JP2001179759A - 貼り合わせ成形体の成形方法並びに成形装置 - Google Patents

貼り合わせ成形体の成形方法並びに成形装置

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JP2001179759A
JP2001179759A JP36529399A JP36529399A JP2001179759A JP 2001179759 A JP2001179759 A JP 2001179759A JP 36529399 A JP36529399 A JP 36529399A JP 36529399 A JP36529399 A JP 36529399A JP 2001179759 A JP2001179759 A JP 2001179759A
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Fumihiko Saito
文彦 斎藤
Natsuki Koide
夏木 小出
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 裏面に接着剤をコーティング処理、あるいは
ラミネート処理した表皮材を加熱処理後、芯材表面に一
体化する貼り合わせ成形体の成形方法並びに成形装置で
あって、成形金型からの貼り合わせ成形体の脱型操作が
円滑に行なえ、かつ成形金型のメンテナンスも容易なも
のとする。 【解決手段】 成形金型31における芯材11の外形ラ
イン11aの外周に沿って水蒸気発生器40、その上面
にポーラス樹脂50、吸水性樹脂70等の多孔質体が上
乗せされ、芯材11表面に表皮材12を接着剤層15を
介して一体化する際、表皮材12の巻き込み代12aが
多孔質体の上面に位置し、巻き込み代12aに水を付着
させ、巻き込み代12aの接着機能を一時的に消失させ
ることにより、成形金型31からの脱型が簡単に行なえ
る。その後、加熱処理により接着力を復活させて巻き込
み処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、貼り合わせ成形
体の成形方法並びに成形装置に係り、特に、成形金型か
らの脱型操作が容易に行なえる貼り合わせ成形体の成形
方法並びに成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、自動車室内に内装される自動車用
ドアトリム1の構成は、図13,図14にそれぞれ正面
図、要部断面図を示すように、所望の曲面形状に成形さ
れ、保形性と車体パネルへの取付剛性を備えた芯材2の
表面に表皮材3が一体貼着されている。
【0003】この芯材2としては、表皮材3を真空成形
により貼着一体化する関係で、通気性を備えることが望
ましいことから、木質系繊維と熱可塑性樹脂繊維を混合
したものをマット状に積層形成した熱成形可能な木質系
繊維板が使用されており、加熱軟化処理した後、所要形
状にコールドプレス成形され、図示する曲面形状に成形
されており、芯材2を所望の曲面形状に成形した後、図
15に示すように、成形金型4上にこの芯材2をセット
し、表皮材3をその上側から矢印で示すようにセットす
る。
【0004】このとき、表皮材3は、TPO(サーモプ
ラスチックオレフィン)シート等のトップ層3aと、ポ
リプロピレンフォームからなる発泡層3bとの積層シー
ト材料が使用されており、芯材2と対向する面に接着剤
層3cがコーティング処理により形成されている。
【0005】そして、表皮材3を図示しないヒーター装
置により加熱軟化処理した後、図16に示すように、成
形金型4に真空吸引力を作用させて、芯材2の表面に表
皮材3を接着剤層3cを介して一体化している。
【0006】更に、芯材2の表面に表皮材3を真空成形
により一体貼着した後、貼り合わせ成形体であるドアト
リム1を成形金型4から脱型する際、表皮材3は芯材2
の裏面周縁に沿って巻き込み処理する巻き込み代5を設
定する関係で芯材2の外形よりも一回り大きめにカット
処理されており、表皮材3の裏面にコーティング処理さ
れている接着剤層3cが成形金型4の型面に接着するた
め、ドアトリム1を成形金型4から円滑に脱型できない
という不具合があり、その対策として図17に示すよう
に、表皮材3の巻き込み代5に対応する部分にテフロン
テープ等の離型性テープ6を貼付するか、あるいはシリ
コン樹脂等の離型剤がコーティング処理されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、成
形金型4を使用して芯材2の表面に表皮材3を一体貼着
する際、表皮材3の周縁部の巻き込み代5が金型4に付
着するのを防止するために、金型4の所定箇所にテフロ
ンテープ等の離型性テープ6を貼付するか、離型剤をコ
ーティング処理しているが、例えば、離型性テープ6を
貼付する場合には、耐久性がないため、頻繁に貼り替え
作業が必要となり、メンテナンスが非常に煩わしいもの
となり、生産性を低下させる大きな要因となっている。
【0008】また、離型剤をコーティング処理する方法
では、表皮材3の巻き込み代5の裏面に離型剤が付着し
て、接着機能を低下させ、次の工程で表皮材3周縁部の
巻き込み処理を施しても、表皮材3の剥離が多発して、
剥離不良の大きな要因となっている。
【0009】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、裏面に接着剤を塗布、あるいは
ラミネートした表皮材を芯材表面に貼り合わせ一体化す
る貼り合わせ成形体の成形方法並びに成形装置であっ
て、成形金型に離型性テープや離型剤を貼付、あるいは
コーティング処理するのに替えて、表皮材周縁の巻き込
み代に一時的に接着性を消失させることにより、金型の
メンテナンスを容易なものとし、生産性を高めることが
できる貼り合わせ成形体の成形方法並びに成形装置を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の請求項1に記載の発明は、所望の曲面形状に
成形された芯材の表面に、裏面に接着剤層を形成した表
皮材を圧着した後、表皮材周縁の巻き込み代を芯材裏面
に巻き込み処理してなる貼り合わせ成形体の成形方法に
おいて、成形金型により、表皮材を芯材表面に圧着する
際、表皮材の巻き込み代裏面に水分を付着させ、接着剤
層の接着機能を一時的に低下させて成形金型から貼り合
わせ成形体を脱型した後、表皮材の巻き込み代を加熱処
理して、再接着可能状態にして、芯材の裏面に沿って巻
き込み処理することを特徴とする。
【0011】次に、上記方法を実施する上で使用する成
形装置は、所望の曲面形状を備えた芯材の表面に、裏面
に接着剤層を形成してなる表皮材を貼着する成形装置で
あって、成形装置は、成形金型と、成形金型における製
品外形の外周部に沿って設けられる水蒸気発生器と、こ
の水蒸気発生器からの水蒸気を均一に表皮材の巻き込み
代裏面に付着させる多孔質体と、水蒸気発生器に接続さ
れる循環水供給系を備えたことを特徴とする。
【0012】ここで、成形金型の製品ラインの外形に沿
って設けられる水蒸気発生器は、循環水供給系から供給
される水を加熱して水蒸気を発生させるために内部にヒ
ーターを備えている。
【0013】更に、水蒸気発生器から発生する水蒸気を
表皮材の巻き込み代裏面全面に沿ってまんべんなく水分
を付着させるために、水蒸気発生器の上面に沿って多孔
質体が設けられており、この多孔質体としては、水蒸気
を通過させるポーラス樹脂や、水蒸気を内部にためて、
表面に水分を滲ませて水膜を形成する吸水性樹脂が使用
できる。
【0014】尚、循環水供給系の途中にヒーター等の加
熱装置を設け、水蒸気発生器に温水(水蒸気を発生し得
る程度に加熱された湯)を供給するようにしても良い。
【0015】そして、本発明によれば、成形金型に予め
曲面形状に成形された芯材をセットした後、裏面に接着
剤をコーティング処理された表皮材をその上側からセッ
トすれば、表皮材の周縁に設けられている巻き込み代
は、成形金型に設けられている水蒸気発生器に対して多
孔質体を介して位置することになり、表皮材巻き込み代
の接着剤層には均一に水分が付着する。従って、一時的
に接着機能が失われ、表皮材が成形金型に付着しないた
め、芯材表面に表皮材を一体貼着した後、成形金型から
貼り合わせ成形体を簡単に脱型操作することができる。
【0016】そして、脱型操作した貼り合わせ成形体の
周縁に位置する表皮材は、表皮材の巻き込み代に沿って
その裏面側から加熱処理して水分を蒸発させれば、接着
性が復活し、芯材の周縁裏面に沿って接着剤の巻き込み
代を折り返せば、強固に接着固定できる。
【0017】従って、成形金型にテフロンテープ等の離
型性テープを頻繁に貼り替えする必要がなく、表皮材の
巻き込み代に一時的に接着剤の接着機能を消失させるた
め、脱型作業も円滑に行なえる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動車用ドアトリ
ムの成形工程並びに成形装置に適用した実施形態につい
て、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】図1,図2は本発明方法により成形された
自動車用ドアトリムを示す正面図並びに部分断面図、図
3は芯材のプレス型を示す構成説明図、図4は本発明に
係る成形装置の構成を示す概要図、図5乃至図10は本
発明方法の一実施形態における各工程を示す説明図、図
11,図12は本発明に係る成形装置の第2実施形態を
示す構成説明図である。
【0020】まず、本発明方法により製作される貼り合
わせ成形体としての自動車用ドアトリム10は、図1,
図2に示すように、所望の曲面形状に成形され、保形性
とドアパネルへの取付剛性を備えた芯材11と、芯材1
1の表面に貼着され、良好な手触り感、外観意匠性を備
えた表皮材12とから大略構成されている。
【0021】更に詳しくは、芯材11としては、コスト
が廉価でかつ軽量であり、真空成形により表皮材12の
一体貼着が可能となることから、通気性を備えることが
好ましく、本実施形態では、PP樹脂繊維と木質系繊維
とを適宜割合で配合したものを混合して、加熱、加圧工
程を経てマット状に形成し、その後プレス加工により所
望厚みを備えた木質系繊維板を芯材11の素材として使
用している。
【0022】一方、表皮材12としては、TPO(サー
モプラスチックオレフィン)シート等のトップ層13の
裏面にポリプロピレンフォーム、ポリエチレンフォーム
等の発泡層14を裏打ちした積層シート材料が使用さ
れ、この表皮材12の発泡層14の裏面には、アクリル
系樹脂等の接着剤がコーティング処理され、接着剤層1
5が形成されている。尚、ポリエチレン等のホットメル
トシートが発泡層14の裏面にラミネートされていても
良い。
【0023】そして、芯材11の外形状よりも表皮材1
2の外形状は一回り大きめにトリムされており、表皮材
12の周縁の巻き込み代12aを芯材11の裏面に折り
返し、巻き込み処理して、自動車用ドアトリム10にお
ける周縁部の外観見栄えを高めている。
【0024】次に、芯材11の成形金型を図3、芯材1
1と表皮材12の貼り合わせに使用する成形装置を図4
を基に説明すると、芯材11の素材である木質系繊維板
Pを加熱軟化処理した後、型開き状態にあるコールドプ
レス成形用上下型20,21内にセットして、コールド
プレス成形用上下型20,21を型締めすることによ
り、適度の保形性を備え、かつ通気性を有する芯材11
を成形できる。
【0025】次に、図4を基に芯材11と表皮材12と
を貼り合わせする成形装置30の構成について説明する
と、成形装置30は、予め成形された芯材11の形状に
ほぼ合致する面形状を備えた成形金型31に所定ピッチ
間隔で真空吸引孔32が開設されており、成形金型31
内部の空気室33は配管34を経由して、真空ポンプ3
5に接続されている。
【0026】そして、成形金型31には、芯材11の外
形ライン11aより外側に沿って水蒸気発生器40と、
その上面にポーラス樹脂50が設けられており、この水
蒸気発生器40内にはヒーター41が内蔵され、この水
蒸気発生器40に循環水供給管42、供給ポンプ43と
からなる循環水供給系が接続され、循環水が供給、回収
される。尚、水蒸気発生器40から発生する水蒸気は、
ポーラス樹脂50を透過し、ポーラス樹脂50の上面に
水膜を形成する。
【0027】次いで、図5乃至図10に基づいて、自動
車用ドアトリム10の成形工程に沿って順次説明してい
く。
【0028】図5に示すように、芯材11の素材である
木質繊維板Pを図示しないヒーター装置により加熱軟化
処理した後、コールドプレス成形用上下型20,21内
にセットし、この上下型20,21を型締めすることに
より、所望の曲面形状に成形して芯材11を得る。
【0029】その後、図6に示すように、成形金型31
の型面上に前記工程で所要形状に成形した芯材11をセ
ットする。そして、その上側から加熱軟化処理した表皮
材12を位置決めするが、表皮材12の裏面にコーティ
ングされている接着剤層15は、活性化状態にある。
尚、表皮材12の周縁はクランプ装置60で保持されて
いる。
【0030】その後、クランプ装置60を下降操作する
か、あるいは成形金型31を上昇操作させることによ
り、芯材11と表皮材12を接合させる。このとき、図
7に示すように、成形金型31は、真空ポンプ35が駆
動して、真空吸引孔32から空気室33、配管34を通
じて真空吸引力が作用して、芯材11と表皮材12間に
エア溜まりが生じることなく、芯材11と表皮材12と
は密接状態で接着剤層15を介して一体貼着される。
【0031】そして、図8に示すように、芯材11の外
形ライン11aに沿ってその外側に位置する表皮材12
は、巻き込み代12aの機能をもち、この表皮材12の
巻き込み代12aは、ポーラス樹脂50の上面に位置す
るため、水蒸気発生器40から常時水蒸気aがポーラス
樹脂50側に向けて供給され、ポーラス樹脂50内を水
蒸気aが通過することにより、表皮材12の巻き込み代
12aの裏面には水膜bが形成され、まんべんなく水が
付着して、接着剤層15の接着力が一時的に消失するこ
とになる。
【0032】このように、芯材11の表面に表皮材12
を真空成形により一体化した後、このドアトリム10を
成形金型31から脱型する際、表皮材12の巻き込み代
12aは水分が付着して、接着効果が一時的に消失して
いるため、巻き込み代12aが成形金型31に接着する
ことがなく、円滑に脱型操作が行なわれる。
【0033】その後、図9に示すように、表皮材12の
巻き込み代12aにホットエアガン61等により温風を
吹き付け、巻き込み代12aに付着している水分を気化
させて再接着可能な状態にした後、図10に示すよう
に、巻き込み代12aを芯材11の周縁裏面に沿って巻
き込み処理すれば、図1,図2に示す自動車用ドアトリ
ム10が得られる。
【0034】従って、本発明方法によれば、表皮材12
の巻き込み代12aは、水蒸気発生器40並びにポーラ
ス樹脂50により水分が付着して接着力が一時消失し、
離型可能な構成となっているため、従来の離型性テープ
を頻繁に貼り替える必要がなく、かつ巻き込み代12a
に離型剤が付着することもなく、円滑な脱型操作が期待
でき、金型のメンテナンスが容易に行なえ、かつ生産性
を高めることができる。
【0035】次に、図11,図12は、本発明に係る成
形装置30の別実施形態を示すもので、上述したポーラ
ス樹脂50に替えて、吸水性樹脂70が使用されてい
る。
【0036】そして、図12に示すように、吸水性樹脂
70を使用すれば、水蒸気発生器40から発生する水蒸
気は吸水性樹脂70内に溜まり、飽和した水分が吸水性
樹脂70の表面に水膜bとなって形成されることによ
り、表皮材12の巻き込み代12a裏面にまんべんなく
水分を付着させ、接着力を一時消失させることができ、
第1実施形態同様、良好なメンテナンスが得られるとと
もに、生産性を高めることができるという同様の作用効
果を有する。尚、吸水性樹脂70を使用した場合には、
水蒸気aの飛散を抑えられるため、作業環境を向上させ
ることができ、設備の錆防止等に効果がある。
【0037】上述した実施形態は、真空吸引手段を備え
た成形装置30を使用して芯材11の表面に表皮材12
を一体化したものであるが、表皮材12の巻き込み代1
2aを芯材11裏面周縁に沿って巻き込むタイプのもの
であれば、真空成形に限定することなく、プレス成形に
適用することも可能であり、また、ドアトリム10以外
の用途にも適用可能であり、適用範囲が広いものであ
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る貼り合
わせ成形体の成形方法並びに成形装置によれば、表皮材
の巻き込み代裏面に水分を付着させることにより、巻き
込み代の接着力を一時的に消失させ、金型からの良好な
離型性を確保し、その後、加熱処理して巻き込み処理を
行なうというものであるから、従来のように成形金型に
離型性テープを頻繁に貼り替える必要がなく、金型のメ
ンテナンスに優れるとともに、成形金型から貼り合わせ
成形体の脱型操作が円滑に行なえ、生産性を高めること
ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法により製作した自動車用ドアトリム
を示す正面図である。
【図2】図1中II−II線断面図である。
【図3】図1に示す自動車用ドアトリムにおける芯材の
成形金型を示す構成説明図である。
【図4】図1に示すドアトリムにおける芯材と表皮材と
の一体化に使用する成形装置の構成を示す説明図であ
る。
【図5】図1,図2に示す自動車用ドアトリムにおける
芯材の成形工程を示す説明図である。
【図6】図1,図2に示す自動車用ドアトリムにおける
成形金型への芯材、表皮材のセット工程を示す断面図で
ある。
【図7】図1,図2に示す自動車用ドアトリムにおける
芯材と表皮材との一体化工程を示す説明図である。
【図8】図1,図2に示す自動車用ドアトリムにおける
表皮材の巻き込み代に水分を付着させる状態を示す説明
図である。
【図9】図1,図2に示す自動車用ドアトリムにおける
表皮材の巻き込み代の加熱工程を示す説明図である。
【図10】図1,図2に示す自動車用ドアトリムにおけ
る表皮材の巻き込み代の巻き込み処理工程を示す説明図
である。
【図11】本発明に係る貼り合わせ成形体の成形装置に
おける第2実施形態の構成を示す説明図である。
【図12】図11に示す成形装置における表皮材巻き込
み代に水分を付着させる状態を示す説明図である。
【図13】従来の自動車用ドアトリムを示す正面図であ
る。
【図14】図13中XIV −XIV 線断面図である。
【図15】従来のドアトリムにおける芯材と表皮材との
成形方法における表皮材のセット工程を示す説明図であ
る。
【図16】従来の自動車用ドアトリムにおける芯材と表
皮材との一体化工程を示す説明図である。
【図17】従来の自動車用ドアトリムにおける成形金型
からの脱型状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 11 芯材 12 表皮材 12a 巻き込み代 13 トップ層 14 発泡層 15 接着剤層 20 コールドプレス成形用上型 21 コールドプレス成形用下型 30 成形装置 31 成形金型 32 真空吸引孔 33 空気室 35 真空ポンプ 40 水蒸気発生器 41 ヒーター 42 循環水供給管 43 供給ポンプ 50 ポーラス樹脂 60 クランプ装置 61 ホットエアガン 70 吸水性樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F204 AA04 AA11 AB02 AD05 AD08 AG02 AG03 AG20 AG23 AH18 AH25 FA01 FA13 FB01 FB12 FB15 FF05 FF50 FG01 FG04 FG05 FH09 FH10 FH18 FN11 FN15 FW06 FW26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の曲面形状に成形された芯材(1
    1)の表面に、裏面に接着剤層(15)を形成した表皮
    材(12)を圧着した後、表皮材(12)周縁の巻き込
    み代(12a)を芯材(11)裏面に巻き込み処理して
    なる貼り合わせ成形体の成形方法において、 成形金型(31)により、表皮材(12)を芯材(1
    1)表面に圧着する際、表皮材(12)の巻き込み代
    (12a)裏面に水分を付着させ、接着剤層(15)の
    接着機能を一時的に低下させて成形金型(31)から貼
    り合わせ成形体(10)を脱型した後、表皮材(12)
    の巻き込み代(12a)を加熱処理して、再接着可能状
    態にして、芯材(11)の裏面に沿って巻き込み処理す
    ることを特徴とする貼り合わせ成形体の成形方法。
  2. 【請求項2】 所望の曲面形状を備えた芯材(11)の
    表面に、裏面に接着剤層(15)を形成してなる表皮材
    (12)を貼着する成形装置であって、 成形装置(30)は、成形金型(31)と、成形金型
    (31)における製品外形の外周部に沿って設けられる
    水蒸気発生器(40)と、この水蒸気発生器(40)か
    らの水蒸気を均一に表皮材(12)の巻き込み代(12
    a)裏面に付着させる多孔質体(50,70)と、水蒸
    気発生器(40)に接続される循環水供給系(43)を
    備えたことを特徴とする貼り合わせ成形体の成形装置。
  3. 【請求項3】 多孔質体は、水蒸気(a)が通過するポ
    ーラス樹脂(50)であることを特徴とする請求項2に
    記載の貼り合わせ成形体の成形装置。
  4. 【請求項4】 多孔質体は、水蒸気(a)を溜めおき、
    表面が湿潤化して表皮材(12)の巻き込み代(12
    a)裏面に水分を付着させる吸水性樹脂(70)である
    ことを特徴とする請求項2に記載の貼り合わせ成形体の
    成形装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003094473A (ja) * 2001-09-20 2003-04-03 Araco Corp 発泡部を備えるプレス成形体の製造方法
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