JPH0749185B2 - 油圧動力レンチ - Google Patents

油圧動力レンチ

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JPH0749185B2
JPH0749185B2 JP62057895A JP5789587A JPH0749185B2 JP H0749185 B2 JPH0749185 B2 JP H0749185B2 JP 62057895 A JP62057895 A JP 62057895A JP 5789587 A JP5789587 A JP 5789587A JP H0749185 B2 JPH0749185 B2 JP H0749185B2
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パウル、ハインツ、ワグナー
アーロイス、マイヤー
カール・リヒアルト、ヒルツィフェル
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パウル、ハインツ、ワグナー
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B21/00Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose
    • B25B21/004Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose of the ratchet type
    • B25B21/005Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose of the ratchet type driven by a radially acting hydraulic or pneumatic piston

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回すべき雄ねじに確実に回転連結するために
2つの前部壁の間に回転できるようにして支持される環
を具えるレンチヘッドと、レンチヘッドの内部に環と同
軸に支持され、環の外側でラチェット要素にかみ合うレ
バーと、レンチヘッドから突き出て、油圧シリンダを納
めるハウジング部材と、油圧シリンダの中で動くことが
できるピストンとを備え、ピストン棒がレバーに動くこ
とができるようにして結合する油圧動力レンチに関する
ものである。
〔従来の技術〕
この種の従来の動力レンチ(ドイツ特許出願第34 13 20
2号およびドイツ実用新案第84 35 272号)は、レンチヘ
ッドおよびハウジング部材で構成されたハウジングを有
し、ハウジングのそれらの部品はひとつながりのハウジ
ングを形成し、または取外すことができるようにして相
互に結合されたものである。シリンダの内部でピストン
を往復運動させることにより、ラチェット要素を介して
環に連結されているレバーが前後に旋回させられる。1
つの回転の向きではレバーは環とともに動き、他の回転
の向きではレバーは環を伴うことはない。ピストン棒と
レバーの可動連結の結果として、シリンダを揺動させる
ようにして支持する必要はなくなり、その代りにシリン
ダの穴がハウジングに一体として形成できる。
シリンダをハウジングとは別に構成し、ハウジングの後
部壁にシリンダを固定して支持することも知られている
(ドイツ公開公報第34 13 202号)。この場合には、ハ
ウジング部材の内部でシリンダが旋回運動を行えるよう
に、シリンダを納めるハウジング部材はシリンダよりか
なり大きい。大体において、ハウジング部材の目的はシ
リンダの動きにより人体に負傷させられることを防ぐこ
とである。
シリンダの一方向にかかる圧力作用を用いる油圧動力レ
ンチも知られている(ドイツ特許出願第34 16 881
号)。シリンダは動くように構成され、ピストンはハウ
ジング部材に対して静止させられる。ピストンは、シリ
ンダを引き戻される位置へ駆動するコイルばねにより囲
まれた穴あき管を有する。油圧によりハウジング部材内
部でレバーに係合しているシリンダの中空ピストンが、
油圧により動かされ、それに続いてばねの力により圧力
を受けない状態に戻される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
それら従来の動力レンチは約850バールまでの油圧によ
り動作させられる。そのように高い圧力を用いると動力
レンチを小型にできるが、その高圧のためにシリンダが
裂ける、すなわち破壊されるおそれがある。このことは
かなりの危険を表す。たとえば、シリンダを構成してい
る材料中の探すことが難しい欠陥のためにシリンダの壁
が破裂することがある。
また、ピストンのコイルばねによる引き戻しによると、
例えば油圧シリンダへ作動油を送る配管が非常に長い場
合のように、大きい戻りストローク力が必要な場合に対
応することができず、ピストンをその戻り位置に短時間
で戻すことができない場合がある。
なお、ピストンをその戻り位置に短時間で戻すために
は、特開昭55−90276号に開示されているように、ピス
トンを支承するシリンダ内に油路28を穿設し、この油路
を通過する作動油によって、ピストンをその戻り位置に
短時間で戻すようにしたものもあるが、上述したもので
はシリンダ内に油路28を穿設するので、その製造が煩雑
であるばかりでなく、しかもシリンダ内に油路28を穿設
するので、シリンダの機械的強度が極度に低下し、ピス
トンを高い油圧で動作させることができなくなる虞があ
る。
本発明は上述した事情に鑑み、小型で、材料中に欠陥が
あつても高い油圧で動作させることができ、しかも大き
い戻りストローク力が必要な場合であっても、ピストン
をその戻り位置に短時間で戻すことができ、しかも製造
が容易な油圧動力レンチを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に従って、その目的は、ハウジング部材は爆発に
対して保護するために形成され、ハウジング部材は通路
を備え、その通路の壁が油圧シリンダの長さ全体にわた
ってその油圧シリンダの壁からほぼ一定の距離をおいて
油圧シリンダを囲み、油圧シリンダと通路は互いに少く
ともほぼ同軸状に位置させられるハウジング部材と、油
圧シリンダの壁に形成された穴と、油圧シリンダとハウ
ジング部材の間に形成された自由空間であって、油圧補
助圧力源へ連結されている自由空間により達成される。
〔作用〕 本発明の油圧動力レンチにおいては、シリンダを囲むハ
ウジング部材は短い半径方向距離でシリンダを囲む破裂
防御部材を構成する。シリンダはそれの内部に存在する
油圧の力を受け、それ自体で油圧に耐えることができ
る。シリンダの壁が破壊したり、裂けたりすると、シリ
ンダの破片が周囲に巻き散らされることがないように、
それらの破片と、洩れた油を捕える。ハウジング部材は
その機能を果すのに十分な厚さの壁を有する。シリンダ
からのハウジング部材の半径方向距離は非常に小さいか
ら、シリンダが破裂した時に飛散した破片は直ちに捕え
られ、著しい運動エネルギーを得ることはない。ハウジ
ング部材は、シリンダを油圧に対して支持または補強す
ることなしにシリンダをおおざっぱに案内するために設
けられる。シリンダはハウジング部材の内部にそれ自体
のユニットを構成する。レバーを旋回させる時に反作用
力を生じさせるために、シリンダはハウジング部材によ
り軸線方向のみに支持される。また、ハウジング部は油
圧シリンダを一定距離をおいて同軸状に囲み、その間の
自由空間をピストンの戻り位置復帰のための作動油が通
過する油路として利用するようにしたから、シリンダ及
びハウジング部に機械加工を施すことなく油路が形成さ
れ、このためシリンダの機械的強度が低下しないので、
高い油圧でピストンを動作させることができ、また簡単
な構造によりピストンをその戻り位置に短時間で戻すた
めの油路を製造することができる。
油圧シリンダの外径は通路の内径より1mmより短い値に
することが好ましい。このようにして、シリンダは力の
それぞれの向きに自由に適合するのに十分に動くことが
でき、自由空間は非常に大きくならないから、ひびの入
っている部品には大きすぎる運動エネルギーが与えられ
る。
本発明の別の面に従って、ラチェット要素は球状または
半球状の押圧部材によりレバーに直接支持される。その
押圧部材により、レバーに対してラチェット要素を独立
して全方向に調整でき、しかもラチェット要素と押圧部
材の間および押圧部材とレバーの間の全面的な係合が確
保される。ラチェット要素とレバーの支持面の間には押
圧部材のみが設けられるから、レバーの長さを通常のエ
ルボレバーと比較して短くできる。レバーを短くするこ
とはシリンダ内に非常に高い圧力を用いるためである。
レバーを短くすることにより装置の寸法も小さくでき
る。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本願発明の油圧動力レンチを詳細
に説明するが、その前に本願発明の構成の一部を利用し
た油圧動力レンチについて説明する。
第1図に示した油圧動力レンチは本願発明の構成の一部
を利用した油圧動力レンチで、この動力レンチは、レン
チヘッド11と、このレンチヘッドに取外すことができな
いようにして連結されている円筒形ハウジング部材とで
構成されたハウジング10を有する。レンチヘッド11は平
行な前部壁13を有する。
第1図にはその前部壁は一方だけが示されている。
前部壁13に軸線方向に互いに整列して設けられている2
個の穴の間に環14が支持される。その環14は内部輪郭15
を有する。その内部輪郭15の中に軸(図示せず)を挿入
できる。その軸の外部輪郭は内部輪郭15に一致する。そ
の軸はハウジングの両側から挿入できる。軸はハウジン
グの一方の側または両側で突き出ることができる。ねじ
の頭と、それのボタンダイスに回転できるようにしてし
っかり連結できるように、その突き出ている端部には内
部輪郭または外部輪郭がそれぞれ設けられる。
環14の外側には歯16が設けられ、その歯には、くさび形
ラチェットシューで構成されて、レバー18のくぼみの中
に配置されているラチェット要素17が組合わされる。レ
バー18は環14と同軸状に支持され、環14と共通の軸を中
心として環に対して旋回できる。くぼんで形成されてい
る歯付き表面19により、ラチェット要素17は環14の外側
歯16にかみ合うことができる。ラチェット要素17はそれ
の後端部でほぼ半球状の押圧部材20を支持する。その押
圧部材はレバー18の球状くぼみの中にはめこまれる。押
圧部材20の平らな後面がラチェット要素17の平らな後面
21に全面的に接触する。押圧部材20は後面21の上で滑る
こともできる。この後面は、歯付き表面19の半径方向中
心線と交わる環14の接線に対して鋭角を成して延長す
る。押圧部材20の球状表面により支持されているラチェ
ット要素17は外側歯16に対して全ての方向に自動的に調
整されるから、歯付き表面19の歯が外側歯16にかみ合う
とラチェット要素17の傾斜が阻止される。環14が自由に
1つの回転方向(図では逆時計回り)に回転でき、環14
が逆の向き(時計回り)に回転させられた時にラチェッ
ト要素17がそれの歯により環14の回転を阻止するよう
に、環14が1つの向きに回転した時にラチェット要素17
が外側歯16から上方へ離れるようにしてラチェット要素
17は向けられる。
くぼみを外側から覆う板22がレバー18に固定される。そ
の板にはラチェット要素17から突き出るピン24を通す案
内スロット23が設けられる。板22はラチェット要素17の
旋回運動を阻止するとともに、ラチェット要素17が環14
から上方へ離れた時にラチェット要素17を案内する。板
22にはばね25が固定される。そのばね25の端部がピン24
に連結される。そのばね25はラチェット要素17の外端部
を環14に対してほぼ接線方向に引く。
一方、ばね25はラチェット要素17を押圧部材20に対して
引き、他方ではばね25はラチェット要素の外端部に小さ
い力の成分を加える。その力の成分は歯付き表面19の外
端部を外側歯16から上方へ引き離すように作用する。
ラチェット要素17の内端部(ハウジング部材12に面して
いる)にばね26が連結される。そのばねはレバー18に固
定されて、歯付き表面19の内端部を外側歯16にかみ合わ
せるように、ラチェット要素をハウジング部材12の方へ
引く。また、ばね26が環14のほぼ接線方向に延長する。
ハウジング部材12は長手方向の内部空間を形成する。そ
の内部空間の横断面はそれの長手方向にわたってほぼ一
定である。内部空間の軸が環14の軸に対して直角に延
び、一体に形成されたハウジング10の全体がほぼL形で
あるように、その内部空間の軸は環14の軸から距てられ
る。
ハウジング部材12の円筒形内部空間の内部に油圧シリン
ダ27が配置される。そのシリンダは管で構成される。そ
の管の後端部はカバー28により閉じられる。カバー28の
後端部はハウジング部材12の前部壁29で支持される。連
結部材30がある半径方向距離でその前部壁29の穴を通
る。連結部材30の端部31がカバー28のねじ穴の中にボル
ト止めされる。したがって、連結部材30はカバー28を封
じるようにして固定され、ハウジング部材12に対して油
圧シリンダ27に沿ってある限度内で動くことができる。
油圧シリンダ27の外径はハウジング部材12の内径より短
く形成されており、そのため、ハウジング部材12内の油
圧シリンダ27は小さい半径方向距離の許容範囲内で移動
の自由を持ち、その半径方向距離の移動の許容範囲内で
曲げモーメントを生ずることなしに自由にその位置が調
整可能である。
レンチヘッド11へ向かう油圧シリンダ27の動きはストッ
パー32により制限される。そのストッパーは、たとえば
ばねリングであって、ハウジング部材12の内部の環状溝
の中に入れられる。
レンチヘッド11はカラー33を介してハウジング部材12へ
取外すことができるようにして連結される。カラー33へ
少くとも1個のばね34が連結されて、レバー18の端部に
係合してレバーを油圧シリンダ27へ向って引く。
油圧シリンダ27の内部でピストン35が往復運動できる。
ピストン棒36がピストン35からレンチヘッド11へ向かっ
て突き出る。ピストン棒36の端部で球38が球面状くぼみ
37の中に固定される。その球38の外側にくぼんだ球面を
形成するキャップ形モールドが設けられる。レバー18に
固定されている球状部40の凸状表面がモールド39を押
す。2つの球面が全面的に接触するように、そのモール
ド39の直径は球状部40の直径に対応する。
油圧シリンダ27のカバー28から避けられている面壁は案
内ブッシュ41を有する。
その案内ブッシュ41は油圧シリンダのうち、ピストン棒
36が滑動する部分を形成する。更に、空気ダクト43が案
内ブッシュ41の中に設けられる。案内ブッシュ41の内部
においてコイルばね44が支持される。そのばねの他端が
ピストン35を押してそのピストンを引きこまれた位置ま
で動かしその位置においてピストン35はカバー28に接触
する。コイルばね44の付勢力はコイルばね34の付勢力に
より助けられる。したがって、ばね44はばね34の無い場
合より小さくできる。コイルばね44または34の一方のみ
によりピストンを押し戻すことも可能である。この場合
には、コイルばね44または34の他方を省くことができ
る。そのためにこの動力レンチが小型になる。
ハウジング10の内部に配置される全ての部品はレンチヘ
ッド11の穴を通じて取付けることができる。その穴はカ
バー45により閉じられる。
この動力レンチを動作させる時には、油圧シリンダ27の
中に連結部材30を押しこむことにより油がたとえば800
バールという高い圧力で圧縮され、それによりコイルば
ね44を圧縮して、ラチェット要素17が環14を動かす向き
にレバー18を旋回運動させる。
次に、加えていた圧力を開放すると、コイルばね44はピ
ストン25をひきこまれる位置へ再び押しこみ、バネ34が
レバー18をひきこみ位置へ引きこむ。それと同時に、ラ
チェット要素17が外側歯16から離れて上へ動くから、環
14が動かされることはない。ばね25と26が固定されてい
るから、押圧部材20はラチェット要素17によりレバー18
の所に保持されるが、それはレバーに対して自由に調整
できる。更に、ばね34により球状部38と40は互いに接触
させられている状態に保たれる。ピストン/シリンダの
組立体には一方の側にのみ圧力が加えられるから、カバ
ーの中に挿入できるただ1つの連結部材を必要とする。
したがって、油圧シリンダ27に横方向に穴をあける必
要、すなわち、油圧シリンダを横方向に弱くする必要は
ない。
ハウジング部材12は油圧シリンダ27をゆるく案内する機
能を果すだけであって、油の圧力自体は受けない。ハウ
ジング部材は、油圧シリンダが破裂した時に破片が周囲
に飛散することを防ぐ防壁として機能する。
次に本願発明に係わる油圧動力レンチを詳述する。
第2図は本願発明に係わる油圧動力レンチを示す要部概
念破断面図である。なお、この油圧動力レンチにおい
て、レンチヘッド11内の構造は第1図に示す油圧動力レ
ンチと同一構造なので、その同一部分の構造については
図示を省略している。
第2図において、油圧シリンダ27の壁は案内ブッシュ41
の附近にピストン棒36を囲む半径方向の穴を有する。そ
れらの半径方向の穴により、ピストン棒の側のシリンダ
空間48が油圧シリンダ27とハウジング部材12の間の自由
空間49へ連結される。
作動圧のための連結部材30に加えて、カバー28に別の連
結部材50が設けられる。その連結部材50は圧力管を介し
て補助油圧源へ連結される。連結部材50と油圧シリンダ
27の作用空間は直接には連結されない。
カバー28内に形成されている半径方向の油通路51が連結
部材50から環状の自由空間49まで延長する。ピストン35
は、連結部材50から油通路51と、環状溝すなわち自由空
間49と、穴47を通って戻りストローク空間48へ伝えられ
る補助油圧により戻りストロークを与えられる。
ピストンの戻りストロークのための補助油圧は、連結部
材30へ伝えられる作動圧よりはるかに低い。
第1図に示すピストンのばねによる引き戻しのものと比
較して、本願発明の第2図に示す油圧による引き戻し
は、たとえば作動圧を送る配管が非常に長い場合のよう
に、大きい戻りストローク力を必要とする場合にも用い
ることができるから有利であり、またピストンをその戻
り位置に短時間で戻すことができるから、油圧動力レン
チの作業効率を大巾に向上させることもできることとな
る。
戻りストローク中は、長い作動圧配管内の圧力頭より高
い圧力を加えて、ピストンをそれの戻り位置へ短時間で
戻さなければならない。第2図に示されている本願発明
のものでは、補助油圧をシリンダ空間48へ供給するため
にハウジング部材12が用いられるから有利である。シー
ル52,53が自由空間49と補助油圧油の通路を外部から封
じる。
また上述した第2図で示す本願発明の油圧動力レンチで
は、ハウジング部材12が油圧シリンダ27を一定距離をお
いて同軸状に囲み、その間の自由空間49をピストンの戻
り位置復帰のための作動油が通過する油路として利用し
たから、シリンダ27に油路を形成するための特別な機械
加工が不要で、従ってシリンダ27の機械的強度が高く維
持され、このためシリンダ27内に高い油圧を加えてピス
トン35を動作させることができ、またピストン35をその
戻り位置に短時間で戻すための油路を簡単に製作するこ
とができる。
〔発明の効果〕 以上説明したように、この発明の油圧動力レンチでは、
ハウジング部材により油圧シリンダを一定の距離をおい
て同軸状に囲み、これにより該油圧シリンダの外周壁と
前記ハウジング部材の内周壁との間に自由空間を形成
し、かつこの自由空間をピストンの戻り位置復帰のため
の作動油が通過する油路として使用するようにしたか
ら、シリンダの機械的強度は低下せず、このため小型
で、材料中に欠陥があつても高い油圧で動作させること
ができる油圧動力レンチを提供することができる。また
油圧によりピストンを戻り位置に復帰させるので、大き
い戻りストローク力が必要な場合であっても、ピストン
をその戻り位置に短時間で戻すことができ、またハウジ
ング部材と油圧シリンダ間の自由空間をピストンの戻り
位置復帰のための作動油が通過する油路として使用する
ようにしたから、特別な機械加工をシリンダあるいはハ
ウジングに施す必要がなく、このため製造が極めて簡単
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明の構成の一部を利用した油圧動力レン
チの概念断面図、第2図は本願発明の油圧動力レンチを
示す一部破断面図である。 11……レンチヘッド、12……ハウジング部材、14……
環、17……ラチェット要素、18……レバー、20……押圧
部材、25,26……ばね、27……油圧シリンダ、35……ピ
ストン、36……ピストン棒、48……シリンダ室、47……
穴、49……自由空間、50……連結部材、54……案内スリ
ーブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール・リヒアルト、ヒルツィフェル ドイツ連邦共和国、デー5206、ノインキル ヘン・ゼールシャイト 1、ケバッハ(番 地なし) (56)参考文献 特開 昭51−133672(JP,A) 特開 昭60−232884(JP,A) 実開 昭57−121368(JP,U) 実開 昭54−174094(JP,U) 実開 昭53−124502(JP,U)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回すべき雄ネジに確実に連結するために2
    つの前壁部(13)の間に回転できるようにして支持され
    る環(14)を備えるレンチヘッド(11)と、レンチヘッ
    ド(11)の内側に環(14)と同軸に支持され、環(14)
    の外側でラチェット要素(17)にかみ合うレバー(18)
    と、前記レンチヘッド(11)から突き出て、油圧シリン
    ダ(27)を納めるハウジング部材(12)と、前記油圧シ
    リンダ(27)の中で動くことができるピストン(35)と
    を備えるとともに、該ピストン(35)のピストン棒(3
    6)がレバー(18)を動かすことができるようにして係
    合する高油圧動力レンチにおいて、 爆発に対する保護部材を兼ねるハウジング部材(12)
    は、油圧シリンダ(27)を当該油圧シリンダ(27)の外
    周壁からほぼ一定の距離をおいて同軸状に囲み、これに
    より該高油圧シリンダ(27)の外周壁と前記ハウジング
    部材(12)の内周壁との間に自由空間(49)を形成する
    とともに、 前記ピストン(35)を油圧により戻り位置へ戻すべく、
    前記油圧シリンダ(27)の壁に前記自由空間(49)と連
    通する穴(47)を設け、かつ自由空間(49)を油圧補助
    圧力源に連結し、これにより該自由空間(49)を前記ピ
    ストン(35)の戻り位置復帰のための作動油が通過する
    油路として使用するようにしたことを特徴とする油圧動
    力レンチ。
  2. 【請求項2】前記油圧シリンダ(27)の直径はハウジン
    グ部材(12)の内径より短い、好ましくはその内径より
    1mm以下だけ短い、ことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の油圧動力レンチ。
  3. 【請求項3】前記自由空間(49)のレンチヘッド(11)
    に面する端部はシリンダ(27)のストッパー(32)を備
    えることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の油圧
    動力レンチ。
  4. 【請求項4】前記レバー(18)が少なくとも1つのばね
    (34)に係合させられて、そのレバー(18)はピストン
    棒(36)に対して押しつけられた状態に保たれ、ピスト
    ン(35)を引きこめられる位置に駆動することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の油圧動力レンチ。
  5. 【請求項5】前記ラチェット要素(17)が半球状の圧力
    部材(20)を介してレバー(18)において直接支持され
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の油圧動
    力レンチ。
  6. 【請求項6】2個のばね(25,26)が前記レバー(18)
    と前記ラチェット要素(17)に連結され、それらのばね
    の一つ(25)はラチェット要素(17)の外端部を、環
    (14)からほぼ接線方向に引き、他方のバネ(26)は油
    圧シリンダ(27)に面するラチェット要素(17)の内端
    部を油圧シリンダへ向かって引くことを特徴とする特許
    請求の範囲第5項記載の油圧動力レンチ。
JP62057895A 1986-03-15 1987-03-12 油圧動力レンチ Expired - Fee Related JPH0749185B2 (ja)

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DE3608697 1986-03-15
DE3608697.5 1986-06-20
DE19863620753 DE3620753A1 (de) 1986-03-15 1986-06-20 Hydraulischer kraftschrauber
DE3620753.5 1986-06-20

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