JPH0751173B2 - 組立ブロツク - Google Patents
組立ブロツクInfo
- Publication number
- JPH0751173B2 JPH0751173B2 JP62023716A JP2371687A JPH0751173B2 JP H0751173 B2 JPH0751173 B2 JP H0751173B2 JP 62023716 A JP62023716 A JP 62023716A JP 2371687 A JP2371687 A JP 2371687A JP H0751173 B2 JPH0751173 B2 JP H0751173B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- assembly block
- tape
- coupling
- conductor
- block according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63H—TOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
- A63H33/00—Other toys
- A63H33/04—Building blocks, strips, or similar building parts
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63H—TOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
- A63H33/00—Other toys
- A63H33/04—Building blocks, strips, or similar building parts
- A63H33/042—Mechanical, electrical, optical, pneumatic or hydraulic arrangements; Motors
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、組立ブロックに関し、さらに詳しく言えば、
組立体に使用される玩具用組立セットに関する。
組立体に使用される玩具用組立セットに関する。
従来の技術 組立体に使用される玩具用組立ブロックに欧州特許公告
第0,116,519号と米国特許第4,556,397号に開示されてい
る。このような組立ブロックは側壁に直角に延在した壁
を備えており、該壁は一方の側に２列の結合ピンを備え
ているとともに、他方の側に対抗結合ソケットを備えて
いる。該対抗結合ソケットは結合ピンと協働して、２つ
のこのような組立ブロック間に機械的な連結効果または
クランプ効果を提供している。各列の一方の結合ピンは
導電表面を備えていて、たがいちがいのピンは電気的に
絶縁されている。他方の列のピンは列の方向に見て１本
の結合ピンぶん一方の列のピンに関し位置ずれしてい
る。接触バーが長手方向に延在した側壁それぞれに沿っ
て壁の他方の側に取り付けられていて、該当した列の導
電性結合ピンと電気的に接触しているとともに、結合さ
れた隣接のブロックの導電性結合ピンの列と電気的に接
触するよう接触面を備えている。このような２つのブロ
ックを結合している間、２つの別個の回路を長手方向あ
るいはこの方向に垂直な向きに短絡が生じないよう連結
することが可能である。しかしながら、２つより多くの
面内でこのような従来の組立ブロックを電気的に結合す
ることにより１つのモデルを組立てる場合、電気回路が
短絡するという問題が生じる。とくに、モデルを構成し
ている間にループが出来る場合に上記の問題が生じる。
第0,116,519号と米国特許第4,556,397号に開示されてい
る。このような組立ブロックは側壁に直角に延在した壁
を備えており、該壁は一方の側に２列の結合ピンを備え
ているとともに、他方の側に対抗結合ソケットを備えて
いる。該対抗結合ソケットは結合ピンと協働して、２つ
のこのような組立ブロック間に機械的な連結効果または
クランプ効果を提供している。各列の一方の結合ピンは
導電表面を備えていて、たがいちがいのピンは電気的に
絶縁されている。他方の列のピンは列の方向に見て１本
の結合ピンぶん一方の列のピンに関し位置ずれしてい
る。接触バーが長手方向に延在した側壁それぞれに沿っ
て壁の他方の側に取り付けられていて、該当した列の導
電性結合ピンと電気的に接触しているとともに、結合さ
れた隣接のブロックの導電性結合ピンの列と電気的に接
触するよう接触面を備えている。このような２つのブロ
ックを結合している間、２つの別個の回路を長手方向あ
るいはこの方向に垂直な向きに短絡が生じないよう連結
することが可能である。しかしながら、２つより多くの
面内でこのような従来の組立ブロックを電気的に結合す
ることにより１つのモデルを組立てる場合、電気回路が
短絡するという問題が生じる。とくに、モデルを構成し
ている間にループが出来る場合に上記の問題が生じる。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、多数のこのようなブロックを互に結合
するときでもまた電気的なループが形成される場合で
も、電気的に分離された２つの導体が絶対に短絡しない
よう結合することができる上述のタイプの組立ブロック
を提供することである。
するときでもまた電気的なループが形成される場合で
も、電気的に分離された２つの導体が絶対に短絡しない
よう結合することができる上述のタイプの組立ブロック
を提供することである。
問題点を解決するための手段 本発明に係る組立ブロックを使用すれば、ジグザグ配置
または構成と交差した状態で多数のこのよなブロックが
組立ブロックの結合ピンにより組立てられるときでも、
２つの電気導体の間で短絡が生じるおそれはない。その
結果、本発明の組立ブロックを使用することにより、経
験のない使用者または子供でさえ、問題を生じることな
く電気回路を形成することが可能である。
または構成と交差した状態で多数のこのよなブロックが
組立ブロックの結合ピンにより組立てられるときでも、
２つの電気導体の間で短絡が生じるおそれはない。その
結果、本発明の組立ブロックを使用することにより、経
験のない使用者または子供でさえ、問題を生じることな
く電気回路を形成することが可能である。
実施例 以下、本発明の実施例を図解した添付図面を参照しなが
ら本発明を詳細に説明する。
ら本発明を詳細に説明する。
さて、第１図を参照すれば、本組立ブロックの外形と寸
法が、若干期間、“レゴ（LEGO,登録商標）”のもと市
販に供せられた組立ブロックに非常に類似していること
を理解していただけよう。したがって、この組立ブロッ
クは、下側が開いたほぼ矩形のプラスチック製本体１か
ら構成されている。組立ブロックは頂壁２と長い側壁３
と短い側壁４とを備えている。頂壁２はあい並んで配置
された２列５と６の円筒形の結合ピン７と８を備えてお
り、該結合ピン７と８を使用することにより類似した組
立ブロックの中空の下側内に設けられたソケットと従来
の要領で、すなわち一方を他方にさしこむことにより機
械的に結合することができる。しかし、第１図に示され
ている組立ブロックは、結合ピン７と８がそれぞれ少な
くとも結合ピンの外面を包んでいる導電性の金属表面を
備えている点で従来の組立ブロックと異なっている。
法が、若干期間、“レゴ（LEGO,登録商標）”のもと市
販に供せられた組立ブロックに非常に類似していること
を理解していただけよう。したがって、この組立ブロッ
クは、下側が開いたほぼ矩形のプラスチック製本体１か
ら構成されている。組立ブロックは頂壁２と長い側壁３
と短い側壁４とを備えている。頂壁２はあい並んで配置
された２列５と６の円筒形の結合ピン７と８を備えてお
り、該結合ピン７と８を使用することにより類似した組
立ブロックの中空の下側内に設けられたソケットと従来
の要領で、すなわち一方を他方にさしこむことにより機
械的に結合することができる。しかし、第１図に示され
ている組立ブロックは、結合ピン７と８がそれぞれ少な
くとも結合ピンの外面を包んでいる導電性の金属表面を
備えている点で従来の組立ブロックと異なっている。
のちほど詳しく説明されているように結合ピン７がすべ
て第１の電気導体を形成するとともに、結合ピン８がす
べて第２の電気導体を形成するよう結合ピンは２つのグ
ループに分かれて互いに接続されている。組立ブロック
内に挿入された２つのジグザグ部材を使用することによ
り結合ピンの接続が行なわれている。各ジグザク部材の
結合ピンは２つの隣接した結合ピン間の長手方向の距離
のぶんだけ、他方のジグザク部材の結合ピンに関し隔て
られている。
て第１の電気導体を形成するとともに、結合ピン８がす
べて第２の電気導体を形成するよう結合ピンは２つのグ
ループに分かれて互いに接続されている。組立ブロック
内に挿入された２つのジグザグ部材を使用することによ
り結合ピンの接続が行なわれている。各ジグザク部材の
結合ピンは２つの隣接した結合ピン間の長手方向の距離
のぶんだけ、他方のジグザク部材の結合ピンに関し隔て
られている。
第２図より第５図までを参照しながら組立の順序に従っ
て第１図に示されている組立ブロックの構成部品を順々
に説明する。ほぼ矩形支持部９より成る底部構成部分が
第５図に示されている。（中空の状態は図面からは理解
することはできないが）、プラスチックから形成されて
いる支持部９は中空である。支持部９の頂面10は、多数
の開口とへこみと突起を備えている。すなわち、 −長手方向の側壁３に沿いかつ該側壁に隣接して設けら
れた２連のスロット加工された開口11を有し、これらの
開口11は第１図に示されている結合ピン７と８の長手方
向に整列されているということであり、 −隣接した開口11の間に位置ぎめされていて、短いほう
の側壁４の近傍で支持部９の中心線に沿って設けられた
２つの丸穴を加えて全部で12の丸穴12を備えているとい
うことであり、 −開口11に関し45°の角度で設けられていて、２列の開
口の間で支持部９の中心線に沿って位置ぎめされた矩形
のへこみ13を有し、該へこみ13は互いに約90°の角度と
なるように配置され、それぞれ、長手方向の縁に沿って
中心に１対の突起14を備えているということである。
て第１図に示されている組立ブロックの構成部品を順々
に説明する。ほぼ矩形支持部９より成る底部構成部分が
第５図に示されている。（中空の状態は図面からは理解
することはできないが）、プラスチックから形成されて
いる支持部９は中空である。支持部９の頂面10は、多数
の開口とへこみと突起を備えている。すなわち、 −長手方向の側壁３に沿いかつ該側壁に隣接して設けら
れた２連のスロット加工された開口11を有し、これらの
開口11は第１図に示されている結合ピン７と８の長手方
向に整列されているということであり、 −隣接した開口11の間に位置ぎめされていて、短いほう
の側壁４の近傍で支持部９の中心線に沿って設けられた
２つの丸穴を加えて全部で12の丸穴12を備えているとい
うことであり、 −開口11に関し45°の角度で設けられていて、２列の開
口の間で支持部９の中心線に沿って位置ぎめされた矩形
のへこみ13を有し、該へこみ13は互いに約90°の角度と
なるように配置され、それぞれ、長手方向の縁に沿って
中心に１対の突起14を備えているということである。
上述の開口とへこみと突起の機能は、第１図に示されて
いる組立ブロックの他の構成部品に関する以下の説明か
ら容易に理解することができよう。
いる組立ブロックの他の構成部品に関する以下の説明か
ら容易に理解することができよう。
第３図と第４図を参照すれば、結合ピン７と８を担持し
ているテープ状部材15と16が第３図と第４図に示されて
いる。結合ピン７と８はそれぞれ、テープ状部材15と16
に沿ってジグザク状に配置された中空の円筒より成る。
したがって、結合ピン７はテープ状導体セグメント17に
より互いに接続されているとともに（第３図参照）、結
合ピン８はテープ状導体セグメント18により互いに接続
されている（第４図参照）。図面より見れば判るよう
に、第３図に示されている導体セグメント17は下に向か
って曲げ加工されている。細長い先端を有する下に向か
って延在した突片19が結合ピン７と８の下側に設けられ
ている。各突片19の幅は支持部９の開口11の長さに等し
い。各突片19の長さは支持部９の長手方向の側壁３の高
さより若干短い。テープ状部材15と16それぞれ全部を１
枚の金属製のテープから作ることができることは明らか
である。
ているテープ状部材15と16が第３図と第４図に示されて
いる。結合ピン７と８はそれぞれ、テープ状部材15と16
に沿ってジグザク状に配置された中空の円筒より成る。
したがって、結合ピン７はテープ状導体セグメント17に
より互いに接続されているとともに（第３図参照）、結
合ピン８はテープ状導体セグメント18により互いに接続
されている（第４図参照）。図面より見れば判るよう
に、第３図に示されている導体セグメント17は下に向か
って曲げ加工されている。細長い先端を有する下に向か
って延在した突片19が結合ピン７と８の下側に設けられ
ている。各突片19の幅は支持部９の開口11の長さに等し
い。各突片19の長さは支持部９の長手方向の側壁３の高
さより若干短い。テープ状部材15と16それぞれ全部を１
枚の金属製のテープから作ることができることは明らか
である。
第４に構成部品が第２図に示されていて、組立ブロック
に使用される比較的薄いプレート状のカバー20を有して
いる。該カバー20はプラスチックから成形されていて、
支持部９と同じ寸法をもった矩形を呈している。カバー
20は穴21を備えていて、結合ピン７と８が前記穴21を通
過するようにされている。支持部９の穴12の直径にほぼ
等しくかつ穴12と整列して配置された細長いピン22がカ
バー20の下側に設けられている。ピン22それぞれの端部
は円錐形を呈している。
に使用される比較的薄いプレート状のカバー20を有して
いる。該カバー20はプラスチックから成形されていて、
支持部９と同じ寸法をもった矩形を呈している。カバー
20は穴21を備えていて、結合ピン７と８が前記穴21を通
過するようにされている。支持部９の穴12の直径にほぼ
等しくかつ穴12と整列して配置された細長いピン22がカ
バー20の下側に設けられている。ピン22それぞれの端部
は円錐形を呈している。
ここで、カバー20の下側を示す第６図とカバー20の断表
面である第７図と第８図を参照していただきたい。結合
ピン７の穴21は第６図を見ればよく理解することがで
き、また、細長いピン22は、第６図より第８図までをみ
ればよく理解することができる。第６図はまた、カバー
20が細長い矩形のへこみ23を備えていて、該矩形のへこ
み23がカバー20の中心線に沿ってカバー20の下側に配置
されているとともに、同じ列の隣接した穴21の間で45°
の角度をなしかつ２つの長手方向の穴の列に関する交差
線上に配置されていることを示している。そのほか、前
記へこみ23は90°の角度ぶん交互に変位していることは
理解していただけよう。突起24がへこみ23それぞれの長
手方向の縁に沿って対をなして設けられている。
面である第７図と第８図を参照していただきたい。結合
ピン７の穴21は第６図を見ればよく理解することがで
き、また、細長いピン22は、第６図より第８図までをみ
ればよく理解することができる。第６図はまた、カバー
20が細長い矩形のへこみ23を備えていて、該矩形のへこ
み23がカバー20の中心線に沿ってカバー20の下側に配置
されているとともに、同じ列の隣接した穴21の間で45°
の角度をなしかつ２つの長手方向の穴の列に関する交差
線上に配置されていることを示している。そのほか、前
記へこみ23は90°の角度ぶん交互に変位していることは
理解していただけよう。突起24がへこみ23それぞれの長
手方向の縁に沿って対をなして設けられている。
支持部９の詳細は第９図より第12図までを参照すること
により理解していただけよう。第９図は、支持部９の頂
部を示す。第10図は、頂部の下側を示す。第９図を参照
すれば、金属製テープ状部材15と16の突片19を差し入れ
る開口11を理解することができるとともに、ピン22を収
容する穴12とへこみ13を理解することができる。第10図
は、開口11と穴12を示す。これに加えて、第10図は、支
持部９の下側が細長いソケット25を備えていて、２つの
類似したブロックを差し込んだとき、前記ソケット25
が、結合ピン７と８の機械的な対抗結合部材として機能
することを示している。ソケット25ならびにへこみ13と
突起14は第11図と第12図に断面図により示されている。
により理解していただけよう。第９図は、支持部９の頂
部を示す。第10図は、頂部の下側を示す。第９図を参照
すれば、金属製テープ状部材15と16の突片19を差し入れ
る開口11を理解することができるとともに、ピン22を収
容する穴12とへこみ13を理解することができる。第10図
は、開口11と穴12を示す。これに加えて、第10図は、支
持部９の下側が細長いソケット25を備えていて、２つの
類似したブロックを差し込んだとき、前記ソケット25
が、結合ピン７と８の機械的な対抗結合部材として機能
することを示している。ソケット25ならびにへこみ13と
突起14は第11図と第12図に断面図により示されている。
したがって、第６図と第９図は、支持部９の頂部とカバ
ー20の下側が類似した矩形のへこみ13と23と対をなす突
起14と24を対応した位置に備えていることを示してい
る。なお、へこみ13と23の角度的な向きが90°づつ変わ
っていることを注記しておきたい。カバー20の下側（第
６図参照）が支持部９の頂部（第９図参照）に取り付け
られるものであることを認識すれば、上記のことは容易
に理解していただけよう。
ー20の下側が類似した矩形のへこみ13と23と対をなす突
起14と24を対応した位置に備えていることを示してい
る。なお、へこみ13と23の角度的な向きが90°づつ変わ
っていることを注記しておきたい。カバー20の下側（第
６図参照）が支持部９の頂部（第９図参照）に取り付け
られるものであることを認識すれば、上記のことは容易
に理解していただけよう。
さて、本発明に係る組立ブロックをさらによく理解する
ことができるよう、ブロックの４つの構成部品の組立に
ついて説明する。ここで言う構成部品とは、支持部９
（第５図参照）と、結合ピン７と８を取り付けた金属製
のテープ状部材15と16（第３図と第４図）と、カバー20
を指す。
ことができるよう、ブロックの４つの構成部品の組立に
ついて説明する。ここで言う構成部品とは、支持部９
（第５図参照）と、結合ピン７と８を取り付けた金属製
のテープ状部材15と16（第３図と第４図）と、カバー20
を指す。
最初の組立工程では、（結合ピン８を備えた）金属製テ
ープ状部材16の突片19が支持部９の開口11の中に挿入さ
れ、テープ状部材16が支持部９の頂部の適所に押し込ま
れる。その結果、電気導体テープ状部材16のうち下向き
に曲げ加工された導体セグメント18が支持部９のへこみ
13の中に着座する。次に、（結合ピン７を備えた）金属
製テープ状部材15の突片19が支持部９の残りの開口11の
中に挿入され、しかるのちテープ状部材15が適所に押し
込まれる。テープ状部材15の導体セグメント17は上向き
に曲げ加工されているので、前記導体セグメント17は突
起14上に着座するから、物理的かつ電気的にテープ状部
材16の導体セグメント18から隔置され、分離されること
になる。最後の組立段階では、カバー20（第２図参照）
が部分的に組み立てられたものの上にかぶせて取り付け
られる。このとき、結合ピン７と８がカバー20の穴21を
通過するとともに、カバー20のピン22が支持部９の穴12
の中に挿入される。なお、ピン22の端部が円錐形を呈し
ているので、ピン22の穴12への挿入は容易である。しか
るのち、ピン22は超音波によりあるいは熱を利用して適
所に固定される。ピン22の穴12の中への導入を支援する
ため超音波エネルギーが加えられるので、このエネルギ
ーはまたピン22を適所に溶接するためにも利用すること
ができる。さもなければ、まずピン22を穴12の中に導き
入れ、しかるのち支持部９の頂面を通って突出したピン
22の露出端を加熱して溶接してもよい。
ープ状部材16の突片19が支持部９の開口11の中に挿入さ
れ、テープ状部材16が支持部９の頂部の適所に押し込ま
れる。その結果、電気導体テープ状部材16のうち下向き
に曲げ加工された導体セグメント18が支持部９のへこみ
13の中に着座する。次に、（結合ピン７を備えた）金属
製テープ状部材15の突片19が支持部９の残りの開口11の
中に挿入され、しかるのちテープ状部材15が適所に押し
込まれる。テープ状部材15の導体セグメント17は上向き
に曲げ加工されているので、前記導体セグメント17は突
起14上に着座するから、物理的かつ電気的にテープ状部
材16の導体セグメント18から隔置され、分離されること
になる。最後の組立段階では、カバー20（第２図参照）
が部分的に組み立てられたものの上にかぶせて取り付け
られる。このとき、結合ピン７と８がカバー20の穴21を
通過するとともに、カバー20のピン22が支持部９の穴12
の中に挿入される。なお、ピン22の端部が円錐形を呈し
ているので、ピン22の穴12への挿入は容易である。しか
るのち、ピン22は超音波によりあるいは熱を利用して適
所に固定される。ピン22の穴12の中への導入を支援する
ため超音波エネルギーが加えられるので、このエネルギ
ーはまたピン22を適所に溶接するためにも利用すること
ができる。さもなければ、まずピン22を穴12の中に導き
入れ、しかるのち支持部９の頂面を通って突出したピン
22の露出端を加熱して溶接してもよい。
上述のように、支持部９上にカバー20を取り付けると、
テープ状部材15のうち上向きに曲げ加工された導体セグ
メント17がカバー20のへこみ23の中に収容され、一方、
テープ状部材16の導体セグメント18はカバー20の突起24
上に支持される。したがって、導体セグメント17と18は
それぞれ、へこみ23または13に隣接した対応した突起14
または24により保持されることになる。このようにし
て、付加的な絶縁部材を使用する必要なく、導体セグメ
ント間に十分な電気的分離を確保することができる。
テープ状部材15のうち上向きに曲げ加工された導体セグ
メント17がカバー20のへこみ23の中に収容され、一方、
テープ状部材16の導体セグメント18はカバー20の突起24
上に支持される。したがって、導体セグメント17と18は
それぞれ、へこみ23または13に隣接した対応した突起14
または24により保持されることになる。このようにし
て、付加的な絶縁部材を使用する必要なく、導体セグメ
ント間に十分な電気的分離を確保することができる。
上述のごとき４つの構成要素の比較的容易な組立は、容
易に自動化することができるとともに、高速度で実施す
ることができることは明らかである。
易に自動化することができるとともに、高速度で実施す
ることができることは明らかである。
第３図と第４図を見ればよる判るように、金属製テープ
状部材15と16の突片19は湾曲した端部で終っている。組
立ブロックを組み立てたとき、湾曲端は支持部９の長手
方向の側壁３の内側と係合する。突片19はしなやかな金
属材料から作られているので、組立ブロックを別の類似
した組立ブロックに差し込むと、一方のブロックの結合
ピン７と８と他方のブロックの突片19の間に電気的な接
触が生じる。これに加えて、上述の“レゴ（LEGO,登録
商標）”のもと販売されている組立ブロックのごとき、
従来の組立ブロックの寸法に合わせるため結合ピン７と
８と対抗結合ソケット25を寸法ぎめすることにより、組
立ブロック１は従来のブロックに機械的に連結すること
ができる。
状部材15と16の突片19は湾曲した端部で終っている。組
立ブロックを組み立てたとき、湾曲端は支持部９の長手
方向の側壁３の内側と係合する。突片19はしなやかな金
属材料から作られているので、組立ブロックを別の類似
した組立ブロックに差し込むと、一方のブロックの結合
ピン７と８と他方のブロックの突片19の間に電気的な接
触が生じる。これに加えて、上述の“レゴ（LEGO,登録
商標）”のもと販売されている組立ブロックのごとき、
従来の組立ブロックの寸法に合わせるため結合ピン７と
８と対抗結合ソケット25を寸法ぎめすることにより、組
立ブロック１は従来のブロックに機械的に連結すること
ができる。
組立ブロック１は２つの独立した電気回路を備えてい
て、一方の電気回路は金属製のテープ状部材15により決
められており、他方の電気回路は金属製のテープ状部材
16により決められている。もし、多数の組立ブロック１
が互いに連結されても、一方の組立ブロックの少なくと
も２つの導電結合ピンが他方の組立ブロックの２つのソ
ケットに連結されている限り、２つの回路はつねに分離
された状態にあって、２つの回路の間で短絡が生じるこ
とを防止することができる。
て、一方の電気回路は金属製のテープ状部材15により決
められており、他方の電気回路は金属製のテープ状部材
16により決められている。もし、多数の組立ブロック１
が互いに連結されても、一方の組立ブロックの少なくと
も２つの導電結合ピンが他方の組立ブロックの２つのソ
ケットに連結されている限り、２つの回路はつねに分離
された状態にあって、２つの回路の間で短絡が生じるこ
とを防止することができる。
結合ピンとソケットについて本発明を説明したが、たと
えば、断面が正方形を呈している幾何学的に異なった形
状をもったピンとソケットのごとき他の結合部材を使用
してもさしつかえないことは理解していただけよう。
えば、断面が正方形を呈している幾何学的に異なった形
状をもったピンとソケットのごとき他の結合部材を使用
してもさしつかえないことは理解していただけよう。
第１図は、本発明に係る組立ブロックの斜視図。第２図
より第５図までは、第１図に示されている組立ブロック
の個々の構成要素の斜視図であって、組み立ての順序に
従って図解されている。第６図は、第２図に示されてい
る上部カバー・プレートの下側の平面図。第７図は、第
６図のVII−VII線で長手方向に切断した断面図。第８図
は、第６図のVIII−VIII線で切断した横断面図。第９図
は、第５図に示されている下部支持部分を上から目視し
た平面図。第10図は、第５図に示されている下部支持部
分の底側を目視した図。第11図は、第９図のXI−XI線に
沿って長手方向に切断した断面図。第12図は、第９図の
XII−XII線で切断した横断面図。 １……ブロック本体、１……頂壁、３……長い側壁、４
……短い側壁、７、８……結合ピン、９……支持部、10
……支持部の頂部表面、11……開口、12……丸穴、13…
…矩形のへこみ、14……突起、15、16……テープ状部
材、17、18……導体セグメント、19……突片、20……カ
バー、21……穴、22……細長いピン、23……へこみ、24
……突起、25……対抗結合ソケット。
より第５図までは、第１図に示されている組立ブロック
の個々の構成要素の斜視図であって、組み立ての順序に
従って図解されている。第６図は、第２図に示されてい
る上部カバー・プレートの下側の平面図。第７図は、第
６図のVII−VII線で長手方向に切断した断面図。第８図
は、第６図のVIII−VIII線で切断した横断面図。第９図
は、第５図に示されている下部支持部分を上から目視し
た平面図。第10図は、第５図に示されている下部支持部
分の底側を目視した図。第11図は、第９図のXI−XI線に
沿って長手方向に切断した断面図。第12図は、第９図の
XII−XII線で切断した横断面図。 １……ブロック本体、１……頂壁、３……長い側壁、４
……短い側壁、７、８……結合ピン、９……支持部、10
……支持部の頂部表面、11……開口、12……丸穴、13…
…矩形のへこみ、14……突起、15、16……テープ状部
材、17、18……導体セグメント、19……突片、20……カ
バー、21……穴、22……細長いピン、23……へこみ、24
……突起、25……対抗結合ソケット。
Claims (12)
- 【請求項１】組立玩具用の組立ブロックであって、 内面と外面とを有する頂壁と、 該頂壁から延在する側壁と、 該頂壁の外面に設けられた複数の結合ピンであって、そ
れぞれが導電手段を有し、該結合ピンが、等間隔に隔置
された少なくとも２つの列と等間隔に隔置された少なく
とも２つの行とに配置され、該行と該列とは直交配置さ
れてなる結合ピンと、 一つの列の交互の結合ピンの導電手段を、隣接する列の
交互の結合ピンの導電手段に電気的に接続し、直に隣接
する、行及び列の結合ピン同士は電気的に非接続の状態
となるようにし、それにより行方向と列方向の内の少な
くとも一方の方向に対して千鳥状の２つの別個の導電体
を形成するようになっている手段と、 他のブロックの結合ピンの導電手段に電気的に結合する
ために頂壁の内面に設けられている対向結合手段とから
なる組立ブロック。 - 【請求項２】前記対向結合手段が、前記導電体のそれぞ
れに電気的に連結されている独立した接触部材を有して
おり、ある列の一つおきの接触部材は相互に連結されて
いるが、同じ列の他の接触部材からは電気的に絶縁され
ている特許請求の範囲第１項に記載の組立ブロック。 - 【請求項３】前記結合ピンは、金属性の中空体として形
成されている特許請求の範囲第１項もしくは第２項に記
載の組立ブロック。 - 【請求項４】前記金属製の中空体は、金属製の中空シリ
ンダーである特許請求の範囲第３項に記載の組立ブロッ
ク。 - 【請求項５】前記接触部材の各々は、前記結合ピンの導
電手段から延在する細長い突片からなる特許請求の範囲
第２項に記載の組立ブロック。 - 【請求項６】前記結合ピンの導電手段と各導電体の接触
部材とは、各導電体の導電材料のテープ状セグメントに
より相互連結されている特許請求の範囲第２項に記載の
組立ブロック。 - 【請求項７】前記結合ピンの導電手段と、前記接触部材
と、各導電体のテープ状セグメントは、一体的に形成さ
れている特許請求の範囲第５項もしくは第６項に記載の
組立ブロック。 - 【請求項８】前記接触部材は、前記結合ピンの導電手段
に対して弾性的に当接するように形成されている特許請
求の範囲第７項に記載の組立ブロック。 - 【請求項９】ある導電体の前記テープ状セグメントは、
各々上方に配置されており、他の導電体の前記テープ状
セグメントは、各々下方に配置されている特許請求の範
囲第６項に記載の組立ブロック。 - 【請求項１０】本組立ブロックが、支持部と、前記二つ
の独立した導電体と、カバープレートとよりなり、前記
結合ピンの導電手段と各導電体の接触部材とは、それと
一体的に形成された導電材料のテープ状セグメントによ
り相互連結されており、該接触部材は、該結合ピンの導
電手段のそれぞれの一つから延在する細長い突片からな
り、該支持部は、隔置したスロットの二つの並行する列
を有しており、前記カバープレートは、隔置した開口の
二つの並行する列を有しており、前記導電体の突片が、
前記スロットを通過すると共に、前記結合ピンの導電手
段が、前記開口を通過する特許請求の範囲第２項に記載
の組立ブロック。 - 【請求項１１】ある導電体のテープ状セグメントは、そ
れぞれ上方に変位しており、他の導電体のテープ状セグ
メントは、それぞれ下方に変位しており、前記支持部の
頂面と前記カバープレートの底面との一方には、へこみ
が設けられており、前記面の他方には突起が設けられて
おり、該突起は前記導電体の上方及び下方に変位したテ
ープ状セグメントを互いに離隔するよう位置決めしてい
る特許請求の範囲第10項に記載の組立ブロック。 - 【請求項１２】前記支持部の頂面と前記カバープレート
の底面との一方には、ピンが設けられており、前記面の
他方には、該ピンと整合する穴が設けられており、該ピ
ンは該穴に収容されて固定されている特許請求の範囲第
11項に記載の組立ブロック。
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