JPH074911A - 円柱状物体の位置測定方法 - Google Patents

円柱状物体の位置測定方法

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JPH074911A
JPH074911A JP17232293A JP17232293A JPH074911A JP H074911 A JPH074911 A JP H074911A JP 17232293 A JP17232293 A JP 17232293A JP 17232293 A JP17232293 A JP 17232293A JP H074911 A JPH074911 A JP H074911A
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Kunihiko Nishibe
邦彦 西部
Osamu Hashimoto
橋本  修
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 若干変形した円柱状物体であっても、また測
定中にノイズ等が混入しても簡単な装置で正確に測定す
る。 【構成】 天井クレーン20に移動可能に設けられたレ
ーザ距離計30は投光部31と受光部32とマイコンを
含む演算部33とを備えている。台車12にスキッド1
3によって固定されたコイル10、11を横切るように
距離計30を移動させ、レーザ光300を走査させる。
演算部33は前記走査によってコイル10、11の存在
を判断し、この判断結果に基づいてコイル高いの頻度分
布を演算作成し、さらにこの頻度分布に基づいてコイル
の高さを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は離れた位置にある円柱状
物体の位置を光又は超音波を利用して測定する円柱状物
体の位置測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の円柱状物体位置測定方法の一例と
して、製鋼工場で生産される鋼帯コイル(以下、『コイ
ル』という)を天井クレーンで自動搬送する際に用いら
れるコイルの位置測定方法を説明する。
【0003】台車によりコイルヤードに搬入されたコイ
ルを天井クレーンにより自動で吊り上げる場合、天井ク
レーンをコイル上に正確に誘導するために、コイルの位
置、及び大きさを正確に測定する必要がある。そのため
のコイル位置測定装置として、例えば特開平3−162
395号公報に記載の発明がある。前記発明の測定装置
はレーザ光源と、レーザ光源のスポット光を一次元のス
リット光に変換する2台の走査ミラーと、コイルに照射
したスリット光を撮影する2台のTVカメラからなって
おり、これ等を天井クレーン上に設置している。そし
て、レーザ光をコイルに向けて照射し、その反射光によ
りコイル位置を三次元位置座標に変換し、コイル位置を
計算するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記コ
イルの端面に『テレスコ』と呼ばれるコイル生産時に巻
きずれを生じたコイルに関しては従来より考慮されてい
なかった。そのために前記『テレスコ』のあるコイルに
於ては、従来と同様な測定方法によると外径等の測定誤
差が生じ、天井クレーンによりコイルを搬出する場合
に、コイル吊り具がコイルに衝突し、吊り具又はコイル
が損傷するという問題点があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、若干変形した円柱状物体であってもまた測定中にノ
イズなどが混入しても、簡単な装置で正確に測定するよ
うにした円柱状物体の位置測定方法を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る円柱状物体
の位置測定方法は、光又は超音波を円柱状物体に向けて
発射する発信部と、円柱状物体より反射する反射光又は
反射波を受信する受信部と、受信部の結果に基づいて反
射点までの距離を演算する演算部とを備えた距離計を用
いた円柱状物体の位置測定方法であって、円柱状物体を
横切るように前記距離計を相対移動させ、この間の受光
部の出力変化から演算部は円柱状物体の存在を判断し、
この判断結果に基づいて前記円柱状物体の高さの頻度分
布を演算作成し、さらにこの頻度分布に基づいて円柱状
物体の高さを算出するようにしたことを特徴としてい
る。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明方法の実施例を
説明する。図1は本発明方法に使用する測定系の正面
図、図2は同測定系の要部側面図、図3は本発明方法の
動作を説明するフローチャート、図4は距離計とコイル
との間の距離分布データ例示図、図5は図4より作成さ
れたコイル高さの頻度分布例示図である。
【0008】以下の説明において測定対象とする円柱状
物体は前記と同様にコイルとする。図1に示すように、
コイル10、11は台車12に載置されてコイルヤード
に搬入され、天井クレーン20により自動的に台車12
上から吊り上げられる。
【0009】なお、図1に示すコイル10には、コイル
生産時又は輸送時等に生じた『テレスコ』と呼ばれるコ
イル端面の巻きずれ14が存在している。
【0010】天井クレーン20の横行方向をY、これに
垂直な走行方向をX、高さ方向をZとする。台車12は
Y方向に搬入される。台車12上のコイル10、11は
中心軸を略Y方向に向けた状態で台車12の中心軸線上
に並置され、それぞれがスキッド13により台車12上
に位置決め固定されている。天井クレーン20はX方向
に走行するガーダ21、Y方向に横行するクラブ22、
Z方向に上下するコイル吊り具23により構成されてい
る。
【0011】距離計30は例えばレーザ距離計であっ
て、クラブ22に固定され、下方にレーザ光300を照
射する投光部31と、照射したレーザ光300が台車1
2、コイル10、11等にあたって反射する反射光30
1を受光する受光部32と、演算部33とを含んでい
る。
【0012】前記クラブ22のY方向移動によって投光
部31から照射されたレーザ光300が台車12を横切
って走査するように構成されている。
【0013】前記演算部33は、図外のマイコンを内蔵
しており、レーザ光300の走査により得られた受光部
32の連続出力データに基づいてコイルまでの距離を演
算する。そして、前記演算した距離分布データに基づい
て、さらにコイル10、11の外径や幅等を演算し、天
井クレーン20でコイルを自動搬出するのに必要なデー
タを出力するように構成されている。
【0014】次に、図3を参照して本発明方法の動作を
説明する。 まず、レーザ距離計30の測定エリア内に台車12を
入れる。コイルの認識指令が図外の上位コンピュータよ
り演算部33に入力される(S1)。
【0015】台車12上のコイル10、11をレーザ
光300が完全に順次通過するように、クラブ22をコ
イル長手方向(Y方向)に移動させる(S2)。
【0016】受光部32が距離データを採取しながら
移動する。この間のデータは順次演算部33のマイコン
にストアされる。走査が完了すると(S3)、図4に示
すように、レーザ距離計30と各反射点との距離と、レ
ーザ距離計30の移動距離Yとの関係図、すなわちコイ
ル10、11の距離分布測定結果が得られる。図中○印
は測定した個々の測定値を示す。ただし、図4において
台車12からコイルまでの高さZは、Z=(Z0−測定
値)、(ただし、Z0は台車12とレーザ距離計30と
の間の距離)として表示している。
【0017】演算部33は、マイコンのメモリを探索
し(S4)、コイルが存在するか否かを判断する(S
5)。すなわち、図4において、予め定められた設定値
δZ以上の高さデータがある一定幅以上連続した場合に
は、コイルが存在(図示例ではデータ群100及び11
0)すると判断する。
【0018】コイルが存在すれば前記コイル高さデー
タ(外径データ)に基づいて頻度分布図を演算、作成す
る(S6)。コイルが存在しない場合にはS4に戻る。
図5は、図4に示すコイル10のデータ群100を別途
定めた値に分割したもので、それぞれのコイル型さZの
分割値に対するデータ個数、すなわち頻度分布を示して
いる。本例において、Zの分割点ZTにおいて、テレス
コ14の値が生じている。
【0019】なお、実際には、各分割点又は各分布範囲
において、頻度分布を計算してその最大値を求めればよ
く、あえて頻度分布図を作る必要はない。
【0020】前記頻度分布図において、頻度が最大と
なるZ=Zpを演算し(S7)、Z=Zpにおける全デ
ータを平均し平均値を求める(S8)。なお、前記にお
いてZ=Zpのみではなく、その前後のデータを含めて
平均してもよい。
【0021】次に、スキッド13の補正を行い、コイ
ル外径を算出する(S9)。スキッド13を用いた場
合、図1、図2に示したように、コイル10、11は台
車12より若干浮き上がった状態となる。この浮き上が
り量は、スキッド13の形状が既知なので、幾何学的に
計算可能であり、その値を用いてコイル外径の補正をす
ればよい。
【0022】次に、コイルデータの幅よりコイル幅の
計算を行い(S10)、あわせてコイルの中心座標を順
次計算する(S11)。以上で、対象コイルに対しての
自動搬出に必要なデータが得られたことなる。
【0023】次に、メモリの探索を行い(S12)、
探索が完了していれば、以上で求まったコイルの数を算
出し(S13)、天井クレーン20に必要なデータを送
り、動作が終了する。探索が完了していなければS4に
戻る。
【0024】なお、本実施例において距離計はレーザ光
を用いるものとして説明したが、これに限るものではな
く、他の光又は超音波等を用いてもよい。この場合に
は、投光部は発信部に、受光部は受信部として動作する
ことはいうまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明方法は台車
に載置された円柱状物体を横切るように距離計を移動さ
せて円柱状物体の存在を判断し、この検出結果に基づい
て円柱状物体の高さの頻度分布を演算作成し、さらにこ
の頻度分布に基づいて円柱状物体の高さを算出するよう
にしている。従って、例えば『テレスコ』のように若干
変形した円柱状物体の場合、又は距離データ採取時にノ
イズ等により異常データが混入した場合でも距離計のみ
で円柱状物体の位置大きさを十分な高精度で測定するこ
とができる。また、天井クレーン等による安全かつ確実
な自動吊り上げが可能となり、信頼性の高い自動搬送が
実現されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る図面であって、本発明方法に使用
する測定系の正面図である。
【図2】同測定系の要部側面図である。
【図3】本発明方法の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図4】距離計をコイルとの間の距離分布データ例示図
である。
【図5】図4より作成されたコイル高さの頻度分布例示
図である。
【符号の説明】
10、11 コイル 12 台車 13 スキッド 14 テレスコ 20 天井クレーン 22 クラブ 30 距離計 33 演算部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光又は超音波を円柱状物体に向けて発射
    する発信部と、円柱状物体より反射する反射光又は反射
    波を受信する受信部と、受信部の結果に基づいて反射点
    までの距離を演算する演算部とを備えた距離計を用いた
    円柱状物体の位置測定方法であって、円柱状物体を横切
    るように前記距離計を相対移動させ、この間の受光部の
    出力変化から演算部は円柱状物体の存在を判断し、この
    判断結果に基づいて前記円柱状物体の高さの頻度分布を
    演算作成し、さらにこの頻度分布に基づいて円柱状物体
    の高さを算出するようにしたことを特徴とする円柱状物
    体の位置測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006059884A1 (de) * 2006-12-19 2008-06-26 Volkswagen Ag Austenitischer Schweißzusatzwerkstoff auf Eisen-Basis für das Schweißen eines austenitischen Werkstoffs mit einem weiteren Werkstoff

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006059884A1 (de) * 2006-12-19 2008-06-26 Volkswagen Ag Austenitischer Schweißzusatzwerkstoff auf Eisen-Basis für das Schweißen eines austenitischen Werkstoffs mit einem weiteren Werkstoff
DE102006059884B4 (de) * 2006-12-19 2020-08-06 Volkswagen Ag Austenitischer Schweißzusatzwerkstoff auf Eisen-Basis für das Schweißen eines austenitischen Werkstoffs mit einem weiteren Werkstoff

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