JPH0750267B2 - 防眩用遮光体 - Google Patents

防眩用遮光体

Info

Publication number
JPH0750267B2
JPH0750267B2 JP62005725A JP572587A JPH0750267B2 JP H0750267 B2 JPH0750267 B2 JP H0750267B2 JP 62005725 A JP62005725 A JP 62005725A JP 572587 A JP572587 A JP 572587A JP H0750267 B2 JPH0750267 B2 JP H0750267B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal element
light
contact line
light shield
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62005725A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63173019A (ja
Inventor
昇司 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Elemex Corp
Original Assignee
Ricoh Elemex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Elemex Corp filed Critical Ricoh Elemex Corp
Priority to JP62005725A priority Critical patent/JPH0750267B2/ja
Publication of JPS63173019A publication Critical patent/JPS63173019A/ja
Publication of JPH0750267B2 publication Critical patent/JPH0750267B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、光シールド又は遮光体に関するものであり、
外部環境から入射した光を減光制御して透過させる防眩
用機器のうち、特に液晶の電子的配向特性を応用した遮
光作用を利用する遮光体に関するものである。利用分野
としては、サングラス,溶接眼鏡,ヘルメット用の顔面
のシールド,遮光用窓など(以下、これらを遮光体とい
う。)が対象となる。光強度が強い時には遮光度を上
げ、弱い時には遮光度を下げるという制御機能を有する
遮光体である。本発明は、特に信頼性,耐曲げ特性及び
組立て性に関する効果を狙ったものである。
<従来の技術> 光透過型の液晶素子を利用して遮光体を形成できること
は既知の事実である。すなわち、ガラス,プラスチック
などの透明基板に設けられた対向する透明電極間に封入
された液晶に対し、駆動回路により出力される駆動電圧
を上記透明電極間に印加した時、液晶分子の配向状態が
変化する。液晶は屈折率の異方性である複屈折性を有
し、分子の配向状態に応じて、旋光,干渉という周囲光
に作用する光学効果を起こす。旋光,干渉の効果は液晶
を挟む一対の偏光板を用いて検出され、遮光作用として
応用できるものである。
上記既知の原理による液晶素子の基板をプラスチックフ
ィルムにより構成し、2枚の可撓性の透明板に挟み、駆
動回路により液晶への印加電圧を制御して点灯制御する
ことにより遮光を行なわしめるものであるが、可撓性の
透明板を屈曲させた時、曲げによる透明板と液晶素子の
ズレが発生する。そのため、液晶素子と透明板との押圧
により発生する応力が液晶素子の表面に加わることとな
る。そのため、液晶素子と透明板とを固定しないでお
き、透明板を曲げた時に、内部で液晶素子が自由にズレ
て曲がるようにして組み立てられている。
<発明が解決しようとする問題点> 可撓性の透明板と液晶素子とを固定してしまう方式で
は、製品を曲げた時に液晶素子の表面の一部分に歪んだ
圧力が加わる。そのため、液晶素子の液晶のギャップの
均一性が保たれなくなり、表示ムラが発生するという問
題点を有する。また、そのことが液晶素子の信頼性に係
る問題点となり、表示寿命を短くする原因となる。
次に、液晶素子を2枚の透明板の間に固定せずに収納す
る方式では、製品を屈曲させた時、液晶素子には応力が
加わることは少ないが、振動や衝撃を外部から加えた
時、液晶素子が内部で振動したり移動したりするという
問題点を起こす。そのため、液晶素子が破損したり、振
動により透明板と液晶素子に傷が付いたりするという重
大な問題を生じる。また、液晶素子と駆動回路との接合
部が断線することによる遮光機能不良の発生率が高くな
ってしまう致命的な問題を起こす。
<問題点を高潔するための手段> 上記の問題点を解決するために、液晶素子を曲げた時の
円筒状曲面と仮想平面との接触線に沿った部分の位置決
め手段により、すくなくとも1枚の透明板と液晶素子と
を固定することとする。上記接触線は、円筒状曲面の中
心軸と平行な直線である。
更に、上記の接触線に沿った部分の位置決め手段の1ケ
箇所において、液晶素子と駆動回路またはリード線との
コンタクト部を設けることとする。
遮光体を屈曲させた時、上記接触線自身は曲がることは
すくないため、接触線に沿った部分にて設けられた液晶
素子と透明板との固定部に曲げによる応力が加わること
は少なくなる。
<作用> 上記解決手段により、防眩用遮光体の屈曲により発生す
る欠点が解決される。すなわち、屈曲により液晶素子に
加わる歪応力が無くなり、それにより表示コントラスト
のムラが無くなる。また、振動や衝撃により発生する液
晶素子の損傷も軽減される。また、液晶素子と駆動回路
との接合部の信頼性が向上し、遮光機能の電気的信頼性
が確保されることとなる。
<実施例> 本発明による実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明の1実施例を説明するための図であ
り、透明板1と2及びそれらの間に挟まれた液晶素子3
を曲げた時に形成される円筒状の立体と仮想平面5との
接触線6上に3と1または2との位置決め部7及び8を
設けた様子を示すものである。Rは軸12を中心とする接
触線6の部分の曲率半径である。1ないし3を有する遮
光体を10または11のように屈曲させた時曲率半径Rが変
化する。透明板1,2と液晶素子3とは接触線6に沿って
のみ位置決めされているが、6以外の場所では、1と3
または2と3は固定されていないため、上記屈曲により
液晶素子3に不均一な応力が加わることはない。
第2図は、本発明による防眩用遮光体の円筒軸と直角な
平面からみた断面図であり、9は透明板1と2との封止
部、8は1又は2と液晶素子3との位置決め部である。
本製品を10又は11のように屈曲させた時、位置決め部8
における1と2と3の相対的位置関係は不変であるが、
それ以外の部分では、1と2との間で液晶素子3は1又
は2からの圧力を受けることなく収納されている。
第3図は、可撓性の透明板1と液晶素子3及び液晶素子
の駆動回路との接合の様子を示すための図である。7
は、液晶素子3の上記接触線6上に設けた切りかき部で
あり、8は同じく6上に設けた位置決め穴である。16は
液晶素子のシール部、14は液晶素子の電極取り出し部で
あり、駆動回路と結合される部分である。17は駆動回路
であり、13,14と回路基板とは重ね合わせて固定されて
いる。9ないし12は固定のための締め付け部であり、接
触線6に近接した位置に設けられている。
第4図は、第3図の接触線6の部分の断面図であり、駆
動回路17と電極取り出し部14とは導電性ゴム,導電性ヒ
ートシールなどの手段により電気的に結合している。本
実施例の如く、接触線6に沿った上記位置決め部をすく
なくとも2箇所以上設け、または接触線に沿った長穴状
の1箇所の位置決め部を設けることにより従来方式にお
ける問題点を解決できるものである。更に、該接触線に
沿った位置近傍において液晶素子と駆動回路との電気的
コンタクト部を設けることにより、コンタクト部の信頼
性を確保できることとなる。
以上の図面にもとづく説明では接触線は防眩用遮光体の
ほぼ中央部に設けたが、この他に接触線を端部または任
意の位置に形成しても効果は変わらない。
<効果> 可撓性のプラスチック板から成る防眩用遮光体の使用に
ともない発生する屈曲により表示の濃淡のムラが発生す
ることがないため、遮光の均一性が約束される。また、
屈曲により液晶素子に不要な応力,歪が加わらないた
め、液晶素子の損傷を防止でき、長寿命化に貢献するも
のである。また、振動や衝撃にも耐えうる製品を実現で
きる。また、駆動回路との電気的なコンタクトの信頼性
が向上するため、表示不良等のクレームの発生を低減さ
せる効果が大きい。
更に、透明板と液晶素子との位置決め手段が単純である
ため、製品組立て作業が単純化されるという効果が出
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を説明するための図、第2
図は遮光体の断面図、第3図は位置決め部と駆動回路と
のコンタクト部を示す図、第4図は第3図の主要部の断
面図である。 1,2……2枚の可撓性透明板 3……液晶素子 5……仮想平面 6……接触線 7,8……位置決め部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚の可撓性の透明板、該透明板に挟まれ
    て収納された可撓性の光透過型液晶素子とを有する遮光
    体において、該遮光体を曲げた時の円筒状曲面上の1本
    の直線上に形成された位置決め部により上記透明板と上
    記液晶素子とが固定されていることを特徴とする防眩用
    遮光体。
JP62005725A 1987-01-13 1987-01-13 防眩用遮光体 Expired - Lifetime JPH0750267B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62005725A JPH0750267B2 (ja) 1987-01-13 1987-01-13 防眩用遮光体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62005725A JPH0750267B2 (ja) 1987-01-13 1987-01-13 防眩用遮光体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63173019A JPS63173019A (ja) 1988-07-16
JPH0750267B2 true JPH0750267B2 (ja) 1995-05-31

Family

ID=11619098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62005725A Expired - Lifetime JPH0750267B2 (ja) 1987-01-13 1987-01-13 防眩用遮光体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0750267B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6410720U (ja) * 1987-07-09 1989-01-20
JP4849746B2 (ja) * 2000-12-21 2012-01-11 セイコーインスツル株式会社 携帯情報機器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4327435Y1 (ja) * 1965-10-28 1968-11-13
JPS51146247A (en) * 1975-05-02 1976-12-15 Dainippon Toryo Co Ltd Glasses

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4327435Y1 (ja) * 1965-10-28 1968-11-13
JPS51146247A (en) * 1975-05-02 1976-12-15 Dainippon Toryo Co Ltd Glasses

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63173019A (ja) 1988-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3125414U (ja) 超高輝度低反射液晶ディスプレイ
US6359674B1 (en) Liquid crystal lens, liquid crystal lens unit, and liquid crystal lens assembly
KR100367953B1 (ko) 수평 전계형 액정 디스플레이 장치
JP2007206364A (ja) 液晶表示素子
JP3162833B2 (ja) 液晶表示装置
JPH0750267B2 (ja) 防眩用遮光体
KR20040016570A (ko) 프린지 필드 스위칭 모드 액정 디스플레이 장치
JP3161096B2 (ja) 液晶表示装置
US5148299A (en) Liquid crystal display device having connecting means for connecting the transparent electrode of the compensating cell to ground potential for preventing exterior static electricity
JP2005038231A (ja) 画面入力型表示装置
JP3764945B2 (ja) 表示モジュール
JPH06258623A (ja) 表示装置
JPH08110521A (ja) 液晶表示パネル
JP3327090B2 (ja) 調光素子
JP2000298262A (ja) 液晶表示素子
JP2020071362A (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
JPH0435916Y2 (ja)
JPS60203916A (ja) 曲面液晶セル及びそれを用いた防眩型反射鏡
JP2580606B2 (ja) 液晶装置
JPS62204228A (ja) 液晶表示装置
JPS63163816A (ja) 眩惑防止装置
JP2003121817A (ja) 電気光学装置及びこれを備えた投射型表示装置
JPH0746908Y2 (ja) 小型液晶表示装置
JP2535153B2 (ja) 液晶表示装置
JP2525305Y2 (ja) 液晶表示装置