JPH0750304Y2 - 走り装置 - Google Patents

走り装置

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JPH0750304Y2
JPH0750304Y2 JP1988123198U JP12319888U JPH0750304Y2 JP H0750304 Y2 JPH0750304 Y2 JP H0750304Y2 JP 1988123198 U JP1988123198 U JP 1988123198U JP 12319888 U JP12319888 U JP 12319888U JP H0750304 Y2 JPH0750304 Y2 JP H0750304Y2
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JP
Japan
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fender
leaf spring
axle
wheel
chassis
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JP1988123198U
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English (en)
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JPH0243778U (ja
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隆太郎 内川
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、伸縮車軸の端部に固着した板ばねを介して
この伸縮車軸の端に取付けた車輪にばね上荷重である車
体重量を伝達させる構造の走り装置に関し、特に車両運
搬車の走り装置に適用して最適なものである。
〔考案の概要〕
この考案は、伸縮車軸の端部に固着された板ばねを介し
てこの伸縮車軸の端に取付けた車輪に車体重量を伝達さ
せる構造の走り装置において、上記車輪を常に被わせる
ためのフェンダを車体の車台に移動自在に支持させるこ
とにより、上記伸縮車軸の伸縮操作を簡単化すると共
に、フェンダおよびフェンダ支持機構の損傷を防ぐよう
にしたものである。
〔従来の技術〕
たとえば特公昭59-2651号公報に示されているように、
伸縮車軸を使用しない車両運搬車では、車輪を被わせる
フェンダは車台に取付けられている。
しかし広幅な車両を下段デッキに搭載可能とするため、
後部輪軸に伸縮車軸を使用した車両運搬者の場合には、
フェンダを車輪と同様に移動させる必要が生じる。
そこでフェンダの移動機構が導入されるが、仮りに上記
フェンダが、この移動機構によって上記車輪とは別個に
移動される構造であるとすると、操作の手間が増え、ま
た上記フェンダを走行時の位置に戻す際に、ロックの掛
け忘れなどを惹き起す安全上の問題も懸念される。
かくしてこの課題の解決のために、上記車輪に直接フェ
ンダを取付ける構造が一応考えられるが、このように構
成すると、従来に較べてフェンダには数倍大きい振動荷
重が掛ることになり、従来と構造が同じであれば容易に
破損を起すことになる。
そこで本願出願人は、板ばねを介して車体重量を支持す
る構造の走り装置において、伸縮車軸の端部に固着され
かつこの端部の端に取付けられた車輪と共に移動が自在
な上記板ばねの両端に、上記車輪を被わせるフェンダの
両端をそれぞれ取付けかつ支持させるようにした走り装
置を先に提案した(実願昭62-16162号)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら上記走り装置の場合には、フェンダを板ば
ねに取付ける部分の幅を、板ばねの幅以上に大きくする
ことができない。このためこの取付け部分に摩耗やガタ
が生じ易く、したがってフェンダ上端部には、大きな横
揺れを生じるという不都合があった。
本考案は上述の点に鑑み、フェンダの移動にたとえ車輪
と共に移動する機構を採用しても、上記摩耗やガタの生
じるおそれがない走り装置を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、伸縮車軸の端部に固着した板ばねを介し、こ
の伸縮車軸の端に取り付けた車輪にばね上荷重である車
体重量を伝達させる構造の走り装置において、車輪の車
体中心寄り側方に配したフェンダ枠に固着され、車輪の
形状に沿って展設されたフェンダと、上記フェンダ枠の
両端にそれぞれ突設されて車軸と平行に延設された所定
長さの棒状被案内体と、車体の車台に設けられると共
に、移動可能に挿嵌された上記棒状被案内体を介して上
記フェンダを支持する所定長さの棒状案内体と、上記車
台に設けられて上記板ばねの前後端をそれぞれ支持し、
上記伸縮車軸の伸縮によるこの板ばねの移動を妨げない
ために少なくともその左右方向長さが車軸の伸縮長さに
略等しいばね受と、上記板ばねをその幅方向にかつ嵌脱
が自在に挟む突起を備えた係合部および、この係合部を
支持するアームから成るブラケットと、上記フェンダ枠
に設けられた取付板に上記ブラケットのアームを締結さ
せる締結手段とで走り装置を構成した。
なお、上記締結手段は上記取付板およびアームにそれぞ
れ設けられたボルト穴と、このボルト穴に挿入されかつ
ナットで緊締されるボルトとから成るのが良い。
〔作用〕
したがって車台に支持されたフェンダには、板ばねで緩
和された振動しか掛からない。このため上記フェンダの
取付部分には摩耗やガタが発生しない。またフェンダ
は、板ばねの変位に伴って変位するため、上記車輪は上
記フェンダで常に被わせることができる。
〔実施例〕
以下本考案を車両運搬車の走り装置に適用した実施例に
つき、第1A図〜第4図を参照しながら説明する。
第1A図および第1B図は、上記車両運搬車の後部輪軸1を
示す平面図であるが、この輪軸1は、伸縮車軸1bを伸縮
させることにより、輪距を変えることができる。
すなわち伸縮車軸1bは、中央に位置する中空円筒状のガ
イド軸2と、このガイド軸2の両端に一端をそれぞれ嵌
合されて、このガイド軸2に案内されながら軸方向に移
動が自在な左右1対の可動軸3とから成る。なお伸縮車
軸1bの両端、換言すれば可動軸3の他端には、それぞれ
左右の車輪4が取付けられている。また図の符号5は、
可動軸3を駆動するためのシリンダ装置である。
ところで1対の可動軸3の車輪4寄りには、それぞれ板
ばね8がその中央部を固着されて前後方向に延びてい
る。またこの板ばね8の前後端8aは、車台9に設けられ
た1対のばね受10にそれぞれ当接している。かくして車
体は車台9を介して板ばね8に支持され、車体荷重はば
ね受10、板ばね8、可動軸3を経て車輪4に伝達され
る。
次にそれぞれ左右の車輪4を被う1対のフェンダ11は第
2図に示すごとき形状で、孤状のフェンダ11の両端から
前後1対のシャフト12が、この孤状のフェンダ11を含む
面に直交して突出されている。またシャフト12の下方に
は、板ばね8の左右変位のフェンダ11への伝達手段であ
るブラケット15が第3図に示すごとく取付けられる。
すなわち上記フェンダ11が固着されたフェンダ枠16の前
後の下端には第4図に示すごとくシャフト受17が設けら
れ、シャフト12の基部12aはこのシャフト受17に嵌入さ
れて溶接で固定される。
またブラケット15の取付板18がフェンダ枠16に沿って配
された補強材19と、シャフト受17とに溶接され、シャフ
ト12の基部12a下方近傍の位置を占めている。
上記シャフト12は、第3図に示すごとく車台9に取付け
られたパイプ22に遊嵌され、このパイプ22に案内されて
伸縮車軸1bの伸縮方向に摺動自在である。またこれによ
ってフェンダ11は、その前後端を車台9に支持された状
態となる。
ところでフェンダ11の車台9による支持を確実なものと
するため、第4図に示すシャフト12の長さlは、シャフ
ト12とパイプ22間のはめ合い公差などを勘案しながら経
験的に適切な長さに定められる。また車台9側のパイプ
22の長さも、この長さlと関連させて適値に設定され
る。
かくして長さlは、車台9と密接な関連を持つに至る
が、車台9にはスペース的に余裕があるから、長さlを
増す際の制約はほとんど考えられない。
次にブラケット15は、第4図に示すように板ばね8と係
合される係合部23と、この係合部23を支持するためのア
ーム24とから成る。上記係合部23はチャネル断面で、両
フランジが左右1対の突起23aとなる。この1対の突起2
3aは板ばね8の両側縁近傍に突出しているため、第4図
で板ばね8が左右に変位すれば、突起23aが板ばね8に
押され、その結果ブラケット15も左右に変位する。
次にブラケット15のアーム24は板状体であり、同様に板
状体の前記取付板18に重ねられて、3本のボルト25で固
定される。なおこのように固定されたブラケット15の係
合部23のウエブ部分と、板ばね8の上面との間には、第
4図に示すように隙間mが形成される。
次に上述のように構成された走り装置の作用を述べれ
ば、伸縮車軸1bは第1A図に示す車両の走行状態では短縮
された状態にある。
この伸縮車軸1bをシリンダ装置5の駆動によって第1B図
に示すごとく伸長させると、伸縮車軸1bの可動軸3に取
付けた車輪4と板ばね8とは、図でこの可動軸3と共に
左方に変位し、その際、車輪4と板ばね8との間には、
相対的変位を全く生じない。
したがって車輪4とフェンダ11とは、第1A図に示す関係
を維持したまま第1B図に示す状態となる。また第1B図に
示す状態から車輪装置5を駆動して第1A図に示す状態に
戻す場合にもまた同様である。なお、伸縮車軸1の伸縮
による板ばね8の移動を妨げないために、前記ばね受10
の左右方向長さは図からも明らかなように、少くとも車
軸の伸縮長さに略等しくとってある。
次にフェンダ11を取外す必要がある場合は、前記3本の
ボルト25を取外すだけでよい。したがってフェンダ11の
取付け、取外し作業は極めて簡単に行うことができ、作
業性の向上に寄与するところが大きい。
次に走り装置が上述のように構成された車両運搬車の下
段デッキに広幅の車両を積込む場合を述べると、先づ第
1B図のシリンダ装置5を作動させて、図示のように伸縮
車軸1bを伸長する。
その結果車輪4は左右に移動して前記輪距は拡大し、同
時に伸縮車軸1bに固着された板ばね8も、車輪4と共に
左右に移動する。またフェンダ11も板ばね16と共に移動
するから、車輪4とフェンダ11との間には既述のように
相対変位を生じない。
また左右のフェンダ11間の距離がその結果として拡大す
るため、従来と同様の手法で広幅の車両を下段デッキに
積込んでも、この車両がフェンダ11と接触するようなこ
とがない。
次に上記車両を下段デッキに載せたままこのデッキを上
昇させて、前記輪距を第1A図に示すごとく縮小させても
フェンダ11が車両に接触することがない所定位置まで上
記下段デッキを上昇させたあと、停止する。その後シリ
ンダ装置5を作動させて伸縮車軸1bを所定位置まで収縮
すれば、車両運搬車は走行可能な状態になる。なお上記
車両の荷卸し時には、上記手順をほぼ逆順に行なえばよ
いからその説明は省略する。
以上本考案を1実施例につき説明したが、上記実施例は
本考案を限定するものでは決してなく、本考案の技術的
思想に基いて種々の変更が可能である。例えば実施例で
は、板ばね8の変位伝達手段は、伸縮車軸1bが伸縮する
方向の変位のみを伝達できればよいから、板ばね8と係
合するブラケット15の係合部23は1対の突起23aがあれ
ばよく、それ故必ずしもチャンネル断面にする必要はな
い。
またフェンダ11を車台9に支持させる構造として、車台
9には棒状案内体であるパイプ22を、またフェンダ11に
は棒状被案内体であるシャフト12を設け、互いにすべり
嵌めとしたが、棒状案内体にはシャフトを、また棒状案
内体にはパイプを使用してもよく、さらにこれらの案内
体の断面形状を円断面以外にすることもできる。
さらに上記実施例では、本考案を車両運搬車に適用した
1例を述べたが、本考案は伸縮車軸を備えた各種の車両
一般に適用することができる。
〔考案の効果〕
本考案は上述のような構成であるから、左右フェンダ間
の距離は、伸縮車軸を伸縮するだけで拡大、縮小させる
ことができる。したがってフェンダを操作する手間が全
く不要になる。
また本考案の場合、フェンダと車輪とは相対変位を起す
ことなく、いづれも伸縮車軸の伸縮に伴って移動するか
ら、フェンダ単独のロック装置は不要となる。したがっ
てフェンダのロック忘れによる車両走行時の事故発生は
起り得ない。
また本考案の場合、車輪に掛る振動荷重は板ばねの作用
でほぼ吸収され、車台に支持されたフェンダは上記振動
荷重から絶縁された状態にある。したがってフェンダに
振動負荷が発生し、その結果フェンダに疲れ損傷などを
生じるおそれは全くない。
さらにフェンダを支持する案内体と被案内体との組合せ
の長さは、フェンダの高さに較べ充分に長くとれるか
ら、上記案内体と被案内体との間にガタを生じ、その結
果フェンダ上端部に従来の場合のごとき大きな横揺れを
生じるおそれは全くない。
また板ばね変位の伝達手段は、適当な締結手段(例えば
ボルト)によってフェンダに取り付けられているから、
フェンダの取付け、取外し作業は極めて簡単に行うこと
ができ、作業性の向上に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
第1A図〜第4図は、この考案を車両運搬車に適用した実
施例を示すもので、第1A図は走行状態時、第1B図は車軸
伸長時を示す同上車両運搬車の後部輪軸の平面図、第2
図はフェンダ部分の斜視図、第3図はフェンダの取付状
態の説明図、第4図はフェンダ取付部分の拡大説明図で
ある。 なお図面に用いた符号において、 1b……伸縮車軸 4……車輪 8……板ばね 9……車台 10……ばね受 11……フェンダ 12……シャフト(棒状被案内体) 15……ブラケット 16……フェンダ枠 18……取付板 22……パイプ(棒状案内体) 23……係合部 23a……突起 24……アーム 25……ボルト(締結手段) である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】伸縮車軸の端部に固着した板ばねを介し、
    この伸縮車軸の端に取り付けた車輪にばね上荷重である
    車体重量を伝達させる構造の走り装置において、 車輪の車体中心寄り側方に配したフェンダ枠に固着さ
    れ、車輪の形状に沿って展設されたフェンダと、 上記フェンダ枠の両端にそれぞれ突設されて車軸と平行
    に延設された所定長さの棒状被案内体と、 車体の車台に設けられると共に、移動可能に挿嵌された
    上記棒状被案内体を介して上記フェンダを支持する所定
    長さの棒状案内体と、 上記車台に設けられて上記板ばねの前後端をそれぞれ支
    持し、上記伸縮車軸の伸縮によるこの板ばねの移動を妨
    げないために少なくともその左右方向長さが車軸の伸縮
    長さに略等しいばね受と、 上記板ばねをその幅方向にかつ嵌脱が自在に挟む突起を
    備えた係合部および、この係合部を支持するアームから
    成るブラケットと、 上記フェンダ枠に設けられた取付板に上記ブラケットの
    アームを締結させる締結手段とをそれぞれ備えたことを
    特徴とする走り装置。
  2. 【請求項2】上記締結手段は上記取付板およびアームに
    それぞれ設けられたボルト穴と、このボルト穴に挿入さ
    れかつナットで緊締されるボルトとから成る請求項1記
    載の走り装置。
JP1988123198U 1988-09-20 1988-09-20 走り装置 Expired - Lifetime JPH0750304Y2 (ja)

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JPH0243778U JPH0243778U (ja) 1990-03-26
JPH0750304Y2 true JPH0750304Y2 (ja) 1995-11-15

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