JPH01105709A - インサートにプラスチックフィルムシートを被覆するための方法 - Google Patents

インサートにプラスチックフィルムシートを被覆するための方法

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JPH01105709A
JPH01105709A JP63180467A JP18046788A JPH01105709A JP H01105709 A JPH01105709 A JP H01105709A JP 63180467 A JP63180467 A JP 63180467A JP 18046788 A JP18046788 A JP 18046788A JP H01105709 A JPH01105709 A JP H01105709A
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JP
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insert
adhesive
film sheet
film
foam
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Application number
JP63180467A
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English (en)
Inventor
Rhonda Robinson
ロンダ・ロビンソン
John A Gardner Jr
ジョン・エイ・ガードナー・ジュニア
John R Carter
ジョン・アール・カーター
Gunter Stadtler
ガンター・スタットラー
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Davidson Textron Inc
Original Assignee
Davidson Textron Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C51/00Shaping by thermoforming, i.e. shaping sheets or sheet like preforms after heating, e.g. shaping sheets in matched moulds or by deep-drawing; Apparatus therefor
    • B29C51/16Lining or labelling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 11上二五且公1 本発明は、複合フオーム製品を成形する方法に関し、特
に、発泡成形中インサートの穴を通してフオームが漏出
するのを防止するプラスチックフィルムシートを被覆し
たインサートを形成するための方法に関する。ここで、
「インサート」とは、複合フオーム製品の製造に使用さ
れるフオーム補強用挿入体、保持体又は補強部材のこと
をいう。
従 の ′、 び 日が ′ しようとする出題点複合
フオーム製品の成形中フオーム材の逃出を制御するため
のいろいろな提案が従来からなされている。例えば米国
特許第3,844,523号は、成形工程中上昇するフ
オームによって押除けられる空気を逃がすための通路を
提供する多孔質の剥離シートを有する金型を開示してい
る。又、米国特許第4,102,721号は、キャビネ
ットの壁にフオーム材を内張することによって断熱処理
をずるに当たりキャビネットの壁に穿設されている穴を
閉鎖するためにウェブストリップを使用することを開示
している。このウェブストリップは、キャビネットの壁
の穴を通してのフオームの逃出を防止するが、空気を逃
すためのガス抜き路を提供する。米国特許第4,130
,614号には、ガス抜き路を形成するとともに、発泡
金型キャビティからのフオームの逸出を防止するための
補強繊維入りスキン(外皮)をフオームと一体に形成す
るようにした発泡成形方法が開示されている。
しかしながら、従来技術の上記各提案は、いずれも、イ
ンサート(補強部材)を金型キャビティ内に挿入し、イ
ンサート上にフオームを形成するに当たり、インサート
の穴を通してフオームが逃出するのを防止するためにイ
ンサートにプラスチックフィルムのシートを被覆するこ
とを開示も、示唆もしていない。
米国特許第4,228,115号は、インサートとして
熱収縮性フィルムシートによって被覆された金属製イン
サートを用いて自動車のホーン(警笛)パッドを発泡成
形することを開示している。
このフィルムシートは、発泡成形中インサートの穴やス
ロットを通してフオームが逃出するのを防止するために
穴及びスロットを覆う。フィルムシートが熱収縮する際
に形成されるインサートとフィルムシートとの間の密閉
空間が、発泡成形中に生じる捕捉ガスを収容するための
空間を提供する。しかしながら、インサートをフィルム
シートで被覆するようになされた通常の自動車用計器パ
ネルにはそのような密閉空間は存在しない。
米国特許第4.477.504号は、発泡成形中フオー
ムの逸出を防止するためにプラスチックフィルムシート
で被覆した、計器パネルのためのインサートを開示して
いる。このフィルムシートは、インサートの一方の面に
接着剤層を塗布し、フィルムシートを周知の態様で真空
絞りしてインサートの接着剤塗布面に接合させることに
よって真空成形される。しかしながら、インサートの表
面の全面に塗布された接着剤は、フィルムシートがイン
サートの面に真空成形によって接合される際フィルムシ
ートとインサートの間に捕捉された空気の逃出を阻止す
る。そのために、フィルムシートフィルムシートに望ま
しくないしわが生じる。更に、フィルム成形工程中フィ
ルムシートがインサートの屈曲部分に棚つり状態(屈曲
部分を跨いで橋状に架は渡された状態)になった場合、
あるいは、フィルムシートがインサートの穴又は開放部
等の大きい不支持区域(フィルムシートを支持しない区
域)に不支持状態で架は渡され、インサートに対して垂
れ下がった場合、不都合が生じる。
このような真空成形法では、インサートとフィルムシー
トの間に接合されない部分が生じることがある。その場
合、フオームとインサートの複合体が、フィルムシート
で被覆したインサートの顧客(購入者)である装置製造
業者の離層試験基準に適合しない場合がある。
このような遮蔽フィルムシートの使用における従来の技
術水準を示すその他の文献としては、米国特許第3,4
06,229号及び第4.4070期857号がある。
前者は、フオームに対して化学的に適合性を有するフィ
ルムを使用することの必要性を論じており、後者は、発
泡成形中フオーム材が一体成形されるベルクロファスナ
−(マジックテープ)を覆うのを防止するためにフオー
ム遮蔽用フィルムシートを使用することを開示している
大抵の場合、複合フオーム製品である、例えば自動車の
計器パネルは、金型内で発泡反応せしめられたフオーム
材(単に、「フオーム」とも称する)に接合されたビニ
ルのスキン(外皮)を有している。そのようなスキンの
外観美を維持するためには、発泡成形中フオーム及び、
又はフオーム先駆体が金型から漏れないようにすること
が望ましい。フオームが漏出すると、スキンの裏側にフ
オームが抜は出た跡の空洞が生じるばかりでなく、イン
サート(複合フオーム製品の製造において用いられるフ
オーム補強用挿入体、保持体又は補強部材)の裏側から
切除しなければならない無駄なはみ出しフオーム(ばり
)が生じる。場合によっては、漏出したフオームの除去
を容易にするためにインサートに剥離剤を被覆しておか
ねばならない。はみ出しフオームの切除や剥離剤の被覆
のために要する追加の工程は、労力と材料費を無駄にす
る非生産的な工程である。従来の技術ではこの問題が解
決されていない。
日が ゛しよ とした。 点 び ・ 本発明は、上記の問題点を解決することを企図したもの
であり、その目的は、フオームに空洞部が存在せず、フ
オームと、補強パネル即ちインサートと、プラスチック
のフィルムシートが分離しないように均一に配設され互
いに接合された複合フオーム製品を製造するためにイン
サートにフオームを発泡成形することができるようにイ
ンサート上にプラスチックのフィルムシートを組みつけ
るための方法を提供することである。
本発明の他の目的は、穴を有するインサートとフオーム
から成る複合フオーム製品である自動車の計器パネルを
製造するのに使用するためのインサート上に、発泡成形
中フオームがインサートの各人を通って漏出するのを防
止する働きをするプラスチックのフィルムシートを成形
する従来の方法を改善することである。
本発明の更に他の目的は、複合フオーム製品を製造する
のに使用するための、穴を有するインサートに、発泡成
形中フオームがインサートの各人を通って漏出するのを
防止する働きをするプラスチックのフィルムシートを被
覆する方法であって、穴を閉鎖するためにフィルムシー
トを被覆すべきインサートの一部分に接着剤の分散パタ
ーンを塗布し、それによって、該フィルムシートをイン
サート上に垂れ掛けたときフィルムシートとインサート
の間に捕捉空気を逃出させるための谷部即ち通路が該分
散パターンの接着剤の各隆起部と隆起部の間に形成され
るようにし、前記フィルムシートをリバースドローによ
り凹状型内へ絞り、前記インサートを可変速度で該凹状
型内へ挿入することによって該インサートのすべての穴
を覆うようにプラスチックのフィルムシートをインサー
ト上に垂れ掛け、該フィルムシートの一方の面に圧力を
かけて該フィルムシートを前記接着剤の分散パターンに
緊密に圧接させるとともに、前記捕捉空気を接着剤の各
隆起部と隆起部の間から前記通路を通して逃出させ、フ
ィルムシートをインサートに均一に接合させることから
成る方法を提供することである。
、j 慨  ゛ るための   び 日の本発明の方法
においても、ポリベーパーで金型縁を覆うようにする従
来の方法と同様にフィルムシートを金型縁にオーバーラ
ツプさせる。即ち、インサートを金型内に挿入したとき
フィルムシートが金型縁を覆うようにしてインサートに
付着するようにする。本発明の方法によれば、フィルム
シートを絞ってインサートに圧着させる際フィルムシー
トとインサートの間に捕捉される空気(以下、単に「捕
捉空気」とも称する)を逃出させるように、インサート
に塗布する接着剤のパターンを特殊な形とすることを特
徴とする。即ち、本発明によれば、フィルムシートをイ
ンサートに接合するためにインサートに塗布する接着剤
を、インサートの面全体に均一に塗布するのではなく、
接着剤の塗布パターンをインサートの面全体に亙って点
在する分散パターンとすることである。接着剤の分散パ
ターンとは、点在した接着剤によって形成される隆起部
と、それらの隆起部の間に画定される谷部とから成るパ
ターンのことである。これらの谷部は、フィルムシート
をインサート上に垂れ掛けたときフィルムシートとイン
サートの間に捕捉される空気を逃出させるための逃し通
路の役割を果たし、捕捉空気を逃出させることができる
ので、フィルムシートをインサートに均一に接合するこ
とができる。
本発明の方法によれば、フィルムシートとインサートの
間に捕捉空気が存在することなく、フィルムシートとイ
ンサートが全面に亙って均一に接合されるので、フィル
ムシートとインサートの間の離層を防止するのみならず
、このフィルムシートで被覆されたインサートを複合フ
オーム製品の成形に使用したとき、フオーム材の漏出を
完全に防止することができる。
夫鳳旦 第1図は、1986年7月24日付けで出願された本出
願人の米国特願第889.016号に記載された型式の
自動車用計器パネル(複合フオーム製品)の製造に使用
するためのインサート即ち補強パネル10を示す。イン
サート10は、穴又は開口又は開放部12と、屈曲部分
14.16.18を有する。このような屈曲部分は、複
合フオーム製品で作られる自動車のコンソールやその他
の内装部品のためのインサート(フオームを補強するた
めの挿入体、保持体又は補強部材)に通常みられる。穴
12は、各種表示器、ラジオ、グローブホックス、及び
自動車の運転者が操作することのできるその他のアクセ
サリ−を受容し支持するためのものである。
穴12には弾発挿入式充填部材(弾発的に穴に挿入して
穴を詰めるための部材)20を挿入される。充填部材1
2は、インサート10全体を覆うプラスチックの遮蔽フ
ィルムシート22と協同して穴12を閉鎖する。このフ
ィルム被覆(フィルムシート22で被覆された)インサ
ート10を発泡成型金型内に装填し、その金型内に例え
ばウレタン等のフオーム先駆体を注入し、発泡反応させ
ることによってフオーム(使用材料がウレタンである場
合は、発泡した気泡状のウレタン即ちウレタンフオーム
)をフィルム被覆インサートに接合させることができる
先に述べたように、本発明は、複合フオーム製品の成形
に当りインサートに被覆するプラスチックの遮蔽フィル
ムシート(単に、「フィルムシート」又は「フィルム」
とも称する)を形成するための独特の工程を用いること
により、発泡成形中フオームが漏出するのを防止すると
ともに、使用中離層することのない接合された複合製品
の製造を可能にする。遮蔽フィルムシートは完成した複
合フオーム製品に保持されたままに残されるので、フィ
ルムシートの性能は、例えば計器パネルのための熱間及
び冷間反復使用試験、オーブン加熱による経時変化試験
、湿度試験、天日曝し試験及び層間接着性試験等を含む
性能基準に適合するものでなければならない。
本発明の方法によれば、上記試験基準のすべてを充足す
る最適のフィルム成形性、及びフィルム対インサート及
びフィルム対フオームの接着特性が得られる。
所望のフオーム風さ特性、並びに上記性能基準を達成す
るために、本発明の方法は、下記の4つの成形段階に留
意する。
1、インサートの準備 2、接着剤の塗布 3、フィルムシートの形成 4、ウレタンフオームの発泡成形 第2.3図に示されるように、インサートIOをインサ
ート準備部署へ送り、インサートを固定具30上に装填
し、インサートに 穴12等を穿設する。インサート1
0は、固定具30によって支持される周縁フランジ32
を有する。通常、固定具30は、反向屈曲部分(互いに
反対方向に屈曲した部分)34.34又はその他の屈曲
輪郭部分を有する。
次いで、インサート10を固定具30から外し、洗浄部
署35へ移送する。洗浄部署において空気噴射ガン36
をインサートの内側面38及び外側面39に対して相対
的に移動させインサートの両面を高速空気によって完全
に浄化する。
洗浄工程の後、インサート10を第4図に示される接着
剤吹付は部署40へ移送する。この接着剤吹付は部署は
、本発明の方法の上述した段階2を実施するためのもの
である。
接着剤の塗布は、圧着接着剤をインサート10の外側面
3日(後にフィルムシートを接着させる面、従ってフオ
ームを接合する側の面)に手動操作によって行うスプレ
ー塗布である。接着剤は、再現可能な接着剤の分散パタ
ーンが得られるように(各インサートに対してむらのな
い同じ分散パターンが得られるように)一定の温度に加
熱し、維持する。
接着剤のスプレー吹付は中インサートの外側面38は、
周囲温度に維持し、ブース内のスプレー吹付は用固定具
上に固定する。インサートの面上の、接着剤を必要とし
ない部分を遮蔽するためにマスク42を用いる。接着剤
を必要としない部分としては、内部配管部分や、穴及び
取付は面等のフオーム化粧裁ち部分(複合フオーム製品
の完成後フオームを化粧裁ちしなければならない部分)
がある。
接着剤のスプレーは、高圧噴射ガン44によって吹付け
る。接着剤は、その塗布厚を即座に見定めることができ
るようにインサートとは対照的な色を有する。通常、イ
ンサートは、接着剤と明白な対照をなす黒色とする。ガ
ン44へ接着剤を供給するための高圧供給装置45は、
インサートの面38に吹付ける接着剤の量を制御するた
めに噴射空気圧設定値及び接着剤送給流量設定値を変更
する手段(図示せず)を備えている二本発明によれば、
噴射空気圧は、接着剤がインサートの面38上に分散し
て吹付けられ、点在する接着剤の隆起部46とそれらの
隆起部の間に画定される谷部48とから成る接着剤の分
散パターンを形成するように設定する。これらの谷部4
8は、後述するようにプラスチックのフィルムシートを
インサート上に垂れ掛けたときフィルムシートとインサ
ート面38との間に捕捉される空気を逃出させるための
逃し通路を形成する。隆起部46と谷部48は、第4図
では実際の寸法よりは誇張して示されている。
インサートの面38上に逃し通路を設けることは、プラ
スチックのフィルムシート22が、フィルムシートの棚
つり現象(フィルムシートがインサートの屈曲部分を跨
いで橋状に架は渡される状態、あるいはフィルムシート
がインサートの穴又は開放部等の大きい不支持区域(フ
ィルムシートを支持しない区域)に不支持状態で架は渡
され、インサートに対して垂れ下がる状態)が生じ易い
大面積の平坦で浅い絞り雄型又は雌型に垂れ掛けられる
場合に特に有利である。なぜなら、逃し通路は、上述し
たように捕捉空気を逃がし、棚つり現象を防止するから
である。許容しつる接着剤の厚さは 3〜4ミル(0,
0762〜0.10110l6であり、接着剤の量は自
動車の計器パネル用のインサートの場合1個当り90g
である。
接着剤を分散パターンとして塗布した後、インサート1
0の大面積の不支持部分(フィルムシートを支持しない
部分)である穴又は開放部12に予め形成された弾発挿
入式充填部材20を弾発的に挿入する。充填部材20は
、以後のフィルム成形工程においてフィルムシートを支
持する裏当材の役割を果たすのでフィルムシートの破断
又は裂断を防止する。
次ぎに、インサート10をフィルム成形部署50へ移送
する。この移送に費やす時間は、接着剤スプレ一部署4
0で塗布された接着剤から揮発性溶媒を蒸発させるのに
十分な時間でなければならないが、接着剤が乾燥してし
まうか、あるいはその強度が低下してしまうほど長い時
間であってはならない。移送時間は、通常、3〜20分
の範囲とすることが好ましい。
フィルムシート22を成形するためのフィルム成形部署
50は、多数の圧力穴56を有するエポキシ積層材から
成る雄型加圧バック54を有する熱成形機52を備えて
いる。雄型加圧バック54の形状は、以後の発泡成形工
程において第1図のフィルムインサート組合せ体(フィ
ルムシートを被覆したインサート)を装填する鋳込金型
蓋の正確な複製である、即ち、鋳込金型蓋と合致する形
状である。フィルムシート22をインサートに圧接させ
て成形する際フィルムシートの過熱による粘着を防止す
るためにインサート10、特にインサートの、バック5
4からはみ出した周縁部分を冷却するための冷却管57
が設けられている。
バック54と静止圧力箱60との間に確実なシールを設
定するためにバック54は、鋳込金型蓋と同じ形状の部
分を越えて延長した水平ランド部分58を有する。バッ
ク54は、フィルムシートの絞り度を最少限にするアチ
チュードを有し、フィルムの棚つり現象を回避又は抑制
することによってフィルムの成形性を増大させる。
第7〜9図に示された圧力箱60は、フィルムシート2
2をバック54の頂面を横切るようにして圧力箱60の
下を通して送給する送り装置64(第6図)を有す・る
スプール62として示されたフィルム供給源と組合せて
用いられる。本発明の方法に使用されるフィルムは、例
えばデュポン社から「サーリン」という商標名で販売さ
れている4〜10ミル(0,1016〜2.54mm)
厚のイオノマーである。フィルムの厚さは、インサート
の形状及びフィルムの絞り条件に応じて変えられるが、
絞り工程中フィルムの破断を防止するのに十分な厚さで
なければならず、工場での取扱い中及び発泡成形中フィ
ルムの裂断を防止するのに十分な厚さでなければならな
い。又、フィルムの強度(厚さに依存する)は、発泡成
形においてフオームの漏れを生じないように、フィルム
成形中及び発泡成形中無傷のままに維持されるのに十分
な強さでなければならない。
図には1つのバック54だけしか示されていないが、通
常、フィルム成形部署50の熟成形機50には、2つの
インサートを同時に成形することができるように2つの
バックを並置して設置するのに十分な大きさのバック担
持プラテン66を設けることができる。インサート10
が装填されたならば、熱成形機が作動され、バック担持
プラテン66を圧力箱60内に設置された加熱器68の
帯域から後退させる。フィルム22はクランプ72によ
ってフレーム70内にクランプされて自動的に前進する
加熱器68は、それぞれれどく9つした複数個の石英ワ
イヤ型又はリボン型加熱素子74から成り、付勢される
と、所定長に切断されたフィルム22を加熱し、フィル
ムを第7図に実線76で示されるように垂れ下がらせる
。次いで、圧力箱60の下方入口開口部に真空源80か
ら真空作用を及ぼすことによってフィルム22を破線7
8で示されるように逆バブルとして圧力箱60内へ引上
げる。これによって、フィルム22とインサート10を
早期に接触させることなくバック54をフィルム22内
へ上昇させることを可能にする。
(フィルム22とインサート10を早期に接触させない
ことにより、次にバック54を更に上昇させたとき、接
着剤の隆起部46と谷部48(第5図)によって画定さ
れるインサートlO上の接着剤の分散パターンに対して
フィルム22を均一に垂れ掛けさせることを可能にする
。)それと同時に、加熱器68も、バック54と加熱器
との距離を一定に保つように参照番号81で示される破
線位置にまで圧力箱60内で上昇する。
次いで、バック54が更に上昇して加熱されたフィルム
22内へ突入し、インサート1o及びその接着剤パター
ンをフィルム22に対し2段階可変速運動によって圧接
させる。かくして、第8図に示されるように、バック5
4の水平ランド58が静止圧力箱60に装着された周縁
シール83に密封接触する。
バック54が圧力箱60に密封接触せしめられたならば
、圧力源85から圧力箱6o内へ高圧空気を導入するこ
とによって加圧サイクル(第8図)が開始される。この
高圧空気は、フィルム22を接着剤パターン全体に対し
て均一に圧接させる。これによって、加熱されたフィル
ム22を、それにしわや捩れを生じさせることなく、イ
ンサート10に対して平滑、均一に圧着接合させること
ができる。又、先に述べたように、本発明の方法によれ
ば、接着剤の分散パターンがフィルムとインサートの間
に捕捉される空気を逃出させる通路を形成し、インサー
トの穴又は開口12を閉鎖する充填部材20はフィルム
を支持してフィルムの垂れ下がりを防止するので、加熱
されたフィルム22は、インサート10の全面に亙って
均一に流動しインサートに圧着接合される。
次に、フィルム22を熱線等の切断手段によって化粧裁
ちする。加圧サイクルが終了すると、得られたフィルム
被覆インサート90を取り出すためにプラテン66が自
動的に操作者の方に向けて移動される。次いで、サイク
ルが繰り返される。
フィルムに圧力をかけることにより、フィルムの最適の
成形性とインサートへの最適の接着性が得られる。又、
インサートとフィルムは、加熱器68に対して固定関係
に保持されるので、フィルムがインサートの面全体に完
全に垂れ掛けられる前に早期冷却されることがない。更
に、インサートの上面にも熱を加えるので、加圧による
フィルムの成形を容易にする。
次に、インサート・フィルム組合せ体即ちフィルム被覆
インサート90を発泡成形ラインへ移送し、鋳込金型蓋
上に装填する。フィルム及びインサートの形状は、金型
蓋の周縁に最適のフオーム密封シールを形成するように
金型蓋の形状と整合する。フィルムの四隅及びインサー
トの四隅も、インサート・フィルム組合せ体を金型蓋と
協同する発泡成形用金型内に挿入したとき該金型の形状
に合致する形状に折畳まれるように予め賦形されている
。かくして、インサートに被覆されたフィルム22は、
発泡成形において使用され6フオーム材の量をインサー
トとポリビニル製の装飾用スキンとの間に間隙を満たす
のに必要とされる量に限定するので、フオーム材の使用
量を節約することができる。又、先に述べたように、フ
ィルムは発泡成形中フオームの漏出を防止するので、金
型蓋も、インサートの裏面もフオームの漏出により汚染
されることがなく、はみ出しフオームによって汚染され
た金型蓋及びインサートの裏面の洗浄に要する費用を節
約することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従ってフィルムシートを被せたイン
サートの透視図、第2〜9図は、本発明の方法の各工程
とその実施に使用される装置の概略図である。 10:インサート 12、な又は開口(開放部) 14.16.18:湾曲又は屈曲部分 20:弾発挿入式充填部材 22ニブラスチツクの遮蔽フィルムシート46:接着剤
の隆起部 48:谷部(逃し通路) 代理人の氏名  風 間 弘 志(″−図面の浄書(内
容jこ変更なし) 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)複合フォーム製品を製造するのに使用するための、
    穴を有するインサートに、発泡成形中フォームがインサ
    ートの各穴を通って漏出するのを防止する働きをするプ
    ラスチックのフィルムシートを被覆する方法であって、 穴を閉鎖するためにフィルムシートを被覆すべきインサ
    ートの一部分に接着剤の分散パターンを塗布し、それに
    よって、該フィルムシートをインサート上に垂れ掛けた
    ときフィルムシートとインサートの間に捕捉空気を逃出
    させるための通路が該分散パターンの接着剤の各隆起部
    と隆起部の間に形成されるようにし、 前記インサートのすべての穴を覆うためにプラスチック
    のフィルムシートをインサート上に垂れ掛け、 該フィルムシートの一方の面に圧力をかけて該フィルム
    シートを前記接着剤の分散パターンに緊密に圧接させる
    とともに、前記捕捉空気を接着剤の各隆起部と隆起部の
    間から前記通路を通して逃出させ、フィルムシートをイ
    ンサートに対して全面に亙って均一に流動させインサー
    トに接合させることから成る方法。 2)前記インサートを、アクセサリーを支持するための
    支持部を構成する屈曲部分を有する補強部材として予備
    成形することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 3)前記インサートを、該インサートに取付けるべきア
    クセサリーを受容するための開放部を有する補強部材と
    して予備成形し、 弾発挿入式充填部材を準備し、インサートの一部分に接
    着剤の分散パターンを塗布する前記工程の後に該充填部
    材をインサートの不支持部分である前記開放部に弾発的
    に嵌入することによって開放部を充填し、 前記インサートの充填部材で充填された前記開放部を覆
    い、前記接着剤の分散パターンを覆って前記プラスチッ
    クのフィルムシートをインサート上に垂れ掛け、それに
    よって、前記圧力をかける前に該フィルムシートがイン
    サートに対して全体的に平に位置づけされるようにする
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 4)前記インサートを、アクセサリーを支持するための
    支持部を構成する屈曲部分を有する補強部材として予備
    成形することを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の
    方法。 5)インサートとフォームから成る複合フォーム製品を
    製造するのに使用するための、穴を有するインサートに
    、発泡成形中フォームがインサートの各穴を通って漏出
    するのを防止する働きをするプラスチックのフィルムシ
    ートを被覆する方法であって、 穴を閉鎖するためにフィルムシートを被覆すべきインサ
    ートの一部分に接着剤の分散パターンを塗布し、それに
    よって、該フィルムシートをインサート上に垂れ掛けた
    ときフィルムシートとインサートの間に捕捉空気を逃出
    させるための通路が該分散パターンの接着剤の各隆起部
    と隆起部の間に形成されるようにし、 前記フィルムシートをリバースドローにより凹状型内へ
    絞り、前記インサートを可変速度で該凹状型内へ挿入す
    ることによって該インサートのすべての穴を覆うように
    プラスチックのフィルムシートをインサート上に垂れ掛
    け、 該フィルムシートの一方の面に圧力をかけて該フィルム
    シートを前記接着剤の分散パターンに緊密に圧接させる
    とともに、前記捕捉空気を接着剤の各隆起部と隆起部の
    間から前記通路を通して逃出させ、フィルムシートをイ
    ンサートに対して全面に亙って均一に流動させインサー
    トに接合させることから成る方法。 6)前記インサートを、アクセサリーを支持するための
    支持部を構成する屈曲部分を有する補強部材として予備
    成形することを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の
    方法。 7)前記インサートを、該インサートに取付けるべきア
    クセサリーを受容するための開放部を有する補強部材と
    して予備成形し、 弾発挿入式充填部材を準備し、インサートの一部分に接
    着剤の分散パターンを塗布する前記工程の後に該充填部
    材をインサートの不支持部分である前記開放部に弾発的
    に嵌入することによって開放部を充填し、 前記インサートの充填部材で充填された前記開放部を覆
    い、前記接着剤の分散パターンを覆って前記プラスチッ
    クのフィルムシートをインサート上に垂れ掛け、それに
    よって、前記圧力をかける前に該フィルムシートがイン
    サートに対して全体的に平に位置づけされるようにする
    ことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の方法。 8)前記インサートを、アクセサリーを支持するための
    支持部を構成する屈曲部分を有する補強部材として予備
    成形することを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の
    方法。
JP63180467A 1987-07-24 1988-07-21 インサートにプラスチックフィルムシートを被覆するための方法 Pending JPH01105709A (ja)

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