JPH0749100Y2 - ギア取付構造 - Google Patents

ギア取付構造

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JPH0749100Y2
JPH0749100Y2 JP7581390U JP7581390U JPH0749100Y2 JP H0749100 Y2 JPH0749100 Y2 JP H0749100Y2 JP 7581390 U JP7581390 U JP 7581390U JP 7581390 U JP7581390 U JP 7581390U JP H0749100 Y2 JPH0749100 Y2 JP H0749100Y2
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gear
bearing
shaft
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idle
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JP7581390U
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高木  政夫
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はギア取付構造に関し、詳しくは、端部に外嵌さ
れたベアリングによって固定枠に支持される軸に、前記
ベアリングと隣接状態で、且つ、軸芯方向の移動を規制
した状態で遊転ギアを支持するギア取付構造に関する。
〔従来の技術〕
前記ギア取付構造は、自動車や農業機械や産業機械等に
おいて、更に具体的には、前記各装置機械の変速機構等
において利用されている。
第3図は前記ギア取付構造を農用トラクタの変速機構に
適用したものを示しており、該ギア取付構造において
は、遊転ギア(G5)を支持する軸(12)の一端部が、該
軸(12)の端部に外嵌されたベアリング(B1)を介して
固定枠(11)に支持されている。
前記軸(12)には、前記ベアリング(B1)と隣接する状
態に遊転ギア(G5)が支持されている。そして、前記遊
転ギア(G5)の前記ベアリング(B1)から離れる方向へ
の移動を前記遊転ギア(G5)が遊転できる条件下で規制
するため、前記軸(12)のギア支持部分には、他の部分
よりも小径となった段部(12a)を、前記遊転ギア
(G5)の支持位置に対して反ベアリング(B1)側に形成
し、該段部(12a)によって、前記遊転ギア(G5)の前
記方向への移動を前記条件下で規制する。
また、前記ベアリング(B1)の外嵌位置が前記段部(12
a)側に寄り過ぎた状態となり、前記ベアリング(B1
の一部と前記段部(12a)とが前記遊転ギア(G5)を挟
むように押圧すると、前記遊転ギア(G5)の遊転が妨げ
られるようになる。そこで、前記軸(12)のギア支持部
分に、前記段部(12a)よりも更に小径の段部(12b)
を、前記段部(12a)よりも端部側に、スラストカラー
外嵌用として形成し、該スラストカラー外嵌用の段部
(12b)に外嵌したスラストカラー(21)によって、前
記ベアリング(B1)の外嵌位置の前記段部(12a)側へ
の寄り過ぎを防止する。換言すれば前記スラストカラー
(21)によって、前記遊転ギア(G5)の前記ベアリング
(B1)へ接近する方向への移動を前記遊転ギア(G5)が
遊転できる条件下で規制する。
尚、前記軸(12)の遊転ギア(G5)支持位置の反ベアリ
ング(B1)側近傍には、前記軸(12)と一体回転し且つ
前記遊転ギア(G5)との係合・離脱が自在なシフトギア
(G6)も支持されている。
上述したような遊転ギア(G5)及びシフトギア(G6)を
支持した前記軸(12)を備えてなる変速機構において、
変速操作を実行するときには、前記シフトギア(G6)を
レバー(図外)操作に基づいて軸方向へシフトすること
により、前記シフトギア(G6)と前記遊転ギア(G5)と
の係合・離脱を行い、その係合・離脱によって変速操作
の一部を行う。
〔考案が解決しようとする課題〕
かかるギア取付構造における前記軸(12)の製作時に
は、前記遊転ギア(G5)の移動を規制するための段部
(12a)に加え、前記スラストカラー外嵌用の段部(12
b)を加工する必要があり、前記軸(12)の段部加工が
二段の段部加工となってその加工費が嵩むという問題が
ある。
本考案は、かかる実情に着目して創案されたものであ
り、前記遊転ギアの遊転を従来通り確保しつつ前記軸の
加工費の低減を図り得るギア取付構造を提供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によるギア取付構造の特徴構成は、前記軸のギア
支持部分を他の部分よりも小径にして前記軸に段部を形
成し、その段部により、前記遊転ギアの前記ベアリング
から離れる方向への移動を前記遊転ギアが遊転できる条
件下で規制すると共に、前記ベアリングの内輪の内周面
に形成された係止溝に係止された止め輪にて前記軸の軸
方向移動を規制しつつ、前記ベアリングの内輪にて前記
遊転ギアの前記ベアリングへ接近する方向への移動を前
記遊転ギアが遊転できる条件下で規制する点にあり、そ
の作用・効果は次の通りである。
〔作用〕
かかる本考案のギア取付構造においては、前記遊転ギア
の遊転を確保するのに、前記軸のギア支持部分に段部を
一段だけ形成しておき、その段部によって前記遊転ギア
の前記ベアリングから離れる方向への移動を前記遊転ギ
アが遊転できる条件下で規制する。そして、従来のギア
取付構造におけるスラストカラー外嵌用の段部及びそこ
に外嵌されるスラストカラーの機能は、前記係止溝に係
止された止め輪によって前記軸の移動を規制しつつ、前
記ベアリングの内輪にて前記遊転ギアの前記ベアリング
へ接近する方向への移動を前記遊転ギアが遊転できる条
件下で規制することによって代替する。
〔考案の効果〕
かかるギア取付構造においては、その軸の製作時に、該
軸におけるギア支持部分の段部加工が一段だけの加工で
済み、該軸の加工費が低減される。しかも、前記遊転ギ
アの遊転も従来通り確保される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて説明す
る。尚、該図面において第3図と同一符号で表示した部
分は、従来構造における各部分と同等の部分を示してい
る。
第1図は、本考案のギア取付構造を備えた農用トラクタ
の走行系の変速機構(A)及びPTO系の変速機構(B)
を示している。
前記変速機構(A),(B)のうちの走行系の変速機構
(A)においては、固定枠としてのクラッチハウジング
(11)の軸受前壁(11a)及び軸受後壁(11b)に夫々取
り付けられたベアリング(B3),(B4)にて両端部が支
持された駆動側軸(14)に、4個のギア(G1),
(G2),(G3),(G4)が一体的に形成されており、該
ギア(G1),(G2),(G3),(G4)は前記駆動側軸
(14)と一体回転するようになっている。
また、前記軸受前壁(11a)及び軸受後壁(11b)の他の
部位に装着されたベアリング(B1),(B2)にて、両端
部が支持された走行系変速軸(12)には、該軸(12)と
係合して一体回転し且つ軸方向シフトが可能な3個・2
個のシフトギア(G6);(G7),(G8)(該シフトギア
(G6);(G7),(G8)のうちの後側2個のシフトギア
(G7),(G8)は一体構造となっている)、及び、前側
に位置するベアリング(B1)と隣接状態に配置され且つ
前記軸(12)に対して遊転状態に外嵌された遊転ギア
(G5)が支持されている。
前記シフトギア(G6);(G7),(G8)のうちの前側の
シフトギア(G6)が前側へシフトされると、前記遊転ギ
ア(G5)は、前記4個のギア(G1),(G2),(G3),
(G4)のうちから選択されるギア(G1)との噛合によっ
て伝えられる伝動力を、前記軸(12)へ伝える。尚、該
前側のシフトギア(G6)が後側へシフトされると、該シ
フトギア(G6)は、前記4個のギア(G1),(G2),
(G3),(G4)のうちから選択されるギア(G2)と噛合
する。また、前記シフトギア(G6);(G7),(G8)の
うちの後側のシフトギア(G7),(G8)が前側へシフト
されると、該シフトギア(G7),(G8)のうちの前側ギ
ア(G7)は、前記4個のギア(G1),(G2),(G3),
(G4)のうちから選択されるギア(G3)と噛合する。な
お、該後側のシフトギア(G7),(G8)が後側へシフト
されると、該シフトギア(G7),(G8)のうちの後側ギ
ア(G8)は、前記4個のギア(G1),(G2),(G3),
(G4)のうちから選択されるギア(G4)と噛合する。か
くして、前記シフトギア(G6);(G7),(G8)が適宜
選択されてシフトされることにより、前記走行系変速軸
(12)の変速が行われるようになっている。
さて、前記遊転ギア(G5)は、ギア伝動及び変速操作を
確実にするために、該遊転ギア(G5)の前記前側のベア
リング(B1)から離れる方向への移動及び前記前側のベ
アリング(B1)へ接近する方向への移動が、前記遊転ギ
ア(G5)が遊転できる条件下に規制される必要がある。
そこで、前記軸(12)のギア支持部分に、他の部分より
も小径となった段部(12a)を前記前側のベアリング(B
1)とは反対側に形成し、該段部(12a)によって、前記
遊転ギア(G5)の前記前側のベアリング(B1)から離れ
る方向への移動を前記条件下で規制する。しかも、前記
前側のベアリング(B1)の内輪(13)の内周面に係止溝
(13a)を形成しておき、該係止溝(13a)に止め輪(1
4)を係止し、該係止溝(13a)に係止された止め輪(1
4)にて前記軸(12)の軸方向移動を規制する。そし
て、その規制と共に、前記ベアリング(B1)の内輪(1
3)にて前記遊転ギア(G5)の前記前側のベアリング(B
1)へ接近する方向への移動を前記条件下で規制する。
そして、これらの規制を行うことによって前記遊転ギア
(G5)の有効な遊転を確保するようにする。
尚、前記変速機構(A),(B)のうちのPTO系の変速
機構(B)においても、上述の走行系の変速機構(A)
の変速軸(12)によって遊転ギア(G5)及びシフトギア
(G6);(G7),(G8)が支持されているのと同様、PT
O系変速軸(18)によって遊転ギア(G10)及びシフトギ
ア(G11);(G12),(G13)が支持されている。かか
る変速機構(B)においても、第1図のように、本考案
が適用できるのは勿論である。
尚、前記各ギア(G1),(G2),(G3),(G4),
(G5),(G6),(G7),(G8),(G10),(G11),
(G12),(G13)の歯側面には、歯部が先細りするよう
に形成されたチャンファ面(具体的には、歯径方向に想
定される面から先細り方向へ3〜10°程度傾斜するチャ
ンファ面)が略全歯丈にわたって設けられているが、本
実施例では第2図に示すように、前記チャンファ面が形
成された歯側面の先端側に、全歯丈の1/2〜1/3にわたっ
て前記チャンファ面から更に先細り方向へ15°程度傾斜
する面取り部(GM)が設けられている。
前記各ギア(G1),(G2),(G3),(G4),(G5),
(G6),(G7),(G8),(G10),(G11),
(G12),(G13)の歯側面に上述のような面取り部(G
M)が設けられている場合には、各ギアの変速操作のた
めのシフト時に、各ギアの歯先部の欠けや歯先表面層の
剥離が防止される。なぜなら、前記面取り部(GM)が設
けられていると、各ギアがシフトされて噛み合うときに
おける各歯部の相互の当たり部が、剛性の高い歯基部側
へ移行するようになるからである。
〔別実施例〕
本考案のギア取付構造は、農用トラクタ以外の装置、例
えば自動車や産業機械等の機械装置においても、また前
記変速機構以外の機構、例えば変速を伴わない単なるギ
ア伝動機構においても適用することができる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にするために符号を記すが、この記入によって本考案は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のギア取付構造を備えた農用トラクタの
変速機構を示す断面図、第2図は前記変速機構に用いら
れている各ギアの要部を示す説明図、第3図は従来のギ
ア取付構造を示す断面である。 (11)……固定枠、(12)……軸、(12a)……段部、
(13)……内輪、(13a)……係止溝、(14)……止め
輪、(B1)……ベアリング、(G5)……遊転ギア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】端部に外嵌されたベアリング(B1)によっ
    て固定枠(11)に支持される軸(12)に、前記ベアリン
    グ(B1)と隣接状態で、且つ、軸芯方向の移動を規制し
    た状態で遊転ギア(G5)を支持するギア取付構造であっ
    て、 前記軸(12)のギア支持部分を他の部分よりも小径にし
    て前記軸(12)に段部(12a)を形成し、その段部(12
    a)により、前記遊転ギア(G5)の前記ベアリング
    (B1)から離れる方向への移動を前記遊転ギア(G5)が
    遊転できる条件下で規制すると共に、 前記ベアリング(B1)の内輪(13)の内周面に形成され
    た係止溝(13a)に係止された止め輪(14)にて前記軸
    (12)の軸方向移動を規制しつつ、前記ベアリング
    (B1)の内輪(13)にて前記遊転ギア(G5)の前記ベア
    リング(B1)へ接近する方向への移動を前記遊転ギア
    (G5)が遊転できる条件下で規制するようになっている
    ギア取付構造。
JP7581390U 1990-07-17 1990-07-17 ギア取付構造 Expired - Lifetime JPH0749100Y2 (ja)

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JPH0434546U JPH0434546U (ja) 1992-03-23
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