JPS5851391B2 - コネクタ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 Ｉ１発明の分野 本願発明は電気コネクタに関し、特に電話技術分野にお
いてはジャックと呼ばれる雌型コネクタに関する。

２、従来技術の説明 電話のコネクタに関する技術においては、米国特許第３
８５０４９７に開示されている如きモジュールジャック
の設計に当って、特定の想像上の使用に依存して所定数
のスプリング接点を有する構造のモジュールジャックを
設計することができる。

しかし、電話の送受器における如きあるモジュールジャ
ックの応用においては、通常スプリング接点を用いた２
つの電気的接続が必要となり、場合によってはそのよう
な４つの接続が要求されることがある。

従ってそのような応用においては４つのスプリング接点
構造を有するモジュールジャックを使用するのが普通で
あるが、これは無駄なことである。

なぜならば、スペア−接点が使用されることはめったに
なく、またスペア−接点構成にするとジャックのコスト
が上るからである。

１つの構成としてはスペア−接点構成が必要となるまで
はスペア−接点構成を設けないでジャックのコストの減
少を計ることである。

しかし、そのような装備は例えば電話機の分野では通常
好ましくない。

なぜならば接点が小さいため工作が複雑となり、時間が
掛るからである。

他の構成としては、必要数のスプリング接点を有するジ
ャックを用いることである。

この場合には存在する接続を完全に行えないことがあり
、なを時間を浪費することがある。

従ってコスト的に安く製造でき、また必要に応じてスペ
ア−のスプリング接点を迅速にかつ容易に取り付けるこ
とのできるモジュールジャックが要求されている。

また電話の送受器および他の装置について、フリント回
路板に電気部分がハンダ付げされたものが増えている。

米国特許第３８５０４９７に開示されているモジュール
ジャックは先端のとがったスペード形の絶縁された導体
を有するスプリング接点構造のものであり、その導体は
ネジで固定され送受器内の電子部品と接続している。

モジュールジャックはプリント回路板上で電子部品と・
・ンダ付できるようなスプリング接点構造を有し、また
構造価格も減少できるものが好まし℃・。

発明の概要 本願発明によれば、通常は必要数のスプリング接点構造
のみを含み、必要に応じ追加の接点が要求される場合は
スペア−接点アダプタを装着しうる特別の構造を有する
モジュールジャックが提供される。

実施例において、モジュールジャックはプラグ受げ空胴
を有する誘電性の包囲体からなり、その前面には開口が
設けられ、その頭部は前記空胴のいち壁面を形成してい
る。

前記頭部壁にはその前面に複数個の平行した第１の溝が
設けられており、これらの溝は前面の開口部から頭部壁
の下側まで延びている。

また前記頭部壁にはその前面に複数個の平行した第２の
溝が設けられており、これらの溝は前面の全高さにわた
って延びている。

第１の溝はジャックのスプリング接点構造の正面セクシ
ョンに対応する位置にある。

第２の溝はアダプタが装着された際アダプタに付随する
スペア接点構造の正面セクションに対応する位置にある
。

頭部壁の頂部表面は、離間した１対の垂直フランジとと
もにアダプタ受はチャネルを形成する。

このチャネルはジャック包囲体の前方から後方へ延びて
いる。

垂直フランジにはアダプタの挿入を案内するためのリブ
がある。

頭部壁の頂部表面は、対応するアダプタ表面と係合しア
ダプタの前方移動対抗してアダプタをその位置にロック
する少なくとも１個のスロットを含んでおり、リブの前
端表面はアダプタの他の表面と係合しアダプタの後方移
動を防止する。

本発明の他の特徴に従えば、ジャックのスプリング接点
構成は各々単位長のワイヤによって構成される。

そのような各ワイヤ接点構成はノ・ンダ付げのためにプ
リント回路板に関してジャックを位置づけするような構
造の後部セクションをもって形成されている。

スプリング接点構成の中間部セクションは中間部セクシ
ョンの長手軸について複数の起伏部をもって構成されて
いる。

起伏部の頂点は関連する穴の内部表面と密接するように
設計されており、従つて関連する穴に接点構成を位置づ
げし確実に保持する。

実施例においては、各穴の起伏部は部は断面から見て長
円形状をしている。

また各接点構成の起伏部は共通の平面内で生じ、断面に
おける長円の長軸に沿っての直径よりも大きな横断幅を
有している。

このため確実な接触が保証できる。同時に穴の形状は接
点構成を長軸の平面に限定することによって接点構成の
ねじり移動を防ぐ。

各スプリング接点構成の前部セクションはそれが関連す
る穴に挿入されるまでは形成されず中間セクションの長
手軸と実質的に同一線上にある。

その後前部セクションは変形され、関連した穴に関係す
る第１の溝内に位置する第１の部分と、プラグ受げ空胴
内に片持ち式で後方に延びている第２の部分とを形成す
る。

本発明の目的、特徴および効果は以下の実施例の記載を
読むことによって容易に理解されるであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るモジュールジャックとスペア−接
点アダプターの斜視図、第２図は第１図のモジュールジ
ャックのスプリング接点構造の部分が省略された状態の
部分的背面図、第３図は第４図における切断線３−３に
沿って切断された場合の断面図であり、モジュールジャ
ックのスプリング接点構造の断面を詳細に示している。 第４図はアダプタが装着されたモジュールジャックの正
面図であり、ジャックおよびアダプタはそれぞれ１つの
スプリング接点のみを含むものとして示されている。 第５図は第４図における切断線５−５に沿って切断され
た場合の断面図であり、アダプタのスペア−接点構造を
詳細に示している。 第６図は第４図における切断線６−６に沿って切断され
た場合の゛断面図である。 詳細な説明 第１図には本発明に従ってなされたモジュールジャック
およびスペア−アダプタの実施例が１００および２００
としてそれぞれ示されている。 モジュールジャック１００はプラグ受げ空胴１０４を有
しその前面が開口している包囲体１０２からなっている
。 包囲体１０２は例えばアクリロニトリル、ブタジェン、
スチレンなどの誘電体材料からモールド形成することが
できる。 空胴１０４は頭部壁１０６、底部壁１０８、側面壁１１
０、前面壁１１２および背面壁１１４によって規定され
る（第２図、第３図および第４図参照）説明上、壁１０
６、等は頭部、等と呼んでいるが、これは図におけるジ
ャック１００の示された方向に合せてそう名付けたもの
である。 この方向は任意であり、発明を限定する意味はない。 従ってジャックが図に示された位置に関し回転した場合
は頭部壁１０６は側面壁あるいは底部壁となることもあ
ることは明らかである。 前面壁１１２は底部壁１０８につながり、空胴１０４に
通ずるノツチ１１６を有する。 各側面壁１１０の内側では出っ張り１１８が前面壁１１
２から停止層１２０（第３図）まで延びており、更に別
の空胴表面を形成している。 第３図に見られるように底部壁１０９の空胴側は段差が
ありテーパーがつげられている。 図示のモジュールジャック１００は米国特許第３７６１
８９６に開示されたプラグに類似するものと適合する。 しかしプラグ受げ空胴はその他のプラグと適合するよう
に設計することができることは明らかである。 再び第１図を参照して、側面壁１１０の外部表面に設け
られている突起部材１２２はジャック１１０を支持構体
に固定するためのものである。 また側面壁１１０はそれらの外部表面下方に沿ってくび
れでおり、底部壁１０８の外部表面は下方に延びる出っ
張り１０９を有している。 頭部壁１０６の外部前面表面１２４は複数個の実質的に
平行な第１の溝１２６を有し、これらの溝は接点受は穴
１２８の正面開口から内部空胴表面すなわち頭部壁１０
６の下側１３０へと延びている。 前面表面１２４はまた複数個の実質的に平行な第２の溝
１３２を含む。 これらの溝は空胴表面から外部頭部表面１３４へ延び頭
部表面１３４へ通ずる上側溝端１３６を形成している。 間隔をおいて対面している１対の垂直フランジ１４０は
頭部壁１０６から隆起しており、頭部壁１０６と一体と
なるようとりつげられている。 このフランジは頭部表面１３４とともにアダプタ受はチ
ャネル１４２を形成している。 このチャネル１４２は包囲体１０２の前面から後面へ延
びている。 チャネル１４２の側面壁はフランジ１４０の対抗面１４
４によって形成され、前面端表面１４８を有する一対の
案内リブ１４６が設けられている。 頭部壁１０６０頭部表面１３４には一対のスロット１５
０が設げられている。 各スロット１５０は包囲体１０２の後部から延び包囲体
前面の手前で終っている。 従って包囲体前面に近い前端１５２によって止め部を形
成している。 第２図および第３図を参照して、頭部壁１０６の前面か
ら後面へ延びている各穴１２８は断面において円形の前
面開口部１６０と断面において長円形の後面開口部１６
２を有する。 第２図から解るように、点線１６１によって示される短
軸に沿っての長円断面の直径は前面開口部の直径にほぼ
等しい。 第３図には関連した穴１２８に挿入されたスプリング接
点構体１７０が示されている。 スプリング接点構体１７０は弾性のあるリン銅の如き高
い張力を有するバネ材質の単位長のワイヤを前部１７２
、中間部１８０および後部１８２に分げて構成されてい
る。 その前部１７２は関連する第１の溝１２６内に位置合せ
するための第１の部分１７４と、プラグ受げ空胴１０４
内で片持ちばり式に延びている第２の部分１７６とを有
する。 ジャックの製造中は、点線１１８で示すように、前部１
７２は形成されず、接点構体１７０が包囲体１７０の後
方から穴１２８を通して挿入されるまでは曲げられてい
ない。 中間部１８０は、穴１２８の中に装置され、かつ支持さ
れており、線１８５で示される長軸上に起伏部１８４を
もって形成される。 起伏部１８４は後面開口部１６２の内部表面に接触する
複数個の頂部１８６を有する。 この後面開口部は接点構体１７０のワイヤよりも断面か
ら見て充分太きい。 起伏部１８４の頂点から頂点までは、それが穴１２８へ
挿入される前は、起伏部１８４の内部対抗表面間の距離
よりも大きく、挿入したときには内部表面に接触するよ
うになっている。 穴１２８に挿入している間は、長軸１８５から離れた対
面している起伏部１８４０表面は挿入のためのカム表面
として働き、起伏部１８４は穴１２８に密接する必要か
ら長軸１８５の方向へ弾力的に偏向する。 挿入した後は、起伏部１８４からの接点構造１７００個
有の弾性力が働き、頂部１８６が後面開口部１６２の内
部表面に対しバイアスを与えるので強固な機械的摩擦性
の密着が保証される。 実施例においては、製造を簡単化する為に起伏部１８４
はいち平面（第３図の平面）内に含まれることが有効で
ある。 後面開口部１６２の長円構造は第２図の点線１６３で示
される長円断面の縦軸の平面に起伏部を含めることによ
って接点構造１７０の位置を案内し維持しやすくしてい
る。 関連した穴１２８から突き出ている接点構造１７０の後
部１８２は曲部１９０を含み、これは中間ワイヤ部１８
２の横軸１８５に直角であり、接点構造１７０が穴１２
８の中に入り込むことを制限している。 後部１８２の他の曲部１９２はプリント回路板上でノ・
ンダ付を適切に行いうるよう後部１８２を位置づけする
よう設計されている。 プリント回路板の平面は点線１９４によって示されてい
る。 後部１８２０曲部は接点構造１７０の製造中は中間部１
８０の起伏部１８４と同じ平面内で形成されることが有
利である。 第１図に戻って、アダプタ２００は側面２０４と、底面
２０６と、傾斜した頂部２１０を有する前面２０８と、
後面２１２とを有する矩形のボディ２０２からなってい
る。 ボディ２０２は誘電体材料から作られる。 その側面２０４は両方とも横方向に延びる溝２１４が設
けられており、後面２１２に通じ、前面２０８の直前で
止まる前面端２１６を有する。 谷溝２１４はモジュールジャック１００の横方向案内リ
ブ１４６の各々に対応している。 底面２０６から突出している部分は離間した一対のラン
チ２１８であり、これらはジャック１００のスロット１
５０に係合する。 各ランチ２１８はカム面２２０、平らな底面２２２、お
よび後部ブロッキング面２２４を含む。 これらは第６図により明瞭に示されている。 第４図および第５図を参照して、アダプタボディ２０２
は少な（とも１つの穴２２６を有しており、これは前部
２０８から後部２１２へ通じている。 前面２０８に沿っては、溝２５０が関連した穴２２６か
らアダプタ底部２０６へ延びている。 谷溝２５０は離間しており、ジャック１００の関連した
第２の溝１３２に合致する。 第５図から解るように、各穴２２６は前面部２２８、中
間部２３０、およびスプリング接点構造２３４を収納す
るための後面部２３２とからなっている。 各接点構造２３４は一端にスペード状のチップ２３８を
有し、他端には導電性継手部材２４０によりワイヤスプ
リング接点２４２に接続されている絶縁された導体２３
６からなっている。 ワイヤスプリング接点２４２は前面部２４４を有し、こ
れは穴２２６の前面から延びている。 前面部２４４は関連した溝２５０内に位置する第１の部
分２４６と、第２の部分２４８とを含む。 スプリング接点構造２３４は前記の米国特許第３８５０
４９７に開示されたスプリング接点構造に類似している
。 しかしスプリング接点構造２３４およびそれに関連した
穴２２６は接点構造１γ０および穴１２８のようにそれ
ぞれ作ることも可能である。 アダプタ２００は、第５図に見られるようにジャック１
００にスナップ方式でとりつげられたときは、各スプリ
ング接点前部２４４の部分２４６の下部はジャック１０
０の関連した第２の溝１３２のところに位置し、第２の
部分２４８はジャック１００のプラグ受げ空胴１０４内
で片持ち式で後方に延びている。 第１図から解るように、アダプタ２００は矢印１０で示
された方向に移動させることによってジャック１００の
前端から取り付けられる。 アダプタ２００はアダプタ受はチャネル１４２に容易に
スライドする。 そのチャネル１４２は断面においてアダプタよりも僅か
に太きい。 アダプタ２００がさらに挿入されると、カム表面２２０
がジャック１０００頭部表面１３４と接触し、強固な接
合が得られ、この接合はランチ２１８がチャネル１４２
のスロット１５０の位置にきたとき解放され、アダプタ
２００をその場所にスナップ式に取り付けする。 第６図に示すように、ランチ２１８はブロッキング表面
２２４がジャック１００のスロット１５０の閉止前面端
１５２に接したときに前方移動に対抗して、アダプタ２
００をその場所にロックする。 アダプタの溝２１４の前方閉止端２１６も案内リブ１４
６の対応する前端表面１４８と実質的に接しアダプタ２
００の後方移動を防止する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ プラグ受げ空胴を有する誘電体包囲体を含み、前記
   空胴のひとつの壁部を形成する壁とともに前記包囲体の
   前部に開口が前記空胴には設けられており、前記壁は空
   胴表面と正面表面と外部表面とを有し、また前記壁は、
   該壁の正面表面から後方へ延びる複数個の間隔を置いて
   設けられた通口と、該壁の正面表面に設けられ関連する
   個々の通口の正面端から前記空胴表面へ延びる複数個の
   実質的に平行した第１の溝とを有し； 複数個の第１のスプリング接点構体をさらに含み、各々
   は関連する前記通口に収納され、かつ各各のスプリング
   接点構体は関連する前記溝内に位置する第１の部分と前
   記プラグ受げ空胴内に片持ち様に延びる第２の部分のを
   持った前面スプリング接点セクションを有するコネクタ
   において、前記正面表面１２４は少なくとも１個の第２
   の溝１３２を含み、該第２の溝は前記外部表面１３４か
   ら前記空胴表面１３０へ向って延びており； スペアの第２のスプリング接点構体２３４を有するアダ
   プタ２００をとりつげるための手段１４２が設けられて
   おり、前記第２のスプリング接点構体の各々は第１の部
   分２４６と第２の部分２４８とを持った前面セクション
   ２４４を有し、第１の部分のある部分は関連する第２の
   溝１３２内に位置し、第２の部分はアダプタがとりつげ
   られたときプラグ受げ空胴１０４内において片持ち様に
   延びていることを特徴とするモジュラ−ジャックコネク
   タ。 ２ 請求の範囲第１項記載のモジュラ−ジャックコネク
   タにおいて、前記とりつげ手段は前記壁１０６の外部表
   面１３４に実質的に隣接するアダプタ受はチャネル１４
   ２と；アダプタをそこにロックするロック手段１４６，
   １５０とを含むことを特徴とするモジュラ−ジャックコ
   ネクタ。 ３ 請求の範囲第２項記載のモジュラ−ジャックコネク
   タにおいて、前記とりつげ手段１４２はさらにアダプタ
   ２００挿大のための案内手段１４６を含むことを特徴と
   するモジュラ−ジャックコネクタ。 ４ 請求の範囲第１項乃至第３項いずれか記載のモジュ
   ラ−ジャックコネクタにおいて、 チャネル１４２は包囲体１０２の前面からその後面へ実
   質的に延びており、案内手段１４６はさらにチャネルの
   側壁を形成する一対の対面表面の一方から突出している
   一対の側面リブを含むことを特徴とするモジュラ−ジャ
   ックコネクタ。 ５ 請求の範囲第２項乃至第４項いずれか記載のモジュ
   ラ−ジャックコネクタにおいて、 ロック手段１４６，１５０は、チャネル１４２を形成す
   る表面１３４の一方に少なくとも１個のスロット１５０
   を含み、表面１３４はアダプタ２００の前方向移動を阻
   止するための表面１５２を形成する壁１０６の正面表面
   １２４に達する前で終端しており；ロック手段はまたア
   ダプタの後方向移動を阻止する手段１４８を含むことを
   特徴とするモジュラ−ジャックコネクタ。 ６ 請求の範囲第１項乃至第５項いずれか記載のモジュ
   ラ−ジャックコネクタにおいて、 第１のスプリング接点構体１７０は単位長のワイヤで構
   成されることを特徴とするモジュラ−ジャックコネクタ
   。 ７ 請求の範囲第６項記載のモジュラ−ジャックコネク
   タにおいて、第１のスプリング接点構体１７０はその位
   置づけを助ける複数個の起伏部１８４を含むことを特徴
   とするモジュラ−ジャックコネクタ。 ８ 請求の範囲第７項記載のモジュラ−ジャックコネク
   タにおいて、起伏部１８４は共通な平面に形成され；関
   連する通口をもった非円形断面を有する少なくとも１つ
   のセクション１６２を有し長軸の平面に起伏部を限定す
   ることを特徴とするモジュラ−ジャックコネクタ。 ９ 請求の範囲第１項記載のモジュラ−ジャックコネク
   タにおいて、 アダプタ２００はさらに前面表面２０８と、後面表面２
   １２と、前面表面から後面表面へ延びる少なくとも１個
   の通口２２６とを有する誘電体ボディと； 通口２２６に収納される予備の第２のスプリング接点構
   体２４３とを含み、第２のスプリング接点構体は第１の
   部分２４６と第２の部分２４８とを持った前面スプリン
   グセクション２４４を有し、第１の部分２４６は関連す
   る溝１３２に実質的に位置し、第２の部分２４８はアダ
   プタがとりつげられたときにプラグ受げ空胴１０４内で
   片持ち様に延びていることを特徴とするモジュラ−ジャ
   ックコネクタ。 １０ 請求の範囲第８項記載のモジュラ−ジャックコ
   ネクタにおいて、 セクション１６３は断面において長円であることを特徴
   とするモジュラ−ジャックコネクタ。