JPH0732707Y2 - プレキャストコンクリート製中空柱 - Google Patents

プレキャストコンクリート製中空柱

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JPH0732707Y2
JPH0732707Y2 JP11086289U JP11086289U JPH0732707Y2 JP H0732707 Y2 JPH0732707 Y2 JP H0732707Y2 JP 11086289 U JP11086289 U JP 11086289U JP 11086289 U JP11086289 U JP 11086289U JP H0732707 Y2 JPH0732707 Y2 JP H0732707Y2
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pillar
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concrete
column
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JP11086289U
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JPH0350118U (ja
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康夫 井上
安彦 増田
智 阿部
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Obayashi Corp
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Obayashi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、床面上に立設されその内部に現場打ちコンク
リートが打設されるプレキャストコンクリート製中空柱
の改良に関するものである。
《従来の技術》 この種のプレキャストコンクリート製中空柱(以下、PC
柱という)は、その上端から下端にわたって全体が単な
る中空筒体状に形成され、現場における建込みの際その
下端面全面が現場床面に接地されるようになっている。
しかしながら、この下端面を全体的に面一な平坦面に形
成することは困難である。
そこで従来にあっては第4図に示すように、PC柱10の設
置箇所の床面11を他の場所よりも低く形成すると共に、
この床面11にPC柱10の下端面全体に対応させて高さ調整
金物12を設け、この高さ調整金物12上に下端面を接地し
て真直ぐにPC柱10を建て込むようにしていた。
《考案が解決しようとする課題》 ところで従来にあっては、上述のようにPC柱10の下端面
の不揃いを修正するための高さ調整金物12による高さ調
整に、手間がかかるという問題があった。
また、PC柱10の設置後その内部へのコンクリート打設作
業までの間に、PC柱10の内部となった床面11に水やゴミ
等が溜った場合、その排水やゴミの除去等、清掃が煩雑
であるという問題もあった。
さらに、PC柱10の下端面に接して高さ調整金物12が配設
されているため、PC柱10内部への現場打ちコンクリート
の打設の際、PC柱10の下端面にコンクリートが入り込み
難く、PC柱10と現場打ちコンクリートとのなじみが良好
でないという問題もあった。
本考案は、上記問題点を一挙に解決すべく創案されたも
のであり、その目的は高さ調整作業の手間を軽減できる
と共に、清掃作業の能率化を図ることができ、更には現
場打ちコンクリートとのなじみ具合を良好にすることが
できるPC柱を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために本考案は、床面上に立設され
その内部に現場打ちコンクリートが打設されるPC柱にお
いて、中空筒体状に形成され柱型枠として機能する柱本
体と、柱本体の下端周縁部に、これに沿って間隔を隔て
て且つ下方へ突出させて形成され、柱本体を床面上に支
持すると共に、床面と柱本体の下端周縁部との間に隙間
を区画形成する脚部とを備えたことを特徴とする。
《作用》 本考案の作用について述べると、脚部は柱本体の下端周
縁部に間隔を隔てて部分的に形成されるので、柱本体の
下端面全面を床面に接地する場合に比べて、その接地面
積が小さく互いの面を面一にすることが容易となって床
面に対する不揃いを抑えることができ、高さ調整の手間
を軽減することができると共に、脚部の設置によって隙
間が区画形成されてPC柱内部の床面と外部とを連通させ
ることができるので、その隙間を介してPC柱内部のゴミ
等の清掃を容易に行なうことができ、更にPC柱内に打設
されたコンクリートが隙間周りにも充填されることにな
って、このPC柱と現場打ちコンクリートのなじみが良好
になる。
《実施例》 以下、本考案の好適実施例を図面を参照しながら詳述す
る。
第1図は本考案の一実施例のPC柱の底面図、第2図はそ
の側面図、第3図は現場打ちコンクリートの打設状態を
示す側断面図である。
本考案は基本的には、床面4上に立設されその内部に現
場打ちコンクリート7が打設されるPC柱1において、中
空筒体状に形成され柱型枠として機能する柱本体2と、
柱本体2の下端周縁部3に、これに沿って間隔を隔てて
且つ下方へ突出させて形成され、柱本体2を床面4上に
支持すると共に、床面4と柱本体2の下端周縁部3との
間に隙間5を区画形成する脚部6とを備えて構成され
る。
図示するようにこの実施例のPC柱1は、中空角柱状をな
す柱本体2と、この柱本体2の下端周縁部3の四隅に突
出し、柱本体2をコンクリート床面4に支持するととも
にその床面4と下端周縁部3との間に隙間5を形成する
脚部6とで構成されている。このPC柱1は遠心成形法に
よれば、精度よく製造することができる。またこの柱本
体2は、柱の構築にあたって柱型枠として機能する。
PC柱1は、図示のように断面矩形のものの他、円筒、そ
の他の断面形状のものであっても良い。
脚部6は、この実施例では四隅に四つ設けてあるけれど
も、柱本体2を安定的に床面4に支持できるのであれば
これに限らず、少くとも三箇所に設ければ良い。
隙間5はPC柱1内の床面4上に溜るゴミ等を外部から清
掃するための空間を提供すると共に、このPC柱1内に打
設される現場打ちコンクリート7の柱本体2下端周縁部
3への回り込みを促すように機能する。
本実施例では床面4は水平な平坦面とされ、段差を付け
られてはいないが、段差を設けた床面であっても良い。
このPC柱1を現場に設置する際には、PC柱1をコンクリ
ート床面4の所定位置にじか置きする。この場合、脚部
6は柱本体2の下端周縁部3に間隔を隔てて部分的に形
成されるので、柱本体の下端面全面を床面に接地する場
合に比べて、その接地面積が小さく互いの面を面一にす
ることが容易となって床面4に対する不揃いを抑えるこ
とができ、高さ調整の手間を軽減することができる。
その後第3図に示すように、隙間5を塞ぐように脚部6
の側方に桟木8を配設し、その状態で現場打ちコンクリ
ート7をPC柱1の上方から打設する。
その際、コンクリート7はそのPC柱1内に充填されると
共に隙間6にも充填され、現場打ちコンクリート7とPC
柱1とのなじみが改善されてこれらの一体化が図られ
る。
また、PC柱1内にコンクリート7を打設するに先立っ
て、隙間5からPC柱1内のコンクリート床面4上の清掃
をすることもできる。
《考案の効果》 以上述べたように本考案によれば、PC柱を脚部付きとし
て床面に設置するようにしたので、高さ調整金物が不要
となりその高さ調整作業を軽減できると共に、PC柱内へ
のコンクリート打設前の床面の清掃を、隙間を介して容
易に行うことができ、さらに打設されたコンクリートは
隙間にも充填されることから、PC柱と現場打ちコンクリ
ートとのなじみが良好となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のPC柱の底面図、第2図はそ
の側面図、第3図は現場打ちコンクリートの打設状態を
示す側断面図、第4図は従来のPC柱の設置状態を示す側
断面図である。 2……柱本体、3……下端周縁部 4……床面、5……隙間 6……脚部 7……現場打ちコンクリート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面上に立設されその内部に現場打ちコン
    クリートが打設されるプレキャストコンクリート製中空
    柱において、中空筒体状に形成され柱型枠として機能す
    る柱本体と、該柱本体の下端周縁部に、これに沿って間
    隔を隔てて且つ下方へ突出させて形成され、上記柱本体
    を上記床面上に支持すると共に、該床面と該柱本体の下
    端周縁部との間に隙間を区画形成する脚部とを備えたこ
    とを特徴とするプレキャストコンクリート製中空柱。
JP11086289U 1989-09-25 1989-09-25 プレキャストコンクリート製中空柱 Expired - Fee Related JPH0732707Y2 (ja)

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