JPH0750591B2 - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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JPH0750591B2
JPH0750591B2 JP31621587A JP31621587A JPH0750591B2 JP H0750591 B2 JPH0750591 B2 JP H0750591B2 JP 31621587 A JP31621587 A JP 31621587A JP 31621587 A JP31621587 A JP 31621587A JP H0750591 B2 JPH0750591 B2 JP H0750591B2
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JP
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deflection
magnetic field
deflection yoke
beam spot
yoke
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宣隆 奥山
弘樹 大黒
久仁夫 安藤
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、投写形テレビジョンなどの陰極線管に取付け
て使用する偏向ヨークに係り、特にビームスポット形状
がフォーカス性能の点で良好で、糸巻状の画像歪(以下
糸巻歪という)の補正に好適な手段に関する。
〔従来の技術〕
従来の装置は、特開昭57−13097号に記載のように、糸
巻歪の補正とフォーカス性能の両立を図るため、くら形
偏向コイルの突合せ部の少なくとも1個のへこみ部を形
成し、上記へこみ部の形成箇所にバレル形磁界を形成す
るものであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、くら形偏向コイルの突合せ部にへこみ
部を形成したことにより、偏向感度が低下すること、お
よび上記へこみ部の深さを著しく大きくして強いバレル
形磁界分布を形成することはコイル導体が傷つきやすく
難しいという点については、配慮されておらず、大きな
糸巻歪の補正を良好なフォーカス性能のまま実現するう
えで問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、くら形偏向コイルの突合せ部に間隙部を設
け、かつ間隙部の一部又は全体に渡り磁性体片を埋設す
るとともに、偏向コイルの蛍光面側でピンクッション形
磁界を形成する巻線密度分布とするか、もしくは偏向ヨ
ークの蛍光面側に8極磁界成分を形成する永久磁石を配
置することにより達成される。
〔作用〕
上記磁性体片は偏向コイルの作る偏向磁界を強め、偏向
感度を向上する作用をするとともに、偏向磁界を強いバ
レル形に変形させるように作用する。
また、偏向コイルの蛍光面側に形成されたピンクッショ
ン形磁界、および前記永久磁石により形成された8極磁
界成分により、糸巻歪が補正されるとともに、ビームス
ポット歪を生じる。
さらに、上記ビームスポット歪は、磁性体片の作用によ
って生じる強いバレル形の偏向磁界によって、逆方向の
ビームスポット歪が形成され、互いに相殺することによ
り補正される。
したがって、糸巻歪をある程度強く補正しても、偏向感
度およびフォーカス性能を良好に保つことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図を参照して説明する。
第1図および第2図は、本発明の第1の実施例の偏向ヨ
ーク1を示す斜視図および正面図である。また、第3図
は、本発明にかかわる水平偏向コイル2、垂直偏向コイ
ル3および磁性体片6を示す要部側面図である。また、
第4図は、第3図のI−I線における偏向ヨーク1の断
面図である。上記各図において、4はコア、5はセパレ
ータである。
本実施例では、くら形に形成された水平偏向コイル2お
よび垂直偏向コイル3の突合せ部7に間隙部8を設け、
この間隙部8の一部分に磁性体片6を備えている。磁性
体片6の配置されない箇所では、第5図(a),(b)
に示すように、ピンクッション形の水平偏向磁界9aもし
くは垂直偏向磁界10aを形成するように、各偏向コイル
2,3は形成されている。同図には、偏向磁界によるビー
ムスポット形状11も示す。また、偏向ヨークの蛍光面側
の上記ピンクッション形の偏向磁界9a,10aによって、第
6図に示すような糸巻歪14が補正される。
一方、磁性体片6の配置された偏向ヨークの中間部で
は、第5図(c),(d)に示すように、磁性体片6に
よって水平偏向磁界9bは垂直中心軸上で強められ、垂直
偏向磁界10bは水平中心軸上で強められることにより、
各偏向磁界9b,10bともバレル形状となる。このため、ビ
ームスポット形状は、同図に示すように変化し、第5図
(a),(b)に示したビームスポット歪と相殺し、第
7図に示すような良好なスポット形状が得られる。ま
た、糸巻歪は蛍光面側13の磁界分布によって支配的に定
まるため、上記したように蛍光面側のピンクッション形
磁界の効果によって、糸巻歪は補正される。また、偏向
ヨークの中間部でバレル形磁界を形成したにもかかわら
ず、磁性体片の効果によって磁界が強められるため、偏
向感度は向上する。
第8図は、本発明の第2の実施例の偏向ヨーク1を示す
正面図である。同図において、水平偏向コイル2および
垂直偏向コイル3の突合せ部7には、中間部にのみへこ
みを設け、間隙部8を形成している。さらに、上記間隙
部8には幅の広い磁性体片6が配置している。本実施例
によれば、偏向コイルの形状の違いにより、第9図に示
すように、非均一磁界成分(6極磁界前記)の程度は、
破線16で示した第1の実施例の場合に比べ、実線17で示
すように偏向ヨーク1の両端部でピンクッション形、中
間部でバレル形の程度をそれぞれ強めることができる。
このため、本実施例では、ビームスポット形状を良好に
保ちながら、糸巻歪の補正の程度をさらに強めることが
できる。
第10図は、本発明の第3の実施例を示す偏向ヨーク1の
正面図である。偏向ヨーク1の蛍光面側端部の外周の上
下,左右に永久磁石20a,20bを備えている。この永久磁
界21は、第11図に示すように8極磁界21を形成し、同図
に示すようなビームスポット形状11の変化を生じる。ま
た、永久磁石20a,20bの効果により、第6図に示す糸巻
歪が補正される。一方、水平偏向コイル2および垂直偏
向コイル3の発生する磁界は、第12図に非均一磁界成分
を実線17で示すように、偏向ヨークの両端部では弱いピ
ンクッション形で、中間部では磁性体片6を前記と同様
に備えているため強いバレル形であり、全体の平均では
バレル形傾向である。このバレル形傾向の磁界によって
生じるビームスポット形状の変化は、第5図(c),
(d)に示すように、永久磁石20によるビームスポット
形状の変化の傾向が逆であり、お互いの効果が相殺され
るため、良好なビームスポット形状を得ることができ
る。第12図には、糸巻歪の補正に寄与する永久磁石20に
よって形成された8極磁界成分21を破線16で示すよう
に、糸巻歪に対する寄与の大きい蛍光面側13に糸巻歪の
補正磁界を形成できるため、ビームスポット形状を一定
に保ちながらさらに糸巻歪の補正の程度を強めることが
できる。また、偏向コイルの巻角度幅αを、第10図に示
すように比較的大きく形成しても所望の磁界形状が得ら
れるため、偏向コイルの断面積を大きくでき、抵抗値の
低減を図れるため、偏向コイルの発熱を低減できる効果
がある。
第13図は、本発明の他の実施例を示す偏向ヨーク1の正
面図である。同図において、偏向ヨーク1の蛍光面側端
部の外周の対角方向に永久磁石20cを備えている。上記
永久磁石20cの発生する磁界は、第11図に示す8極磁界2
1とほぼ同等となる。したがって、第3の実施例と同様
な効果を生じ、ビームスポット形状を良好に保ちなが
ら、糸巻歪の補正の程度をさらに強めることができる。
なお、偏向コイルの突合せ部7に設けた間隙部8に備え
る磁性体片6の位置は、偏向ヨークの中間部に限らず、
偏向ヨークの両端部のどちらかに延長して配置しても良
い。さらに、第10図に示した永久磁石20a,20bの強さは
異なっても良い。また、本発明の実施例では単電子ビー
ムを発生する陰極線管に使用する偏向ヨークについて述
べたが、本発明を複数の電子ビームを発生する陰極線管
用の偏向ヨークに適用しても良く、同様な効果を得るこ
とができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、磁性体片6の作用によって偏向磁界が
強められ、偏向感度が向上するとともに強いバレル形磁
界が形状され、他の磁界発生部で糸巻歪を補正する磁界
を形成することにより、良好なビームスポット形状を保
ったまま、糸巻歪を補正できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の偏向ヨークを示す斜視
図、第2図は第1図の偏向ヨークの正面図、第3図は第
1図の要部側面図、第4図は第3図のI−I線における
偏向ヨークの断面図、第5図は蛍光面側より見た偏向磁
界とビームスポット形状変化の説明図で、第5図(a)
はピンクッション形水平偏向磁界を、第5図(b)はピ
ンクッション形垂直偏向磁界を、第5図(c)はバレル
形水平偏向磁界を、第5図(d)はバレル形垂直偏向磁
界をそれぞれ示すパターン図、第6図は糸巻歪を示すパ
ターン図、第7図は良好なスポット形状を示すパターン
図、第8図は本発明の第2の実施例を示す偏向ヨークの
正面図、第9図は本発明にかかわる偏向ヨークの非均一
磁界成分を示す分布図、第10図は本発明の第3の実施例
を示す偏向ヨークの正面図、第11図は本発明にかかわる
永久磁石によって形成される8極磁界とビームスポット
形状変化を示すパターン図、第12図は、本発明の第3の
実施例にかかわる偏向ヨークの非均一磁界成分および8
極磁界成分を示す分布図、第13図は本発明の他の実施例
を示す偏向ヨークの正面図である。 符号の説明 1:偏向ヨーク、2:水平偏向コイル 3:垂直偏向コイル、4:コア 6:磁性体片、7:突合せ部 8:間隙 9a,9b:水平偏向磁界 10a,10b:垂直偏向磁界 11:ビームスポット形状 13:蛍光面側、14:糸巻歪 18:へこみ部、19:非均一磁界成分 20a,20b,20c:永久磁石 21:8極磁界成分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陰極線管に設けて使用する偏向ヨークにお
    いて、水平偏向コイルおよび垂直偏向コイルをそれぞれ
    一対のくら形コイルで形成し、少なくとも垂直偏向コイ
    ルを形成する該一対のくら形コイルの突合せ部で囲まれ
    た間隙部の一部又は全体に渡って磁性体片が配置されて
    いることを特徴とする偏向ヨーク。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の偏向ヨーク
    において、一対のくら形コイルの突合せ部にへこみ部が
    形成され、該へこみ部が形成された間隙部に磁性体片が
    配置されていることを特徴とする偏向ヨーク。
JP31621587A 1987-12-16 1987-12-16 偏向ヨーク Expired - Lifetime JPH0750591B2 (ja)

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JPH01159939A JPH01159939A (ja) 1989-06-22
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