JPH07508122A - シールドケースを備えたプラグイン形フィルタコネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 シールドケースを備えたプラグイン形フィルタコネクタこの発明は、裏面に向か って開口されたフェライトコア収納室を形成する絶縁材０製のコネクタボディさ 、編み目に配置されコネクタボディの収納室に裏面から入り、収納室の底を通し てコネクタボディの正面に出る多数の平行なプラグピンとを備え、このプラグピ ンの少なくとも一部が収納室の中でフェライトコアの孔を貫通し、さらにコネク タボディの側壁及びコネクタボディ及び収納室の裏面の少な（とも一部をプラグ ピンを除いて覆うシールドケースを備え、このシールドケースはその弾力性のあ る側面部によりコネクタボディの側壁に嵌め合わされ　゛かつその側面部の折り 曲げ部でコネクタボディの正面の係合部に係合され、さら　゛にまた多数のプラ グピンに対する１つの容量性のフィルタ要素を備え、このフィルタ要素は収納室 裏面に対向したシールドケースの外側において一方ではプラグピンに他方ではシ ールドケースにろう付けされているプラグイン形フィルタコネクタに関する。

このようなプラグイン形フィルタコネクタはドイツ連邦共和国実用新案第９００ ５５９７号明細書により公知である。このプラグイン形フィルタコネクタにおい てはシールドケースは、コネクタボディの側壁上に被されかつその折り曲げられ た縁部でコネクタボディの正面に係合する弾力性のある側面部によりコネクタボ ディに固定される。その場合側面部の縁部はシールドケースをコネクタボディに 被せた後固有の作業で内側に折り曲げられて係合される。さらに縁部にはコネク タボディの側壁に沿って延びるばねアームが形成されており、このばねアームは コネクタボディから鰭れる方向に湾曲されていて、プラグイン形コネクタを取り 付は板に取り付ける際に付加的な手段なしに接触もしくは接地接続を生じさせる 。このようにして公知のプラグイン形コネクタにおいては、一般的に良好に使用 可能なシールドケースの固定が達成され、しかもコネクタの取り付けと同時に接 地接続もできる。しかしながら特定の状況の下では、例えば取り付は板の厚さが 負の許容値を越えるような場合、それ自体は信頼性のあるシールド接触に好まし くない影響を受ける。

この発明の！１！は、冒頭に記載したＩｌ類のプラグイン形フィルタコネクタに おいて、さらにコスト的に好ましいシールドケースの固定構造を達成し、シール ド接触の信軽性を高めることにある。

この！Ｉ旺は、この発明によれは、シールドケースの弾力性がある側面部の折り 曲げ部が互いに間隔をおいてかつ互いに平行に配置された個々のばねアーふとし て形成され、このばねアームがほぼ直角状に側面部からまず内側に向かって、次 に１８０°よりやや小さい角度の曲率半径を形成して再び外側に折り曲げられ、 このばねアームの内側に折り曲げられた部分が滑り兼係合要素を、ばねアームの 外側に折り曲げられた部分がシールドケースを取り付は板に接触させるための接 触要素を形成し、コネクタボディの側壁が差し込み方向に延びる少なくとも一部 分ｅｌｌ域にわたって、シールドケースとコネクタボディとを結合した際シール ドケースの側面部を押し広げるためにばねアームの滑り兼係合要素に対する乗り 上げ兼滑り傾斜部が形成されるように、収納室の開口した裏面に向かって先細に 形成され、第一の折り曲げ部の近くに保合部を備えたばねアームの滑り兼係合要 素がコネクタボディの側面を乗り越えた後内側に向かって弾力を付与しその保合 部で自動的にコネクタボディの正面の保合部に係合されることにより解決される 。

このようなプラグイン形フィルタコネクタのシールドケースにおいては弾力性が ある側面部の折り曲げ部かばねアームとして形成され、このばねアームはまず内 側に、次に再び外側に湾曲しており、その際内側に湾曲したばねアームの部分が ７−ルドケースをコネクタボディに取り付けかつ係止させるための滑り兼係合要 素を、ばねアームの外側に湾曲した部分がシールドケースを取り付は板に接触さ せるための接触要素を形成する。さらにコネクタボディは乗り上げ兼滑り傾斜部 を備えて形成されている。従って、シールドケースをコネクタボディに嵌め合わ せもしくはコネクタボディをシールドケースに嵌め込んだ際にばねアームの滑り 兼係合要素はその曲率半径部で乗り上げ兼滑り傾斜部に当たり、これによりシー ルドケースの弾力性のある側面部は補助手段なしに自動的に押し広げられる。

コネクタボディの側壁を乗り越えた後、即ちばねアームの滑り兼係合要素が側壁 の終端を越えてコネクタボディの正面の係合部に移動したとき、シールドケース の側面部従って滑り兼係合要素は再び内側に弾力を付与し、その際側面部はその 係合部で自動的にコネクタボディの正面の係合部に係合される。これによりこの 発明によるプラグイン形フィルタコネクタにおいてシールドケースは自動係合に よってかつそのための固有の作業なしにコネクタボディに固定され、コスト的に よりを利なシールドケースの固定が達成される。ばねアームの外側に湾曲した接 触要素は滑り兼係合要素の曲率半径部に直接接しているので、この接触要素はそ のばねベースにおいて滑り兼係合要素と同し幅を持っていて、それ故かなり幅の 狭いばね或いは接触舌片に比してかなり大きなばねベースを備え、これによりが なり大きな接触力を生ずる。接触要素は内側で曲率半径部に始まり、そこがら外 側に湾曲されているので、その長さ方向の伸びにおいてもかなり大きく形成する ことができる。これによりかなり長いばね行程を持つ全体として比較的長いばね アームが生ずる。この比較的長いばね行程は比較的輻の広いばねベースによって 得られる比較的大きな接触力と協働して接触の確実性を高めることになるので、 取り付は板の厚さにおける許容値が好ましくない状態においても許容値に無関係 な確実なシールド接触が保証される。

接触要素の接触の確実性に関してばねアームの接触要素はその自由端で丸められ ているのが好ましい、これにより接触面が極小化され、従って高い比接触力が得 られる。

フェライトコア並びにフィルタ要素の特に簡単なコスト的に有利なかつ確実な保 持に関しては、コネクタボディの開口した収納室を覆うシールドケースの底面中 央部に矩形状の切り取り部を設け、この切り取り部の互いに対向する長辺にシー ルドケースの展開状態において最初は一平面内にあって順次方向付けられる互い に平行な樹状突出片及び橋状突出片を設けるのが有利である。この場合前記の保 持は、フェライトコアの保持のための樹状突出片は底面に対して傾斜して内側に 湾曲され、フィルタ要素の取り付けのための橋状突出片は底面に対して垂直に外 側に湾曲されることにより行われる。この樹状突出片のばね作用によりフェライ トコアはコネクタボディの収納室内に遊びなく確実に固定される。また橋状突出 片の構成によりフィルタ要素の取り付は易い固定が可能となる。

シールドケースのコネクタボディへの保合は、この発明によるプラグイン形フィ ルタコネクタにおいては、コネクタボディの開口した収納室を覆うシールドケー スの底面からその中心線に関して対称的に配置されたばねアームを裂き取り、こ れを底面に対して傾斜して内側に湾曲させることによりさらに助長される。この ばねアームはコネクタボディの差し込み方向に反対向きに作用し、従ってシール ドケースの確実な係合を行う。

コネクタボディをシールドケースに適合させるには、コネクタボディの側面部が シールドケースの各ばねアームに対してそれぞれ固有の乗り上げ兼滑り傾斜部を 備えるようにすると好適である。

この発明によるプラグイン形フィルタコネクタにおいてさらにコスト的に最適化 するため、フィルタ要素はプリント板の支持部材の上に形成されるのがを利であ る。このようなプリント板フィルタはセラミックスの基板を備えたプレーナ形の フィルタよりもコスト的に有利であり、シールドケースへの良好な固定が可能な のでより簡単にコネクタボディの裏面からもしくはその接続側に取り付けること ができる。

請求項ｉの対象のその他の有利な構成は他の従属請求の範囲の項に記載されてい る。

以下に図面に示した實施例を参照してこの発明の詳細な説明する０図面において 、 図１及びＩ２１２はプラグイン形フィルタコネクタの２つの面、即ち図１に差し 込み側（正面）、図２に接続側（裏面）を示し、図３及び図４はプラグイン形フ ィルタコネクタの２つの側面を、図５及び図６はプラグピンを装着したプラグイ ン形フィルタコネクタのコネクタボディを２つの面、即ち図５において差し込み 側を、図６において接続側を、図７及び図８は図５及び６によるコネクタボディ を２つの側面で、特に図７においては断面で、 図９、図１０及び図１１はシールドケースの３つの面を、図１２は板金部材から なるシールドケースの展開図を示す。

図１乃至図４によるプラグイン形フィルタコネクタは絶縁材料、例えばプラスチ ックからなるコネクタボディｌを有し、このコネクタボディ１の詳細は図５乃至 ８に示す、コネクタボディｌは、その側壁１６で接続側（裏面）に向かって開口 してフェライトコア３（図４）を収納する収納室２（図７）を形成している。

この収納室２は図９乃至１２に詳細に示すシールドケース４で閉塞される。さら にコネクタボディ１は編み目に配置された多数の平行なプラグピン５を備え、こ れらのビンは接続側からフィルタ要素６（図２）の孔１５及びシールドケース４ の切り取り部７を通して収納室２内に入り、収納室２の底８を通ってプラグイン 形フィルタコネクタの差し込み側（正面）に導かれて、そこでコネクタソケット との接続のための自由差し込みｍ５ａを形成している。自由差し込み端５ａはコ ネクタボディｌに形成されたカラー９により取り囲まれている。このカラーはそ の外側面に取り付は板１１、例えば機器のフロントパネルに係合するための保合 要素１０を備えている。プラグピン５は接続側（裏面）においてその先端部５ｂ がほぼ直角状に折り曲げられており、回路板１２にろう付けされている（図３） 。

収納室２の中に収納されたフェライトコア３はプラグピン５の編み目に孔を備え ており、この孔によりフェライトコアがプラグピン５に嵌められている。プラグ ピン５の一部のみが、例えば１２極のプラグイン形フィルタコネクタの２本のプ ラグピン或いは６本のプラグピンの一列或いは一部がフィルタ要素を備える場合 には、フェライトコアは例えば２孔フエライトコア３ａ（図２、図４）或いは６ 孔フエライトコアからなり、それぞれ２本のプラグピン或いは一列或いは一部の ６木のプラグピンに嵌められる。フェライトコア３をコネクタボディｌの収納室 ２内に遊びなく保持することについては後でシールドケースと関連して説明する 。

フィルタ要素６（図２）はプリント板支持部材の上に形成され、シールドケース ４の接続側（裏面）に配置され、接地接続のための異なる孔数の互いに対向する ２列の孔１３とこれらの列の間に表面実装技術で取りつけられた１列のコンデン サ１４並びにプラグピン５のための１列の孔１５を備えている。

シールドケース（図９乃至図１２）は使用及び差し込み状態に湾曲された板金部 品からなり、この板金部品はプラグピン５を残してコネクタボディｌ及び収納室 ２の側壁１６及び接続側（裏面）の少なくとも一部を覆っている。［全部品の展 開状９４ａ（図１２）から矩形状の船形に湾曲されたシールドケース４は弾力性 がある側面部１７ａ乃至１７ｄを備え、これはコネクタボディ１の側壁１６に嵌 められ、折り曲げ部１８でコネクタボディ１の差し込み側（正面）の突起部１９ に係合する。シールドケース４の弾力性のある側面ｇ１７ａ乃至１７ｔｌの折り 曲げ部は互いに間隔をおいてかつ互いに平行に配置された個々のばねアーム１日 として形成され、これらは互いに対向する側面部１７ａ及び１７ｂもしくは１７ Ｃ及び１７ｄにそれぞれ同数或いは興なる数でかつ互いに面一に配置されている 。

例えばシールドケース４の長辺側の側面部１７ａ及び１７ｂはそれぞれ５個のば ねアーム１８を備え、そのうち例えば長辺側１７ａにおいて両側の破線で示した ばねアームは、図１及び２のプラグイン形フィルタコネクタにおいて見られるよ うに、省略することができる。一方シールドケース４の短辺側の側面部１７ｃ及 び１７ｄはそれぞれ２個のばねアーム１８を備えて形成され、これらは例えば取 り付は状態に基づいて長辺側に設けられるばねアームより短くすることができる 。

ばねアーム１８はほぼ直角状に側面部１７ａ乃至＋７ｄから先ず内側に、次に曲 率半径部２０を形成して１８０°よりやや小さい角度で再び外側に曲げられてい る。内側に曲げられたばねアーム１８の部分は滑り兼係合要素１８ａを形成し、 これは側面部１７ａ乃至１７ｄの折り曲げの近くにコネクタボディ１の個々の突 起部１９にシールドケース４を係止させる係止穴２１を備えている。一方ばねア ーム１８の外側に曲げられた部分はシールドケース４を取り付は板１１に接触さ せるための接触要素１８ｂを形成している。コネクタボディｌの差し込み方向に やや傾斜して向いている接触要素１８ｂは滑り兼係合要素１８ａよりも長く形成 され、その自由端で湾曲されている。

コネクタボディｌの側壁」６は少なくとも差し込み方向に延びる一部分領域にわ たって収納室２の開口されている接続側（裏面）に向かって先細に形成され、ば ねアームの滑り兼係保合素１８ａのための乗り上げ兼滑り傾斜部２２がシールド ケース４の弾力性のある側面部ＩＴａ乃至１７ｄを拡げる目的で形成されている 。コネクタボディｌの側壁１６はシールドケース４の構成に合わせてシールドケ ース４の各ばねアームに対して固有の乗り上げ兼滑りｌｌＩ斜部２２を備えてい る。

その際この乗り上げ兼滑り傾斜部２２はシールドケース４の各ばねアームの相互 間の間隔に応じて隔てて配置されている。コネクタボディｌの側壁１６はこの場 合、それぞれ差し込み方向に見て、その全長の約３分の２にわたって乗り上げ兼 滑り傾斜部２２を備え、その全長の約３分の１にわたって差し込み方向に平行な 直線面２３を備えて形成されている。そしてその際この直線面２３はコネクタボ ディｌの差し込み側（正面）の稜ｍ２４にまで達している。

さらにシールドケース４はプラグピン５を貫通するために並びにフィルタ要素６ 及びフェライトコア３を保持するために好都合に形成されている。コネクタボデ ィｌの開口された収納室２を蓋するシールドケース４の底面２５はこのためその 中央部に矩形状の切り取り部７を備えており、この切り取り部７は互いに対向す る２つの長辺に互いに平行な樹状突出片２７と槍状突出片２８とを備え、これら はシールドケースの展開状態（図１２）ではまず一平面にあるが、その後順次向 きが変えられる。先細の樹状突出片２７は、図９及び図１１に見られるように、 フェライトコア３を保持するために、底面２５に対して傾斜して内側に曲げられ 突出片２８は底面２５に対して垂直方向に外側に曲げられている。互いに対角線 状に対向している外側の槍状突出片２８ａは他の槍状突出片２８よりもやや長く 形成され、フィルタ要素６を装着した後ろう付は工程までの仮固定のため折り返 される。最後にコネクタボディ１の開口された収納室２を蓋するシールドケース ４の底面２５から底面２５の中心線に関して対称的に配置されたばねアーム２９ が裂き取られ、底面２５に対して斜めに内側に曲げられている。これらのばねア ーム２９は、図９及び図１２に見られるように、長手方向に側面部１７ａ及び１ ７ｂに対してほぼ平行である。ばねアーム２９はシールドケース４をコネクタボ ディ１に自動的に係止するように作用する。

なお完全を期するために、シールドケース４の側面部１７ａはプラグイン形フィ ルタコネクタを回路［１２に固定するための取りつけ鋲３１を通す２つの円形状 の孔３０を備え、側面部１７ａ乃至１７ｄの折り曲げ稜線２６に幅の狭い縦溝３ ２及び側面部１７ａ乃至１７ｄのばねアーム１Ｂの脇に小さい切り込み３３が折 り曲げの助けのために設けられていることを付言する。　′ス４に取りつける。

即ち直立している槍状突出片２８及び２８ａ、２８ｂの上に取り付け、その際対 角線位置に対向して存在する長めの槍状突出片２８ａ及び２８ｂが折り返され、 これによりフィルタ要素６が仮固定される。フィルタ要素６はそれ故簡単に接続 側（裏面）からシールドケース４に導入される。その後フェライトコア３がプラ グピン５に嵌められる（挿通される）、続いてシールドケース４がコネクタボデ ィ１に嵌め合わされ或いはコネクタボディ１がシールドケース４に嵌め込まれ、 シールドケース４は前述の方法でシールドケース４の底面２５に設けられたばね アーム２９によりコネクタボディ１に自動的に係止される。

その後で浸漬ろう付は工程が行われ、一作業工程でプラグピン５がフィルタ要素 ６の孔１５にろう付けされ、槍状突出片２８．２Ｂ２．２８ｂとそれぞれに属す る孔１３との間の接地接続が行われる。ろう付けの後プラグピン５は直角状に曲 げられる。この組み立て工程は特にコスト的に有利に実施される。

ＦＩＧ　９ ＦＩＧ　１０ 国際調査報告 フロントページの続き （７２）発明者　シュナイダー、カールドイツ連邦共和国　デー−５ｏｏｏ　ミ ュンヘン　７０　ラドルコーファーシュトラーセ（７２）発明者　ディルマイヤ ー、ヨーゼフドイツ連邦共和国　デー−８４６５ボーデンウエール　ノイエンシ ュワント　６４ （７２）発明者　ワーグナー、ニゲベルトドイツ連邦共和国　デー−８４０８パ ルピング　ネルケンヴエーク　９ （７２）発明者　メルケルケ、ペーターベルギー国　べ−−８４ＯＯオーステン デリートストラート２３／２

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. １．離面に向かって開口されたフェライトコア収納室（２）を形成する絶縁材料 製のコネクタボディ（１）と、編み目に配置されコネクタボディ（１）の収納室
2. （２）に裏面から入り収納室（２）の底（８）を通してコネクタボディ（１）の 正面に出る多数の平行なプラグピン（５）とを備え、このプラグピン（５）の少 なくとも一部が収納室（２）の中でフェライトコア（３）の孔を貫通し、さらに コネクタボディ（１）の側壁（１６）及びコネクタボディ（１）及び収納室（２ ）の裏面の少なくとも一部をプラグピン〔５）を残して覆うシールドケース（４ ）を備え、このシールドケースはその弾力性のある側面部（１７ａ乃至１７ｄ） によりコネクタボディ（１）の側壁（１６）に嵌め合わされかつその側面部の折 り曲げ部（１８）ででコネクタボディ（１）の正面の係合部（１９）に係合され 、さらにまた多数のプラグピン（５）に対して１つの容量性のフィルタ要素（６ ）を備え、このフィルタ要素は収納室裏面に対向したシールドケース（４）の外 側において一方ではプラグピン（５）に、他方ではシールドケース（４）にろう 付けされているプラグイン形フィルタコネクタおいて、シールドケース（４）の 弾力性のある側面部（１７ａ乃至１７ｄ）の折り曲げ部が互いに間隔をおいてか つ互いに平行に配置された個々のばねアーム（１８）として形成され、このばね アームがほぼ直角状に側面部（１７ａ乃至１７ｄ）からまず内側に向かって、次 に１８０°よりやや小さい角度の曲率半径部（２０）を形成して再び外側に折り 曲げられ、このばねアーム（１８）の内側に折り曲げられた部分が滑り兼係合要 素（１８ａ）を、ばねアーム（１８）の外側に折り曲げられた部分がシールドケ ース（４）を取り付け板（１１）に接触させるための接触要素（１８ｂ）を形成 し、コネクタボディ（１）の側壁（１６）が少なくとも差し込み方向に延びる一 部分領域にわたって、シールドケース（４）とコネクタボディ（１）とを結合し た際シールドケース（４）の側面部（１７ａ乃至１７ｄ）を押し広げるためにば ねアーム（１８）の滑り兼係合要素（１８ａ）に対する乗り上げ兼滑り傾斜部（ ２２）が形成されるように、収納室（２）の開口した裏面に向かって先細に形成 され、第一の折り曲げ部の近くに係合部（２１）を備えたばねアーム（１８）の 滑り兼係合要素（１８ａ）がコネクタボディ（１）の側壁（１６）を乗り越えた 後内側に弾力的にその係合部（２１）で自動的にコネクタボディ（１）の正面側 の係合部（１９）に係合されることを特徴とするシールドケースを備えたプラグ イン形フィルタコネクタ。 ２．シールドケース（４）が使用かつ差し込み状態に曲げられた板金部品からな ることを特徴とする請求項１記載のプラグイン形フィルタコネクタ。
3. ３．ばねアーム（１８）がシールドケース（４）の互いに対向する側面部（１７ ａ、１７ｂ又は１７ｃ、１７ｄ）にそれぞれ同一数或いは異なる数で互いに面一 に配置されていることを特徴とする請求項１又は２記載のプラグイン形フィルタ コネクタ。
4. ４．ばねアーム（１８）の接触要素（１８ｂ）が滑り兼係合要素（１８ａ）より も長いことを特徴とする請求項１乃至３の１つに記載のプラグイン形フィルタコ ネクタ。
5. ５．ばねアーム（１８）の接触要素（１８ｂ）がその自由端の範囲で丸められて いることを特徴とする請求項１乃至４の１つに記載のプラグイン形フィルタコネ クタ。
6. ６．コネクタボディ（１）の開口された収納室（２）を蓋するシールドケース（ ４）の底面（２５）がその中央部に矩形状の切り取り部（７）を備え、この切り 取り部の互いに対向する２つの長辺にシールドケースの展開状態で先ず一平面に あり、その後順次向きが変えられる互いに平行な楔状突出片（２７）と楔状突出 片（２８、２８ａ、２８ｂ）とが配置されていることを特徴とする請求項１乃至 ５の１つに記載のプラグイン形フィルタコネクタ。
7. ７．フェライトコア（３）を保持するための楔状突出片（２７）が底面（２５） に対して傾斜して内側に曲げられ、フィルタ要素（６）を取り付けるための楔状 突出片（２８、２８ａ、２８ｂ）が底面（２５）に対して傾斜して垂直に曲げら れていることを特徴とする請求項６記載のプラグイン形フィルタコネクタ。
8. ８．ばねアーム（２９）がコネクタボディ（１）の開口された収納室（２）を蓋 するシールドケース（４）の底面（２５）から裂き取られ、底面（２５）に対し て傾斜して内側に曲げられていることを特徴とする請求項１乃至７の１つに記載 のプラグイン形フィルタコネクタ。
9. ９．コネクタボディ（１）の側壁（１６）がシールドケース（４）の各ばねアー ム（１８）に対してそれぞれ固有の乗り上げ兼滑り傾斜部（２２）を備えている ことを特徴とする請求項１乃至８の１つに記載のプラグイン形フィルタコネクタ 。
10. １０．コネクタボディ（１）の側壁（１６）が、それぞれ差し込み方向に見て、 その全長の約３分の２にわたって乗り上げ兼滑り傾斜部（２２）を、その全長の 約３分の１にわたって差し込み方向に平行な直線部（２３）を持つように形成さ れていることを特徴とする請求項１乃至９の１つに記載のプラグイン形フィルタ コネクタ。
11. １１．滑り兼係合要素（１８ａ）の係合部が係合孔として、コネクタボディ（１ ）の正面の係合部が突起部（１９）として形成されていることを特徴とする請求 項１乃至１０の１つに記載のプラグイン形フィルタコネクタ。
12. １２．ばねアーム（１８）の各滑り兼係合要素（１８ａ）に対してそれぞれ固有 の係合部（１９）がコネクタボディ（１）の正面に設けられていることを特徴と する請求項１乃至１１の１つに記載のプラグイン形フィルタコネクタ。
13. １３．フィルタ要素（６）がプリント板支持部材の上に形成されていることを特 徴とする請求項１乃至１２の１つに記載のプラグイン形フィルタコネクタ。