JPH0750170Y2 - L形擁壁用ブロックの成形用型枠 - Google Patents

L形擁壁用ブロックの成形用型枠

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JPH0750170Y2
JPH0750170Y2 JP28090U JP28090U JPH0750170Y2 JP H0750170 Y2 JPH0750170 Y2 JP H0750170Y2 JP 28090 U JP28090 U JP 28090U JP 28090 U JP28090 U JP 28090U JP H0750170 Y2 JPH0750170 Y2 JP H0750170Y2
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plate
retaining wall
frame
shaped retaining
molding
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JP28090U
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JPH0393105U (ja
Inventor
雅夫 中野
Original Assignee
株式会社福井鉄工所
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、前面に凹凸模様を有するL形擁壁用ブロッ
クを成形するための型枠に関するもので、特に任意の高
さの擁壁用ブロックを成形することができる型枠に関す
るものである。
《従来の技術》 L形擁壁用ブロックは、一般に倒立した状態で成形され
ており、ブロックの前面に凹凸模様があるものとないも
のとがある。このようなブロックを成形する型枠は、第
5図示のような構造をしている。即ち、型枠は、基台1
に立設した背面枠2と該背面枠に接近離隔可能な前面枠
3とからなっており、背面枠は底板4、逆L形の背面成
形板5及び縁板6を連接した背面板7を有しており、前
面枠3は側板8に前面成形板9を装脱自在に装着した構
造である。前面成形板9には模様面成形板9aと平滑面成
形板9bとがあり、ブロックの前面に凹凸模様を形成する
ときには側板8に模様面成形板9aを装着し、平滑面を形
成するときには模様面成形板9aに代えて平滑面成形板9b
を装着している。
模様面成形板9aは、背面に複数本のボルト10を植設した
保持板11にウレタン製の模様板12を接着すると共に周囲
を矩形の縁枠13で囲ったものであり、平滑面成形板9b
は、前記保持板11にスペーサ14を介して平板15を固着
し、その周囲を縁枠13で囲ったものである。このような
前面成形板9は、側板8の面板16に穿設された多数の透
孔17に保持板11の背面に植設した多数のボルト10を挿通
してナット18で固定して装着される。
ところで、L形擁壁用ブロックは、その使用場所により
構築すべき擁壁の高さが異なるので、種々の高さのL形
擁壁用ブロックが必要である。このような要求に対して
従来は、第7図のように、背面枠の底板4に所定の高さ
の補助枠19を載置し、該補助枠の天井板20に縁枠13が当
接するよう前面成形板9の下部を切断して新たに枠縁13
を溶接したり、第8図のように、前面成形板9の模様板
12に前記天井板の先端縁20aを押接して当接部に生ずる
間隙をパテ等で埋めたりして対応していた。
《考案が解決しようとする課題》 しかし前者の方法では、もとの高さのL形擁壁用ブロッ
クを成形しようとすると、新たな前面成形板9を再度製
作しなければならず不経済であり、特にブロックの高さ
が何段階にもわたるものを成形する場合には、その欠点
は顕著である。また後者の場合は、このような問題は生
じないが、模様板と補助枠の天井板との当接部に生ずる
間隙を埋める作業が面倒であり、しかもブロックを脱型
する度にこの間隙を埋めてやらなければならないから煩
雑である。しかもブロックの上縁に面取り部を形成でき
ないので、ブロックの見栄えが悪く、脱型時や運搬時に
ブロックの上縁に欠損が生じやすいという問題があり、
特に擁壁用ブロックの上縁は擁壁面に露出するので、欠
損した場合の製品価値の低下が甚だしい。
本考案は、上記問題を解決することを課題としており、
任意の高さのL形擁壁用ブロックを簡単かつ奇麗に成形
することができる型枠を提供することを課題としてい
る。
《課題を解決するための手段》 本考案のL形擁壁用ブロックの成形用型枠は、ブロック
の背面を成形する背面枠2と該背面枠に接近離隔可能に
設けられた前面枠3とを備えており、該両枠1、2の間
に形成される空所でL形擁壁用ブロック倒立状態で成形
する型枠において、前面枠3を上下方向に延びる複数の
スリット24を有する井桁状の支持枠21と該支持枠に装脱
可能でかつ前記スリットに沿って上下動自在な前面成形
板9とで形成したことを特徴とするものである。
《作用》 本考案の型枠は、前面成形板9を井桁状の支持枠21で支
持したので、前面枠3の全体重量が減少して型枠の開閉
動作を円滑かつ安全に行うことができる。また前面成形
板9は支持枠21のスリット24に案内されて上下動可能な
ので、必要な高さの補助枠19を底板4に載置してやれ
ば、一つの型枠で任意の高さを有するL形擁壁用ブロッ
クを成形することができる。また、前面成形板9と補助
枠の天井板20との位置合わせを簡単に行うことができ、
ブロックの高さに関わりなくその上縁に奇麗な面取り部
を形成することができる。
《実施例》 第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示したもの
で、第1図は前面枠の分解斜視図、第2図は同断面図、
第3図は第2図の部分拡大図である。従来の技術の項で
説明した部材と同一の部材には同じ符合を付してその説
明を省略する。図中、21は複数の桁材22を井桁状に組み
立てた支持枠、23は支持枠21の上下方向に設けられたガ
イド板、24は隣接するガイド板23、23の間に形成された
スリット、25は模様面成形板の保持板11に突設された上
下方向の角杆状のナット部材、26はスリット24に挿通し
てナット部材25に螺合して模様成形板9aを固定するボル
トである。
第4図に基づき本考案の型枠で前面に凹凸模様を有する
高さの異なるL形擁壁用ブロックを成形する方法を説明
する。所定高さの補助枠19を底板4に載置し、天井板の
先端縁20aに下辺の縁枠13が当接する位置まで模様面成
形板9aを上昇させ、ボルト26で模様面成形板板9aを支持
枠21に締結する。この状態で空所27に生コンクリートを
打設してL形擁壁用ブロックを成形する。スリット24
は、支持枠21の上下方向に設けられているので、模様面
成形板9aを所望の位置に速やかに固定することかでき、
1つの型枠で各種の高さのL形擁壁用ブロックを成形す
ることができる。更に支持枠21には面板が設けられてい
ないので前面枠3が軽量となり、その開閉動作を円滑か
つ安全に行うことができる。
《考案の効果》 以上のように、本考案に係る型枠は、井桁状の支持枠で
前面成形板を支持したので、前面枠の全体重量が減少し
て型枠の開閉動作を円滑かつ安全に行うことができると
いう効果がある。また、模様面及び平滑面用の前面成形
板を支持枠に上下動可能に装着したので、必要な高さの
補助枠を底板に載置してやることにより、一つの型枠で
任意の高さのL形擁壁用ブロックを成形することがで
き、成形される各種高さのL形擁壁用ブロックの上縁に
統一された形状の奇麗な面取り部を形成することができ
るから、製品価値の低下を招くことがないという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示したもの
で、第1図は模様面成形板を装着した前面枠の分解斜視
図、第2図は同断面図、第3図は第2図の要部拡大図、
第4図は高さの低いL形擁壁用ブロックの成形方法の説
明図である。第5図は模様面成形板を装着した従来の型
枠の縦断面図、第6図は平滑面成形板の縦断面図、第7
図及び第8図は従来構造の型枠での高さの低いL形擁壁
用ブロックの成形方法の説明図である。 図中、 2:背面枠、3:前面枠 4:底板、5:背面成形板 6:縁板、7:背面板 9(9a、9b):前面成形板、21:支持枠 24:スリット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】背面枠(2)と該背面枠に接近離隔可能に
    設けられた前面枠(3)とで倒立状態でL形擁壁用ブロ
    ックを成形する型枠において、前記前面枠(3)を上下
    方向に延びる複数のスリット(24)を有する井桁状の支
    持枠(21)と該支持枠に装脱可能でかつ前記スリットに
    沿って上下動自在な前面成形板(9a,9b)とで形成した
    ことを特徴とする、L形擁壁用ブロックの成形用型枠。
JP28090U 1990-01-06 1990-01-06 L形擁壁用ブロックの成形用型枠 Expired - Lifetime JPH0750170Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0393105U JPH0393105U (ja) 1991-09-24
JPH0750170Y2 true JPH0750170Y2 (ja) 1995-11-15

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ID=31504239

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