JP2006243428A - 表示装置および表示装置の製造方法、液晶表示装置および液晶表示装置の製造方法、電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 より広い検出範囲で位置指示器の位置検出が可能な、見映えのよい表示装置および表示装置の製造方法、この表示装置を備えた電子機器を提供すること。
【解決手段】 液晶表示装置100は、位置指示器としての電子ペン50の位置を検出可能な液晶表示装置であって、2つのガラス基板2,3とガラス基板2,3の間に挟持された液晶7とを有すると共に、2つのガラス基板2,3のうち、背面側のガラス基板2に薄板ガラスを用いた液晶表示パネル1と、液晶表示パネル1の背面側に配設された電磁誘導型の位置検出装置としてのデジタイザ37と、を備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】 液晶表示装置100は、位置指示器としての電子ペン50の位置を検出可能な液晶表示装置であって、2つのガラス基板2,3とガラス基板2,3の間に挟持された液晶7とを有すると共に、2つのガラス基板2,3のうち、背面側のガラス基板2に薄板ガラスを用いた液晶表示パネル1と、液晶表示パネル1の背面側に配設された電磁誘導型の位置検出装置としてのデジタイザ37と、を備えた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、位置検出装置を備えた表示装置および表示装置の製造方法、同じく液晶表示装置および液晶表示装置の製造方法、これらの表示装置を備えた電子機器に関する。
位置検出装置を備えた表示装置としては、液晶表示素子の前面ガラス基板上に、タッチパネルを実質的に密着するように載置したタッチパネル付き液晶表示装置が知られている(特許文献1)。この液晶表示素子の背面ガラス基板は、前面ガラス基板よりも薄いガラス基板が用いられており、タッチパネル側からの押圧力に対して、液晶表示素子の液晶が封入されている両ガラス基板の隙間が変化することによる、コントラスト低下を改善しようとするものである。またタッチパネルを構成するガラス基板と、液晶表示素子の前面ガラス基板とを密着させて、各ガラス基板からの光の反射を低減することにより、液晶表示素子の当該光の反射によるコントラストの低下を改善しようとするものである。
位置検出装置としては、上記感圧式タッチパネルの他に、位置指示器の位置を検出する電磁誘導型の位置検出装置が知られている(特許文献2)。この電磁誘導型の位置検出装置は、位置検出方向に並設された複数のループコイルのうち1本を順次選択して電波を送信すると共に、送信された電波により位置指示器内の共振回路が共振して発せられた電波を受信することにより、位置指示器の位置を検出するものである。
上記タッチパネル付き液晶表示装置では、基本的に液晶表示素子の上にタッチパネルを配置しているため、タッチパネルを前面ガラス基板に密着させても、タッチパネル自体が光を吸収することにより、液晶表示素子のコントラストが低下するという課題を有している。そこで液晶表示素子の背面側に、上記電磁誘導型の位置検出装置を配置し、位置指示器を用いて位置検出させる方法が考えられる。しかし、位置検出装置は、位置指示器を検出可能な範囲を有しており、位置指示器が位置検出装置から離れ過ぎると、位置検出ができないという課題を有している。
本発明は、上記課題を考慮してなされたものであり、より広い検出範囲で位置指示器の位置検出が可能な、見映えのよい表示装置および表示装置の製造方法、この表示装置を備えた電子機器を提供することを目的とする。
本発明の表示装置は、位置指示器の位置を検出可能な表示装置であって、表示用の画素を有する2つの基板からなると共に、2つの基板のうち少なくとも一方の基板において少なくとも一部に、基板内の他の部分よりも厚みが薄くなっている薄板領域を有する表示パネルと、薄板領域に対応した位置で、表示パネルの背面側に配設された電磁誘導型の位置検出装置と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、表示パネルの2つの基板のうち少なくとも一方の基板において少なくとも一部に、基板内の他の部分よりも厚みが薄くなっている薄板領域を有している。したがって、この薄板領域に対応した位置で表示パネルの背面側に配設された電磁誘導型の位置検出装置は、同じ厚みを持つ2つの基板により表示パネルが構成された場合に比べて、表示パネルの視認側の表面に近づくこととなる。ゆえに、表示パネルの視認側の表面からの厚さ方向の距離で、広い範囲において視認側に位置する位置指示器を検出することができる。また、電磁誘導型の位置検出装置は、表示パネルの背面側に配設されているため、位置検出装置として、例えば感圧式タッチパネルを、表示パネルの視認側に配設する場合に比べて、感圧式タッチパネルの光吸収や表面反射により、表示パネルの見映えが低下してしまうことがない。すなわち、広い検出範囲で位置指示器の位置検出が可能な、見映えのよい表示装置を提供することができる。
上記2つの基板の視認側に位置する基板の視認側の表面と、背面側に位置する基板の背面側の表面とのうち少なくとも一方に、表示パネルの少なくとも表示エリアに対応する範囲で凹部を有し、該凹部の形成領域が薄板領域となっていることを特徴とする。
この構成によれば、2つの基板の視認側に位置する基板の視認側の表面と、背面側に位置する基板の背面側の表面とのうち少なくとも一方に、表示パネルの少なくとも表示エリアに対応する範囲で、形成領域が薄板領域となっている凹部を有している。したがって、表示パネルの視認側に位置して用いられる位置指示器は、表示パネルに設けられた凹部の深さに相当する分、表示パネルの背面側に配設された電磁誘導型の位置検出装置に近づくことができる。すなわち、より広い検出範囲で位置指示器の位置検出が可能な表示装置を提供することができる。
本発明の液晶表示装置は、位置指示器の位置を検出可能な液晶表示装置であって、2つのガラス基板と2つのガラス基板の間に挟持された液晶とを有すると共に、2つのガラス基板のうち少なくとも一方の基板において少なくとも一部に、基板内の他の部分よりも厚みが薄くなっている薄板領域を有する液晶表示パネルと、薄板領域に対応した位置で、液晶表示パネルの背面側に配設された電磁誘導型の位置検出装置と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、液晶表示パネルの2つのガラス基板のうち少なくとも一方の基板において少なくとも一部に、該基板内の他の部分よりも厚みが薄くなっている薄板領域を有している。したがって、この薄板領域に対応した位置で、液晶表示パネルの背面側に配設された電磁誘導型の位置検出装置は、同じ厚みを持つ2つのガラス基板により液晶表示パネルが構成された場合に比べて、液晶表示パネルの視認側の表面に近づくこととなり、液晶表示パネルの視認側の表面からの厚さ方向の距離で、広い範囲において視認側に位置する位置指示器を検出することができる。また、電磁誘導型の位置検出装置は、液晶表示パネルの背面側に配設されているため、位置検出装置として、例えば感圧式タッチパネルを、液晶表示パネルの視認側に配設する場合に比べて、感圧式タッチパネルの光吸収や表面反射により、液晶表示パネルの見映えが低下してしまうことがない。すなわち、広い検出範囲で位置指示器の位置検出が可能な、見映えのよい液晶表示装置を提供することができる。
また、上記2つのガラス基板のうち背面側に位置する基板は、背面側の表面に、液晶表示パネルの少なくとも表示エリアに対応する範囲で凹部を有し、該凹部の形成領域が薄板領域となっていることが好ましい。
この構成によれば、液晶表示パネルは、2つのガラス基板のうち背面側に位置する基板の背面側の表面に、少なくとも表示エリアに対応する範囲で、形成領域が基板内の他の部分よりも厚みが薄い薄板領域となっている凹部を有している。したがって、液晶表示パネルの前面側のガラス基板に位置指示器を押し当てても、これによって発生する押圧は、背面側に位置するガラス基板の薄板領域において分散され、2つのガラス基板の間隔が変動することを低減することができる。ゆえに、2つのガラス基板の間隔が変動して、挟まれた液晶の層の厚みが変化することによる、液晶表示装置のコントラストの低下や変動を低減することができる。すなわち、より見映えのよい液晶表示装置を提供することができる。
また、上記2つのガラス基板のうち液晶表示パネルの視認側に位置する基板は、視認側の表面に、液晶表示パネルの少なくとも表示エリアに対応する範囲で凹部を有し、該凹部の形成領域が薄板領域となっていることが好ましい。
この構成によれば、液晶表示パネルは、2つのガラス基板のうち視認側に位置する基板の視認側の表面に、少なくとも表示エリアに対応する範囲で、形成領域が薄板領域となっている凹部を有している。したがって、液晶表示パネルの視認側に位置して用いられる位置指示器は、視認側のガラス基板に設けられた凹部の深さに相当する分、液晶表示パネルの背面側に配設された電磁誘導型の位置検出装置に近づくことができる。すなわち、より広い検出範囲で位置指示器の位置検出が可能な液晶表示装置を提供することができる。
また、上記2つのガラス基板において、視認側に位置する基板の視認側の表面と背面側に位置する基板の背面側の表面とに、液晶表示パネルの少なくとも表示エリアに対応する範囲で凹部を有し、該凹部の形成領域が薄板領域となっているとしてもよい。
この構成によれば、液晶表示パネルは、視認側に位置するガラス基板の視認側の表面と背面側に位置するガラス基板の背面側の表面とに、液晶表示パネルの少なくとも表示エリアに対応する範囲で、形成領域が薄板領域となっている凹部を有している。したがって、液晶表示パネルの視認側に位置して用いられる位置指示器は、視認側のガラス基板に設けられた凹部の深さに相当する分、液晶表示パネルの背面側に配設された電磁誘導型の位置検出装置に近づくことができる。また、視認側のガラス基板に位置指示器を押し当てても、これによって発生する押圧は、背面側に位置するガラス基板の凹部の薄板領域において分散される。ゆえに2つのガラス基板の間隔が変動することによる、液晶表示装置のコントラストの低下や変動を低減することができる。すなわち、より広い検出範囲で位置指示器の位置検出が可能な、より見映えのよい表示装置を提供することができる。
また、上記凹部に、光学機能性フィルムが装着されていることが好ましい。
この構成によれば、光学機能性フィルムは、液晶表示パネルの2つのガラス基板の視認側および/または背面側に位置する基板の表面の凹部に装着されている。したがって、平坦なガラス基板の表面に光学機能性フィルムを装着する場合に比べて、液晶表示装置の総厚を凹部の深さに相当する分少なくすることができる。すなわち、より薄型の液晶表示装置を提供することができる。
本発明の電子機器は、上記発明の表示装置を搭載したことを特徴とする。この構成によれば、より広い検出範囲で位置指示器の位置検出が可能な、見映えのよい表示装置が搭載されているため、位置指示器を用いて容易に情報を入力できると共に、見映えのよい表示装置で情報を確認することができる電子機器を提供することができる。
また本発明の他の電子機器は、上記発明の液晶表示装置を搭載したことを特徴とする。この構成によれば、より広い検出範囲で位置指示器の位置検出が可能な、見映えのよい液晶表示装置が搭載されているため、位置指示器を用いて容易に情報を入力できると共に、より見映えのよい液晶表示装置で情報を確認することができる電子機器を提供することができる。
本発明の液晶表示装置の製造方法は、液晶表示パネルと電磁誘導型の位置検出装置とを備えた液晶表示装置の製造方法であって、少なくとも一方に薄板ガラスを用いた2つのガラス基板を、所定の間隔で対向配置させると共に、2つのガラス基板の間に液晶を封入して、液晶表示パネルを組み立てる第1組立工程と、液晶表示パネルの薄板ガラスを用いたガラス基板の背面側に、電磁誘導型の位置検出装置を配設する第2組立工程とを備えたことを特徴とする。
この方法によれば、第1組立工程では、少なくとも一方に薄板ガラスを用いた2つのガラス基板を、所定の間隔で対向配置させると共に、2つのガラス基板の間に液晶を封入して、液晶表示パネルが組み立てられる。そして第2組立工程では、組み立てられた液晶表示パネルの薄板ガラスを用いたガラス基板の背面側に、電磁誘導型の位置検出装置が配設される。したがって、液晶表示パネルが同じ厚みの2つのガラス基板を用いて組み立てられる場合に比べて、電磁誘導型の位置検出装置は、液晶表示パネルの視認側のガラス基板の表面により近づいた状態で液晶表示パネルの背面側に配置される。ゆえに、液晶表示パネルの視認側の表面からの厚さ方向の距離で、広い範囲において視認側に位置する位置指示器を検出することができる。また、位置指示器で液晶パネルの視認側を押圧しても、押圧力が背面側の薄板ガラスによって分散される。したがって、この押圧力により液晶表示パネルの2つのガラス基板の間隔が変動することによる、液晶表示装置のコントラストの低下や変動を低減することができる。すなわち、広い検出範囲で位置指示器の位置検出が可能な、見映えのよい液晶表示装置を製造することができる。
本発明の他の液晶表示装置の製造方法は、液晶表示パネルと電磁誘導型の位置検出装置とを備えた液晶表示装置の製造方法であって、2つのガラス基板を所定の間隔で対向配置させると共に、2つのガラス基板の間に液晶を封入して、液晶表示パネルを組み立てる第1組立工程と、液晶表示パネルの視認側と背面側のうち少なくとも一方の表面に、液晶表示パネルの表示エリアに対応する範囲で、形成領域がガラス基板内の他の部分よりも厚みが薄い薄板領域となっている凹部を形成する凹部形成工程と、薄板領域に対応した位置で、液晶表示パネルの背面側に、電磁誘導型の位置検出装置を配設する第2組立工程と、を備えたことを特徴とする。
この方法によれば、凹部形成工程では、第1組立工程で組み立てられた液晶表示パネルの視認側と背面側のうち少なくとも一方の表面に、液晶表示パネルの表示エリアに対応する範囲で、形成領域がガラス基板内の他の部分よりも厚みが薄い薄板領域となっている凹部が形成される。したがって、液晶表示パネルの視認側に位置して用いられる位置指示器は、液晶表示パネルに形成された凹部の深さに相当する分、液晶表示パネルの背面側に配設された電磁誘導型の位置検出装置に近づくことができる。すなわち、より広い検出範囲で位置指示器の位置検出が可能な液晶表示装置を製造することができる。
また、上記凹部形成工程では、液晶表示パネルの視認側の表面と背面側の表面とに、液晶表示パネルの表示エリアに対応する範囲で、形成領域が薄板領域となっている凹部を形成してもよい。
この方法によれば、凹部形成工程では、第1組立工程で組み立てられた液晶表示パネルの視認側の表面と背面側の表面とに、液晶表示パネルの表示エリアに対応する範囲で、形成領域が薄板領域となっている凹部が形成される。したがって、液晶表示パネルの視認側に位置して用いられる位置指示器は、視認側のガラス基板の表面に形成された凹部の深さに相当する分、液晶表示パネルの背面側に配設された電磁誘導型の位置検出装置に近づくことができる。また背面側のガラス基板は、表示エリアに対応する範囲で、厚みが薄い薄板領域を有することになる。したがって、位置指示器による視認側のガラス基板の押圧力を薄板領域で分散させて、2つのガラス基板の間隔が押圧力で変動することによる液晶表示装置のコントラストの低下や変動をより低減することができる。すなわち、より広い検出範囲で位置指示器の位置検出が可能な、より見映えのよい液晶表示装置を製造することができる。
また、上記凹部形成工程では、ケミカルエッチングにより凹部を形成することが好ましい。この方法によれば、凹部形成工程では、ケミカルエッチングにより凹部が形成されるため、切削等の方法を用いて凹部を形成する場合に比べて、ガラス基板の表面にクラック等の歪が発生することを低減して凹部を形成することができる。すなわち、クラック等の歪によりガラス基板が破損せず、歩留まりよく液晶表示装置を製造することができる。
また、上記凹部形成工程で形成された凹部に、光学機能性フィルムを装着する装着工程を備えることが好ましい。この方法によれば、装着工程では、凹部形成工程で形成された凹部に、光学機能性フィルムが装着されるため、平坦なガラス基板の表面に光学機能性フィルムを装着する場合に比べて、液晶表示装置の総厚を少なくすることができる。すなわち、より広い検出範囲で位置指示器の位置検出が可能で、見映えがよく、より薄型の液晶表示装置を製造することができる。
本発明の実施形態は、表示パネルとしての液晶表示パネルと、位置指示器の位置を検出可能な電磁誘導型の位置検出装置とを備えた、表示装置としての液晶表示装置を例に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、液晶表示装置の構造を示す概略断面図である。図1に示すように、本実施形態の液晶表示装置100は、位置指示器としての電子ペン50の位置を検出可能な液晶表示装置であって、2つのガラス基板2,3とガラス基板2,3の間に挟持された液晶7とを有すると共に、2つのガラス基板2,3のうち、背面側のガラス基板2に薄板ガラスを用いた液晶表示パネル1と、液晶表示パネル1の背面側に配設された電磁誘導型の位置検出装置としてのデジタイザ37と、を備えている。また、液晶表示パネル1とデジタイザ37との間に照明装置としてのLEDバックライトユニット29を備えている。尚、この場合、前面側とは、液晶表示パネル1に対して電子ペン50が位置する側であると共に、液晶表示パネル1に表示された情報を確認する視認側を指し、背面側は、その反対側を指す。
図1は、液晶表示装置の構造を示す概略断面図である。図1に示すように、本実施形態の液晶表示装置100は、位置指示器としての電子ペン50の位置を検出可能な液晶表示装置であって、2つのガラス基板2,3とガラス基板2,3の間に挟持された液晶7とを有すると共に、2つのガラス基板2,3のうち、背面側のガラス基板2に薄板ガラスを用いた液晶表示パネル1と、液晶表示パネル1の背面側に配設された電磁誘導型の位置検出装置としてのデジタイザ37と、を備えている。また、液晶表示パネル1とデジタイザ37との間に照明装置としてのLEDバックライトユニット29を備えている。尚、この場合、前面側とは、液晶表示パネル1に対して電子ペン50が位置する側であると共に、液晶表示パネル1に表示された情報を確認する視認側を指し、背面側は、その反対側を指す。
液晶表示装置100は、TFT(Thin Film Transister)アクティブマトリクス型液晶表示装置である。2つのガラス基板2,3は、所定の間隔で対向するように、真球状のギャップ材14を介して貼り合わされている。電気光学材料である液晶7は、ガラス基板2,3の隙間に真空注入等の方法で充填され、シール材4により封止されている。
前面側のガラス基板3は、厚みt1が0.5〜0.7mmのものを用いている。これに対し背面側のガラス基板2は、厚みt2が0.1〜0.4mmの薄板ガラスを用いている。好ましくは、ガラス基板2の厚みt2は、0.1〜0.2mmのものがよい。また、いずれもホウ珪酸系の低アルカリガラスを用いている。
ガラス基板2の内側(液晶7側)表面にはY方向にゲート電極5が形成され、X方向にソース電極6が形成されている。また、図示しない画素電極が画素ごとに形成されている。ゲート電極5及びソース電極6は、例えばITO(Indium Tin Oxide:インジウムスズ酸化物)などの透明導電材料によって形成される。また、各画素ごとに、ゲート電極5とソース電極6及び画素電極に、3端子のそれぞれが接続された薄膜トランジスタTが設けられる。一方、ガラス基板3の内側表面には、画素電極に対向する共通電極8が形成されている。
また、ガラス基板2は、ガラス基板3の外周縁から張り出した端子部2aを有する。端子部2aの面上には、出力端子5a,6aや入力端子5b,6bが形成され、液晶駆動用のドライバIC11が実装されている。ゲート電極5と出力端子5aとは、出力端子5aから延在して引き回された配線部によって接続されている。ソース電極6と出力端子6aとは、出力端子6aから延在して引き回された配線部によって接続されている。入力端子5b,6bには、ドライバIC11に電気信号を入力するためのFPC(フレキシブル配線基板)20が実装されている。FPC20の一方は、図示しない外部機器の回路基板等に接続用端子部22を用いて接続される。
ドライバIC11の裏面(能動面)には、複数の出力用のバンプ電極11aと入力用のバンプ電極11bとが設けられている。ドライバIC11とFPC20とは、熱硬化型のエポキシ系バインダーを主成分とする樹脂内部に、導電性を有する微粒子13を分散させた接着剤12を介してガラス基板2の端子部2aに配設されている。バンプ電極11aは出力端子5a,6aと、またバンプ電極11bは入力端子5b,6bとそれぞれ微粒子13を介して電気的に接続されている。同様にしてFPC20の接合面に形成された接続用端子部21は微粒子13を介して入力端子5b,6bと電気的に接続されている。
ガラス基板3の前面側の表面には、液晶7に入射する光を所定の方向に偏向させる上偏光体9が貼り付けられている。同様に、ガラス基板2の背面側の表面には、下偏光体10が貼り付けられている。尚、これらの上偏光体9、下偏光体10は、視角特性の改善や複屈折性の補償等を目的として、偏光板に位相差板等の光学機能性フィルムが積層されたものを含むものである。
またガラス基板2に形成された画素電極と、ガラス基板3に形成された共通電極8とを覆って、液晶分子を所定の方向に配向させる配向膜が設けられているが、図1では省略する。
液晶表示装置100は、デジタイザ37、LEDバックライトユニット29、液晶表示パネル1の順に積層され、FPC20を折り曲げてプラスチック製のケース40に収められた構造となっている。LEDバックライトユニット29は、液晶表示パネル1の端子部2aの背面側に配置された照明用光源としてのLED素子34と、LED素子34の発光面と側面が対向するように設けられた導光板30とを有している。
LED素子34は、LED用基板33に実装され、図示しないフレキシブル配線基板でFPC20に電気的に接続されている。LED素子34の数は、照明する液晶表示パネル1の画素領域の大きさに応じて決められる。
導光板30の上面には、両面テープ等の固定材料35を用いて液晶表示パネル1が固定されている。LED素子34から発した光は、導光板30を経由して液晶表示パネル1の背面側に出射し、下偏光体10、液晶7、上偏光体9を通過する。したがって、液晶表示装置100は、前面側から眺めて表示を確認する。導光板30の液晶表示パネル1が固定された面には、出射する光にムラが発生しないように光学機能性フィルム等からなる透光性の拡散板31が積層されている。また導光板30のもう一方の面には、LED素子34から導かれた光が漏れないように反射板32が積層されている。またLED素子34の発光が、端子部2aの背面からドライバIC11の能動面に入射して光誤動作が起きないように端子部2aの背面には遮光板36が貼り付けられている。
デジタイザ37は、ガラスエポキシ系樹脂やセラミックなどの絶縁性基板に、コイルなどの電気回路が形成されたものである。そして、液晶表示パネル1の表示エリアに対応する位置で、両面テープなどの接着層38を介して導光板30の背面側に配設されている。デジタイザ37の背面は、電磁波を遮断可能なシールド板39で覆われている。シールド板39は、PETフィルムに銅箔等がラミネートされたものを用いることができる。デジタイザ37と電子ペン50とからなる位置検出機構についての詳細は、後述する。
液晶表示装置100は、FPC20を経由してドライバIC11に入力される電気信号により、ドライバIC11からゲート電極5に走査信号を、ソース電極6にデータ信号を出力し薄膜トランジスタTをオン・オフさせる。これにより所望の画素電極と共通電極8とに挟まれた液晶7に電界を与えることにより、表示が行なわれる構成となっている。
尚、液晶表示装置100は、TFTアクティブマトリクス型に限らず、TFD(Thin Film Diode)アクティブマトリクス型やパッシブマトリクス型のものでもよい。
次に位置検出機構について図を基に説明する。図2は、位置検出機構の電気的な構成を示す概略図である。
図2に示すように、位置検出機構は、位置指示器としての電子ペン50と、位置検出装置としてのデジタイザ37と、デジタイザ37と電気的に接続されたコントローラ60とによって構成されている。
デジタイザ37には、X方向とY方向とにそれぞれ配置された、ループ状の複数のアンテナコイルX1〜X4,Y1〜Y4が設けられている。各アンテナコイルX1〜X4,Y1〜Y4の一方は、GNDに接続され、もう一方は、コントローラ60のアンテナコイル切替用のスイッチ61に接続されている。
コントローラ60は、アンテナコイル切替用のスイッチ61と、送受信切替用のスイッチ62と、発信回路63と、受信回路64とを備えている。発信回路63および受信回路64は、送受信切替用のスイッチ62にそれぞれ接続されている。また、送受信切替用のスイッチ62は、アンテナコイル切替用のスイッチ61と接続されている。
電子ペン50は、デジタイザ37のアンテナコイルX1〜X4,Y1〜Y4との間で電磁波を授受するコイル51と、コイル51とLC共振回路を構成するコンデンサ52と、スイッチ54と、スイッチ54によって共振周波数を変えるためのコンデンサ53とを備えている。
上記の位置検出機構は、まず複数のアンテナコイルX1〜X4,Y1〜Y4のうちからスイッチ61によって1つを選択し、コントローラ60の発信回路63からスイッチ62を経由して一定期間交流を流す(送信する)。例えば、アンテナコイルX1を選択したとすると、電子ペン50のコイル51には、電磁誘導により交流電圧が発生して、LC共振回路のコンデンサ52に蓄電される。次にスイッチ62を受信回路64側に切り替えると、電子ペン50のLC共振回路の電力が、コイル51を1次側、アンテナコイルX1を2次側として現れ、これを受信回路64によって受信する。この場合、電子ペン50の位置が選択されたアンテナコイルX1に近ければ、LC共振回路に発生する交流電圧の振幅は大きく、離れていれば小さくなって、検出不可能になる場合もある。このような送信と受信とを各アンテナコイルX1〜X4,Y1〜Y4ごとに繰り返して、2次側となった各アンテナコイルX1〜X4,Y1〜Y4に発生する交流電圧の分布から電子ペン50の位置を算出して検出する。受信回路64には、位置検出用の算出回路を含んでおり、その検出結果を図示しない外部制御回路に出力することにより、液晶表示装置100の液晶表示パネル1に電子ペン50の位置を表示させることができる。また、電子ペン50のスイッチ54によって共振周波数を変え、これを検出することによって、液晶表示装置100に表示されたアイコン等の選択、非選択を実行させることができる。
このような位置検出機構によれば、電子ペン50とデジタイザ37との位置関係において、検出可能な範囲が存在する。一般的には、デジタイザ37の平面内において、周縁部に行くほど、Z方向(高さ方向)の検出範囲が狭まる傾向がある。
尚、位置検出機構の構成は、これに限定されるものではなく、公知の構成を採用することができる。また、コントローラ60の電気回路をデジタイザ37に設けてもよい。あるいは外部制御回路側にコントローラ60の電気回路を構成し、これにアンテナコイルが設けられたデジタイザ37を電気的に接続してもよい。
次に本実施形態の液晶表示装置の製造方法について説明する。本実施形態の液晶表示装置100の製造方法は、一方に薄板ガラスを用いた2つのガラス基板2,3を、所定の間隔で対向配置させると共に、2つのガラス基板2,3の間に液晶7を封入して、液晶表示パネル1を組み立てる第1組立工程と、組み立てられた液晶表示パネル1の端子部2aに駆動用のドライバIC11とFPC20とを配設する実装工程とを備えている。また、液晶表示パネル1の前面側と背面側の表面に光学機能性フィルムを装着する装着工程を備えている。さらに液晶表示パネル1の薄板ガラスを用いたガラス基板2の背面側に、照明装置としてのLEDバックライトユニット29と、電磁誘導型の位置検出装置としてのデジタイザ37とを配設して、ケース40内に組み込む第2組立工程を備えている。
図3(a)〜(c)は、液晶表示装置の製造方法を示す概略断面図である。同図(a)は第1組立工程を示し、同図(b)は実装工程を示し、同図(c)は光学機能性フィルムの装着工程を示すものである。
図3(a)に示すように、第1組立工程では、ゲート電極5、ソース電極6、薄膜トランジスタT、画素電極等が形成されたガラス基板2と、共通電極8が形成されたガラス基板3とを、ギャップ材14を介して所定の間隔で対向させ、シール材4により接着させる。実際には、それぞれt1とt2の厚みを有する各マザーガラスに、1つの液晶表示パネル1に対応する各電極が形成されたエリアを1チップとして、複数のチップが区画形成されたマザーガラス同士をシール材4により接着させる。シール材4としては、エポキシ系熱硬化型接着剤やUV硬化型接着剤を用いることができる。1チップを単位としてこれを額縁状に接着するシール材4には、一部に液晶7を充填するための開口部が設けられている。液晶7は、真空注入方式により2つのガラス基板2,3の間に、開口部を通じて注入され、封止される。そして、区画形成された境界部をスジ入れやダイシング等の方法により、出力端子5a,6aや入力端子5b,6bが設けられた端子部2aが露出するように切断して、1つの液晶表示パネル1を、組立てられたマザーガラスから取り出す。
次に図3(b)に示すように、端子部2aの出力端子5a,6aおよび入力端子5b,6bに対応して、駆動用のドライバIC11とFPC20とを実装する。実装方法としては、端子部2aに導電性の微粒子13を含む接着剤12を塗布し、その上からドライバIC11とFPC20とを圧着して加熱する。これにより、ドライバIC11の各バンプ電極11a,11bと出力端子5a,6aおよび入力端子5b,6bとが、微粒子13を介して接合される。またFPC20の接続用端子部21と入力端子5b,6bとが微粒子13を介して接合される。尚、接合方法として、異方性導電膜(ACF)を用いてもよい。
次に図3(c)に示すように、液晶表示パネル1の前面側に、光学機能性フィルムとしての上偏光体9を装着する。また、液晶表示パネル1の背面側に、光学機能性フィルムとしての下偏光体10を装着する。さらには、端子部2aの背面側に遮光板36を装着する。装着方法としては、各偏光体9,10と遮光板36の装着側の表面に、それぞれ粘着層を設けて各ガラス基板2,3の表面に貼り付ける。以上の工程により液晶表示パネル1が完成する。尚、各偏光体9,10および遮光板36を装着した後に、端子部2aの表面にドライバIC11およびFPC20を実装することも可能である。
次に図1に示すと共に、先に説明したように、液晶表示パネル1の背面側に、導光板30、LED素子34、デジタイザ37を配設し、FPC20を内側に折り曲げてケース40に収容する。これにより液晶表示装置100が完成する。
液晶表示装置100は、薄板ガラスを用いたガラス基板2の背面側にLEDバックライトユニット29とデジタイザ37とが配設され、FPC20が折り曲げられてケース40に収容されている。したがって、液晶表示装置100のデジタイザ37の上側部分の総厚を相対的に薄くできるので、広い検出範囲で電子ペン50を検出可能であると共に、小型で、且つ薄型な表示デバイスとなっている。
次に本実施形態の電子機器としての携帯電話機について説明する。図4は、携帯電話機を示す概略斜視図である。
図4に示すように、本実施形態の携帯電話機300は、表面に操作ボタン303が設けられた本体部301と、本体部301に対して折り曲げ可能な状態に取りつけられた表示部302とを備えている。本体部301の下端部には送話部であるマイク306が設けられている。表示部302には、本実施形態の液晶表示装置100が搭載されている。また上端部に受話部であるスピーカ305が設けられている。表示部302の背面側には、送受信用のアンテナ304が設けられている。
このような携帯電話機300は、電子ペン50を用いて文字や絵等の情報を入力して、液晶表示装置100に表示させることができる。また、液晶表示装置100に表示されたアイコン等を、電子ペン50のスイッチ54をON−OFFすることにより、選択することが可能である。液晶表示装置100は、広い検出範囲で電子ペン50を検出可能なため、操作性の優れた携帯電話機300となっている。
第1の実施形態の効果は、以下のとおりである。
(1)液晶表示装置100において、液晶表示パネル1の2つのガラス基板2,3のうち、ガラス基板2は、ガラス基板3よりも厚みが薄い薄板ガラスが用いられ、ガラス基板2の背面側にLEDバックライトユニット29とデジタイザ37が配設されている。したがって、厚みt1の2枚のガラス基板を用いて液晶表示パネル1を構成する場合に比べて、液晶表示装置100の厚み方向において、デジタイザ37を前面側のガラス基板3の表面に近づけて配置することができる。また、感圧式のタッチパネルを液晶表示パネル1の前面側に配設する場合に比べて、感圧式のタッチパネルの光の吸収や反射による液晶表示パネル1のコントラストの低下を招くことがない。また、電子ペン50で前面側のガラス基板3の表面を押圧しても、押圧力が薄板ガラスを用いたガラス基板2によって分散されるため、液晶7が狭持されたガラス基板2,3の間隔が変動して、表示コントラストが変動することを低減することができる。ゆえに、電子ペン50の位置を広い検出範囲で検出可能であると共に、見映えのよい液晶表示装置100を提供することができる。
(2)液晶表示装置100の製造方法において、第2組立工程では、第1組立工程で組立られた液晶表示パネル1の薄板ガラスを用いたガラス基板2の背面側に、LEDバックライトユニット29とデジタイザ37を配設して、FPC20を折り曲げ、これらの部品がケース40に収容される。ゆえに、電子ペン50で液晶表示パネル1の前面側を押圧しても、押圧力は、薄板ガラスを用いたガラス基板2で分散され、2つのガラス基板2,3の間隔が押圧力で変動することによる液晶表示装置のコントラストの低下や変動を低減することができる。すなわち見映えのよい液晶表示装置100を製造することができる。
(3)電子機器としての携帯電話機300は、表示部302に液晶表示装置100が搭載されているため、電子ペン50の位置を広い検出範囲で検出可能であると共に、見映えのよい液晶表示装置100で、入出力された情報を確認することができる。したがって、操作性のよい携帯電話機300を提供することができる。
(第2の実施形態)
本発明の他の実施形態である液晶表示装置について説明する。図5は、第2の実施形態の液晶表示装置の構造を示す概略断面図である。
本発明の他の実施形態である液晶表示装置について説明する。図5は、第2の実施形態の液晶表示装置の構造を示す概略断面図である。
図5に示すように、本実施形態の液晶表示装置200は、位置指示器としての電子ペン50の位置を検出可能な液晶表示装置であって、2つのガラス基板15,16と2つのガラス基板15,16の間に挟持された液晶7とを有する液晶表示パネル17と、液晶表示パネル17の背面側に配設された、照明装置としてのLEDバックライトユニット29と電磁誘導型の位置検出装置としてのデジタイザ37とを備えている。尚、この場合も第1の実施形態と同様に、前面側とは、液晶表示パネル17に対して電子ペン50が位置する側であると共に、液晶表示パネル17に表示された情報を確認する視認側を指し、背面側は、その反対側を指す。
液晶表示装置200は、TFT(Thin Film Transister)アクティブマトリクス型液晶表示装置である。2つのガラス基板15,16は、所定の間隔で対向するように、真球状のギャップ材14を介して貼り合わされている。電気光学材料である液晶7は、ガラス基板15,16の隙間に真空注入等の方法で充填され、シール材4により封止されている。
前面側のガラス基板16は、厚みが0.5〜0.7mmのものを用いている。これに対し背面側のガラス基板15は、厚みが0.3〜0.4mmの薄板ガラスを用いている。また、いずれもホウ珪酸系の低アルカリガラスを用いている。
ガラス基板15の内側(液晶7側)表面にはY方向にゲート電極5が形成され、X方向にソース電極6が形成されている。また、図示しない画素電極が画素ごとに形成されている。また、各画素ごとに、ゲート電極5とソース電極6及び画素電極に、3端子のそれぞれが接続された薄膜トランジスタTが設けられる。一方、ガラス基板16の内側表面には、画素電極に対向する共通電極8が形成されている。
また、ガラス基板15は、ガラス基板16の外周縁から張り出した端子部15fを有する。端子部15fの面上には、出力端子5a,6aや入力端子5b,6bが形成され、液晶駆動用のドライバIC11が実装されている。ゲート電極5と出力端子5aとは、出力端子5aから延在して引き回された配線部によって接続されている。ソース電極6と出力端子6aとは、出力端子6aから延在して引き回された配線部によって接続されている。入力端子5b,6bには、ドライバIC11に電気信号を入力するためのFPC(フレキシブル配線基板)20が実装されている。FPC20の一方は、図示しない外部機器の回路基板等に接続用端子部22を用いて接続される。
液晶表示パネル17は、前面側に位置するガラス基板16の前面側の表面に、表示エリアに対応する範囲で、形成領域がガラス基板16の他の部分よりも厚みが薄い薄板領域となっている凹部16bと、背面側に位置するガラス基板15の背面側の表面に、表示エリアに対応する範囲で、形成領域がガラス基板15の他の部分よりも厚みが薄い薄板領域となっている凹部15bとを有している。ガラス基板16の薄板領域の厚みt3は、およそ0.3〜0.4mmである。同じくガラス基板15の薄板領域の厚みt4は、およそ0.1〜0.2mmである。
デジタイザ37は、液晶表示パネル17の各凹部15b,16bの薄板領域に対応した位置で、LEDバックライトユニット29の背面側に配設されている。
ガラス基板16の凹部16bには、光学機能性フィルムとしての上偏光体9が装着され、同じくガラス基板15の凹部15bには、光学機能性フィルムとしての下偏光体10が装着されている。また、ガラス基板15の端子部15fの背面側にも凹部15bと同様にして形成された凹部15cを有しており、凹部15cには、遮光板36が装着されている。
液晶表示装置200は、デジタイザ37、LEDバックライトユニット29、液晶表示パネル17の順に積層され、FPC20を折り曲げてプラスチック製のケース41に収められた構造となっている。LEDバックライトユニット29は、液晶表示パネル17の端子部15fの背面側に配置された照明用光源としてのLED素子34と、LED素子34の発光面と側面が対向するように設けられた導光板30とを有している。
LED素子34が実装されたLED用基板33は、図示しないフレキシブル配線基板でFPC20に電気的に接続されている。
すなわち、液晶表示装置200は、第1の実施形態の液晶表示装置100に対して、光学機能性フィルムとしての各偏光体9,10が、対応する各ガラス基板15,16の各凹部15b,16bにそれぞれ装着されたものである。また、遮光板36が、ガラス基板15の凹部15cに装着されたものである。したがって、共通する部分については、詳細の説明を省くこととする。このような液晶表示装置200は、液晶表示装置100に比べて、デジタイザ37は、ガラス基板16に装着された上偏光体9の前面側の表面により近づくこととなり、液晶表示装置200の厚み方向において、より広い検出範囲で電子ペン50の位置を検出可能となっている。またより薄型の表示デバイスとなっている。
次に本実施形態の液晶表示装置の製造方法について説明する。本実施形態の液晶表示装置の製造方法は、一方に薄板ガラスを用いた2つのガラス基板15,16を、所定の間隔で対向配置させると共に、2つのガラス基板15,16の間に液晶7を封入して、液晶表示パネル17を組み立てる第1組立工程を備えている。そして、組み立てられた液晶表示パネル17の前面側となるガラス基板16の表面と、背面側となるガラス基板15の表面とに、液晶表示パネル17の表示エリアに対応する範囲で、形成領域が各ガラス基板15,16の他の部分よりも厚みが薄い薄板領域となっている凹部15b,16bを形成する凹部形成工程を備えている。また、液晶表示パネル17の端子部15fに駆動用のドライバIC11とFPC20とを配設する実装工程を備えている。また光学機能性フィルムとしての上偏光体9を凹部16bに装着し、同じく下偏光体10を凹部15bに装着する装着工程を備えている。さらに液晶表示パネル17の各凹部15b,16bに対応した位置で、ガラス基板2の背面側に、照明装置としてのLEDバックライトユニット29と、電磁誘導型の位置検出装置としてのデジタイザ37とを配設して、ケース41内に組み込む第2組立工程とを備えている。
図6(a)〜(d)は、液晶表示装置の製造方法を示す概略断面図である。同図(a)は第1組立工程を示し、同図(b)は凹部形成工程を示し、同図(c)は実装工程を示し、同図(d)は装着工程を示すものである。
図6(a)に示すように、第1組立工程では、ゲート電極5、ソース電極6、薄膜トランジスタT、画素電極等が形成されたガラス基板15と、共通電極8が形成されたガラス基板16とを、ギャップ材14を介して所定の間隔で対向させ、シール材4により接着させる。実際には、それぞれt1とt2の厚みを有する各マザーガラスに、1つの液晶表示パネル17に対応する各電極が形成されたエリアを1チップとして、複数のチップが区画形成されたマザーガラス同士をシール材4により接着させる。液晶7の充填方法および液晶表示パネル17のマザーガラスからの取り出し方法は、先に述べた第1の実施形態と同様である。
図6(b)に示すように、凹部形成工程では、組み立てられた液晶表示パネル17の前面側のガラス基板16の表面16aと背面側のガラス基板15の表面15aとに、それぞれ対応する凹部16bと凹部15bおよび凹部15cを形成する。各凹部15b,15c,16bの形成方法は、2つのガラス基板15,16の各表面15a,16aの表示エリアに対応する範囲以外(端子部15fの表面を含む)をレジスト等によってマスキングする。そして、フッ酸系のエッチング溶液にマスキングされた液晶表示パネル17を浸漬して、各表面15a,16aの露出した部分をケミカルエッチングする。これにより、ガラス基板15に板厚が、t2からt4となった薄板領域15d,15eを有する凹部15b,15cが形成される。同様にガラス基板16に厚みが、t1からt3となった薄板領域16cを有する凹部16bが形成される。各凹部15b,15c,16bの深さは、およそ0.2mm程度である。ケミカルエッチングは、切削等の方法で凹部を形成する場合に比べて、形成面にヒビやクラックが発生することを低減し、歩留まりよく凹部形成が可能である。
またこの場合、凹部16bの形成領域(薄板領域)は、液晶表示パネル17の表示エリアをカバーすると共に、その端部E1がシール材4の液晶7を封着している面4aよりも外側にくるように形成されている。同様に凹部15bの形成領域(薄板領域)は、液晶表示パネル17の表示エリアをカバーすると共に、その端部E2がシール材4の液晶7を封着している面4aよりも外側にくるように形成されている。
次に図6(c)に示すように、実装工程では、端子部15fの出力端子5a,6aおよび入力端子5b,6bに対応して、駆動用のドライバIC11とFPC20とを実装する。実装方法としては、端子部15fに導電性の微粒子13を含む接着剤12を塗布し、その上からドライバIC11とFPC20とを圧着して加熱する。これにより、ドライバIC11の各バンプ電極11a,11bと出力端子5a,6aおよび入力端子5b,6bとが、微粒子13を介して接合される。またFPC20の接続用端子部21と入力端子5b,6bとが微粒子13を介して接合される。尚、接合方法として、異方性導電膜(ACF)を用いてもよい。
次に図6(d)に示すように、装着工程では、光学機能性フィルムとしての上偏光体9を前面側のガラス基板16の凹部16bに装着し、下偏光体10を背面側のガラス基板15の凹部15bに装着する。また、遮光板36を背面側のガラス基板15の凹部15cに装着する。装着方法としては、各偏光体9,10と遮光板36の装着側の表面に、それぞれ粘着層を設けて各凹部16b,15b,15cに貼り付ける。以上の工程により液晶表示パネル17が完成する。尚、各偏光体9,10および遮光板36を装着した後に、端子部15fの表面にドライバIC11およびFPC20を実装することも可能である。
次に図5に示すと共に、先に説明したように、液晶表示パネル17の背面側に、LEDバックライトユニット29、デジタイザ37を配設し、FPC20を内側に折り曲げてケース41に収容する。これにより液晶表示装置200が完成する。
液晶表示装置200は、各凹部15b,16bに各偏光体9,10が装着された液晶表示パネル17の背面側に、LEDバックライトユニット29とデジタイザ37とが配設され、FPC20が折り曲げられてケース41に収容されている。したがって、第1の実施形態の液晶表示装置100に比べ、より広い検出範囲で電子ペン50を検出可能であると共に、より薄型な表示デバイスとなっている。
また、凹部16bの形成領域(薄板領域)の端部E1は、シール材4の液晶7を封着している面4aよりも外側に位置している。したがって、ケース41が液晶表示パネル17の前面側のガラス基板16の厚みt1の周縁部を押圧しても、厚みt1の周縁部は、シール材4の内側に至っていないので、押圧力が厚みt3の薄板領域に伝わりにくい。凹部15bの形成領域(薄板領域)の場合も同様であり、LEDバックライトユニット29側からガラス基板15の厚みt2の周縁部が押圧されても、押圧力は、厚みt4の薄板領域に伝わりにくい。すなわち、ケース41に収容する際の押圧力によって厚みt3あるいは厚みt4の薄板領域が変形することにより、液晶表示パネル17のセルギャップが変動して表示コントラストが低下する等の不具合が起こりにくい構造となっている。
次に本実施形態の電子機器としての携帯電話機について説明する。本実施形態の携帯電話機は、第1の実施形態の携帯電話機300の表示部302に、液晶表示装置200が搭載されたものである。したがって、より広い検出範囲で電子ペン50を検出可能であると共に、より薄型な携帯電話機となっている。
第2の実施形態の効果は、以下のとおりである。
(1)液晶表示装置200において、液晶表示パネル17の2つのガラス基板15,16は、凹部15bと凹部16bを有し、各凹部15b,16bは、形成領域が表示エリアに対応する範囲で、薄板領域15d,16cとなっている。また、この各凹部15b,16bに光学機能性フィルムとしての各偏光体9,10が、それぞれ装着されている。したがって、デジタイザ37を、上偏光体9の表面により近づいた状態で液晶表示パネル17の背面側に配設することができる。また、ガラス基板15は、薄板ガラスをさらに薄くした薄板領域を有しているため、電子ペン50で液晶表示パネル17の前面側の表面を押圧しても、押圧力は、ガラス基板15の薄板領域で分散される。ゆえにこの押圧力で2つのガラス基板15,16の間隔が変動して、表示コントラストが変動することを低減することができる。すなわち、液晶表示装置100に比べて、より広い検出範囲で電子ペン50を検出可能であると共に、見映えがよく、より薄型な液晶表示装置200を提供することができる。
(2)液晶表示装置200の製造方法おいて、凹部形成工程では、ケミカルエッチングによって、表示エリアに対応する範囲で、ガラス基板16の前面側の表面に凹部16bが形成され、同じくガラス基板15の背面側の表面に凹部15bが形成される。また光学機能性フィルムを装着する装着工程では、凹部16bに上偏光体9が貼り付けられ、凹部15bに下偏光体10が貼り付けられる。そして、第2組立工程では、このようにして組み立てられた液晶表示パネル17の背面側に、LEDバックライトユニット29とデジタイザ37が配設される。したがって、液晶表示装置100に比べて、デジタイザ37は、液晶表示装置200の厚み方向において、上偏光体9の前面側の表面により近づいた状態で配設される。ゆえに、より広い検出範囲で電子ペン50を検出可能であると共に、見映えがよく、より薄型な液晶表示装置200を製造することができる。
(3)液晶表示装置200が搭載された携帯電話機は、より広い検出範囲で電子ペン50を検出可能であると共に、より薄型な携帯電話機を提供することができる。
上記実施形態以外の変形例は、以下のとおりである。
(変形例1)液晶表示装置100において、液晶表示パネル1の2つのガラス基板2,3のうち、一方が薄板ガラスであることに限定されない。両方のガラス基板2,3に薄板ガラスを用いてもよい。これによれば、デジタイザ37は、液晶表示パネル1の前面側により近づいて配置され、電子ペン50の検出範囲がより広くなる。さらに液晶表示装置100を薄型化することが可能である。
(変形例2)液晶表示装置200において、液晶表示パネル17の2つのガラス基板15,16の両方に凹部を設けなくてもよい。いずれか一方のガラス基板の表面に凹部を設ければ、この凹部の深さに相当する分、デジタイザ37を液晶表示パネル17の前面側の表面に近づけた状態で配置することができる。またガラス基板16にのみ凹部16bを設けてもよい。これによれば、凹部16bの深さに相当する分、電子ペン50は、デジタイザ37に近づくことができる。またガラス基板15にのみ凹部15b,15cを設けてもよい。これによれば凹部15b,15cの深さに相当する分、デジタイザ37の表面を液晶表示パネル17の前面に近づけることができる。また電子ペン50の押圧力をガラス基板15の凹部15bで分散させて、ガラス基板15,16の間隔が押圧力で変動することによる表示コントラストの低下や変動をより低減することができる。
(変形例3)液晶表示装置200およびその製造方法において、ガラス基板15の端子部15fの背面側に凹部15cを設けなくてもよい。例えば、遮光板36が適度に薄い厚みを有し、導光板30の配置にじゃまにならなければ、凹部15cは不要である。あるいは、遮光板36の代わりに、端子部15fの背面にCr等の遮光性を有する薄膜を膜付けしてもよい。
(変形例4)液晶表示装置200の製造方法において、凹部形成工程は、液晶表示パネル17に液晶7が充填される前に実施してもよい。例えば、マザーガラスの状態で2つのガラス基板15,16をシール材4を用いて接着し、エッチング溶液が2つのガラス基板15,16の間に侵入しないようにして、表面をマスキングしケミカルエッチングすれば、各凹部15b,16bを形成することが可能である。このようにすれば、効率的に凹部15b,16bを形成することができる。また、厚みがt3とt4の2つのマザーガラスをシール材4を用いて接着して、液晶表示パネルを構成する場合に比べて、1チップの液晶表示パネル17の周縁部は、各ガラス基板15,16の厚みがt2,t1となっているため、後にスクライブ等の方法で1チップの液晶表示パネル17を取り出す際に、切断応力でガラス基板15,16が破損してしまうことを低減することができる。
(変形例5)第2の実施形態において、および(変形例2)において、2枚のガラス基板15,16の板厚は、同じでもよい(2枚ともt1、あるいは、2枚ともt2)。
(変形例6)薄板ガラスと凹部との組み合わせは、上記実施形態に限定されない。例えば、ガラス基板3の板厚がt1で表面に凹部を有し、ガラス基板2が薄板ガラスでもよい。またガラス基板3が薄板ガラスで、ガラス基板2の板厚がt1で表面に凹部を有してもよい。
(変形例7)液晶表示装置100,200において、照明装置としての光源は、LEDに限定されない。例えば、EL(Electro Luminescence)などの平面発光体を用いることも可能である。
(変形例8)本実施形態は、表示装置として液晶表示装置を例に挙げて説明したが、本発明は、これに限定されず、エレクトロルミネッセンス装置、特に、有機エレクトロルミネッセンス装置、無機エレクトロルミネッセンス装置等や、LED(発光ダイオード)表示装置、電気泳動表示装置、液晶シャッター等を用いた小型テレビ、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を用いた装置などの各種の表示装置に適用できる。
(変形例9)本発明に係る液晶表示装置100,200が適用できる電子機器としては、上述した携帯電話機300の他に、例えば、PDA(Personal Digital Assistants)と呼ばれる携帯型情報機器や携帯型パーソナルコンピュータ、パーソナルコンピュータ、デジタルスチルカメラ、車載用モニタ、デジタルビデオカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話機、POS端末機等、液晶表示装置を用いる機器が挙げられる。
1,17…液晶表示パネル、2,3,15,16…基板としてのガラス基板、7…液晶、9…光学機能性フィルムとしての上偏光体、10…光学機能性フィルムとしての下偏光体、15a…背面側の表面、16a…視認側の表面としての前面側の表面、15b,16b…凹部、15d,16c…薄板領域、37…位置検出装置としてのデジタイザ、50…位置指示器としての電子ペン、100,200…表示装置としての液晶表示装置、300…電子機器としての携帯電話機。
Claims (14)
- 位置指示器の位置を検出可能な表示装置であって、
表示用の画素を有する2つの基板からなると共に、前記2つの基板のうち少なくとも一方の基板において少なくとも一部に、該基板内の他の部分よりも厚みが薄くなっている薄板領域を有する表示パネルと、
前記薄板領域に対応した位置で、前記表示パネルの背面側に配設された電磁誘導型の位置検出装置と、を備えたことを特徴とする表示装置。 - 前記2つの基板の視認側に位置する基板の視認側の表面と、背面側に位置する基板の背面側の表面とのうち少なくとも一方に、前記表示パネルの少なくとも表示エリアに対応する範囲で凹部を有し、該凹部の形成領域が前記薄板領域となっていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 位置指示器の位置を検出可能な液晶表示装置であって、
2つのガラス基板と前記2つのガラス基板の間に挟持された液晶とを有すると共に、前記2つのガラス基板のうち少なくとも一方の基板において少なくとも一部に、該基板内の他の部分よりも厚みが薄くなっている薄板領域を有する液晶表示パネルと、
前記薄板領域に対応した位置で、前記液晶表示パネルの背面側に配設された電磁誘導型の位置検出装置と、を備えたことを特徴とする液晶表示装置。 - 前記2つのガラス基板のうち背面側に位置する基板は、背面側の表面に、前記液晶表示パネルの少なくとも表示エリアに対応する範囲で凹部を有し、該凹部の形成領域が前記薄板領域となっていることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
- 前記2つのガラス基板のうち前記液晶表示パネルの視認側に位置する基板は、視認側の表面に、前記液晶表示パネルの少なくとも表示エリアに対応する範囲で凹部を有し、該凹部の形成領域が前記薄板領域となっていることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
- 前記2つのガラス基板において、視認側に位置する基板の視認側の表面と背面側に位置する基板の背面側の表面とに、前記液晶表示パネルの少なくとも表示エリアに対応する範囲で凹部を有し、該凹部の形成領域が前記薄板領域となっていることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
- 前記凹部に、光学機能性フィルムが装着されていることを特徴とする請求項4ないし6のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
- 請求項1または2に記載の表示装置を搭載したことを特徴とする電子機器。
- 請求項3ないし7のいずれか一項に記載の液晶表示装置を搭載したことを特徴とする電子機器。
- 液晶表示パネルと電磁誘導型の位置検出装置とを備えた液晶表示装置の製造方法であって、
少なくとも一方に薄板ガラスを用いた2つのガラス基板を、所定の間隔で対向配置させると共に、前記2つのガラス基板の間に液晶を封入して、前記液晶表示パネルを組み立てる第1組立工程と、
前記液晶表示パネルの薄板ガラスを用いたガラス基板の背面側に、前記電磁誘導型の位置検出装置を配設する第2組立工程とを備えたことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。 - 液晶表示パネルと電磁誘導型の位置検出装置とを備えた液晶表示装置の製造方法であって、
2つのガラス基板を所定の間隔で対向配置させると共に、前記2つのガラス基板の間に液晶を封入して、前記液晶表示パネルを組み立てる第1組立工程と、
前記液晶表示パネルの視認側と背面側のうち少なくとも一方の表面に、前記液晶表示パネルの表示エリアに対応する範囲で、形成領域が前記ガラス基板内の他の部分よりも厚みが薄い薄板領域となっている凹部を形成する凹部形成工程と、
前記薄板領域に対応した位置で、前記液晶表示パネルの背面側に、前記電磁誘導型の位置検出装置を配設する第2組立工程と、を備えたことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。 - 前記凹部形成工程では、前記液晶表示パネルの視認側の表面と背面側の表面とに、前記液晶表示パネルの表示エリアに対応する範囲で、形成領域が前記薄板領域となっている凹部を形成することを特徴とする請求項11に記載の液晶表示装置の製造方法。
- 前記凹部形成工程では、ケミカルエッチングにより前記凹部を形成することを特徴とする請求項11または12に記載の液晶表示装置の製造方法。
- 前記凹部形成工程で形成された前記凹部に、光学機能性フィルムを装着する装着工程を備えたことを特徴とする請求項11ないし13のいずれか一項に記載の液晶表示装置の製造方法。
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