JPH1171090A - 円柱状物体の計測方法 - Google Patents

円柱状物体の計測方法

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JPH1171090A
JPH1171090A JP24957697A JP24957697A JPH1171090A JP H1171090 A JPH1171090 A JP H1171090A JP 24957697 A JP24957697 A JP 24957697A JP 24957697 A JP24957697 A JP 24957697A JP H1171090 A JPH1171090 A JP H1171090A
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JP
Japan
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columnar object
center position
distance meter
measurement data
coil
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JP24957697A
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English (en)
Inventor
Toshio Yonetani
利雄 米谷
Hidenobu Adachi
秀信 足立
Yoshiya Yotakada
由弥 代高田
Hiroyoshi Yamada
裕善 山田
Kunihiko Nishibe
邦彦 西部
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SANPA KOGYO KK
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
Original Assignee
SANPA KOGYO KK
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円柱状物体の中心軸に対して直交する方向に
距離計を1回移動させるだけで、円柱状物体の外径及び
幅並びにその中心位置を検出することができる円柱状物
体の計測方法を提供すること。 【解決手段】 円柱状物体12の中心軸に対して直交す
る方向に距離計を移動することにより走査して計測した
円柱状物体12の外周上の計測点A,B,Cの計測デー
タから、距離計の移動中に円柱状物体の直径方向の中心
位置及び外径を演算するとともに、演算した円柱状物体
12の直径方向の中心位置Pの近傍位置において距離計
の移動を一時停止または連続移動し、円柱状物体12の
中心軸に平行な方向に距離計を走査して計測した円柱状
物体の外周上の計測データから、円柱状物体12の幅及
び幅方向の中心位置を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円柱状物体の計測
方法に関し、特に、クレーンにより製鋼コイル、製紙ロ
ール等の円柱状物体(本明細書において、単に「円柱状
物体」という。)を自動搬送する際、円柱状物体をクレ
ーンの吊り具にて正確に挟持し、吊り下げ、搬送するこ
とができるようにするために、円柱状物体の外径及び幅
並びにその中心位置を正確に計測するようにした円柱状
物体の計測方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、製鉄所のコイルヤードにおい
て、クレーンにより製鋼コイルを自動搬送するには、ま
ず、製鋼コイルの外径及び幅並びにその中心位置を検出
し、これに合わせてクレーンの吊り具を降下させ、挟持
し、吊り下げる必要がある。このため、従来の製鋼コイ
ルの計測方法においては、パレット上に搭載された製鋼
コイルの外径及び幅並びにその中心位置を検出するため
に、揺動機構付き一次元レーザ光距離計をクレーンのク
ラブ上に設置し、クラブを製鋼コイルの中心軸に対して
直交する方向に往復移動させ、クラブの往行移動時に計
測した製鋼コイルの外周上の計測データから、製鋼コイ
ルの直径方向の中心位置及び外径を演算した後、クラブ
を復行させ、製鋼コイルの直径方向の中心位置において
クラブの移動を一時停止し、製鋼コイルの中心軸に平行
な方向に一次元レーザ光距離計を走査して計測した製鋼
コイルの外周上の計測データから、製鋼コイルの幅及び
幅方向の中心位置を演算するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
製鋼コイルの計測方法においては、製鋼コイルの外径及
び幅並びにその中心位置を検出するために、一次元レー
ザ距離計を設置したクラブを製鋼コイルの中心軸に対し
て直交する方向に往復移動させる必要があり、このた
め、計測する製鋼コイルの個数が多くなると、クラブの
往復移動に要する時間が長くかかり、作業効率が低下す
るという問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の計測方法の有する問
題点に鑑み、円柱状物体の中心軸に対して直交する方向
に距離計を1回移動させるだけで、円柱状物体の外径及
び幅並びにその中心位置を検出することができる円柱状
物体の計測方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の円柱状物体の計測方法は、円柱状物体の中
心軸に対して直交する方向に距離計を移動することによ
り走査して計測した円柱状物体の外周上の計測データか
ら、距離計の移動中に円柱状物体の直径方向の中心位置
及び外径を演算するとともに、演算した円柱状物体の直
径方向の中心位置の近傍位置において距離計の移動を一
時停止または連続移動し、円柱状物体の中心軸に平行な
方向に距離計を走査して計測した円柱状物体の外周上の
計測データから、円柱状物体の幅及び幅方向の中心位置
を演算するようにしたことを特徴とする。
【0006】また、同じ目的を達成するため、本発明の
円柱状物体の計測方法は、円柱状物体の中心軸に対して
直交する方向に距離計を移動することにより走査して計
測した円柱状物体の外周上の計測データから、円柱状物
体の直径方向の中心位置及び外径を演算するとともに、
距離計の移動中に円柱状物体の最高位置を検出し、検出
した円柱状物体の最高位置の近傍位置において距離計の
移動を一時停止または連続移動し、円柱状物体の中心軸
に平行な方向に距離計を走査して計測した円柱状物体の
外周上の計測データから、円柱状物体の幅及び幅方向の
中心位置を演算するようにしたことを特徴とする。
【0007】この円柱状物体の計測方法は、円柱状物体
の中心軸に対して直交する方向に距離計を移動すること
により計測した円柱状物体の外周上の計測データから、
円柱状物体の直径方向の中心位置及び外径を演算すると
ともに、距離計の移動中に演算した円柱状物体の直径方
向の中心位置の近傍位置又は検出した円柱状物体の最高
位置の近傍位置において、距離計の移動を一時停止また
は連続移動し、円柱状物体の中心軸に平行な方向に距離
計を走査して計測した円柱状物体の外周上の計測データ
から、円柱状物体の幅及び幅方向の中心位置を演算する
ことにより、距離計を円柱状物体の中心軸に対して直交
する方向に1回移動させるだけで、円柱状物体の外径及
び幅並びにその中心位置を検出することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の円柱状物体の計測
方法の実施の形態を、製鉄所のコイルヤードに搬入、保
管される製鋼コイルの計測を自動運転可能なクレーンに
より行う場合を例に説明する。
【0009】図1に示すように、製鉄所のコイルヤード
には、複数の製鋼コイル10,11,12が、トレーラ
の荷台のパレット13上に、スキッド14,15,16
により位置決めされた状態で搭載されて搬入される。こ
の製鋼コイル10,11,12は、同径の場合もあれ
ば、本実施例に示すように、中径の製鋼コイル10、小
径の製鋼コイル11、大径の製鋼コイル12といった異
径のものが混在した状態で1つのパレット13上に搭載
される場合がある。この場合において、製鋼コイル1
0,11,12は、その中心軸がパレット13の長手方
向と直交するように搭載されているものとする。
【0010】コイルヤードには、天井に自動運転可能な
クレーン20を設置する。この天井クレーン20は、ガ
ーダ21と、このガーター21上を横行するクラブ22
と、クラブ22に昇降可能に吊下した製鋼コイルの吊具
23とから構成されている。また、天井クレーン20に
は、レーザ式距離計30と演算制御部40とからなる計
測装置が搭載されている。なお、距離計30には、上記
のレーザ式距離計のほか、超音波式距離計を用いること
ができる。ここで、天井クレーン20のガーダ21の走
行方向をX方向、これに直交するクラブ22の横行方向
をY方向、上下方向をZ方向とする。
【0011】レーザ式距離計30は、下方の製鋼コイル
10,11,12に向けてレーザ光を照射するレーザ光
源32と、照射されたレーザ光が製鋼コイル10,1
1,12などの表面に当って反射した反射光33を受光
する受光部34とを備えている。また、レーザ式距離計
30は、レーザ光走査機構を構成するスイングモータ3
5に連結されておリ、レーザ光源32と受光部34を含
むレーザ距離計30全体を、所定の角度の範囲内で揺動
することによリ、レーザ光31をX方向に走査できるよ
うに構成されている。そして、スイングモータ35によ
るレーザ距離計30の揺動角度は、エンコーダ36によ
って測定するように構成されている。
【0012】演算制御部40は、マイコンを内蔵してお
リ、レーザ距離計30のレーザ光源32、受光部34、
エンコーダ36等と電気的に接続され、受光部34で受
光したレーザ光の反射光等の信号を演算制御部40に入
力して必要なデータを得るように構成している。そし
て、演算制御部40は、レーザ光31とその反射光33
のなす角度を用いた三角測量方式の原理によリ、製鋼コ
イル10,11,12までの距離を演算し、記憶する機
能を備えている。これにより、レーザ距離計30を走査
することによリ得られた各製鋼コイル10,11,12
の計測データは、演算制御部40のメモリにストアさ
れ、レーザ距離計30を走査しながら、あるいは走査完
了後、メモリのデータを基にして、クレーン20による
製鋼コイル10,11,12の運搬に必要なデータ、す
なわち、各製鋼コイル10,11,12の外径、幅、中
心位置及び個数等を演算するようにする。この演算結果
は、演算制御部40を介して上位のコンピュータ(図示
省略)又は天井クレーン20のコントローラ(図示省
略)に報告されるように構成される。
【0013】次に、製鋼コイル外径、幅、中心位置及び
個数の計測方法を説明する。まず、製鋼コイル10,1
1,12の外径及びその中心位置を計測する方法につい
て説明する。図1に示すように、スイングモータ35を
停止した状態で、レーザ光31を鉛直方向に照射しなが
ら、クラブ22をガーダ21上を横行させることによ
り、距離計30をガーダ21の長手方向、すなわち、Y
方向(製鋼コイル10,11,12の中心軸に対して直
交する方向)に走査する。
【0014】図2は、距離計30をY方向に走査した場
合における演算制御部40のメモリにストアされた計測
データをY−Z面で示したものである。この場合、距離
計30の走査は連続的に行われるが、計測データは、離
散的にサンプリングされるので、メモリには多数の計測
データがストアされる。図2において、縦軸Zは、原点
Oを地面17上とした場合の、原点Oからの製鋼コイル
10,11,12の高さ分布を示している。すなわち、
計測データ100が製鋼コイル10、計測データ110
が製鋼コイル11、計測データ120が製鋼コイル1
2、計測データ130がパレット13、計測データ14
0がスキッド14、計測データ150がスキッド15、
計測データ170が地面17を示す。なお、計測データ
170は座標変換することにより高さ0となる。
【0015】図2におけるX方向(製鋼コイル10,1
1,12の中心軸方向)の位置は、ガーダ21に取リ付
けられたエンコーダなどによって測定することができ
る。また、Y方向(製鋼コイル10,11,12の中心
軸に対して直交する方向)の位置は、クラブ22に取リ
付けられたエンコーダなどによって測定することができ
る。
【0016】この計測データに基づいて、演算制御部4
0において、各製鋼コイル10,11,12のY及びZ
方向の中心座標P(Y0,Z0)、半径R及び個数を演
算する。まず、図2に示す計測データのうち、高さの値
Zがあらかじめ定めた値Zs以下の距離データを削除す
ることによリ、製鋼コイル10,11,12の外周上の
計測データ以外、例えば、パレット13、スキッド1
4,15,16、地面17等の距離データを排除する。
これにより、製鋼コイル10,11,12の外径及び中
心位置の演算を簡易化することができるとともに、有効
計測データの不連続点を検出することにより製鋼コイル
の個数を計測することができる。
【0017】ところで、本実施例においては、クラブ2
2をガーダ21上を横行させることにより、距離計30
をY方向に走査させながら、距離計30が各製鋼コイル
10,11,12のY方向のそれぞれの中心位置に到達
する前に、各製鋼コイル10,11,12のY方向の中
心座標を演算するようにする。これを、製鋼コイル12
について説明する(製鋼コイル10,11の場合も同
様。)と、製鋼コイル12のY及びZ方向の計測データ
120のうちの3箇所、すなわちA点、B点、C点の座
標を、それぞれ(Y1,Z1)、(Y2,Z2)、(Y
3,Z3)とする。
【0018】3箇所の計測データを、演算制御部40に
おいて、式(1)〜式(7)に基づいて演算することに
より、製鋼コイル12のY及びZ方向の中心座標P(Y
0,Z0)及び半径Rを演算することができる。すなわ
ち、 (Y0−Y1)2+(Z0−Z1)2=R2 ・・・・・(1) (Y0−Y2)2+(Z0−Z2)2=R2 ・・・・・(2) (Y0−Y3)2+(Z0−Z3)2=R2 ・・・・・(3) 2Y0(Y1−Y2)+2Z0(Z1−Z2)=A1 ・・・・・(4) 2Y0(Y1−Y3)+2Z0(Z1−Z3)=B1 ・・・・・(5) ここで、 A1=Y12−Y22+Z12−Z22 B1=Y12−Y32+Z12−Z32 Y0:製鋼コイル12のY方向の中心Pの座標 Z0:製鋼コイル12のZ方向の中心Pの座標 Y1:点AのY方向の座標 Z1:点AのZ方向の座標 Y2:点BのY方向の座標 Z2:点BのZ方向の座標 Y3:点CのY方向の座標 Z3:点CのZ方向の座標 である。の関係が成立し、これより、式(6)及び式
(7)が得られる。
【0019】
【式1】
【0020】このようにして、製鋼コイル12のY方向
及びZ方向の中心座標P(Y0,Z0)及び半径Rを算
出することにより、製鋼コイル12の外径及びその中心
位置を検出することができる。
【0021】そして、さらに、クラブ22をガーダ21
上を横行させることにより、距離計30をY方向に走査
させながら、上記検出結果に基づいて、距離計30が製
鋼コイル12のY方向の中心位置の近傍位置に到達した
ことを検知すると、クラブ22の横行を一時停止または
連続移動し、製鋼コイル12の幅及びその中心位置を計
測するようにする。
【0022】この製鋼コイル12の幅及びその中心位置
を計測する方法について説明する。図3に示すように、
距離計30を製鋼コイル12のY方向の中心位置の近傍
位置上に停止させた状態で、スイングモータ35を駆動
することにより、距離計30を所定の角度の範囲31
0,311内で揺動させ、レーザ光31をX方向に走査
する。
【0023】図4は、距離計30をX方向に走査した場
合における演算制御部40のメモリにストアされた計測
データをX−Z面で示したものである。この場合、距離
計30の走査は連続的に行われるが、計測データは、離
散的にサンプリングされるので、メモリには多数の計測
データがストアされる。図4において、縦軸Zは、原点
Oを地面17上とした場合の、原点Oからの製鋼コイル
12の高さ分布を示している。すなわち、計測データ1
20が製鋼コイル12、計測データ170が地面17を
示す。なお、計測データ170は座標変換することによ
り高さ0となる。この場合、Z方向の距離は、図3に示
すように、スイングモータ35の鉛直方向からの角度θ
を用い、実測定距離にcosθを乗じた値となる。
【0024】この計測データに基づいて、演算制御部4
0において、各製鋼コイル12の幅及びその中心位置
(X方向の中心座標X0)を演算する。まず、図4に示
す計測データのうち、高さの値Zがあらかじめ定めた値
Zs以下の距離データを削除することによリ、製鋼コイ
ル12の外周上の計測データ以外、例えば、パレット1
3、地面17等の距離データを排除する。これにより、
製鋼コイル12の幅及びその中心位置の演算を簡易化す
ることができる。
【0025】次に、製鋼コイル12のX方向の中心座標
X0及び幅Lを演算する。図4に示すように、製鋼コイ
ル12の外周上の多数の計測データ120のうち、両端
のデータXa,XbのX方向の算術平均、すなわち、 X0=(Xa+Xb)/2 ・・・・・(8) によリ製鋼コイル12のX方向の中心座標X0を求める
ことができ、その中心位置を検出することができる。ま
た、同様に両端のデータXa,Xbの差、すなわち、 L=Xb−Xa ・・・・・(9) によって製鋼コイル12の幅Lを求めることができる。
【0026】パレット13上に並列に搭載されている他
の製鋼コイル10,11についても、同様にして、クラ
ブ22をガーダ21上を横行させ、距離計30を製鋼コ
イル10,11のY方向の中心位置の近傍位置上に停止
させた状態で、スイングモータ35を駆動することによ
り、距離計30を所定の角度の範囲310,311内で
揺動させ、レーザ光31をX方向に走査させることによ
り、製鋼コイル10,11の外径及びその中心位置並び
に幅及びその中心位置を検出することができる。
【0027】この場合において、演算制御部40におい
て、前記3箇所の計測データ以外の別途任意に定める計
測点3点を定め、この計測点の計測データに基づいて、
上記A点、B点及びC点の場合と同様にして、製鋼コイ
ル10,11,12のY方向及びZ方向の中心座標P
(Y0,Z0)及び半径Rを算出することにより、製鋼
コイル10,11,12の外径及びその中心位置を検出
することができ、これら複数(2又はそれ以上)の演算
値を算術平均することにより、検出精度を向上すること
ができる。
【0028】ところで、上記実施例においては、スイン
グモータ35を駆動することにより、距離計30全体を
所定の角度の範囲310,311内で揺動させるように
したが、レーザ光31をX方向に走査させる手段は、こ
れに限定されず、例えば、図5〜図6に示すように、ス
キャンモータ39により2個の反射鏡38a,38bを
所定の角度の範囲380,381内で揺動させ、レーザ
光源32より照射されたレーザ光31を反射鏡38aに
より反射させ、製鋼コイルからの反射光は反射鏡38b
により反射させ、その反射光33を受光部34にて受光
するように構成することもできる。
【0029】また、上記実施例においては、製鋼コイル
10,11,12の中心軸がパレット13の長手方向と
直交するように搭載されている場合について説明した
が、本発明の円柱状物体の計測方法は、製鋼コイルの中
心軸がパレットの長手方向と平行に搭載されている場合
にも適用することができる。
【0030】また、上記実施例においては、製鋼コイル
10,11,12の幅及びその中心位置を計測するため
に、図3に示すように、距離計30を製鋼コイル12の
Y方向の中心位置の近傍位置上に停止させた状態で、ス
イングモータ35を駆動することにより、距離計30を
所定の角度の範囲310,311内で揺動させ、レーザ
光31をX方向に走査するようにしたが、このほか、ク
ラブ22をガーダ21上を横行させることにより、距離
計30を製鋼コイル10,11,12の中心軸に対して
直交する方向に走査させ、この走査中に、製鋼コイル1
0,11,12の最高位置を検出し、検出した製鋼コイ
ル10,11,12の最高位置の近傍位置上において距
離計30を停止させた状態で、スイングモータ35を駆
動することにより、距離計30を所定の角度の範囲内で
揺動させることにより、上記実施例の場合と同様に、製
鋼コイル10,11,12の幅及びその中心位置を計測
することができる。
【0031】さらに、上記実施例においては、製鉄所の
コイルヤードにおける製鋼コイルを計測する方法につい
て説明したが、本発明の円柱状物体の計測方法は、例え
ば、製紙ロール等の円柱状物体の形状及び位置検出に広
く適用することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明の円柱状物体の計測方法によれ
ば、円柱状物体の中心軸に対して直交する方向に距離計
を移動することにより計測した円柱状物体の外周上の計
測データから、円柱状物体の直径方向の中心位置及び外
径を演算するとともに、距離計の移動中に演算した円柱
状物体の直径方向の中心位置の近傍位置又は検出した円
柱状物体の最高位置の近傍位置において、距離計の移動
を一時停止または連続移動し、円柱状物体の中心軸に平
行な方向に距離計を走査して計測した円柱状物体の外周
上の計測データから、円柱状物体の幅及び幅方向の中心
位置を演算することにより、距離計を円柱状物体の中心
軸に対して直交する方向に1回移動させるだけで、円柱
状物体の外径及び幅並びにその中心位置を検出すること
ができる。これにより、距離計の移動に要する時間を短
縮化して、円柱状物体を自動搬送する際の作業効率を向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の円柱状物体の計測方法の一実施例を示
す説明図(正面図)である。
【図2】製鋼コイルのY−Z面の計測データを示す説明
図である。
【図3】本発明の円柱状物体の計測方法の一実施例を示
す説明図(側面図)である。
【図4】製鋼コイルのX−Z面の計測データを示す説明
図である。
【図5】レーザ光をX方向に走査させる異なる手段を示
す側面図である。
【図6】同平面図である。
【符号の説明】
10 製鋼コイル 11 製鋼コイル 12 製鋼コイル 20 クレーン 22 クラブ 30 レーザ距離計 31 レーザ光 32 レーザ光源 33 反射光 34 受光部 40 演算制御部
フロントページの続き (72)発明者 代高田 由弥 神奈川県横浜市中区かもめ町40番地 三波 工業株式会社内 (72)発明者 山田 裕善 兵庫県尼崎市下坂部3丁目11番1号 日立 機電工業株式会社内 (72)発明者 西部 邦彦 兵庫県尼崎市下坂部3丁目11番1号 日立 機電工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状物体の中心軸に対して直交する方
    向に距離計を移動することにより走査して計測した円柱
    状物体の外周上の計測データから、距離計の移動中に円
    柱状物体の直径方向の中心位置及び外径を演算するとと
    もに、演算した円柱状物体の直径方向の中心位置の近傍
    位置において距離計の移動を一時停止または連続移動
    し、円柱状物体の中心軸に平行な方向に距離計を走査し
    て計測した円柱状物体の外周上の計測データから、円柱
    状物体の幅及び幅方向の中心位置を演算するようにした
    ことを特徴とする円柱状物体の計測方法。
  2. 【請求項2】 円柱状物体の中心軸に対して直交する方
    向に距離計を移動することにより走査して計測した円柱
    状物体の外周上の計測データから、円柱状物体の直径方
    向の中心位置及び外径を演算するとともに、距離計の移
    動中に円柱状物体の最高位置を検出し、検出した円柱状
    物体の最高位置の近傍位置において距離計の移動を一時
    停止または連続移動し、円柱状物体の中心軸に平行な方
    向に距離計を走査して計測した円柱状物体の外周上の計
    測データから、円柱状物体の幅及び幅方向の中心位置を
    演算するようにしたことを特徴とする円柱状物体の計測
    方法。
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JP (1) JPH1171090A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5314796B1 (ja) * 2012-11-05 2013-10-16 三井造船株式会社 吊具の位置測定装置及び位置測定方法
JP2014044127A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Nhk Spring Co Ltd 中央位置検出装置、プログラム、記録媒体、及び方法
JP2021113131A (ja) * 2017-09-14 2021-08-05 株式会社日立プラントメカニクス コイル運搬用自動クレーンのコイル把持位置の位置決め方法

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