JPH07508123A - シールドケースを備えたプラグイン形フィルタコネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、裏面に向かって開口されたフェライトコア収納室を形成する絶縁材 料製のコネクタボディと、馬み目に配置されコネクタボディの収納室に裏面から 入り収納室の底を通してコネクタボディの正面に出る多数の平行なプラグビンと を備え、このプラグピンの少なくとも一部が収納室の中でフェライトコアの孔を 貫通し、さらにコネクタボディの側壁及びコネクタボディ及び収納室の裏面の少 なくとも一部をプラグピンを残して覆うシールドケースを備え、このシールドケ ースはその弾力性のある側面部によりコネクタボディの側壁に嵌め合わされかつ その側面部の折り曲げ部でコネクタボディの正面の保合部に係合され、さらにま た多数のプラグビンに対して１つの容量性のフィルタ要素を備え、このフィルタ 要素は収納室裏面に対向したシールドケースの外側において一方ではプラグピン に他方ではシールドケースにろう付けされているプラグイン形フィルタコネクタ に関する。

このようなプラグイン形フィルタコネクタはドイツ連邦共和国実用新本第９００ ５５９７号明細書により公知である。このプラグイン形フィルタコネクタにおい てはシールドケースは、コネクタボディの側壁に被せられかつその折り曲げられ た縁部でコネクタボディの正面に係合する弾力性のある側面部によりコネクタボ ディに固定される。その場合側面部の＆ｔ６Ｆはシールドケースをコネクタボデ ィに被せた後その開存の作業で内側に折り曲げられて係合される。さらに縁部に はコネクタボディの側壁に沿って延びるばねアームが形成されていて、このばね アームはコネクタボディから離れる方向に湾曲されており、プラグイン形コネク タを取り付は板に取り付ける際に付加的な手段なしに接触もしくは接地接続を生 しさせる。このようにして公知のプラグイン形コネクタにおいては、一般的に良 好に使用可能なシールドケースの固定が達成され、しかもコネクタの取り付けと 同時に接地接続もできる。しかしながら特定の状況の下では、例えば取り付は板 の厚さが負の許容値を越えるような場合、それ自体は信頼性のあるシールド接触 に好ましくない影響を受ける。

この発明のｌＩ８は、冒頭に記載した種類のプラグイン形フィルタコネクタにお いて、さらにコスト的に好ましいシールドケースの固定構造を達成し、シールド 接触の（ｆｉｌ性を高めることにある。

この課題は、この発明によれは次の特徴により解決される。即ち、ａ）シールド ケースの弾力性のある側面部の折り曲げ部が互いに間隔をおいてかつ互いに平行 に配置された個々のばねアーふとして形成され、ｂ）すべてのばねアームが側面 部の縁部から内側に曲げられ、Ｃ）各々の側面部の並んで配置されたばねアーム が取り付は板にシールドケースを接触させるための接触要素もしくはシールドケ ースをコネクタボディに接続させるための滑り兼係合要素を交互に形成し、ｄ） 接触要素が差し込み方向に対して傾斜して内側に曲げられ、ｅ）滑り兼係合要素 が直角状に側面部から内側に曲げられ、保合部を備えかつその自由端に曲率半径 部を形成して差し込み方向に対して横方向に曲げ戻され、ｆ）コネクタボディの 側壁が接触要素のための富みと、シールドケースとコネクタボディとを結合する 際にシールドケースの側面部を押し広げるために滑り兼係合要素に対する乗り上 げ兼滑り傾斜部とを備えて形成され、ｇ）滑り兼係合要素が乗り上げ兼滑り傾斜 部を乗り越えた後弾力的にその保合部で自動的にコネクタボディの正面の保合部 に係止されている。

このようなプラグイン形フィルタコネクタのシールドケースにおいては弾力性の ある側面部の折り曲げ部かばねアームとして形成され、このばねアームはすべて 内側に湾曲され、その際交互にシールドケースをコネクタボディに接続するため の滑り兼係合要素とシールドケースを取り付は板に接触させるための接触要素を 形成する。さらにコネクタボディは乗り上げ兼滑り傾斜部を備えて形成されてい る。従うて、シールドケースをコネクタボディに嵌め合わせもしくはコネクタボ ディをシールドケースに嵌め込んだ際に滑り兼係合要素は乗り上げ兼滑り傾斜部 に当たり、これによりシールドケースの弾力性のある側面部は補助手段なしに自 動的に押し広げられる。コネクタボディの側壁を乗り越えた後、即ち滑り兼係合 要素が側壁の終端を越えてコネクタボディの正面の保合部に移動したとき、シー ルドケースの側面部従って滑り兼係合要素は再び内側に弾力を付与し、その際そ の保合部で自動的にコネクタボディの正面の保合部に係合される。これによりこ の発明によるプラグイン形フィルタコネクタにおけるシールドケースは自動係合 によりかつそのための作業なしにコネクタボディに固定され、コスト的により有 利なシールドケースの固定が達成される。差し込み方向に対して傾斜して内側に 曲げられた接触要素により取り付は板の厚さにおける許容値が好ましくない状態 においても許容値に無関係な確実なシールドケースの接触が保証される。

この発明によるプラグイン形フィルタコネクタにおいてはシールドケースのすべ てのばねアームが内側に曲げられている。このことは組立技術上特に利点がある 。即ちこの場合プラグイン形フィルタコネクタは差し込み方向にもこれに垂直な 方向にも、それ故、差し込み方向に間して、側面方向から問題なく取り付は板に 、例えば４１１Ｈのフロントパネルに導かれる。

さらにこの発明によるプラグイン形フィルタコネクタにおいては、コネクタボデ ィ に適合した富みと乗り上げ兼滑り傾斜部とを備えて形成されると好適である。こ れによりコネクタボディはその側壁がシールドケースの形状に適合され、それ故 シールドケースとの接続のために一体に形成される。

フェライトコア並びにフィルタ要素の特に簡単なコスト的に有利なかつ確実な保 持に間しては、コネクタボディの開口した収納室を覆うシールドケースの底面中 央部に矩形状の切り取り部を設け、この切り取り部の互いに対向する長辺にシー ルドケースの展開状態においてまず一平面内にあって、順次向きが変わる互いに 平行な楔状突出片及び槍状突出片が配置されるのが有利である。この場合前記の 保持は、フェライトコアの保持のための楔状突出片は底面に対して傾斜して内側 に湾曲され、フィルタ要素の取り付けのための槍状突出片は底面に対して垂直に 外側に湾曲されることにより行われる。この楔状突出片のばね作用によりフェラ イトコアはコネクタボディの収納室内に遊びなく確実に固定される。また槍状突 出片の構成によりフィルタ要素の取り付は易い固定が可能となる。

シールドケースのコネクタボディへの係合は、この発明によるプラグイン形フィ ルタコネクタにおいては、コネクタボディの開口した収納室を覆うシールドケこ れを底面に対して傾斜して内側に湾曲させることによりさらに助長される。この ばねアームはコネクタボディの差し込み方向に反対向きに作用し、従ってシール ドケースの確実な係合を行う。

この発明によるプラグイン形フィルタコネクタにおいてさらにコスト的に最適化 するため、フィルタ要素はプリント板の支持部材の上に形成されるのが有利であ る。このようなプリント板フィルタはセラミックスの幕板を備えたプレーナ形の フィルタよりもコスト的に有利であり、シールドケースへの良好な固定が可能な のでより簡単にコネクタボディの裏面からもしくはその接続側に取り付けること ができる。

請求項１の対象のその他の有利な構成は他の従属請求の範囲の項に記載されてい る。

以下に図面に示した実施例を参照してこの発明の詳細な説明する６図面において 、 図１及び図２はプラグイン形フィルタコネクタの２つの面、即ち図１に差し込み 側（正面）、図２に接続側（裏面）を示し、図３及び図４はプラグイン形フィル タコネクタの２つの側面を、図５及び図６はプラグビンを装着したプラグイン形 フィルタコネクタのコネクタボディを２つの面、即ち図５において差し込み側を 、図６において接続側を、図７及び図８は図５及び図６によるコネクタボディを ２つの側面で、特に図７においては断面で、 図９、図１０はシールドケースの２つの面を、図１１は図９のシールドケースの ＸＩ−ＸＩ断面を、図１２は図１１のシールドケースのＸｒＩ部詳細を、図１３ は板金部材からなるシールドケースの展開図を示す。

図１乃至図４によるプラグイン形フィルタコネクタは絶縁材料、例えばプラスチ ックからなるコネクタボディ１を有し、このコネクタボディの詳細は図５乃至図 ８に示す、コネクタボディｌはその側壁１６で接続側（裏面）に向かって開口さ れ、フェライトコア３（図４）を収納する収納室２（図７）を形成している。

二の収納室２は図９乃至図１３に詳細に示すシールドケース４によって閉塞され る。さらにコネクタボディｌは編み目に配置された多数の平行なプラグピン５を 備え、これらのビンは接続側からフィルタ要素６（図２）の孔１５及びシールド ケース４の切り取り部７を通して収納室２内に入り、収納室２の底８を通ってプ ラグイン形フィルタコネクタの差し込み側（正面）に導かれ、そこでコネクタソ ケットとの接続のための自由差し込み端５ａを形成している。自由差し込み端５ ａはコネクタボディｌに形成されたカラー９により取り囲まれている。このカラ ーはその外側面に取りつけ板１１、例えば機器のフロントパネルに係合させるた めの保合要素ｌＯを儂えている。プラグピン５は接続側（裏面）においてその先 端部５ｂがほぼ直角状に折り曲げられており、回路板１２にろう付けされている Ｃ図３）。

収納室２の中に収納されたフェライトコア３はプラグピン５の編み目に孔を備え ており、この孔によりフェライトコアがプラグピン５に嵌められている。プラグ ピン５の一部のみが、例えば３０極のプラグイン形フィルタコネクタの２本のプ ラグピンが或いは６本のプラグピンの一列或いは一部がフィルタ要素を備える場 合には、フェライトコアは例えば２孔フェライトコア或いは６孔フエライトコア からなり、それぞれ２本のプラグピン或いは一列或いは一部の６本のプラグピン に嵌められる。フェライトコア３をコネクタボディ１の収納室２内に遊びなく保 持することについては後でシールドケースと関連して説明する。

フィルタ要素６（図２）はプリント板支持部材の上に形成され、シールドケース ４の接続側（裏面）に配置され、接地接続のための異なる孔数の互いに対向する ２列の孔１３とこれらの列の間に表面実装技術で取りつけられた１列のコンデン サ１４並びにプラグピン５のための孔１５を備えている。

シールドケース（図９乃至図１３）は使用及び差し込み状態に湾曲された板金部 品からなり、この板金部品は側壁１６及びプラグピン５を残してコネクタボディ １及び収納室２の接続側（裏面）の少なくとも一部を覆っている。板金部品（図 １３）の展開状Ｍ４ａから矩形状の船形に湾曲されたシールドケース４は弾力性 のある側面部１７ａ乃至１７ｄを備え、これらはコネクタボディｌの側壁１６に 嵌められ、折り曲げ部を備えて形成され、コネクタボディｌの差し込み側（正面 ）の突起部１９に係合される。シールドケース４の弾力性のある側面部１７ａ乃 至１７ｄの折り曲げ部は互いに間隔をおいてかつ互いに平行に配置された個々の ばねアーム１８ａ、１８ｂとして形成され、これらは互いに対向する側面部１７ ａ及び１７ｂもしくは１７ｃ及び１７ｄにそれぞれ同数でかつ互いに面一に配置 されている０例えばシールドケース４の長辺側の側面部１７ａ及び１７ｂはそれ ぞれ７個のばねアーム１８ａ、１８ｂを備え、一方シールドヶース４の短辺側の 側面部１７ｃ及び１７ｄはそれぞれ３個のばねアーム１８ａ、１８ｂを備えて形 成されている。すべてのばねアームは側面部１７ａ乃至１７ｄの縁部から内側に 曲げられ、その際側面部の互いに並設されるばねアームは交互にシールドケース ４を取りつけ＠１１に接触させるための接触要素１８ｂ及びシールドケース４を コネクタボディｌに接続するための滑り兼係合要素１８ａを形成している。シー ルドケース４の側面部１７ａ及び１７ｂには図示のようにそれぞれ４個の接触要 素１８ｂと３個の滑り兼係合要！ｌｅａが設けられ、一方シールドヶース４の短 辺側の側面部１７ｃ及び１７ｄはそれぞれ２個の接触要素１８ｂとその間に配置 された１個の滑り兼係合要素１８ａを備えて形成される。接触要素１８ｂは先の 丸まったＶ字状の輪１形状を持ち（図１３）、差し込み方向に対して傾斜して内 側に曲げられているＣ図１Ｏ〜図１２）、滑り兼係合要素１８ａは直角状に側面 部１７ａ乃至＋７ｄから内側に曲げられ、折り曲げ部に始まる保合孔２１の形の 係合部を備え、この保合部がシールドケース４のコネクタボディｌの突起部１９ への係正に作用する。さらに滑り兼係合要素１８ａはその自由端で曲率半径部２ ０を形成して差し込み方向に横方向に１８０’よりやや小さい角度で曲げ戻され ている（図］ｌ、図１２）。

コネクタボディｌの側壁１６は少なくとも差し込み方向に延びる一部碩域にわた って収納室２の開口されている接続側（裏面）に向がって先細に形成され、滑り 兼係係合素１８ａのための乗り上げ兼滑り傾斜部２２がシールドケース４の弾力 性のある側面部１７ａ乃至１７ｄを拡げるために形成されている。この場合コネ クタボディ１の側壁１６はシールドケース４の構成に合わせて各滑り兼係合要素 ＋８ａに対してそれぞれ固有の１つの乗り上げ兼滑り傾斜部２２を備えている。

その畔この乗り上げ兼滑り傾斜部２２は滑り兼任要素１８ａの相互間の間隔に応 して互いに隔てられて配置されている。

コネクタボディ１の側壁１６はこの場合、それぞれ差し込み方向に見て、その全 長の約３分の２にわたって乗り上げ兼滑り傾斜部２２を備え、その全長の約３分 の１にわたって差し込み方向に平行な直線面２３を備えるように形成されている 。そしてその際この直線面２３はコネクタボディｌの差し込み側（正面）の稜線 ２４にまで達している。

さらにコネクタボディｌの側壁１６は、特に図５及び図６に示すように、接触要 素１８ｂのために設けられかつその形状に合わせられた窪み３４を備えて形成さ れている。これらの窪みはこの場合短辺３５（図６）ではコネクタボディ１の側 壁１６の全高さにわたって延び、その長辺３６では側壁１６のカラー９（図８） に隣接する短い部分に延びている。

さらにシールドケース４はプラグピン５を貫通するために並びにフィルタ要素６ 及びフェライトコア３を保持するために好都合に形成されている。コネクタボデ ィｌの開口された収納室２を蓋するシールドケース４の底面２５はこのためその 中央部に矩形状の切り取り部７を備えており、この切り取り部７は互いに対向す る２つの長辺に互いに平行な喫状突出片２７と槍状突出片２８とを備え、これら はシールドケースの展開状態（図１３）では先ず一平面にあるが、その後順次向 きが変えられる。樹状に先細の突出片２７は、図９に見られるように、フェライ トコア３を保持するために、底面２５に対して傾斜して内側に曲げられているの で、フェライトコア３を収納室２の底８に対して弾力的に押し付けている。

この模状突出片２７に比してやや短めのフィルタ要素６を取り付ける槍状突出片 ２８はこれに対して底面２５に対して垂直方向に外側に曲げられている。互いに 対角線状に対向している外側の槍状突出片２８ａ及び２８ｂは他の槍状突出片２ ８よりもやや長く形成され、フィルタ要素６を装着した後ろう付は工程までの仮 固定のため折り返される。最後にコネクタボディｌの開口された収納室２を蓋す るシールドケース４の底面２５から底面２５の中心線に関して対称的に配！され たばねアーム２９が裂き取られ、底面２５に対して傾斜して内側に曲げられてい る。なお、図９及び図１３に見られるように、これらのばねアーム２９は長手方 向にシールドケース４の側面部１７ｃ及び１７ｄに対してほぼ平行である。ばね アーム２９はシールドケース４をコネクタボディ１に自動的に係止する作用をす る。

なお完全を期するために、シールドケース４の側面部１７ａはプラグイン形フィ ルタコネクタを回路板１２に固定する取りつけ鋲３１のための２つの円形状の孔 ３０を備え、側面部１７ａ乃至１７ｄの折り曲げ稜線２６に幅の狭い縦溝３２及 び側面部１７ａ乃至１７ｄのばねアーム１８ａ、１８ｂの脇に小さい切り込み３ ３が折り曲げの助けのために設けられていることを付言する。

プラグイン形コネクタを組み立てる際には先ずフィルタ要素６をシールドケース ４に取りつける、即ち直立している槍状突出片２８及び２８ａ、ｂの上に取り付 け、その際対角線位置に対向して存在する長めの槍状突出片２８ａ及び２８ｂが 折り返され、これによりフィルタ要素６が仮固定される。フィルタ要素６はそれ 故ＦＪ！に接続側（裏面）からシールドケース４に導かれる。その後フェライト コア３がプラグピン５に嵌められる（挿通される）、続いてシールドケース４が コネクタボディ１に嵌め合わせられ或いはコネクタボディｌがシールドケース４ に嵌め込まれ、シールドケース４は前述の方法でシールドケース４の底面２５に 設けられたばねアーム２９によりコネクタボディｌに自動的に係止される。その 後で浸漬ろう付は工程が行われ、一作業工程でプラグピン５がフィルタ要素６の 孔１５にろう付けされ、槍状突出片２８．２８ａ、２８ｂとそれぞれに属する孔 １３との間の接地接続が行われる。ろう付けの後プラグビン５は直角状に曲げら れる。この組み立て工程は特にコスト的に有利に実施される。

フロントページの続き （７２）発明者　リービッヒ、エルンストドイツ連邦共和国　デー−８０８５ゲ ルテントルフ　ガツセンエツカ−１３ （７２）発明者　ディルマイヤー、ヨーゼフドイツ連邦共和国　デー−８４６５ ボーデンウエール　ノイエンシュワント　６４ （７２）発明者　ワーグナー、ニゲベルトドイツ連邦共和国　デー−８４０８パ ルピング　ネルケンヴエーク　９ （７２）発明者　メルケルケ、ペーターベルギー国　ベー−８４ＯＯオーステン デリートストラート２３／２

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. １．裏面に向かって開口されたフェライトコア収納室（２）を形成する絶縁材料 製のコネクタボディ（１）と、編み目に配置されコネクタボディ（１）の収納室
2. （２）に裏面から入り収納室（２）の底（８）を通してコネクタボディ（１）の 正面に出る多数の平行なプラグピン（５）とを備え、このプラグピン（５）の少 なくとも一部が収納室（２）の中でフェライトコア（３）の孔を貫通し、さらに コネクタボディ（工）の側壁（１６）及びコネクタボディ（１）及び収納室（２ ）の裏面の少なくとも一部をプラグピン（５）を残して覆うシールドケース（４ ）を備え、このシールドケースはその弾力性のある側面部（１７ａ乃至１７ｂ） によりコネクタボディ（１）の側壁（１６）に覆い被さりかつその側面部の折り 曲げ部（１８ａ）でコネクタボディ（１）の正面側の係合部（１９）に係合され 、さらにまた多数のプラグピン（５）に対して１つの容量性のフィルタ要素（６ ）を備え、このフィルタ要素は収納室裏面に対向したシールドケース（４）の外 側において一方ではプラグピン（５）に他方ではシールドケース（４）にろう付 けされているプラグイン形フィルタコネクタおいて、ａ）シールドケース（４） の弾力性のある側面部（１７ａ乃至１７ｄ）の折り曲げ部が互いに間隔をおいて かつ互いに平行に配置された個々のばねアーム（１８ａ、１８ｂ）として形成さ れ、 ｂ）すべてのばねアーム（１８ａ、１８ｂ）が側面部（１７ａ乃至１７ｄ）の縁 部から内側に曲げられ、 ｃ）各々の側面部の並んで配置されたばねアーム（１８ａ、１８ｂ）がシールド ケース（４）を取り付け板（１１）に接触させるための接触要素（１８ｂ）もし くはシールドケース（４）をコネクタボディ（１）に接続させるための滑り兼係 合要素（１８ａ）を交互に形成し、 ｄ）接触要素（１８ｂ）が差し込み方向に対して傾斜して内側に曲げられ、ｃ） 滑り兼係合要素（１８ａ）が直角状に側面部（１７ａ乃至１７ｄ）から内側に曲 げられ、係合部（２１）を備えかつその自由端に曲率半径部（２０）を形成して 差し込み方向に横方向に曲げ戻され、ｆ）コネクタボディ（１）の側壁（１６） が接触要素（１８ｂ）のための窪み（３４）とシールドケース（４）とコネクタ ボディ（１）とを結合する際シールドケース（４）の側面部（１７ａ乃至１７ｄ ）を押し広げるため滑り兼係合要素（１８ａ）に対する乗り上げ兼滑り傾斜師（ ２２）とを備えて形成され、ｇ）滑り兼係合要素（１８ａ）が乗り上げ兼滑り傾 斜部（２２）を乗り越えた後弾力的にその係合部（２１）で自動的にコネクタボ ディ（１）の正面の係合部（１９）に係止されていることを特徴とするシールド ケースを備えたプラグイン形フィルタコネクタ。 ２．シールドケース（４）が使用かつ差し込み状態に曲げられた板金部品からな ることを特徴とする請求項１記載のプラグイン形フィルタコネクタ。
3. ３．ばねアーム（１８ａ、１８ｂ）がシールドケース（４）の互いに対向する側 面部（１７ａ、１７ｂもしくは１７ｃ、１７ｄ）にそれぞれ互いに面−に配置さ れていることを特徴とする請求項１又は２記載のプラグイン形フィルタコネクタ 。
4. ４．接触要素（１８ｂ）が先の丸まったＶ字状の輪郭形状を有していることを特 徴とする請求項１乃至３の１つに記載のプラグイン形フィルタコネクタ。
5. ５．滑り兼係合要素（１８ａ）の係合部が係合孔として、コネクタボディ（１） の正面の係合部が突起部（１９）として形成されていることを特徴とする請求項 １乃至４の１つに記載のプラグイン形フィルタコネクタ。
6. ６．各滑り兼係合要素（１８ａ）に対してそれぞれ１つの固有の係合部（１９） がコネクタボディ（１）の正面に設けられているいることを特徴とする請求項１ 乃至５の１つに記載のプラグイン形フィルタコネクタ。
7. ７．コネクタボディ（１）の側壁（１６）が各滑り兼係合要素（１８ａ）に対し てそれぞれ１つの固有の乗り上げ兼滑り傾斜部（２２）を備えていることを特徴 とする請求項１乃至６の１つに記載のプラグイン形フィルタコネクタ。
8. ８．コネクタボディ（１）の側壁（１６）がシールドケース（４）の各ばねアー ム（１８ａ、１８ｂ）の構成に応じて交互に接触要素（１８ｂ）の形状に適合し た窪み（３４）及び乗り上げ兼滑り傾斜部（２２）を備えて形成されていること を特徴とする請求項７記載のプラグイン形フィルタコネクタ。
9. ９．コネクタボディ（１）の側壁（１６）が、それぞれ差し込み方向に見て、そ の延長の約３分の２にわたって乗り上げ兼滑り傾斜部（２２）を、その延長の約 ３分の１にわたって差し込み方向に平行な直線面（２３）を備えて形成されてい ることを特徴とする請求項１乃至８の１つに記載のプラグイン形フィルタコネク タ。
10. １０．コネクタボディ（１）の開口した収納室（２）を覆うシールドケース（４ ）の底面（２５）がその中央部に矩形状の切り取り部（７）を備え、この切り取 り部が互いに対向した２つの長辺にシールドケース（４）の展開状態において最 初は一平面内にあって順次方向付けられる互いに平行な楔状突出片（２７）と楔 状突出片（２８、２８ａ、２８ｈ）を備えることを特徴とする請求項１乃至９の １つに記載のプラグイン形フィルタコネクタ。
11. １１．フェライトコア（３）を保持するための楔状突出片（２７）が底面（２５ ）に対して傾斜して内側に曲げられ、フィルタ要素（６）を取り付けるための楔 状突出片（２８、２８ａ、２８ｂ）が底面（２５）に対して傾斜して垂直に曲げ られていることを特徴とする請求項１０記載のプラグイン形フィルタコネクタ。
12. １２．コネクタボディ（１）の開口した収納室（２）を覆うシールドケース（４ ）の底面（２５）から底面（２５）の中心線に関して対称的にばねアーム（２９ ）が裂き取られ、底面（２５）に対して傾斜して内側に曲げられていることを特 徴とする請求項１乃至１１の１つに記載のプラグイン形フィルタコネクタ。
13. １３．フィルタ要素（６）がプリント板支持部材の上に形成されていることを特 徴とする請求項１乃至１２の１つに記載のプラグイン形フィルタコネクタ。