
ンタ数を0にし、またゲート信号が入力すると、カウン
タ9はエンコーダ7から供給されるパルス数をカウント
可能な状態にする。ここで、カウンタ9がカウント可能
な状態となるまでゲート信号の入力から約1秒程度の時
間を要するので、制御部10に設けられた内部タイマT
を用いてこの時間的遅れを補償している(ステップS1
07)。即ちステップS106で制御部10からゲート
信号及びリセット信号がカウンタ9に出力され、その後
内部タイマTからのタイムアップ信号が出力されると、
ステップS108で制御部10は再度モータ駆動信号を
出力してスライダ4を下降させるが、この際、内部タイ
マTによりモータ6の駆動開始時期を約1秒遅らせてい
るので、カウンタ9はラドル3の湯面検知位置からの下
降量を表すエンコーダ7からのパルス数を正確にカウン
トすることができる。
【0014】 カウンタ9はモータ6の回転に伴いエン
コーダ7から出力されるパルス数をカウントし、ステッ
プS109でカウント値がプリセット値に達するとカウ
ントアップ信号を制御部10に出力する。ステップS1
10で、制御部10にカウントアップ信号が入力される
とモータ6を停止させ、スライダー4を図1の破線で示
す位置に停止させる。次に該停止の時間を制御部10の
内部タイマTにより所定時間行うことで、ラドル3には
アルミニウム溶湯4が所定量侵入し、ステップS111
の給湯処理が行われる。なおこの場合、図示せぬ大気連
通遮断手段によりラドル3内の空間を大気と連通させて
おり、そのため溶湯1aは給排口3aより容易にラドル
3内に侵入可能となる。次にステップS112において
注湯処理を行う。即ちまず図示せぬ大気連通遮断手段に
よりラドル3内と大気との連通を遮断し、ラドル内に取
り込まれた溶湯が給排口3aから排出されないようにす
る。制御部10はモータ6を逆回転させて、スライダー
4を上昇させ、ラドル3が所定の位置まで上昇した後
に、図示しないダイカスト機の注湯口までアルミニウム
溶湯を(ラドル3を)運搬する。所定の注湯位置に達す
ると、再度大気連通遮断手段を作動させ、ラドル3内に
大気を導入することでラドル内の溶湯の排出を行う。
定時間が経過し注湯処理が完了すると、ステップS11
に移り、外部からの停止信号が入力されたか否かが判
断される。制御部10に停止信号の入力がなければ、ス
テップS102に戻り次のスタート信号が入力されるま
で待機し、上記各ステップを順次繰り返す。また停止信
号の入力があった場合にはステップS115,S116
にて一連の動作を終了させる。なおステップS114の
手動操作は、ラドル3内にアルミニウム溶湯が給湯され
た後で何らかのトラブルが発生し前記注湯処理が完了し
ない場合に行われる。この場合、手動操作にて更にラド
ル3を炉1上にまで戻して手動操作で注湯を行わせる。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、ラドルの下降量(すなわち、給湯量に比例)に相当
するプリセット値を設定するだけで溶湯量を極めて容易
に調整できるという第1の効果がある。また、第2の効
果として、モータの回転によって発生するパルス信号に
より電気的に溶湯量を調整するので、給湯量の調整精度
が向上し、その結果試し鋳造の回数が減少し、ダイカス
ト製品の生産効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダイカスト機における自動給湯装置の
湯量調整方法を実現するための湯量調整機構の一実施例
を示す概略図である。
【図2】本発明の湯量調整の制御方法を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
2 湯面検知ピン 3 ラドル 6 モータ 7 エンコーダ 9 カウンタ 10 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三輪朋良 広島県府中市目崎町762番地リョービ株式 会社内 (56)参考文献 特開 平3−114646(JP,A) 特公 平2−29422(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラドルの上昇下降を行う駆動手段に、該
    駆動手段の駆動量に比例した数のパルス信号を出力する
    エンコーダを設けると共に、該エンコーダからのパルス
    信号の数を計数するカウンタを設けたダイカスト機にお
    ける給湯装置の湯量調整機構において、所望の給湯量を
    確保するためのラドルの移動量に相当するカウント数を
    該カウンタに設定する工程と、湯面検知手段により湯面
    を検知し検知信号を発生する工程と、該検知信号により
    該カウンタにおいて該エンコーダからのパルス信号の計
    数を開始する工程と、該パルス信号数が設定された該カ
    ウント数に達したときに該駆動手段の駆動を停止させ所
    望の給湯量を該ラドル内に確保する工程とを有すること
    を特徴とするダイカスト機における給湯装置の湯量調整
    方法。
JP3222991A 1991-02-01 1991-02-01 ダイカスト機における給湯装置の湯量調整方法 Expired - Lifetime JPH0751267B2 (ja)

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JPH04253557A JPH04253557A (ja) 1992-09-09
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KR100365085B1 (ko) * 1997-12-26 2003-02-07 주식회사 만도 중력주조용알루미늄용탕조절장치
KR101360333B1 (ko) * 2007-07-24 2014-02-07 현대자동차 주식회사 용탕검지장치

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