JP2782143B2 - 円柱状物体位置測定方法 - Google Patents

円柱状物体位置測定方法

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JP2782143B2
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邦彦 西部
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日立機電工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイルヤードなどに置
かれたコイルなどの円柱状物体の位置をレーザを利用し
て測定する円柱状物体位置測定方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】コイルヤードに搬入されたコイルなどの
円柱状物体を天井クレーンにより自動で吊り上げる場
合、その天井クレーンをコイル上に正確に誘導する必要
がある。そのため、従来はCCDカメラを用いた画像処
理によりコイルの位置測定が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、画像処理によ
るコイル位置測定では、測定装置が複雑で高価となると
ともにコイルの表面が光るような場合は、コイルを背景
から明瞭に区別できず、測定不能となる恐れがあった。
【0004】本発明は簡易な方法で正確にコイルの位置
測定を行うことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、複数のレーザ光を円柱状物体
を有する対象物体に向けて投光し、その複数の反射光を
受光して各反射点までの距離を測定するレーザ距離計を
有し、前記複数のレーザ光を所定の幅にわたって対象物
体に照射し、複数のレーザ光が対象物体を横切るように
相対移動させ、この間の距離計による複数の距離データ
から対象物体の高さ変化を測定し、高さが急変する位置
から該円柱状物体の端面位置を測定し、高さが変化しな
い位置と、高さが徐々に変化する位置の内で最高高さと
の差から該円柱状物体の直径を測定し、前記幅方向の任
意の2点の座標の垂直2等分線及び前記端面から円柱状
物体の位置座標を測定することを要旨とする。
【0006】
【実施例】以下本発明を図示の実施例にもとづいて説明
する。図1は本発明の一実施例を示す測定系の正面図、
図2は同測定系の側面図、図3は同測定系の部分平面図
と部分正面図を示した図である。以下本発明の一円柱状
物体としてコイルを例にとって説明する。コイル10は
台車20に載置されてコイルヤードに搬入され、天井ク
レーン30により自動的に台車20上から吊り上げられ
る。天井クレーン30の走行方向をX方向、横行方向を
Y方向、高さ方向をZ方向とすれば、台車20はY方向
に搬入される。台車20上のコイル10は、中心軸を略
Y方向に向けた状態でY方向に複数並置され、それぞれ
がスキッド11によりY方向に位置決めされている。
【0007】レーザ距離計40は、天井クレーン30の
クラブ31に下方を向けて取り付けられている。このレ
ーザ距離計40は投光部P、受光部Mとより構成されて
おり、X方向に所定の間隔で並列されている。S1,S
2・・・・S17はそれぞれのレーザ距離計における投
光部Pからのレーザ光を示す。対象物体からの反射光は
それぞれの受光部M1,M2・・・・M17で受光し
て、各反射点までの距離を測定する。
【0008】台車20上のコイル10の位置を測定する
には、まずレーザ距離計40の測定エリア内に台車20
を入れ、次いで、台車20上のコイル10を複数のレー
ザS1,S2・・・・S17により完全に順次通過する
ようにレーザ距離計40をY方向に移動させる。
【0009】なお、天井クレーン30のクラブ31を動
かす代わりに台車20をY方向に移動してもよい。要
は、投光部Pの下方をコイル10がY方向に通過すれば
よい。投光部Pがコイル10の上方をY方向に通過する
間、レーザ距離計40による距離測定を行う。その結
果、図3に○×で示したような点において、高さ測定デ
ータが得られる。ここではコイル10の内、NO.2周
辺のデータの一部のみを示しており、○は台車高さより
高い部分を、×は台車部分の高さ、またはそれより低い
部分を示している。
【0010】ここでaはコイル中心のX座標、bはコイ
ル中心のY座標、Wはコイル幅、Rはコイル半径、δX
は複数のレーザ間距離、δYはY方向のデータ測定間
隔、θはコイル中心軸のY軸との傾き角度である。
【0011】図3において、各Y座標Y1,Y2,Y3
・・・における高さの最大値と台車高さとの差を求めて
2で割ればコイル半径Rが求められる。次に、各Y座標
Y1,Y2,Y3・・・の内、例えばY=Y3における
高さデータの内、台車より高い部分の任意の2点の座標
A,Bを直線で結び、その垂直2等分線とZ=Rとの交
点のX座標を求め、全てのコイル10部分のYに対して
平均化すればコイル中心のX座標aが求められる。
【0012】次に各X座標において、高さデータが急変
する部分、すなわち×から○または○から×となる点の
Y座標を求めればコイル幅W及びコイル中心のY座標b
が求められる。θが0に近い場合にはδYの精度でコイ
ル幅W及びコイル中心のY座標bが求められる。
【0013】なお、図2の距離測定原理からもわかるよ
うにコイルと台車の境界部分が死角により測定できない
部分201が生じる。この点に関しては、測定データを
台車部分のデータ×と等しいとし、同様に図1の地面部
分202のデータも台車部分のデータ×と等しいとすれ
ば上記算出方法はそのまま適用できる。
【0014】同様にNO.1,NO.3のコイル10に
関してもレーザ距離計40による高さデータから各コイ
ルの半径R、幅W、中心座標a,bが求まる。なお、傾
斜角θは通常小さいので算出不要であるが、必要な場合
は各Y座標におけるコイル中心のX座標の変化から容易
に求めることができる。
【0015】なお、図2では三角測量方式のレーザ距離
計を例として示したが、投受光部を一体化し、投受光の
時間差または位相差により距離を求めてもよい。また、
本実施例では受光部Mを複数台用いた例を示したが、一
台の受光部でその視野を広く取り、全てのレーザ光の反
射光を受光して、距離分布を求めてもよい。
【0016】図4は図3の他の実施例を示す部分平面図
及び部分正面図を示すものであり、コイル10の中心軸
がY軸に略垂直の場合である。この場合も全く同様にし
てレーザ距離計40による高さデータから各コイルの半
径R、幅W、中心座標a,bが求められるのでその詳細
は割愛する。
【0017】図5は図3の他の実施例を示す部分平面図
及び部分正面図、図6は図5に対する側面図である。本
実施例では、レーザ距離計の投光部をδY/2だけずら
してPA,PBと二列配置しており、したがって受光部
もδY/2だけずらしてMA,MBと二列配置してい
る。このようにレーザ距離計を配置すれば、図5に示す
ようにコイル幅W及びコイル中心のY座標bを求める場
合の計算精度が向上する。すなわち、高さデータが急変
する部分、すなわち×から○または○から×となる点の
Y座標の範囲がδY/2の精度で求められ、投光部を一
列配置した場合の図3または図4に比べて精度が向上す
る。
【0018】投光部を三列以上の複数列配置すればさら
に精度の向上が期待できる。この場合もまた、複数台で
はなく一台の受光部でその視野を広く取り、全てのレー
ザ光の反射光を受光して、距離分布を求めてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上、本発明にかかるコイルなどの円柱
状物体の位置測定方法は、距離計と円柱状物体との位置
関係を相対的に移動させるだけで、円柱状物体の位置な
どの必要なデータが求められる。その相対移動には天井
クレーンのクラブやコイル台車などが利用できる。さら
に、画像処理などの複雑な処理系を必要としないので、
測定装置が簡単で安価となる。また、光源にはレーザを
用いているので、画像処理ではコイルを背景から区別し
難い場合でも確実に距離データが得られるので、外乱光
の影響の少ない安定な位置測定が可能となる。従って、
天井クレーンなどによる、安全かつ確実な自動吊り上げ
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する測定系の正面図である。
【図2】同測定系の側面図である。
【図3】同測定系の部分平面図と部分正面図を同時に示
した図である。
【図4】図3の他の実施例を示す部分平面図及び部分正
面図を示す図である。
【図5】図3の他の実施例を示す部分平面図及び部分正
面図を示す図である。
【図6】図5の側面図である。
【符号の説明】
10 コイル 20 台車 30 天井クレーン 31 クラブ 40 レーザ距離計 P 投光部 M 受光部 S1,S2・・・S17 レーザ光 M1,M2・・・M17 受光部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレーザ光を円柱状物体を有する対
    象物体に向けて投光し、その複数の反射光を受光して各
    反射点までの距離を測定するレーザ距離計を有し、前記
    複数のレーザ光を所定の幅にわたって対象物体に照射
    し、複数のレーザ光が対象物体を横切るように相対移動
    させ、この間の距離計による複数の距離データから円柱
    状物体の位置座標を測定することを特徴とする円柱状物
    体位置測定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の円柱状物体位置測定方法
    において、レーザ距離計による複数の距離データから対
    象物体の高さ変化を測定し、高さが急変する位置から該
    円柱状物体の端面位置を測定し、高さが変化しない位置
    と、高さが徐々に変化する位置の内で最高高さとの差か
    ら該円柱状物体の直径を測定し、前記幅方向の任意の2
    点の座標の垂直2等分線及び前記端面から円柱状物体の
    位置座標を測定することを特徴とする円柱状物体位置測
    定方法。
  3. 【請求項3】 レーザ光が対象物体に対して投光された
    ビーム列であることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の円柱状物体位置測定方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のビーム列が一列に並んで
    いることを特徴とする円柱状物体位置測定方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のビーム列が複数列に並ん
    でいることを特徴とする円柱状物体位置測定方法。
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