JP2005038231A - 画面入力型表示装置 - Google Patents

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Fujio Morita
不二夫 森田
Muneo Kitamura
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Abstract

【課題】 接続ケーブルの本数を減らし、部品コストの削減と組立コストの削減を図る。
【解決手段】 FPC59の一方の先端側に、帯状の幹部59cから左右に張り出した2つの枝部59a、59bを形成し、一方の枝部59aにタッチパネル20を取付け、他方の枝部59bに液晶表示装置40を取付け、幹部59c或いは何れか一方の枝部を折り曲げて液晶表示装置40の上面側にタッチパネル20を配置する。そして、タッチパネル20と液晶表示装置40の間に防振材51を挟設して一体化してユニット化する。更に、液晶表示装置40の駆動回路とタッチパネル20の駆動回路を1枚の基板の中に形成し、この基板とFPC59を接続する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ATM,カーナビゲーション,複写機,自動販売機,各種端末機などの機器において、液晶ディスプレイなどの表示装置の表示画面上にタッチパネルを配置し、透視した画面の指示に従って使用者が情報の表示画面を指やペンでタッチパネルを押圧してデータの入力が行われる画面入力型表示装置に関する。
画面入力型表示装置は液晶表示装置などの表示装置と、この表示装置の上面側に備えられるタッチパネルと、これらの表示装置やタッチパネルを駆動する駆動基板などで構成される。タッチパネルは抵抗膜式タッチパネルが普通多く使われているが、これは、構造が簡単でコスト的に安くできることによる。図8は液晶表示装置の上にタッチパネルを組み付けた従来の画面入力型表示装置の斜視図を示したものである。この画面入力型表示装置は液晶表示装置40の上部にスペーサ41を挟んでタッチパネル20を配置している。タッチパネル20にはFPC(Flexible Print Circuit)9が取付けられており、タッチパネル用駆動基板(図示せず)と接続するようになっている。また同様に、液晶表示装置40にもFPC39が取付けられており、このFPC39が液晶表示装置用駆動基板(図示せず)に接続するようになっている。一般的に、液晶表示装置やタッチパネルなどとそれらの駆動基板との接続方法は、FPCやヒートシール、リード線などが適宜選択して用いられている。また、画面入力型表示装置の組立は、それぞれ別個に製作した液晶表示装置40とタッチパネル20を組立時においてスペーサ41を挟んで組立てする方法が一般的に多く取られている。
上記のタッチパネル20や液晶表示装置40は、概ね、図9、図10、図11、図12に示す構造を取っている。図9は抵抗膜式のタッチパネルの平面図、図10は図9におけるC−C断面図を示しており、また、図11は液晶表示装置の平面図、図12は図11におけるD−D断面図を示している。タッチパネル20は、図9、図10に示すように、形状が方形をなす下基板1と可撓性を有する上基板11とが主要構成部品になって構成されている。下基板1は、板厚が1.1mmの透明な方形のガラスからなる下透明基板2と、この下透明基板2の上面に方形形状に形成された下透明電極3と、この下透明電極3の図中上下の対向した両辺に沿って接続形成されて下透明基板2の片方延設部にあるFPC取付部Sにまで引き回しした一対の導電電極4及び5と、FPC取付部S近辺に形成された一対の継ぎ電極6、7と、下透明電極3上にマトリックス状に配置したドットスペーサ8とで構成されている。一対の継ぎ電極6、7は、後述する上基板11の導電電極14、15に導通接続を行うためにFPC取付部S近辺に設けているもので、上基板11の導電電極14、15と接続部B、Aの箇所において接続される。
上基板11は、板厚が0.2mmの可撓性のある透明な方形のマイクロガラス(マイクロシートガラス)からなる上透明基板12と、この上透明基板12の下面に方形形状に形成されている上透明電極13と、この上透明電極13の図中左右の対向する両辺に沿って接続形成されてFPC取付部S方向に向かって引き回しした一対の導電電極14、15とで構成されている。尚、ここでの上透明基板12は0.2mm厚のマイクロガラスを使用しているが、PET(ポリエチレンテレフタレート)フイルムなどを用いることも行われている。
そして、上基板11の導電電極14、15と下基板1の導電電極4、5とが方形配置となるように、上下基板11、1を対向配置して、シール材17を介して上下基板11、1の外周域を周回してシール固定している。更に、上基板11に設けられた導電電極14及び15は、接続部B及びAの場所において、下基板1に設けた継ぎ電極6及び7と導電性接着剤を介して接続され、導通がとられている。
更に、図9では分離して描いてあるが、FPC取付部Sの部分でFPC9が下基板1の導電電極4、5、及び継ぎ電極6、7に接続固定される。そして、FPC9が、図中では省略してあるが、タッチパネルの駆動基板に接続されてタッチパネル20が駆動するようになっている。
また、防眩性を高めて透視性や品質表示を良くするために、上基板11の上面には偏光板18、下基板1の下面には位相差板16が貼付けられている。
上記の構成を取るタッチパネル20の各構成要素部品は次のようになっている。下基板1を構成する下透明基板2は透明なガラスが用いられる。このガラスはソーダガラスや石英ガラス、アルカリガラス、ホウケイ酸ガラス、普通板ガラス等が利用でき、反り等が起きない程度の厚さのものが使われる。多くは0.7〜1.1mmのものが選択される。上基板11を構成する上透明基板12は可撓性を必要とするところなので透明な薄板ガラスや透明なプラスチックフイルムが用いられる。一般的に、耐熱性が求められる機器(例えば、カーナビゲーション等)にはガラスが使用される。上記の従来例では耐熱性や衝撃性にも強く、且つ可撓性も有する0.2mm厚みのマイクロガラスを使っている。
下基板1を構成する下透明電極3及び上基板11を構成する上透明電極13は錫をドープした酸化インジウムのITO(Indium Tin Oxide)膜で形成している。真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法、印刷法等で形成する。この下透明電極3及び上透明電極13は高抵抗値であることが求められるため250〜500オングストロームの範囲で非常に薄く形成する。このITO膜は、基板全面に形成したものをフォトリソグラフィにより不要部分を除去し、必要な部分を残して形成する。
下基板1を構成する一対の導電電極4、5、一対の継ぎ電極6、7、及び上基板11を構成する一対の導電電極14、15は、下透明電極3及び上透明電極13に印加するために設けるもので、銀粉や銅粉等の高導電性金属粉を熱硬化性のエポキシ樹脂等に混ぜ合わせてインク化したものをスクリーン印刷等の印刷方法で形成する。タッチパネルの性能上、これらの電極の抵抗値が低ければ低いほど良いものであり、一般に、透明電極のシート抵抗値に対してこれらの電極のシート抵抗値は100分の1以下であることが必要とされている。そこで、これらの電極の印刷の厚さを増したり、幅を広くしたりして抵抗値を小さく押さえる設計がなされている。
下基板1を構成するドットスペーサ8は、押圧した部分以外の部分の上下の透明電極同士が接触しないために設けるもので、透明なアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、その他の透明な樹脂材料をスクリーン印刷等の方法でドットマトリックス状に一定間隔に形成し、その後、熱または紫外線で硬化処理を施して形成する。このドットスペーサ8は目に見えない大きさであることが求められることから、直径30〜60μm、高さは2〜5μm、ドット間隔は1〜8mmの範囲で設計される。
シール材17は、スペーサボールを分散させたエポキシ樹脂接着剤やアクリル樹脂接着剤等をスクリーン印刷等の方法で印刷して形成する。ここで使われるスペーサボールは上基板11と下基板1との隙間を一定隙間に保持するために設けるもので、所定の大きさの絶縁性のあるプラスチックボールやガラスファイバー等が利用される。このプラスチックボールやガラスファイバーの大きさは、上基板11の上透明基板12の材質や厚さによって異なるが、0.2mmのマイクロガラスを使用した場合は概ね10μm前後の粒径のものが選択される。このシール材17は上基板11または下基板1の何れか一方に印刷した後、上基板11と下基板1とを位置を合わせて貼合わせ、加圧の下で加熱処理を施して硬化させ、接合を行っている。また、このシール材17は上基板11と下基板1を固定する役目と共に内部に水分やゴミ等の進入を防止するシールの役目も持っている
偏光板18と位相差板19は防眩性を高めて透視性や表示品質を良くするために設けている。偏光板18は、様々なものが使用されているが一例をあげると、ポリビニールアルコールフイルムを常法により一軸延伸することによって厚さが20μmの偏光フイルムを作成し、この両面に厚さが80μmのセルロース系フイルムを張り合わせて厚さ180μmの偏光板としたもの等が利用できる。また、位相差板19は、ポリカーボネイトを素材として形成され、厚さ80μm程度である。
次に、液晶表示装置40は、図11、図12に示すように、下透明基板22の上面に下透明電極23を設けた下基板21と上透明基板32の下面に上透明電極33を設けた上基板31とをスペーサ24を挟んで一定のギャップ(隙間)を持たせて対向して配置し、封止材37を介して液晶25を上下基板31、21の間に封入した構造を取っている。また、上基板31を構成する上透明基板32は一方端に延びた額縁32aを持っており、その額縁32aの一部分に、上記下基板21の下透明電極23に接続する引き回し電極パターン(図中略)や上基板31の上透明電極33に接続する引き回し電極パターン(図中略)が封止材37の外側にまで延設(図12中33aの部分)されて集合し、その集合部に駆動IC35やFPC39が取付けられている。更にまた、上下基板31、21の外面には偏光板38、36を設けている。
上記構造の各構成部品は次のようなものから形成されている。上透明基板32と下透明基板22は透明なガラスが使用される。ガラスとしてはソーダガラスや石英ガラス、ホウケイ酸ガラス、普通板ガラス等のものが利用され、多くは0.7〜1.1mmの厚みのものが選択される。上透明基板32及び下透明基板22に形成される上透明電極33(セグメント電極とも云う)と下透明電極23(コモン電極とも云う)、並びに図示はしていない各引き回し電極パターンは錫をドープした酸化インジウムのITO(Indium Tin Oxide)膜で形成している。このITO膜は真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法等でITO膜を形成し、その後、このITO膜をエッチング法で所望の形状に仕上げられる。スペーサ24は上下基板31、21を一定の間隔に保つために設けるもので、絶縁性と透明性が求められることからガラスボールやプラスチックボール等が使用される。また、このボールの粒径は設計する上下基板31、21のギャップ量(隙間量)に合わせて選定されるが、概ね4〜10μmのものが選択される。封止材37は熱硬化性のエポキシ樹脂や光硬化性のアクリル樹脂等を使い、一部分に開口部を設けてスクリーン印刷等で形成する。この開口部は液晶25を注入するために設けるもので、注入後は封口材で封口される。液晶25はTN液晶やSTN液晶などが良く用いられる。この液晶25は真空注入方法で注入される。
駆動IC35は上下の透明電極33、23に電圧を印加して表示の駆動を行わせる回路を組み込んだ集積回路である。この駆動IC7は引き回し電極パターンに異方性導電接着剤などを介して接着固定される。FPC39は外部から電圧を印可するために設けるもので、異方性導電接着剤を介して引き回し電極パターンに接着固定される。このFPC39は、この液晶表示装置40を駆動するために設けられる駆動基板(図中略)に接続される。
上下の偏光板38、36は、前述したタッチパネル20の偏光板18と同じものが使われる。
上記の構成からなる画面入力型表示装置において、液晶表示装置40で表示された表示部分に位置する所のタッチパネル20を指またはペンで押すことによって、タッチパネルの上基板が撓んでその押した所の透明電極が下基板の透明電極に接触し、その接触点の位置が電気抵抗の測定によって検知されて入力情報が読みとられる。即ち、表示部分の押圧した所の指示が入力されて指示実行が行われる。
画面入力型表示装置は、近年、ATM,カーナビゲーション,複写機やハンディタイプの各種機器において非常に多く使用されるようになってきている。その一つとして、下記の特許文献1に技術開示された構造のものがある。
特開2002−090711号公報
図13は上記特許文献1に示された画面入力型表示装置の扉を開いた状態を示す説明図を示している。図13より、この画面入力型表示装置は扉が開閉可能な装置であって、本体42側にタッチパネル44、LCD表示パネル45が重なりあって取付けられており、扉43側にLCD基板ユニット48とタッチパネル44の駆動基板であるところのインバータ基板ユニット49が取付けられている。図13は画面入力型表示装置の扉を開いた状態を示したもので、本体42側に設けたLCD表示パネル45はその裏面側が描かれている。また、タッチパネル44とインバータ基板ユニット49とはケーブル47で、LCD表示パネル45とLCD基板ユニット48とはケーブル46で接続されている。
従来の画面入力型表示装置は2種類のケーブルを持つ。1種類は液晶表示装置とその駆動基板との接続であり、もう1種類はタッチパネルとその駆動基板との接続である。FPCやヒートシールなどのケーブルではコスト的に高いものになってくる。また、2種類のケーブルの引き回しなどに必要な空間を要することにもなり、装置を小さくする上でも制約が生じる。また、ケーブルに注意した装置の取扱が必要とされる。また、装置の組立上においても2種類のケーブルをそれぞれ接続しなければならず、組立コストを高くする要因にもなる。
更にまた、画面入力型表示装置を組み立てるに当たって、タッチパネル、液晶表示装置をそれぞれ用意して組立する方法を取る。これらは運搬中或いは組立中にぶつけたりして破損させることも生じる。特に、薄いガラスを使ったタッチパネルにあってはガラスが割れやすくなっているので不良が発生しやすい。従って、取扱上の慎重さも要求される。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ケーブルの種類を減らして部品コストを安くすること。また併せて、組立をし易くして組立コストを安くすること。また更に、ガラス割れなどが発生しずらい構成を見いだすことにある。
上記目的を達成する手段として、本発明の請求項1に係る発明は、液晶表示装置などの表示装置の上面側にタッチパネルを備える画面入力型表示装置において、表示装置とタッチパネルは1本のFPCに接続し、更に、該1本のFPCは、前記表示装置の駆動回路の基板並びに前記タッチパネルの駆動回路の基板に接続していることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に係る発明は、1本のFPCの一方の先端側は、帯状の幹部から左右に張り出した2つの枝部を有し、一方の枝部にタッチパネルを取付け、他方の枝部に表示装置を取付け、幹部或いはいずれか一方の枝部を折り曲げて表示装置の上面側にタッチパネルを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に係る発明は、1本のFPCの一方の先端側で、帯状の幹部から左右に張り出した2つの枝部は、略T字形,略Y字形,略十手形などの形状をなしていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に係る発明は、表示装置とタッチパネルとの間に防振材を挟設して表示装置とタッチパネルとを一体化して、ユニット化したことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に係る発明は、表示装置の駆動回路とタッチパネル駆動回路は1枚の基板の中に組み込まれていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6に係る発明は、1本のFPCの他方の先端側は、表示装置の駆動回路とタッチパネル駆動回路を組み込んだ1枚の基板に接続していることを特徴とするものである。
本発明はFPCが略0.13mmの厚みであり、比較的自由に折り曲げ可能であることを利用した発明である。1本のFPCの一方の先端側に、帯状の幹部から左右に張り出した2つの枝部を設け、一方の枝部にタッチパネルを取付け、他方の枝部に液晶表示装置を取り付けて、幹部或いは何れか一方の枝部を折り曲げることによって液晶表示装置の上面側にタッチパネルを配置するものである。幹部から左右に張り出した2つの枝部の形状は略T字形,略Y字形,略十手形などの形状が考えられる。FPCが自由に折り曲げられることから、先端側に帯状の幹部から左右に分枝した枝部を設け、幹部或いは片方の枝部を折り曲げて使用すれば1本のFPCにタッチパネルと液晶表示装置の両方を取付けて、且つ、液晶表示装置の上面側にタッチパネルを配置することができる。
更にまた、表示装置の駆動回路とタッチパネル用駆動基板の回路を1枚の基板の中に組み込むことによって、その基板にFPCを接続させれば良く、1本のFPCで取付けが可能となる。従来のように2種類2本ケーブルを用意する必要はなく、部品点数を少なくして部品コストが下げられる。また、表示装置用駆動回路とタッチパネル用駆動回路を1枚の基板の中に組み込んだり、1本のFPCで導通を取る構成にすることによって装置自体を小型にすることが可能となる。また、組立上のFPCの取扱いが楽になる。
本発明は更に、FPCの帯状の幹部或いは片方の枝部を折り曲げて液晶表示装置の上面側にタッチパネルを配置したとき、液晶表示装置とタッチパネルとの間に防振材を挟設して液晶表示装置とタッチパネルとを一体化してユニット化してしまう。ユニットで移動し、ユニットで組み込みするので移動や組立が楽になり、組立コストも下げることができる。また、タッチパネルや液晶表示装置に衝撃が加わっても防振材に力が吸収されることにより、ガラスの割れや破損などの不良が少なくなって歩留まりなども向上する。
以下、本発明の実施するための最良の形態を図1〜7に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る画面入力型表示装置の液晶表示装置とタッチパネルユニットの斜視図で、図2は図1における液晶表示装置とタッチパネルユニットの展開斜視図、図3は図1における防振材の斜視図、図4は図2におけるFPCの要部平面図、図5は図4におけるFPCの要部断面図である。また、図6は本発明の第2実施形態に係る画面入力型表示装置の液晶表示装置とタッチパネルユニットの斜視図で、図7は図6における液晶表示装置とタッチパネルユニットの展開斜視図である。
図1、2、3より、本発明の第1実施形態に係る画面入力型表示装置の液晶表示装置とタッチパネルユニット50に用いられるFPC59は、一方の先端側がT字形をしており、帯状の幹部59cから左右に2つの枝部59a、59bが張り出している。そして、一方の枝部59aにはタッチパネル20が取付けられている。また、他方の枝部59bには液晶表示装置40が取付けられている。ここで、タッチパネル及び液晶表示装置は前述の背景技術で説明したタッチパネル20及び液晶表示装置40とFPCを除いては全く同じ構成、構造を取っている。従って、同一付号を付与している。
FPC59の帯状の幹部59cは湾曲に折り曲げられてタッチパネル20の下面側に液晶表示装置40が重なり合って配置される。タッチパネル20と液晶表示装置40との重なり合った間には防振材51が挟設され、粘着剤などを介してタッチパネル20及び液晶表示装置40が防振材51に固定され、タッチパネル20と液晶表示装置40とが一体化してユニット50ができている。防振材51は、図3に示すように、開口部51aを有したリング状の形状を成しており、軟質な材料、例えば、ウレタンゴムなどの材料から形成される。開口部51aは液晶表示装置40の表示部が十分に見える程度の大きさになっている。
また、図4より、FPC59の枝部59aにはタッチパネル20に導通を図る導通パターンa1、a2、a3、a4が形成されており、この導通パターンは幹部59cに集合してFPC59の他方の先端側に向かって延びている。また同様に、枝部59bには液晶表示装置40に導通を図る導通パターンb1、b2、・・、bm、bnが形成されており、幹部59cに集合して他方の先端側に向かって延びている。
尚、図4においては、枝部59aと枝部59bの幅は同じ大きさで描いてあるが、これは同じ幅である必要性はなく、タッチパネル20の導通パターンの数、液晶表示装置40の導通パターンの数によって適宜幅の大きさを設定するのが良い。また、図4においては、枝部59aと枝部59bの張り出し量の長さをほぼ同じ長さで描いてあるが、これも同じ長さである必要性はなく、張り出し量の長さを変えて折り曲げの位置を自由に設計することもできる。例えば、液晶表示装置40を取付ける枝部59bの張り出し量を長く設定して、枝部59bの根元で折り曲げする構造も取ることができる。この場合は、双方の枝部の長さが異なるが、一応、略T字形の形状と見なすことができよう。また、帯状の幹部と2つの枝部で形成する他の形状として、略Y字形の形状も適用することができる。
また、本実施の形態では、図中左側の枝部59aにタッチパネル20を、右側の枝部59bに液晶表示装置40を取付けたが、これを、左側の枝部59aに液晶表示装置40を、右側の枝部59bにタッチパネル20を取付ける設計にすることも可能である。
ここで、FPC59は、図5に示すように、ポリイミド樹脂からなるベースフィルム58、樹脂接着剤からなる接着層57、銅箔からなる導通パターン56、導通パターン56に接合した半田メッキ層53、樹脂接着剤からなる接着層55、樹脂からなるカバーレイ54が積層して構成されている。そして、半田メッキ層53がタッチパネル20や液晶表示装置40のパターンに接合されることにより導通が図られる。この構成要素部品のそれぞれの厚みは、ベースフィルム58が略25μm、接着層58が略20μm、導通パターン56が略35μm、半田メッキ層53が略15μm、接着層55が略20μm、カバーレイ54が略25μm位でできている。従って、FPC59の総厚としては略125μmの厚みにできている。厚みが非常に薄いために比較的自由にひねり曲げたり、折り曲げたりすることができる。また、折り曲げた部分では強く折り目を付けない限りにおいては殆ど導通不良が発生する心配はない。本実施の形態では、FPC59の幹部59cを湾曲に折り曲げてタッチパネル20と液晶表示装置40を重ね合わせしている。湾曲に曲げた程度では全く導通不良が起きると云う問題は生じない。
次に、図示はしていないが本実施の形態では、タッチパネル20を駆動する駆動回路と液晶表示装置40を駆動する駆動回路とを1枚の基板の中に形成している。そして、その基板に上記のFPC59が取付けられるようになっている。FPC59の上記枝部が設けられた先端側と反対側の先端側にコネクター用端子部を設け、この端子部を基板に設けたハウジング端子に差し込むようにすることによって基板とFPC59が接続する。そして、タッチパネル20がその駆動回路と、液晶表示装置40がその駆動回路と接続する。
以上述べたような構成、構造を取ることによって、1本のFPCでタッチパネルと液晶表示装置をそれらの駆動回路の基板に接続することができる。従来2種類のケーブルが必要であったものが1種類のケーブルで良く、部品コストを削減することができる。また、FPCを引き回す空間域も従来のものより狭くすることができる。更にまた、タッチパネルの駆動回路と液晶表示装置の駆動回路を1枚の基板に納めることによる作用と相まって小型化が可能となると共に材料費の削減効果も得る。本発明の画面入力型表示装置ではタッチパネルと液晶表示装置がFPC付でユニット化されている。ユニットの運搬、ユニット組立が可能になるので取扱いや組付けが容易となり、組立てコストなども下げることができる。また、タッチパネルと液晶表示装置は防振材を挟んでユニットになっているので、衝撃が加わっても防振材に衝撃力が吸収されることより破損などが少なくなる。
次に、本発明の第2実施形態に係る画面入力型表示装置について、図6、図7をもって説明する。図6は画面入力型表示装置の液晶表示装置とタッチパネルユニットの斜視図で、図7はその展開斜視図を示している。
第2実施形態に係る液晶表示装置とタッチパネルユニット70に使用するFPC79は先端側が略十手形の形状を成している。図中最先端部は少し細くなって右方向に僅かに張り出した枝部79bがあり、この枝部79bにタッチパネル20が取付いている。また、枝部79bより少し手前で左方向に張り出した枝部79aがあり、この枝部79aに液晶表示装置60が取付いている。ここでの液晶表示装置60は、前述の液晶表示装置40と全く同じ構成を取っているものであるが、FPCの取付位置が前述の液晶表示装置40と異なる意味で別付号を付してある。
液晶表示装置60とタッチパネル20のユニット70は、FPC79の枝部79aの根元を湾曲に曲げて、液晶表示装置60をタッチパネル20の下方に配し、防振材71を挟設して粘着剤を介して固定し、ユニットにしている。ここでの防振材71は前述の第1実施形態の防振材51と同様な形状を成している。
FPC79の先端側が十手に似ているような形状をしていることから、略十手形と称したものである。FPC79の枝部79bにはタッチパネル20に導通する導通パターンが形成され、枝部79aには液晶表示装置60に導通する導通パターンが形成されている。そして、帯状の幹部79cの部位は両方の導通パターンが集合してFPC79の他方の先端側まで延びている。
本実施形態においても、図示はしていないが、液晶表示装置60の駆動回路とタッチパネル20の駆動回路は1枚の基板の中に納めている。そして、この基板と上記のFPC79の他方の先端部が接続して液晶表示装置60がその駆動回路と、また、タッチパネル20がその駆動回路と接続するようになっている。
本実施形態は、FPCの形状が前述の第1実施形態のFPCの形状と変わっただけである。それ故、第1実施形態と同じ効果を得るものである。
本発明は、液晶表示装置などの表示装置の上にタッチパネルを配置して使う画面入力型表示装置に適用する。また、本発明は特に接続ケーブルに係わる発明であるので、2種類の電子装置を重ね合わせて使用するような装置、例えば、EL(エレクトロルミネッセンス)をバックライトにするバックライト付液晶表示装置などにも適用できよう。
本発明の第1実施形態に係る画面入力型表示装置の液晶表示装置とタッチパネルユニットの斜視図である。 図1における液晶表示装置とタッチパネルユニットの展開斜視図である。 図1における防振材の斜視図である。 図2におけるFPCの要部平面図である。 図4におけるFPCの要部断面図である。 本発明の第2実施形態に係る画面入力型表示装置の液晶表示装置とタッチパネルユニットの斜視図である。 図6における液晶表示装置とタッチパネルユニットの展開斜視図である。 液晶表示装置の上にタッチパネルを組み付けた従来の画面入力型表示装置の斜視図である。 抵抗膜式のタッチパネルの平面図である。 図9におけるC−C断面図である。 液晶表示装置の平面図である。 図11におけるD−D断面図である。 特許文献1に示された画面入力型表示装置の扉を開いた状態を示す説明図である。
符号の説明
20 タッチパネル
40、60 液晶表示装置
50、70 ユニット
51、71 防振材
59、79 FPC
59a、59b、79a、79b 枝部
59c、79c 幹部

Claims (6)

  1. 液晶表示装置などの表示装置の上面側にタッチパネルを備える画面入力型表示装置において、前記表示装置と前記タッチパネルは1本のFPCに接続し、更に、該1本のFPCは、前記表示装置の駆動回路の基板並びに前記タッチパネルの駆動回路の基板に接続していることを特徴とする画面入力型表示装置。
  2. 前記1本のFPCの一方の先端側は、帯状の幹部から左右に張り出した2つの枝部を有し、一方の枝部に前記タッチパネルを取付け、他方の枝部に前記表示装置を取付け、幹部或いはいずれか一方の枝部を折り曲げて表示装置の上面側にタッチパネルを備えたことを特徴とする請求項1に記載の画面入力型表示装置。
  3. 前記帯状の幹部から左右に張り出した2つの枝部は、略T字形,略Y字形,略十手形などの形状をなしていることを特徴とする請求項2に記載の画面入力型表示装置。
  4. 前記表示装置と前記タッチパネルとの間に防振材を挟設して表示装置とタッチパネルとを一体化して、ユニット化したことを特徴とする請求項1又は2に記載の画面入力型表示装置。
  5. 前記表示装置の駆動回路と前記タッチパネルの駆動回路は1枚の基板の中に組み込まれていることを特徴とする請求項1に記載の画面入力型表示装置。
  6. 前記1本のFPCの他方の先端側は、前記表示装置の駆動回路と前記タッチパネルの駆動回路を組み込んだ1枚の基板に接続していることを特徴とする請求項1、2、5のいずれかに記載の画面入力型表示装置。
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