JP3760698B2 - 電気光学装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力パネルと表示パネルとを具備した電気光学装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯型の情報通信機器の普及に伴い、その表示パネルと入力パネルとを貼り合わせた入力機能付表示装置の需要が増加している。また、情報通信機器の薄型軽量化に伴い、それらに使用される入力機能付表示装置に対しても薄型軽量でありながら高い表示性能が求められている。
【0003】
また、入力機能付表示装置は入力パネルと表示パネルとを貼り合わせたものである。入力パネルは、入力側に位置する第1基板と、該第1基板に対向して配置された第2基板と、前記第1基板と第2基板との間に設けられた位置検出手段とによって構成されている。そして、入力パネルは、例えばペン型の入力器具を用いて第1基板上を押圧すると、押圧された位置を位置検出手段によってxy座標として検出し、このxy座標に対応した信号を外部に出力するものである。
【0004】
また、表示パネルは、入力パネルの背面側に位置した第3基板と、該第3基板に対向して配置された第4基板と、前記第3基板と第4基板との間に封入された電気光学材料とによって構成され、該電気光学材料には液晶が用いられている。さらに、第3基板には第3電極、第4基板には第4電極がそれぞれ形成され、第3電極と第4電極とが交差する複数の点で画素を形成する。そして、表示パネルは、第3電極と第4電極との間に印加する電圧を調整して、各電極間の液晶の光透過率を制御することによって、第3基板の外側に向けて可視像を表示するものである。
【0005】
ここで、特開平11−202322号公報等(以下、従来技術という)には、入力パネルと表示パネルとの間にシリコーン樹脂(シリコーンゴム)等のように粘着性を有する透明弾性材料によって形成されたシートを設け、入力パネルと表示パネルとを密着性を高めた状態で貼り合わせたものが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した従来技術では、入力パネルを入力器具を用いて押圧すると、該入力パネルにはこの押圧による撓みが発生する。そして、この撓みは弾性のシートによって若干は緩和されるものの、表示パネルに伝わって当該液晶パネルを撓ませる。この撓みによって、表示パネルでは、第3基板と第4基板との離間寸法が変化する。この結果、液晶の厚さが変化することにより、表示パネルの表示に押圧撓み模様(以下、「表示の揺らぎ」という)が発生してしまうという問題がある。
【0007】
また、各パネルをシートを用いて密着性を高めた状態で接合することは極めて困難であるためシートとパネル表面との間に気泡が発生し易い。気泡が発生した場合には、気泡中の空気によって光透過率が異なってしまうため、気泡を中心としたニュートンリングが発生し、表示部分にニュートンリングが映り表示品質が悪化してしまうという問題がある。
【0008】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、入力パネルに入力を行った場合であっても、表示の揺らぎを抑制すると共に、各パネル間の離間寸法を一定に保つことにより、表示品質を良好に保つことのできる電気光学装置及びその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、第1の発明は、入力パネルおよび表示パネルとを具備する電気光学装置であって、
前記入力パネルは、入力側に位置する第1基板と、該第1基板に対向して配置された第2基板と、前記第1基板と第2基板との間に設けられた位置検出手段とを有し、
前記表示パネルは、前記入力パネルの背面側に位置した第3基板と、該第3基板に対向して配置された第4基板と、前記第3基板と第4基板との間に封入された電気光学材料とを有し、
前記入力パネルと表示パネルとの間には、複数個のマイクロカプセルを配置さらた
ことを特徴とする電気光学装置を提供するものである。
【0010】
このような構成とすることにより、各パネル間に配置された複数個のマイクロカプセルによって、各パネル間の間隙は一定に保たれる。このため、光の屈折率はパネル表面において均一に保たれるため、表示品質を良好に保つことができる。
【0011】
また、入力パネルに入力が行われて入力パネルが撓んだ場合、撓みによる応力を複数個のマイクロカプセルによって分散させて表示パネルに伝えることにより、表示の揺らぎを抑制することができる。
【0012】
前記入力パネル、表示パネルおよびマイクロカプセルとの間に、接着剤が充填されることが好ましい。
【0013】
このような構成とすることにより、マイクロカプセルを入力パネルと表示パネルとの間に位置決めた上で固定することができる。
【0014】
また、前記入力パネル、表示パネルおよびマイクロカプセルとの間に、隙間を有して接着剤が充填されることが好ましい。
【0015】
一方、前記表示パネルの第3基板または第4基板のうち、少なくとも第4基板を可撓性材料とすることが好ましい。
【0016】
また、前記入力パネルの第1基板、第2基板および前記表示パネルの第4基板を可撓性材料とすることが好ましい。
【0017】
このように電気光学装置を構成することにより、入力パネルに入力が行われて入力パネルが歪んだ場合、複数個のマイクロカプセルを介して表示パネルに伝達される撓みによる押圧は、第4基板にまで伝わって該第4基板を撓ませる。これにより、入力パネルの撓みによって電気光学材料の厚さが大きく変化するのを防止し、押圧による表示の揺らぎをさらに抑制することができる。
【0018】
また、前記マイクロカプセルは弾性材料であることが好ましい。これにより、入力パネルの撓みによる応力が表示パネルに伝達されるのを低減することができる。
【0019】
さらに、前記マイクロカプセルは、接着剤によって各パネル間に位置決めすることが好ましい。これにより、パネル間でマイクロカプセルが移動するのを防止することができる。
【0020】
また、第2の発明は、入力パネルおよび表示パネルとを具備する電気光学装置の製造方法であって、
予め製造された入力パネルと表示パネルとの間に、60℃〜120℃で溶融する樹脂にマイクロカプセルを分散させた接着フィルムを配設するフィルム配設工程と、
温度を上昇させて前記樹脂を溶融させることによって、前記マイクロカプセルを前記各パネル間に固定するカプセル固定工程と、
を有することを特徴とする電気光学装置の製造方法を提供するものである。
【0021】
このような工程によって各パネル間に、マイクロカプセルを配置することによって、表示パネルにおける表示品質を高めることができる。
【0022】
また、前記フィルム配設工程は、印刷手段によって入力パネルまたは表示パネルのうち、いずれか一方の表面に前記フィルムを塗布することが好ましい。これにより、各パネル間にマイクロカプセルを容易に配置することができる。
【0023】
また、第3の発明は、入力パネルおよび表示パネルとを具備する電気光学装置の製造方法であって、
予め製造された入力パネルまたは表示パネルのうち、いずれか一方の表面に、60℃〜120℃で溶融する接着剤によって包被されたマイクロカプセルを散布するカプセル散布工程と、
前記各パネルを位置合わせすることにより、前記接着剤を用いてマイクロカプセルを前記各パネル間に固定するカプセル固定工程と、
を有することを特徴とする電気光学装置の製造方法を提供するものである。
【0024】
このような工程によって各パネル間に、マイクロカプセルを配置することによって、表示パネルにおける表示品質を高めることができる。
【0025】
また、前記カプセル散布工程は、入力パネルまたは表示パネルのうち、いずれか一方の表面に前記マイクロカプセルを散布することが好ましい。これにより、各パネル間にマイクロカプセルを容易に配置することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。ここでは、本発明に係る電気光学装置を電子手帳の表示部として用いた場合について説明する。また、本実施形態における電気光学装置として、電気光学材料に液晶を用いた表示パネルと、入力パネルと、からなる入力機能付液晶表示装置を例示する。
【0027】
なお、本発明に係る実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
【0028】
(1)実施形態
〈1・1〉実施形態の構成
▲1▼.入力機能付液晶表示装置の大略構成
まず、本発明に係る入力機能付液晶表示装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態に例示される入力機能付液晶表示装置の分解斜視図であり、図2は同表示装置の断面図である。
【0029】
図1は、本発明に係る入力機能付液晶表示装置の一実施形態を示している。ここに示す入力機能付液晶表示装置1は、入力器具2を接触させることによってデータを入力する入力パネル10と、文字、数字等といった可視像を表示する液晶パネル20と、を有する。また、入力パネル10は液晶パネル20の像表示側に設けられ、該入力パネル10は液晶パネル20に後述する接着フィルム40によって固着されている。
【0030】
▲2▼.入力パネルの構成と動作
まず、入力パネル10は、入力側に位置する第1基板11と、該第1基板11に対向して配置された第2基板12と、両基板間に介挿された略長方形の枠状のシール部13と、前記第1基板11の内側表面に形成された面電極14と、前記第2基板12の内側表面に形成された面電極15と、を具備し、抵抗膜方式(所謂、タッチパネル)として構成されている。
【0031】
また、前記面電極14,15は、液晶パネル20の液晶表示領域に対応する範囲に対向して広がっている。面電極14のY軸方向両端部には低抵抗電極14aが形成され、面電極15のX軸方向両端部には低抵抗電極15aが形成される。なお、本実施形態では、面電極14,15によって位置検出手段を構成している。
【0032】
さらに、第2基板12の端部には前記各低抵抗電極15aから延びる端子部15bが形成されている。一方、第1基板11側の各低抵抗電極14aは、導通材16を介して第2基板12上に形成された補助電極17に接続され、当該低抵抗電極14aは、この補助電極17を介して前記端子部15bに接続される。
【0033】
図2において、シール部13によって貼り合わされた第1基板11と第2基板12との間は、複数個のスペーサ18によって一定間隔に維持され、その間には屈折率調整用の液体19が封入される。なお、スペーサ18はシール部13を形成する際に同時に形成されるものである。
【0034】
また、第1基板11および第2基板12は、共に可撓性材料、例えばポリカーボネイト(PC)、ポリアクリレート(PAr)、ポリエーテルサルフォン(PES)等からなるプラスチックフィルムによって形成されている。さらに、面電極14,15は、例えばITO(Indium Tin Oxide)等といった透明導電材料によって形成され、均一な面積抵抗を有している。低抵抗電極14a、低抵抗電極15a、端子部15bおよび補助電極17は、例えば銀ペースト等によって形成されている。
【0035】
このように構成される入力パネル10においては、端子部15bに制御回路(図示せず)が接続され、その制御回路によって、第2基板12のX軸方向両端部に位置する低抵抗電極15a,15aの間に所定電圧が印加され、第1基板11のY軸方向両端部に位置する低抵抗電極14a,14aの間には制御回路内の電圧測定素子(図示せず)を接続し、電圧を印加せずにしておく。
【0036】
この場合、第2基板12の面電極15には、X軸方向の各位置に対応して直線的に電圧が変化する均一な電圧降下が発生し、X軸方向に関する位置が等しい位置同士は等電位となる電圧分布が形成される。このとき、液晶パネル20の液晶表示領域に対応する領域内において、第1基板11のある点が入力器具2によって押圧されると、第1基板11の面電極14と第2基板12の面電極15とが接触する。このため、制御回路の電圧測定素子は、第1基板11のある点に対応する位置の第2基板12の面電極15の電圧を、第1基板11の面電極14を介して測定することになる。この電圧は、押圧されるある点のX軸方向における位置に対応しているため、制御回路は入力器具2で押圧された点のX軸方向の位置を検出する。
【0037】
一方、入力パネル10の端子部15bを介して接続される制御回路によって、第1基板11のY軸方向両端部に位置する低抵抗電極14a,14aの間に所定電圧を印加し、第2基板12のX軸方向両端部に位置する低抵抗電極15a,15aには電圧を印加せずに、電圧検出素子に接続する。この場合、第1基板11の面電極14には、Y軸方向の位置に対応して均一な電圧降下が発生し、直線的に電圧が変化する電圧分布が形成される。制御回路の電圧検出素子は、入力器具2で押圧された部位に対応する位置における第1基板11の面電極14の電圧を、第2基板12の面電極15を介して検出する。これにより、上述したX軸方向に関する位置検出の場合と同様に、Y軸方向における位置検出を行う。
【0038】
▲3▼.液晶パネルの構成と動作
次に、液晶パネル20は、互に対向する第3基板21および第4基板22と、両基板間に介挿された略長方形の枠状のシール部23と、第3基板21および第4基板22の間隙であって前記シール部23によって包囲される領域に封入された液晶24と、前記第3基板21の液晶側表面に形成された第3電極25と、前記第4基板22の液晶側表面に形成された第4電極26と、前記第3基板25および第4基板26の外側(液晶24の反対側)もそれぞれ貼着された偏光板27,28と、偏光板28のさらに外側に設けられた光反射板29と、を具備している。
【0039】
また、偏光板27の偏光軸と偏光板28の偏光軸とは、可視像を表示するのに必要となる偏光透過性を得るために互いに所定の角度を持って対向している。さらに、偏光板27、液晶パネル20、偏光板28および光反射板29各要素は、互いに重なり合うもの同士が接着剤によって接着されている。なお、光反射板29は偏光板28と一体に形成することもできる。
【0040】
また、前記第3電極25の表面には、オーバコート層25aと、さらにその上に配向膜25bが順次形成され、該配向膜25bは、配向性を持たせるためのラビング処理が施されている。
【0041】
さらに、第3電極25に対向する前記第4電極26の表面には、オーバコート層26aと、さらにその上に配向膜26bが順次形成され、該配向膜26bは、配向性を持たせるためのラビリング処理が施されている。
【0042】
ここで、第3電極25および第4電極26は、例えばITO等の透明導電性材料によって100nm程度の厚さに形成されている。また、オーバコート層25a,26aは、例えば酸化珪素、酸化チタンまたはこれらの化合物等によって80nm程度の厚さに形成される。また、配向膜25b,26bは、例えばポリイミド系樹脂によって80nm程度の厚さに形成される。
【0043】
第3電極25は、図1に示すように、少なくとも駆動表示領域では、複数の直線パターンを互いに平行に配列することによって、いわゆるストライプ状に形成され、第4電極26は前記第3電極25に交差するように複数の直線パターンを互いに平行に配列することによって、ストライプ状に形成されている。これらの電極25,26がドットマトリックス状に交差する複数の点が、可視像を表示するための画素を形成している。そして、これらの画素によって文字等の可視像が表示される液晶表示領域を構成している。
【0044】
また、第3基板21と第4基板22のいずれか一方の液晶側表面には、図2に示すように、複数のスペーサ30が分散して設けられている。これにより、第3基板21および第4基板22間が均一な寸法に保たれ、例えば、5μm程度となるセルギャップが形成される。
【0045】
さらに、前記シール部23はいずれか一方の基板の液晶側表面に形成され、該シール部23の一部には図1に示すように、液晶注入口23aが形成され、この液晶注入口23aを介して液晶24が注入された後、液晶注入口23aは樹脂等によって封止される。シール部23の内部には、第4電極25を後述する端子部25cに電気的に接続するための導通材23bが分散されている。
【0046】
第3基板21は第4基板22から外側に張り出す張出領域21aを有し、第3基板21上に形成した第3電極25は該張出領域21aに直接延在して端子部25cとなっている。さらに、第4電極26は、シール部23内に分散した導電材23bを介して張出領域21aの端子部25cに電気的に接続されている。ここで、端子部25cは、液晶パネル20を駆動させるための液晶駆動回路(図示せず)との間で電気的に接続するための配線パターンである。
【0047】
なお、電極25,26および端子部25cは、実際には極めて狭い間隔で多数本がそれぞれ基板21,22の表面全域に亘って形成されるが、図1では構造を分かり易くするために、実際の間隔よりも広い間隔で、電極等を模式的に図示し、さらに一部は省略している。また、液晶24が封入される領域内に形成される電極25,26の形状は、直線状に限らず、必要に応じて適宜のパターン形状に形成されるものである。
【0048】
ここで、第3基板21は硬質材料、例えばガラス、硬質プラスチック等によって形成される。第4基板22は可撓性材料、例えばプラスチックや比較的薄いガラスによって形成されている。
【0049】
このように構成される液晶パネル20においては、光反射板29で反射した光は、液晶パネル20の液晶層を通過して外部に照射される。また、液晶パネル20の端子部25cには液晶駆動回路が接続され、この液晶駆動回路によって、第3電極25または第4電極26のうち、いずれか一方に対して行毎に走査電圧が印加され、さらにそれらの電極の他方に対して表示画像に基づいたデータ電圧を画素毎に印加される。光反射板29で反射した光にあって両電圧の印加によって選択された画素部分を通過する光は、その電圧印加によって変調され、これにより第3基板21の外側に文字、数字等といった可視像が表示される。
【0050】
▲4▼.接着フィルムの構成と作用
接着フィルム40は、入力パネル10と液晶パネル20との間に介在して該パネル10,20を接合するものである。
【0051】
ここで、接着フィルム40は、透明性でかつ弾性を有する材料によって形成されたホットメルト樹脂41にマイクロカプセル42を分散させて混在させたものである。図1ないし図3に示すマイクロカプセル42は、模式的に図示しているが、実際には5〜20μmの粒径であるため、該各マイクロカプセル42は、透明な弾性材料でなくてもよい。
【0052】
ホットメルト樹脂41の材質としては、60〜120℃でメルトする樹脂材料、例えばポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエチレン、ポリアミド、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルクロライド(PVC)、ポリオレフィンおよびポリプロピレン等がある。ホットメルト樹脂41は、前記材質が異なる2層またはそれ以上の多層となる複合材料であってもよい。
【0053】
次に、図3を参照しつつ、入力パネル10と液晶パネル20とを接合する方法について説明する。図3(a)はパネルを位置合わせする前の状態を示し、図3(b)は熱を加えてマイクロカプセルを接合した状態を示している。
【0054】
まず、図3(a)に示すように、液晶パネル20の表面に位置した偏光板27の表面に印刷によって接着フィルム40を塗布する。なお、偏光板27を液晶パネル20に対応した大きさに切断する前の大判材料の段階で、偏光板の大判材料に接着フィルムを予め塗布し、大判材料の偏光板を液晶パネル20に対応した大きさに切断するとき、接着フィルムも一緒に切断するようにしてもよい。
【0055】
そして、入力パネル10を矢印の方向から位置合わせし、加圧した状態で、加熱(例えば120℃)する。これにより、図3(b)に示すように、液晶パネル20に接着フィルム40を介して入力パネル10を接合すると共に、各マイクロカプセル42をパネル10,20間に固定する。このとき、接着フィルム40内に分散されたマイクロカプセル42によって入力パネル10と液晶パネル20との離間寸法を均一に保つことができる。しかも、ホットメルト樹脂41によってパネル10,20は高い強度をもって接合される。
【0056】
従って、入力パネル10と液晶パネル20との間に配設された複数個のマイクロカプセル42は、入力パネル10から液晶パネル20に伝わる押圧力を分散させて液晶パネル20に伝達すると共に、当該マイクロカプセル42の持つ弾性力によって吸収する。これにより、入力パネル10が撓んだ場合であっても、液晶パネル20の液晶24の厚さが変化するのを抑制し、表示の揺らぎを低減することができる。
【0057】
〈1・2〉実施形態の効果
次に、本実施形態による入力機能付液晶表示装置の動作について、図4に基づいて説明する。図4は当該表示装置の一部が入力器具によって押圧された状態を模式的に示した断面図である。
【0058】
入力機能付液晶表示装置では、液晶パネル20の液晶表示領域に適宜の入力用画面を表示し、それを見たユーザがデータの入力を希望する場合、入力パネル10の第1基板11のうち希望する部位を入力器具2によって押圧する。これにより、その押圧部位が入力パネル10に接続した制御回路によって例えば座標位置として読取られ、入力用画面に表示された複数の入力データのうちいずれかがユーザによって選択されたかを認識する。
【0059】
図4において、入力パネル10の第1基板11が入力器具2によって押圧されると、その押圧部位の第1基板11が押圧された方向へ撓んで、面電極14のうち当該部位に対応した部位が第2基板12の面電極15に接触する。このとき、押圧された第2基板12はその押圧方向へ撓みを発生し、この撓みが液晶パネル20の第3基板21に伝達されて該第3基板21にも撓みが生じる。
【0060】
ここで、本実施形態では、入力パネル10と液晶パネル20との間には、複数個のマイクロカプセル42を分散させている。これにより、各マイクロカプセル42は、入力パネル10から液晶パネル20に伝わる押圧力を分散させて液晶パネル20に伝達すると共に、当該マイクロカプセル42の持つ弾性力によって吸収することができる。そして、入力パネル10から液晶パネル20に伝わる押圧を緩和することにより、液晶パネル20の液晶24の厚さが押圧によって変化するのを抑制し、表示の揺らぎが発生するのを低減することができる。
【0061】
さらに、液晶表示装置では、入力パネル10から遠い位置にある第4基板22を可撓性材料によって形成している。このため、入力パネル10に近い第3基板21が入力器具2の押圧によって撓むときには、その撓みに応じて第4基板22にも同様に撓みが生じる。この結果、押圧部位に対応した位置にある液晶24の厚さが変化するのを抑制して表示の揺らぎが発生するのをさらに低減することができる。
【0062】
一方、本実施形態では、入力パネル10と液晶パネル20とを接合する場合には、液晶パネル20の偏光板27の表面に接着フィルム40を配設した上で、加圧した状態で加熱して入力パネル10と液晶パネル20とを接合する。このため、パネル10,20間に空気層が形成されるのを低減することができ、ニュートンリングの発生をなくして、表示パネル20による表示品質を高めることができる。
【0063】
〈1・3〉応用形態
前記実施形態では、ホットメルト樹脂41にマイクロカプセル42を分散された接着フィルム40を用いて、入力パネル10と液晶パネル20との間にマイクとカプセル42を配置するようしたが、本応用形態では、この接着フィルム40に代えてマイクロカプセル51に接着剤52を包被した接着カプセル50を、入力パネル10と液晶パネル20との間に配置したものである。
【0064】
ここで、図5に基づいて本応用形態について説明する。図5(a)はパネルを位置合わせする前の状態を示し、図5(b)は熱を加えてマイクロカプセルを固定した状態を示している。
【0065】
まず、図5(a)に示すように、液晶パネル20の表面に位置した偏光板27の表面に複数個の接着カプセル50を分散させる。そして、入力パネル10を矢印の方向から位置合わせし、加圧した状態で、加熱(例えば120℃)すると接着剤52がメルトする。これにより、図5(b)に示すように、液晶パネル20に接着剤52´を介して入力パネル10を接合すると共に、各マイクロカプセル51を固定する。このとき、分散されたマイクロカプセル51によって入力パネル10と液晶パネル20との離間寸法を均一に保つことができる。
【0066】
このように構成される本応用形態であっても、前述した実施形態と同様に、各マイクロカプセル51は、入力パネル10の撓みによる押圧力を分散させて液晶パネル20に伝達すると共に、この押圧力を吸収することにより、表示パネル20における表示の揺らぎを低減するという効果を奏する。
【0067】
<電子手帳の構成>
ここで、前記実施形態に係る入力機能付液晶表示装置を表示部として用いた電子手帳について説明する。図6は、入力機能付液晶表示装置1を、上部筐体94と下部筐体95とを有する電子機器である電子手帳90に組み込んだ状態を分解して示す斜視図である。なお、図6において、入力機能付液晶表示装置1以外の部品は、かなり省略している。電子手帳90は、回路基板92上等に、表示情報源、表示情報処理回路、クロック発生回路等の様々な回路や、それらの回路に電極を供給する電源回路等を含んで構成されている。
【0068】
なお、本実施形態による入力機能付液晶表示装置が組み込まれる電子機器としては、図6を参照して説明した電子手帳の他、カーナビゲーション装置、ページャ、PDA(携帯情報端末)、電卓、ワードプロセッサ、ICカード、ミニディスクプレーヤなど様々なタッチパネルを備えた電子機器が挙げられる。そして、これらの各種電子機器に対して、実施形態や応用形態に係る電気光学装置が適用可能なのは言うまでもない。
【0069】
(2)変形例
以上この発明による実施形態について説明したが、前記実施形態はあくまでも例示であり、前記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。変形例としては、例えば以下のようなものが考えられる。
【0070】
〈2・1〉変形例1
前記実施形態においては、電気光学材料として液晶を用いた液晶パネルに本発明を適用した場合を例に説明を進めたが、これ以外にも、エレクトロルミネッセンス素子(EL)などを用いて、その電気光学効果により表示を行う装置に適用可能である。
【0071】
〈2・2〉変形例2
前記実施形態では、入力パネル10と液晶パネル20とを接着フィルム40によって接合するようにしたが、本発明は、接着剤はマイクロカプセル42を固定するために用いるものとした場合には、入力パネル10と液晶パネル20とを外枠によって接合させるようにしてもよい。
【0072】
〈2・3〉変形例3
前記応用形態では、図5(b)に示すように、入力パネル10と液晶パネル20およびマイクロカプセルとの間に、隙間なく接着剤52´が充填され、入力パネル10と液晶パネル20との間を完全に密着させるようにしたが、図7に示すように、接着剤52´はマイクロカプセル51を固定するために使用してもよい。この場合、パネル10,20との間には空間が形成されるが、マイクロカプセル51によってその離間寸法は均一に保たれているため、表示品質を低下させることはない。
【0073】
〈2・4〉変形例4
前記実施形態では、第1基板11、第2基板および第4基板22を可撓性材料で形成した場合について述べたが、第4基板22を硬質材料によって形成した場合であっても、マイクロカプセルによる効果を発揮することは可能である。
【0074】
〈2・5〉変形例5
前記実施形態による入力機能付液晶表示装置1では、表示パネル20の非表示領域の部分に枠状のスペーサを設けて間隙を形成したり、弾性体を設けることにより、当該表示パネル20の撓みを逃がすことが好ましい。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、入力パネルと表示パネルとの間にマイクロカプセルを分散させた状態で配置してから、入力パネルに入力が行われて該入力パネルが撓んだ場合でも、この撓みによる押圧力が複数個のマイクロカプセルによって分散して表示パネルに伝達されると共に、マイクロカプセルを弾性材料によって形成した場合には、この弾性力によって押圧力を吸収する。この結果、表示パネルにおける表示の揺らぎを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態である入力機能付液晶表示装置を示す分解斜視図である。
【図2】 同入力機能付液晶表示装置の縦断面図である。
【図3】 同入力機能付液晶表示装置について、(a)はパネルを位置合わせする前の状態を示す断面図、(b)は熱を加えてマイクロカプセルを接合した状態を示す断面図である。
【図4】 同入力機能付液晶表示装置の一部が入力器具によって押圧された状態を模式的に示す断面図である。
【図5】 応用形態による入力機能付液晶表示装置について、(a)はパネルを位置合わせする前の状態を示す断面図、(b)は熱を加えてマイクロプセルを接合した状態を示す断面図である。
【図6】 同入力機能付液晶表示装置を適用した電子手帳の構成を例示する分解斜視図である。
【図7】 変形例による入力機能付液晶表示装置の一部を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
1…入力機能付液晶表示装置
10…入力パネル
11…第1基板
12…第2基板
13,23…シール部
14,15…面電極
20…液晶パネル
21…第3基板
22…第4基板
24…液晶
25…第3電極
26…第4電極
40…接着フィルム
41…ホットメルト樹脂
42,51…マイクロカプセル
50…接着カプセル
52,52´…接着剤

Claims (11)

  1. 入力パネルおよび表示パネルとを具備する電気光学装置であって、
    前記入力パネルは、入力側に位置する第1基板と、該第1基板に対向して配置された第2基板と、前記第1基板と第2基板との間に設けられた位置検出手段とを有し、
    前記表示パネルは、前記入力パネルの背面側に位置した第3基板と、該第3基板に対向して配置された第4基板と、前記第3基板と第4基板との間に封入された電気光学材料とを有し、
    前記入力パネルと表示パネルとの間には、複数個のマイクロカプセルが配置された
    ことを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記入力パネル、表示パネルおよびマイクロカプセルとの間に、接着剤が充填された
    ことを特徴とする請求項1記載の電気光学装置。
  3. 前記入力パネル、表示パネルおよびマイクロカプセルとの間に、隙間を有して接着剤が充填された
    ことを特徴とする請求項1記載の電気光学装置。
  4. 前記表示パネルの第3基板または第4基板のうち、少なくとも第4基板は可撓性材料である
    ことを特徴とする請求項1記載の電気光学装置。
  5. 前記入力パネルの第1基板、第2基板および前記表示パネルの第4基板は可撓性材料である
    ことを特徴とする請求項1記載の電気光学装置。
  6. 前記マイクロカプセルは弾性材料である
    ことを特徴とする請求項1記載の電気光学装置。
  7. 前記マイクロカプセルは、接着剤によって各パネル間に位置決め固定される
    ことを特徴とする請求項1記載の電気光学装置。
  8. 入力パネルおよび表示パネルとを具備する電気光学装置の製造方法であって、
    予め製造された入力パネルと表示パネルとの間に、60℃〜120℃で溶融する樹脂にマイクロカプセルを分散させた接着フィルムを配設するフィルム配設工程と、
    温度を上昇させて前記樹脂を溶融させることによって、前記マイクロカプセルを前記各パネル間に固定するカプセル固定工程と、
    を有することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  9. 前記フィルム配設工程は、印刷手段によって前記入力パネルまたは表示パネルのうち、いずれか一方の表面に前記フィルムを塗布する
    ことを特徴とする請求項8記載の電気光学装置の製造方法。
  10. 入力パネルおよび表示パネルとを具備する電気光学装置の製造方法であって、
    予め製造された入力パネルまたは表示パネルのうち、いずれか一方の表面に、60℃〜120℃で溶融する接着剤によって包被されたマイクロカプセルを散布するカプセル散布工程と、
    前記各パネルを位置合わせすることにより、前記接着剤を用いてマイクロカプセルを前記各パネル間に固定するカプセル固定工程と、
    を有することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  11. 前記カプセル散布工程は、前記入力パネルまたは表示パネルのうち、いずれか一方の表面に前記マイクロカプセルを散布する
    ことを特徴とする請求項10記載の電気光学装置の製造方法。
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