JPH07505428A - 結晶性または半結晶性ポリオレフィンとビニル芳香族およびジカルボン酸無水物モノマー単位をベースとするポリマーとの混合物からなるポリマー組成物 - Google Patents

結晶性または半結晶性ポリオレフィンとビニル芳香族およびジカルボン酸無水物モノマー単位をベースとするポリマーとの混合物からなるポリマー組成物

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JPH07505428A
JPH07505428A JP5517314A JP51731493A JPH07505428A JP H07505428 A JPH07505428 A JP H07505428A JP 5517314 A JP5517314 A JP 5517314A JP 51731493 A JP51731493 A JP 51731493A JP H07505428 A JPH07505428 A JP H07505428A
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ボルクグレーヴェ,リノルドゥス ヨーゼフ マリア
グリムベルク,ヨハネス ヘルマヌス
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デーエスエム ナムローゼ フェンノートシャップ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 結晶性または半結晶性ポリオレフィンとビニル芳香族およびジカルボン酸無水物 モノマー単位をベースとするポリマーとの混合物からなるポリマー組成物本発明 は、結晶性または半結晶性ポリオレフィン(A)とビニル芳香族およびジカルボ ン酸無水物モノマー単位をベースとするポリマー(B)との混合物からなるポリ マー組成物に関する。
このタイプのポリマー組成物は、WO−A−9005759号明細書から公知で ある。WO−A−9005759中では、結晶性または半結晶性ポリオレフィン と第2のポリマー、たとえばスチレンおよび無水マレイン酸のコポリマーとのポ リマー混合物が記載されている。ポリオレフィンと第2のポリマーとは混合可能 でないために、このポリマー混合物は混和剤を含有する。この刊行物に従って、 この混和剤はビニル−芳香族化合物および共役ジエンまたは部分的に水素化され たその誘導体のブロックコポリマーである。これ以後、混和剤はAとBとの相客 性を改善する化合物であると理解され、これは第1にポリオレフィンAとポリマ ーBとの界面に展開する。
特開昭63−205341号公報(J P−A−63,205,341)から、 スチレン含有のゴム状のコポリマーを、ポリプロペンおよびスチレン/無水マレ イン酸コポリマーからなるポリマー組成物中の混和剤として使用することは公知 である。このようなポリマー組成物の欠点は、衝撃強さ/剛性の組合せ(アイゾ ツト対弾性率)が乏しく、その結果、ポリマー組成物は、たとえば車および家具 に使用する構造用成形品に適していない。
本発明の課題は、良好な衝撃強さ/剛性の組合せを有する、ポリオレフィンAと ビニル芳香族モノマー単位およびジカルボン酸無水物モノマー単位をベースとす るポリマーBとのポリマー組成物を提供することである。
本発明は、ポリマーBが架橋していることにより特徴づけられる。ポリマーBの 架橋は、化学的または物理的タイプであってもよい。物理的架橋は、ファンデル ワールス力、双極子−双極子相互作用およびイオノゲン相互作用の影響下で有効 である。
ポリマーBは、このポリマーのジカルボン酸無水物基と反応することができる少 なくとも2Wiの官能基を有する化合物との反応により化学的に架橋されている ことができる。
本発明によるポリマー組成物のもう一つの利点は、ポリマー組成物の破断点伸び を増大させることである本発明によるポリマー組成物のもう一つの利点は、前記 の組成物が良好な引掻強さおよび彩色適性を有することである。
2種以上のアルコールまたはチオール官能基を有する化合物は、ポリマーBの架 橋のために適当な可能な化合物の第1のグループを形成する。化合物中のアルコ ールおよびチオール官能基の組合せも可能である。
2個以上のアルコール官能基を有する化合物、たとえば1,4−ブタンジオール 、1,6−ヘキサンジオール、ペンタエリトリトール、エチレングリコールおよ びプロピレングリコールお、よびこれらのポリマーが有利である。ポリヒドロキ シエーテル、たとえばビスフェノールAをベースとするポリヒドロキシエーテル も使用することができる。
2種以上の第1級または第2級アミン官能基を有する(有利に第1級アミン基を 有する)化合物は、ポリマーBの架橋のために適当な化合物の第2のグループを 形成する。次のものが、アミン官能基を有するこのような混合物の例として挙げ られる。c4〜C8゜アルケン基を有するアルカンジアミン、たとえば1.4− ジアミノブタンおよび1.6−ジアミツヘキサン、ポリオキシエチレンジアミン 、ポリオキシプロピレンジアミン、ポリオキシプロピレントリアミン、ジフェニ ルスルホンジアミン、1.3−フェニレンジアミンおよび1,4−フェニレンジ アミン。化合物中で1個以上の第1級アミン基と1個以上の第2級アミン基の組 合せも可能である。ポリアミドも使用することができる。ポリマーBの架橋のた めに適した化合物は、少なくとも1個のアルコールまたはチオール基を有しかつ 少なくとも1個のアミン基を有することもできる。ジェタノールアミンおよびモ ノエタノールアミンはこのタイプの化合物の例である。
[式中、n≧2を表し、Rは炭化水素基または水素原子を表すコで示される2個 以上のエポキシド官能基を有する化合物は、ポリマーBの架橋のために適した化 合物の第3のグループを形成する。このような化合物の例はポリヒドロキシ置換 化合物のポリグリシジルエーテルである。このような化合物は、たとえばビスフ ェノールAから得ることができる芳香族タイプのポリエポキシド化合物と、たと えばポリアルコールのポリグリシジルエーテルの脂肪族タイプの化合物とに細別 することができる0次のものは、ポリエポキシド化合物の後者のタイプの例とし て挙げられる:α−ωジオールのジグリシジルエーテル、たとえば、ブタンジオ ールジグリシジルエーテル、ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、パラシク ロヘキシルジメタノールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリ シジルエーテルおよびビスフェノールAジグリシジルエーテル。オレフィンのエ ポキシ化により得られた化合物、たとえばエポキシ化ダイズ油が有利に使用され る。
エポキシド化合物との架橋の場合、通常、イミダゾール、第4級アンモニウム塩 または第3級アミンのような活性剤を使用するのが好ましい。
2以上のオキサゾリン基を有する化合物は、ポリマーBの架橋のために適当な第 4のグループを形成する。
1.3−フェニレンビスオキサゾリンがこのような化合物の例として挙げられる 。
2以上のイソシアネート基を有する化合物は、ポリマーBの架橋のために適当な 第5のグループを形成する。このような化合物の例は、トルエン2.4−ジイソ シアネート、ベンゼン1,3.5−)ジイソシアネートおよびメタンジフェニル ジイソシアネートである元素の周期律表(ハンドブックオフケミストリーアンド フインック(Hsndbook ol Chemistr7 and Ph7s ics。
701h Edition、 CRCPress、 1989−1990))の 2〜10族からの金属原子の塩は、ポリマーBの架橋のための適当な化合物の第 6のグループを形成する。金属アルコキシドおよび2価の陽イオンの塩、たとえ ばテトラブトキシチタン、酸化亜鉛および酢酸亜鉛を使用するのが有利である。
前記した基から選択される2個以上の官能基を有する化合物もポリマーBの架橋 のために適している。
1つ以上の前記した化合物のグループから選択された、ポリマーBの架橋のため に適した化合物の混合物も使用することができる。
ポリマーBの架橋のために適した化合物は、ポリマーB中に存在するジカルボン 酸無水物基の量に対して0.1〜30モル%の量で存在する。
本発明によるポリマー組成物中で使用することができる結晶性または半結晶性ポ リオレフィンAは、ホモポリマー、コボ゛リマーまたはターポリマーまたはこれ らの混合物である。α−オレフィンのポリマーは有利に使用され、このα−オレ フィンは一般に2〜20個の炭素原子を有する。2〜6個の炭素原子を有するα −オレフィンのポリマーの使用が特に有利である。
結晶性または半結晶性ポリオレフィンは、オレフィン、たとえばエチレン、プロ ピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン 、1−デセン、4−エチル−1−ヘキセンなどから誘導される。特に有利なポリ オレフィンの例は、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリ エチレン、超低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、(高および低密度)ポリ  (1−ブテン)、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)、エチレン/プロピレンコ ポリマーおよびエチレンおよび/またはプロピレンと他の共重合可能なモノマー とのコポリマー、たとえば工チレン/1−ブテンコポリマー、エチレン/アクリ ル酸ビニルコポリマーまたはエチレン/酢酸ビニルである。ハロゲン化されたオ レフィンのポリマーオヨヒコポリマーも使用することができる。
ポリオレフィンAおよびポリマーBの総和に対して30〜95重量%の量のポリ オレフィンAがポリマー組成物中に存在する。ポリオレフィンの量は有利に60 〜80重量%である。ポリマー組成物中のポリオレフィンAの量は、官能化され たポリオレフィンAが混和剤として使用された場合(以下参照)、相応して減ら すことができる。
ポリマーBはビニル−芳香族モノマー単位と、ジカルボン酸無水物モノマー単位 からなる。ポリマーBに使用することができる適当なビニル−芳香族モノマーは 、たとえば、スチレン、α−メチル−スチレン、パラメチルスチレンおよびこれ らの混合物である。スチレンが有利に使用される。
適当なジカルボン酸無水物は、たとえば、無水マレイン酸、クロロマレイン酸無 水物、シトラコン酸無水物、シクロへキシルマレイン酸無水物、ベンジルマレイ ン酸無水物、フェニルマレイン酸無水物、アコニット酸無水物、プロピルマレイ ン酸無水物およびこれらの混合物である。無水マレイン酸(MA)が有利に使用 される。
ポリマーBは有利にスチレンおよび無水マレイン酸から−なり、無水マレイン酸 5是40モル%を含有することができる。特に、ポリマーBは無水マレイン酸2 2〜32モル%を含有する。
ポリマーBは、イミドモノマー単位またはスビロジラクトン単位を含有していて もよい。ポリマーB中に存在することができるイミドモノマーは、N−フェニル マレイミド、マレイミド、シトラコンイミド、イタコンイミド、アコンイミド、 N−メチルマレイミドまたはこれらの混合物である。スビロジラクトン単位はポ リマーBの加熱により生成することができる。ポリマーBのジカルボン酸無水物 含量は少なくとも5モル%でなければならない。ポリマーBは、ビニル芳香族モ ノマー単位とジカルボン酸無水物モノマー単位および/またはイミドモノマー単 位を通常の方法で共重合させることにより製造することができる。
イミド単位は、ポリマーB中のジカルボン酸無水物単位のいくつかと、第1級ア ミンまたはアンモニアとの反応により得ることもできる。
ポリマーBはポリマー組成物中に、ポリオレフィンAとポリマーBとの総和に対 して5〜70重量部の量で、有利に20〜40重量部の量で存在する。
ポリマー組成物中のポリマーBの量は、官能化されたポリマーBが混和剤として 使用された場合(以後参照)、相応して減らすことができる。
官能化されたポリオレフィンAおよび/または官能化されたポリマーBは、釣合 のとれたより良い相客性を得るためにポリマー組成物に添加することができる。
このため、ポリオレフィンAの量の一部またはポリマーBの量の一部を、官能化 されたポリオレフィンAまたは官能化されたポリマーBと置換えることができる 。
置換えることができる部分は0〜100%であり、ポリマーBの置換えのために は50〜100%が有利であり、ポリオレフィンAの置換えのためには0.5〜 30%が有利である。官能化されたポリオレフィンAおよび官能化されたポリマ ーBの組合せも使用することができる。
官能化されたポリオレフィンAまたは官能化されたポリマーBは、それぞれポリ マーBまたはポリオレフィンAと相客性かまたは反応性である基を有するポリオ レフィンAまたはポリマーBであると理解される。
官能化されたポリオレフィンAは、1個以上の官能基、たとえばを含有する。
ヒドロキシル基 オキサゾリン基 イソシアネート基または アルコキシド基。
官能化されたポリオレフィンAは1個以上のイソシアネート基、1個以上のオキ サゾリン基または1個以上のアミン基を有するのが有利である。
官能化されたポリマーBは1個以上の線状または分枝鎖の10〜200個の炭素 原子を有するアルキル基を有する。
官能化されたポリオレフィンAは、たとえば、ジカルボン酸または無水物、たと えば無水マレイン酸またはアクリル酸でグラフトされたポリオレフィンから出発 して製造することができる。このようなグラフトされたポリオレフィンは、有利 に無水物基または酸基を0.01〜10重量部含有する。有利に、ポリオレフィ ンは無水マレイン酸またはアクリル酸でグラフトされており、無水マレイン酸基 またはアクリル酸基0゜1〜7重量%を含有する。
無水物または酸とグラフトされたポリオレフィンは、その後、官能化されたポリ オレフィンAを得るために、1穐以上の次に記載する化合物、またはこの化合物 の組合せと反応させることができる。使用される化合物は2以上の次の基を含有 する゛ ヒドロキシル基 エポキシ基 オキサゾリン基 インシアネート基。
この化合物は、元素の周期律表(Handbook of ChewisH7a nd Physics、 701h Edition、 CRCPress、  19B9−1990)の4〜13族からの金属のアルコキシドであることもでき る。
このような化合物の例は、1.3−フェニレン−ビスオキサゾリン、1,4−フ ェニレンジアミン、1゜3−フェニレンジアミン、メタン−ジフェニルジイソシ アネート、チタン酸テトラブチルおよびエタノールアミンでおる。
この反応の間、少なくとも70%の無水物基または酸基が反応する。官能化され たポリオレフィンの架橋は避けるべきである。100%の無水物または酸基が変 換されるのが特に有利である。
官能化されたポリオレフィンAは、官能化されていないポリオレフィンAに、た とえばヒドロキシエチルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、アクリル アミド、イソプロペニルオキサゾリンおよびジメチルメタイソプロペニルベンジ ルイソシアネートをグラフトすることにより製造することができる。
官能化されたポリマーBは、たとえば、ポリマーBを10〜200個の炭WIN 子を有する線状または分枝鎖アルキル基を有し、かつポリマーB中のジカルボン 酸無水物基と反応することができる熱官能基を有する化合物でグラフトすること により合成される。有利に、ジカルボン酸無水物単位の20〜90%は変換され る官能化されたポリマーBは、熱官能基として次のものを有する線状または分子 状アルキル化合物とグラフトすることができる。
第1級または第2級アミン基、 第1級アルコール基 第1級チオール基 オキサゾリン基 エポキシ基および/または インシアネート基。
このような化合物は、たとえば、1−ドデシルアミン、1−オクタデシルアミン 、1−ノナデシルアルコール、エポキシドデカン、0LOA 1200’(Ch cマronから)(約70個の炭素原子を有するアミン末端ポリブテン)である 。
ポリマーBがエポキシ化合物とグラフトする場合、通常、活性剤、たとえばイミ ダゾール、第4級アンモニウム塩または第3級アミンを使用する必要がある。
10〜2001の炭素原子を有し、かつ第1級アミン官能基を有する線状または 分枝鎖のアルキル基はポリマーBのグラフトのための化合物として有利に使用さ れる。
このグラフト反応は、当業者にとって公知の方法により実施される。
本発明によるポリマー組成物は、耐衝撃性改良剤としてエラストマーまたはエラ ストマー含有組成物を含有していてもよい。適当なエラストマーまたはエラスト マー含有組成物の例は、ポリブタジェン、エチレン−プロピレンゴム(EPR) 、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、官能化されたEPDM、ア クリロニトリル−ブタジェン−スチレンコポリマー(ABS)、アクリロニトリ ル−エチレン−スチレンコポリマー(AES)およびシリコーンエラストマーで ある。エラストマーまたはエラストマー含有組成物の0〜50重量%をポリマー 組成物に添加することができる。有利に、0〜30重量部が添加される。
このポリマー組成物は任意な順序で全ての成分を混合することにより得ることが できる。このポリマー組成物は、有利に動的架橋により得ることができる、すな わち、この組成物は、この目的のために常用の装置中で、たとえばプラベンダー ミキサーまたはローラーまたは押出機中で、加熱しながら混合および/または混 練される。ポリオレフィンA、ポリマーBおよび。
適当な場合に、混和剤は、これらの3種の材料の全てが容易に流動する温度で混 合される。この温度は、使用したポリオレフィンAおよび使用したポリマーBに 依存して、ポリマーBのガラス転移温度より高くかつポリオレフィンAのガラス 転移温度または融点よりも高い。
架橋する化合物は、ポリオレフィンAとポリマーBとを十分に混合した後に添加 されるのが好ましい。架橋反応を行うために必要な時間は、配合条件(たとえば 温度および剪断速度)および使用するポリマーおよび架橋剤のタイプと共に変動 する。適当な温度はポリオレフィンの融点(ポリプロピレンについては175℃ )〜300℃の間であり、その際、この限界は特に180〜260℃である。
本発明によるポリマー組成物は、常用の添加剤、たとえば繊維、充填剤、可塑剤 、難燃剤および安定剤を含有することもできる。
本発明は、さらに、制限のない次の実施例につき詳説される。
アイゾツトは、ISOR180/A4に従って測定した(23℃、射出成形の方 向に対して水平で測定)弾性率はISO178に従って測定した(23℃。
射出成形の方向に対して水平で測定)、。
破断点伸びはISO37−2(23℃)に従って測定した。
例1 ポリプロピレン(PP)、スチレンマレイン酸無水物コポリマ−(SMA)およ び架橋剤の混合物をベルシュトロフ(Bers+o+目)二輪スクリュー押出機 中で製造した。配合条件ニジリンダ一温度215〜240℃;スクリュB e  O7*回転速度150 r p m :収量: 5 k g/h。
参考として、ポリプロピレンおよびSMAの若干量を、添加される架橋剤なしで 混合した。
使用したポリプロピレンはスタミラン(S+5m71sn P83EOOジであ る。
使用したSMAはスタブロン(Slap+on 211110”)である。(両 方ともDSMの製品) 使用した架橋剤はタカダケミカル(Tak*ds ChemicaIs)社の1 ,3−フェニレンビスオキサゾリン(PBO)1.3モル%およびアルドリッヒ ケミー(^Idrie−h Chemic)社のペンタエリトリトール(PTA )1゜5モル%を使用した。添加した架橋剤の量は、ポリマーB中に存在する無 水物基の量に相応する。
この混合物から射出成型法によりシートを製造した。
特性はこのシートに関して測定した。
この結果を表1に示す。
見上 五l及至旦 PP/SMA アイゾツト 弾性率 破断点伸び(重量部) (kJ/m’)( N/mm’) (%)9515 35.2 1320 90/10 12.4 1350 80720 5.9 ’1490 70/30 3.0 1750 5.3PBOを用いて 9515 29.1 1300 90/10 21.7 1360 80/20 17.8 1480 70/30 8.5 1680 48.4広範囲にわたる組成物の衝撃強さが、 ポリプロピレンおよびSMAの混合物に架橋剤を添加することにより増大し、そ の際、剛性は、架橋剤なしてのポリプロピレンおよびSMAの混合物と比較して ほぼ保持される6破断点伸びも架橋剤の添加により増大する。
比較例A 特開昭63−205341号公報(JP−A−63゜205.341)に基づき 、ポリプロピレン、SMAおよび混和剤の混合物を製造した。ポリプロピレンお よびSMAタイプは例1で使用したと同様のものである。
この混合物は例1と同様の方法を用いて製造した。
二のシートは射出成形された。
使用した混和剤は次のものである: A、 クラトン(Kralon G 1652”) 、(スチレン/エチレン/ ブテン/スチレンブロックコポリマー、三片石油化学の製品) B、クラトン(Weapon G 1702 X’) (スチレン/エチレン/ プロペンブロノクコポリマー;三片石油化学の製品) C1クラトン(Kralon FG 1901 X”) (無水マレイン酸で変 性したスチレン/α−オレフィンブロックコポリマー;三片石油化学の製品)。
l主 クラトン アイゾツト 弾性率 タイプ kJ/m” N/mm” A 3.8 1470 8 4.6 1400 C3,21460 例1による、ポリプロピレン70重量%および5MA30重量%を含有する架橋 したポリプロピレン/SMA混合物と比較して、混和剤としてクラトンを含有す る混合物は少ない衝撃強さおよび少ない剛性を示した。
例IT α−オクタデシルアミン変変性スチレン/氷水マレイン酸コポリマー製造方法 スタブロン(Slsp+on 2g+10’) (SMA) 150゜0gを、 N、雰囲気下で撹拌および加熱しながらメチルエチルケトン(MEK)1 dm ’中に溶かした。
次いで、α−オクタデシルアミン28.6gをこの溶液に添加した。次いでこの 混合物を撹拌しながら67℃に加熱した。アミンを溶解させた後、この反応混合 物をさらに5時間67℃でN、下で撹拌した。次いで、酢酸ナトリウム2.4g および無水酢酸24m1を淡黄色の透明な反応混合物に添加し、その後、この混 合物を5時間30分80℃でN、下で撹拌した。室温に冷却した後、この混合物 をメタノール中で凝集させた。沈殿したS M A −g C+ * Hs y  N Hxを濾別し、メタノールで洗浄し、60℃で真空下で乾燥させた。
SMA中のMA基の本来の量の25%がイミド基に変換された(FTIRおよび 元素分析により測定)。
前記した方法により得られたS M A −g C+ s Hs yN Hx  30重量部を、例1に示した条件下でスタミラン(S+5m71sn P 83 EIO1′) (P P) 70重量部と混合した。使用した架橋剤はPBOl 、3モル%であった。
1二y PP/SMA−に−C+5HsyNHt アイゾツト 弾性率(重量部) (k  J/m’)(N/mmJ70/30 13.1 1650 例1で記載されたように、ポリプロピレン70重量部と、PBOを用いて架橋さ れた変性されてしλなし55MA30重量部との混合物と比較して、衝撃強さ1 よさらに改善された。
国際調査報告 フロントページの続き (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、PT、SE) 、0A(BF、BJ、CF、CG、 CI、 CM、 GA、 GN、 ML、  MR,NE、 SN。
TD、 TG)、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、 CZ。
FI、HU、JP、KP、KR,LK、MG、MN、MW、 No、NZ、PL 、RO,RU、SD、SK、UA、US、VN (72)発明者 コニンク、コルネリス エメオランダ国 6436 イーエル  シンネンバルクストラート 18

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 結晶性または半結晶性ポリオレフィンAとビニル芳香族およびジカルボン 酸無水物モノマー単位をベースとするポリマーBとの混合物からなるポリマー組 成物において、前記ポリマーBが架橋されていることを特徴とする結晶性または 半結晶性ポリオレフィンとビニル芳香族およびジカルボン酸無水物モノマー単位 をベースとするポリマーとの混合物からなるポリマー組成物。 2. ポリマーBは、ポリマーBのジカルボン酸無水物基と反応することができ る少なくとも2個の官能基を有する化合物である架橋剤を用いて架橋させられて いる請求項1記載のポリマー組成物。 3. 前記の官能基がアルコール、チオール、アミン、アミド、エポキシド、オ キサゾリン、イソシアネートまたはこれらの混合物から選択される請求項2記載 のポリマー組成物。 4. ポリマーBが、元素の周期律表の4〜13の族からの金属原子の塩を用い て架橋されている請求項2記載のポリマー組成物。 5. ポリマーB中に存在するジカルボン酸無水物モノマーの量に対して架橋剤 0.1〜20重量部が存在する請求項1から4までのいずれか1項記載のポリマ ー組成物。 6. 官能化されたポリオレフインAおよび/または官能化されたポリマーBか らなる混和剤も存在する請求項1から5までのいずれか1項記載のポリマー組成 物。 7. ポリオレフィンA、ポリマーB、架橋する化合物および適当な場合に混和 剤を、混合装置に添加し、加熱しながら混合および/または混練して動的架橋を 行うことを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項記載のポリマー組成物 を製造する方法。 8. 請求項1から6までのいずれか1項記載のまたは請求項7記載の方法によ り製造されたポリマー組成物から完全にまたは部分的に成形された製品。 9. 実際に実施例においてさらに詳細に記載されたおよび/または示されたポ リマー組成物、方法および製品。
JP5517314A 1992-03-31 1993-03-25 結晶性または半結晶性ポリオレフィンとビニル芳香族およびジカルボン酸無水物モノマー単位をベースとするポリマーとの混合物からなるポリマー組成物 Pending JPH07505428A (ja)

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NL9200603A NL9200603A (nl) 1992-03-31 1992-03-31 Een polymeersamenstelling omvattende een mengsel van een polyolefine en een polymeer op basis van vinylaromatische en dicarbonzuuranhydride monomeereenheden.
NL9200603 1992-03-31
PCT/NL1993/000068 WO1993020144A1 (en) 1992-03-31 1993-03-25 Polymer composition comprising a mixture of a crystalline or semi-crystalline polyolefin and a polymer based on vinylaromatic and dicarboxylic acid anhydride monomer units

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