JPH0750750A - 画像編集装置 - Google Patents

画像編集装置

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JPH0750750A
JPH0750750A JP5196200A JP19620093A JPH0750750A JP H0750750 A JPH0750750 A JP H0750750A JP 5196200 A JP5196200 A JP 5196200A JP 19620093 A JP19620093 A JP 19620093A JP H0750750 A JPH0750750 A JP H0750750A
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JP
Japan
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image
area
image data
editing
unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP5196200A
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English (en)
Inventor
Yasuo Ohashi
康雄 大橋
Yuuichirou Kanoshima
雄一郎 彼島
Kenichi Hasegawa
健一 長谷川
Yoshito Ikeda
芳人 池田
Hiroyuki Kawamoto
啓之 川本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿に対して直接のマーキングをせず、且つ
原稿に対して1代の複写で最終的な編集した複写物が得
られるようにする。 【構成】 複数枚の原稿の読み取り画像データを一方の
画像メモリに記憶すると共に転写紙上に画像形成して仮
出力紙として出力する(ダミーコピー作成処理)。そし
て、操作部より合成処理(編集内容)の指示が入力され
た後、各々編集元画像エリアがマーキングされた各仮出
力紙とその各エリアに各々対応する各編集先画像エリア
がマーキングされたレイアウト用紙とを読み取った時、
そのマーキングの読み取りデータを他方の画像メモリに
記憶し(マーキング情報読取処理)、上記一方の画像メ
モリ内の上記各編集元エリアに各々対応する各画像デー
タを新たな画像領域中の上記各編集先画像エリアに各々
対応する領域へ移動させて編集画像データを生成し(編
集・加工処理)、それを転写紙上へ画像形成して出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原稿の画像を読み取
ってその画像データを記憶保存し、必要に応じてその記
憶した画像データを編集処理して用紙上に画像形成して
出力(プリントアウト)できるデジタル複写機等の画像
編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来のモノクロのデジタル複写
機ではマーカ編集機能を有するものがある。これは、原
稿上の画像濃度よりうすく読み取られるマーカペンによ
って原稿上に直接マーキングを行ない、範囲指定をする
ことによりマーカにより範囲指定された画像データに対
してのみ編集加工を行なうようにしたものである。デジ
タル複写機が色情報を読み取ることができる場合は、原
稿の画像とマーカの色の違いを利用し、そのマーカによ
る範囲指定を認識して、その範囲内の原稿の画像データ
に対して編集加工を行なうことができる。
【0003】ところで、このような従来のマーカ編集機
能は特別な編集装置を必要とせずに画像の編集加工を行
なうことができるが、原稿に直接マーキングしなければ
ならないため、原稿を汚してしまうという欠点があっ
た。そのため、従来は原稿を汚さないようにするため
に、利用者が原稿を一度複写してそのコピーに対してマ
ーキングを施して、画像編集装置に編集加工を行なわせ
る方法が取られてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法では、オリジナルに対して最終的な複写
物が得られるまでに2代にわたる複写が行なわれ、孫コ
ピーとなってしまうため、画像品質が低下するという問
題があった。また、上述のような編集機能はマーカ編集
を施したページに限定されており、他のページにまたが
ることができなかった。そのため、複数ページの各編集
対象画像をマーカによる範囲指定によって1枚の用紙に
まとめて出力させることができず、そのような合成結果
を得るためには原稿の切り貼りを行なう以外に方法がな
かった。
【0005】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、原稿に対して直接マーキングをせず、且つ原稿
に対して1代の複写しか行なわなくても、最終的な複写
物が得られるようにすることと、複数ページの各編集対
象画像をマーカによる範囲指定によって1枚の用紙にま
とめて出力できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1〜7の発明は、
原稿の画像を読み取る画像読取手段と、該手段によって
読み取られた画像データを編集して編集画像データを生
成する編集処理手段と、その編集画像データを転写紙上
に画像形成して出力する出力手段とを設けた画像編集装
置において、それぞれ上記の目的を達成するため次の各
手段を設けたことを特徴とする。
【0007】請求項1の発明は、画像読取手段によって
読み取られた画像データを記憶する第1の記憶手段と、
画像読取手段によって読み取られた画像データを出力手
段によって転写紙上に画像形成させて仮出力紙として出
力させる仮出力手段と、画像読取手段に移動元編集エリ
アがマーキングされた上記仮出力紙と該移動元編集エリ
アに対応する移動先編集エリアがマーキングされたレイ
アウト用紙とを読み取らせた時、それぞれそのマーキン
グの読み取りデータを記憶する第2の記憶手段とを設
け、編集処理手段を、第1の記憶手段に記憶されている
画像データのうちの第2の記憶手段に記憶されたマーキ
ングのデータによる移動元編集エリアに対応する画像デ
ータを移動先編集エリアに対応する領域へ移動させる手
段としたものである。
【0008】請求項2の発明は、画像読取手段によって
読み取られた複数ページ分の画像データを記憶する第1
の記憶手段と、画像読取手段によって読み取られた複数
ページ分の画像データをそれぞれページ番号等のページ
毎に異なるページ識別情報と共に出力手段によって各転
写紙上に画像形成させて仮出力紙として出力させる仮出
力手段と、画像読取手段に移動元編集エリアがマーキン
グされた上記各仮出力紙とその各移動元編集エリアに対
応する複数の移動先編集エリアがマーキングされたレイ
アウト用紙とを読み取らせた時、それぞれその各マーキ
ングの読み取りデータとページ識別情報を記憶する第2
の記憶手段とを設け、編集処理手段を、第2の記憶手段
に記憶されている各ページ識別情報に従ってその各情報
と共に記憶されている各マーキングのデータに対応する
ページを認識し、第1の記憶手段に記憶されている画像
データのうちの第2の記憶手段に記憶されたページ毎の
移動元編集エリアに対応する各画像データをそれぞれ対
応する移動先編集エリアに対応する領域へ移動させる手
段としたものである。
【0009】請求項3の発明は、画像読取手段によって
読み取られた複数ページ分の画像データを記憶する第1
の記憶手段と、画像読取手段によって読み取られた複数
ページ分の画像データを出力手段によって各転写紙上に
画像形成させて仮出力紙として出力させる仮出力手段
と、画像読取手段に移動元編集エリアがマーキングされ
た上記各仮出力紙とその各移動元編集エリアに対応する
複数の移動先編集エリアがマーキングされたレイアウト
用紙とを読み取らせた時、それぞれその各マーキングの
読み取りデータを記憶する第2の記憶手段とを設け、編
集処理手段を、画像読取手段によって上記各仮出力紙が
読み取られた時、その各画像データと第1の記憶手段に
記憶されている各画像データとを順次比較して、上記読
み取られた各画像データ中の第2の記憶手段に記憶され
た各マーキングのデータに対応するページを認識し、第
1の記憶手段に記憶されている画像データのうちの第2
の記憶手段に記憶されたページ毎の移動元編集エリアに
対応する各画像データをそれぞれ対応する移動先編集エ
リアに対応する領域へ移動させる手段としたものであ
る。
【0010】請求項4の発明は、画像読取手段によって
読み取られた複数ページ分の画像データを記憶する第1
の記憶手段と、画像読取手段によって読み取られた複数
ページ分の画像データのうちの設定されたページの画像
データのみを出力手段によって転写紙上に画像形成させ
て仮出力紙として出力させる仮出力手段と、画像読取手
段に移動元編集エリアがマーキングされた上記仮出力紙
と該移動元編集エリアに対応する移動先編集エリアがマ
ーキングされたレイアウト用紙とを読み取らせた時、そ
れぞれそのマーキングの読み取りデータを記憶する第2
の記憶手段とを設け、編集処理手段を、第1の記憶手段
に記憶されている画像データのうちの第2の記憶手段に
記憶されたマーキングのデータによる移動元編集エリア
に対応する画像データを上記移動先編集エリアに対応す
る領域へ移動させる手段としたものである。
【0011】請求項5の発明は、画像読取手段によって
読み取られた画像データを記憶する第1の記憶手段と、
画像読取手段によって読み取られた画像データを出力手
段によって転写紙上に画像形成させて仮出力紙として出
力させる仮出力手段と、画像読取手段に移動元編集エリ
アとそのエリア識別情報がマーキングされた上記仮出力
紙と該移動元編集エリアに対応する移動先編集エリアと
そのエリア識別情報が上記移動元編集エリアのエリア識
別情報と異なる体系でマーキングされたレイアウト用紙
とを読み取らせた時、それぞれそのマーキングの読み取
りデータを記憶する第2の記憶手段とを設け、編集処理
手段を、第1の記憶手段に記憶されている画像データの
うちの第2の記憶手段に記憶されたマーキングのデータ
によるエリア識別情報毎の移動元編集エリアに対応する
画像データをその各エリア識別情報にそれぞれ対応する
他のエリア識別情報の移動先編集エリアに対応する領域
へ移動させる手段としたものである。
【0012】請求項6の発明は、上記編集処理手段に、
上記仮出力紙上の移動元編集エリア内の画像の濃度変更
が指示された場合には、第1の記憶手段に記憶されてい
る画像データのうちの第2の記憶手段に記憶されたマー
キングのデータによる移動元編集エリアに対応する画像
データに対して上記濃度変更の指示に応じたディザ処理
あるいは階調処理等の画質処理を施し、その画質処理が
施された画像データを移動先編集エリアに対応する領域
へ移動させる手段を備えたものである。請求項7の発明
は、上記仮出力手段に、上記レイアウト用紙を出力する
手段を備えたものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明による画像編集装置では、画像
読取手段によって読み取られた画像データを第1の記憶
手段に記憶させると共に、その画像データを仮出力手段
が出力手段によって転写紙上に画像形成させて仮出力紙
として出力させる。その後、利用者が仮出力紙上に移動
元編集エリアを、レイアウト用紙上にその移動元編集エ
リアに対応する移動先編集エリアをそれぞれマーキング
して、それらを画像読取手段に読み取らせた時、それぞ
れそのマーキングの読み取りデータを第2の記憶手段に
記憶させる。
【0014】そして、編集処理手段が、第1の記憶手段
に記憶されている画像データのうちの第2の記憶手段に
記憶されたマーキングのデータによる移動元編集エリア
に対応する画像データを移動先編集エリアに対応する領
域へ移動させる編集処理を施し、その編集画像データを
出力手段が転写紙上に画像形成して出力する。
【0015】請求項2の発明による画像編集装置では、
画像読取手段によって読み取られた複数ページ分の画像
データを第1の記憶手段に記憶させると共に、その各画
像データをそれぞれページ番号等のページ毎に異なるペ
ージ識別情報と共に仮出力手段が出力手段によって各転
写紙上に画像形成させて仮出力紙として出力させる。そ
の後、利用者が各仮出力紙上に移動元編集エリアを、レ
イアウト用紙上にその各移動元編集エリアに対応する複
数の移動先編集エリアをそれぞれマーキングして、それ
らを画像読取手段に読み取らせた時、それぞれその各マ
ーキングの読み取りデータを第2の記憶手段に記憶させ
る。
【0016】そして、編集処理手段が、第2の記憶手段
に記憶されている各ページ識別情報に従ってその各情報
と共に記憶されている各マーキングのデータに対応する
ページを認識し、第1の記憶手段に記憶されている画像
データのうちの第2の記憶手段に記憶されたページ毎の
移動元編集エリアに対応する各画像データをそれぞれ対
応する移動先編集エリアに対応する領域へ移動させる編
集処理を施し、その編集画像データを出力手段が転写紙
上に画像形成して出力する。
【0017】請求項3の発明による画像編集装置では、
画像読取手段によって読み取られた複数ページ分の画像
データを第1の記憶手段に記憶させると共に、その複数
ページ分の画像データを仮出力手段が出力手段によって
各転写紙上に画像形成させて仮出力紙として出力させ
る。その後、利用者が各仮出力紙上に移動元編集エリア
を、レイアウト用紙上にその各移動元編集エリアに対応
する複数の移動先編集エリアをそれぞれマーキングし
て、それらを画像読取手段に読み取らせた時、それぞれ
その各マーキングの読み取りデータを第2の記憶手段に
記憶させる。
【0018】そして、編集処理手段が、画像読取手段に
よって上記各仮出力紙が読み取られた時、その各画像デ
ータと第1の記憶手段に記憶されている各画像データと
を順次比較して、上記読み取られた各画像データ中の第
2の記憶手段に記憶された各マーキングのデータに対応
するページを認識し、第1の記憶手段に記憶されている
画像データのうちの第2の記憶手段に記憶されたページ
毎の移動元編集エリアに対応する各画像データをそれぞ
れ対応する移動先編集エリアに対応する領域へ移動させ
る編集処理を施し、その編集画像データを出力手段が転
写紙上に画像形成して出力する。
【0019】請求項4の発明による画像編集装置では、
画像読取手段によって読み取られた複数ページ分の画像
データを第1の記憶手段に記憶させると共に、その各画
像データのうちの設定されたページの画像データのみを
仮出力手段が出力手段によって転写紙上に画像形成させ
て仮出力紙として出力させる。その後、利用者が仮出力
紙上に移動元編集エリアを、レイアウト用紙上にその移
動元編集エリアに対応する移動先編集エリアをそれぞれ
マーキングして、それらを画像読取手段に読み取らせた
時、それぞれそのマーキングの読み取りデータを第2の
記憶手段に記憶させる。
【0020】そして、編集処理手段が、第1の記憶手段
に記憶されている画像データのうちの第2の記憶手段に
記憶されたマーキングのデータによる移動元編集エリア
に対応する画像データを上記移動先編集エリアに対応す
る領域へ移動させる編集処理を施し、その編集画像デー
タを出力手段が転写紙上に画像形成して出力する。
【0021】請求項5の発明による画像編集装置では、
画像読取手段によって読み取られた画像データを第1の
記憶手段が記憶させると共に、その画像データを仮出力
手段が出力手段によって転写紙上に画像形成させて仮出
力紙として出力させる。その後、利用者が仮出力紙上に
移動元編集エリア及びそのエリア識別情報をマーキング
すると共に、レイアウト用紙上にその移動元編集エリア
に対応する移動先編集エリアをマーキングすると共にそ
のエリア識別情報を上記移動元編集エリアのエリア識別
情報と異なる体系でマーキングして、それらを画像読取
手段に読み取らせた時、それぞれそのマーキングの読み
取りデータを第2の記憶手段に記憶させる。
【0022】そして、編集処理手段が、第1の記憶手段
に記憶されている画像データのうちの第2の記憶手段に
記憶されたマーキングのデータによるエリア識別情報毎
の移動元編集エリアに対応する画像データをその各エリ
ア識別情報にそれぞれ対応する他のエリア識別情報の移
動先編集エリアに対応する領域へ移動させる編集処理を
施し、その編集画像データを出力手段が転写紙上に画像
形成して出力する。
【0023】なお、上記編集処理手段は、上記仮出力紙
上の移動元編集エリア内の画像の濃度変更が指示された
場合には、第1の記憶手段に記憶されている画像データ
のうちの第2の記憶手段に記憶されたマーキングのデー
タによる移動元編集エリアに対応する画像データに対し
て上記濃度変更の指示に応じたディザ処理あるいは階調
処理等の画質処理を施し、その画質処理が施された画像
データを移動先編集エリアに対応する領域へ移動させる
ことができる。また、上記仮出力手段は、上記レイアウ
ト用紙を出力することもできる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して具
体的に説明する。図2は、この発明を実施したデジタル
複写機の一例を示す全体構成図である。このデジタル複
写機はスキャナ部1と画像形成部11とからなり、図示
しない操作パネルによって必要な複写条件が設定され、
スキャナ部1のコンタクトガラス2上に原稿がセットさ
れた状態でコピースタートキーが押下されると、スキャ
ナ部1がコンタクトガラス2上の原稿画像の読み取りを
開始する。
【0025】すなわち、第1ミラー3,光源(蛍光灯)
4等と一体になった走行体5を図で左方に移動させるこ
とによって、コンタクトガラス2上にセットされた原稿
の下面(画像面)を光走査(スキャンニング)する。それ
によって、原稿面からの反射光像は順次第1ミラー3,
第2ミラー6,第3ミラー7を介してレンズ8に導か
れ、CCDカラーイメージセンサ9の受光面に結像され
る。そのCCDカラーイメージセンサ9で読み取られた
画像データは後述する画像メモリに記憶される。
【0026】なお、図示の都合でCCDカラーイメージ
センサ9は1個のCCDのように示しているが、実際に
はレンズ8からの結像光束をビームスプリッタによって
均等に3分割し、それぞれR(赤),G(緑),B
(青)のカラーフィルタを通して、R,G,B3色用の
各CCDの受光面に結像させるようになっている。ある
いは、1個のCCDによって、3色のカラーフィルタを
順次交換して3回スキャンニングすることによってR,
G,Bの画像データを読み取るようにしてもよい。これ
らは、カラー複写機等で用いられてる公知の技術であ
る。
【0027】一方、画像形成部11ではその画像メモリ
に記憶された画像データを画像形成出力する。すなわ
ち、感光体ドラム12を矢示方向に回転させると同時
に、その感光体ドラム12上に付着した残留トナー及び
不均一な電位が帯電チャージャ13及び現像ユニット1
4,15に到達しないように、除電ランプ(QL)16,
転写前除電ランプ(PTL)17,転写チャージャ18,
分離チャージャ19,イレーサ20,及びクリーニング
ユニット21を駆動して、除電ランプ16を通過した後
の感光体ドラム12の表面電位が略ゼロになるようにす
る。
【0028】その後、感光体ドラム12の表面を帯電チ
ャージャ13により一様に帯電すると共に、画像メモリ
に記憶された画像データを読み出して、それに応じて図
示しない半導体レーザからレーザ光を射出させる。半導
体レーザから射出されるレーザ光は、図示しないシリン
ダレンズによって集光されて回転走査するポリゴンミラ
ー(レーザ光発生器)22に入射し、その反射光が光学
系(レンズ)23,及びミラー24を介して感光体ドラ
ム12の表面を照射して静電潜像を形成する。
【0029】次いで、感光体ドラム12上に形成された
潜像を、非画像部(画像作成領域からはみ出した不要部
分)の電荷をイレーサ20によって除去した後、黒トナ
ーにより現像を行なう黒現像ユニット14あるいはカラ
ートナーにより現像を行なうカラー現像ユニット15よ
りトナーを付着して可視像化する。このとき、現像バイ
アス電位を変化させることにより、画像の濃淡を調整す
ることができる。
【0030】他方において、図示しないメインモータの
駆動を選択的に取り出せる給紙クラツチのONにより呼
出コロ25及び3個の給紙コロ26のいずれかを駆動
し、予め選択された給紙段(後述する)にセットされて
いる転写紙を停止中のレジストローラ対27に向けて給
紙させる。レジストローラ対27の手前にはレジストセ
ンサ28が配設されており、そのレジストセンサ28は
例えば反射型フォトセンサであり、その対向位置に転写
紙の先端が到達するとON状態になる。それから、一定
時間経過後に給紙クラッチをOFF状態に戻して、搬送
中の転写紙を停止させる。
【0031】なお、給紙クラッチのOFFタイミング
は、レジストセンサ28とレジストローラ対27の間を
転写紙が搬送される時間より長くとられている。したが
って、その転写紙は先端がレジストローラ対27に付き
当てられ、先端側にたわみを生じてスキュー等を防止す
る状態で待機する。その後、感光体ドラム12上の画像
先端に合わせたタイミングでレジストクラッチをON状
態にし、それによってレジストローラ対27が回転駆動
されることにより、待機中の転写紙を転写部へ向けて再
搬送する。
【0032】その転写紙が転写部に到達すると、転写チ
ャージャ18の作用によって感光体ドラム12上のトナ
ー像をその紙面上に転写し、続いて転写チャージャ18
と一体に保持されている分離チャージャ19の作用によ
って紙面上の帯電電位を下げて転写紙と感光体ドラム1
2との密着力を低下させた後、分離爪29によってその
転写紙を感光体面から分離する。
【0033】次いで、その転写紙を2個のローラによっ
て張装された搬送ベルト30によって定着部へ送り、そ
の定着ローラ31によってトナー像を熱定着し、その後
コピーモードとして片面モードが選択されていれば切替
爪32の上側を通して外部の図示しない排紙トレイに排
紙し、両面モードが選択されていれば切替爪32の切り
替えによって下側の再給紙用搬送経路33ヘ送り込む。
【0034】なお、画像転写後の感光体ドラム12上の
残留トナーはクリーニングユニット21を構成するクリ
ーニングブラシ21a,クリーニングブレード21bに
よって除去してトナー回収タンク21cに回収させ、さ
らに残存電荷を消去するためにその感光面を除電ランプ
16によって全面露光させる。
【0035】ところで、この複写機には、特定サイズの
転写紙のみをまとめて収納できる通常の給紙カセットと
して、それぞれ異なるサイズの転写紙をセットした3つ
の給紙カセット34〜36を着脱可能に備え、またその
いずれの給紙カセットにも収納されていない転写紙、す
なわち不特定サイズの転写紙をセットできる手差しテー
ブル(手差しトレイ)37をも備えている。
【0036】そして、各給紙カセット34〜36のいず
れかに収納されている転写紙を用いてコピーする場合
は、そのカセットサイズを図示しない操作パネル上のサ
イズ選択キーによって選択した後、コピースタートキー
を押下することにより、その給紙カセットから転写紙の
給紙が行なわれる。
【0037】なお、38a〜38cは各給紙カセット3
4〜36の各収納用紙サイズを検知するためのサイズ検
知センサであり、例えば5連のフォトインタラプタを使
用する。また、各給紙カセット34〜36の先端部に
は、それぞれ図示しないサイズ識別用の遮光板が付設さ
れている。この遮光板はカセット内に収納されるべき転
写紙のサイズ毎に異なる切欠部を有している。
【0038】サイズ検知センサ38a〜38cは、給紙
カセット34〜36が装着されると、その遮光板の遮光
部を挟さんだフォトインタラプタのみが光路を遮断され
るため、それに応じた信号をそれぞれ後述する制御部へ
出力することができる。一方、不特定サイズの転写紙を
用いてコピーする場合には、手差しテーブル37を仮想
線で示す閉じた状態から矢示A方向に開いて実線で示す
使用状態にした後、その上面に所望の転写紙をセットし
て、コピースタートキーを押下することにより、その手
差しテーブル37から転写紙の給紙が行なわれる。
【0039】なお、手差しテーブル37が開く方向に回
動すると、第1給紙カセット34に設けられている転写
紙載置用の底板を持ち上げていた底板上昇アーム39が
それに連動して図2に示す位置まで下降する。
【0040】図3はこのデジタル複写機の制御部の主と
して画像処理に係わる部分の概略を示すブロック構成図
であり、ビデオ処理回路41,画像処理回路42,ビデ
オ書込処理回路43,LD制御部44,中央処理装置
(以下「CPU」という)46,ROM47,RAM4
8,画像メモリ49,50,インタフェース(I/F)
部51,及びシステムバス52を備えている。
【0041】ビデオ処理回路41は、スキャナ部1で読
み取った画像データ(CCDカラーイメージセンサ9か
ら出力される信号)をA/D変換して黒オフセット補
正,シェーディング補正,画素位置補正を行なう。画像
処理回路42は、図4に示すように色分離回路61,M
TF補正回路62,2値化回路63,変倍回路64,γ
補正回路65,及び画質処理回路66からなり、それら
によってビデオ処理回路41から入力される画像データ
に対して画像処理を施す。この処理については、追って
詳細に説明する。
【0042】ビデオ書込処理回路43は、画像処理回路
42から入力される画像データに応じて画像形成部11
の制御を行なう。LD制御部44は、ビデオ書込処理回
路43からのビデオ信号に応じて半導体レーザであるレ
ーザダイオード(LD)53の発光制御を司る。
【0043】CPU46は、ROM47内の制御プログ
ラムに従ってこのデジタル複写機全体を統括的に制御す
る。ROM47は、CPU46を動作させるための制御
プログラムを含む各種固定データを格納した読み出し専
用のメモリである。RAM48は、CPU46がデータ
処理の際に一時的に使用する読み書き可能なメモリであ
る。
【0044】画像メモリ49は、画像処理回路42から
送られてくる黒画像データを記憶する読み書き可能なメ
モリである。画像メモリ50は、画像処理回路42から
送られてくる赤画像データを記憶する読み書き可能なメ
モリである。インタフェース部51は画像処理回路42
とシステムバス52との間のインフェースを、システム
バス52は各回路間のデータのやりとりをそれぞれ司
る。操作パネル54は、この発明に係わる編集内容の指
示を含む各種情報を入力する入力部と各種情報を表示す
る表示部とからなる。
【0045】次に、この図3に示した制御部による画像
処理についてさらに詳細に説明する。CCDカラーイメ
ージセンサ9によって読み取られたR,G,Bの画像信
号は、ビデオ処理回路41で適正なゲインを与えられて
A/D変換され、黒オフセット補正,シェーディング補
正,画素位置補正が行なわれ、所定のクロックに同期し
た8ビットのデジタルデータである赤画像データRDT
0〜7,緑画像データGDT0〜7,青画像データBD
T0〜7として出力される。
【0046】ここで、黒オフセット補正とはCCDカラ
ーイメージセンサ9の暗電流の黒レベルを画像データか
ら減算する補正である。シェーディング補正とは、主走
査方向の光源4の光量むらやCCDカラーイメージセン
サ9の各色用CCDの画素間の感度差によるむらを除く
ため、原稿走査開始前に濃度の均一な白板を読み取って
そのデータを各画素毎に記憶し、原稿読み取り中の画像
データを記憶した各画素毎の白板のデータで除算するこ
とにより補正を行なうものである。画素位置補正とは、
CCDカラーイメージセンサ9として3ラインのものを
用いた場合、副走査方向の画素の位置ずれがあるため、
それを補正するものである。
【0047】画像処理回路42では、ビデオ処理回路4
1から出力されるR,G,Bの画像データ(RDT0〜
7,GDT0〜7,BDT0〜7)を図4に示した色分
離回路61で黒画像データBLKDT0〜7と赤画像デ
ータREDDT0〜7とに分離して、黒画像データBL
KDT0〜7に対しては8ビットのまま、赤画像データ
REDDT0〜7に対しては固定しきい値による2値化
を2値化回路63で行なって1ビットにされる。
【0048】さらに、黒画像データBLKDT0〜7に
対しては、MTF補正回路62でMTF補正を施した後
変倍回路64で主走査方向の電気変倍を行ない、さらに
γ補正回路65でγ補正を行った後、画質処理回路66
でディザ処理あるいは誤差拡散処理(階調処理)などの
画質処理を行なう。
【0049】ここで、MTF補正とは光学的な周波数特
性の劣化などを2次元の空間フィルタで補正するもので
ある。各種の補正がなされた黒画像データBLKDT0
〜7と赤画像データREDDT0〜7は図3のインフェ
ース部51に送られ、黒画像データBLKDT0〜7は
画像メモリ49に、赤画像データREDDT0〜7は画
像メモリ50にそれぞれ記憶される。
【0050】黒画像データBLKDT0〜7はビデオ書
込処理回路43にも送られ、そこで画像形成部11の書
き込み速度に対応できるビデオ信号に変換されてLD制
御部44に入力され、その画像信号に応じてレーザダイ
オード53に与える電流のパルス幅や電流の量をコント
ロールし、図2に示した感光体ドラム12上に光書き込
みを行なって静電潜像を形成する。
【0051】なお、画像処理回路42はメイン制御部の
CPU46とアドレスバス,データバスを共有してお
り、これを介して通信が行なわれている。CPU46
は、スキャナ部1や画像形成部11のモータコントロー
ルも行なっている。その他にも、各種クラッチ,ソレノ
イドのコントロールも行なっている。
【0052】図5は、図3の操作パネル54の構成例を
示すレイアウト図である。この操作パネル54は、スタ
ートキー71,テンキー72,クリア/ストップキー7
3,モードクリアキー74,ガイダンスキー75,プロ
グラムキー76,割り込みキー77,仮出力キー78,
仮出力加工キー79,,合成キー101,及びLCD表
示器80から構成されている。
【0053】LCD表示器80にはタッチパネルが組み
込まれており、各種のキー又は表示部を任意に設定する
ことができる。また、タッチ入力が可能なキーは白地に
黒文字で表示され、タッチ入力によってON状態である
と判断されたものは白黒反転により黒地に白文字表示に
なる。
【0054】このLCD表示器80は、電源投入時に図
5に示すような画面を表示する。この画面には、メッセ
ージ表示部81,セット枚数表示部82,濃度入力キー
・表示部83,自動濃度キー・表示部84,手指しキー
・表示部85,第1トレイキー・表示部86,第2トレ
イキー・表示部87,第3トレイキー・表示部88,第
4トレイキー・表示部89,第5トレイキー・表示部9
0がある。
【0055】また、自動用紙選択キー・表示部91,倍
率表示部92,用紙指定変倍キー・表示部93,等倍キ
ー・表示部94,仕上げキー・表示部95,表紙/合紙
キー・表示部96,編集キー・表示部97,とじ代キー
・表示部98,両面キー・表示部99,変倍キー・表示
部100がある。
【0056】ところで、この発明に係わるキーは仮出力
キー78,仮出力加工キー79,及び合成キー101で
ある。仮出力キー78は後述する仮出力動作の指示入力
を行なうキーであり、仮出力加工キー79は利用者によ
って後述する個々のマーキングエリア(編集エリア)に
対してエリア内消去や濃度変更等の加工指示が操作パネ
ル54を用いて行なわれる際、そのモードに設定するた
めのキーである。仮出力加工キー79が押下されると、
LCD表示器80の画面は加工編集内容の入力を待つ加
工編集画面に切り替わる。
【0057】図1は図3に示したCPU46によるこの
発明に係わる処理動作及び利用者による操作手順を示す
フローチャートである。このルーチンは電源が投入(O
N)されるとスタートし、ステップ1でCPU46が処
理モード等の初期化を行ない、ステップ2で図5に示し
た操作パネル54から仮出力キー78の押下により仮出
力要求の指示があったか否かを判断する。
【0058】そして、仮出力要求の指示がなければステ
ップ12で通常のコピー動作を行ない、ステップ2に戻
って再び仮出力要求を受け付けるモードになる。また、
仮出力要求の指示があった場合には、ステップ3で操作
パネル54からのスタートキー71の押下によるスター
トの指示を待つ。このとき、原稿が図2に示したコンタ
クトガラス2上にセットされているものとする。
【0059】そして、スタートの指示があった場合には
ステップ4へ進んで、スキャナ部1を起動して原稿画像
の読み取りを開始させ、読み取った画像データ(黒画像
データ)をインタフェース部51を介して画像メモリ4
9に蓄えると共に、画像形成部11に送ってその画像を
用紙上に画像形成してダミーコピー(仮出力紙)を出力
するダミーコピー作成処理を行なう。
【0060】なお、この実施例によれば、黒現像ユニッ
ト14の黒色のトナーによって用紙上に画像を形成して
ダミーコピーを作成することもできるが、カラー現像ユ
ニット15に黒色以外の色(例えば赤色)のトナーある
いは消色性着色材を用いたトナーを入れ、それらのトナ
ーによって用紙上に画像を形成してダミーコピーを作成
することもできる。また、通常の画像濃度よりも薄い濃
度でダミーコピーを作成することによってトナーを節約
することもできる。
【0061】次いで、ステップ5で利用者が出力された
ダミーコピー上の所要の画像情報(移動元編集エリア)
を囲むようにその画像情報と区別できる色のマーカ(フ
ェルトペン等)でマーキングを行なうと共に、それとは
別に用意したレイアウト用紙上の上記移動元編集エリア
に対応する移動先編集エリアを上記マーカでマーキング
を行なう。なお、この実施例ではマーキングは赤で行な
うこととして説明するが、図4の色分離回路61の構成
を変更することによって画像情報の色以外の色のマーキ
ングであれば識別可能である。
【0062】次いで、ステップ6で利用者が操作パネル
54を用いて仮出力紙上のマーキングエリア内にある画
像の移動や濃度変更など編集内容の指示(加工入力)を
行なう。なお、この実施例では操作パネル54から指示
される編集内容は既に公知なマーカ加工,編集あるいは
エディタ装置を使用した編集を組み合わせたものと同様
なものを仮定している。
【0063】その後、ステップ7で利用者がマーキング
を施したダミーコピーとレイアウト用紙を順次原稿をセ
ットしたときと同じ向きでコンタクトガラス2上にセッ
トし、ステップ8でCPU46がスタートの指示があっ
たかどうかを判断し、スタートの指示があった時にステ
ップ9でスキャナ部1を起動してそのスキャナ部1にダ
ミーコピー上のマーキング情報とレイアウト用紙上の各
マーキング情報の読み取りを順次行なわせるマーキング
情報読取処理を実行する。
【0064】なお、マーキング情報の読み取りは、ダミ
ーコピー上の黒の原稿情報を無視し、赤のマーキング情
報のみを画像メモリ50に格納することによって行な
う。また、図示の都合でダミーコピーとレイアウト用紙
をまとめてコンタクトガラス2上にセットするように示
しているが、実際には利用者がダミーコピーをコンタク
トガラス2上にセットしてスキャナ部1にそのマーキン
グ情報の読み取りを行なわせた後、レイアウト用紙をコ
ンタクトガラス2上にセットしてスキャナ部1にそのマ
ーキング情報の読み取りを行なわせるようにしている。
【0065】あるいは、コンタクトガラス2の上方に自
動原稿給送装置を備え、その原稿載置台にダミーコピー
とレイアウト用紙とを重ねてセットした状態でコピー動
作をスタートさせることにより、原稿載置台からダミー
コピーとレイアウト用紙が順次自動的に給紙されてそれ
ぞれコンタクトガラス2上にセットされるため、その各
マーキング情報をスキャナ部1に順次読み込ませること
ができる。
【0066】次いで、ステップ10で先に操作パネル5
4から指示された編集内容に応じて、画像メモリ49に
記憶されている画像データのうちの画像メモリ50に記
憶されたマーキング情報による移動元編集エリアに対応
する画像データを移動先編集エリアに対応する領域へ移
動させるなどの編集・加工を行なう編集・加工処理を行
ない、その処理が終わった時点でステップ11へ進み、
画像メモリ49上の画像データをプリント出力する。
【0067】すなわち、その画像データをインタフェー
ス部51を通して画像処理回路42に戻し、ビデオ書込
処理回路43によってビデオ信号を発生させて、画像形
成部11によりその画像を用紙上に画像形成して出力さ
せ、その後ステップ2に戻り、操作パネル54から仮出
力を要求する指示がなされなければステップ12で通常
のコピー動作を行なう。
【0068】なお、この実施例では全ての画像編集をC
PU46によるソフトウェアの処理によって行なってい
るが、画像編集専用のハードウェアによって処理を行な
ってもよい。
【0069】図6は図1におけるダミーコピー作成処理
のサブルーチンを示すフローチャートであり、スキャナ
部1を起動してそれに原稿画像を等倍で読み取らせて、
その読み取られた画像データに対して画像処理回路42
内で所定の処理を施して黒画像データBLKDT0〜7
のみを出力させた後、その黒画像データBLKDT0〜
7をインタフェース部51を介して画像メモリ49に記
憶すると共に、ビデオ書込処理回路43に送ってその画
像を用紙上に形成してダミーコピーを出力(プリント出
力)し、図1のメインルーチンへリターンする。なお、
画像メモリ49は複数ページの画像データ(黒画像デー
タBLKDT0〜7)を記憶できるサイズである1画素
8ビットのメモリである。
【0070】次に、図1におけるマーカ(赤ペン)によ
るマーキングについて、もう少し詳しく説明する。利用
者は、まず出力されたダミーコピー上にその画像情報と
区別できる色のマーカで移動元編集エリアとそのエリア
識別情報(エリア番号,エリア識別記号)のマーキング
を行なう。
【0071】また、ダミーコピーとは別にレイアウト用
紙を用意し、その紙面上に上記マーカで上記移動元編集
エリアに対応する移動先編集エリアとそのエリア識別情
報のマーキングを行なう。なお、エリア識別情報は編集
エリア(マーキングエリア)内に記入され、個々のマー
キングエリアに対してエリア識別情報が指定される。
【0072】次に、図1における操作部による編集内容
の指示入力について、もう少し詳しく説明する。利用者
は、図5に示した操作パネル54上の仮出力加工キー7
9を押下してLCD表示器80の画面を図示しない加工
編集画面に切り替え、個々のマーキングエリアに対して
画像の移動や濃度変更などの編集内容の指示を行なう。
【0073】すなわち、複数のマーキングエリアの編集
を行なう場合、以下の(1)(2)に示す手順を繰り返
すことにより個々のマーキングエリアに対する編集内容
を指示する。 (1)エリア番号等のエリア識別情報の入力(マーキン
グエリアの指定) (2)編集内容の指示(後述する合成処理の指示と移動
元,移動先の各識別情報の指定)
【0074】図7は図1におけるマーキング情報読取処
理のサブルーチンを示すフローチャートであり、スキャ
ナ部1を起動してそれにコンタクトガラス2にセットさ
れている用紙(ダミーコピー及びレイアウト用紙)上の
マーキング情報であるマーキングエリア(移動元編集エ
リア及び移動先編集エリア)とそのエリア識別情報とを
等倍で順次読み取らせる。
【0075】そして、それぞれその読み取られたデータ
に対して画像処理回路42内で所定の処理を施して赤画
像データREDDT0のみを出力させた後、その赤画像
データREDDT0をインタフェース部51を介して画
像メモリ50に記憶し、図1のメインルーチンへリター
ンする。なお、画像メモリ50は赤画像データREDD
T0をそのまま記憶できるサイズである1画素1ビット
のメモリである。
【0076】図8は図1における編集・加工処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートであり、まずステップ2
1の輪郭追跡の処理について説明する。まず、画像メモ
リ50上で入力画像データをラスタ走査して追跡を開始
する画素を捜し出す。
【0077】次いで、その追跡開始画素から外側の輪郭
線の場合には反時計回りに輪郭画素を追跡し、内側の輪
郭線の場合には時計回りに輪郭画素を追跡する。そし
て、再び追跡開始画素に戻ったことをもって、1つの画
素集合の輪郭線の追跡が終了する。以上の走査を未追跡
の輪郭画素がなくなるまで繰り返し実行する。
【0078】例えば、1つの画素集合の輪郭線を追跡し
た例を図9に示し、輪郭線の方向を図10に示すような
0〜7の方向とする。まず、図9の点描で示すような画
素集合を矢印Aのようにラスタ走査して追跡開始画素を
捜し、例えば追跡開始画素が(i1,j1)の位置に見
つかったとすると、ラスタ走査時の1つ前の画素が白画
素であり外側輪郭線であると判断し、この位置より反時
計回りに追跡を開始する。
【0079】そして、図10の「4」の方向から反時計
回りに追跡を開始して近傍の画素を調べ、最初に見つか
った画素の方向(この例では「6」)を輪郭線の方向と
する。次いで、追跡中心画素をその画素に移動し、前回
の輪郭線方向(「2」の方向)から反時計回りに近傍の
画素を調べる。これを追跡中心画素が追跡開始画素にた
どり着くまで繰り返す。このような処理を行なうことに
より、図9の矢印群で示すような輪郭線が得られる。
【0080】この追跡結果のうち、外側の輪郭線追跡の
場合だけを輪郭線データとしてメモリ(例えば図3のR
AM48)に格納する。輪郭線データは、例えば表1に
示すように開始X(追跡開始画素のX座標),開始Y
(同じくY座標),長さX(輪郭X座標の最大値−最小
値),長さY(輪郭Y座標の最大値−最小値),及びエ
リア番号によって構成されている。なお、この表1の1
行目は図9の輪郭線追跡結果を示している。
【0081】
【表1】
【0082】図8の編集・加工処理において、ステップ
21での輪郭追跡の処理が終了すると、ステップ22,
23でその結果として得られた輪郭線データに基づいて
画像判定を行なう。すなわち、輪郭線データの長さX,
Y(表1参照)により、その輪郭線の内側の画素集合が
画像ノイズなのか文字なのかを予め定めたしきい値L
1,L2によって判断する。
【0083】輪郭線データの長さX,Yのいずれかがし
きい値L1未満であれば輪郭線の内側の画素集合が画像
ノイズであると判断して、ステップ26でそれに対して
ノイズ処理、すなわち特別な処理を行なわない。輪郭線
データの長さX,Yのいずれかがしきい値L1より大き
く且つしきい値L2より小さい場合には輪郭線の内側の
画素集合が文字であると判断して、ステップ27でその
画素集合に対して文字処理、すなわち画素集合を文字部
として切り出してパターンマッチングを行なうことによ
り予め記憶されている文字として認識する。
【0084】輪郭線データの長さX,Yのいずれかがし
きい値L2よりも大きい場合には、ステップ24で図1
0の輪郭線の方向を示すデータの出現回数(輪郭線デー
タ分布)で輪郭線の内側の画素集合の形態を判別する。
ここで、エリアを表わすような面積の大きい輪郭線は図
10の輪郭線の方向にバラツキが生じるが、線のような
物の輪郭線は特定の2方向に強い片寄りを示す。
【0085】そのため、0〜7の各方向の輪郭線データ
の確率を求め、その最大値と最小値との差を計算するこ
とによって線図形かエリア図形かの判断を行なえる。こ
の実施例では、定数KとPmax−Pminとの大小を
比べることによってその判断を行なっている。なお、表
1に示した各行のデータ(長さX,Y)によってそれぞ
れ判定される各画像判定データは表2に示すように表1
の各行に対応して登録される。
【0086】
【表2】
【0087】そして、Pmax−PminとKとの関係
がPmax−Pmin>Kの場合には輪郭線の内側の画
素集合が線図形であると判断して、ステップ25でその
画素集合に対してベクトル処理を施し、図1のメインル
ーチンへリターンする。
【0088】ここで、この実施例では、ベクトル化処理
に線図形画像の両側の輪郭線を追跡しつつその中心線を
求め、折れ線ベクトルとして近似表現する方法を用いる
(電子通信学会論文誌、1985年4月VOL.J68
−D、NO.4、845頁〜852頁、あるいは特開昭
62−286177号公報に記載)。そして、ベクトル
化した状態でパターンマッチングを行ない、矢印の先端
の方向を検出してベクトルの方向を決定する。折れ線ベ
クトルの始点と終点より矢印のベクトル化を行なう。
【0089】一方、Pmax−PminとKとの関係が
Pmax−Pmin≦Kの場合には輪郭線の内側の画素
集合がエリア図形であると判断して、ステップ28でそ
の画素集合に対してエリア処理を行なう。このエリア処
理では、その画素集合の外側の輪郭線のデータをエリア
のデータとして保存すると共に、エリア内に記入された
エリア識別情報(例えば図9に示すエリア番号「1」)
をそのエリア識別情報として保存し(表1参照)、その
エリアデータを図1のステップ6で指示された編集内容
に従って編集する。
【0090】なお、この実施例では操作パネル54から
編集内容を指示するようにしたが、ダミーコピー上に上
述と同様なマーキングによって編集内容(例えば「×」
は消去,「C」はコピー等)を指示し、そのダミーコピ
ー上のマーキング情報を読み込んだ時にその情報から編
集内容を判別するようにすることもできる。
【0091】〈この発明に直接係わる実施例〉以下、こ
の発明に直接係わる実施例について、図11以降も参照
して説明する。なお、前述した内容と共通の部分につい
ては、それを補足する形で説明する。 (1) この発明の第1実施例 この実施例において、利用者が例えば2枚の原稿を1枚
ずつコンタクトガラス2上にセットし、その度に仮出力
キー78とスタートキー71を順次押下してコピー動作
をスタートさせる。
【0092】複写機側のCPU46は、上記各原稿がそ
れぞれコンタクトガラス2上にセットされた状態で仮出
力キー78とスタートキー71が押下されると、その各
原稿の画像をそれぞれスキャナ部1に読み取らせて、そ
の読み取られた画像データ(黒画像データ)をインタフ
ェース部51を介して画像メモリ49に記憶した後画像
形成部11へ送り、その画像を転写紙上に形成させてダ
ミーコピー(仮出力紙)として出力させる。
【0093】次いで、例えば図11の(a)(b)にそれぞ
れ示すように、出力された各ページのダミーコピー11
0,111上の所要の画像情報(移動元編集エリア)を
囲むようにマーカでマーキング112を施し、その各マ
ーキングエリア内にそれぞれエリア番号1,2を記入し
た後、ダミーコピーとは別のレイアウト用紙を用意し、
例えば図11の(c)に示すようにレイアウト用紙11
3上の2箇所の移動先編集エリアを囲むようにマーカで
マーキング112を施し、その各マーキングエリア内に
それぞれエリア番号3,4を記入する。
【0094】その後、利用者が図5に示した操作パネル
54上の合成キー101を押下して合成処理(編集内
容)の指示を入力させ(エリア番号を入力する毎に移動
指示を行なう)、最初に読み込ませた1ページ目の原稿
に対応するダミーコピー110,次に読み込ませた2ペ
ージ目の原稿に対応するダミーコピー111,レイアウ
ト用紙113を順番に正しい方向でコンタクトガラス2
上にセットし、その度にスタートキー71を押してコピ
ー動作をスタートさせる。
【0095】複写機側のCPU46は、ダミーコピー1
10,111,及びレイアウト用紙113がそれぞれコ
ンタクトガラス2上にセットされた状態でスタートキー
71が押下されると、その各画像をそれぞれスキャナ部
1に読み取らせて、その読み取られた画像データのうち
の赤画像データをインタフェース部51を介して画像メ
モリ50に記憶する。
【0096】そして、画像メモリ50上の画像データに
おけるエリア番号1のマーキングエリア(移動元編集エ
リア)のX軸方向の長さとY軸方向の長さ及びエリア番
号3のマーキングエリア(移動先編集エリア)のX軸方
向の長さとY軸方向の長さからX軸方向とY軸方向の変
倍率をそれぞれ算出した後、エリア番号2のマーキング
エリアのX軸方向の長さとY軸方向の長さ及びエリア番
号4のマーキングエリアのX軸方向の長さとY軸方向の
長さからX軸方向とY軸方向の変倍率をそれぞれ算出す
る。
【0097】次いで、画像メモリ49に記憶されている
画像データに対して編集・加工処理を行なう。すなわ
ち、画像メモリ49にレイアウト用紙113に対応する
1ページ分の新たな領域を確保し、算出した一方の各変
倍率で画像メモリ49に記憶されている上記エリア番号
1のマーキングエリアに対応する画像データをX軸方向
とY軸方向に独立変倍して、上記エリア番号3のマーキ
ングエリアに対応する領域へ移動させた後、算出した他
方の各変倍率で画像メモリ49に記憶されている上記エ
リア番号2のマーキングエリアに対応する画像データを
X軸方向とY軸方向に独立変倍して、上記エリア番号4
のマーキングエリアに対応する領域へ移動させることに
より、編集画像データを生成する。
【0098】その後、画像メモリ49上で生成された編
集画像データを画像形成部11へ送ってその画像を転写
紙上に形成させ、図11の(d)に示すような最終出力
紙114を出力する。また、編集処理(エリア独立変
倍)時の上記変倍率を操作パネル54上の図示しない倍
率表示部に表示する。なお、変倍についての編集は、指
定がない場合には等倍(100%)で行なうようになっ
ている。
【0099】(2) この発明の第2実施例 この実施例において、利用者が例えば2枚の原稿を1枚
ずつコンタクトガラス2にセットし、その度に仮出力キ
ー78とスタートキー71を順次押下してコピー動作を
スタートさせる。
【0100】複写機側のCPU46は、上記各原稿がそ
れぞれコンタクトガラス2上にセットされた状態で仮出
力キー78とスタートキー71が押下されると、その各
原稿の画像をそれぞれスキャナ部1に読み取らせて、そ
の読み取られた画像データ(黒画像データ)をインタフ
ェース部51を介して画像メモリ49に記憶した後、ペ
ージ番号(ページ識別情報)のデータを付与して(ここ
では各画像データの右上に付与する)画像形成部11へ
送り、その画像を転写紙上に形成させてダミーコピーと
して出力させる。
【0101】次いで、例えば図12の(a)(b)にそれぞ
れ示すように、各ページのダミーコピー110,111
上の所要の画像情報(移動元編集エリア)を囲むように
マーカでマーキング112を施し、その各マーキングエ
リア内にそれぞれエリア番号1,2を記入した後、ダミ
ーコピーとは別のレイアウト用紙を用意し、例えば図1
1の(c)に示すようにレイアウト用紙113上の2箇
所の移動先編集エリアを囲むようにマーカでマーキング
112を施し、その各マーキングエリア内にそれぞれエ
リア番号3,4を記入する。なお、ダミーコピー11
0,111の右上に位置する数字1,2はページ番号を
示す。
【0102】その後、利用者が図5に示した操作パネル
54上の合成キー101を押下して合成処理の指示を入
力させ、各ページの原稿に対応するダミーコピー11
0,111を適当な順番,方向でコンタクトガラス2上
にセットし、最後にレイアウト用紙113を適当な方向
でコンタクトガラス2上にセットし、その度にスタート
キー71を押してコピー動作をスタートさせる。
【0103】複写機側のCPU46は、ダミーコピー1
10,111,及びレイアウト用紙113がそれぞれコ
ンタクトガラス2上にセットされた状態でスタートキー
71が押下されると、その各画像をそれぞれスキャナ部
1に読み取らせて、その読み取られた画像データのうち
の赤画像データをインタフェース部51を介して画像メ
モリ50に記憶する。
【0104】このとき、各ダミーコピーの赤画像データ
を黒画像データ中のページ番号のデータを参照すること
によってそのページ番号順に並べて画像メモリ50に記
憶させる。また、その際オリジナルの原稿の画像データ
(画像メモリ49に格納されている)と画像方向を比較
し、画像方向が一致しない赤画像データに対しては回転
処理を施す。
【0105】なお、前述した第1実施例のようにページ
番号のないダミーコピーを読み取った場合には、公知の
文字/形状認識技術を用い、その黒画像データとオリジ
ナルの原稿の黒画像データ(画像メモリ49に格納され
ている)とを比較して画像内容の一致/不一致を調べな
がら、黒画像データと共に読み取った赤画像データをペ
ージ順に並べると共に画像方向を揃えて画像メモリ50
に記憶させるようにしてもよい。
【0106】そして、画像メモリ50上の画像データに
おけるエリア番号1のマーキングエリア(移動元編集エ
リア)のX軸方向の長さとY軸方向の長さ及びエリア番
号3のマーキングエリア(移動先編集エリア)のX軸方
向の長さとY軸方向の長さからX軸方向とY軸方向の変
倍率をそれぞれ算出した後、エリア番号2のマーキング
エリアのX軸方向の長さとY軸方向の長さ及びエリア番
号4のマーキングエリアのX軸方向の長さとY軸方向の
長さからX軸方向とY軸方向の変倍率をそれぞれ算出す
る。
【0107】次いで、画像メモリ49に記憶されている
画像データに対して編集・加工処理を行なう。すなわ
ち、画像メモリ49にレイアウト用紙113に対応する
1ページ分の新たな領域を確保し、算出した一方の各変
倍率で画像メモリ49に記憶されている上記エリア番号
1のマーキングエリアに対応する画像データをX軸方向
とY軸方向に独立変倍して、上記エリア番号3のマーキ
ングエリアに対応する領域へ移動させた後、算出した他
方の各変倍率で画像メモリ49に記憶されている上記エ
リア番号2のマーキングエリアに対応する画像データを
X軸方向とY軸方向に独立変倍して、上記エリア番号4
のマーキングエリアに対応する領域へ移動させることに
より、編集画像データを生成する。
【0108】その後、画像メモリ49上で生成された編
集画像データを画像形成部11へ送ってその画像を転写
紙上に形成させ、図12の(d)に示すような最終出力
紙114を出力する。また、編集処理(エリア独立変
倍)時の上記変倍率を操作パネル54上の図示しない倍
率表示部に表示する。
【0109】(3) この発明の第3実施例 この実施例において、例えば図13の(a)(b)にそれぞ
れ示すように2枚(2ページ)の原稿115,116の
各移動元編集エリアが同じ位置でしかも同じ大きさであ
る場合、利用者はその各原稿115,116のうちダミ
ーコピーとして出力させたい原稿のページを操作パネル
54上で設定(ここでは1ページとする)した後、その
各原稿115,116を1枚ずつコンタクトガラス2に
セットし、その度に仮出力キー78とスタートキー71
を順次押下してコピー動作をスタートさせる。
【0110】複写機側のCPU46は、各原稿115,
116がそれぞれコンタクトガラス2上にセットされた
状態で仮出力キー78とスタートキー71が押下される
と、その各原稿115,116の画像をそれぞれスキャ
ナ部1に読み取らせて、その読み取られた黒画像データ
をインタフェース部51を介して画像メモリ49に記憶
した後、その記憶された各黒画像データのうちの設定さ
れたページの黒画像データのみを画像形成部11へ送っ
てその画像を転写紙上に形成させて、図13の(c)に
示すようにダミーコピー110(但しマーキング112
を除く)を出力させる。
【0111】次いで、図13の(c)に示すように、出
力されたダミーコピー110上の所要の画像情報(移動
元編集エリア)を囲むようにマーカでマーキング112
を施し、そのマーキングエリア内にエリア番号1を記入
した後、ダミーコピーとは別のレイアウト用紙を用意
し、例えば図13の(d)に示すようにレイアウト用紙
113上の2箇所の移動先編集エリアを囲むようにマー
カでマーキング112を施し、その各マーキングエリア
内にそれぞれエリア番号1−1,2−1を記入する。
【0112】その後、利用者が図5に示した操作パネル
54上の合成キー101を押下して合成処理の指示を入
力させ、最初に読み込ませた1ページ目の原稿に対応す
るダミーコピー110とレイアウト用紙113とを順番
に正しい方向でコンタクトガラス2上にセットし、その
度にスタートキー71を押してコピー動作をスタートさ
せる。
【0113】複写機側のCPU46は、ダミーコピー1
10及びレイアウト用紙113がそれぞれコンタクトガ
ラス2上にセットされた状態でスタートキー71が押下
されると、その各画像をそれぞれスキャナ部1に読み取
らせて、その読み取られた画像データのうちの赤画像デ
ータをインタフェース部51を介して画像メモリ50に
記憶する。
【0114】そして、画像メモリ50上の画像データに
おけるエリア番号1のマーキングエリア(移動元編集エ
リア)のX軸方向の長さとY軸方向の長さ及びエリア番
号1−1のマーキングエリア(移動先編集エリア)のX
軸方向の長さとY軸方向の長さからX軸方向とY軸方向
の変倍率をそれぞれ算出した後、エリア番号1のマーキ
ングエリアのX軸方向の長さとY軸方向の長さ及びエリ
ア番号2−1のマーキングエリアのX軸方向の長さとY
軸方向の長さからX軸方向とY軸方向の変倍率をそれぞ
れ算出する。
【0115】次いで、画像メモリ49に記憶されている
画像データに対して編集・加工処理を行なう。すなわ
ち、画像メモリ49にレイアウト用紙113に対応する
1ページ分の新たな領域を確保し、算出した一方の各変
倍率で画像メモリ49に記憶されている上記エリア番号
1のマーキングエリアに対応する1ページ目の画像デー
タをX軸方向とY軸方向に独立変倍して、上記エリア番
号1−1のマーキングエリアに対応する領域へ移動させ
た後、算出した他方の各変倍率で画像メモリ49に記憶
されている上記エリア番号1のマーキングエリアに対応
する2ページ目の画像データをX軸方向とY軸方向に独
立変倍して、上記エリア番号2−1のマーキングエリア
に対応する領域へ移動させることにより、編集画像デー
タを生成する。
【0116】その後、画像メモリ49上で生成された編
集画像データを画像形成部11へ送ってその画像を転写
紙上に形成させ、図13の(e)に示すような最終出力
紙114を出力する。また、編集処理(エリア独立変
倍)時の上記変倍率を操作パネル54上の図示しない倍
率表示部に表示する。
【0117】(4) この発明の第4実施例 この実施例において、ダミーコピーを出力するまでの利
用者による操作手順とCPU46による処理は第1実施
例と同様なので、それらの説明を省略する。
【0118】2ページのダミーコピーが出力されると、
利用者は例えば図14の(a)(b)にそれぞれ示すよう
に、出力された各ダミーコピー110,111上の所要
の画像情報(移動元編集エリア)を囲むようにマーカで
マーキング112を施し、その各マーキングエリア内に
それぞれエリア識別文字(エリア識別情報)a,bを記
入した後、ダミーコピーとは別のレイアウト用紙を用意
し、例えば図14の(c)に示すようにレイアウト用紙
113上の2箇所の移動先編集エリアを囲むようにマー
カでマーキング112を施し、その各マーキングエリア
内にそれぞれエリア識別文字A,B(エリア識別文字
a,bと異なる体系)を記入する。
【0119】その後、利用者が図5に示した操作パネル
54上の合成キー101を押下して合成処理の指示を入
力させ、最初に読み込ませた1ページ目の原稿に対応す
るダミーコピー110,次に読み込ませた2ページ目の
原稿に対応するダミーコピー111,レイアウト用紙1
13を順番に正しい方向でコンタクトガラス2上にセッ
トし、その度にスタートキー71を押してコピー動作を
スタートさせる。
【0120】複写機側のCPU46は、ダミーコピー1
10,111,及びレイアウト用紙113がそれぞれコ
ンタクトガラス2上にセットされた状態でスタートキー
71が押下されると、その各画像をそれぞれスキャナ部
1に読み取らせて、その読み取られた画像データのうち
の赤画像データをインタフェース部51を介して画像メ
モリ50に記憶する。
【0121】そして、画像メモリ50上の画像データに
おけるエリア識別文字aのマーキングエリア(移動元編
集エリア)のX軸方向の長さとY軸方向の長さ及びエリ
ア識別文字Aのマーキングエリア(移動先編集エリア)
のX軸方向の長さとY軸方向の長さからX軸方向とY軸
方向の変倍率をそれぞれ算出した後、エリア識別文字b
のマーキングエリアのX軸方向の長さとY軸方向の長さ
及びエリア識別文字BのマーキングエリアのX軸方向の
長さとY軸方向の長さからX軸方向とY軸方向の変倍率
をそれぞれ算出する。
【0122】次いで、画像メモリ49に記憶されている
画像データに対して編集・加工処理を行なう。すなわ
ち、画像メモリ49にレイアウト用紙113に対応する
1ページ分の新たな領域を確保し、算出した一方の各変
倍率で画像メモリ49に記憶されている上記エリア識別
文字aのマーキングエリアに対応する画像データをX軸
方向とY軸方向に独立変倍して、上記エリア識別文字A
のマーキングエリアに対応する領域へ移動させた後、算
出した他方の各変倍率で画像メモリ49に記憶されてい
る上記エリア識別文字bのマーキングエリアに対応する
画像データをX軸方向とY軸方向に独立変倍して、上記
エリア識別文字Bのマーキングエリアに対応する領域へ
移動させることにより、編集画像データを生成する。
【0123】その後、画像メモリ49上で生成された編
集画像データを画像形成部11へ送ってその画像を転写
紙上に形成させ、図14の(d)に示すような最終出力
紙114を出力する。また、編集処理(エリア独立変
倍)時の上記変倍率を操作パネル54上の図示しない倍
率表示部に表示する。
【0124】この実施例では、エリア識別情報として小
文字英数字及び大文字英数字を使用し、小文字英数字に
よるエリア識別情報の編集エリアから大文字英数字によ
るエリア識別情報の編集エリアへの画像の移動を予め装
置内に設定しておくことにより、移動元編集エリアと移
動先編集エリアが1対1に定義されるため、エリア毎の
移動指定を行なう必要がない。
【0125】なお、前述した各実施例において、デジタ
ル複写機にディザ処理機能あるいは階調処理機能等の画
質処理機能を搭載し、ダミーコピー上の移動元編集エリ
ア内の画像の濃度変更が指示された場合には、画像メモ
リ49に記憶されている画像データのうちの画像メモリ
50に記憶されたマーキングのデータによる移動元編集
エリアに対応する画像データに対して上記濃度変更の指
示に応じたディザ処理あるいは階調処理等の画質処理を
施し、その画質処理が施された画像データを移動先編集
エリアに対応する領域へ移動させるようにしてもよい。
【0126】また、レイアウト用紙を一度スキャナ部1
に読み取らせ、その画像データを画像形成部11へ送っ
てその画像を転写紙に形成させ、例えば図15の(c)
に示すダミーコピー117(但しマーキング112を除
く)を出力させることもできる。
【0127】このようにした場合、そのダミーコピー1
17上の各移動先編集エリアを囲むようにマーキング1
12を施し、その各マーキングエリア内にそれぞれエリ
ア番号3,4を記入した後、先にマーキングが施された
通常のダミーコピー(ここでは図15の(a)(b)にそ
れぞれ示す第1実施例で使用したダミーコピー110,
111とする)とダミーコピー113とをスキャナ部1
に読み込ませることにより、CPU46で第1実施例と
同様な処理が行なわれて、最終的に画像形成部11から
は図15の(d)に示す最終出力紙114が出力され
る。
【0128】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る画像編集装置によれば、画像読取手段によって読み取
られた画像データを第1の記憶手段に記憶させると共
に、その画像データを出力手段によって転写紙上に画像
形成させて仮出力紙として出力させた後、移動元編集エ
リアがマーキングされた仮出力紙とその移動元編集エリ
アに対応する移動先編集エリアがマーキングされたレイ
アウト用紙とを画像読取手段によって読み取った時、そ
れぞれそのマーキングの読み取りデータを第2の記憶手
段に記憶させ、第1の記憶手段に記憶されている画像デ
ータのうちの第2の記憶手段に記憶されたマーキングの
データによる移動元編集エリアに対応する画像データを
移動先編集エリアに対応する領域へ移動させる編集処理
を施し、その編集画像データを出力手段によって転写紙
上に画像形成して出力させるので、原稿に対して直接マ
ーキングしたり、原稿に対して複数回の複写を行なった
りしなくても、最終的な複写物を得ることができる。ま
た、複数ページの各編集対象画像をマーカによる範囲指
定によって1枚の用紙にまとめて出力することができ、
高価な編集装置(エディタボード等)を必要としなくな
る。
【0129】なお、仮出力紙上にページ番号等のページ
毎に異なるページ識別情報を付加するようにすれば、マ
ーキングが施された複数の仮出力紙を読み取った時、そ
のマーキングのデータをページ順序を揃えて記憶でき、
利用者による作業性や装置の編集機能の信頼性が向上す
る。仮出力紙のデータをオリジナル原稿のデータと比較
してページ順序を判断するようにすれば、上述と同様の
効果を得られ、しかも非常に高精度のデータ照合を可能
とし、ビット単位あるいはそれに近い精度の編集機能を
実現できる。
【0130】複数ページの原稿上の各編集対象エリア
(移動元編集エリア)が同じ位置で同じ大きさであった
場合に、そのいずれかの原稿に対応する仮出力紙のみを
出力し、移動元編集エリアがマーキングされたそのダミ
ーコピーと移動先編集エリアがマーキングされたレイア
ウト用紙とを読み取るだけで、上記各編集対象エリア上
の画像を1枚の用紙にまとめて出力できるようにすれ
ば、用紙を節約でき、各仮出力紙上へのマーキングの手
間もあまりかからなくなる。
【0131】移動元編集エリアとエリア識別情報(例え
ば子文字英数字)がマーキングされた仮出力紙とその移
動元編集エリアに対応する移動先編集エリアと上記エリ
ア識別情報と異なる体系のエリア識別情報(例えば大文
字英数字)がマーキングされたレイアウト用紙とを読み
取って上述したような編集を行なうようにすれば、ある
エリア識別情報の移動元編集エリアから別体系のエリア
識別情報の編集エリアへの画像の移動の指示内容を予め
装置内に設定しておくことにより、移動元編集エリアと
移動先編集エリアが1対1に定義されるため、エリア毎
の移動指定を行なう必要がなくなり、利用者による操作
性が向上する。
【0132】仮出力紙上にマーキングされた移動元編集
エリアに対応する画像データに対してディザ処理あるい
は階調処理等の画質処理を施すことにより、その移動元
編集エリアに対して濃度変換をかけることができるよう
になる。レイアウト用紙を仮出力紙として出力させるこ
とによって使用することもできる。すなわち、仮出力紙
として出力された任意ページの原稿をレイアウト用紙と
して使用することができ、画像のあるページの原稿(例
えばフォーマット用紙)に対してメモリ上で切り貼りす
ることができ、実用的なエディタ手段として機能でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3のCPU46によるこの発明に係わる処理
動作及び利用者による操作手順を示すフローチャートで
ある。
【図2】この発明を実施したデジタル複写機の一例を示
す全体構成図である。
【図3】同じくその制御部の概略を示すブロック構成図
である。
【図4】図3の画像処理回路42の詳細例を示すブロッ
ク構成図である。
【図5】図3の操作パネル54の電源投入時の構成例を
示すレイアウト図である。
【図6】図1におけるダミーコピー作成処理のサブルー
チンを示すフローチャートである。
【図7】同じくマーキング情報読取処理のサブルーチン
を示すフローチャートである。
【図8】同じく編集・加工処理のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図9】1つの画素集合の輪郭線の追跡例を示す説明図
である。
【図10】輪郭線の方向例を示す説明図である。
【図11】この発明の第1実施例の作用説明に供する説
明図である。
【図12】この発明の第2実施例の作用説明に供する説
明図である。
【図13】この発明の第3実施例の作用説明に供する説
明図である。
【図14】この発明の第4実施例の作用説明に供する説
明図である。
【図15】この発明の第5実施例の作用説明に供する説
明図である。
【符号の説明】
1:スキャナ部 9:CCDカラーイメージセンサ 11:画像形成部 12:感光体ドラム 1
4:黒現像ユニット 15:カラー現像ユニット 41:ビデオ処理回路 42:画像処理回路 43:ビデオ書込処理回路 44:LD制御部 45:LED制御部 4
6:中央処理装置 47:ROM 48:RAM 49,50:画
像メモリ 53:レーザダイオード 54:操作パネル
61:色分離回路 62:MTF補正回路 63:2値化回路 6
4:変倍回路 65:γ補正回路 66:画質処理回路 7
1:スタートキー 78:仮出力キー 79:仮出力加工キー 8
0:LCD表示器 101:合成キー 110,111,117:ダミ
ーコピー(仮出力紙) 112:マーキング 113:レイアウト用紙 114:最終出力紙 115,116:原稿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 芳人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 川本 啓之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    該手段によって読み取られた画像データを編集して編集
    画像データを生成する編集処理手段と、その編集画像デ
    ータを転写紙上に画像形成して出力する出力手段とを設
    けた画像編集装置において、 前記画像読取手段によって読み取られた画像データを記
    憶する第1の記憶手段と、前記画像読取手段によって読
    み取られた画像データを前記出力手段によって転写紙上
    に画像形成させて仮出力紙として出力させる仮出力手段
    と、前記画像読取手段に移動元編集エリアがマーキング
    された前記仮出力紙と該移動元編集エリアに対応する移
    動先編集エリアがマーキングされたレイアウト用紙とを
    読み取らせた時、それぞれそのマーキングの読み取りデ
    ータを記憶する第2の記憶手段とを設け、 前記編集処理手段が、前記第1の記憶手段に記憶されて
    いる画像データのうちの前記第2の記憶手段に記憶され
    たマーキングのデータによる移動元編集エリアに対応す
    る画像データを移動先編集エリアに対応する領域へ移動
    させる手段であることを特徴とする画像編集装置。
  2. 【請求項2】 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    該手段によって読み取られた画像データを編集して編集
    画像データを生成する編集処理手段と、その編集画像デ
    ータを転写紙上に画像形成して出力する出力手段とを設
    けた画像編集装置において、 前記画像読取手段によって読み取られた複数ページ分の
    画像データを記憶する第1の記憶手段と、前記画像読取
    手段によって読み取られた複数ページ分の画像データを
    それぞれページ番号等のページ毎に異なるページ識別情
    報と共に前記出力手段によって各転写紙上に画像形成さ
    せて仮出力紙として出力させる仮出力手段と、前記画像
    読取手段に移動元編集エリアがマーキングされた前記各
    仮出力紙とその各移動元編集エリアに対応する複数の移
    動先編集エリアがマーキングされたレイアウト用紙とを
    読み取らせた時、それぞれその各マーキングの読み取り
    データとページ識別情報を記憶する第2の記憶手段とを
    設け、 前記編集処理手段が、前記第2の記憶手段に記憶されて
    いる各ページ識別情報に従ってその各情報と共に記憶さ
    れている各マーキングのデータに対応するページを認識
    し、前記第1の記憶手段に記憶されている画像データの
    うちの前記第2の記憶手段に記憶されたページ毎の移動
    元編集エリアに対応する各画像データをそれぞれ対応す
    る移動先編集エリアに対応する領域へ移動させる手段で
    あることを特徴とする画像編集装置。
  3. 【請求項3】 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    該手段によって読み取られた画像データを編集して編集
    画像データを生成する編集処理手段と、その編集画像デ
    ータを転写紙上に画像形成して出力する出力手段とを設
    けた画像編集装置において、 前記画像読取手段によって読み取られた複数ページ分の
    画像データを記憶する第1の記憶手段と、前記画像読取
    手段によって読み取られた複数ページ分の画像データを
    前記出力手段によって各転写紙上に画像形成させて仮出
    力紙として出力させる仮出力手段と、前記画像読取手段
    に移動元編集エリアがマーキングされた前記各仮出力紙
    とその各移動元編集エリアに対応する複数の移動先編集
    エリアがマーキングされたレイアウト用紙とを読み取ら
    せた時、それぞれその各マーキングの読み取りデータを
    記憶する第2の記憶手段とを設け、 前記編集処理手段が、前記画像読取手段によって前記各
    仮出力紙が読み取られた時、その各画像データと前記第
    1の記憶手段に記憶されている各画像データとを順次比
    較して、前記読み取られた各画像データ中の前記第2の
    記憶手段に記憶された各マーキングのデータに対応する
    ページを認識し、前記第1の記憶手段に記憶されている
    画像データのうちの前記第2の記憶手段に記憶されたペ
    ージ毎の移動元編集エリアに対応する各画像データをそ
    れぞれ対応する移動先編集エリアに対応する領域へ移動
    させる手段であることを特徴とする画像編集装置。
  4. 【請求項4】 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    該手段によって読み取られた画像データを編集して編集
    画像データを生成する編集処理手段と、その編集画像デ
    ータを転写紙上に画像形成して出力する出力手段とを設
    けた画像編集装置において、 前記画像読取手段によって読み取られた複数ページ分の
    画像データを記憶する第1の記憶手段と、前記画像読取
    手段によって読み取られた複数ページ分の画像データの
    うちの設定されたページの画像データのみを前記出力手
    段によって転写紙上に画像形成させて仮出力紙として出
    力させる仮出力手段と、前記画像読取手段に移動元編集
    エリアがマーキングされた前記仮出力紙と該移動元編集
    エリアに対応する移動先編集エリアがマーキングされた
    レイアウト用紙とを読み取らせた時、それぞれそのマー
    キングの読み取りデータを記憶する第2の記憶手段とを
    設け、 前記編集処理手段が、前記第1の記憶手段に記憶されて
    いる画像データのうちの前記第2の記憶手段に記憶され
    たマーキングのデータによる移動元編集エリアに対応す
    る画像データを移動先編集エリアに対応する領域へ移動
    させる手段であることを特徴とする画像編集装置。
  5. 【請求項5】 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    該手段によって読み取られた画像データを編集して編集
    画像データを生成する編集処理手段と、その編集画像デ
    ータを転写紙上に画像形成して出力する出力手段とを設
    けた画像編集装置において、 前記画像読取手段によって読み取られた画像データを記
    憶する第1の記憶手段と、前記画像読取手段によって読
    み取られた画像データを前記出力手段によって転写紙上
    に画像形成させて仮出力紙として出力させる仮出力手段
    と、前記画像読取手段に移動元編集エリアとそのエリア
    識別情報がマーキングされた前記仮出力紙と該移動元編
    集エリアに対応する移動先編集エリアとそのエリア識別
    情報が前記移動元編集エリアのエリア識別情報と異なる
    体系でマーキングされたレイアウト用紙とを読み取らせ
    た時、それぞれそのマーキングの読み取りデータを記憶
    する第2の記憶手段とを設け、 前記編集処理手段が、前記第1の記憶手段に記憶されて
    いる画像データのうちの前記第2の記憶手段に記憶され
    たマーキングのデータによるエリア識別情報毎の移動元
    編集エリアに対応する画像データをその各エリア識別情
    報にそれぞれ対応する他のエリア識別情報の移動先編集
    エリアに対応する領域へ移動させる手段であることを特
    徴とする画像編集装置。
  6. 【請求項6】 前記編集処理手段が、前記仮出力紙上の
    移動元編集エリア内の画像の濃度変更が指示された場合
    には、前記第1の記憶手段に記憶されている画像データ
    のうちの前記第2の記憶手段に記憶されたマーキングの
    データによる移動元編集エリアに対応する画像データに
    対して前記濃度変更の指示に応じたディザ処理あるいは
    階調処理等の画質処理を施し、その画質処理が施された
    画像データを移動先編集エリアに対応する領域へ移動さ
    せる手段を有する請求項1乃至5のいずれか一項に記載
    の画像編集装置。
  7. 【請求項7】 前記仮出力手段が、前記レイアウト用紙
    を出力する手段を有する請求項1乃至6のいずれか一項
    に記載の画像編集装置。
JP5196200A 1993-08-06 1993-08-06 画像編集装置 Pending JPH0750750A (ja)

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