JP4048664B2 - 電気光学装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば表示パネルと補助パネル(入力パネルまたは保護カバー)とを具備した電気光学装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯型の情報通信機器の普及に伴い、その表示部に表示パネルと補助パネルとを具備する表示装置の需要が増加している。また、情報通信機器の薄型軽量化に伴い、それらに使用される表示装置に対しても薄型軽量でありながら高い表示性能が求められている。
【0003】
また、表示装置は表示パネルに補助パネル(入力パネルまたは保護カバー)を重ね合わせたものである。ここで、補助パネルを入力パネルとした場合、この入力パネルは、入力側に位置する第1基板と、該第1基板に対向して配置された第2基板と、前記第1基板と第2基板との間に設けられた位置検出手段とによって構成される。そして、入力パネルは、例えばペン型の入力器具を用いて第1基板上を押圧すると、押圧された位置を位置検出手段によってxy座標として検出し、このxy座標に対応した信号を外部に出力するものである。
【0004】
また、表示パネルは、入力パネルの背面側に位置した第3基板と、該第3基板に対向して配置された第4基板と、前記第3基板と第4基板との間に封入された電気光学材料とによって構成され、該電気光学材料には液晶が用いられている。さらに、第3基板には第3電極、第4基板には第4電極がそれぞれ形成され、第3電極と第4電極とが交差する複数の点で画素を形成する。そして、表示パネルは、第3電極と第4電極との間に印加する電圧を調整して、各電極間の液晶の光透過率を制御することによって、第3基板の外側に向けて可視像を表示するものである。
【0005】
ここで、特開平11−202322号公報等(以下、従来技術という)には、表示パネルと入力パネルとの間にシリコーン樹脂(シリコーンゴム)等のように粘着性を有する透明弾性材料によって形成されたシートを設け、入力パネルと表示パネルとを密着性を高めた状態で貼り合わせたものが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した従来技術では、各パネルの表面の粗さによって、シートを用いても密着性を高めた状態で貼着させることは極めて困難である。このため、シートとパネル表面との間に気泡が発生し易い。気泡が発生した場合には、気泡中の空気によって光透過率が異なってしまうため、気泡を中心としたニュートンリングが発生し、表示部分にこのニュートンリングが映り表示品質が悪化してしまう、という問題がある。
【0007】
また、シートの代わりに液状シリコーン(溶媒中にシリコーンを溶解させたもの)を用いて表示パネルに入力パネルを貼り付けることも考えられる。しかしこの場合、液状シリコーンが硬化収縮すると、表示パネルの表面に引っ張り応力が発生する場合がある。そして、表示パネルは、引っ張り応力によって変形し易く、変形した場合には表示不良が発生する、という問題がある。
【0008】
一方、表示装置を構成する基板等の割れを防止するために、表示パネルに保護カバーを貼り付けたものもある。この場合においても、表示パネルと保護カバーとの間にシリコーンによるシートを密着させた状態で設けることにより、表示パネルによる表示品質を高めている。しかし、前述した如く、シートとパネル表面、或いはシートと保護カバーとの間に気泡が発生し易く、この気泡によって表示品質を低下させてしまう、という問題がある。
【0009】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、パネル間に設ける透明弾性体を、各パネルとの間で気泡のない密着させた状態で設けることのできる電気光学装置及びその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明は、表示パネルと、該表示パネルに重ね合わせた補助パネルとを具備する電気光学装置であって、前記表示パネルまたは補助パネルのうち、いずれか一方のパネル表面に弾性力を備えたシリコーンシートが設けられ、前記表示パネルまたは補助パネルのうち、他方のパネル表面と前記シリコーンシートとの間に液状で塗布されて硬化されたシリコーンを介在させてなり、前記シリコーンは前記シリコーンシートに一体化されていることを特徴とする。
【0012】
このような構成とすることにより、シリコーンシートまたはパネルの表面を液状シリコーンによって平滑化することができ、シリコーンシートとパネル表面との間に発生する気泡をなくす。そして、密着性を高めた状態でパネル同士を重ね合わせることにより、表示品質を良好にすることができる。
【0013】
また、液状シリコーンによる硬化収縮は、シリコーンシートによって吸収することができ、硬化収縮による表示パネルの撓みを防止することができる。
【0014】
さらに、シリコーンシートは、当該電気光学装置を電子機器に組み付けるときに該電子光学装置に加わる応力を吸収することにより、電気光学装置を構成する部品、特に基板等が割れるのを防止することができる。
【0017】
これにより、液状シリコーンは、硬化した後、シリコーンシートに一体化させることができ、境界面をなくし、境界面による表示不良を防止する。
【0018】
また前記補助パネルは前記表示パネルの表示側に設けられており、前記補助パネルは、入力パネルまたは保護カバーからなることを特徴とする。
【0019】
例えば、補助パネルを入力パネルとすると、入力パネルに入力が行われて入力パネルが撓んだ場合、撓みによる応力をシリコーンシートによって吸収することにより、入力パネルの撓みが表示パネルに伝わるのを低減する。これにより、撓みによって表示パネルの電気光学材料の厚さが大きく変化するのを防止し、圧力撓み模様(以下、表示の揺らぎという)を抑制することができる。
【0020】
また、補助パネルを保護カバーとすると、外側から保護カバーを部分的に押圧した場合であっても、この押圧は保護カバーによって吸収され、表示パネルが撓むのを防止する。
【0021】
また前記補助パネルは前記表示パネルの表示側に設けられており、前記表示パネルは、互いに対向する2枚の基板間に電気光学材料を有するものであって、前記各基板のうち、前記補助パネルから遠い位置にある基板を可撓性材料とすることを特徴とする。
【0022】
例えば、補助パネルを入力パネルとした場合、入力パネルに入力が行われて入力パネルが撓むと、表示パネルに伝達される撓みによる押圧は、遠い位置にある基板にまで伝わって該基板を撓ませる。これにより、電気光学材料の厚さが変化するのを防止し、押圧による表示の揺らぎをさらに抑制することができる。
【0023】
また本発明は、表示パネルと、該表示パネルに重ね合わせた補助パネルとを具備する電気光学装置の製造方法であって、予め製造された表示パネルまたは補助パネルのうち、いずれか一方の表面に、弾性力を備えたシリコーンシートを設ける工程と、前記シリコーンシートの表面に液状シリコーンを塗布する工程と、前記各パネルを位置決めし、加圧した状態で保持することにより前記液状シリコーンを硬化させてシリコーンとし、各パネルを貼着ける工程とを有し、前記シリコーンは前記シリコーンシートに一体化されていることを特徴とする。
【0025】
このような工程によって各パネル間に、シリコーンシートおよび液状シリコーンを介在させることにより、各パネルを密着させた状態で接合させることができ、表示パネルにおける表示品質を良好にすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。ここでは、本発明に係る電気光学装置を電子手帳の表示部として用いた場合について説明する。また、本実施形態における電気光学装置では、電気光学材料に液晶を用いた表示パネルと、補助パネルとしての入力パネルと、を有する入力機能付液晶表示装置を例示する。
【0027】
なお、本発明に係る実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
【0028】
(1)第1の実施形態
〈1・1〉第1の実施形態の構成
▲1▼.入力機能付液晶表示装置の大略構成
まず、本発明に係る入力機能付液晶表示装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態に例示される入力機能付液晶表示装置の分解斜視図であり、図2は同表示装置の断面図である。
【0029】
図1は、本発明に係る入力機能付液晶表示装置の一実施形態を示している。ここに示す入力機能付液晶表示装置1は、入力器具2を接触させることによってデータを入力する入力パネル10と、文字、数字等といった可視像を表示する液晶パネル20と、を有する。また、入力パネル10は液晶パネル20の像表示側に設けられ、液晶パネル20上には後述するシリコーンシート40および液状シリコーン50を硬化させたシリコーンを介して入力パネル10が貼着されている。
【0030】
▲2▼.入力パネルの構成と動作
まず、入力パネル10は、第1基板11と、該第1基板11に対向して配置された第2基板12と、両基板間に介挿された略長方形の枠状のシール部13と、前記第1基板11の内側表面に形成された面電極14と、前記第2基板12の内側表面に形成された面電極15と、を具備し、抵抗膜方式の入力パネル(所謂、タッチパネル)として構成されている。
【0031】
また、前記面電極14,15は、液晶パネル20の液晶表示領域に対応する範囲に対向して広がっている。面電極14のY軸方向両端部には低抵抗電極14aが形成され、面電極15のX軸方向両端部には低抵抗電極15aが形成される。なお、本実施形態では、面電極14,15によって位置検出手段を構成している。
【0032】
さらに、第2基板12の端部には前記各低抵抗電極15aから延びる端子部15bが形成されている。一方、第1基板11側の各低抵抗電極14aは、導通材16を介して第2基板12上に形成された補助電極17に接続され、当該低抵抗電極14aは、この補助電極17を介して前記端子部15bに接続される。
【0033】
図2において、シール部13によって貼り合わされた第1基板11と第2基板12との間は、複数個のスペーサ18によって一定間隔に維持され、その間には屈折率調整用の液体19が封入される。なお、スペーサ18はシール部13を形成する際に同時に形成されるものである。
【0034】
また、第1基板11および第2基板12は、共に可撓性材料、例えばポリカーボネイト(PC)、ポリアクリレート(PAr)、ポリエーテルサルフォン(PES)等からなるプラスチックフィルムによって形成されている。さらに、面電極14,15は、例えばITO(Indium Tin Oxide)等といった透明導電材料によって形成され、均一な面積抵抗を有している。低抵抗電極14a、低抵抗電極15a、端子部15bおよび補助電極17は、例えば銀ペースト等によって形成されている。
【0035】
このように構成される入力パネル10においては、端子部15bに制御回路(図示せず)が接続され、その制御回路によって、第2基板12のX軸方向両端部に位置する低抵抗電極15a,15aの間に所定電圧が印加され、第1基板11のY軸方向両端部に位置する低抵抗電極14a,14aの間には制御回路内の電圧測定素子(図示せず)を接続し、電圧を印加せずにしておく。
【0036】
この場合、第2基板12の面電極15には、X軸方向の各位置に対応して直線的に電圧が変化する均一な電圧降下が発生し、X軸方向に関する位置が等しい位置同士は等電位となる電圧分布が形成される。このとき、液晶パネル20の液晶表示領域に対応する領域内において、第1基板11のある点が入力器具2によって押圧されると、第1基板11の面電極14と第2基板12の面電極15とが接触する。このため、制御回路の電圧測定素子は、第1基板11のある点に対応する位置の第2基板12の面電極15の電圧を、第1基板11の面電極14を介して測定することになる。この電圧は、押圧されるある点のX軸方向における位置に対応しているため、制御回路は入力器具2で押圧された点のX軸方向の位置を検出する。
【0037】
一方、入力パネル10の端子部15bを介して接続される制御回路によって、第1基板11のY軸方向両端部に位置する低抵抗電極14a,14aの間に所定電圧を印加し、第2基板12のX軸方向両端部に位置する低抵抗電極15a,15aには電圧を印加せずに、電圧検出素子に接続する。この場合、第1基板11の面電極14には、Y軸方向の位置に対応して均一な電圧降下が発生し、直線的に電圧が変化する電圧分布が形成される。制御回路の電圧検出素子は、入力器具2で押圧された部位に対応する位置における第1基板11の面電極14の電圧を、第2基板12の面電極15を介して検出する。これにより、上述したX軸方向に関する位置検出の場合と同様に、Y軸方向における位置検出を行う。
【0038】
▲3▼.液晶パネルの構成と動作
次に、液晶パネル20は、互に対向する第3基板21および第4基板22と、両基板間に介挿された略長方形の枠状のシール部23と、第3基板21および第4基板22の間隙であって前記シール部23によって包囲される領域に封入された液晶24と、前記第3基板21の液晶側表面に形成された第3電極25と、前記第4基板22の液晶側表面に形成された第4電極26と、前記第3基板25および第4基板26の外側(液晶24の反対側)もそれぞれ貼着された偏光板27,28と、偏光板28のさらに外側に設けられた光反射板29と、を具備している。
【0039】
また、偏光板27の偏光軸と偏光板28の偏光軸とは、可視像を表示するのに必要となる偏光透過性を得るために互いに所定の角度を持って対向している。さらに、偏光板27、液晶パネル20、偏光板28および光反射板29各要素は、互いに重なり合うもの同士が接着剤によって接着されている。なお、光反射板29は偏光板28と一体に形成することもできる。
【0040】
また、前記第3電極25の表面には、オーバコート層25aと、さらにその上に配向膜25bが順次形成され、該配向膜25bは、配向性を持たせるためのラビリング処理が施されている。
【0041】
さらに、第3電極25に対向する前記第4電極26の表面には、オーバコート層26aと、さらにその上に配向膜26bが順次形成され、該配向膜26bは、配向性を持たせるためのラビング処理が施されている。
【0042】
ここで、第3電極25および第4電極26は、例えばITO等の透明導電性材料によって100nm程度の厚さに形成されている。また、オーバコート層25a,26aは、例えば酸化珪素、酸化チタンまたはこれらの化合物等によって80nm程度の厚さに形成される。また、配向膜25b,26bは、例えばポリイミド系樹脂によって80nm程度の厚さに形成される。
【0043】
第3電極25は、図1に示すように、少なくとも駆動表示領域では、複数の直線パターンを互いに平行に配列することによって、いわゆるストライプ状に形成され、第4電極26も、少なくとも駆動表示領域では、前記第3電極25に交差するように複数の直線パターンを互いに平行に配列することによって、ストライプ状に形成されている。これらの電極25,26がドットマトリックス状に交差する複数の点が、可視像を表示するための画素を形成している。そして、これらの画素によって文字等の可視像が表示される液晶表示領域を構成している。
【0044】
また、第3基板21と第4基板22のいずれか一方の液晶側表面には、図2に示すように、複数のスペーサ30が分散して設けられている。これにより、第3基板21,第4基板22間が均一な寸法に保たれ、例えば、5μm程度となるセルギャップが形成される。
【0045】
さらに、前記シール部23はいずれか一方の基板の液晶側表面に形成され、該シール部23の一部には図1に示すように、液晶注入口23aが形成され、この液晶注入口23aを介して液晶24が注入された後、液晶注入口23aは樹脂等によって封止される。シール部23の内部には、第4電極25を後述する端子部25cに電気的に接続するための導通材23bが分散されている。
【0046】
第3基板21は第4基板22から外側に張り出す張出領域21aを有し、第3基板22上に形成した第3電極25は該張出領域21aに直接延在して端子部25cとなっている。さらに、第4電極26は、シール部23内に分散した導電材23bを介して張出領域21aの端子部25cに電気的に接続されている。ここで、端子部25cは、液晶パネル20を駆動させるための液晶駆動回路(図示せず)との間で電気的に接続するための配線パターンである。
【0047】
なお、電極25,26および端子部25cは、実際には極めて狭い間隔で多数本がそれぞれ基板21,22の表面全域に亘って形成されるが、図1では構造を分かり易くするために、実際の間隔よりも広い間隔で、電極等を模式的に図示し、さらに一部は省略している。また、液晶24が封入される領域内に形成される電極25,26の形状は、直線状に限らず、必要に応じて適宜のパターン形状に形成されるものである。
【0048】
ここで、第3基板21は硬質材料、例えばガラス、硬質プラスチック等によって形成される。第4基板22は可撓性材料、例えばプラスチックや比較的薄いガラスによって形成されている。
【0049】
このように構成される液晶パネル20においては、光反射板29で反射した光は、液晶パネル20の液晶層を通過して外部に照射される。また、液晶パネル20の端子部25cには液晶駆動回路が接続され、この液晶駆動回路によって、第3電極25または第4電極26のうち、いずれか一方に対して行毎に走査電圧が印加され、さらにそれらの電極の他方に対して表示画像に基づいたデータ電圧を画素毎に印加される。光反射板29で反射した光にあって両電圧の印加によって選択された画素部分を通過する光は、その電圧印加によって変調され、これにより第3基板21の外側に文字、数字等といった可視像が表示される。
【0050】
▲4▼.シリコーンシートおよび液状シリコーンの構成と作用
シリコーンシート40は、入力パネル10と液晶パネル20との間に設けられるもので、透明性および弾性度の観点から、シリコーン樹脂によって形成されているが、他にアクリル樹脂またはウレタン樹脂シリコーンによって形成されてもよい。
【0051】
また、液状シリコーン50は、液晶パネル20に入力パネル10を重ね合わせるときに、前記シリコーンシート40に適量滴下するもので、硬化した後は、該シリコーンシート40に一体化される。適量とは、後述するシリコーンシート40と第2基板12の表面の粗さを吸収するのに必要な量のことである。
【0052】
次に、図3および図4を参照しつつ、入力パネル10と液晶パネル20とを貼着する方法について説明する。図3(a)はパネルを位置合わせする前の状態を示し、図3(b)は液晶パネル20に入力パネル10をシリコーンシート40を介して貼着した状態を示している。また、図4は図3(b)中の要部Aを拡大して示している。
【0053】
まず、図3(a)に示すように、偏光板27の表面に設けられたシリコーンシート40上に、液状シリコーン50を部分的に滴下する。ここで、偏光板27にシリコーンシート40を設ける手段としては、偏光板27を液晶パネル20に対応した大きさに切断する前の大判材料の段階で、偏光板の大判材料にシリコーンシートを予め貼着し、大判材料の偏光板を液晶パネル20に対応した大きさに切断するとき、シリコーンシートも一緒に切断する。
【0054】
そして、入力パネル10を矢印の方向から液晶パネル20に位置合わせし、加圧した状態で保持する。これにより、液状シリコーン50は硬化してシリコーンシート40に一体化される(図3(b)参照)。
【0055】
この際、図4に示す如く、液状シリコーン50は、シリコーンシート40および第2基板12の表面の粗さを吸収した状態で、シリコーンシート40を介して入力パネル10を表示パネル20に貼着する。
【0056】
即ち、偏光板27の表面に粗さがある場合には、シリコーンシート40の下面は、この粗さに対応して接合し、シリコーンシート40の上面が波状に粗くなる。そして、この表面の粗さを無視して入力パネル10の第2基板12をシリコーンシート40に貼着すると、この粗さが原因で、気泡が発生する。そこで、本実施形態では、この表面の粗さを吸収するために、液状シリコーン50をシリコーンシート40上に滴下したものである。そして、滴下した液状シリコーン50は、各表面の粗さによって形成された隙間に介在して気泡の発生を防止する。
【0057】
〈1・2〉第1の実施形態の効果
上述したように、液晶パネル20上に設けたシリコーンシート40上に液状シリコーン50を滴下することにより、シリコーンシート40および第2基板12の表面の粗さを吸収してシリコーンシート40と第2基板12とを密着させた状態で貼着する。この際、シリコーンシート40と偏光板12との間に気泡が発生するのを防止することができ、気泡によるニュートンリングをなくし、液晶パネル20から表示される可視像の表示品質を良好にすることができる。
【0058】
また、液状シリコーン50は、硬化する際に硬化収縮が生じ、この硬化収縮はシリコーンシート40の平面方向に引っ張り応力として発生する。そして、この引っ張り応力は、シリコーンシート40の弾性によって吸収される。しかも、シリコーンシート40および液状シリコーン50は、同一のシリコーン樹脂によって形成されているから、液状シリコーン50が硬化した後は一体のシリコーンシート40と見なすことができる。これにより、シリコーンシート40と液状シリコーン50との間に発生する境界面をなくすことができ、境界面による表示不良を防止することができる。
【0059】
しかも、シリコーンシート40は弾性力を備えているから、入力機能付液晶表示装置1を電子手帳に組み付けるとき、組み付け時に発生する応力をシリコーンシート40で吸収することができ、入力機能付液晶表示装置1を構成する部品、特に基板が破損するのを防止することができる。
【0060】
次に、入力機能付液晶表示装置の入力パネルの一部が入力器具によって押圧された場合の動作について、図5に基づいて説明する。図5は当該表示装置の一部が入力器具によって押圧された状態を模式的に示した断面図である。
【0061】
入力機能付液晶表示装置では、液晶パネル20の液晶表示領域に適宜の入力用画面を表示し、それを見たユーザがデータの入力を希望する場合、入力パネル10の第1基板11のうち希望する部位を入力器具2によって押圧する。これにより、その押圧部位が入力パネル10に接続した制御回路によって例えば座標位置として読取られ、入力用画面に表示された複数の入力データのうちいずれかがユーザによって選択されたかを認識する。
【0062】
図5において、入力パネル10の第1基板11が入力器具2によって押圧されると、その押圧部位の第1基板11が押圧された方向へ撓んで、面電極14のうち当該部位に対応した部位が第2基板12の面電極15に接触する。このとき、押圧された第2基板12はその押圧方向へ撓みを発生し、この撓みが液晶パネル20の第3基板21に伝達されて該第3基板21にも撓みが生じる。
【0063】
ここで、入力パネル10と液晶パネル20との間に配設したシリコーンシート40によって、入力パネル10から液晶パネル20に伝わる押圧力を若干吸収することができるものの、液晶パネル20を押圧して撓ませてしまう。このため、液晶24の厚さが変化することにより、表示パネルの表示に押圧撓み模様(表示の揺らぎ)が発生してしまう。
【0064】
しかし、本実施形態では、入力パネル10から遠い位置にある第4基板22を可撓性材料によって形成することにより、入力パネル10に近い第3基板21が入力器具2の押圧によって撓むときには、その撓みに応じて第4基板22にも同様に撓みが生じる。この結果、押圧部位に対応した位置にある液晶24の厚さが変化するのを抑制して表示の揺らぎが発生するのを防止することができる。
【0065】
(2)第2の実施形態
前記実施形態では、電子手帳の表示部に用いる電子機器として、液晶パネル20に入力パネル10を重ね合わた入力機能付液晶表示装置を例示して述べたが、本発明はこれに限らず、携帯電話の表示部に用いる液晶表示装置に本発明を適用してもよい。使用される液晶表示装置は、図6の断面図に示すように、液晶パネルにガラス材料等の硬質材料からなる保護カバー70を重ね合わせるものが使用され、液晶パネル20と保護カバー70との間にシリコーンシート40および液状シリコーン(図示せず)を設けることによって、気泡の発生を防止して液晶パネル20に保護カバーを貼着することができる。
【0066】
(3)応用形態
一方、液晶パネル20のうち偏光板27を保護カバーとして使用した場合には、第3基板21と偏光板27との間にシリコーンシート40と液状シリコーン50とを介在させるようにしてもよい。
【0067】
さらに、上述した入力機能付液晶表示装置1に保護カバーを設ける場合には、第1基板11上にシリコーンシート40および液状シリコーン50を介して保護カバーを設けるようにしてもよい。
【0068】
<電子手帳の構成>
ここで、前記実施形態に係る入力機能付液晶表示装置を表示部として用いた電子手帳について説明する。図7は、入力機能付液晶表示装置1を、上部筐体84と下部筐体85とを有する電子機器である電子手帳80に組み込んだ状態を分解して示す斜視図である。なお、図7において、入力機能付液晶表示装置1以外の部品は、かなり省略している。電子手帳80は、回路基板82上等に、表示情報源、表示情報処理回路、クロック発生回路等の様々な回路や、それらの回路に電極を供給する電源回路等を含んで構成されている。
【0069】
なお、本実施形態による入力機能付液晶表示装置が組み込まれる電子機器としては、図7を参照して説明した電子手帳の他、ページャ、カーナビゲーション装置、PDA(携帯情報端末)、電卓、ワードプロセッサ、ICカード、ミニディスクプレーヤなどタッチパネルを備えた様々な電子機器が挙げられる。
【0070】
<携帯電話の構成>
さらに、表示装置を、携帯電話に適用した例について説明する。図8は、この携帯電話の構成を示す斜視図である。図において、携帯電話90は、複数の操作ボタン92のほか、受話口94、送話口96と共に、液晶表示装置100を備えるものである。この表示装置100にも、必要に応じてその前面にフロントライトが設けられる。また、この構成であっても、液晶表示装置100が反射直視型として用いられることになる。
【0071】
なお、前述した液晶表示装置が組み込まれる電子機器としては、図8を参照して説明した携帯電話の他、液晶テレビや、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器に対して、実施形態や応用形態に係る電気光学装置が適用可能なのは言うまでもない。
【0072】
(4)変形例
以上この発明による実施形態について説明したが、前記実施形態はあくまでも例示であり、前記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。変形例としては、例えば以下のようなものが考えられる。
【0073】
(4−1)変形例1
前記実施形態においては、電気光学材料として液晶を用いた液晶パネルに本発明を適用した場合を例に説明を進めたが、これ以外にも、エレクトロルミネッセンス素子(EL)などを用いて、その電気光学効果により表示を行う装置に適用可能である。
【0074】
(4−2)変形例2
前記実施形態では、入力パネル10と液晶パネル20とをシリコーンシート40および液状シリコーン50によって貼着するようにしたが、本発明は、入力パネル10と液晶パネル20との固定を外枠によって行うようにしてもよく、この場合には、シリコーンシート40および液状シリコーン50によって、偏光板27と第2基板12とを密着した状態で重ね合わせるだけでよい。
【0075】
(4−3)変形例3
前記実施形態では、第1基板11、第2基板12および第4基板22を可撓性材料で形成した場合について述べたが、第4基板22を硬質材料によって形成した場合であっても、シリコーンシートによる弾性力だけであっても表示の揺らぎを低減するという効果を発揮することは可能である。
【0076】
(4−4)変形例4
前記実施形態による入力機能付液晶表示装置1では、表示パネル20の非表示領域の部分に枠状のスペーサを設けて間隙を形成したり、弾性体を設けることにより、当該表示パネル20の撓みを逃がすことが好ましい。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、表示パネルを含む複数のパネルを重ね合わせるとき、重ね合わせる一対のパネルのうち、いずれか一方のパネル表面に透明弾性体を設け、該透明弾性体と他方のパネル表面との間に硬化性の透明液体を設ける。これにより、透明液体は、透明弾性体と他方のパネル表面の粗さを吸収するから、パネル間に気泡が発生するのを防止する。この結果、気泡等によるニュートンリングをなくし、表示品質を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態である入力機能付液晶表示装置を示す分解斜視図である。
【図2】 同入力機能付液晶表示装置の縦断面図である。
【図3】 同入力機能付液晶表示装置について、(a)はパネルを位置合わせする前の状態を示す断面図、(b)は各パネルを貼着した状態を示す断面図である。
【図4】 図3(b)中のA部を拡大して示す断面図である。
【図5】 同入力機能付液晶表示装置の一部が入力器具によって押圧された状態を模式的に示す断面図である。
【図6】 第2の実施形態である液晶表示装置を示す縦断面図である。
【図7】 同入力機能付液晶表示装置を適用した電子手帳の構成を例示する分解斜視図である。
【図8】 液晶表示装置を適用した携帯電話の構成を例示する斜視図である。
【符号の説明】
1…入力機能付液晶表示装置
10…入力パネル
11…第1基板
12…第2基板
13,23…シール部
14,15…面電極
20…液晶パネル
21…第3基板
22…第4基板
24…液晶
25…第3電極
26…第4電極
40…シリコーンシート
50…液状シリコーン
70…保護カバー

Claims (4)

  1. 表示パネルと、該表示パネルに重ね合わせた補助パネルとを具備する電気光学装置であって、
    前記表示パネルまたは補助パネルのうち、いずれか一方のパネル表面に弾性力を備えたシリコーンシートが設けられ、
    前記表示パネルまたは補助パネルのうち、他方のパネル表面と前記シリコーンシートとの間に液状で塗布されて硬化されたシリコーンを介在させてなり、前記シリコーンは前記シリコーンシートに一体化されていることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記補助パネルは前記表示パネルの表示側に設けられており、前記補助パネルは、入力パネルまたは保護カバーからなる
    ことを特徴とする請求項1記載の電気光学装置。
  3. 前記補助パネルは前記表示パネルの表示側に設けられており、前記表示パネルは、互いに対向する2枚の基板間に電気光学材料を有するものであって、
    前記各基板のうち、前記補助パネルから遠い位置にある基板を可撓性材料とする
    ことを特徴とする請求項1記載の電気光学装置。
  4. 表示パネルと、該表示パネルに重ね合わせた補助パネルとを具備する電気光学装置の製造方法であって、
    予め製造された表示パネルまたは補助パネルのうち、いずれか一方の表面に、弾性力を備えたシリコーンシートを設ける工程と、
    前記シリコーンシートの表面に液状シリコーンを塗布する工程と、
    前記各パネルを位置決めし、加圧した状態で保持することにより前記液状シリコーンを硬化させてシリコーンとし、各パネルを貼着ける工程とを有し、
    前記シリコーンは前記シリコーンシートに一体化されていることを特徴とする電気光学装置の製造方法。
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