JPH07505309A - 傷用の手当用品を製造する方法および装置ならびにその方法に従って製造される傷用の手当用品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 傷用の手当用品を製造する方法および装置ならびにその方法に従って製造される 傷用の手当用品ただれに接して存在する疎水性シリコーン・ゲルの層を含む種類 の傷用の手当用品を製造する方法および機器の装置に関する。本発明はまた、本 発明の方法に従って製造される傷用の手当用品に関する。

この種の傷用の手当用品は、手当用品を貫く開口部を残しながらキャリヤー材料 がシリコーン・ゲルに完全に囲われるようにされた、本出願人等の欧州特許第０ ．２６１，１６７号により周知されている。この種の手当用品を製造する場合に は、硬化された際に疎水性シリコーン・ゲルを形成する成分の混合物内にキャリ ヤー材料が浸せきされ、次いでキャリヤー材料が硬化炉へ移動され、そこでキャ リヤー材料が硬化される。シリコーン・ゲルがキャリヤー材料の両面へ均等に分 配されること、および、孔がゲルでふさがれるようにならないことを保証するた め、キャリヤー材料は、炉内の比較的に複雑な経路内を導かれる”。この周知さ れた方法は高い生産速度には適していない。

本発明の目的は、この種の傷用の手当用品が高い生産速度でしかも単独且つ信頼 性の高い様態で製造され得るようにさせる方法を提供することにある。

本発明はまた、この方法を実施する機器ならびに、本発明の方法による製造に適 した傷用の手当用品に関する。

このため、本発明の方法は、熱硬化性シリコーン混合体から成るコーティングを 孔明きキャリヤー材料の上面に塗布する段階、被覆されたキャリヤー材料の下面 に冷空気を吹き込む段階および、次いでシリコーン混合物が硬化するまでそれに 熱を加える段階を特徴とする。キャリヤー材料の下側へ吹き込まれた冷空気は、 前記午ヤリャー材料に貫通孔を形成し且つまた孔のふさがりを防止すべ（、厚い 、粘性のシリコーン混合体をキャリヤー材料の孔から吹き飛ばす。同時に、冷空 気流により、シリコーン混合体は、それがキャリヤー材料に広がる時間を得るま では硬化し始めないことが保証される。言うまでもなく、キャリヤー材料を通る 空気の流れによってもまた、前記材料の孔をシリコーン混合物が通過することが 防止される。

前述の方法を実施する機器は、それが、硬化した際にシリコーン・ゲルを形成す る鎖成分の混合物を以てキャリヤー材料の上面を被覆する装置、コーティング装 置の反対側に置かれた、キャリヤー材料の下側に冷空気を吹き込む空気吹込みユ ニット、および、キャリヤー材料の上面に前記混合物を塗布した後に成分混合物 へ熱を送出する装置を包含する二ｉを特徴としている。

前述の方法による製造に適する傷用の手当用品は、空気および体液に対して不浸 透性、または空気および体液に対してのみわずかに浸透性な材料でキャリヤー材 料が構成されること、ならびに、キャリヤー材料力博らその一方側にのみシリコ ーン・ゲル・コーティングを有することを特徴としている。

ここで本発明を、その例示的な実施例につき、且つまた添付図面につき、更に詳 細に説明する。

第１図は、傷用の手当用品を製造する本発明の装置の一部分の略斜視図にして、 且つまた、前記装置により製造された本発明の傷用の手当用品の例示的な実施例 をも示し、 第２図は、第１図の線■−■についての断面図であり、第３図は、本発明の傷用 の手当用品の別の例示的な実施例の断面図である。

第１図には、本発明の傷またはただれ用の手当用品を製造する装置の一部分が概 略的に示されている。この装置には、硬化される際に化学的に架橋された粘着性 のシリコーン・ゲル、例えば、ダウ・コーニング（Ｄｏｗ　Ｃｏｒｎｉｎｇ）に より販売され且つ、前述の欧州特許第０．２６１．１６７号に特定されたシリコ ーン・ゲル、またはワッカ町ヘミー社（Ｗａｃｋｅｒ　Ｃｈｅ＋＋＋ｉｅ　Ｇｍ ＢＨ）により販売され且つ、ワッヵ−（Ｗａｃｋｅｒ）　ＲＴＶ　−２、ＶＰ７ ６１２と表示されたシリコーン・ゲル、を形成する成分を包含する熱硬化性シリ コーン混合物３で、孔明きキャリヤー材料２をコーティングする押出ノズルｌの 形態のユニットが包含されている。キャリヤー材料２は、図示されていない装置 で、第」図に矢印で示す方向へ移動される。これらの装置は、都合良く、ベルト ・コンベヤ、キャリヤー材料の長い側のエッジが取り付けられる張り枠装置、ま たは何れか類似の装置を含むことができる。キャリヤー材料の移動経路の下には 、ノズル４からそのわずかに下流に位置する点まで延びる空気吹込みユニット４ が取り付けられている。その上の空気吹込みユニット５もまた、ブロワ・ユニッ ト４の下流の、キャリヤー材料２の移動経路の下に取り付けられている。

この装置は、以下の様態で作動する。孔明きキャリヤー材料２が、望ましくは貯 蔵リールから、コンベヤ上に広げられ、押出ノズルｌの下へコンベヤで移動され 、それによりキャリヤー材料は、硬化する前に厚い粘性の流体のコンシスチンシ ーを有する熱硬化性シリコーン混合物３でコーティングされる。ユニット４を用 いてキャリヤー材料の下側に冷空気が吹き込まれ、第２図に矢印で示す如く、キ ャリヤー材料内の孔６を空気が流過し、シリコーン混合物内に貫通孔が設けられ るように、孔の上方の領域内のシリコーン混合物を吹き飛ばす。シリコーン混合 物３でコーティングされたキャリヤー材料２は次いで、キャリヤー材料の下側へ 熱空気を吹き込むブロワ・ユニット５の上方の位置へ移動される。次いでシリコ ーン混合体は、熱の交換が最も著しい孔の周りの領域で硬化し始める。孔の周り の領域か充分に硬化すると、熱空気の供給が望ましくは遮断され、前記シリコー ン混合物でコーティングされたキャリヤー材料が硬化炉内へ送られる。

硬化プロセスが始まる前に、シリコーン混合物がキャリヤー材料上に広がり且つ 適当に分散される必要があるので、製造プロセスの初期の段階ではキャリヤー材 料に熱空気を吹き込むべきでない。ノズル４が加熱されないことも重要であるが 、それは、これによりノズルが閉そくされまたはふさがれるに至る危険性が招来 されるためである。

シリコーン混合物がキャリヤー材料から吹き込まれることを防止するためには、 キャリヤー材料が空気に対し不浸透性であること、または少なくとも非常に不浸 透性でほとんと全ての空気が孔を流過することが不可欠である。しかし、本発明 を実施する場合、空気か幹を通って拡散することを許容する材料は、有利に利用 することができる。キャリヤー材料はまた、流体に対し不浸透性であるか、また は少なくとも、非常に低くて、厚い粘性の流体即ち硬化前のシリコーン混合物が そこを通過できない流体浸透性を備えるべきである。

適切なキャリヤー材料は、ポリエチレン、ポリアミド、ポリウレタン、シリコー ン皮膜等のような、比較的に軟質のプラスチック・シートである。

このプラスチック・シートはまた微孔性であり、換言すれば、プラスチック・シ ートとシリコーン混合物との間の接着のための広い表面積を呈示するように、前 述の諸要件を満たすべく、充分に低い流体および空気浸透性を備えることもでき る。シリコーン・ゲルとプラスチック・シートとの間の良好な密着性を保証する ため、プラスチック・シートを、シリコーン・プライマー、例えばダウ・コーニ ング（Ｄｏｗ　Ｃｏｒｎｉｎｇ）　３５５医療用液着剤でコーティングすること もできる。

シリコーン・ゲルとキャリヤー材料との間の良好な密着性を保証する別の方法は 、キャリヤー材料として孔明き二重材料を用いることである。この二重材料は例 えば、プラスチック・シートおよび、熱または結合剤を用いて積層され得る不織 または繊維材料の層を含む積層品で構成することもできる。二層材料は、その片 側に成形されたプラスチック皮膜を存するコーティングされた繊維材料で構成す ることもできる。

キャリヤー材料の、シリコーン・ゲルでコーティングされていない側は、手当用 品が損耗するにつれて孔からにじみ出る何れかの乾燥した傷の体液に対する低い 密着性が得られるよう、望ましくは均等且つ円滑な表面を備える。これは、吸収 剤本体上で乾燥された傷の体液がキャリヤー材料に接着し且つ吸収剤本体を除去 する初期段階に材料を引き入れる結果として手当てを妨げることなく、吸収剤本 体を除去することが可能でなければならないので、上にある吸収剤本体またはパ ッドと一緒に手当用品が用いられる場合、特に重要である。

第３図には、本発明の傷用の手当用品のその上の実施例が示されている。この傷 用の手当用品は、第１図および第２図に示された手当用品とは、プラスチック・ フィルムのカップ状突起の底部に設けられた孔８を有するプラスチック皮膜でキ ャリヤー材料７が構成される程度までに異なっている。この種のプラスチック皮 膜は当業者に周知されており、時には、おむつおよび類似の吸収物品の包装シー トとして用いられる。第１図および第２図について説明された本発明の手当用品 の実施例の表面積よりも広いシリコーン・ゲルとプラスチック・シートとの間の 接着のための表面積に加えて、突起９のカップ状の形もまた、製造のプロセス中 に不硬化シリコーン混合物が孔８内へ流下する危険性を低減させる。これにより 、キャリヤー材料とそのシリコーン・コーティングを硬化炉内へ送る前にキャリ ヤー材料へ熱空気を吹き込む必要性が取り除かれ、または少なくともその必要性 が大いに低減される。

欧州特許ＥＰ−ＣＯ，２６１，１６７により教示された製造方法を実施する場合 には、材料のその部分を、支えられていない様態でシリコーン・ゲルにより包囲 すべく運送することが必要である。また一方で、本発明を実施する場合には、キ ャリヤー材料の下側への空気の送出がそれによって妨げられないことを保証する に足りるだけコンベヤ内の孔が大きい、という条件で、キャリヤー材料を空気浸 透性コンベヤへ運送することができる。従って、本発明の方法を実施する場合、 前述の周知された方法の場合におけるよりも高い速度でキャリヤー材料を運送す ることができ、さきに周知されている場合におけるよりもはるかに容易にコンベ ヤ経路を導くことができる。

説明された本発明の製造方法の実施例の場合、キャリヤー材料は、ノズルおよび 空気吹込みユニットを通過して移動される連続ウェブで構成されている。この実 施例が提示されたが、キャリヤー材料を静止したままに保ち、ノズルおよび空気 ブロワを前記材料と相対的に移動させることは本発明の範囲内にある。

理解されるように、本発明の範囲内で、本発明の傷用の手当用品を製造する本発 明の詳細な説明された実施例に対して修正を行うことができる。例えば、空気吹 込みユニット４．５は組み合わされて単一のユニットを形成することもでき且つ 、一つの同−源、例えば同一ブロワ・ファン、から加圧された空気を供給される こともできるか、これは、長手方向の均等な空気流を得る際に有利である。

この種のユニットの熱空気部分には、電熱線またはフィラメントのような適切な 熱源が包含される。更にまた、少なくとも熱空気吹込みユニットがハウジング内 へ都合良く収容され、それが、上方からキャリヤー材料上にコーティングされた シリコーン混合体へ熱を送出すべく熱空気の熱含量がより良く利用されることを 可能にさせる。

従って本発明によれば、傷またはただれに接して存在すべく意図された疎水性ノ リコーン・ゲルの層および、手当用品が損耗した際に外部に面し、しかも粘着性 ではなく、衣類などに接着しない層を有する傷用の手当用品を製造する、簡単で 効果的な方法が得られる。前述の周知された手当用品の場合には、傷やただれに 接して存在する疎水性シリコーン・ゲルの層が軟質で乾燥した皮膚に接着するが 、本発明の手当用品の場合は、周知された手当用品と同様の有利な様態で傷の治 療か容易にされる。本発明によれば、シリコーン・ゲルが、化学的に架橋された 二成分の付加硬化シリコーン・ゲルで構成されている。

キャリヤー材料は望ましくはｄ当たり０．５ないし２００孔を有し、孔は、望ま しくは０．　１ないし２閤の直径を有する。本発明の製造方法が実施されると、 ゲル層内の孔のサイズに関連して良好な均等性が得られ、製造プロセスにおいて 、シリコーン・ゲルにより孔がふさがれ若しくは閉そくされる危険性なしに、前 述の周知された手当用品よりも小サイズの孔に対応して本発明の手当用品を構成 することが、それにより可能となる。

本発明に従って使用されるシリコーン・ゲルは軟質であり、傷やただれにではな く、乾燥した皮膚に接着する。他のいわゆる非接着性手当用品に比較して、この 極端に低い、または弱い、傷に対する接着性は、この種の手当用品に用いられる 他の高分子および金属材料とは別の形式の接着力を儀表面に形成する、極端に低 い表面張力および表面化学作用をシリコーン・ゲルが存する故に達成され、その ため、シリコーン・ゲルが儀表面に接着する強さは、これらの高分子および金属 材料のほとんど全てよりも弱い。シリコーン・ゲルはまた形状安定性であり、換 言すれば、正常に操作された場合、その当初の形状がそれによって保持される。

従ってシリコーン・ゲルは、手当用品か傷に接して位置する場合、または手当用 品が取り外される場合、若しくは防護被覆ストリップがゲル表面からはがされる 場合等に塑性変形を全く受けない。本発明の方法を実施する際に得られるゲル表 面もまた極めて円滑且つ平たんであり、それもまた、儀表面に対するゲル層の不 充分な接着に寄与する。他の形式のいわゆる非ゆ着性手当用品の大半は、巨視的 にも微視的にもわかるように、本発明の手当用品よりも広い利用可能な表面積を 有し、それが傷に対し、且つまた乾燥した傷の液に対して更に強力な接着性をも たらしている。

本発明の手当用品と共に用いられるシリコーン・ゲルが乾燥した皮膚に接着する 強さは、傷用の手当用品を確保すべく用いられる在来の自己接着テープと共に使 用される接着剤や、在来の自己接着性の傷用の手当用品と共に使用される接着剤 の接着強さよりも可成り低い。従って本発明の手当用品を取り除く際、接着性の シリコーン・ゲルにより皮膚が損傷や受傷することはない。この接着強さを測定 する一つの方法は、本発明の手当用品の幅２５■のストリップを乾燥した皮膚へ 粘着させ、ストリップの一方の端部に取り付けたおもりに、皮膚からそれに対し １６０°の角度で重力を以て手当用品を引かせることである。Ｉｍ／ｓの速度で 皮膚から手当用品を引き若しくははがすおもりは、この試験を用いて測定するこ とができる。この試験により測定される密着性は、充分な接着性および手当用品 可はく性をもたらすため、５ないし２００ｇの範囲内、望ましくは２０ないし６ ０ｇの範囲内、にあるべきである。

シリコーン・ゲルの硬さは、平たんな端部と９．　２ｍｍの直径とを有する丸鋼 棒が５１１ｍ１の深さまでゲルへ押し込まれるようにする方法により測定される 。この耐大の深さを達成するに必要な力は、プロセス中に測定される。本発明の 手当用品用に適したシリコーン・ゲルは、０．５ないしＩＯＮの範囲内にある硬 さを有する。最適の硬さの値は２Ｎである。

シリコーン・ゲルの透徹性は、円すい状試験体がシリコーン・ゲル内へ重力で沈 下するようにされる方法を用いて測定される。５秒の時間にわたって試験体が沈 下されるル数が透徹値を構成する。この試験では、ゾンマ・ラント・ルンゲ社（ Ｓｏｏｗｒ　＆　Ｒｕｎｇｅ　ＡＧ　）から得られ、ベトロチスト・ゾンマ・ラ ント・ルンゲ（Ｐｅｔｒｏｔｅｓｔ　Ｓｏｍｍｅｒ　＆　Ｒｕｎｇｅ）　１８− ０３６．　１と表示された。６２．５ｇの重量までガラス球で満たされた円すい が用いられている。本発明の手当用品用に適したシリコーン・ゲルには、５ない し２０ｍ＋ａの範囲内にある透徹性が備えられる。

最適透徹値は９ＩＩＩＪｌである。

シリコーン・ゲルの引張強さは、一方が一定速度で移動され得る２組のクランプ 間にゲル試験ストリップが垂直に締結されるようにする方法を用いて定められる 。ストリップは、それが破断し且つ最大破断力が記録される点まで伸張される。

本発明の手当用品との使用に適したシリコーン・ゲルは、厚さ３ｍｍのストリッ プの場合、ｌないし８Ｎ／１０■の範囲内、望ましくは４Ｎ／１０＋ｎｍ、の引 張強さを備える。

乾燥皮膚への接着に加えて、シリコーン・ゲルはまた他の乾燥表面に接着し、乾 燥皮膚へのゲルの接着の良い評価は、良く磨かれた鋼板へゲルが接着するだめの 力を測定することによって得ることができる。鋼表面に対するシリコーン・ゲル の接着性は、シリコーン・ゲルの試験ストリップが鋼板に付着さ札次いで、引き 出されたストリップの部分をそれに対し９０°の角度で保持して、ストリップが 板から引かれ若しくははがされるようにする方法により定められる。ストリップ を板から引き出し若しくははがすに必要な力は記録される。本発明の手当用品と の使用に適したシリコーン・ゲルには、この方法に従って測定された、０゜５な いしＩＯＮ１５０ｍの範囲内、望ましくは２Ｎ１５０ｉｕｍ、の接着力が備えら れる。

補正書の写しく翻訳文）提出書（特許法第１８４条の８）

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. １．傷用の手当用品を製造する方法において、硬化性シリコーン混合物（３）の コーティングを孔明きキャリヤー材料（２）の上面に塗布する段階、被覆された キャリヤー材料の下側に冷空気を吹き込む段階、およびシリコーン混合体に、そ れが硬化するまで熱を付加する段階を特徴とする方法。
2. ２．請求の範囲第１項に記載の方法において、被覆されたキャリヤー材料（２） へ冷空気を吹き込んだ後、そこへ、シリコーン混合体（３）が硬化するまで熱空 気を吹き込む段階を特徴とする方法。
3. ３．請求の範囲第２項に記載の方法において、シリコーン混合物（３）が完全に 硬化する前に前記の被覆されたキャリヤー材料の下側への熱空気の送出を遮断す る段階、および炉内での硬化プロセスを停止する段階を特徴とする方法。
4. ４．請求の範囲第１項から第３項の何れか一つの項に記載の方法において、貯蔵 リールからキャリヤー材料（２）を取り出し、ステーション（１，４）を通過し てその材料を送り、そこで材料の上面がシリコーン混合物（３）でコーティング され、同時に、前記材料の下側へ前記下側とほぼ垂直に冷空気の流れを送出し、 次いで、前記キャリヤー材料の下側へ熱空気を吹き込むべく機能する装置（５） を通過し、前記シリコーン混合物でコーティングされたキャリヤー材料を送る段 階を特徴とする方法。
5. ５．孔明きキャリヤー材料（２）および疎水性シリコーン・ゲル（３）の層を含 む傷用の手当用品を製造する装置において、硬化した際にシリコーン・ゲルを形 成する成分の混合物でキャリヤー材料の上面をコーティングする装置、キャリヤ ー材料の下側に冷空気を吹き込むべく機能し且つコーティング装置（１）と対向 して位置する空気吹込みユニット（４）、およびキャリヤー材料の上面に塗布さ れた成分混合物へ熱を送出する装置（５）を包含することを特徴とする装置。
6. ６．請求の範囲第５項に記載の装置において、熱空気送出装置が熱空気吹込みユ ニット（５）の形態を有することを特徴とする装置。
7. ７．孔明きキャリヤー材料（２）および、手当用品が損耗した場合、傷表面に接 して存在する疎水性シリコーン・ゲル（３）の層を含む傷用の手当用品において 、キャリヤー材料が空気および体液に対して不浸透性、または空気および体液に 対してのみわずかに浸透性であること、ならびにキャリヤー材料がその一方側に のみシリコーン・ゲルをコーティングされていることを特徴とする傷用の手当用 品。
8. ８．請求の範囲第７項に記載の傷用の手当用品において、キャリヤー材料（２） が、比較的に軟質のプラスチック皮膜で構成されていることを特徴とする傷用の 手当用品。
9. ９．請求の範田第８項に記載の傷用の手当用品において、プラスチック皮膜が微 孔性であることを特徴とする傷用の手当用品。
10. １０．請求の範囲第７項、第８項または第９項に記載の傷用の手当用品において 、キャリヤー材料（２）がシリコーン・プライマーでコーティングされることを 特徴とする傷用の手当用品。
11. １１．請求の範囲第７項、第８項、第９項および第１０項の何れか一つの項に記 載の傷用の手当用品において、キャリヤー材料が、プラスチック層および複数層 の繊維材料を包含する二重材料で構成されることを特徴とする傷用の手当材料。