JPH07509258A - フォーム積層体経皮パッチ - Google Patents

フォーム積層体経皮パッチ

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JPH07509258A
JPH07509258A JP6525807A JP52580794A JPH07509258A JP H07509258 A JPH07509258 A JP H07509258A JP 6525807 A JP6525807 A JP 6525807A JP 52580794 A JP52580794 A JP 52580794A JP H07509258 A JPH07509258 A JP H07509258A
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クワイアテク,アルフレッド
ヴァイマン,ルートヴィヒ,ジェイ.
ポロック,ウェイン,シー.
ゴービル,シャーラド,ケー.
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バーテク,インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 フオーム積層体経皮パッチ 技術分野 本発明は、ニコチンのような活性剤を局所施用するための経皮装置に関する。
背景技術 経皮投与系は、本技術分野において周知である。活性剤を皮膚または粘膜に投与 するための閉塞性経皮パッチ(occlusive transdermal  patch)が、米国特許第4.573,996号、同第4,597,961号 および同第4,839.174号に開示されている。
活性剤を投与するための、−のタイプの経皮パッチが、米国特許第5.016, 652号に開示されている。この経皮パッチの場合には、吸収パッドの上面が閉 塞層により覆われ、下面にはパッドを皮膚に固定する接着剤が塗布即ちコーティ ングされている。パッドは、溜′めとして作用することができる幾分吸収性のあ る(absorbant)材料であると説明されており、液体キャリヤを保持す るとともに分散させることができる綿、不織材料その他の同様の重機材料から形 成される。
パッドはまた、架橋シリコーンゴムからなるとともに、シリコーンゴムの現場発 泡により有効に形成されるミクロシール区画室(micro−sealed c ompartment)を有するシリコーンポリママトリックスから形成するこ ともできる。均一な経皮解放率その他の所望の特性を有するパッチの効率的な製 造は、このタイプのパッチのパッドが綿、不織材料あるいは重機の材料から形成 される場合に特に問題となる。
活性剤を投与するための別のタイプの経皮パッチが、米国特許第4,597.9 61号に開示されている。この米国特許に開示されているパッチには、スポンジ 、不織布または綿のような適宜の吸収性材料が内部に配置されたキャビティを有 する閉塞性支持体が形成されている。閉塞層は、キャビティを越えて周方向に延 びており、かつ、周辺領域にはパッチを皮膚に固着する接着剤が塗布されている 。綿およびスポンジの溜めは、解放速度が不均一であるので望ましいものではな い。従って、均一で、ばらつきのない解放速度を発揮するこのタイプのパッチを 効率的に製造することができない。
従って、活性剤のキャリヤとして作用する吸収層を有する改良された経皮パッチ が待望されている。パッチ間で解放速度その他の経皮特性の変動がほとんどなく 、しかも効率的につくることができる、かかる構造の経皮パッチが特に所望され ている。
発明の概要 かかる要望は、本発明が満たすことができる。気泡フオーム(cellular  foam)は、経皮パッチにおいて活性剤のキャリヤ層として使用するのに特 に適していることがわかった。気泡フオームを閉塞性支持体に積層することによ り、解放速度のような臨界的な経皮特性に関してパッチ間で高度の均一性と一貫 性とを有する経皮パッチを提供することができる。
従って、本発明の−の実施例によれば、ホスト(host)の皮膚または粘膜に 対する活性剤の制御された解放即ち制御解放(controlled rele ase)を行なう装置が提供されており、この装置は積層体であり、該積層体は (a)第1と第2の面とを有し、活性剤が組み込まれた気泡フオーム層と、 (b)内面と外面とを有し、内面がフオーム層(foam 1ayer)の第2 の面に固着されて活性剤がフオーム層の第2の面から前記外面に透過することが できないようにした支持層と、 (C)活性剤がフオーム層の第1の面からホストの皮膚または粘膜へ連続して解 放されるように積層体をホストの皮膚または粘膜に固着する手段とからなる。
この実施例の−の観点においては、速度制御手段(「ate controll ing means)は、フオーム層の第1の面(二積層され、活性剤かホスト の皮膚または粘膜に解放される速度を制御する。これを行なう好ましい手段は、 フオーム層の第1の面に積層された速度制御ポリマにより提供され、この速度制 御ポリマは、活性剤がフオーム音の第1の面からホストの皮膚または粘膜へ解放 される速度を制御することができるものである。
積層構造のパッチは、積層体をホストの皮膚または粘膜に接着するようになって いる、速度制御ポリマ層を活性剤透過接着層の)オーム層とは反対側の面に固着 されるホストの皮膚または粘膜に取着することができる。この接着層は、活性剤 がフオーム層の第1の面からホストの皮膚または粘膜へ解放される速度を制御し ても、あるいはしなくてもよい。
好ましくは、本発明の積層体は、皮膚を介しての活性剤の浸透を促進する移送剤 即ち流動高進剤(flux enhancer)を更に含む。経皮給送パッチに おいて使用するのに適した活性剤流動高進剤は周知であり、例えば、米国特許第 4,573,996号に開示されている。本明細書においては、この米国特許を 引用してその説明に代える。
本発明のこの実施例の別の観点によれば、上記した支持層は、支持層の延長周辺 領域を形成するようにフオーム層を越えて略全周に亘って周辺方向に延びている 。支持層の延長周辺領域(extended peripheral area )の内面は接着層とともに積層され、積層体をホストの皮膚または粘膜に接着す る。
上記したこの実施例の他の観点においては、積層体はまた、フオーム層の第1の 面に固着される速度制御ポリマ層を含むことができる。積層体は、活性剤がフオ ーム層の第1の面からホストの皮膚または粘膜へ解放される速度を制御しても、 あるいはしなくてもよい本発明の別の実施例においては、ホストの皮膚または粘 膜に対して活性剤の制御解放を行なう装置を組み立てる方法が提供されており、 この方法は、(a)第1の面と第2の面とを有する気泡フオーム層に活性剤を組 み込む工程と、 (b)内面と外面とを有する支持層を用意するとともに、活性剤がフオーム層の 第2の面から支持層の外面へ透過することができないようにする、フオーム層と 支持層との積層体が形成されるようにフオーム層の第2の面を支持層の内面に積 層する工程と、(C)活性剤がフオーム層の第1の面からホストの皮膚または粘 膜に制御自在に解放されるように積層体をホストの皮膚または粘膜に取着する手 段を積層体に配設する工程とを備えている。
本発明のこの実施例の−の観点によれば、フオーム層の第2の面を支持層の内面 に積層する工程は、フオーム層よりも大きい表面領域を有する支持層の内面にフ オーム層の第2の面を積層することにより支持層の大きな表面領域かフオーム層 を越えて略全周に亘って周方向に延びて支持層の延長周辺領域を形成する工程を 含む。フオーム層をホストの皮膚または粘膜に取着する手段を積層体に設ける工 程は、支持層の内面の延長周辺領域に接着層を積層して、積層体を支持層に接着 する工程を含む。
本発明のこの実施例の−の観点によれば、支持層の内面は該内面に形成されたウ レタンフオームに接着することができる材料からなり、積層工程は、(a)ポリ イソシアネートのプレポリマ溶液を用意する工程と、 (b)ポリイソシアネート溶液をつ8タン触媒を含む有効量の水溶液と接触させ る工程と、(c)溶液混合物が接着剤なしに支持層の内面に固着される微孔質の (microcellular)ウレタンフオームを形成するように支持層の内 面と保持層との間に溶液混合物をコーティングする工程とを備えている。
本発明のこの実施例の上記した観点においては、活性剤を組み込む工程は、活性 剤の溶解度により、ウレタン触媒を加える工程に先立ち、活性剤をプレポリマ溶 液または水溶液に添加する工程を含むのが好ましく、これにより活性剤はフオー ム層が支持層の内面に形成されるときにフオーム層に組み込むことができる。
本発明の上記した2つの方法のそれぞれの−の観点によれば、速度制御手段は、 フオーム層の第1の面に、活性剤がフオーム層の第1の面からホストの皮膚また は粘膜に解放される速度を制御することができる速度制御ポリマ層を積層するこ とにより得ることができる。いずれの方法とも、速度制御ポリマ層のフオーム層 とは反対側の面に、ホストの皮膚または粘膜に積層体を接着させるようになって いる活性剤透過性接着層を被着させる工程を更に含むことができる。活性剤透過 性接着剤は、活性剤がフオーム層の第1の面からホストへ解放される速度を制御 しても、あるいはしなくてもよい。
本発明の更に別の実施例においては、活性剤を均一に分散させた気泡ウレタンフ オームを形成する方法が提供されており、この方法は、 (a)ポリイソシアネートを含む溶液を用意する工程と、 (b)該ポリイソシアネート溶液を活性剤およびウレタン触媒を含む有効量の水 溶液と接触させることにより、活性剤が均一に分散された気泡ウレタンフオーム を溶液の混合物により形成する工程とを備えている本発明のこの実施例の−の観 点においては、プレポリマ溶液か均一な肉厚の気泡ウレタンフオームを形成する ようにプレポリマ溶液を第1の層と保持層との間に塗布即ちコーティングする。
好ましくは、第1の層の表面は支持層であり、該支持層は該支持層に形成された ウレタンフオームに接着することができるようになっており、これによりフオー ムは接着剤なしに支持層の表面に?[される。 ゛ 本発明は、吸収気泡)オームが経皮給送パッチにおいて液体活性剤キャリヤとし て使用するのに適しているという事実の知得に基づくものである。パッチは、フ オームを閉塞性支持層に積層することにより形成される。本発明によれば、スポ ンジ、不織布、セルロース材料、綿その他の重機材料の吸収層を組み込んだ先行 技術の経皮パッチと比較して、給送速度その他の経皮特性に関するパッチ間にお ける均一性が改良された、活性成分用の吸収フオーム層を有する経皮給送パッチ を製造することができる。吸収気泡フオーム層を組み込んだ本発明の経皮給送パ ッチは、パッチ間の均一性を高度に確保しかつ「不合格jパッチを低減させるた けてなく、気泡フオームが先行技術のスポンジ、不織布、綿、セルロースその他 の重用材料とは異なり、活性剤を組み込んだまま、あるいは組み込むことなく高 速積層装置で積層することができ、あるいは積層体に直接キャスティングする( cast)ことができるので、一層経済的に製造することができる。
図面の簡単な説明 本発明およびその数多くの他の利点は、添付図面に関してなされている以下の詳 細な説明により一層明確に理解されるものであり、図面において図1および図1 aは、本発明に係る装置の側横断面図である。
図2は、本発明の関連する実施例の側横断面図である。
図3は、本発明の関連する実施例の側横断面図である。
図4は、本発明の関連する実施例の偏積断面図である。
図5は、本発明の関連する実施例の偏積断面図である。
図6および図6aは、本発明の関連する別の2つの実施例の偏積断面図である。
図7および図7aは、本発明の関連する別の2つの実施例の偏積断面図である。
図8および図8aは、本発明の関連する別の2つの実施例の偏積断面図である。
図9乃至図9bは、本発明の関連する別の3つの実施例の偏積断面図である。
図10および図10aは、本発明の関連する別の2つの実施例の偏積断面図であ る。
図11および図11aは、本発明の関連する別の2つの実施例の偏積断面図であ る。
なお、図面は、各構成素子を必ずしも寸法通りに図示するものではなく、ある素 子は本発明の種々の観点およびその利点を一層明瞭に示すために拡大して図示本 発明に係る装置は、ホストの皮膚または粘膜に対する活性剤の制御開放を行なう ものである。本発明の装置は、活性剤のキャリヤとして気泡フオーム層を備えた 積層体を構成するものである。
活性剤は、2つの著しく異なるタイプの技術の1つにより気泡フオームキャリヤ 層に組み込むことができる。一方の技術によれば、フオームを、シートキャステ ィング(sheet casting)によりまたはパンストック(bun 5 tock)から剥すことにより、活性剤を受ける前に先づ形成する。ブレピール (pre−peeled)ロールストックも商業的に入手することができる。
フオームキャリヤ層がどのように形成されるかに拘らず、この技術は、活性剤を 液体ビヒクルのフオームに、流動高進剤その他の改質剤とともに組み込むことが 必要となる。液体ビヒクルに活性剤を含むフオーム層の他のフィルムの支持層に 対する接着積層を、接着層に対する液体ビヒクルによる攻撃を防止しながら行な うのは困難である。従って、プレフォームされたフオーム(pre−forme d foam)を、活性剤の組み込みに先立ち、隣接する層に対してフオーム層 の火炎融着により積層するのが好ましい。
第2の技術は、隣接する層にあるいは隣接する層間に直接フオームを重合するも のであり、これにより接着による積層の必要性をなくすことができる。更に、活 性剤は、フオーム層の形成に先立ちプレフォーム溶液に加えることができるので 、活性剤用の液体ビヒクルは必要とされず、接着による積層を容易に採用するこ とができる。かくして、フオーム層は、1つまたは2つの剥離ライナに対して活 性剤を含む溶液を重合させることにより形成することができ、1つまたは2つの 隣接する層に接着積層することができる。かくして形成されたフオーム層に接着 層を被着して、積層体をホストの皮膚または粘膜に固着する手段を提供すること もできる。この技術を実施するための接着積層の有効性は、活性剤の熱分解の可 能性があるために、火炎融着が不可能な場合に重要である。
図面について説明するが、図面においては同じ参照番号は同様の部材を示してい る。図1は、シールされた状態にある本発明の経皮給送パッチ装置lOの全体を 示す横断面図である。活性剤は、プレポリマ溶液において活性剤とともに重合さ れた吸収性気泡フオーム@12に含まれている。活性剤は、皮膚を介しての活性 剤の浸透を促進する作用を行なう活性剤流動高進剤と組み合わせることができる 。
活性剤透過性皮膚接触接着層14がフオーム層12の表面15に被着され、ホス トの皮膚または粘膜に装置を固着する手段を提供している。支持層16の内層9 か、接着層18によりフオーム層12の表面17に固着されている。支持層16 および接着層18のいずれか一方または双方は、閉塞性とすべきであり、即ち、 活性剤が支持層の外面11を介して外方へ透過しないように活性剤に対して不透 過性とすべきである。
保護ライナ20が、使用に先立ち接着層14と18をカバーして活性剤の放出を 阻止するとともに、感圧接着剤である接着層の活性が周囲の埃その他の汚染物質 により失われないようにしている。
支持層16と接着層18は、フオーム層12に取着されたときにフオーム層12 を完全に覆うことができるように十分な表面積と形状とを有している。かくして 、接着面は、接着層18がフオーム層12と面15に被着される活性剤透過性皮 膚接触接着層の周辺部を包囲するようにフオーム層12に接着を行なう。
活性剤透過性接着層14と接着層18は、保護層20が除去されたときに、これ ら2つの接着層が皮膚または粘膜に被着して、装置をホストに固着する手段とし て作用することができるようになっている。活性剤は、このようにして、フオー ム層120面15から活性剤透過性皮膚接触接着層14を介して放出即ち解放さ れ、活性剤の連続投与を確保するが、支持層16を透過することはできず、ある いは接着層18が活性剤不透過性であるときには接着層18を介して外方へ放出 されることはない。
lN1aの実施例は、支持層16の内面9にフオーム層12を形成することによ りフオーム層12の面17に支持層16を固着した構成が、図1の実施例とは異 なる。従って、支持制御6は、閉塞性であり、即ち、活性剤不透過性であるので 、活性剤が閉塞性支持層16の外面11を介して外方へ浸透することはない。
図2に示す実施例は、速度制御ポリマ層22が活性剤透過性接着層24によりフ オーム層12の面15に固着され、活性剤がフオーム層12の面15からホスト の皮膚または粘膜へ解放される速度を制御する手段を提供している構成が、図1 の実施例とは異なる。図1、図1aおよび図2においては、接着層14または2 4のいずれかまたは全であるいは速度制御ポリマ層22は、皮膚を介しての活性 剤の浸透を促進するように活性剤流動高進剤を任意に含むことができる。
図2の実施例においては、活性剤透過性皮膚接触接着[14は、フオームIW1 2とは反対側の速度制御ポリマ層22の面に被着され、装置をホストの皮膚また は粘膜に固着する追加の手段を提供している。活性剤がフオーム層12の面15 から皮膚へ解放される速度を制御する手段は、活性剤がフオーム層12の面15 からホストの皮膚または粘膜へ解放される速度を制御する接着剤を活性剤透過性 皮膚接触接着層14として利用することにより、図1の実施例にも提供すること もてきる。
図3に示す実施例は、速度制御フオーム層12がポリマ層22の面5で重合され た構成が図2の実施例とは異なる。装置をホストの皮膚または粘膜に固着する追 加の手段が、速度制御ポリマ層22のフオーム層12とは反対側の面に被着され た活性剤透過性皮膚接触接着層14により提供されている。
図4および図5に示す実施例は、支持層16の内面9にフオーム層12を形成す ることにより支持層16がフオーム層12の面17に固着されている構成だけが 、図3および図2に示す実施例とそれぞれ異なっている。いずれの実施例におい ても、支持層16は閉塞性であり、即ち、活性剤が閉塞性の支持層16の外面1 1を介して外方へ透過しないように活性剤不透過性となっている。
接着層18は、フオーム層12、速度制御ポリマ層22および接着層14の周辺 部を包囲するように支持層160而9に被着されている。接着層14および18 は、保護層が除去されたときに、2つの接着層が皮膚または粘膜に被着されて、 装置をホストに固着する手段として作用することができるように配置されている 。活性剤は、かくして、フオーム層12の面15から活性剤透過性皮膚接触接着 層14を介して解放され、連続して投与されるが、支持層16あるいは活性剤不 透過性接着剤である接着層18を透過することはできない。
図3乃至図5に示す装置は、活性剤の皮膚を介しての浸透を促進する流動高進剤 を任意に含むことができる。流動高進剤は、フオーム層12、速度制御ポリマ層 22並びに接着層14および24が設けられている場合には、これらのいずれか または全てに包含させることができる。フオーム層12はまた、活性剤が層内に 十分に保持されるようにするためにバインダが活性剤と組み合わせて使用される ことを必要とする。
図6に示す実施例は、速度制御ポリマ層22がホストの皮膚または粘膜に直接被 着される構成が図2の実施例とは異なる。この実施例の接着層18は、積層体を ホストに固着する唯一の手段である。図6aに示す実施例は、閉塞性支持層16 が、閉塞性支持層16の内面9にフオーム層12を形成することによりフオーム 層12の面17に固着される構成が図6の実施例と異なっている。この実施例の 接着層18は、フオーム1?512および速度制御ポリマ層22の周辺部を包囲 する支持層16の延長周辺領域に制限されている。
図7に示す実施例も同様に、図3の実施例とは異なる。速度制御ポリマ層22は 、ホストの皮膚または粘膜に直接被着される。接着層18は、積層体をホストに 固着させる唯一の手段である。図7aに示す実施例は、閉塞性支持層16が、速 度制御ポリマ層22の面15と閉塞性支持層16の面9との間にフオームN12 を形成することによりフオーム層12の面17に固着される構成が図7の実施例 とは異なる。この実施例においても、接着層18は、フオーム層12と速度制画 ポリマ層22の周辺部を包囲する支持層16の延長周辺領域に限定される。
図8に示す実施例は、フオーム層12が、積層体をホストに固着する唯一の手段 である接着層18によりホストの皮膚または粘膜に直接被着されている構成が、 図2の実施例と異なる。図8aの実施例は、閉塞性支持層16が、該閉塞性支持 層16の内面9にフオーム1112を形成することによりフオーム層12の面1 7に固着されている構成が図8の実施例とは異なっている。この実施例において も、接着層18は、フオーム層12の周辺部を包囲する支持層16の延長周辺領 域に限定されている。
図9に示す装置lOは、図4に示す実施例と幾分類似している。活性剤を含む吸 収性気泡フオーム層12の面17には、閉塞性支持層16が固着されている。
閉塞性支持層I6は、内面9にフオーム層12を形成することにより面17に固 着されている。
図9に示す実施例は、速度制御ポリマ層22がホストの皮膚または粘膜に直接被 着されている構成が、図4に示す実施例とは異なる。かくして、接着層18は、 積層体をホストに固着する唯一の手段となる。図9aに示す実施例は、接着層1 4がフオーム層12をホストの皮膚または粘膜に直接被着する構成が図9の実施 例とは異なる。図9bに示す゛実施例は、フオーム層12がホストの皮膚または 粘膜に直接接触する構成が図9aの実施例とは異なる。この場合にも、接着層1 8は、積層体をホストに固着する唯一の手段となる。
図1Oに示す実施例は、接着層24が速度制御ポリマ層22をフオーム層12の 面15に固着する構成が図9の実施例とは異なる。接着層14は、速度制御ボリ マ層22のフオーム層12とは反対側の面に被着される。図10aに示す実施例 は、速度制御ポリマ層22がホストの皮膚または粘膜に直接被着される構成だけ が図10の実施例とは異なる。この場合にも、接着層18は、積層体をホストに 固着する唯一の手段となる。
図11に示す実施例は、フオーム層12がフィルムf!30に火炎融着されてい る構成が図1の実施例とは異なる。フィルム層30は、接着層18により支持層 16の内面9に固着されている。支持層16、接着層18およびフィルム層30 のいずれかあるいは全ては閉塞性とすべきであり、即ち、活性剤が支持層の外面 11を介して外方へ透過しないように活性剤不透過性とすべきである。図11a に示す実施例は、フオーム層12が、実施例7と同様にホストの皮膚または粘膜 と直接接触している構成が図1の実施例とは異なる。
図2、図3、図6および図8の実施例も同様に、フオーム層12と接着層18と の間に同じフィルム層を介在させるように構成することができる。
図6乃至図11aに示す装置も同様に、皮膚を介しての活性剤の浸透を促進する ように流動高進剤を任意に含むことができる。流動高進剤は、フオーム層12、 速度制御ポリマ層22並びに接着層14および24が設けられている場合には、 これらの層のいずれかあるいは全てに含ませることができる。フオーム層12は また、活性剤が層内に十分に保持されるようにするため、バインダが活性剤と組 み合わせて使用されることを必要とする。
支持層は、薄膜またはシートであるのが好ましい。
多くの場合、装置が取着される皮膚の領域を考慮し、装置、従って、支持層は、 審美的な理由から肌色とされる。好ましくは、支持層は活性剤に対して閉塞性を 呈する清澄なポリエステル層であるが、種々の色彩に染色しあるいは印刷物を貼 ることもできる。支持層は通常、支持体として作用するとともに、装置の保護カ バーとして機能する。
支持層は、該支持層が接触する層即ちフオーム層、フオーム層に内蔵される活性 剤、接着剤などに対して実質上不透過な材料あるいはかかる材料の組み合わせか ら形成するのが好ましい。しかしながら、主たる目的は、活性剤が装置の支持層 を介して滲出するのを防止することにあるから、支持層が装置の他の部分と接触 する面に接着層が被着される場合には、この不透過接着層は、支持層全体が活性 剤不透過性ではない場合でもこの目的を達成することができる。かくして、支持 層は、多くの場合は通常活性剤不透過性であるが、全ての場合に活性剤不透過性 である必要はなく、支持層が活性成分不透過性接着層のような、かかるバリヤ作 用を呈する層でない場合には、支持層とフオーム層との間に配置することができ る。実質上不透過とは、問題としている支持層即ち支持素子と接触する他の構成 素子が、装置の通常の使用期間および保存期間においてかかる層または素子を介 して、認識されるような透過を行なわないことを意味するものである。
外面層、即ち、図1に関して云うと、例えば、支持層16に使用される実際の材 料は、該層と接触する材料の特性による。幾つかの好適な材料には、例えば、セ ロファン、酢酸セルロース、エチルセルロース、可塑化酢酸ビニル−塩化ビニル コーボリマ、エチレン−酢酸ビニルコーボリマ、ポリエチレンテレフタレート、 ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン[例えば、サラ ン(SARAN) ] 、紙、布およびアルミニウムフォイルが含まれる。使用 される材料は、活性剤不透過性であるのが好ましい。この支持層を形成する材料 は、フレキシブルであっても、フレキシブルでなくてもよい。好ましくは、装置 が被着される身体の部分の形状になじむように、フレキシブルな支持層か使用さ れる。
好ましくは、図1の層16のような支持層を形成する材料は、フィルムまたは複 合フィルムである。複合フィルムは、金属蒸着(例えば、アルミニウム蒸着)フ ィルムまたは2つ以上のフィルムの積層体あるいはこれらの組み合わせとするこ とができる。例えば、ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンとの積層体ま たはポリエチレン/金属蒸着ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン積層体 を使用することができる。好ましいポリマには、ポリエチレン、ポリプロピレン 、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート[マイラー(MYLAR) ] のようなポリエステルおよびポリ塩化ビニリデン(サラン)が含まれる。最も特 定して云うと、本発明の特に好ましい組成物は、図1のフオーム層12のような 連続気泡ポリウレタンフォームとともに、図1の支持部材16のような支持層と して、ポリエチレンテレフタレート(マイラー)またはポリ塩化ビニリデン(サ ラン)の著しく閉塞性の層を使用する。かくして、ポリエチレンテレフタレート またはサラン素子は、問題の物質に対して著しく閉塞性であるが、これはまた比 較的剛性あるいは硬質であり、しかも図1のフオーム層12のような著しく軟質 で柔軟な連続気泡ポリウレタンフォーム層の使用により、使用者に対して良好な 使い心地を提供するとともに、使用者に対して満足な貼付を行なうことができる 。
上記したように、フオーム層は、支持層にフオーム層を形成することにより支持 層に固着させることができる。例えば、図1aに関しては、閉塞性支持層16は 、閉塞性支持層16の内面9にフオーム層16を形成することによりフオーム層 12の面17に固着される。同様の実施例が、図2b、図20、図5aおよび図 6aに示されている。これらの実施例においては、支持層の内面は、ポリエチレ ン、ポリプロピレン、シリコーンおよびフルオロカーボンをベースとするフィル ムのような、ウレタンには接着しない表面自由エネルギの低いポリマとすること ができない。好ましいポリマには、ポリウレタン、ハイトレル(HYTREL) のようなコーポリエステル、ペバックス(PEBAX)のようなポリエーテルブ ロックアミド、ポリアクリレート、エチレン酢酸ビニル、エチレンアクリレ−ト コ−ポリマ、サーリン(SURLYN)のようなイオンマ樹脂、ポリ塩化ビニル 、ポリ塩化ビニリデン(サラン)およびポリエチレンテレフタレート(マイラー )のようなポリエステルが含まれる。
支持層の内面が重合フオーム層に対して適宜の表面エネルギを有する場合には、 フオーム層の表面におけるポリマ分子の層は、フオーム層が重合するときに支持 層の内面の分子の層に組み込まれる。これにより、支持層の内面にフオーム層を 積層するのに接着剤を使用する必要性をなくすことができるが、支持層が閉塞性 であることは必要である。
上記したように、フオーム層は、フオーム層を支持層に火炎融着することにより 支持層に固着することができる。これらの実施例においては、支持層の内面は、 この場合にも、ウレタンフオームに接着するのに必要とされる表面エネルギを有 する上記したポリマの1ってなければならない。火炎融着の場合には、熱はフオ ームを解重合し、フオームは次いで、フオーム層の表面のポリマ分子の層が支持 層の内面分子の層に組み込まれるように再重合を行なう。この場合にも、フオー ム層を支持層の内面に積層するための接着剤は必要とされないが、閉塞性支持層 は必要とされる。
上記したように、支持層はまた、接着層によりフオーム層に固着することができ る。例えば、図1に関しては、支持層16は、接着層18によりフオーム層12 の面17に固着することができる。双方の実施例とも、上記したように、接着層 は活性剤がキャリヤ層から支持層へ滲出するのを防止するように活性剤不透過性 とすることができるとともに、支持層がない場合には活性剤不透過性とすべきで ある。接着層18と支持層16は、支持層16の延長周辺領域を形成するように フオーム層12を越えフオーム層12の全周に亘って周方向に延びており、接着 層18は支持層16の延長周辺領域とともにフオーム層12を越えて周方向へ延 びている。従って、接着層18は、装置を皮膚または粘膜に取着するという別の 作用も行なう。
同じく上記したように、支持層は、先づフオーム層をフィルム層に火炎融着する ことにより接着層を使用してフオーム層に任意に固着することができ、フィルム 層は、次いで、接着層により支持層に積層される。
膜に対する火炎融着は、上記したように行なうことができる。フィルム層に適し たポリマは、ウレタンフオームに対する接着に必要な表面エネルギを有すること が必要であるだけでなく、フオーム層の液体が接着層に移行するのを阻止するも のでなければならない。かかるフィルム層として使用するのに適したポリマは、 当業者が容易に認識することができるものである。
かくして、支持層をフィルム層またはフオーム層に接着することができるととも に、皮膚または粘膜への接着も行なうことができる接着剤が、本発明の図Iの実 施例に関して使用するのに適している。接着層の活性剤不透過性の程度は、フオ ーム層に含まれる活性剤による。好ましくは、接着層は、皮膚または粘膜と接触 するのに適した、例えば、皮膚学的に許容することができる感圧接着剤である。
活性剤不透過性接着剤は、多(の場合、液体の形態てフオーム層または支持層に 塗布即ちコーティングされる。液体の形態をなす接着剤は、接着剤成分を液体ビ ヒクルまたはエマルジョンに溶解または懸濁させることにより、あるいは熱可塑 性接着剤を融点よりも高い温度に加熱することにより得られる。次に、接着層を 、液体ビヒクルまたはエマルジョンを蒸発させることにより乾燥させるか、熱可 塑性材料を融点よりも低い温度に冷却することにより硬化させる。かくして、活 性剤不透過性接着剤は、接着層が実質上乾燥しあるいは硬化されたときに活性剤 不透過性となる。
本発明において使用するのに適した感圧接着剤には、例えば、幾つかの天然ゴム および合成ゴム接着剤、アクリル接着剤、架橋性積層接着剤が含まれる。適宜の 天然ゴム接着剤には、例えば、ビーエフグツドリッチ・カンパ=−(B、F、  Goodrich Co、)がら入手することができるR−1072、シーエル ・ハザウェイCC,L、 Hathaway)から入手することができるNo、 735およびエバンス・セイント・フレア(Evans St、 C1air) から入手することができるNo、5702が含まれる。合成ゴム接着剤には、例 えば、ジョヮス・コーポレイション(Jowath Cor、)から入手するこ とができるンヨワサーム(Jowatherm) 270−00およびジョヮサ ームS−3202並びにナショナル・スターチ(Na tional 5tar ch)から入手することができる70−9416が含まれる。他の適宜の積層接 着剤には、ダウ・コーニング(Dow Corning)の積層シリコーン接着 剤、ロード・コーポレイション(Lord Corporation)のタイセ ル(Tycel) 7900シリ一ズ積層接着剤が含まれる。はとんどの活性剤 に対して不透過性を示す接着剤は架橋性積層接着剤であるが、かかる接着剤は当 業者に周知である。
感圧接着剤を利用する場合には、支持層をフオーム層に固着する接着層の厚さが 増すにつれて、活性剤に対する接着層の不透過性もまた大きくなる。接着層に活 性剤不透過性を付与するためには、図1の活性剤不透過性接着層18の厚さは、 活性剤が上記したように装置から滲出するのを防止するように、活性剤(および 必要な場合には、不透過性接着層が接触する装置の他の構成要素)に対して十分 な不透過性を提供する厚さとなる。一般的には、活性剤不透過性を得るためには 、支持層をキャリヤ層に接合する不透過性接着層は、約0.05乃至0.13m m(約2乃至約5ミル)の厚さを存するものとなり、好ましくは、約0.05m m(約2ミル)の厚さを有することになる。
架橋性感圧接着剤は、活性剤および高進剤に対する接着層の不透過性を一層大き くする。接着層の架橋密度を大きくすることにより、活性剤の拡散に対するバリ ヤとしての作用を一層発揮させることができる。
次に、図1に示す装置の構成について更に説明すると、支持1i16とともにフ オーム1112を越えてフオーム層の全周に亘って周方向に延びる接着層18は 、活性剤透過性接着層14とともに装置をホストの皮膚または粘膜に少なくとも 十分に接着させることができる幅に形成される。活性剤が装置から滲出しないよ うにする、活性剤(および必要である場合には接着層が接触する装置の他の構成 素子)に対する不透過性は、層の幅の増加に伴って大きくなる。
適当な幅は、活性剤および不透過性の程度により変わり、約1.6乃至約51m m(1/16乃至2インチ)、好ましくは約3.2乃至25mm(1/8乃至1 インチ)の範囲にある。はとんどの場合、輻は、用途により約6,4乃至13m m(1/4乃至1/2インチ)である。幅は均一である必要はなく、例えば、特 定の幾何学形状を提供しあるいは保護ライナを除去するためのつまみを設けるこ とができるように装置の周辺部で変わることができる。
本発明の装置はまた、フオーム層とホストの皮膚または粘膜との間に活性剤透過 性接着層を設けて、装置を該接着層に接合するようにすることができる。活性剤 透過性接着層は、図1において層14により表わされている。ある実施例では、 第2の活性剤透過性接着層が利用される。例えば、図2に示すように、活性剤透 過性接着層24は、速度制御ポリマ層22をフオーム@120面15に固着する 。次に、装置は、フオームl1i12とは反対側の速度制御ポリマ層の面に被着 される活性剤透過性接着層14によりホストの皮膚または粘膜に固着される。
装置をホストの皮膚または粘膜に固着する活性剤透過性接着層は、皮膚学的に許 容することができるものであるのが好ましい。各活性剤透過性接着層はまた、感 圧性接着剤であるのが好ましい。薬剤を移行させることができる、周知の皮膚学 的に許容することができる感圧接着剤はいずれも、本発明において使用すること ができる。
かかる適宜の透過性接着剤には、アクリルまたはメタクリル酸と、n−ブタノー ル、イソペンタノール、2−メチルブタノール、l−メチルブタノール、1−メ チルペンタノール、2−メチルペンタノール、3−メチルペンタノール、2−エ チルブタノール、イソオクタツール、n−デカノールまたはn−ドデカノールの ようなアルコールとのアルコールエステルのポリマのようなアクリルまたはメタ クリル樹脂単独あるいはアクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミド、メタクリ ル了ミド、N−アルコキシメチルアクリルアミド、N−アルコキシメチルメタク リルアミド、N−t−ブチルアクリルアミド、イタコン酸、酢酸ビニル、アルキ ル基がIO乃至24の炭素原子を有するN−分枝アルキルマレインアミド酸、グ リコールジアクリレートまたはこれらのモノマの混合物のようなエチレン不飽和 モノマと共重合させたもの、ポリウレタンエラストマ、ポリビニルアルコール、 ポリビニルエーテル、ポリビニルピロリドンおよびポリ酢酸ビニルのようなビニ ルポリマ、尿素ホルムアルデヒド樹脂、フェノールホルムアルデヒド樹脂、レソ ルシノールホルムアルデヒドI(If旨、エチルセルロ−ス トロセルロース、酢酸酪酸セルロースおよびカルボキンメチルセルロースのよう なセルロース誘導体、並ヒに、グアー、アカシア、ペクチナ(pectina)  、澱粉、デストリア(destria) 、ゼラチン、カゼインなどのような 天然ゴムか含まれる。他の適宜の感圧接着剤には、ポリイソブチレン感圧接着剤 、ゴム感圧接着剤およびノリコーン感圧接着剤が含まれる。接着剤はまた、本技 術分野において周知のような粘着付与剤および安定剤を配合することができる。
活性剤透過性に関して好ましい接着剤には、コーティング重量が25乃至3 5  g/m” の、アベリー・ケ ミカル・カンパ=−(Avery Chemical Company)のAS −351HSXのようなアクリルコーボリマ接着剤が含まれる。この感圧接着剤 は、全固形分含量が約52%で、ブルックフィールド粘度(25℃におけるLV T/スピンドルNo.4/12PPM)が約15,000乃至25,000cp sで、ガロン当たりの重量か約3.4kg (7.4ボンド)の永続性のある粘 着フィルムを提供する架橋性ポリマである。これはまた、特に従来の塗布装置に おいて使用することができるように、ヘキサンまたはトルエンで希釈し、所望の 固形分および/または粘度範囲とすることができる。
このような目的のために使用することができる他のかかる接着剤には、デュロタ ック(DtJROTAK) 8 0 − 1054の表示が付されてナショナル ・アドヒーシブズ(National Adhesives)から販売されてい るアクリル感圧接着剤か含まれる。この接着剤は、固形分含量が47、5%で、 粘度が3,ooocpsて、可塑度[ウィリアムス(Williams)コが2 .9mmである。これは、一般に、酢酸エチル、ヘプタン、イソプロピルアルコ ールおよびトルエンをはじめとする溶媒系とともに使用される。別のかかる接着 剤として、ジエルバ・マルチポリマ・エマルジョン(GELVA Multip olymer Emulsio口)2484の表示が付されてモンサンド (M onsanto)から販売されているものがあり、これは固形分含量が59%で 、粘度が1,500乃至約2,300cpsの安定な水性アクリルエマルジョン 感圧接着剤からなる。別のアクリル接着剤には、例えば、モンサンドから入手す ることができるジェルバフ88および733、シーエル・ハザウエイから入手す ることができるPS−41,1イチビ−・ヒューラ(H,B、 Fuller) から入手することができるVr−0833、モートン・ケミカル(九1orto n Chemical)から入手することができるアトコツト(ADCOT)  73 A 207 A、ナショナル・スターチ(National 5tarc h)から入手することができるNo、80−2404.80−105 4.72 −9056および72−9399、ローム・アンド・ハース(Rohm & H aas)から入手することができるN。
、E−2015、E−2067およびE−1960、ユニロイヤル・インコーホ レイテッド (Uniroyal、 [nc、 )から入手することができるM −6112並びにダブリュアール・ブレイス(W、R,Grace)から入手す ることがてきるダウタツク(Daratak) 74 Lが含まれる。
適宜のゴム接着剤には、ナショナル・スターチから入手することができるデュロ タツク36−6172およびモートン・ケミカルから入手することかできるモー スティック(Morstik) l 18が含まれる。適宜のシリコーン接着剤 には、例えば、ダウ・コーニング(Dow Corning)から入手すること ができるX7−4502が含まれる。
活性剤透過性接着層は、装置が皮膚に配置されるときに活性剤の幾分かを含むの が好ましい。これにより、皮膚または粘膜に当初から活性剤を存在させることが でき、活性剤の吸収が所望されるときにかかる吸収の遅れをなくすことができる 。がくしで、活性剤は、ホストにただちに利用される。当初からの活性剤の存在 は、接着層および配設されている場合には速度制御層を介して行なわれる活性剤 の移行および製造の際に活性剤透過性接着層または速度制御層に混合される活性 剤の量によるものである。このように、活性剤と活性剤流動高進剤のいずれがま たは双方が、利用される積層体の層の幾つかに存在するが、これはこれらの層の 1つにだけ成分を組み込んだ結果であり、その後肢成分の他の層への移行が行な われる。
透過性接着層に存在する活性剤または活性剤高進剤の量は、例えば、パルス投与 に関して所望される当初の薬剤の存在量による。例えば、米国特許第4.o31 .894号には、c m 2 有効表面積当たり1o乃至200マイクログラム のスコポラミン基準が透過性接着層における活性剤の適宜の初期量であると開示 されている。
皮膚または粘膜と接触する透過性接着層の幅(即ち、表面積)と厚さは、皮膚ま たは粘膜に対して所望の投与量を確保することができるように、活性剤または活 性剤高進剤に対する十分な透過性と適宜の表面積とを提供することができる寸法 とされる。これらの幅と厚さは、本技術分野において通常のものであるので、本 明細書においては詳細な説明は省略する。
図1には、透過性接着層に直接接触および/または隣接する周辺接着層が示され ている。しかしながら、これは必要ではなく、所望の場合には、周辺接着層と透 過性接着層との間にギャップを設けることができる本発明の図1に示す実施例に おける周辺および透過性接着層の厚さおよび形状は、同じあるいは対応するもの である必要はない。これは、活性成分が透過する透過性接着層の表面積に影響を 及ぼすことなく、装置を主に周辺接着剤により皮膚または粘膜の特定の部分に接 着するように形成することができる(即ち、装置の形状は、皮膚または粘膜に給 送される活性剤の量を決める透過性接着層の表面積を変えることなく変えること ができる)ので、本発明のこれらの実施例にとって特に有利である。
図1のフオーム層12のようなフオーム層については、これらは活性剤か物理的 に溜められる層である。
即ち、活性剤は、フオームの隙間に包含される。
フオームは物理的吹込み(physically−blown)フオームとする ことができるが、水吹込み(water−blown)フオームとしても知られ ている内部吹込み(internally−blown)フオームが好ましい。
本発明に使用するのに好ましいフオームは、内部吹込みポリエステルまたはポリ エーテルタイプのポリウレタンフォームであるが、フオーム層は、本発明に関し ては、ペンシルバニア州、ピッツバーグに所在するピーピージー(PPG)によ り製造されるテスリン(TESLIN)およびヘキストーセラニーズ(Hoec hs t−Ce1anese)により製造されるセルガード(CELGARD) のようなポリオレフィン微細気泡フオームおよび多孔質フィルムを含むものとし て定義される。
当業者であれば十分に理解することができるように、ポリウレタンフォームは、 一般に、ポリエステルまたはポリエーテルポリオールを、発泡剤の存在下で、更 に、必要な場合には、追加のポリオール含有成分、連鎖延長剤、触媒、界面活性 剤、安定剤、染料、充填剤および顔料の存在下で有機ポリイソシアネートと反応 させることにより得られる。気泡ポリウレタンフォームの製造に適した方法は、 該方法と関連して使用される一\き適宜の装置とともに、再発行米国特許第24 .514号に開示されている。水が発泡剤として加えられる場合には、水と反応 して二酸化炭素を形成するように対応する量の過剰のイソシアネートを使用する ことかできる。
ポリウレタンプラスチックの製造は、過剰の有機ポリイソシアネートを第1の工 程においてポリオールと反応させて遊離のイソシアネート基を有するプレポリマ を形成し、次いて、このプレポリマを第2工程において水および/または追加の ポリオールと反応させてフオームを形成するプレポリマ技術により行なうことが できる。更に、 分を、ポリウレタンをつくる「ワンショット」(”one−s hoじ)技術として広く知られている1回の作業工程で反応に供することもでき た。更にまた、水の代わりに、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、ペンテンおよび ヘプテンのような低沸点炭化水素、アゾヘキサヒドロベンゾジニトリルのような アブ化合物、ジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロ ジフルオロエタン、塩化ビニリデンおよび塩化メチレンのようなハロゲン化炭化 水素を発泡剤として使用することができる。
ポリカルボン酸および多価アルコールから例えばつくられるような適宜のヒドロ キシ末端基ポリエステルを使用することができる。修酸、マロン酸、こはく酸、 グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アセライン酸、セバシン酸 、ブラシル酸、サブシン酸、マレイン酸、フマール酸、グルタコン酸、アルファ ヒドロムコン酸、ベータヒドロムコン酸、アルファブチル−アルファエチルグル タル酸、アルファ、ベータジエチルこはく酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ヘ ミメリット酸および1.4−シクロヘキサンジカルホン酸のような適宜のポリカ ルボン酸を使用することができる。エチレングリコール、プロピレングリコール 、トリメチレングリコール、1.2−ブタンジオール、1.3−ブタンジオール 、l、4−ブタンジオール、l、2−ベンタンジオール、1.4−ベンタンジオ ール、1.5−ベンタンジオール、L 6−ヘキサンジオール、1.7−へブタ ンジオール、グリセロール、l、1.1−トリメチロールプロパン、■、111 −トリメチロールエタン、l、2.6−ヘキサンジオール、アルファーメチルグ ルコシド、ペンタエリトリトールおよびソルビトールのような脂肪族および芳香 族の双方の適宜の多価アルコールを使用することができる。更に、「多価アルコ ール」なる語には、ビスフェノールAのようなフェノールから誘導される化合物 も含まれる。アジピン酸ベースのポリエステルポリオールが好ましい。
ヒドロキシル含有ポリエステルはまた、ポリエステルを形成する場合の反応体に 、あるアミンまたはアミノアルコールを含ませることにより得られるようなポリ エステルアミドとすることもできる。かくして、ポリエステルアミドは、エタノ ールアミンのような了ミノアルコールを上記したポリカルボン酸で縮合すること により得ることができ、あるいはエチレンジアミンのようなジアミンの成分の一 部だけを用いてヒドロキシル含有ポリエステルを形成する同じ成分を使用してつ くる二ともできる。
酸化アルキレンまたは酸化アルキレンと多価化合物との混合物の重合生成物のよ うな適宜のポリエーテルポリオールを使用することができる。好ましい酸化アル キレンには、酸化エチレン、酸化プロピレン、酸化ブチレン、酸化アミレンおよ びこれらの酸化物の混合物が含まれる。ポリエーテルポリオールはまた、テトラ ヒドロフランおよび酸化アルキレン−テトラヒドロフラン混合物、エビクロロヒ ドリンのようなエピハロヒドリン並びに酸化スチレンのような酸化アラルキレン のごとき他の出発材料からつくるのも好ましい。ポリエーテルポリオールは、第 1または第2のヒドロキシル基を有することができる。より好ましいポリエーテ ルポリオールには、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリ コール、ポリオキシブチレンダリコールおよびポリテトラメチレングリコール、 ブロックコーボリマ、例えば、ポリオキシプロピレンおよびポリオキシエチレン グリコールの組み合わせ体、ポリ(l、2−オキシブチレン)およびポリオキシ エチレングリクールの組み合わせ体、ポリ(114−オキシブチレン)およびポ リオキシエチレングリコールの組み合わせ体並びに2つ以上の酸化アルキレンの 混合物から形成されあるいは2つ以上の酸化アルキしンの逐次添加により形成さ れるランダムなコーポリマグリコールが含まれる。
ポリエーテルポリオールは、例えば、インターサイエンス・パブリッシャーズ・ インコーホレイテッド(Interscience Publishers、  Inc、)発行のエンサイクロペディア・オブ・ケミカル・テクノロジー(En cyclopedia of Chemical Technology)第7 巻、第257−62頁(1951年)または米国特許第1.922.459号に 開示の方法のような公知の方法によりつくることかできる。好ましいポリエーテ ルには、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリトリトール、スクロ ース、ソルビトール、プロピレングリコールおよび2.2″ −(4,4°−ヒ ドロキシフェニル)プロパンの酸化アルキレン付加生成物並びに100乃至10 .000の当量を有するこれらの混合物が含まれる。
使用することができる有機ポリイソシアネートには、芳香族、脂肪族および脂環 式ポリイソシアネート並びにこれらの組み合わせが含まれる。好ましいタイプの これらのジイソシアネートの代表的なものとして、m−フェニレンジイソシアネ ート、2.4−トルエンジイソシアネート、2.6−トルエンジイソシアネート 、2.4−および2.6−トルエンジイソシアネートの混合物、ヘキサメチレン ジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、シクロヘキサン−1,4 −ジイソシアネート、ヘキサヒド口トルエンジイソシナネート(および異性体) 、ナフタレン−1,5−ジイソシアネート、!−メトキシフェニルー2.4−ジ イソシアネート、4.4° −ジフェニルメタンジイソシアネート、4.4°  −ビフェニレンジイソシアネート、3.3′−ジメトキシ−4,4° −ビフェ ニルジイソシアネート、3.3゛−ジメチル−4,4゛ −ビフェニルジイソシ アネート並びに3.3′ −ジメチルジフェニルメタン−4,4′ −ジイソシ アネート、4.4゛、4”−トリフェニルメタントリイソシアネートおよびトル エン2.4.6−)ジイソシアネートのようなトリイソシアネート、更には4. 4′ −ジメチルジフェニルメタン−2,2′−5,5′−テトライソシアネー トのようなテトライソシアネートおよびポリメチレンポリフェニレンポリイソシ アネートのような高分子ポリイソシアネートが含まれる。入手性および特性の点 から特に好ましいのは、トルエンジイソシアネート、4.4′ −ジフェニルメ タンジイソシアネートおよびポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネートで ある。
トルエンジアミンの混合物のホスゲン化(phosgenation)により得 られる粗製の(crude) )ルエンジイソシアネートあるいは粗製のジフェ ニルメタンジアミンのホスゲン化により得られる粗製のジフェニルメタンジイソ シアネートのような粗製のポリイソシアネートも使用することかできる。好まし い組成のイソシアネートは、米国特許第3,215,652号に開示されている 。
ポリウレタンフォームの製造において使用することかできる連鎖延長剤には、水 、ヒドラジン、第1および第2ジアミン、アミノアルコール、アミノ酸、ヒドロ キシ酸、グリコールまたはこれらの混合物のような活性水素原子を担持する少な くとも2つの官能基を有する化合物が含まれる。連鎖延長剤の好ましい群には、 水、エチレングリコール、l、4−ブタンジオール、並びに、フェニレンジアミ ン、l、4−シクロヘキサン−ビス−(メチルアミン)、エチレンジアミン、ジ メチレントリアミン、N−(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン、N、 N’ −ジ(2−ヒドロキブロビル)エチレンジアミン、ピペラジンおよび2− メチルピペリジンのような水よりも一層容易に重合性ポリウレタンと反応を行な う第1および第2ジアミンか含まれる。
例えば、トリエチレンジアミン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン 、ジエチルエタノンアミン、N−ココモルホリン、l−メチル−4−ジメチルア ミノエチルピペラジン、3−メトキシプロピルジメチルアミン、N、NSN’  −4リメチルイソプロピルプロピレンジアミン、3−ジエチルアミノプロピルジ エチルアミン、ジメチルベンジルアミンなどのような第3アミンをはじめとする 適宜の触媒を使用することかできる。他の適宜の触媒には、例えば、塩化第1錫 、ジー2−エチルへキサン酸ジブチル錫、酸化第1錫および米国特許第2,84 6,408号に開示されているような他の有機金属化合物がある。
界面活性剤は、フオームの破壊または著しく大きい不均一な気泡の形成を防止す るために、本発明に係る高品質のポリウレタンフォームを形成するのに一般に必 要とされる。数多くの界面活性剤が、満足のいくものであることがわかった。非 イオン界面活性剤が好ましい。これらのうち、周知のシリコーンのような非イオ ン界面活性剤が特に望ましいことがわかった。好ましくはないが、効果がある他 の界面活性剤には、長鎖のアルコールのポリエチレングリコールエーテル、長鎖 のアルキル酸スルフェートエステルの第3アミンまたはアルカノールアミン塩、 アルキルスルホン酸エステルおよびアルキルアリルスルホン酸が含まれる。
本発明のフオーム層は、大きい気孔率の連続気泡微孔質ウレタンフオームである のが好ましい。気孔率は、75%を越え、好ましくは90%を越え、より好まし くは95%を越え、最も好ましくは97%を越えるよう(こすべきである。フオ ーム層は、リニアインチ(linear 1nch)当たり孔が約50乃至約1 00という孔サイズ(pore 5ize)を有するようにすべきである。孔サ イズは、リニアインチ当たり孔が約60乃至約90であるのが好ましい。
フオーム層は、約24乃至約96g/l(約1. 5乃至約6.0ボンド/立方 フイート)の密度を有するようにすべきであり、約24乃至約40g/l(約1 .5乃至約2.5ボンド/立方フイート)の密度が好ましい。フオーム層の厚さ は、約2.3乃至約6.4mm(約90乃至約250ミル)にすべきであり、約 3.2乃至約5.1mm(約125乃至約200ミル)の厚さが好ましい。
上記したように、ウレタンフオーム層は、ばらつきのない(consisten t)厚さのフオームが得られるように、拘束する(restraining)上 層に抗して閉塞性ライナ支持層にシートキャスティングを行なうことにより形成 することができる。ウレタンフオームは、パン素材に形成し、当業者に周知の従 来の方法により剥すことができる。プレビールロール素材も商業的に入手するこ とができる。フオーム層の形成方法に関係なく、フオームは活性剤が均一に吸収 されるように親水性とすべきである。本質的に親水性のフオームおよび親水性と なるように処理されたフオームの双方とも、本発明に関して使用するのに適して いる。
本発明の−の実施例によれば、活性剤は、フオームの吹込み成形を行なう前にフ オーム反応体と予め混合し、フオーム層全体に活性剤を均一に分散させることか できる。かかる反応は、ポリイソシアネート、ポリオールまたは水のフオーム反 応体と反応しない活性剤を用いて行なうことがてきる。フオーム層における活性 剤の量は、フオーム反応体の反応混合物を、反応を阻害する程度まで希釈するよ うなレベルにすべきではない。
本発明の装置は、図2において層22として示されている速度制御ポリマ層を任 意に含む。速度制御ポリマ層として使用するのに適したポリマは、本技術分野に おいて通常のものであり、本明細書においては詳細な説明は省略する。幾つかの 好ましい材料には、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニ ルコーボリマ(EVA) 、コーポリエステル[例えば、ハイトレル(HYTR EL)]およびポリウレタンが含まれる。好ましい速度制御ポリマ層のポリマに は、速度制御ポリマ層をフオーム層に固着する活性剤透過性接着層を省略するこ とができるようにポリウレタンフォームにソートキャスティングすることにより 形成されあるいは火炎融着することができるポリマである。
速度制御ポリマ層を介して透過する活性剤の透過速度は、ポリマ層に関する活性 剤の親和力、活性剤の分子の大きさ、フオーム層の重合構造および該層の厚さの ような因子による。従って、適宜の速度制御重合材料およびその厚さは、使用さ れる活性剤および所望の透過速度による。ポリマ層およびその厚さを選択するこ とにより、所望の場合に、皮膚または粘膜に対する投与量を制御する手段を提供 することができるが、これは当業者には実質上通常のものである。
本発明の活性剤は、皮膚に対しであるいは皮膚を介して局所的に給送される液剤 として定義される。本発明においては、[液体」活性剤とは、純粋な形態では、 皮膚の温度(32°C)において液体である化合物または組成物として定義され る。液体活性剤にはまた、純粋な形態では皮膚の温度で固体であり、皮膚の温度 において液体であるキャリヤまたはバインダに溶解あるいは懸濁する化合物およ び組成物が含まれる。皮膚温度において液体である活性剤は、活性剤の粘度を高 めて活性剤がフオームにより保持されかつ徐々に放出されることができるように 、バインダと組み合わせることもできる。本発明においては、「液体」活性剤、 キャリヤおよびバインダは、ゲル、コロイド、分散液、エマルジョン、溶液など として定義される。
本発明の好ましい実施例においては、液体活性剤は、皮膚温度では液体であるが 、積層体がホストの皮膚または粘膜に被着されるまではフオーム層に固体形態で 存在するように、室温においては固体である。必要な場合には、キャリヤとバイ ンダは、かかる温度範囲において液化する活性剤を提供するように選択される活 性剤は、例えば、全身系または局所系薬剤とすることがてきる。所望の場合には 、個々の活性剤またはこれらの混合物を使用することができる。皮膚または粘膜 を透過する薬剤は、単独であるいはキャリヤまたはバインダと組み合わせて皮膚 温度において液体でありかつ透過性接着層を透過することができる場合には、本 発明の装置において内部または局所投与に使用することができる。
本発明の装置により投与されるのに適した全身系薬剤には、ニコチンのような精 神活性剤、塩酸プブレノルフィンのような薬学活性化合物、ケトボラック(ke tovolac) 、セレジリン(selegi 1ine)、セルトラリン( Sertralin) 、ロバスタチン(lovastatin)、スマトリブ チン(sumatryptin) 、ロラゼパム(Iorazepam) 、ア ルブラシラム(alprazolam)、モルヒネおよびその類似体、ベンゾジ アゼピンおよび三環式抗抑制剤、エストラノオールおよびプロゲステロンのよう なホルモンなどが含まれる。
フオーム圏に存在する活性剤の量は、活性剤を必要とするホストに対する活性剤 の薬学的および生理学的に有効な投与量を提供するのに十分な量とされる。この 量は、以下に説明する実施例において示すように、過度の実験を行なうことなく 当業者が容易に定めることができるものである。一般には、活性剤は、フオーム 層に約5乃至約75重量パーセントのレベルで存在する薬学活性化合物である。
これは、活性剤高進剤、キャリヤまたはバインダの量を含まない。活性剤がニコ チンである場合には、フオーム層のニコチン濃度は約0.5乃至約30重量パー セントが適当であり、約2乃至約30重量パーセントの濃度が好ましい。約5乃 至20重量パーセントのニコチン濃度が最も好ましい。
上記したように、活性剤の皮膚透過を促進する流動高進剤は、フオーム層、速度 制御ポリマ層または活性剤透過性接着層に含ませることができる。適宜の高進剤 には、シクロヘキサノール、ラウリルアルコールなとのような炭素原子が6乃至 12の1価の飽和または不飽和脂肪族および脂環式アルコール、鉱油のような脂 肪族および脂環式炭化水素、脂環式および芳香族アルデヒドおよびシクロヘキサ ノンのようなケトン、N、N−ジエチルアセトアミド、N、N−ジメチルアセト アミド、N−(2−ヒドロキシエチル)アセトアミドなとのようなN、N−ジ( 低級アルキル)アセトアミド、ミリスチン酸イソプ口ピルおよびラウリルジンの ような脂肪族および脂環式エステル、デシルメチルスルホキシドのようなN、N −ジ(低級アルキル)スルホキシド、精油、N−メチル−2−ピロリドンのよう なニトロ化脂肪族および脂環式炭化水素およびアゾン、サリチレートおよびポリ アルキレングリコ−スジリケード、オレイン酸およびラウリル酸のような脂肪酸 、ンネオールのようなテルペン、ラウリル硫酸ナトリウムのような界面活性剤、 ヘキサメチルシロキサンのようなシロキサン、並びに、上記した物質の混合物な どをはじめとする、米国特許第4,573,966号に記載されているものがあ る。
フオーム層において活性剤と組み合わせることができる液体キャリヤには、例え ば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエステルおよび ポリエーテルポリオール、エポキシ化アマニ油およびくえん酸トリエチルのよう な単純液体エステル、フタル酸ジシクロヘキシル、アジピン酸ジイソデシル、脂 肪酸(オレイン酸、ラウリル酸など)、脂肪酸の塩、脂肪アルコール、脂肪エス テル[セラフィルズ(CERAPHYLS)なと]、テルペンなどが含まれる。
好ましい液体キャリヤには、脂肪酸、脂肪エステル、脂肪アルコール、ポリエチ レンゲルコールおよびポリプロピレングリコールが含まれる。
フオーム層において活性剤と組み合わせることができるバインダには、例えば、 公知の架橋剤とともにあるいはかかる架橋剤を含むことなく、水溶性または水不 溶性ゴムまたは樹脂を使用して形成される従来のヒドロゲルが含まれる。ゴムま たは樹脂には、アガロース、アルギン酸塩、ヒドロキシエチルセルロースおよび ヒドロキシプロピルセルロースのようなアルキルおよびヒドロキシアルキルセル ロース、アミロペクチン、アラヒノガラクチン(arabinogalacti n) 、カルボキシメチルセルロース、カラゲーナン、ユーチューマ(euch euma)、ツーコイダン(fucoindan) 、フルセララン(furc ellaran) 、ゼラチン、グアーゴム、アガールゴム(gum agar )、アラビアゴム、インドゴム、カラヤゴム、トラガカントゴム、ヒペニア(h ypenia) 、カラチンラミナラン(karatin laminaran ) 、いなご豆ゴム、ペクチン、ポリアクリルアミド、ポリ(アクリル)酸およ びその類似体、ポリエチレングリコール、ポリ(酸化エチレン)、ポリ(ヒドロ キシアルキル)メタクリレート、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン 、プロピレングリコールアルギネート、澱粉およびその改質された類似体、タマ リンドゴム、N−ビニルラクタムポリサツカリド並びにキサンタンゴムが含まれ る。更に、かかるヒドロゲルは、アクリル酸のヒドロキシアルキルエステルおよ びメタクリルアミド、n−ビニル−2−ピロリドン、アルキルアクリレートおよ びメタクリレート、酢酸ビニル、アクリロニトリル並びにスチレンのような親水 性および疎水性モニマの共重合および架橋により形成することができる。本発明 において使用するのに適した他のバインダには、ヒーゴム(veegum)、高 分子量ポリグリコールなどが含まれる。
本発明において使用するのが好ましいバインダには、セルロースエステル、ポリ ビニルピロリドンおよびポリアクリレートが含まれる。本発明におけるバインダ は、活性剤と組み合わされかつフオーム層に組み込まれる液体、ペースト、半固 体または固体として得ることができる。
好ましい実施例においては、装置は、皮膚または粘膜に被着されるべき装置の面 、即ち、活性剤透過性接着層および存在する場合には周辺接着層に取着される保 護ライナを含む。保護ライナは、上記した支持層に使用するのに適した材料と同 じ材料からつくることができる。かかる材料は、例えば、表面に対するシリコン 、テフロンその他の適宜の材料のコーティングを用いた通常の処理により、接着 層から除去自在または解放自在に形成するのが好ましい。装置の保護ライナから の取外しはまた、保護ライナの機械的処理、例えば、保護ライナをエンボス処理 することにより行なうことかできる。
しかしながら、保護ライナは、紙もしくは紙含有層または積層体をはじめとする 種々の層、ポリエチレンのような押出しポリオレフィンのごとき種々の熱可塑性 樹脂、種々のポリエステルフィルム、フォイルライナ、種々のポリマに被着また は積層された布層、並びに、押出しポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレー ト、種々のポリアミFなどから形成することができる。保護ライナはまた、紫外 線および酸素に対する耐性か得られるようにアルミニウムの蒸着により形成され た金属蒸着ポリエステルまたはポリプロピレンのような真空蒸着フィルムから形 成することもできる。
本発明の特に好ましい実施例における保護ライナには、ポリエチレンなとのよう なプラスチックから形成される内側フォイル層と外側フォイル層からなる積層体 が含まれ、この保護層はシリコン化(siliconized)コーティングに より解放自在とされるとともに、エンボス処理即ち粗にされた表面を有する。表 面のエンボス処理は、数多くの従来の方法により行なうことができる。一般には 、エンボス処理面は雄雌工具を使用して形成することができ、好ましくは、加熱 により促進することができる。このエンボス処理の主たる目的は、表面を粗にし 即ち表面に凹凸を形成して、表面の全体が対応する接着層と物理的に接触するこ とがないようにするものである。
行なわれるエンボス処理の実際のパターンは変えることができ、ある場合には、 保護ライナの大きな連続する領域をエンボス処理することができる。好ましくは 、保護ライナの表面の約30%がこのようにしてエンボス処理される。しは組織 (grainy texture)などの形成のようなエンボス処理の模様は、 上記したパラメータの範囲内で選択することができる。保護ライナの内面にエン ボス処理がなされると、保護ライナが接着層に接着して、本発明の装置を使用す ることが所望される場合に接着層から離れなくなるのを防止することかできるの で著しく有意である。このように分離操作か容易に行なわれることは、本発明の 装置の商業化において重要な意義を有するものである。特定の保護層の選択は、 所望されるライナが透明であるのかあるいは不透明であるのかをはじめとする、 問題となる装置の他の最終条件による。
かくして、保護ライナの略全面が接着層と接触するが、保護ライナにより接着層 に提供されるシールは、保護ライナの縁部を単に引き離すことにより「剥し自在 」(”peelable“)即ち取り外し自在となる。同時に、これが行なわれ ると、皮膚または粘膜と接触するための接着層は、接着層とキャリヤ層および存 在する場合には周辺延長支持領域との間の接着率と、接着層と保護ライナのコー ティングされた解放面との間の接着率との差により、キャリヤ層および周辺延長 支持領域に接触保持される。
活性剤が本発明の装置により投与されるホストは、薬剤その他の活性剤が所望の 効果を発揮するホストとすることができる。ホストは、例えば、人間あるいは温 血または冷血動物のような哺乳類とすることができる。活性剤を投与することに より、治療または実験上の利点を得ることができる。本発明の装置はまた、他の 有利な目的に使用することができる。
本発明の装置の種々の層を組み合わせて、本技術分野において通常の方法により 積層体を形成することができる。しかしながら、本発明は、支持層にフオーム層 を形成することにより接着剤なしにフオーム層を支持層に取着する方法、プレポ リマ溶液を重合する前に活性剤をプレポリマ溶液に添加して活性剤をフオーム層 に組み込むことによりフオーム層を形成する方法、更には支持層の速度制御ポリ マ層にフオーム層を火炎融着する方法を含むものである。
上記したように、フオーム層がウレタンフオームである場合には、フオーム層は プレビールロール素材により得ることができ、あるいは当業者にとって通常の方 法により得られるパン素材から剥すことができる。
フオーム層はまた、拘束する上層に抗して第1の層にフオームをシートキャステ ィングしてばらつきのない厚さのフオームを形成することにより所定のゲージ( gauge)に形成することもできる。好ましくは、第1の層は、支持層上でフ オーム層を重合することにより支持層とフオーム層の積層体が形成されるように 、支持層である。
フオーム層は、イソシアネートポリマまたはプレポリマを含む第1の流れと、触 媒、水、界面活性剤、安定剤、任意のポリエステルまたはポリエーテルポリオー ルおよび活性薬剤物質を所望の場合に含む第2の流れとを同時に計量することに より支持層に形成される。この混合物は、次いで、支持層の材料からなる移動ウ ェブに対して分散される。
即ち、2つの流れは、フオーム配合物のコーティングの下方に配置された移動ウ ェブに対して前後に振動する混合/分散装置において同時に計量される。反応は 、流れが2つの均合部材からなる混合ヘッドにおいて一緒にされたときに開始さ れる。
先づ、重合が行なわれ、次いで、発泡が行なわれる。二酸化炭素が、イソシアネ ートと水との副反応により放出される。この気体は、ポリマの密度を低くすると ともに、フオームマトリックスを形成する。発泡が行なわれ、ポリマが依然とし て形成されている場合には、コーティングされた支持体が、シートキャスティン グされた積層体の最終的な厚さを制限しかつ制御するニップロールを介して形成 される。
本発明の−の実施例においては、支持層は、フオーム層に被着されたときにフオ ーム層を完全に覆ってフオーム層の周辺部を包囲することができるように、十分 な表面積と形状に形成される。フオーム層が接着層により支持層に取着される場 合には、かかる取着は、フオーム層を先づ打ち抜き、次いで、打ち抜いたフオー ムの片を支持層と組み合わせることにより行なうことかできる。あるいは、支持 層とフオーム層は、打ち抜きの前に組み合わせることができる。打ち抜きは、本 発明においては、積層技術において周知の方法により行なうことができる。
フオーム層か支持層に形成される場合には、フオーム層の打ち抜きは行なわれな い。その代わりに、プレポリマ溶液は、発泡に先立ち、ステンシル、シルクスク リーンなとのような従来のパターンコーティングまたは印刷法により、フオーム 層のパターンに従って支持層に被着される。
液体活性剤は、任意に加えられる活性剤高進剤、キャリヤまたはバインダととも に、幾つかの方法のいずれか1つによりフオーム層に組み込むことができる。
フオーム層が、商業的に入手することができるプレビールロール素材またはパン 素材から直接剥されるロール素材を使用して支持層に積層される場合には、液体 活性剤および他の成分を従来のコーティング技術によりフオーム層に組み込むこ とができるので、液体活性剤は、フオーム層に吸収される。一般に、フオーム層 には、ロール、グラビア、ニップまたは転写コーティングなとのような塗布即ち コーティング技術により、液体活性剤および他の成分が均一に塗布即ちコーティ ングされる。かかるコーティング工程は、種々の支持層、フオーム層および接着 層を組み合わせる積層装置により実施することができる。
上記したように、本発明はまた、活性剤をフオーム層に組み込む方法に関するも のである。特に、活性剤は、フオーム層の発泡に先立ち、触媒溶液に加えること ができる。活性剤高進剤、バインダまたはキャリヤを任意に含む活性剤は、触媒 、界面活性剤、任意のポリエステルまたはポリエーテルポリオールおよび水の溶 液に気泡ウレタンフオームを形成するのに有効な量か加えられる。次に、溶液を 有効量のイソシアネートポリマまたはプレポリマを含む溶液と接触させ、活性剤 を含む気泡ウレタンフオームを形成する。
このフオームは、液体活性剤を含まないフオームに関して上記した手順に従って 、フオーム層として形成される。特に、フオームは、本技術分野において従来の 方法により、パン素材に形成し、剥して活性剤含有フオーム層に形成することが できる。活性剤を含むフオーム層はまた、第1の層と拘束を行なうロールまたは 層との間で、上記したようにシートキャスティングを行なうことにより所定のゲ ージに形成することができる。
拘束層は除去され、次いで、活性剤含有フオーム層が第1の層から剥される。次 に、フオーム層は上記したように支持層に積層することができ、あるいは、上記 したように、フオーム層が重合を行なっているときに、フオーム層が接着剤を使 用することなく接着する支持層を選択し、フオーム層を支持層に形成することが できる。上記したように、拘束ロールまたは層を使用して、フオーム層の最終的 な厚さを制御することができる。
フオーム層が形成される態様に拘らず、あるいは液体活性剤がフオーム層の形成 前にフオーム層に組み込まれるかどうかに拘らず、接着層は、ホストの皮膚また は粘膜に積層体を固着するために積層体に設けられる。この接着層は、支持層が ある場合には支持層の延長周辺領域におよび積層体の支持層とは反対側の最外層 に被着される。これは、速度制御ポリマ層がない場合にはフオーム層であり、こ の層がある場合には速度制御ポリマ層である。フオーム層が接着剤により支持層 に積層される場合には、装置をホストに固着する手段を提供する接着層は、フオ ーム層と支持層とが互いに積層される前または後に被着することができる。フオ ーム層が支持層に形成される場合には、装置をホストに固着する手段を提供する 接着層は、フオーム層と支持層とがともに形成された後にだけ被着することがで きる。
上記したように、ある実施例においては、ホストの皮膚または粘膜に被着される べきフオーム層の面に固着される速度制御ポリマ層が設けられている。このポリ マ層は、活性剤透過性接着層によりフオーム層に接着され、あるいはこの層はま たフオーム層に火炎融着することもできる。フオーム層と速度制御ポリマ層とを 組み合わせる接着積層技術は、実質上従来のものである。フオーム層は、フオー ムを合せニップに先立ちフレームナイフ(flame knife)に曝すこと により実質上フィルムまたは不織層に結合することができる。
フレームナイフを使用してフオーム層をフィルムおよび不織層に火炎融着する技 術は、実質上従来のものであり、当業者にはよく理解されているものである。
火炎は、フオームを解重合し、フオームは次いで再重合することにより、フオー ムポリマ分子の表面層はフィルム、紙または不織基体の分子の表面層に組み込ま れ、かくして、接着剤を使用することなく基体に接着する。このようにして、フ オーム層もまた、支持層に火炎融着することができる。フオーム層の火炎融着用 のプラスチックフィルムは、ウレタンに接着するのに十分な表面エネルギを有す るものでなければならない。適宜のフィルムは、支持層に関して上記した。適当 てはないフィルムには、上記したポリエチレン、ポリプロピレン、シリコーンお よびフルオロカーボンベースのフィルムが含まれる。か(して、フオーム層、閉 塞支持層および速度制御ポリマ層は、互いに火炎融着することができる。3つの 層全てが火炎融着される場合には、必要とされる接着層だけが速度制御ポリマ層 または存在する場合には閉塞性支持層を、従って、積層体をホストの皮膚または 粘膜に接着する。
上記説明かられかるように、フオーム層は、閉塞性支持層と速度制御ポリマ層と の間で発泡させることもてきる。この場合にも、必要とされる接着層だけが、積 層体をホストの皮膚または粘膜に接着する。
装置は、形成されると、使用されるまで気密パウチに封入保持される。本発明の 装置は、先行技術における従来の装置と同じ態様で使用される。はとんどの場合 、ホストの皮膚または粘膜と接触する装置の接着層の皮膚側の面に取着される取 り外し自在の保護ライナは、装置が皮膚または粘膜の所望の領域に被着されると きに、接着層のかかる面において除去される。
以下に説明する、制限するものではない実施例は本発明のある観点を説明するも のであるが、本発明の範囲を限定するものではない。別に特定しない限り、部お よびパーセントは重量に関するものであり、温度はいずれも摂氏である。
実施例1 ポリウレタンフォーム層として商業的に入手することができるプレビールロール 素材を使用してダブルディスク経皮パッチをつ(った。密度が約25.8g/]  (1,6ポンド/立方フイート)で、孔サイズが約すニアインチ当たり約60 の孔で、厚さが約3.2mm(約1/8インチ)のスコツト(SCOTT)ポリ ウレタンフォームのロールを、モートン・インターナショナル(Morton  International)により供給されるPC−38−200ポリウレタ ン樹脂から押し出される厚さが約0.25mm(Iミル)のフィルムに火炎融着 させた。フオームと膜とを、フオームの表面を火炎で溶融しかつ該面を加圧しな がら膜と合せることにより火炎融着に供した。
火炎融着した膜を有するフオームに、ニコチン3%を含む暖かい4%アガロース 水性ヒドロゲル溶液を塗布した。ゲルは数分て固化し、平均厚さが約0.13m m (5ミル)で、平均重量が670mgの10cm2 ディスクの打ち抜きを 行なった。ディスクを、腹側を上にして剥離ライナに載置した。この膜層を、ア イソ−アイ(ICI)から入手した厚さが約0.025mm(1ミル)のメリネ ックス(MEL[NEX) (商標)ポリエチレンテレフタレートフィルムの2 0cm” ディス クに、ジエルバ(GELVA) 737 (、モンサンド)アクリル感圧接着剤 からなる厚さが約0.051mm (2ミル)の層を使用して積層した。得られ た積層体は、図11aに示す実施例に相当するものであった。
パッチのニコチン含量は、高性能液体クロマトグラフィ(HPLC)で測定した ところ、パッチ10cm2 当たりニコチンは24mgであった。皮膚代替物( skin 5ubstitute)を介して行なわれるフオーム積層体の生体外 ニコチン解放を、フランツ拡散セル方法(Franz Diffusion C e1l Method)を使用して測定した。
この方法においては、切り取った人間または動物の皮膚に、経皮パッチの接着剤 側が皮膚と接触するようにして経皮バッチを配置した。このパッチ/皮膚積層体 を、pH7,4の等張塩水で満たしたフランツ拡散セルの下部室即ち収容室の頂 部に取着した。この塩水溶液は、室の頂部で皮膚と接触した。等張溶液の温度は 、収容室を包囲するジャケットを介して行なったサーモスタット制御の水循環に より32℃に保持した。小さな磁気撹拌器により温度分布を均一にした。このよ うにして、皮膚を自然の状態に近い条件に保持した。
ニコチン含量が17.5mg/ioam” の10cm2 ハイトロール(HA B lTR0L)経皮ニコチンパッチ(ロフト番号+028200)を対照とし て使用した。2時間、4時間、9.5時間および24時間目に、1−2m1の塩 水溶液を収容室から引き入れ、HPLCにより分析を行なった。塩水溶液サンプ ルの薬剤濃度 を、検量標準を使用して算出し、皮膚を介しての薬剤透過動的プ ロフィル(kinetic profile)を得た。
この実施例において使用した皮膚は、ミシガンティシューバンク(Michig an Ti5sue Bank)から得た61才の白人女性の腿からのものであ った。結果は以下の表に示す通りてあった。
表1 皮膚を介してのニコチンの生体外流動(mg/10cm’ )2時間 4時間  9.5時間 24時間実施例 1.09 2.61 5.54 8.75±0. 1 ±0.35 ±0.99 ±1.71対照” 1.63 2.84 9.6 3±0.14 ±0.24 ±0.93 1 ハイトロール・ロット番号1028200実施例2 ダブルディスク経皮パッチを、ニコチン水溶液を分散させたウレタンプレポリマ からフオーム層を速度制御ポリマ層に形成することによりつくった。ニコチン1 0gを水90gに溶解することにより10重量%のニコチン水溶液をつくった。
次に、ニコチン溶液50gを、ウレタンプレポリマ[マサチューセッツ州、レキ シントンに所在するハンプシャー・ケミカル・コーポレイション(Hampsh ire Chemical Corp)のハイボール(HYPOL) 2002 コと1:lの重量比で混合させたニコチン溶液の水が発泡反応を開始した。混合 物を、モートン・インターナショナルのPC−38−200樹脂から押し出した 約0.04mm (1,5ミル)の厚さを有する、速度制御ポリマフィルム層と して作用するポリウレタンフィルム層にただちに注いだ。ポリウレタンフィルム をステンレス鋼製の金属プレートにより支持し、この金属プレートを、剥離ライ ナを担持する約0.25mm(IOミル)の同等の金属プレート内に整合するこ とにより、1つの速度制御ポリウレタンフィルム層に直接積層したフオーム層を 形成した。2枚の金属プレートを所定の態様で変位させて反応フオーム混合物を 閉じ込め、フオーム層の厚さの制御を行なった。過剰のフオームは2枚の金属プ レートの側部に漏出し、切り取った。
ポリウレタンフィルムのフオーム層とは反対側の面を、厚さか約0.05mm( 2ミル)のジェルマフ37(モンサンド)アクリル感圧接着剤の層をコーティン グした剥離ライナに載置した。1.2cm”のディスクを切り抜き、実施例1と 同様にしてマイラ閉塞層に積層した。
実施例3 ニーニスアイ・カンタム(USI−Quantum)から提供された、酢酸ビニ ル含量が9%のUE−635−000EVA樹脂から押し出した約0.06mm  (2,5ミル)の厚さのEVAフィルムをポリウレタンフィルムの代わりに使 用して、ダブルディスク経皮パッチを実施例2と同様にしてつくった。
実施例4 フオームをキャスティングする場合に、ポリウレタンまたはEVAフィルムの代 わりに第2の剥離ライナをはじめに使用することにより、ダブルディスク経皮パ ッチを実施例2および3と同様にしてつくった。パッチのニコチン含量と、皮膚 代替物を介してのフオーム積層体の生体外ニコチン解放とを、実施例1と同様に して測定した。生体外測定に使用した皮膚は、ミシガンティシューバンクから得 られた76オの白人女性の背中からのものであった。対照は、1992年4月1 日付で出願された、同一人の所有に係る同時係属の米国特許出願第861,53 4号の実施例4に開示されている手順に従って得られた同時押出しモノリシック ニコチンパッチであった。本明細書においては、この出願を引用してその説明に 代える。モノリシックパッチは、商業的に入手することができるハビトロール( HABITROL) (商標)と生体外的に同等に試験を行なった。各パッチに 関して測定されたニコチン含量は、表11に示す通りであった。
表II フオームの 実施例 ニコチン含量 フオーム重量 ニコチン%2 16.2mg/10cm ” 289.4rng 5.6重量%3 24.0mg/10cm” 354. 2mg 6.8重量%4 50.8mg/10cm2886.2mg 5.7重 量%対照バッチは、ニコチン含量が16.7 m g 710cm” であった 。生体外解放速度は、表3に示す通りてあった。
表III 皮膚を介してのニコチン 生体外流動(mg/10cm” ) 実施例 2時間 4時間 8時間 24時間対照 0.68 1.41 3.1 0 5.572 0.62 1.26 2.14 4.673 0.87 1. 78 3.25 7.714 1.0B 2.33 3.53 11.55試験 結果から、本発明の経皮パッチは、商業的に入手することができるパッチと同等 の速度でニコチンを給送することがわかる。
上記した特徴の数多くの修正と組み合わせを、請求の範囲に記載の本発明から逸 脱することなく行なうことがてきることは容易に理解することができるものであ る。かかる修正は本発明の精神と範囲とから逸脱するものとして考えられるもの ではなく、従って、かかる修正は全て、請求の範囲に記載の発明の範囲に包含さ れるものである。
産業上の利用可能性 ホストの皮膚または粘膜に解放される活性剤を含む気泡フオーム層を有する経皮 薬剤給送装置が提供されている。この装置は、フオーム層をプレポリマ溶液から 支持層に直接形成する方法により得ることができる。活性剤はフオーム層の形成 に先立ちプレポリマ溶液に分散させることにより、活性剤はフオーム層が重合さ れるときにフオーム層に組み込むことができるので、有利である。
フロントページの続き (72)発明者 ボロツク、ウニイン、シー。
アメリカ合衆国08077ニユージヤージー州・リヴアトン、パーク・アベーニ ュ200(72)発明者 ゴービル、シャーラド、シー。
アメリカ合衆国05452ヴアーモント州・エセックス、ハガン・ドライブ32

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.積層体からなり、ホストの皮膚または粘膜への活性剤の制御解放を行なう装 置において、前記積層体は(a)第1の面および第2の面を有し、活性剤が組み 込まれた気泡フォーム層と、 (b)外面と、前記活性剤が前記フォーム層の前記第2の面から前記外面を介し て透過することができないように前記フォーム層の前記第2の面に固着される内 面とを有する支持層と、 (c)前記活性剤が前記フォーム層の前記第1の面から前記ホストの前記皮膚ま たは粘膜へ連続して解放されるように前記積層体を前記ホストの前記皮膚または 粘膜に固着する手段とを備えることを特徴とする積層体。 2.前記支持層は閉塞性の活性剤不透過材料からなることを特徴とする請求の範 囲第1項に記載の積層体。 3.前記支持層は前記支持層の延長周辺領域を形成するように前記フォーム層を 越えて前記フォーム層の全周に亘って周方向に延びており、前記積層体を前記ホ ストの皮膚または粘膜に固着する前記手段は前記支持層の前記延長周辺傾城を前 記皮膚または粘膜に接着する接着層からなることを特徴とする請求の範囲第1項 に記載の積層体。 4.前記積層体を前記ホストの前記皮膚または粘膜に固着する前記手段は前記フ ォーム層の前記第1の面に固着される活性剤透過性接着層を更に備えることを特 徴とする請求の範囲第1または3項に記載の積層体。 5.前記活性剤が前記フォーム層の前記第1の面から前記ホストの前記皮膚また は粘膜に解放される速度を制御する手段を更に備えることを特徴とする請求の範 囲第4項に記載の積層体。 6.前記速度制御手段は前記フォーム層の前記第1の面に固着されかつ前記ホス トの前記皮膚または粘膜に前記フォーム層の前記第1の面を接着するようになっ ている活性剤透過性接着層からなり、該活性剤透過性接着層は前記活性剤が前記 フォーム層の第1の面から前記皮膚または粘膜へ解放される速度を制御すること ができるようになっていることを特徴とする請求の範囲第5項に記載の積層体。 7.前記速度制御手段は前記フォーム層の前記第1の面に固着されかつ前記速度 制御ポリマ層の前記フォーム層とは反対側の面に固着された活性剤透過性接着層 により前記ホストの前記皮膚または粘膜に接着される速度制御ポリマ層からなる ことを特徴とする請求の範囲第5項に記載の積層体。 8.前記フォーム層は前記速度制御ポリマ層または前記支持層に接着剤なしに直 接固着されることを特徴とする請求の範囲第7項に記載の積層体。 9.前記支持層は閉塞材料から形成された1つ以上の層を備え、各層の材料はセ ロファン、酢酸セルロース、エチルセルロース、可塑化酢酸ビニル−塩化ビニル コーポリマ、エチレン−酢酸ビニルコーポリマ、ポリウレタン、コーポリエスチ ル、ポリエステルブロックアミド、ポリアクリレート、エチレンアクリレートコ ーポリマ、ポリエステル、イオノマ、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン 、ポリ塩化ビニリデン、紙、布およびアルミニウムフォイルよりなる群から独立 して選択されることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の積層体。 10.前記支持層の前記内面はポリウレタン、コーポリエスチル、ポリエステル ブロックアミド、ポリアクリレート、エチレン酢酸ビニル、エチレンアクリレー トコーポリマ、イオノマ樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンおよびポリ エステルよりなる群から選ばれる材料の層からなることを特徴とする請求の範囲 第9項に記載の積層体。 11.前記接着層はポリイソブチレン接着剤、シリコーン接着剤、アクリル接着 剤および合成ゴム接着剤よりなる群から選ばれる感圧接着剤からなることを特徴 とする請求の範囲第4項に記載の積層体。 12.前記アクリル感圧接着剤はアクリル酸またはメタクリル酸のアルコールエ ステルのポリマからなることを特徴とする請求の範囲第11項に記載の積層体。 13.前記フォーム層は内部吹込みポリエステルまたはポリエーテルタイプのウ レタンフォームからなることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の積層体。 14.前記ウレタンフォームは気孔率が約75%よりも大きい完全に網状の微孔 質ウレタンフォームからなることを特徴とする請求の範囲第13項に記載の積層 体。 15.前記ウレタンフォームはリニアインチ当たり孔が約50乃至100の孔サ イズを有することを特徴とする請求の範囲第13項に記載の積層体。 16.前記ウレタンフォームは約24乃至約96g/1(約1.5乃至約6.0 ポンド/立方フィート)の密度を有することを特徴とする請求の範囲第13項に 記載の積層体。 17.前記フォーム層は約2.3乃至約6.4mm(約90乃至約250ミル) の厚さを有することを特徴とする請求の範囲第13項に記載の積層体。 18.前記ウレタンフォームは親水性フォームであることを特徴とする請求の範 囲第1項に記載の積層体。 19.前記活性剤は (a)ポリイソシアネートからなるプレポリマ溶液を用意する工程と、 (b)前記液体活性剤が均一に分散された気泡ウレタンフォームを前記プレポリ マが形成するように前記ポリイソシアネート溶液をウレタン触媒および前記活性 剤を含む水溶液と接触させる工程とを備える方法により前記フォーム層に均一に 分散されることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の積層体。 20.前記水溶液はポリエステルまたはポリエーテルポリオールを更に含むこと を特徴とする請求の範囲第19項に記載の積層体。 21.前記ポリイソシアネートはポリイソシアネートとポリエステルまたはポリ エーテルポリオールとのプレポリマからなることを特徴とする請求の範囲第19 項に記載の積層体。 22.前記活性剤はニコチン、塩酸ブプレノルフイン、ケトボラック、セレジリ ン、セトラリン、ロバスタチン、スマトリプチン、ロラゼパム、エストラジオー ル、プロゲステロン、アルプラゾラム、モルヒネおよびその類似体、ベンゾジア ゼピンおよび三環式抗抑制剤よりなる群から選ばれることを特徴とする請求の範 囲第1項に記載の積層体。 23.前記活性剤はニコチンからなることを特徴とする請求の範囲第22項に記 載の積層体。 24.前記活性剤は活性剤流動高進剤、活性剤キャリヤおよび活性剤バインダよ りなる群から選ばれる1つ以上の添加剤を含むことを特徴とする請求の範囲第1 項に記載の積層体。 25.前記活性剤高進剤は炭素原子が6乃至12の1価の飽和および不飽和脂肪 族および脂環式アルコール、脂肪族および脂環式炭化水素、脂環式および芳香族 アルデヒドおよびケトン、N、N−ジ(低級アルキル)アセトアミド、脂肪族お よび脂環式エステル、N、N−ジ(低級アルキル)スルホキシド、精油、ニトロ 化脂肪族および脂環式炭化水素、サリチレート、ポリアルキレングリコールシリ ケート、脂肪酸、テルペン、界面活性剤およびシロキサンよりなる群から選ばれ ることを特徴とする請求の範囲第24項に記載の積層体。 26.前記活性剤キャリヤはポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー ル、ポリエステルおよびポリエーテルポリオール、エポキシ化アマニ油、くえん 酸トリエチル、フタル酸ジシクロヘキシル、ジイソデシルアジペート、脂肪酸、 脂肪酸の塩、脂肪アルコールおよびテルペンよりなる群から選ばれることを特徴 とする請求の範囲第24項に記載の積層体。 27.前記活性剤バインダは水溶性および水不溶性ゴムおよび樹脂を使用して形 成されるヒドロゲルよりなる群から選ばれることを特徴とする請求の範囲第24 項に記載の積層体。 28.前記活性剤と前記1つ以上の添加剤との組合わせ体は室温で固体であり、 皮膚温度で液体であることを特徴とする請求の範囲第24項に記載の積層体。 29.前記活性剤透過性接着層は前記活性剤、活性剤流動高進剤、活性剤キャリ ヤおよび活性剤バインダよりなる群から選ばれる少なくとも1つの成分からなる ことを特徴とする請求の範囲第4または7項に記載の積層体。 30.前記速度制御ポリマ層は前記活性剤、活性剤流動高進剤、活性剤キャリヤ および活性剤バインダよりなる群から選ばれる少なくとも1つの成分からなるこ とを特徴とする請求の範囲第7項に記載の積層体。 31.前記速度制御ポリマ層はポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン酢酸ビ ニル、ポリエーテルポリウレタン、ポリエーテルブロックアミド、エチレンメタ クリル酸コーポリマ、エチレンアクリル酸コーポリマ、ポリエーテルプレポリマ のコーポリマ、ポリブチレンテレフタレートおよびポリイソブチレンテレフタレ ートよりなる群から選ばれる材料からなることを特徴とする請求の範囲第7項に 記載の積層体。 32.ホストの皮膚または粘膜への活性剤の制御解放を行なう装置の形成方法に おいて、 (a)第1の面と第2の面とを有する気泡フォーム層に活性剤を組み込む工程と 、 (b)内面と外面とを有する支持層を用意するとともに、前記活性剤が前記フォ ーム層の前記第2の面から前記支持層の前記外面へ透過することができないよう にした前記フォーム層と前記支持層との積層体が形成されるように前記フォーム 層の前記第2の面を前記支持層の前記内面に積層する工程と、 (c)前記活性剤が前記フォーム層の前記第1の面から制御自在に解放されるよ うに前記積層体を前記ホストの前記皮膚または粘膜に取着する手段を前記積層体 に配設する工程とを備えることを特徴とする方法。 33.支持層を用意する前記工程は前記フォーム層をよりも大きい表面領域を有 する支持層を用意する工程と、前記支持層の前記大きい表面領域が前記支持層の 延長周辺領域を形成するように前記フォーム層を越えてその全周に亘って周方向 へ延びるように前記フォーム層の前記第2の面を前記支持層の前記大きい表面領 域に積層する工程とからなり、前記フォーム層の前記第1の面を前記ホストの前 記皮膚または粘膜に取着する手段を前記積層体に配設する前記工程は前記ホスト の前記皮膚または粘膜に接着して前記積層体が前記ホストの前記皮膚または粘膜 にしっかりと被着するように前記支持層の前記延長周辺領域の前記内面を形成す る内面形成工程からなることを特徴とする請求の範囲第32項に記載の方法。 34.前記内面形成工程は前記支持層の前記延長周辺領域の前記内面に前記支持 層を前記ホストの前記皮膚または粘膜に接着する接着層をコーティングすること を特徴とする請求の範囲第33項に記載の方法。 35.前記ホストの前記皮膚または粘膜に前記積層体を取着する手段を前記積層 体に配設する前記工程は更に、前記フォーム層の前記第1の面に活性剤透過性接 着層をコーティングする工程を備えることを特徴とする請求の範囲第32または 34項に記載の方法。 36.前記活性剤が前記フォーム層の前記第1の面から前記ホストの前記皮膚ま たは粘膜に解放される速度を制御する手段を前記フォーム層の前記第1の面に固 着する固着工程を更に備えることを特徴とする請求の範囲第32項に記載の方法 。 37.前記固着工程は前記活性剤が前記フォーム層の前記第1の面から前記ホス トの前記皮膚または粘膜に解放される速度を制御することができる活性剤透過性 接着層を前記フォーム層の前記第1の面にコーティングする工程を含むことを特 徴とする請求の範囲第36項に記載の方法。 38.前記固着工程は速度制御ポリマ層を前記フォーム層の前記第1の面に積層 する工程を含むことを特徴とする請求の範囲第36項に記載の方法。 39.前記ホストの前記皮膚または粘膜に前記積層体を取着する手段を前記積層 体に配設する前記工程は前記速度制御ポリマ層の前記フォーム層とは反対側の面 に活性剤透過性接着層をコーティングする工程を含むことを特徴とする請求の範 囲第38項に記載の方法。 40.前記支持層は活性剤不透過性材料からなることを特徴とする請求の範囲第 32項に記載の方法。 41.前記支持層は閉塞材料から形成された1つ以上の層を備え、各層の材料は セロファン、酢酸セルロース、エチルセルロース、可塑化酢酸ビニル−塩化ビニ ルコーポリマ、エチレン−酢酸ビニルコーポリマ、ポリウレタン、コーポリエス チル、ポリエステルプロックアミド、ポリアクリレート、エチレンアクリレート コーポリマ、ポリエステル、イオノマ、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレ ン、ポリ塩化ビニリデン、紙、布およびアルミニウムフォイルよりなる群から独 立して選ばれることを特徴とする請求の範囲第32項に記載の方法。 42.前記支持層の前記内面はポリウレタン、コーポリエスチル、ポリエステル ブロックアミド、ポリアタリレート、エチレン酢酸ビニル、エチレンアクリレー トコーポリマ、イオノマ樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンおよびポリ エステルよりなる群から選ばれる材料の層からなることを特徴とする請求の範囲 第41項に記載の方法。 43.前記積層体を前記ホストの前記皮膚または粘膜に接着する前記接着層はポ リイソブチレン接着剤、シリコーン接着剤、アクリル接着剤および合成ゴム接着 剤よりなる群から選ばれる感圧接着剤からなることを特徴とする請求の範囲第3 2項に記載の方法。 44.前記フォーム層は内部吹込みポリエステルまたはポリエーテルタイプのウ レタンフォームからなることを特徴とする請求の範囲第32項に記載の方法。 45.前記ウレタンフォームは気孔率が約75%よりも大きい完全に網状の微孔 質ウレタンフォームからなることを特徴とする請求の範囲第44に記載の方法。 46.前記ウレタンフォームはリニアインチ当たり孔が約50乃至100の孔サ イズを有することを特徴とする請求の範囲第44項に記載の方法。 47.前記ウレタンフォームは約24乃至約96g/l(約1.5乃至約6.0 ポンド/立方フィート)の密度を有することを特徴とする請求の範囲第44項に 記載の方法。 48.前記フォーム層は約2.3乃至約6.4mm(約90乃至約250ミル) の厚さを有することを特徴とする請求の範囲第44項に記載の方法。 49.前記ウレタンフォームは親水性フォームであることを特徴とする請求の範 囲第32項に記載の方法。 50.前記活性剤はニコチン、塩酸ブプレノルフイン、ケトボラック、セレジリ ン、セトラリン、ロバスタチン、スマトリプチン、ロラゼパム、エストラジオー ル、プロゲステロン、アルプラゾラム、モルヒネおよびその類似体、ベンゾジア ゼピンおよび三環式抗抑制剤よりなる群から選ばれる精神活性剤よりなる群から 選ばれることを特徴とする請求の範囲第32項に記載の方法。 51.前記活性剤はニコチンからなることを特徴とする請求の範囲第50項に記 載の方法。 52.前記活性剤は活性剤流動高進剤、活性剤キャリヤおよび活性剤バインダよ りなる群から選ばれるlつ以上の添加剤を含むことを特徴とする請求の範囲第3 2項に記載の方法。 53.前記活性剤高進剤は炭素原子が6乃至12の1価の飽和および不飽和脂肪 族および脂環式アルコール、脂肪族および脂環式炭化水素、脂環式および芳香族 アルデヒドおよびケトン、N、N−ジ(低級アルキル)アセトアミド、脂肪族お よび脂環式エステル、N、N−ジ(低級アルキル)スルホキシド、精油、ニトロ 化脂肪族および脂環式炭化水素、サリチレート、ポリアルキレングリコールシリ ケート、脂肪酸、テルペン、界面活性剤およびシロキサンよりなる群から選ばれ ることを特徴とする請求の範囲第52項に記載の方法54.前記活性剤キャリヤ はポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエステルおよびポ リエーテルポリオール、エポキシ化アマニ油、くえん酸トリエチル、フタル酸ジ シクロヘキシル、ジイソデシルアジペート、脂肪酸、脂肪酸の塩、脂肪アルコー ルおよびテルペンよりなる群から選ばれることを特徴とする請求の範囲第52項 に記載の方法。 55.前記活性剤バインダは水溶性および水不溶性ゴムおよび樹脂を使用して形 成されるヒドロゲルよりなる群から選ばれることを特徴とする請求の範囲第52 項に記載の方法。 56.前記活性剤と前記1つ以上の添加剤との組合わせ体は室温で固体であり、 皮膚温度で液体であることを特徴とする請求の範囲第52項に記載の方法。 57.前記速度制御ポリマ層は前記活性剤、活性剤流動高進剤、活性剤キャリヤ および活性剤バインダよりなる群から選ばれる少なくとも1つの成分からなるこ とを特徴とする請求の範囲第38項に記載の方法。 58.前記速度制御ポリマ層はポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン酢酸ビ ニル、ポリエーテルポリウレタン、ポリエーテルブロックアミド、エチレンメタ クリル酸コーポリマ、エチレンアクリル酸コーポリマ、ポリエーテルプレポリマ のコーポリマ、ポリブチレンテレフタレートおよびポリイソブチレンテレフタレ ートよりなる群から選ばれる材料からなることを特徴とする請求の範囲第38項 に記載の方法。 59.前記液体活性剤を前記フォーム層に組み込む前記工程は前記活性剤が前記 フォーム層に吸収されるように前記フォーム層に前記活性剤の溶液をコーティン グする工程からなることを特徴とする請求の範囲第32項に記載の方法。 60.前記支持層の前記内面は形成されるウレタンフォームに接着することがで きる材料からなり、前記積層工程は、 ポリイソシアネートからなる溶液を用意する工程と前記ポリイソシアネート溶液 をウレタン触媒からなる水溶液と接触させてプレポリマ溶液を形成する工程と、 前記プレポリマ溶液が接着剤なしに前記支持層の前記内面に微孔質ウレタンフォ ーム層を形成するように前記支持層と保持層との間に前記プレポリマ溶液をコー ティングする工程とからなることを特徴とする請求の範囲第32項に記載の方法 。 61.活性剤が均一に分散された気泡ウレタンフォームの形成方法において、 (a)ポリイソシアネートからなる溶液を用意する工程と、 (b)前記プレポリマ溶液が活性剤が均一に分散された気泡ウレタンフォームを 形成するように前記ポリイソシアネート溶液をウレタン触媒と前記活性剤とを含 む水溶液と接触させる工程とからなることを特徴とする方法。 62.前記ポリイソシアネートはトルエンジイソシアネート、4、4′−ジフェ ニルメタンジイソシアネートおよびポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネ ートよりなる群から選ばれることを特徴とする請求の範囲第60または61項に 記載の方法。 63.前記ポリイソシアネートはポリイソシアネートとポリエステルまたはポリ エーテルポリオールとのコーポリマからなることを特徴とする請求の範囲第60 または61項に記載の方法。 64.前記水溶液はポリエステルまたはポリエーテル発明の詳細な説明
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