JPH0750752Y2 - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

Info

Publication number
JPH0750752Y2
JPH0750752Y2 JP16776088U JP16776088U JPH0750752Y2 JP H0750752 Y2 JPH0750752 Y2 JP H0750752Y2 JP 16776088 U JP16776088 U JP 16776088U JP 16776088 U JP16776088 U JP 16776088U JP H0750752 Y2 JPH0750752 Y2 JP H0750752Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller pair
clutch means
paper discharge
pair
discharge roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16776088U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0289443U (ja
Inventor
信司 山根
俊文 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP16776088U priority Critical patent/JPH0750752Y2/ja
Publication of JPH0289443U publication Critical patent/JPH0289443U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0750752Y2 publication Critical patent/JPH0750752Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は定着ローラ対の下流側に駆動可能な排紙ローラ
対を配した電子写真装置に係り、特に定着ローラ対と排
紙ローラ対間が相対的に離間可能な電子写真装置に関す
る。
「従来の技術」 従来より第1図(本図は本考案が適用される装置であ
り、従来技術を説明する為に便宜的に利用している)に
示すように定着ローラ対11の下流側に排紙ローラ対21を
配し、該排紙ローラ対21の駆動回転により画像定着後の
記録材1を反転させながら装置上方に設けた排紙トレー
に導くようにした電子写真装置は公知であり、この種の
装置においては、画像定着後の記録紙の反転排紙を行う
為に、前記定着ローラ対11の下流側に形成した排紙通路
25を例えば装置側壁面に沿って弓形状に湾曲して形成せ
ねばならない為に、特に前記排紙通路25に記録材1を導
く定着ローラ対11の出口側でジャムが発生し易い。
この為、公知の例えば上部本体Aと下部本体Bが分割可
能な装置においては、前記排紙ローラ21対を上部本体A
側に、又定着ローラ対11を下部本体B側に設け、前記両
ローラ対間を開放可能に構成したり、又本体分割構造を
取らない装置にあっても排紙ユニット20側のみを分割開
放可能に構成し、前記定着ローラ対11の出口側でのジャ
ム処理の容易化を図っているものが多い。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながらかかる構成を取ると、排紙通路25の人口端
に位置する第1の排紙ローラ対21と、定着ローラ対11間
に記録材1の先端が位置した状態でジャムが生じた場合
には特に問題が生じないが、第2図に示すように前記両
ローラ対11-21間を架橋する形で、言い換えれば前記記
録材1の先端が第1の排紙ローラ対21の下流側に位置し
た状態でジャムが生じた場合に、排紙ローラ対21側の上
部本体Aを開放しようとすると、該上部本体Aの分割開
放により記録材1が架橋されている前記両ローラ対11-2
1間が離間しつつ上方に回動される為に次のような問題
が生じる。
即ち、前記定着ローラ対11の対接位置下流側の上側ロー
ラ(熱定着ローラ11a)の周面上には軸12により揺動自
在に軸支された分離爪13のエッジ部が当接している場
合、前記両ローラ対11-21間が離間しつつ上方に回動さ
れると、前記記録材1が引張されつつ前記分離爪13の基
端側を押圧し、その自由端側エッジ部が上側ローラの周
面に食い込み、ローラ表面の軟質な耐熱離型性材料被覆
(例シリコンゴム層)を損傷させ、以後の定着及び記録
材1の分離が不完全になる。
尚、このような記録材1の架橋現象はジャムのみではな
く、排紙通路25内を記録材1が搬送途中で強制的に電源
を切電した場合にも生じ、その対策は極めて重要であ
る。
「課題を解決しようとする手段」 本考案に至った過程を順を追って説明する。
先ず、前記両ローラ対11-21はいずれも伝導系32に連結
されている為に両ローラ対11-21間に架橋されている記
録材1は例え前記伝導系32の回転が停止した場合でも前
記両ローラ対11-21間に掴持されたままの状態であり、
この為前記両ローラ対11-21間が離間する方向に移動す
る事により記録材1に引張力が働くのである。
従って前記欠点を解除する為には、前記円滑な駆動を保
証しつつ前記両ローラ対11-21間が引っ張り方向に負荷
がかった場合に、伝導系32との連結を解除してフリーの
状態にすればよい。
そこで請求項1)に記載した考案の第1の特徴とする所
は、前記両ローラ対11-21の内、搬送方向下流側に位置
する排紙ローラ対21と伝導系32間にクラッチ手段24を介
在させ、該クラッチ手段24により前記ローラ対21を逆回
転可能に構成した点を第1の特徴とする。
尚、この場合定着ローラ対11の引張方向は駆動回転方向
と同方向である為にフリーにする事が出来ず、フリーに
する事が出来るのは逆回転方向に引張力が付勢される排
紙ローラ対21のみである。
しかしながら伝導系32が連結された排紙ローラ対21を単
にフリーにしたのみでは、記録材1の排紙動作中に前記
両ローラ対11-21間の回転変動等により僅かながら引張
力が働いた場合に即、駆動回転力が解除されてしまう事
になり、円滑な駆動を保証し得ない。
そこで本考案の第2の特徴とする所は、前記両ローラ対
11-21間に記録材1を介して所定の引張力が働いた場合
にのみ前記クラッチ手段24が作動可能に構成した点にあ
る。
この場合の所定の引張力とは、前記両ローラ対11-21間
の回転変動により生じる張力よりは大で且つ両ローラ対
11-21間が離間する方向に移動する事により付勢される
記録材1の引張力よりは小なる張力を指し、具体的には
架橋された記録材1を介して前記分離爪13基端を押圧し
た際にそのエッジ部が上側ローラ21aの周面に食い込み
が生じない程度の力を指す。
一方請求項2)に記載した考案は、前記考案をより具体
化したもので、特に反転排紙構造を取る電子写真装置の
ように、定着ローラ対11の下流側に複数の排紙ローラ対
21を配設した装置においては、前記定着ローラ対11と対
面する側の排紙ローラ対21はその下流側と上流側に夫々
前記排紙ローラ対21〜23同士を連結する第1の伝導系32
と、該伝導系32に駆動力を付与する第2の伝導系31に連
結されている為に、例え一の伝導系32との間にクラッチ
手段24を介在させても他側の伝導系31との連結が解除さ
れない限り逆転は不可能である。
かかる欠点を解消する為に前記両伝導系31-32との間に
クラッチ手段24を介在させると機構が煩雑化するのみな
らず、前記両ローラ対間に記録材1を介して所定の引張
力が働いた場合にのみ前記両クラッチ手段24をいずれも
作動可能に構成するのは極めて困難であり、そのバラツ
キにより前記作用効果を円滑に達成し得ない。
そこで請求項2)に記載した考案においては前記連結解
除手段を異ならせ、上流側に位置する第2の伝導系31と
排紙通路の入口側に位置する排紙ローラ対21は上部本体
Aの開放動作に連動して切離し可能に構成し、下流側に
位置する第1の伝導系31と排紙ローラ対21間のみをクラ
ッチ手段24を介在させる事により連結解除可能に構成し
たものである。
これにより上部本体A開放時点では前記排紙ローラ対21
は常に第1の伝導系31のみに連結している事になる為
に、前記考案と同様の効果を得る事が出来る。
「実施例」 以下、図面を参照して本考案の好適な実施例を例示的に
詳しく説明する。ただしこの実施例に記載されている構
成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特
定的な記載がない限りは、この考案の範囲をそれのみに
限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
第1図は上部本体Aと下部本体Bが分割可能に構成した
本考案の実施例に係る電子写真装置の要部構成を示す。
先ず本実施例は、第1図に示すように下部本体B側に定
着ユニット10が、又該下部本体Bに対し分割開放可能な
上部本体A側に排紙ユニット20が夫々配設されていると
ともに、定着ユニット10は前記したように定着ローラ対
11と分離爪13、及び記録紙搬送路を残してその周囲を囲
繞する枠体15からなり、又排紙ユニット20は定着ユニッ
ト10の下流側には装置側壁面に沿って装置上面側の排紙
トレーに記録材1を導く弓形状の排紙通路25が形成さ
れ、該排紙通路25の入口端、途中位置、及び出口端に夫
々排紙ローラ対21,22,23が形成され、後記第2図に示す
ような伝導系31-32を介して各排紙ローラ対21,22,23が
夫々同期して回転可能に構成されている。
次に第2図に基づいて前記各ユニットの伝導系について
説明するに、30は上部本体A側に設けたモータで、下部
本体B側に設けた第1のジョイントギア33aを含む第1
の歯車列33を介して定着ローラ対11の軸歯車34-35に連
結され、そして該軸歯車34-35の下流側には第2のジョ
イントギア31aを含む第2の歯車列31が下部本体B側に
設けられ、該ジョイントギア31aは上部本体A側の軸歯
車37aと対面する位置まで延設されている。
一方上部本体A側には前記排紙ローラの軸歯車37a-37b
及びクラッチ手段24を介して下流側の他の排紙ローラ対
に駆動力を伝達するベルト伝導系32が連結されている。
クラッチ手段24は第3図に示すように、軸歯車37bと連
結する歯車38と、ベルト伝導系32を構成するプーリ32a
との間に一対の爪歯車24a,24bを互いに対面させて配置
するとともに、前記歯車38の背面側よりコイルバネ39に
より弾性力を付勢させている。
次にかかる実施例の動作について説明する。
先ず上部本体Aと下部本体Bが閉塞状態にある際には、
上部本体A側に設けたモータ30の回転を受けて、下部本
体B側の第1のジョイントギア33a−第1の歯車列33−
軸歯車34-35を介して定着ローラ対11が回転し、又該定
着ローラ対11の軸歯車35の下流側に設けた第2の歯車列
31−第2のジョイントギア31aを介して上部本体A側の
排紙ローラ21の軸歯車37a-37bがそして更にクラッチ手
段24を介して下流側のベルト伝導系32が回転し、これに
より前記定着ローラ対11の周速に同期して排紙ローラ対
21,22,23群が回転する事になる。
次に上部本体Aを開放すると、上部本体A側に設けた排
紙ローラ対21の軸歯車37aと下部本体B側の第2のジョ
イントギア31a間が切離され、そして該排紙ローラ対21
と定着ローラ対11間に記録材1が架橋した場合には、該
記録材1を介して排紙ローラ対21の逆転方向に加わる引
張力に基づいて前記クラッチ手段24が作動し、前記排紙
ローラ対21が逆回転可能な状態になり、本考案の作用効
果が円滑に達成される。
尚前記クラッチ手段24に付勢されたバネ39力は前記技術
手段の項で記載した範囲内に収めてある為に、通常の搬
送動作中には前記クラッチ24は働かず、前記定着ローラ
対11と排紙ローラ対21間に記録材1が架橋され引張力が
発生した場合のみ前記クラッチ手段24が作動する事にな
る。
「考案の効果」 以上記載した如く本考案によれば、前記定着ローラ対と
排紙ローラ対夫々の円滑な駆動を保証しつつ所定条件下
において、前記いずれかのローラがフリーの状態になる
為に、該ローラ対間に記録材が架橋し引張力が働いた場
合でも、前記分離爪のエッジ部が定着ローラの周面への
食い込みを防止し、その表面に形成してある耐熱離型性
材料被覆を損傷させる事がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る電子写真装置の要部構成
を示す概略正面図、第2図は定着ローラと伝導系との関
係を示す駆動レイアウト図、第3図はその排紙ローラと
伝導系との関係を示す要部平面図である。 11:定着ローラ対、21:排紙ローラ対 24:クラッチ手段、31:第2の伝導系 32:一の伝導系、A:上部本体、B:下部本体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】定着ローラ周面上に軸により揺動自在に軸
    支された分離爪を有する定着ローラ対の下流側に排紙ロ
    ーラ対を配し、該両ローラ対間が相対的に離間する方向
    に装置分割構成を取るとともに、前記排紙ローラ対の上
    流側又は下流側の少なくともいずれか一方に回転力を伝
    達する伝導系を介在させた電子写真装置において、 前記排紙ローラ対と前記伝導系間にクラッチ手段を介在
    させるとともに、 前記クラッチ手段のバネ力を調整して前記両ローラ対間
    の回転変動により生じる張力よりは大で且つ両ローラ対
    間が離間する方向に移動する事により付勢される記録材
    の引張力よりは小なる所定の張力で前記クラッチ手段が
    作動可能に構成し、 前記両ローラ対間が離れる方向に装置分割することによ
    り、該両ローラ対間に記録材を介して前記所定の張力以
    上の引張力が働いた場合に前記クラッチ手段が作動し、
    前記排紙ローラが逆回転可能に構成した事を特徴とする
    電子写真装置。
  2. 【請求項2】定着ローラ周面上に軸により揺動自在に軸
    支された分離爪を有する定着ローラ対を下部本体側に、
    該定着ローラ対の下流側に配設された複数の排紙ローラ
    対を上部本体側に設け、上部本体の分割開放により定着
    ローラ対とその下流側に配設された複数の排紙ローラ対
    間が相対的に離間する方向に装置分割可能に構成された
    電子写真装置において、 前記排紙ローラ対同士を連結する第1の伝導系と、該伝
    導系に駆動力を付与する第2の伝導系間を、上部本体の
    開放動作に連動して切離し可能に構成するとともに、前
    記第1の伝導系内にクラッチ手段を介在させ、少なくと
    も前記第2の伝導系が切離された際に前記クラッチ手段
    の上流側に位置する一又は複数の排紙ローラ対が、逆回
    転可能に構成した事を特徴とする電子写真装置
  3. 【請求項3】請求項2記載の前記クラッチ手段のバネ力
    を調整して前記両ローラ対間の回転変動により生じる張
    力よりは大で且つ両ローラ対間が離間する方向に移動す
    る事により付勢される記録材の引張力よりは小なる所定
    の張力で前記クラッチ手段が作動可能に構成し、 少なくとも一の排紙ローラ対と定着ローラ対との間に記
    録材を介して前記所定の張力以上の引張力が働いた場合
    に前記クラッチ手段が作動し、前記一の排紙ローラが逆
    回転可能に構成した事を特徴とする請求項2)記載の電
    子写真装置
JP16776088U 1988-12-27 1988-12-27 電子写真装置 Expired - Fee Related JPH0750752Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16776088U JPH0750752Y2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 電子写真装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16776088U JPH0750752Y2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 電子写真装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0289443U JPH0289443U (ja) 1990-07-16
JPH0750752Y2 true JPH0750752Y2 (ja) 1995-11-15

Family

ID=31456344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16776088U Expired - Fee Related JPH0750752Y2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 電子写真装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0750752Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4579717B2 (ja) * 2005-03-01 2010-11-10 キヤノン株式会社 シート搬送装置、定着装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0289443U (ja) 1990-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3123257B2 (ja) 画像形成装置の用紙整合装置
JPH0750752Y2 (ja) 電子写真装置
JPS6241067A (ja) 熱転写記録装置
JPH085484Y2 (ja) 画像定着装置
JPH0455243A (ja) シート材搬送装置
JPH02266384A (ja) 定着装置
JPH0648606A (ja) 用紙処理装置
JP3498243B2 (ja) 原稿搬送装置
JPS6013175B2 (ja) 現像・定着装置
JPH09202503A (ja) 画像形成装置
JP2572970B2 (ja) 画像記録装置における給紙搬送装置
JPH04107491A (ja) 定着装置
JPH0721466Y2 (ja) 用紙反転装置
JP2607516B2 (ja) 媒体自動入出力装置
JPH10171290A (ja) 電子写真装置
JP4588900B2 (ja) 熱定着装置、およびこの熱定着装置における処理方法
JP2001002255A (ja) 用紙搬送装置
JP3227077B2 (ja) クラッチ機構
JP3409577B2 (ja) フィルム搬送装置
JP2933686B2 (ja) 用紙整合装置
JP2912982B2 (ja) 転写紙搬送装置
JPH0442280A (ja) 画像形成装置
JP2555764Y2 (ja) 記録紙の仕分け排出装置
JPH05319619A (ja) 搬送ローラ装置のニップ解除装置
JPH043770A (ja) 用紙反転装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees