JP2003147293A - 粘着式シート及び該粘着式シートの製造方法 - Google Patents

粘着式シート及び該粘着式シートの製造方法

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JP2003147293A JP2001345532A JP2001345532A JP2003147293A JP 2003147293 A JP2003147293 A JP 2003147293A JP 2001345532 A JP2001345532 A JP 2001345532A JP 2001345532 A JP2001345532 A JP 2001345532A JP 2003147293 A JP2003147293 A JP 2003147293A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容易に且つ低コストで素人でも施工が容易で安
価な粘着式シート及び該粘着式シートの製造方法を提供
することを目的とする。 【解決手段】シート本体1に対し粘着剤22aを被着さ
せて粘着剤層2を形成した後、ダイス24より連続して
線状に押し出した溶融合成樹脂材を、移動中のシート本
体1の粘着剤層2表面に、連続して被着させる線状ラミ
ネート加工により粘着剤層2の表面に所望の間隔毎に平
行に配置された多数の隔離部材3,3…を、粘着剤層2
の表面より盛り上がった状態に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に建物の内装等
に用いられ、被貼着物に対し一定以上の押圧力で押圧す
ることにより被貼着物に貼着される粘着式シート及び該
粘着式シートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建物内壁の内装は、梁や柱等に
固定された内壁用パネルに、表面にエンボス加工やプリ
ント等の装飾が施された化粧シートを貼着して行われて
いる。
【0003】シートには、例えば、裏面に予め粘着剤を
塗布して粘着剤層を設け、その粘着剤層を粘着性を損な
わないで剥離可能な剥離保護紙で被覆したものが製品化
されているが、これらを素人が貼るのは困難で、専門技
術を有する職人が施工するのが主流となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来の技術では、シートの粘着剤層がシート裏面全体に
平に被着されているため、パネルに一度貼り付いてしま
うと、剥がすのが困難で、貼り付け位置がずれていたり
すると修正することが難しく、また、剥がれたとしても
粘着剤がパネル面にこびりついて残ってしまい、再度そ
のシートを貼り付けることができなくなってしまう。更
に、貼付の際にシートとパネルとの間に気泡が生じやす
く、この気泡を取り除くことは困難であった。
【0005】従って、壁面を美麗に仕上げようとすれ
ば、シートを貼着する作業は、素人では難しく、もっぱ
ら作業は高度な専門技術を有する職人に頼らなければな
らず、施工費用が高額になってしまうという問題があっ
た。
【0006】本発明は、このような従来の技術の状況を
鑑み、素人でも美麗且つ容易に施工することができ、安
価な粘着式シート及びその粘着式シートの製造方法の提
供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本発明に係る粘着
式シートの特徴は、シート本体と、シート本体に重ねて
被着された粘着剤層と、該粘着剤層の表面より盛り上が
った状態に形成され、所望の間隔毎に平行に配置された
多数の隔離部材とを備えたことにある。
【0008】尚、シート本体は、粘着剤層との間に該粘
着剤を遮断する遮断層を備えることが好ましく、シート
本体に、弾性を有するとともに粘着剤が含浸可能な弾性
材層を重ね合わせ、該弾性材層に粘着剤を含浸させるこ
とにより粘着剤層を形成するようにすることが好まし
い。
【0009】また、本発明に係る粘着式シートの製造方
法の特徴は、シート本体に対し粘着剤を被着させて粘着
剤層を形成した後、ダイスより連続して線状に押し出し
た溶融合成樹脂材を、移動中の前記シート本体の粘着剤
層表面に連続して被着させる線状ラミネート加工によ
り、該粘着剤層の表面に、所望の間隔毎に平行に配置さ
れた多数の隔離部材を、該粘着剤層の表面より盛り上が
った状態に形成することにある。
【0010】尚、シート本体に粘着剤を遮断する遮断層
を設けることが好ましく、シート本体に弾性を有すると
ともに粘着剤が含浸可能な弾性材層を重ねて設け、該弾
性材層に該粘着剤を含浸させることにより粘着剤層を形
成することが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る粘着式シート
の実施の形態を図1〜図3について説明する。
【0012】図1は粘着式シートの一例の概略を示し、
図中符号Aは粘着式シートである。
【0013】粘着式シートAは、シート本体1と、粘着
剤が含浸された弾性材層2と、弾性材層の表面より盛り
上がった状態に所望間隔毎に平行に配置された多数の隔
離部材3,3…とを備えて構成されている。また、弾性
材層2の表面には、隔離部材3,3…を介在して保護用
剥離紙4が重ね合わされている。
【0014】シート本体1は、ポリエチレン等のポリオ
レフィン系樹脂やPET系樹脂によりシート状に成形さ
れる。また、その表面にエンボス加工を施したり、プリ
ントしたりして装飾がなされている。一方、シート本体
1の裏面には、遮断層5がポリオレフィン系樹脂又はP
ET系樹脂によりフィルム状に形成されている。この遮
断層5は、シート本体1と粘着剤が含浸された弾性層2
との間にあって、相互間の空気、水、粘着剤等の行き来
を遮断するようになっている。
【0015】弾性材層2は、ポリオレフィン系樹脂から
なる不織布又は発泡ポリエチレン等により構成され、弾
性を有するとともに粘着剤が含浸できるようになってい
る。尚、弾性材層2は、該粘着剤を含浸させることによ
り粘着剤層としても機能するようになっている。
【0016】隔離部材3は、幅が0.5mm〜3mm程
度と極細の線状に、粘着剤を含浸させた弾性材層2の表
面より0.1mm〜0.5mm程度盛り上がった状態に
形成される。また、相互に隣り合う隔離部材3,3は、
所望の間隔(2mm〜20mm)毎に平行に配置されて
いる。
【0017】このように構成することにより、この粘着
式シートAは、隔離部材3,3…が粘着剤を含浸させた
弾性材層2表面より盛り上がった状態となっているた
め、図2に示すように、粘着剤を含浸させた弾性材層2
と被貼着物6との間に隙間7が形成される。従って、使
用するに当たって保護用剥離紙4を剥がし、壁や板等の
被貼着物に貼り付ける際に、被貼着物6に対し一定の押
圧力で押し付けない限り粘着剤を含浸させた弾性材層2
の表面が被貼着物6に当接せず、粘着剤は十分な粘着力
を発揮しない。一方、被貼着物6に対して一定以上の押
圧力により粘着式シートAを押し付けると、図3に示す
ように、隔離部材3,3…が弾性材層2を押して変形さ
せ、弾性材層2の中に沈み込む。そのため粘着剤を含浸
させた弾性材層2と被貼着物6との間に介在する隙間7
がなくなり、弾性材層2に含浸された粘着剤が被貼着物
6の接合面に当接し、粘着式シートAが被貼着物6に対
し十分な粘着力を発揮して貼着される。
【0018】次に、上述した粘着式シートの製造方法に
ついて説明する。
【0019】図4は粘着式シートの製造装置の概略を示
し、該製造装置は、遮断層成形機10、粘着剤被着機1
1、及び線状ラミネート加工機12が連続した一つのラ
インとして構成されている。尚、シートはローラ等から
なる移動手段により順次移動されるようになっている。
【0020】遮断層成形機10は、溶融した合成樹脂材
を押し出す押出機13と、押出機13に取り付けられた
遮断層成形用ダイス14と、所望の圧力によりシートを
加圧するプレス手段15とを備えて構成されている。
【0021】遮断層成形用ダイス14は、押出機13の
先端部に取り付けられている。この遮断層成形用ダイス
14には、下面に連続したスリット状に形成された樹脂
吐出孔16を備えている。この樹脂吐出孔16より移動
中のシートに連続して溶融した合成樹脂材を流下させる
ことによりシート全面にラミネート加工を施すようにな
っている。尚、合成樹脂材が溶融した状態で弾性材層2
を重ね合わせることにより弾性材層2をシート本体1に
貼り合わせることができる。
【0022】プレス手段15は、相互に近接した一対の
ローラ(冷却ロール17、プレスロール18)を備えて
構成され、この冷却ロール17とプレスロール18との
間を通過させることにより通過させるシートに対し圧力
を加えるようになっている。
【0023】粘着剤被着機11は、シート本体1或いは
弾性材層2に対し粘着剤を被着させる被着手段19と、
粘着剤が被着されたシート本体を加熱養生させる乾燥炉
20とを備えて構成されている。
【0024】被着手段19は、例えば、図6に示す粘着
コータと呼ばれる自動塗布機により構成されている。粘
着コータは送りローラ21と、粘着剤用受け皿22とを
備えて構成されている。
【0025】粘着剤用受け皿22は、送りローラ21と
の間の距離を調整できるようになっている。図において
は、弾性材層2の表面が粘着剤用受け皿22内の粘着剤
22aの表面に浸る程度の位置に調整され、シートを送
りローラ21により送り出し、粘着剤22aの入った粘
着剤用受け皿22を通過させることにより、粘着剤22
aが弾性材層2に被着されるとともに含浸されるように
なっている。
【0026】尚、被着手段19は、上述した粘着コータ
により構成したものの他、転写法を利用したものであっ
てもよい。このような転写法を利用した被着手段は、粘
着剤の粘着性を損なわずに剥離可能な剥離紙に予め粘着
剤を塗布して粘着剤転写用シートを形成しておき、転写
法を利用して粘着剤転写用シートより粘着剤を弾性材層
に転写さえるとともに含浸させるようになっている。
【0027】線状ラミネート加工機12は、溶融した合
成樹脂材を押し出す押出機23と、押出機23に取り付
けられた線状ラミネート加工用ダイス24と、所望の圧
力でシートを加圧するプレス手段25とを備えて構成さ
れている。
【0028】線状ラミネート加工用ダイス24は、押出
機23の先端に取り付けられている。この線状ラミネー
ト加工用ダイス24には、図7に示すように、下面にラ
ミネート樹脂が吐出される吐出孔26,26…が所望の
間隔を隔てて多数形成されている。この吐出孔26,2
6…よりシートに溶融した合成樹脂材を線状に連続して
押し出すようになっている。このように線状ラミネート
加工用ダイス24より溶融した合成樹脂材を連続して線
状に押し出し、弾性材層(粘着剤層)2の表面に被着さ
せ、所望間隔毎に平行に配置された線状ラミネート加工
を施すことができるようになっている。尚、この線状ラ
ミネート加工用ダイス24は、下面に連続したスリット
状の吐出孔を有する成形ダイス本体に、下面に所望の間
隔を隔てて形成された吐出孔を備える成形アダプタを取
り付けて線状ラミネート加工を行えるようにしたもので
あってもよい。
【0029】プレス手段25は、相互に近接した一対の
ローラ(冷却ロール27,プレスロール28)を備えて
構成され、この冷却ロール27、プレスロール28との
間を通過させることにより通過するシートに対し圧力を
加えるようになっている。
【0030】上記の装置を用いた本発明に係る粘着式シ
ートの製造方法について説明する。
【0031】まず、図5に示すように、シート本体1を
遮断層成形機10に送るとともに、シート本体1とは反
対側から弾性材層(不織布、発泡ポリエチレン等)2を
送り込み、シート本体1に遮断層成形用ダイス14より
ポリエチレン樹脂等からなるラミネート用の合成樹脂材
を流下させた直後に、シート本体1、合成樹脂材及び弾
性材層2を重ね合わせる。次に、該重ね合わせたものを
順次プレス手段15に送り加圧すると共に、ラミネート
樹脂を冷却固化させることによって、シート本体1と弾
性材層2との間にフィルム状の遮断層5を形成し、同時
に、シート本体1、遮断層5、弾性材層2を一体的に貼
り合わせる。
【0032】次に弾性材層2が貼り合わされたシート本
体1を粘着剤被着機11に送り、被着手段19により粘
着剤を弾性材層2に被着、含浸させる。被着手段19と
して粘着コータを使用した場合には、図6に示すよう
に、弾性層2を一体的に有するシート本体1を送りロー
ラ21により送り出し、粘着剤用受け皿22を通過させ
る。こうすることにより、粘着剤22aは弾性材層2に
被着されるとともに含浸され、シート本体1に遮断層5
を介して、粘着剤が含浸された弾性材層2が形成される
ようになっている。
【0033】尚、被着手段19として転写法を利用した
ものを用いる場合には、粘着剤転写用シートを弾性材層
の表面に貼り合わせ、それを加圧或いは加熱することに
より、転写が促進され弾性材層に粘着剤を転写させると
ともに含浸させるようになっている。
【0034】次に、弾性材層2に粘着剤が含浸させるこ
とにより粘着剤が被着されたシート本体1を乾燥路20
へ送り、所定の温度で加熱して粘着剤を養生させる。
【0035】そして、粘着剤が養生された後、シート本
体1は、線状ラミネート加工機12に送られ、図7に示
すように、線状ラミネート加工を以下の手順により施
す。粘着剤が含浸された弾性材層2の表面に線状ラミネ
ート加工用ダイス24より溶融したポリエチレン樹脂か
らなるラミネート用の合成樹脂材を移動中のシート本体
1に対し線状に連続して押し出し、粘着剤を含浸させた
弾性材層2の表面に連続して合成樹脂材を被着させる。
次に、この状態でシート本体を冷却ロール27とプレス
ロール28とからなるプレス手段25に通して加圧する
とともに、合成樹脂材を冷却固化させる。こうすること
により粘着剤を含浸させた弾性材層2の表面に所望間隔
(2mm〜20mm)毎に平行に配置された隔離部材
3,3…が粘着剤が含浸された弾性材層2の表面より盛
り上がった状態に形成される。
【0036】こうして、粘着式シートAが形成され、こ
の粘着式シートの粘着剤を含浸させた弾性材層2の表面
に隔離部材3,3…を介在させて保護剥離紙4を重ね合
わせた後、ロール等に巻き取り作業が終了する。
【0037】尚、上述の実施例では、不織布等からなる
弾性材層を備えた例について説明したが、図8に示す粘
着式シートBのように、シート本体1の裏面に粘着剤を
直接被着させて粘着剤層30を設けるようにしてもよ
い。この場合、粘着剤層30の表面に直接、多数の隔離
部材3,3…が平行配置に形成される。
【0038】このような粘着式シートBの製造は、図9
に示すように、遮断層成形機10を使用して、移動中の
シート本体1の裏面に遮断層成形用ダイス14より溶融
したポリエチレン樹脂からなるラミネート用の合成樹脂
材を連続して押し出し、シート本体1の裏面全面に合成
樹脂材によりラミネート加工を施す。そして、シート本
体1を、合成樹脂材が重ね合わされた状態でプレス手段
15に通し、一定圧力のもと加圧すると共にラミネート
樹脂を冷却固化させてシート本体1裏面に遮断層5を形
成する。
【0039】また、粘着剤被着機11において粘着剤を
被着させる際、図10に示すように、被着手段19とし
て、粘着コータを使用する場合には、送りローラ21
と、粘着剤用受け皿22との間の距離を、粘着剤用受け
皿22内の粘着剤22aの表面がシート本体1(遮断層
5)の表面に当接する程度の距離に合わせることによ
り、シート本体1の裏面に粘着剤層30を形成する。
【0040】そして、図7に示す上記実施例と同様に、
粘着剤層30の表面に線状ラミネート加工を施して隔離
部材3,3…を形成し、粘着式シートBが形成される。
【0041】また、シート本体31自体が粘着剤を遮断
するフィルム等であるような場合には、遮断層成形機1
0による遮断層成形工程を省略することができる。これ
によって形成された粘着式シートCは、図11に示すよ
うに、シート本体31の裏面に直接粘着剤層30が形成
され、該粘着剤層30の表面に多数の隔離部材3,3…
が平行配置に形成される。
【0042】尚、上述の実施例では、シート本体1に遮
断層5及び弾性材層2を重ね合わせる工程、弾性材層2
に粘着剤を被着させる工程、線状ラミネート加工により
隔離部材3,3…を形成する工程を一つのラインにより
連続して行う例について説明したが、各工程をそれぞれ
分離された装置によって行っても良い。また、予めシー
ト本体に粘着剤層が積層された状態で販売されている汎
用品の粘着剤層の表面に連続して線状に合成樹脂を押し
出して、隔離部材を粘着剤層表面に所望間隔毎に平行配
置に形成させるようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る粘着式シー
トは、シート本体と、シート本体に重ねて被着された粘
着剤層と、該粘着剤層の表面より盛り上がった状態に形
成され、所望の間隔毎に平行に配置された多数の隔離部
材とを備えたことにより、シートを被貼着物に対して貼
り付けた際、一定以上の押圧力で押し付けない限り、シ
ートは十分な粘着力を発揮せず、仮接着をした状態で位
置決めや貼り付けの際に生じた気泡を取り除く作業を行
うことができ、素人でも美麗且つ簡単にシートを壁等の
被貼着物にはりつけることができる。
【0044】また、シート本体は、粘着剤層との間に該
粘着剤を遮断する遮断層を備えたことにより、シート本
体の表面に粘着剤が滲みでるようなことがない。
【0045】また、シート本体に、弾性を有するととも
に粘着剤が含浸可能な弾性材層を重ね合わせ、該弾性材
層に粘着剤を含浸させることにより粘着剤層を形成する
ようにしたことにより、シートを押圧した際に隔離部材
が弾性材層の中に沈み込むので、隔離部材の形状がシー
ト本体の表面に露出することがなく、また、被貼着物や
粘着剤の不陸の影響を受けにくく、美麗に仕上げること
ができる。
【0046】また、本発明に係る粘着式シートの製造方
法は、シート本体に対し粘着剤を被着させて粘着剤層を
形成した後、ダイスより連続して線状に押し出した溶融
合成樹脂材を、移動中の前記シート本体の粘着剤層表面
に連続して被着させる線状ラミネート加工により、該粘
着剤層の表面に、所望の間隔毎に平行に配置された多数
の隔離部材を、該粘着剤層の表面より盛り上がった状態
に形成することにより、シートを被貼着物に対して貼り
付けた際、一定以上の押圧力で押し付けない限り、シー
トは十分な粘着力を発揮せず、仮接着をした状態で位置
決めや貼り付けの際に生じた気泡を取り除く作業を行う
ことができ、素人でも美麗且つ簡単に壁等の被貼着物に
貼り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粘着式シートの一例を示す断面図
である。
【図2】同上の粘着式シートの仮貼着状態を示す断面図
である。
【図3】同上の粘着式シートの貼着状態を示す断面図で
ある。
【図4】本発明に係る粘着式シートの製造方法に用いる
製造装置の概略を示す側面図である。
【図5】遮断層及び弾性材層の重ね合わせ工程を示す断
面図である。
【図6】同上の粘着剤の含浸状態を示す断面図である。
【図7】同上の線状ラミネート加工の状態を示す斜視図
である。
【図8】本発明に係る粘着式シートの他の一例を示す断
面図である。
【図9】同上の粘着式シートの遮断層成形工程の状態を
示す断面図である。
【図10】同上の粘着剤被着工程の状態を示す断面図で
ある。
【図11】本発明に係る粘着式シートの更に他の一例を
示す断面図である。
【符号の説明】
A、B、C 粘着式シート 1 シート本体 2 弾性材層 3 隔離部材 4 保護用剥離紙 5 遮断層 6 被貼着物 7 隙間 10 遮断層成形機 11 粘着剤被着機 12 線状ラミネート加工機 13 押出機 14 遮断層成形用ダイス 15 プレス手段 16 樹脂吐出孔 17 冷却ロール 18 プレスロール 19 被着手段 20 乾燥炉 21 送りローラ 22 粘着剤用受け皿 22a 粘着剤 23 押出機 24 線状ラミネート加工用ダイス 25 プレス手段 26 吐出孔 27 冷却ロール 28 プレスロール 30 粘着剤層 31 シート本体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート本体と、シート本体に重ねて被着さ
    れた粘着剤層と、該粘着剤層の表面より盛り上がった状
    態に形成され、所望の間隔毎に平行に配置された多数の
    隔離部材とを備えたことを特徴としてなる粘着式シー
    ト。
  2. 【請求項2】シート本体は、粘着剤層との間に該粘着剤
    を遮断する遮断層を備えた請求項1に記載の粘着式シー
    ト。
  3. 【請求項3】シート本体に、弾性を有するとともに粘着
    剤が含浸可能な弾性材層を重ね合わせ、該弾性材層に粘
    着剤を含浸させることにより粘着剤層を形成するように
    した請求項1又は2に記載の粘着式シート。
  4. 【請求項4】シート本体に対し粘着剤を被着させて粘着
    剤層を形成した後、ダイスより連続して線状に押し出し
    た溶融合成樹脂材を、移動中の前記シート本体の粘着剤
    層表面に連続して被着させる線状ラミネート加工によ
    り、該粘着剤層の表面に、所望の間隔毎に平行に配置さ
    れた多数の隔離部材を、該粘着剤層の表面より盛り上が
    った状態に形成することを特徴としてなる粘着式シート
    の製造方法。
  5. 【請求項5】シート本体に粘着剤を遮断する遮断層を設
    ける請求項4に記載の粘着式シートの製造方法。
  6. 【請求項6】シート本体に弾性を有するとともに粘着剤
    が含浸可能な弾性材層を重ねて設け、該弾性材層に該粘
    着剤を含浸させることにより粘着剤層を形成する請求項
    4又は5に記載の粘着式シートの製造方法。
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